JP2619871B2 - エポキシ樹脂組成物 - Google Patents

エポキシ樹脂組成物

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JP2619871B2 JP62110430A JP11043087A JP2619871B2 JP 2619871 B2 JP2619871 B2 JP 2619871B2 JP 62110430 A JP62110430 A JP 62110430A JP 11043087 A JP11043087 A JP 11043087A JP 2619871 B2 JP2619871 B2 JP 2619871B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は潜在的に硬化可能な一剤型エポキシ樹脂組成
物に関する。
エポキシ樹脂、即ち1個以上の末端またはペンダント
オキシラン基 を有する有機化合物は、多年にわたり接着剤組成物に広
く用いられて来た。各種硬化剤、促進剤、および添加物
が硬化性および接着性を改質するためにエポキシ樹脂と
共に使用されて来た。
米国特許第3,553,166号明細書(Anderson等)および
米国特許第3,677,978号明細書(Dowbenko等)は、貯蔵
時に安定で高温において硬化しうるエポキシ樹脂組成物
を開示しておりこのものはエポキシ樹脂および硬化剤と
してイミダゾールの金属塩錯体を含有する。Andersonは
構造強度を改良するため含窒素化合物添加も更に開示し
ている。
エポキシ樹脂と共に使用するために開示された他の種
々な硬化系には、米国特許第3,912,689号明細書(Becha
ra等)のジアルキル/アミノアルキルイミダゾール、米
国特許第4,101,514号明細書(Thom)のイミダゾールま
たは置換イミダゾール配位子と配位した金属のフルオロ
アルキルスルホン酸塩、米国特許第4,140,703号明細書
のアルケニルアミノ基により置換されたフタル酸誘導
体、米国特許第4,160,081号明細書(Kvita等)のイミジ
ルおよびイソイミジル−フタル酸無水物、米国特許第4,
233,220号明細書(Kvita等)のイミジル−ベンゼン−ジ
カルボン酸およびトリカルボン酸誘導体、米国特許第4,
246,162号明細書(Schreiber)の芳香族ポリオール硬化
剤を含むイミダゾール促進剤、米国特許第4,355,228号
明細書(Beitchman等)のイソシアネート封鎖イミダゾ
ールおよびイミダゾリン類、米国特許第4,533,715号明
細書(Lee等)のナフチルジイソシアネート封鎖イミダ
ゾール、米国特許第4,417,010号明細書(Shimp)のイミ
ダゾール類とN,N′−ジヒドロキシエチル−5−,5−ジ
メチルヒダントインまたはトリメチルペンタンジオール
との溶液または共融混合物、および欧州特許願第0118,2
70号明細書(Celanese)のイミダゾールおよびトリメチ
ロールプロパンと1,4−ブタンジオールとの混合物の液
状配合物が包含される。
発明の要約 本発明は硬化性エポキシド樹脂;硬化量の約2から18
の炭素原子を有する脂肪族または非芳香族環状ポリオー
ル(前記ポリオールの少なくとも2個のヒドロキシル基
は第一級または第二級であり、そして前記ポリオールは
電子求引性置換基および立体障害を起こす程の大きい置
換基を、ポリオールのメチロール基に付く炭素に関して
α−位に含まず、そして好ましくはエポキシド樹脂に不
溶であり、かつヒドロキシル基対エポキシド基比は約0.
