JP2620061B2 - 商品販売データ処理装置 - Google Patents

商品販売データ処理装置

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JP2620061B2
JP2620061B2 JP4980096A JP4980096A JP2620061B2 JP 2620061 B2 JP2620061 B2 JP 2620061B2 JP 4980096 A JP4980096 A JP 4980096A JP 4980096 A JP4980096 A JP 4980096A JP 2620061 B2 JP2620061 B2 JP 2620061B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品情報ファイル
を有するファイルコントローラにターミナルを接続して
なる商品販売データ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、商品販売データ処理装置として
は、例えば各商品毎に付された商品コードに対応して単
価や商品名などを設定するとともに売上点数の累計エリ
ア及び売上金額の累計エリアを設けた商品情報ファイ
ル、例えばPLUファイルを備えたファイルコントロー
ラを設け、このファイルコントローラに商品コードの入
力手段としてバーコードスキャナーを備えるとともに表
示器及びプリンタを備えたターミナル、例えば電子キャ
ッシュレジスタを接続したものが知られている。
【0003】そしてこの装置はキャッシュレジスタのバ
ーコードスキャナーによって商品に付された商品コード
を読取るとその商品コードをファイルコントローラに対
して問合わせ、ファイルコントローラではこのキャッシ
ュレジスタからの問合わせによりPLUファイルから対
応する商品コードを検索し、その商品コードに対応した
単価や商品名を読み出し、その単価を売上金額の累計エ
リアに累計させるとともに売上点数の累計エリアを+1
し、さらに単価及び商品名をキャッシュレジスタに送信
する。これによりキャッシュレジスタでは受信した単価
を表示器に表示させるとともに単価及び商品名をプリン
タによって印字出力させる。こうして入力した商品コー
ドに対する単品の登録処理が終了する。
【0004】また、従来装置ではファイルコントローラ
でのPLUファイルの検索において問合わせのあった商
品コードが無ければその旨をキャッシュレジスタへ知ら
せる。この知らせを受信してキャッシュレジスタではエ
ラー報知する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところでバーコードス
キャナーで商品から商品コードを読取る作業は連続的に
行われるため、ある商品コードをファイルコントローラ
へ問合わせている最中においても次々と商品コードが入
力されることになる。このような作業の途中で問合わせ
によるエラーが発生してエラー報知がされてもそのエラ
ーがどの商品についてかオペレータにとって分らないと
いう問題があり、登録作業に大きな支障を来たすという
問題があった。
【0006】そこで請求項1及び2記載の発明は、ター
ミナル側でどの商品コードについて問合わせを行なって
いるときのエラーであるか確実に把握でき、さらにファ
イルコントローラにおいて問合わせエラーのあった商品
コードを記憶して後でまとめて印字記録でき、商品情報
ファイルに対する商品コードの設定作業が容易となる商
品販売データ処理装置を提供する。
【0007】
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
第1図に示すように、各商品に付された商品コード毎に
単価などの商品情報を設定した商品情報ファイルaを設
けたファイルコントローラAに、商品コードの入力手段
b及び表示器cを備えたターミナルBを接続してなり、
ターミナルBの入力手段bから商品コードの入力がある
とファイルコントローラAにその商品コードについて問
合わせを行ない、ファイルコントローラAは問合わせの
あった商品コードに対応した商品情報を商品情報ファイ
ルaから読出してターミナルBに送信し、ターミナルB
はファイルコントローラAからの商品情報を受取って表
示器cに表示するとともに商品販売データの登録処理を
行なう商品販売データ処理装置において、ファイルコン
トローラAは、ターミナルBからの問合わせがあると対
応する商品コードが商品情報ファイルaにあるか否かを
検索し、対応する商品コードが無いときにはその旨をタ
