JP2013146004A - 振動デバイス及び電子機器 - Google Patents
振動デバイス及び電子機器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013146004A JP2013146004A JP2012005956A JP2012005956A JP2013146004A JP 2013146004 A JP2013146004 A JP 2013146004A JP 2012005956 A JP2012005956 A JP 2012005956A JP 2012005956 A JP2012005956 A JP 2012005956A JP 2013146004 A JP2013146004 A JP 2013146004A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- electrically connected
- mounting terminal
- thermistor
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Abstract
【解決手段】水晶振動子1は、水晶振動片10と、サーミスター20と、コンデンサー21と、水晶振動片10、サーミスター20、コンデンサー21が収容されたパッケージ30と、を備え、水晶振動片10は、電極端子37bと電極端子37dとに電気的に接続され、サーミスター20とコンデンサー21とは、電極端子37aと電極端子37cとの間に、互いに電気的に並列に接続されていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
上記水晶振動子は、サーミスターにおける周辺温度の変化に伴う抵抗値の変化に基づいて水晶片の動作温度を検出し、この検出結果に基づいて温度補償機構(以下、温度補償回路という)が、周辺温度の変化に伴う水晶片(以下、振動片という)の共振周波数のずれを補正することにより、優れた周波数温度特性を得ることができるとされている。
これにより、振動デバイスは、例えば、サーミスターの検出信号がゆらぐなど、実質的にサーミスターの温度検出精度が悪化したのと同じこととなり、サーミスターにおける周辺温度の変化に伴う検出信号の変化(例えば、電圧値の変化)に基づいて行われる温度補償回路による振動片の共振周波数の補正に不具合を生じ、周波数温度特性が劣化する虞がある。
この結果、振動デバイスは、感温素子の検出信号のゆらぎなどが低減し、温度検出精度が実質的に向上したこととなり、温度補償回路による優れた周波数温度特性を得ることができる。
これにより、振動デバイスは、容量素子を含んだノイズ除去用素子がバイパスコンデンサーとして機能し、感温素子の検出信号に重畳するノイズを低減することができる。
これにより、振動デバイスは、感温素子の検出信号に重畳するノイズを低減しつつ、感温素子の検出信号を、例えば、第1実装端子から供給される電源電圧を第1抵抗素子によって分圧した所望の電圧に応じた検出信号として、第3実装端子から出力することが可能となる。
これにより、振動デバイスは、容量素子を含んだノイズ除去用素子がバイパスコンデンサーとして機能し、第1抵抗素子を経由して感温素子の検出信号に重畳するノイズを低減することができる。
加えて、振動デバイスは、感温素子の一方の電極が第3実装端子と電気的に接続されていることから、ノイズが低減された感温素子の検出信号を、例えば、第1実装端子から供給される電源電圧を第1抵抗素子によって分圧した所望の電圧に応じた検出信号として、第3実装端子から出力することが可能となる。
これにより、振動デバイスは、第2抵抗素子及び容量素子を含んだノイズ除去用素子が、ローパスフィルターとして機能することから、感温素子の検出信号に重畳する所定の周波数以上のノイズを除去することができる。
この結果、振動デバイスは、ノイズが低減された感温素子の検出信号を第3実装端子から出力することが可能となる。
最初に、振動デバイスの一例としての水晶振動子について説明する。
図1は、第1実施形態の水晶振動子の概略構成を示す模式図である。図1(a)は、リッド側から見た平面図であり、図1(b)は、図1(a)のA−A線での断面図であり、図1(c)は、底面側から見た平面図である。なお、図1(a)を含む以下のリッド側から見た平面図では、リッドを省略してある。また、分かり易くするために、各構成要素の寸法比率は実際と異なる。
図2は、第1実施形態の水晶振動子に収容された感温素子及びノイズ除去用素子を含む水晶振動子の駆動に関わる回路図である。
水晶振動片10は、振動部11の一方の主面13及び他方の主面14に形成された略矩形の励振電極15,16から引き出された引き出し電極15a,16aが、基部12に形成されている。