5:1から1:1である);および触媒量のイミダゾール化合
物からなる、貯蔵時に安定で、熱的に硬化可能な一剤型
エポキシ樹脂組成物を提供するもので、前記イミダゾー
ル化合物は下記の化合物: (イ)式 M1(L1)a(X1)b 〔式中、M1はNi++、Cu++、またはCo++であり、 L1(式中、R2は1から18の炭素原子をもつアルキル、1か
ら4の炭素原子を有するシアノアルキル、フエニルまた
は置換フエニルであり、R3は1から18の炭素原子を有す
るアルキル、フエニルまたは置換フエニルである)であ
り、 X1はR4(COO-)2(式中、R4はフエニレンナフチレン、ま
たはCmH2m (但し、mは0、1、または2、である)であるか、あ
るいは X1はR5(COO-)e (式中、R5はベンゼンまたはナフタレンの残基であり、
eは3、4、または5である)であるか、あるいは X1は強無機酸、即ち2未満のpKaを有する酸の陰イオン
であり、 aは2、4または6であり、そしてbはX1の価数により
0.5、0.67、1、または2である〕 により表わされる化合物、 (ロ)式 L2X2 〔式中、L2(式中、R6は−H、−CnH2n+1または (nは1から16の数である) であり、 R7は−H、−CH3,−C2H5、 −C2H4CN、または であり、 R8は−H、−CH3,−C2H5、−CH2OH、 または であり、 R9は−Hまたは−CH2OHである) であり、 X2はR4(COOH)2(式中、R4はフエニレン、ナフチレン、
または CmH2m (式中、mは0、1、または2である))であるか、あ
るいは X2はR5(COOH)e (式中、R5はベンゼンまたはナフタレンの残基であり、
そしてeは3、4、または5である)であるか、あるい
は X2はイソシアヌル酸である〕 により表わされる化合物、 (ハ)式 M3(L3)e 〔式中、M3はNi++、Cu++、Co++、Zn++、Cu+またはAg+
あり、 L3(式中、R1は−H、 または CnH2n+1 (nは1から16の数である)であり、 各R2は−CH3または−CH2OHであり、 eは1または2である〕 により表わされる化合物、 (ニ)式 L4 〔式中、L4(式中、R6は−H、−CnH2n+1または であり、nは1から16の数であり、 R7は−H、−CH3、−C2H5、−C2H4CN、または であり、 R8は−H、−CH3、−C2H5、−CH2OH、または であり、 R9は−Hまたは−CH2OHである)である〕 により表わされる化合物、 (ホ)式 (式中、X、YおよびZは同一かまたは異なり、そして
各々は水素、1から12の炭素原子を有する低級アルキル
またはアリール、ハロゲンまたはニトロでよい)により
表わされる化合物、 (ヘ)式: 〔式中、M4はCu+またはAg+である〕 により表される化合物、 (ト)式: 〔式中、M5はNi++またはCu++である〕 により表される化合物、 (チ)式: により表される化合物、 (リ)式: により表される化合物、 (ヌ)式: により表される化合物、および (ル)式: により表される化合物 から選ばれる。
本組成物はまた好ましくは強化剤を含む。流れ調整剤
も添加できる。
本組成物は、例えば100から200℃の範囲内の熱を加え
ることにより熱的に硬化可能である。
硬化した組成物は接着剤として、また被覆物、そして
成形品、流し込み品および注封製品に有用である。接着
剤として、この組成物は優れたせん断強さおよび衝撃強
さを与える。
発明の詳細な記述 本発明組成物に役立つエポキシド基含有材料は、開環
により重合しうるオキシラン環をもつグリシジルエーテ
ル誘導体である。このような材料は広くグリシジルエー
テルエポキシドと呼ばれ、単量体のエポキシ化合物と重
合型のエポキシドが包含される。
これらエポキシド基含有材料は低分子量単量体材料か
ら高分子重量合体まで変更でき、そしてこれらの主鎖お
よび置換基の性質においても変更しうる。実例的な許容
置換基にはハロゲン、エーテル、およびシロキサン基が
含まれる。これらエポキシ含有材料の分子量は50から約
100,000以上と変化しうる。種々なエポキシ含有材料の
混合物も本発明組成物に使用できる。
このようなエポキシド基含有物質は公知であり、グリ
シジルエーテル型エポキシ樹脂およびビスフエノールA