ーミナルBに送信する検索手段dと、この検索手段dに
よって対応する商品コードが無いことが検索されるとそ
の問合わせコードを問合わせエラーコードとしてメモリ
に格納するエラーコード格納処理手段と、メモリに格納
された問合わせエラーコードを印字出力するプリンタ
設け、ターミナルBは、ファイルコントローラAから対
応する商品コードが無いことが知らされるとエラーメッ
セージと問合わせコードを表示器cに表示させる表示処
理手段eを設けたものである。
【0009】これにより、ターミナルBからファイルコ
ントローラAに問合わせた商品コードが商品情報ファイ
ルaに無ければターミナルBの表示器cにエラーメッセ
ージとともに問合わせコードが表示される。また、ファ
イルコントローラAは商品情報ファイルaに無い商品コ
ードを問合わせエラーコードとしてメモリに記憶し、後
でまとめて印字出力する。
【0010】請求項2記載の発明は、ファイルコントロ
ーラAは、ターミナルBからの問合わせがあると対応す
る商品コードが商品情報ファイルaにあるか否かを検索
し、対応する商品コードが無いときにはその旨をターミ
ナルBに送信する検索手段dと、この検索手段dによっ
て対応する商品コードが無いことが検索されるとその問
合わせコードを問合わせエラーコードとしてメモリに格
納するエラーコード格納処理手段と、メモリに格納され
た問合わせエラーコードを印字出力するプリンタを設
け、ターミナルBは、ファイルコントローラAから対応
する商品コードが無いことが知らされるとエラーメッセ
ージと問合わせコードを表示器cに表示させる表示処理
手段eと、プリンタと、ファイルコントローラAから対
応する商品コードが無いことが知らされるとエラーメッ
セージと問合わせコードをプリンタで印字出力させるプ
リント処理手段を設けたものである。
【0011】これにより、ターミナルBからファイルコ
ントローラAに問合わせた商品コードが商品情報ファイ
ルaに無ければターミナルBの表示器cにエラーメッセ
ージとともに問合わせコードが表示され、また、エラー
メッセージとともに問合わせコードがプリンタにより記
録される。
【0012】
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。第2図において、11はファイル
コントローラで、このファイルコントローラ11にn台
のターミナルとしての電子キャッシュレジスタ(以下、
ECRと称する)121 ,122 ,…12n を接続して
いる。
【0015】前記ファイルコントローラ11には制御部
本体を構成するCPU(中央処理装置)13、このCP
U13が各部を制御するためのプログラムデータなどが
格納されたROM(リード・オンリー・メモリ)14、
CPU13が処理するデータを一時格納するメモリや表
示データ、プリントデータを格納するメモリなどが設け
られたRAM(ランダム・アクセス・メモリ)15、各
商品毎に付された商品コード、例えばPLUコード毎に
単価、部門コード、商品名を設定するとともに売上点数
の累計エリア及び売上金額の累計エリアを設けた商品情
報ファイルとしてのPLUファイル16、伝送コントロ
ーラ17、プリンタ18、表示器19が設けられてい
る。
【0016】前記CPU13はROM14のプログラム
データに基いてRAM15及びPLUファイル16を制
御するとともに伝送コントローラ17を制御し、かつイ
ンターフェース20を介して前記プリンタ18、表示器
19を制御するようにしている。そしてCPU13は伝
送コントローラ17を介して各ECR121 〜12n
データの送受信を行なうようにしている。
【0017】前記各ECR121 〜12n は、第3図に
示すように制御部本体を構成するCPU21、このCP
U21が各部を制御するためのプログラムデータなどが
格納されたROM22、CPU21が処理するデータを
格納するメモリや表示データ、プリントデータなどを格
納するメモリなどが設けられたRAM23、前記ファイ
ルコントローラ11とデータの送受信制御を行なう伝送
コントローラ24を設けている。また各ECR121
12n はバーコードスキャナー25で読取られたPLU
コードをキーコードとして取込むスキャナーコントロー
ラ26、キーボード27から入力されるキー信号をキー
コードとして取込むキーボードコントローラ28、CP
U21の処理によって得られる表示データを表示器29
に出力制御する表示コントローラ30を設けている。前
記バーコードスキャナー25及びキーボード27は商品
コードの入力手段を構成するものである。
【0018】また各ECR121 〜12n はCPU21