引き出し電極15aは、一方の主面13の励振電極15から、水晶振動片10の長手方向(紙面左右方向)に沿って基部12に引き出され、基部12の側面に沿って他方の主面14に回り込み、他方の主面14の励振電極16の近傍まで延在している。
引き出し電極16aは、他方の主面14の励振電極16から、水晶振動片10の長手方向に沿って基部12に引き出され、基部12の側面に沿って一方の主面13に回り込み、一方の主面13の励振電極15の近傍まで延在している。
励振電極15,16及び引き出し電極15a,16aは、例えば、Cr(クロム)を下地層とし、その上にAu(金)が積層された構成の金属被膜となっている。
サーミスター20には、例えば、温度の上昇に対して抵抗が減少するNTC(Negative Temperature Coefficient)サーミスターと呼ばれるサーミスターが用いられている。NTCサーミスターは、温度の変化に対する抵抗値の変化が比例的なため、温度センサーとして多用されている。
サーミスター20は、上述したように水晶振動片10近傍の温度をより正確に検出するために、電子機器において水晶振動子1から離れて配置されたICチップ内に集積化されることなく、外付け部品として水晶振動子1に収容されている。
ここで、図2に示すように、サーミスター20は、水晶振動片10に対して電気的に独立しており、水晶振動片10とは電気的に非接続となっている。
ここで、図2に示すように、コンデンサー21は、水晶振動片10とは電気的に非接続となっている。
パッケージベース31には、セラミックグリーンシートを成形して積層し焼成した酸化アルミニウム質焼結体、ムライト質焼結体、窒化アルミニウム質焼結体、炭化珪素質焼結体、ガラスセラミックス焼結体などのセラミックス系の絶縁性材料(積層セラミックに相当)、水晶、ガラス、シリコン(高抵抗シリコン)などが用いられている。
リッド32には、パッケージベース31と同材料、または、コバール、42アロイ、ステンレス鋼などの金属が用いられている。
なお、リッド32に樹脂などの絶縁性材料を使用する場合には、シールド性を確保するために、リッド32の主面(少なくともパッケージベース31側の面)が金属のメッキや導電膜によって覆われたものを用いることが好ましい。
第1凹部34及び第2凹部36は、平面形状が略矩形であって、それぞれ第1主面33及び第2主面35の略中央部に設けられている。なお、水晶振動子1は、パッケージベース31の第1凹部34と第2凹部36とが、平面視で重なるように設けられていることにより、パッケージ30の小型化が図られている。
水晶振動片10は、引き出し電極15a,16aが、金属フィラーなどの導電性物質が混合された、エポキシ系、シリコーン系、ポリイミド系などの導電性接着剤40を介して内部端子34b,34cに接合されている。
なお、パッケージベース31の気密に封止された第1凹部34内は、減圧された真空状態(真空度の高い状態)または窒素、ヘリウム、アルゴンなどの不活性ガスが充填された状態となっている。
サーミスター20は、電極20a,20bがハンダ、導電性接着剤などの接合部材41を介して電極パッド36b,36cに接合されている。コンデンサー21は、電極21a,21bが接合部材41を介して電極パッド36d,36eに接合されている。
これにより、サーミスター20及びコンデンサー21は、第2凹部36に収容されたこととなる。なお、電極パッド36bと電極パッド36dとは互いに接続され、電極パッド36cと電極パッド36eとは互いに接続されている。
4つの電極端子37a〜37dのうち、例えば、一方の対角に位置する2つの電極端子37b,37dは、図示しない内部配線により水晶振動片10の引き出し電極15a,16aに接合された内部端子34b,34cと電気的に接続されている。具体的には、例えば、電極端子37bが内部端子34bと電気的に接続され、電極端子37dが内部端子34cと電気的に接続されている。
なお、電極端子37cとリッド32との電気的な接続には、パッケージベース31の外側の角部に、パッケージベース31の厚み方向に沿って形成された図示しないキャスタレーション(凹部)に設けられた導電膜を用いてもよい。
この際、水晶振動子1は、サーミスター20が温度センサーとして水晶振動片10近傍の温度を検出し、それを電極端子37aを経由して電源から供給される電圧値の変化に変換し、検出信号として電極端子37aから出力する。
発振回路は、入力された補正信号に基づいて補正された駆動信号を水晶振動片10に印加し、温度変化に伴い変動する水晶振動片10の共振周波数を、所定の周波数になるように補正する。
これにより、水晶振動子1は、サーミスター20の検出信号に重畳する、例えば、水晶振動片10の発振信号などのノイズを低減することができる。
この結果、水晶振動子1は、サーミスター20の検出信号のゆらぎなどが低減し、温度検出精度が実質的に向上したこととなり、温度補償回路による優れた周波数温度特性を得ることができる。