のジグリシジルエーテルおよびノボラツク樹脂のジグリ
シジルエーテルといつたエポキシド、例えば「Handbook
of Epoxy Resins」LeeおよびNeville,McGraw−Hill Bo
ok Co.,ニユーヨーク(1967)に記載のものが含まれ
る。
本発明の実施に有用なこれらエポキシド基含有材料に
は式 (式中、R1はアルキルまたはアリールであり、mは1か
ら6の整数である)のグリシジルエーテル単量体が含ま
れる。例は、多価フエノールを過剰のクロロヒドリン、
例えばエピクロロヒドリンと反応させることにより得ら
れる多価フエノールのグリシジルエーテル、例えば、ビ
スフエノールAのジグリシジルエーテル、即ち2,2−ビ
ス(4,4′−エポキシプロポキシフエニル)プロパンで
ある。
本発明に使用できる多数の市販エポキシド基含有材料
がある。とりわけ、入手容易なエポキシドには、グリシ
ドール、ビスフエノールAのジグリシジルエーテル(例
えば、Shell Chemical Co.から入手できるEponTM828お
よびDow Chemical Co.から入手できるDERTM−331、DER
TM−332、およびDERTM−334という商品名で得られるも
の)、ビスフエノールFのジグリシジルエーテル(例え
ば、Dainippon Ink & Chemicals, Inc.から得られるEp
iclonTM830)、ジグリシジルエポキシ官能基を含むシリ
コーン樹脂、難燃性エポキシ樹脂(例えば、DERTM−58
0,Dow Chemical Co.から入手できる臭素化ビスフエノー
ル型エポキシ樹脂)、1,4−ブタンジオールジグリシジ
ルエーテル(Chiba−Geigyから入手できるAralditeTMRD
−2)、フエノールホルムアルデヒドノボラツクのポリ
グリシジルエーテル(例えば、Dow Chemical Co.から入
手できるDENTM−431およびDENTM−438)、およびレゾル
シノールジグリシジルエーテル(例えば、Koppers Comp
any, Inc.から得られるKopoxiteTM)が含まれる。エポ
キシド基含有材料は好ましくはビスフエノールAまたは
ビスフエノールFのジグリシジルエーテルである。エポ
キシド基含有材料がビスフエノールAのジグリシジルエ
ーテルであるのが最も好ましい。
本発明に役立つポリオールは、2から18の炭素原子少
なくとも2個のヒドロキシル基、好ましくは少なくとも
3個のヒドロキシル基を有する脂肪族または非芳香族環
状ポリオールであり、少なくとも1個のヒドロキシル
基、好ましくは少なくとも2個のヒドロキシル基は第一
級である。ポリオールは、ポリオールのメチロール基に
付く炭素原子に関してα−位に強酸および電子求引性置
換基、例えば−COOH、−CONH2、>CO、−CH2X(式中、
Xはハロゲンである)、および立体障害を起こす大きい
基が存在してはならない。このような基は、強酸性基を
除き、ポリオールのメチロール基に付く炭素に対してα
以外の位置に存在できる。用語「ポリオール」はまた上
記ポリオールの誘導体、例えばポリオールとジ−または
ポリ−イソシアネート、またはジ−またはポリ−カルボ
ン酸との反応生成物(ポリオール対−NCO、または−COO
Hのモル比は1対1である)を包含する。このポリオー
ルは好ましくは貯蔵時の安定性を増すためにエポキシド
樹脂に不溶である。
ポリオールは組成物中に硬化量、即ち加熱時にエポキ
シドと反応し組成物を一層迅速に硬化させるのに十分な
量で存在する。ポリオールの硬化量を添加すると組成物
に反応性が与えられ、即ち137℃に保持したときピーク
までの発熱に対する時間は約10分未満、一層好ましくは
約5分未満、最も好ましくは約2分未満の反応性をもつ
ようになる。好ましくは、ポリオールはヒドロキシル基
対エポキシド基比、即ち 比が約0.5:1から1:1、一層好ましくは約0.7:1から0.8:1
となる量で存在する。
特に適当なポリオールの例には、トリメチロールエタ
ン、トリメチロールプロパン、トリメチロールアミノメ
タン、エチレングリコール、2−ブテン−1,4−ジオー
ル、ペンタエリトリトール、ジペンタエリスリトール、
およびトリペンタエリスリトールが含まれる。他の有用