で処理されたプリントデータをプリンタ31に出力制御
するとともにドロワ32を開放駆動するドロワ開放装置
33にCPU21からのドロワ開放信号を出力制御する
プリンタ・ドロワコントローラ34、音発生装置として
のブザー35にCPU21からの動作信号を出力制御す
るI/Oポート36を設けている。
【0019】前記キーボード27にはテンキー271
PLUキー272 、登録の締めキー273 、クリアキー
274 などが設けられている。
【0020】前記表示器には文字表示可能なドット式の
表示器のほかエラーランプ291 などが設けられてい
る。
【0021】前記RAM23には第4図に示すように、
バーコードスキャナー25から入力されるキーコードや
キーボード27から入力されるキーコードを順次格納す
るバッファメモリとしての複数のエリアS1 ,S2 ,S
3 ,…を有するメインキーバッファ231 、キーボード
27から入力されるキーコードを1つだけ格納するエリ
アを設けたサブキーバッファ232 、その他処理に必要
な各種バッファ233が設けられ、またエラー中を示す
フラグがセットされるエラーフラグF1 、キーバッファ
の交代中を示すフラグがセットされるキーバッファチェ
ンジフラグF2、最初のクリアキー待ち状態を示すフラ
グがセットされるクリアキー持ちフラグF3 、2つのキ
ーバッファ231 ,232 のうちどちらのキーバッファ
にキーコードを入れるかを決めるためのフラグがセット
されるキー取込みフラグF4 などが設けられている。
【0022】前記各ECR121 〜12n のCPU21
は、ROM22のプログラムデータに基いて第5図、第
6図及び第7図に示す処理をオペレーションシステムプ
ログラムによって行ない、かつ第8図に示す処理をアプ
リケーションプログラムによって行なうようにしてい
る。
【0023】すなわち、第5図の処理はアプリケーショ
ンプログラムによってシステムコールがあるとスタート
し、そのプログラムによってキーバッファ231 ,23
2 がいずれに選択されたかを判断し、もしキーバッファ
231 が選択されていればキー取込みフラグF4
「0」にリセットし、またキーバッファ232 が選択さ
れていればキー取込みフラグF4 を「1」にセットす
る。
【0024】第6図の処理はキー割込み処理で、これは
バーコードスキャナー25やキーボード27からのキー
コード入力があるとキー取込みフラグF4 の状態をチェ
ックし、F4 =1であればキーコードをサブキーバッフ
ァ232 にセットする。この場合のキーコードはキーボ
ード27からのキーコードのみとなる。またF4 =0で
あればキーコードをメインキーバッファ231 にセット
する。この場合のキーコードはバーコードスキャナー2
5及びキーボード27のいずれかのキーコードとなる。
【0025】第7図はキー取込み処理で、この処理は先
ずキー取込みフラグF4 の状態をチェックし、F4 =1
であればサブキーバッファ232 にキーコードが有るか
否かをチェックし、有ればそのサブキーバッファ232
のキーコードをリードし、そのキーコードをアプリケー
ションの処理へ渡して処理を終了する。またサブキーバ
ッファ232 にキーコードが無ければこの処理をただち
に終了する。
【0026】前記キー取込みフラグF4 のチェックにお
いてF4 =0であればメインキーバッファ231 にキー
コードが有るか否かをチェックし、有ればそのメインキ
ーバッファ231 のキーコードをリードし、そのキーコ
ードをアプリケーションの処理へ渡して処理を終了す
る。またメインキーバッファ231 にキーコードが無け
ればこの処理をただちに終了する。
【0027】第8図の処理はオペレーションプログラム
から渡されたキーコードがクリアキー274 のキーコー
ドか否かをチェックし、クリアキーのキーコードで無け
れば続いてエラー中、すなわちエラーフラグF1 がセッ
トされているか否かをチェックする。そしてエラーフラ
グF1 =1であればそのキーコードを捨ててエラー状態
を保持する。またF1 =0であればそのキーコードを登
録データとしてチェックしもしPLUコードであればフ
ァイルコントローラ11への問合わせを行なう。その結
果エラーとならなければ登録処理を行なう。この登録処
理はファイルコントローラ11からのPLUコード問合
わせに基く単価、部門コード、商品名を受信し、単価及
び部門コードを表示器29に表示させるとともに単価、
部門コード及び商品名をプリンタ31によって印字出力
させる。またRAM23に設けられている部門別合計器
に部門別登録を行なう。そしてこの処理が終了するとプ