加えて、水晶振動子1は、リッド32と電気的に接続されている電極端子37cが、アース端子(GND端子)であることから、電極端子37cが接地(アース)されることにより、シールド性能を更に向上させることができる。
次に、第1実施形態の変形例について説明する。
図3は、第1実施形態の変形例の水晶振動子の概略構成を示す模式図である。図3(a)は、リッド側から見た平面図であり、図3(b)は、図3(a)のA−A線での断面図であり、図3(c)は、底面側から見た平面図である。
なお、第1実施形態との共通部分には、同一符号を付して詳細な説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
水晶振動子2は、パッケージベース131の第1主面33が凹部(第1凹部34、図1参照)のない平坦な面で構成され、この第1主面33に水晶振動片10を搭載する内部端子34b,34cが設けられている。
水晶振動子2は、リッド132のキャップ部分の膨らみにより、水晶振動片10の振動が可能な内部空間が確保されている。
リッド132は、つば部132aがシームリング、ろう材、導電性接着剤などの導電性接合部材138を介してパッケージベース131の第1主面33に接合されている。
水晶振動子2は、上記内部空間が第1実施形態と同様に、減圧された真空状態(真空度の高い状態)または窒素、ヘリウム、アルゴンなどの不活性ガスが充填された状態となっている。
なお、このキャップ状に形成されたリッドを用いる構成は、以下の各実施形態及び各変形例にも適用可能である。
次に、第2実施形態の振動デバイスの一例としての水晶振動子について説明する。
図4は、第2実施形態の水晶振動子の概略構成を示す模式図である。図4(a)は、リッド側から見た平面図であり、図4(b)は、図4(a)のA−A線での断面図であり、図4(c)は、底面側から見た平面図である。図5は、第2実施形態の水晶振動子に収容された感温素子及びノイズ除去用素子を含む水晶振動子の駆動に関わる回路図である。
なお、第1実施形態との共通部分には、同一符号を付して詳細な説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
水晶振動子3は、パッケージベース231の第2主面35側に、パッケージベース231の長手方向(紙面左右方向)に沿って延びる一対の脚部239a,239bを備え、一方の脚部239aと他方の脚部239bとの間に、凹状の収容部である第2凹部236が設けられている。そして、第2主面35の電極端子37aと電極端子37dとの間に第3実装端子としての電極端子37eが設けられている。
第1抵抗22は、例えば、チップ型(直方体形状)の抵抗体であって、一対の電極22a,21bを長手方向の両端に有し、図5に示すように、分圧抵抗としてサーミスター20と電源(電極端子37a)との間に電気的に直列に接続されている。
詳述すると、水晶振動子3は、例えば、電源電圧が3.0V、サーミスター20の抵抗値が100kΩの場合に、抵抗値が100kΩの第1抵抗22を電源とサーミスター20との間に直列に接続することにより、サーミスター20と第1抵抗22との間の電圧を半分の1.5Vに分圧することができる。
この第1抵抗22は、電子機器のICチップ内に集積化されてしまうと、サーミスター20の抵抗値などの特性ばらつきや仕様変更に対する調整(抵抗値変更など)が困難となることから、仕様に応じて適宜、最適な抵抗値を選択可能とするために外付け部品として水晶振動子3に搭載されている。
ここで、図5に示すように、第1抵抗22は、水晶振動片10とは電気的に非接続となっている。
第1抵抗22は、電極22a,22bが接合部材41を介して電極パッド36n,36pに接合されている。電極パッド36nは、内部配線36f(1)、導通ビア36gを経由して電極端子37aと接続され、電極パッド36pは、内部配線36f(2)を経由してサーミスター20の電極20aが接合された電極パッド36bと接続されている。更に、電極パッド36bは、内部配線36j、導通ビア36kを経由して電極端子37eと接続されている。
これにより、水晶振動子3は、水晶振動片10近傍の温度を検出したサーミスター20の検出信号に重畳するノイズを、コンデンサー21によって低減しつつ、サーミスター20の検出信号を、電極端子37aから供給される電源電圧を第1抵抗22によって分圧した所望の電圧に応じた検出信号として、電極端子37eからA/D変換回路を介して温度補償回路へ出力することが可能となる。
この結果、水晶振動子3は、例えば、検出信号をA/D変換が効率的に行える好適なレベルにすることができる。
この結果、水晶振動子3は、水晶振動片10が搭載されている第1主面33側と、サーミスター20が収容されている第2凹部236側との温度差が少なくなることから、水晶振動片10近傍の温度をより正確に検出することができる。