なポリオールには1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジ
オール、2−ジエチル−1,3−ペンタンジオールおよび
2,2−オキシジエタノールが含まれる。
本発明に役立つイミダゾール化合物は、 (イ)式 M1(L1)a(X1)b 〔式中、M1はMi++、Cu++、またはCo++であり、 L1(式中、R2は1から18の炭素原子を有するアルキル、1
から4の炭素原子を有するシアノアルキル、フエニルま
たは置換フエニル、例えばエチルフエニル、ジフエニル
またはトリルであり、R3は1から18の炭素原子を有する
アルキル、フエニルまたは置換フエニルである)であ
り、 X1はR4(COO-)2(式中、R4はフエニレン、ナフチレン、
またはCmH2m (式中、mは0、1、または2である)であるか、ある
いは X1はR5(COO-)e (式中、R5はベンゼンまたはナフタレンの残基であり、 eは3、4、または5である)であるかあるいは X1は強無機酸、即ち2未満のpKaを有する酸の陰イオン
であり、 aは2、4または6であり、 bはX1の価数により0.5、0.67、1または2である〕 により表わされる化合物、 (ロ)式 L2X2 〔式中、L2(式中、R6は−H、−CnH2n+1または (nは1から16の数である)であり、 R7は−H、−CH3,−C2H5、−C2H4CN、または であり、 R8は−H、−CH3,−C2H5、−CH2OH、または であり、 R9は−Hまたは−CH2OHである)であり、 X2はR4(COOH)2(式中、R4はフエニレン、ナフチレン、
またはCmH2m (式中、mは0、1、または2である))であるか、あ
るいは X2はR5(COOH)e (式中、R5はベンゼンまたはナフタレンの残基であり、
そしてeは3、4、または5である)であるか、あるい
は X2はイソシアヌル酸である〕により表わされる化合物、
および (ハ)式 M3(L3)e 〔式中、M3はNi++、Cu++、Co++、Zn++、Cu+またはAg+
あり、 L3(式中、R1は−H、 または CnH2n+1(nは1から16の数である)であり、 各R2は−CH3または−CH2OHであり、 eは1または2である〕により表わされる化合物、およ
び (ニ)式 L4 〔式中、L4(式中、R6は−H、−CnH2n+1または であり、nは1から16の数であり、 R7は−H、−CH3、−C2H5、−C2H4CN、または であり、 R8は−H、−CH3、−C2H5、−CH2OH、または であり、 R9は−Hまたは−CH2OHである)である〕 により表わされる化合物、 (ホ)式 (式中、X、YおよびZは同じでも異なつてもよく、そ
して各々は水素、1から12の炭素原子を有する低級アル
キルまたはアリール、ハロゲンまたはニトロでよい) により表わされる化合物、 (ヘ)式: 〔式中、M4はCu+またはAg+である〕 により表される化合物、 (ト)式: 〔式中、M5はNi++またはCu++である〕 により表される化合物、 (チ)式: により表される化合物、 (リ)式: により表される化合物、 (ヌ)式: により表される化合物、および (ル)式: により表される化合物から選ばれる化合物である。
イミダゾール類またはイミダゾール含有化合物(以
下、「イミダゾール」と呼ぶ)は触媒量、即ち組成物を
加熱したときエポキシド樹脂とポリオールとの間の反応
を触媒するのに十分な量、で組成物中に存在する。好ま
しくは、使用するイミダゾールの量は存在するエポキシ
ドおよびポリオールの重量に基づき約1から10重量パー
セント、更に好ましくは約3から7重量パーセントがよ
い。好ましくはイミダゾールは貯蔵時の安定性を増すた
めエポキシド樹脂中に不溶である。
適当なイミダゾールの例には、ヘキサキス(イミダゾ
ール)ニツケルフタレート、ヘキサキス(イミダゾー
ル)ニツケルベンゼンテトラカルボキシレート、ビス
(イミダゾール)ニツケルオキザレート、テトラキス
(イミダゾール)ニツケルマロネート、ヘキサキス(イ
ミダゾール)ニツケルヘキサフルオロチタネート、ヘキ
サキス(イミダゾール)第一コバルトヘキサフルオロチ
タネート、テトラキス(イミダゾール)第二銅ヘキサフ
ルオロチタネート、ヘキサキス(イミダゾール)ニツケ