ログラムをオペレーションプログラムへ戻す。
【0028】また登録データのチェックにおいてエラー
が発生するとそのエラーがファイルコントローラ11へ
の問合わせによって発生したエラーであるか否かをチェ
ックし、問合わせによるエラーでなければ表示器29に
第11図の(a)に示すようなエラーメッセージのみの
表示を行ない、キーバッファをサブキーバッファ232
へ切換えてキーバッファチェンジフラグF2 及びエラー
フラグF1 をそれぞれセットし、かつブザー35及びエ
ラーランプ291 をONする。
【0029】またエラーが問合わせによるエラーであれ
ば表示器29に第11図の(b)に示すようなエラーメ
ッセージと問合わせコードの表示を行なう(表示処理手
段)とともにプリンタ31によって印字出力させる。
(プリント処理手段)さらにキーバッファをサブキーバ
ッファ232 へ切換えてキーバッファチェンジフラグF
2 及びエラーフラグF1 をそれぞれセットし、かつブザ
ー35及びエラーランプ291 をONする。
【0030】そしてこの処理の後クリアキーの2回操作
仕様になっているか、1回操作仕様になっているかを例
えば設定用のディプスイッチの状態によって判断し、2
回操作仕様になっていればクリアキー待ちフラグF3
「1」にセットしてオペレーションプログラムへリター
ンする。また1回操作仕様であればそのままオペレーシ
ョンプログラムへリターンする。
【0031】またオペレーションプログラムから渡され
たキーコードがクリアキー274 のキーコードであれば
続いてエラー中、すなわちエラーフラグF1 がセットさ
れているか否かをチェックする。そしてF1 =0であれ
ば通常のクリアキー処理を行なう。またF1 =1であれ
ば続いてキーバッファチェンジフラグF2 の状態をチェ
ックし、F2 =0であれば通常のクリアキー処理を行な
う。またF2 =1であればさらにクリアキー待ちフラグ
3 の状態をチェックする。
【0032】そしてF3 =1であればブザー35のみを
OFFしてオペレーションプログラムへリターンする。
またF3 =0であればエラーフラグF1 及びキーバッフ
ァチェンジフラグF2 をそれぞれ「0」リセットし、も
しブザー35がONしていればブザー35とエラーラン
プ291 の両方をOFFし、キーバッファをメインキー
バッファ231 へ戻してシステムコールしオペレーショ
ンプログラムへリターンする。
【0033】前記ファイルコントローラ11のCPU1
3は各ECR121 〜12n からPLUコードの問合わ
せがあると第9図に示す処理を行なう。すなわち、PL
Uファイル16をサーチして問合わせコードと同じPL
Uコードが設定されているか否かをチェックする。そし
てあればそのPLUコードに対応する単価、部門コード
及び商品名を応答伝文として編集して問合わせのあった
ECRへ送信する。また問合わせのPLUコードがPL
Uファイル16に無ければその問合わせコードを問合わ
せエラーコードとしてRAM15に格納し(エラーコー
ド格納処理手段)、さらにPLUコードが無い旨を知ら
せる否定応答伝文を編集して問合わせのあったECRへ
送信する。この処理は検索手段を構成している。
【0034】また、ファイルコントローラ11のCPU
13は、第10図に示すプリント処理を行なう。すなわ
ち問合わせコードのプリント命令が入力されるとRAM
15に格納されている問合わせエラーコードをプリンタ
18によって順次印字出力させ、レポートを発行させ
る。
【0035】このような構成においては、各ECR12
1 〜12n の1つにおいてそのバコードスキャナー25
又はキーボード27からPLUコードを入力すると、そ
のPLUコードがメインキーバッファ231 に順次取込
まれ、かつ取込まれた順番にPLUファイル16に設定
されているか否かをファイルコントローラ11へ問合わ
せる。そしてそのPLUコードがPLUファイル16に
設定されていればファイルコントローラ11から単価、
部門コード及び商品名が送られ、ECRは単価、部門コ
ードを表示器29に表示させるとともに単価、部門コー
ド及び商品名をプリンタ31によって印字出力させる。
また部門コードに基いてRAM23に部門登録させる。
【0036】また問合わせたPLUコードがPLUファ
イル16に設定されていなければファイルコントローラ
11から否定応答を受け、表示器29に第11図の
(b)に示すようにメッセージ「UND(UNDEFI
NE)」と問合わせPLUコード例えば「490135
103501」を表示する。またその内容をプリンタ3
1によって印字出力し記録する。