なお、水晶振動子3の第2凹部236は、温度上昇などによる支障がなければ、第1実施形態の第2凹部36のような周囲がすべて囲まれた形状であってもよい。
次に、第2実施形態の変形例について説明する。
図6は、第2実施形態の変形例の水晶振動子の概略構成を示す模式図である。図6(a)は、リッド側から見た平面図であり、図6(b)は、図6(a)のA−A線での断面図であり、図6(c)は、底面側から見た平面図である。図7は、第2実施形態の変形例の水晶振動子に収容された感温素子及びノイズ除去用素子を含む水晶振動子の駆動に関わる回路図である。
なお、第2実施形態との共通部分には、同一符号を付して詳細な説明を省略し、第2実施形態と異なる部分を中心に説明する。
具体的には、水晶振動子4は、コンデンサー21の一方の電極21aが接合された電極パッド36dが、内部配線36r、内部配線36f(1)、導通ビア36gを経由して電極端子37aと接続されている。これにより、水晶振動子4は、コンデンサー21の一方の電極21aが電極端子37aと電気的に接続されている。
そして、水晶振動子4は、第2実施形態と同様に、サーミスター20の他方の電極20bと、コンデンサー21の他方の電極21bとが、電極端子37c(第2実装端子)と電気的に接続されていることとなる。
これにより、水晶振動子4は、コンデンサー21がバイパスコンデンサーとして機能し、第1抵抗22を経由してサーミスター20の検出信号に重畳するノイズを低減することができる。
また、水晶振動子4は、第2実施形態と同様に、サーミスター20の一方の電極20aが電極端子37eと電気的に接続されていることから、ノイズが低減されたサーミスター20の検出信号を、電極端子37aから供給される電源電圧を第1抵抗22によって分圧した所望の電圧に応じた検出信号として、電極端子37eからA/D変換回路を介して温度補償回路へ出力することが可能となる。
次に、第3実施形態の振動デバイスの一例としての水晶振動子について説明する。
図8は、第3実施形態の水晶振動子の概略構成を示す模式図である。図8(a)は、リッド側から見た平面図であり、図8(b)は、図8(a)のA−A線での断面図であり、図8(c)は、底面側から見た平面図である。図9は、第3実施形態の水晶振動子に収容された感温素子及びノイズ除去用素子を含む水晶振動子の駆動に関わる回路図である。
なお、第1実施形態及び第2実施形態との共通部分には、同一符号を付して詳細な説明を省略し、第1実施形態及び第2実施形態と異なる部分を中心に説明する。
水晶振動子5は、ノイズ除去用素子が一対の電極を備えた第2抵抗素子としての第2抵抗23と一対の電極を備えた容量素子としてのコンデンサー21とを含んで構成されている。
第2抵抗23は、第1抵抗22と同様に、例えば、チップ型(直方体形状)の抵抗体であって、一対の電極23a,23bを長手方向の両端に有し、第1抵抗22が収容されていた場所に配置されている。
図9に示すように、水晶振動子5は、サーミスター20と電極端子37eとの間に第2抵抗23が接続され、電極端子37eと電極端子37cとの間にコンデンサー21が接続されている。これにより、水晶振動子5は、電極端子37aと電極端子37cとの間に、サーミスター20とノイズ除去用素子とが、電気的に並列に接続されていることとなる。
ここで、図9に示すように、第2抵抗23及びコンデンサー21は、水晶振動片10とは電気的に非接続となっている。
第2抵抗23は、電極23a,23bが接合部材41を介して電極パッド36s,36tに接合されている。電極パッド36sは、内部配線36f(1)、導通ビア36gを経由して電極端子37aと接続されると共に、内部配線36f(2)を経由してサーミスター20の電極20aが接合された電極パッド36bと接続されている。
電極パッド36tは、内部配線36j、導通ビア36kを経由して電極端子37eと接続され、更に内部配線36jを経由してコンデンサー21の一方の電極21aが接合された電極パッド36dと接続されている。
そして、水晶振動子5は、サーミスター20の一方の電極20aと第2抵抗23の一方の電極23aとが、互いに電気的に接続され、第2抵抗23の他方の電極23bとコンデンサー21の一方の電極21aとが、互いに電気的に接続され、且つ、電極端子37e(第3実装端子)と電気的に接続されていることとなる。
そして、水晶振動子5は、第1実施形態及び第2実施形態と同様に、サーミスター20の他方の電極20bとコンデンサー21の他方の電極21bとが、電極端子37cと電気的に接続されていることとなる。
これにより、水晶振動子5は、第2抵抗23及びコンデンサー21を含んだノイズ除去用素子が、ローパスフィルターとして機能することから、サーミスター20の検出信号に重畳する所定の周波数以上のノイズを除去することができる。