ルホスフエート、ヘキサキス(イミダゾール)ニツケル
水素ホスフエート、ヘキサキス(イミダゾール)ニツ
ケル二水素ホスフエート、2−フエニル−4−メチル−
5−ヒドロキシメチルイミダゾール、2−フエニル−4,
5−ジヒドロキシメチルイミダゾール、1−シアノエチ
ル−2−フエニル−4,5−ジ(ジアノエチルメチル)イ
ミダゾール、1−シアノエチル−2−ウンデシルイミダ
ゾールトリメリテート、1−シアノエチル−2−フエニ
ルイミダゾールトリメリテート、2,4−ジアミノ−6−
〔2−メチルイミダゾリル−(1)〕エチル−s−トリ
アジン、イミダゾール/シユウ酸付加物、1−シアノエ
チルイミダゾール/マロン酸付加物、2−フエニルイミ
ダゾール/イソシアヌル酸付加物、銀イミダゾレート、
銀−2−エチル−4−メチルイミダゾレート、およびニ
ツケルイミダゾレートが含まれる。特に好ましいイミダ
ゾールにはヘキサキス(イミダゾール)ニツケルフタレ
ート、ヘキサキス(イミダゾール)ニツケルペルサルフ
エート、1−シアノエチル−2−ウンデシルイミダゾー
ルトリメリテート、および1−シアノエチル−2−フエ
ニルイミダゾールトリメリテートが含まれる。
金属イミダゾール塩、即ちフタレート、カルボキシレ
ート、オキサレート、マロネート、チタネートなどは、
相当する酸のナトリウムまたはカリウム塩0.2当量の水1
00ml中の溶液を水250ml中(Ni(OAc)2・4H2O 0.1モル
とイミダゾール0.6モルの溶液に50℃で加えることによ
りつくられる。5℃に冷却後、所望する金属イミダゾー
ル塩沈殿を濾過し、洗浄し、乾燥する。
組成物は所望する重なりせん断強さおよび衝撃強さを
得やすくするため強化剤を含むのがよい。適当な強化剤
には、ゴム状相と熱可塑性相の両方を有する重合体化合
物あるいはエポキシド基含有物質と共に硬化時にゴム状
相と熱可塑性相の両方を形成しうる重合体化合物で、硬
化したエポキシ組成物のき裂を抑制するものが包含され
る。
硬化時にエポキシド基含有物質とゴム状相および熱可
塑性相の両方を形成しうる特に適当な一群の重合体強化
剤は一般式 (式中、R4は水素またはメチル基であり、rは約0.90か
ら0.6であり、sは約1から3であり、tは約16から50
である)を有するカルボキシル末端ブタジエンアクリロ
ニトリル化合物である。このカルボキシル末端ブタジエ
ンアクリロニトリル化合物は、好ましくは組成物のポツ
トライフを増加させ、高湿度においてせん断強さを増加
させるために、ビスフエノールAのジグリシジルエーテ
ルと、例えばカルボキシル末端ブタジエンアクリロニト
リル化合物30から70重量部対ビスフエノールAのジグリ
シジルエーテル70から30重量部の比で前反応させる。市
販カルボキシル末端ブタジエンアクリロニトリル化合物
には、 B.F.goodrichから得られるHycar1300×8、Hycar1300×
13、およびHycar1300×17が含まれる。
他の特に適当な重合体強化剤はゴム状相と熱可塑性相
の両方を有するグラフト重合体で、米国特許第3,496,25
0号明細書に開示されたものである。これらグラフト重
合体はグラフトした熱可塑性重合体を有するゴム状主鎖
をもつ。このようなグラフト重合体の例には、メタクリ
レート/ブタジエン−スチレン、アクリレート−メタク
リレート/ブタジエン−スチレンおよびアクリロニトリ
ル/ブタジエン−スチレン重合体が含まれる。ゴム状主
鎖は好ましくは全グラフト重合体の約95パーセントから
約40重量パーセントを構成するし、そしてゴム状主鎖の
存在で重合させる熱可塑性単量体または単量体群はグラ
フト重合体の約5パーセントから約60重量パーセントを
構成する。
ゴム状相と熱可塑性相の両方を有する更に特に適当な
重合体強化剤は、コア部が約0℃以下のガラス転移温度
をもつアクリル重合体、例えばポリブチルアクリレート
またはポリイソオクチルアクリレートであり、またシエ
ル部が約25℃以上のガラス転移温度を有するアクリル重
合体、例えばポリメチルメタクリレートであるアクリル
系コア−シエル重合体である。市販コア−シエル重合体
にはAcryloidTMKM323,AcryloidTMKM330およびParaloid
TMBTA731が含まれ、これらはすべてRohm and Haas Co.