【0037】またキーコードの取込み用に使用するキー
バッファをメインキーバッファ231 からサブキーバッ
ファ232 へ切換えてメインキーバッファ231 の内容
をセーブし、エラーフラグF1 及びキーバッファチェン
ジフラグF2 をセットする。さらにブザー35及びエラ
ーランプ291 をそれぞれONする。
【0038】こうしてオペレータは問合わせた結果該当
するPLUコードがPLUファイル16に無くてエラー
となったことを知る。そして表示器29によってどのP
LUコードがそれに該当するかを確実に知ることができ
る。
【0039】従って、PLUコードを例えばバーコード
スキャナー25によって連続して入力させている場合で
もどのPLUコードがエラーになったか知ることができ
る。また問合わせエラーとなったPLUコードが印字記
録されるので後で確認することもでき、この点でも確実
に知ることができる。
【0040】さらにメインキーバッファ231 が切り離
されるので、そのバッファ231 に格納した他のキーコ
ードはクリアされることなくセーブされる。
【0041】またファイルコントローラ11ではPLU
ファイル16に該当するPLUコードが設定されていな
いときにはそのコードを問合わせエラーコードとしてR
AM15に格納される。
【0042】ECRでは例えばクリアキー2回仕様が設
定されていればオペレータが最初のクリアキー274
操作した時点ではブザー35のみがOFFし、表示は維
持されている。従ってブザー35の音でエラーに気が付
きコードの確認を忘れてすぐにクリアキー274 を操作
しても表示はそのままとなっているのでその後エラーし
たPLUコードを確認することができる。このようにエ
ラーしたPLUコードの確認がより確実となる。
【0043】そして2回目のクリアキー274 操作を行
なうことによって表示はクリアされ、またキーコードを
取込むキーバッファもサブキーバッファ232 からメイ
ンキーバッファ231 に切替わる。
【0044】これによりメインキーバッファ231 にセ
ーブされた他のキーコードはオペレーションプログラム
によって順次リードされてファイルコントローラ11に
問合わせが行われ、ファイルコントローラ11のPLU
ファイル16に対する登録が行われる。
【0045】従って、メインキーバッファ231 に対し
てPLUコードを連続して取込んでいる最中に問合わせ
エラーが発生しても取込んだPLUコードはすべて有効
となり、しかもエラー状態が解除された後にそのPLU
コードが引き続いて登録されるようになるので、問合わ
せエラーのあったPLUコードの後に連続して入力した
PLUコードをエラーのために再度入力し直す面倒はな
い。すなわち、作業の容易化を図ることができる。
【0046】さらに、ファイルコントローラ11におい
てはRAM15に問合わせエラーのあったPLUコード
が格納され、後でプリンタ18によって印字出力できる
ので、問合わせエラーのあったPLUコードを一括して
印字したレポート発行ができる。従って、例えば問合わ
せエラーとなったPLUコードを後でPLUファイル1
6に設定する場合にその作業が容易となる。
【0047】なお、この実施の形態では商品コードとし
てPLUコードを使用した場合について述べたが必ずし
もこれに限定されるものではなく、JANコードやEA
Nコードなどであってもよい。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1及び2記載
の発明によれば、ターミナルにおいてどの商品コードに
ついて問合わせを行なっているときにエラーが発生した
か確実に把握でき、さらにファイルコントローラにおい
て問合わせエラーのあった商品コードを記憶して後でま
とめて印字記録でき、商品情報ファイルにその問合わせ
エラーとなった商品コードを設定する場合の作業が容易
となる商品販売データ処理装置を提供できる。
【0049】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す機能ブロック図。
【図2】本発明の実施の形態を示すブロック図。
【図3】同実施の形態におけるECRの構成を示すブロ
ック図。
【図4】同実施の形態におけるECRのRAMの主なメ
モリ構成を示す図。
【図5】同実施の形態におけるECRのCPUのオペレ
ーションプログラムによるキー取込みフラグの処理を示
す流れ図。
【図6】同実施の形態におけるECRのCPUのオペレ
ーションプログラムによるキー割込む処理を示す流れ
図。
【図7】同実施の形態におけるECRのCPUのオペレ
ーションプログラムによるキー取込み処理を示す流れ