この結果、水晶振動子5は、ノイズが低減されたサーミスター20の検出信号を、電極端子37eからA/D変換回路を介して温度補償回路へ出力することが可能となる。
なお、上記所定の周波数は、水晶振動片10の共振周波数(発振周波数)や、水晶振動子5の用途などに応じて適宜設定される。
次に、第3実施形態の変形例について説明する。
図10は、第3実施形態の変形例の水晶振動子の概略構成を示す模式図である。図10(a)は、リッド側から見た平面図であり、図10(b)は、図10(a)のA−A線での断面図であり、図10(c)は、底面側から見た平面図である。図11は、第3実施形態の変形例の水晶振動子に収容された感温素子及びノイズ除去用素子を含む水晶振動子の駆動に関わる回路図である。
なお、第3実施形態との共通部分には、同一符号を付して詳細な説明を省略し、第3実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図11に示すように、水晶振動子6は、サーミスター20と電極端子37aとの間に第1抵抗22が接続されている。ここで、図11に示すように、第1抵抗22は、水晶振動片10とは電気的に非接続となっている。
第1抵抗22は、第2抵抗23の隣(紙面左隣)に配置され、電極22a,22bが接合部材41を介して電極パッド36n,36pに接合されている。第1抵抗22の電極22aが接合された電極パッド36nは、内部配線36f(1)、導通ビア36gを経由して電極端子37aと接続され、第1抵抗22の電極22bが接合された電極パッド36pは、内部配線36f(2)を経由してサーミスター20の電極20aが接合された電極パッド36bと接続されている。
これにより、水晶振動子6は、電極端子37aと電極端子37cとの間に、第1抵抗22を介して、サーミスター20と、第2抵抗23及びコンデンサー21を含んだノイズ除去用素子とが、電気的に並列に接続されていることとなる。
次に、上述した水晶振動子を備えた電子機器として、携帯電話を一例に挙げて説明する。
図12は、第4実施形態の携帯電話を示す模式斜視図である。
携帯電話700は、上記各実施形態及び各変形例の水晶振動子(1〜6のいずれか)を備えた携帯電話である。
図12に示す携帯電話700は、上述した水晶振動子(1〜6のいずれか)を、例えば、基準クロック発振源などのタイミングデバイスとして用い、更に液晶表示装置701、複数の操作ボタン702、受話口703、及び送話口704を備えて構成されている。なお、携帯電話700の形態は、図示のタイプに限定されるものではなく、いわゆるスマートフォンタイプでもよい。
これによれば、携帯電話700に代表される電子機器は、水晶振動片10を駆動する発振回路と共に、水晶振動片10の温度変化に伴う周波数変動を補正する温度補償回路を備えていることから、発振回路が発振する共振周波数を温度補償することができ、温度特性に優れた電子機器を提供することができる。
なお、振動片の材料としては、水晶に限定されるものではなく、タンタル酸リチウム(LiTaO3)、四ホウ酸リチウム(Li2B4O7)、ニオブ酸リチウム(LiNbO3)、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、酸化亜鉛(ZnO)、窒化アルミニウム(AlN)などの圧電体、またはシリコン(Si)などの半導体でもよい。
また、厚みすべり振動の駆動方法は、圧電体の圧電効果によるものの他に、クーロン力による静電駆動であってもよい。
Claims (8)
- 振動片と、
感温素子と、
ノイズ除去用素子と、
前記振動片、前記感温素子、前記ノイズ除去用素子が収容されている容器と、を備え、
前記感温素子と前記ノイズ除去用素子とは、互いに電気的に並列に接続されていることを特徴とする振動デバイス。 - 前記容器は、第1実装端子、第2実装端子、を備え、
前記ノイズ除去用素子は、一対の電極を備えた容量素子を含み、
前記感温素子は一対の電極を備え、
前記感温素子の一方の前記電極と前記容量素子の一方の前記電極とが、前記第1実装端子と電気的に接続され、
前記感温素子の他方の前記電極と前記容量素子の他方の前記電極とが、前記第2実装端子と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の振動デバイス。 - 前記容器に第1抵抗素子が更に収容され、
前記容器は、第3実装端子を更に備え、
前記感温素子の一方の前記電極及び前記容量素子の一方の前記電極と前記第1実装端子との間に前記第1抵抗素子が電気的に直列に接続され、且つ、前記感温素子の一方の前記電極が前記第3実装端子と電気的に接続されていることを特徴とする請求項2に記載の振動デバイス。 - 前記容器に第1抵抗素子が更に収容され、
前記容器は、第1実装端子、第2実装端子、第3実装端子、を備え、
前記ノイズ除去用素子は、一対の電極を備えた容量素子を含み、
前記感温素子は一対の電極を備え、
前記容量素子の一方の前記電極が、前記第1実装端子と電気的に接続され、
前記感温素子の一方の前記電極と前記第1実装端子との間に前記第1抵抗素子が電気的に直列に接続され、且つ、前記感温素子の一方の前記電極が前記第3実装端子と電気的に接続され、
前記感温素子の他方の前記電極と前記容量素子の他方の前記電極とが、前記第2実装端子と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の振動デバイス。 - 前記容器は、第1実装端子、第2実装端子、第3実装端子、を備え、
前記ノイズ除去用素子は、一対の電極を備えた第2抵抗素子と一対の電極を備えた容量素子とを含み、
前記感温素子は一対の電極を備え、
前記感温素子の一方の前記電極が、前記第1実装端子と電気的に接続され、
前記感温素子の他方の前記電極が、前記第2実装端子と電気的に接続され、
前記感温素子の一方の前記電極と前記第2抵抗素子の一方の前記電極とが、互いに電気的に接続され、
前記第2抵抗素子の他方の前記電極と前記容量素子の一方の前記電極とが、互いに電気的に接続され、且つ、前記第3実装端子と電気的に接続され、
前記感温素子の他方の前記電極と前記容量素子の他方の前記電極とが、前記第2実装端子と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の振動デバイス。 - 前記容器に第1抵抗素子が更に収容され、
前記感温素子の一方の前記電極と前記第1実装端子との間に前記第1抵抗素子が電気的に直列に接続されていることを特徴とする請求項5に記載の振動デバイス。 - 請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の振動デバイスを備えていることを特徴とする電子機器。
- 電源と、
前記振動片を駆動する発振回路と、
前記振動片の温度変化に伴う周波数変動を補正する温度補償回路と、
を備えていることを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012005956A JP2013146004A (ja) | 2012-01-16 | 2012-01-16 | 振動デバイス及び電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012005956A JP2013146004A (ja) | 2012-01-16 | 2012-01-16 | 振動デバイス及び電子機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013146004A true JP2013146004A (ja) | 2013-07-25 |
JP2013146004A5 JP2013146004A5 (ja) | 2015-02-19 |
Family
ID=49041584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012005956A Withdrawn JP2013146004A (ja) | 2012-01-16 | 2012-01-16 | 振動デバイス及び電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013146004A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016031365A1 (ja) * | 2014-08-29 | 2016-03-03 | 株式会社村田製作所 | 発振回路及び発振回路の駆動方法 |
JP2018019217A (ja) * | 2016-07-27 | 2018-02-01 | 京セラ株式会社 | 水晶振動子 |
US20180209855A1 (en) * | 2017-01-20 | 2018-07-26 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Piezoelectric device package |
JP2019118091A (ja) * | 2017-12-27 | 2019-07-18 | 日本電波工業株式会社 | 水晶振動子 |
JP2020184654A (ja) * | 2019-04-26 | 2020-11-12 | セイコーエプソン株式会社 | 振動デバイス、電子機器および移動体 |
JP7571637B2 (ja) | 2021-03-17 | 2024-10-23 | 株式会社大真空 | 恒温槽型圧電発振器 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06318821A (ja) * | 1993-05-10 | 1994-11-15 | Tdk Corp | デジタル制御温度補償型水晶発振器の温度検出装置 |