図。
【図8】同実施の形態におけるECRのCPUによるア
プリケーションプログラム処理を示す流れ図。
【図9】同実施の形態におけるファイルコントローラの
CPUによる問合わせ処理を示す流れ図。
【図10】同実施の形態におけるファイルコントローラ
のCPUによるプリント処理を示す流れ図。
【図11】同実施の形態におけるECRの表示状態を示
し、(a)は通常のエラー発生時の表示状態を示す図、
(b)は問合わせエラー発生時の表示状態を示す図。
【符号の説明】
11…ファイルコントローラ 121 〜12n …ECR(電子キャッシュレジスタ) 13…CPU 15…RAM 16…PLUファイル 18…プリンタ 21…CPU 231 …メインキーバッファ 25…バーコードスキャナー 272 …PLUキー 274 …クリアキー 29…表示器 31…プリンタ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各商品に付された商品コード毎に単価な
    どの商品情報を設定した商品情報ファイルを設けたファ
    イルコントローラに、商品コードの入力手段及び表示器
    を備えたターミナルを接続してなり、前記ターミナルの
    入力手段から商品コードの入力があると前記ファイルコ
    ントローラにその商品コードについて問合わせを行な
    い、前記ファイルコントローラは問合わせのあった商品
    コードに対応した商品情報を前記商品情報ファイルから
    読出して前記ターミナルに送信し、前記ターミナルは前
    記ファイルコントローラからの商品情報を受取って前記
    表示器に表示するとともに商品販売データの登録処理を
    行なう商品販売データ処理装置において、 前記ファイルコントローラは、ターミナルからの問合わ
    せがあると対応する商品コードが前記商品情報ファイル
    にあるか否かを検索し、対応する商品コードが無いとき
    にはその旨を前記ターミナルに送信する検索手段と、こ
    の検索手段によって対応する商品コードが無いことが検
    索されるとその問合わせコードを問合わせエラーコード
    としてメモリに格納するエラーコード格納処理手段と、
    前記メモリに格納された問合わせエラーコードを印字出
    力するプリンタを設け、 前記ターミナルは、ファイルコントローラから対応する
    商品コードが無いことが知らされるとエラーメッセージ
    と問合わせコードを前記表示器に表示させる表示処理手
    段を設けたことを特徴とする商品販売データ処理装置。
  2. 【請求項2】 各商品に付された商品コード毎に単価な
    どの商品情報を設定した商品情報ファイルを設けたファ
    イルコントローラに、商品コードの入力手段及び表示器
    を備えたターミナルを接続してなり、前記ターミナルの
    入力手段から商品コードの入力があると前記ファイルコ
    ントローラにその商品コードについて問合わせを行な
    い、前記ファイルコントローラは問合わせのあった商品
    コードに対応した商品情報を前記商品情報ファイルから
    読出して前記ターミナルに送信し、前記ターミナルは前
    記ファイルコントローラからの商品情報を受取って前記
    表示器に表示するとともに商品販売データの登録処理を
    行なう商品販売データ処理装置において、 前記ファイルコントローラは、ターミナルからの問合わ
    せがあると対応する商品コードが前記商品情報ファイル
    にあるか否かを検索し、対応する商品コードが無いとき
    にはその旨を前記ターミナルに送信する検索手段と、こ
    の検索手段によって対応する商品コードが無いことが検
    索されるとその問合わせコードを問合わせエラーコード
    としてメモリに格納するエラーコード格納処理手段と、
    前記メモリに格納された問合わせエラーコードを印字出
    力するプリンタを設け、 前記ターミナルは、ファイルコントローラから対応する
    商品コードが無いことが知らされるとエラーメッセージ
    と問合わせコードを前記表示器に表示させる表示処理手
    段と、プリンタと、前記ファイルコントローラから対応
    する商品コードが無いことが知らされるとエラーメッセ
    ージと問合わせコードを前記プリンタで印字出力させる
    プリント処理手段を設けたことを特徴とする商品販売デ
    ータ処理装置。
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