JPH10322129A (ja) * | 1997-05-16 | 1998-12-04 | Nec Corp | チップ部品複合圧電デバイス |
JPH11317625A (ja) * | 1999-03-08 | 1999-11-16 | Daishinku:Kk | 水晶振動子モジュ―ル |
JP2002043846A (ja) * | 2000-07-21 | 2002-02-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電圧制御型温度補償発振装置 |
JP2004297166A (ja) * | 2003-03-25 | 2004-10-21 | Murata Mfg Co Ltd | 温度補償型圧電発振器およびそれを用いた電子装置 |
JP2007043338A (ja) * | 2005-08-01 | 2007-02-15 | Epson Toyocom Corp | 温度補償水晶振動子、水晶発振器、及び温度補償水晶振動子の製造方法 |
-
2012
- 2012-01-16 JP JP2012005956A patent/JP2013146004A/ja not_active Withdrawn
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06318821A (ja) * | 1993-05-10 | 1994-11-15 | Tdk Corp | デジタル制御温度補償型水晶発振器の温度検出装置 |
JPH10322129A (ja) * | 1997-05-16 | 1998-12-04 | Nec Corp | チップ部品複合圧電デバイス |
JPH11317625A (ja) * | 1999-03-08 | 1999-11-16 | Daishinku:Kk | 水晶振動子モジュ―ル |
JP2002043846A (ja) * | 2000-07-21 | 2002-02-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電圧制御型温度補償発振装置 |
JP2004297166A (ja) * | 2003-03-25 | 2004-10-21 | Murata Mfg Co Ltd | 温度補償型圧電発振器およびそれを用いた電子装置 |
JP2007043338A (ja) * | 2005-08-01 | 2007-02-15 | Epson Toyocom Corp | 温度補償水晶振動子、水晶発振器、及び温度補償水晶振動子の製造方法 |
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106794488B (zh) * | 2014-08-29 | 2019-07-05 | 株式会社村田制作所 | 振荡电路以及振荡电路的驱动方法 |
CN106794488A (zh) * | 2014-08-29 | 2017-05-31 | 株式会社村田制作所 | 振荡电路以及振荡电路的驱动方法 |
JPWO2016031365A1 (ja) * | 2014-08-29 | 2017-06-15 | 株式会社村田製作所 | 発振回路及び発振回路の駆動方法 |
WO2016031365A1 (ja) * | 2014-08-29 | 2016-03-03 | 株式会社村田製作所 | 発振回路及び発振回路の駆動方法 |
US10461697B2 (en) | 2014-08-29 | 2019-10-29 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Oscillation circuit and oscillation-circuit driving method |
JP2018019217A (ja) * | 2016-07-27 | 2018-02-01 | 京セラ株式会社 | 水晶振動子 |
US20180209855A1 (en) * | 2017-01-20 | 2018-07-26 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Piezoelectric device package |
CN108336217A (zh) * | 2017-01-20 | 2018-07-27 | 三星电机株式会社 | 压电装置封装件 |
US10718672B2 (en) | 2017-01-20 | 2020-07-21 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Piezoelectric device package |
CN108336217B (zh) * | 2017-01-20 | 2022-01-25 | 三星电机株式会社 | 压电装置封装件 |
JP2019118091A (ja) * | 2017-12-27 | 2019-07-18 | 日本電波工業株式会社 | 水晶振動子 |
US11218131B2 (en) | 2017-12-27 | 2022-01-04 | Nihon Dempa Kogyo Co., Ltd. | Crystal unit |
JP7144942B2 (ja) | 2017-12-27 | 2022-09-30 | 日本電波工業株式会社 | 水晶振動子 |
JP2020184654A (ja) * | 2019-04-26 | 2020-11-12 | セイコーエプソン株式会社 | 振動デバイス、電子機器および移動体 |
JP7375331B2 (ja) | 2019-04-26 | 2023-11-08 | セイコーエプソン株式会社 | 振動デバイスおよび電子機器 |
JP7571637B2 (ja) | 2021-03-17 | 2024-10-23 | 株式会社大真空 | 恒温槽型圧電発振器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6183156B2 (ja) | パッケージ、振動デバイス、発振器、電子機器及び移動体 | |
JP6618675B2 (ja) | 振動デバイス、電子機器及び移動体 | |
US7944132B2 (en) | Tuning-fork resonator with grooves on principal surfaces | |
JP2013146003A (ja) | 振動デバイス及び電子機器 | |
JP2016127467A (ja) | 振動デバイス、電子機器及び移動体 | |
JP5866973B2 (ja) | 振動デバイスの製造方法 | |
US9018826B2 (en) | Mesa-type quartz-crystal vibrating piece and quartz crystal device | |
JP2016010099A (ja) | 複合電子部品、発振器、電子機器及び移動体 | |
JP2013090176A (ja) | 振動デバイス及び電子機器 | |
JP2014107778A (ja) | 振動デバイス、電子機器及び移動体 | |
JP5862155B2 (ja) | 振動デバイス及び電子機器 | |
JP2013146004A (ja) | 振動デバイス及び電子機器 | |
JP2016129288A (ja) | 電子デバイス、電子機器及び移動体 | |
US8525606B2 (en) | Vibrator element, vibrator, oscillator, and electronic device | |
JP6137255B2 (ja) | 振動デバイス及び電子機器 | |
JP6635151B2 (ja) | 振動デバイス及び電子機器 | |
JP2016127437A (ja) | 電子デバイス、電子機器及び移動体 | |
JP2014050067A (ja) | 振動デバイス、電子機器及び移動体 | |
JP6780688B2 (ja) | 振動デバイス、電子機器及び移動体 | |
JP6303372B2 (ja) | 振動素子、振動子、電子デバイス、電子機器、及び移動体 | |
JP2017017569A (ja) | 振動片、振動デバイス、電子機器及び移動体 | |
JP6816813B2 (ja) | 振動デバイス及び電子機器 | |
JP2013070313A (ja) | 振動デバイス及び電子機器 | |
JP6369592B2 (ja) | 振動デバイス及び電子機器 | |
JP7501577B2 (ja) | 振動デバイス、電子機器及び移動体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141219 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141219 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20150107 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20151127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151208 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20160126 |