から得られる。
最大の強化効果を得るには、カルボキシル末端ブタジ
エンアクリロニトリルとコア−シエル重合体の両方を組
み合わせて組成物中に用いる。
強化剤は、組成物中のエポキシド樹脂およびポリオー
ルの重量に基づき好ましくは約8から34重量パーセン
ト、一層好ましくは14から28重量パーセント、最も好ま
しくは18から24重量パーセントの量で組成物中に存在す
る。カルボキシル末端ブタジエンアクリロニトリルおよ
びコア−シエル重合体の組み合わせを使用する場合、そ
の重量比は好ましくは3:1から1:3、更に好ましくは2:1
から1:2、最も好ましくは1:1である。
組成物は好ましくは組成物に所望するレオロジー特性
を与えるために流れ調整剤あるいはシツクナーを含む。
適当な流れ調整剤にはフユームドシリカ、例えばCabot
Corp.から得られる処理フユームドシリカ、Cab−O−Si
lTMTS720、および未処理フユームドシリカCab−O−Sil
TMM5、および短繊維、例えば綿およびDu Pont Co.から
得られる高温ポリアミド繊維KevlarTMパルプが含まれる
が、処理フユームドシリカが特に好適である。組成物を
構造接着剤として用いようとするとき、流れ調整剤は観
察できる垂下が2mm、一層好ましくは0mmとなるような量
で、例えば一般に約2から5重量パーセントで存在する
のがよい。
組成物のプレス−フロー特性の調節を助けるため、組
成物は反応性希釈剤を含みうる。適当な希釈剤は少なく
とも一つのグリシジルエーテル末端部と好ましくは飽和
または不飽和の環状主鎖を有する化合物である。このよ
うな希釈剤の例にはシクロヘキサンジメタノールのジグ
リシジルエーテル、レゾルシノールのジグリシジルエー
テル、p−tert−ブチルフエニルグリシジルエーテル、
クレジルグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコール
のジグリシジルエーテル、トリメチロールエタンのトリ
グリシジルエーテル、トリメチロールプロパンのトリグ
リシジルエーテル、トリグリシジルp−アミノフエノー
ル、N,N′−ジグリシジルアニリン、N,N,N′、N′−テ
トラグリシジルメタ−キシリレンジアミン、および植物
油ポリグリシジルエーテルが含まれる。受け入れること
のできるプレス−フロー値を得るために必要な反応性希
釈剤の最小量を組成物に使用すべきであるがそれは反応
性希釈剤を添加すると重ねせん断強さおよび衝撃強さが
減少することがあるからである。組成物を接着剤として
用いようとする場合、反応性希釈剤は、551.6KPaの圧力
を用いるGM試験9021、方法Mにより試験した場合、好ま
しくは100秒未満、一層好ましくは約50秒未満のプレス
−フロー値を与えるのがよい。
エポキシ樹脂組成物はまた通常の添加物、例えば充て
ん材、例えばアルミニウム粉末、カーボンブラツク、ガ
ラスバブル、タルク、クレー、炭酸カルシウム、硫酸バ
リウム、二酸化チタン、シリカ、ケイ酸塩、および雲母
を含みうるが、アルミニウム粉末が特に適当である。
本発明組成物は22℃で好ましくは少なくとも3日、一
層好ましくは少なくとも30日、最も好ましくは60日以
上、そして35℃では少なくとも12時間、一層好ましくは
約3日、最も好ましくは少なくとも14日のポツトライ
フ、即ち粘度が2倍になる時間の長さを有する。ポリオ
ールおよびイミダゾールの選択は両方とも組成物のポツ
トライフに影響する。一般に、ポリオールおよびイミダ
ゾールが約25から35℃の温度で組成物の液状部分に不溶
であるときポツトライフは増加する。
組成物の反応性は、137℃の温度に保持した示差走査
熱量計を用いて試験した場合にピークまでの発熱に対す
る時間が10分未満、一層好ましくは5分未満、最も好ま
しくは2分未満となるようにするのがよい。
エポキシ樹脂組成物は電気被覆した亜鉛めつき鋼の接
着剤として使用した場合、165℃の温度で30分間硬化し
たとき初期室温(22℃)での衝撃強さは少なくとも11,4
00J/m2、および−30℃での衝撃強さは少なくとも2200J/
m2、好ましくは少なくとも4400J/m2、一層好ましくは少
なくとも11,400J/m2および重なりせん断強さは少なくと
も7MPa、好ましくは少なくとも10.5MPa、一層好ましく
は少なくとも13.5MPaを与えることができる。本組成物
は、特に適当な具体例において、沸騰水中に24時間浸漬
後、少なくとも2200J/m2、一層好ましくは4400J/m2、最
も好ましくは 11,400J/m2の衝撃強さを保留することができ、また沸騰
水中に24時間浸漬後そして80℃で10分後、少なくとも5M
Pa、好ましくは少なくとも7MPa、最も好ましくは少なく
とも10MPaの重なりせん断強さを保留することができ
る。
重ねせん断強さおよび衝撃強さを測定するため試料を
電気被覆した亜鉛めつき鋼試験片(厚さ0.8mm、幅25.4m
m、長さ76.2mm)あるいは食刻アルミニウム試験片(厚
さ1.6mm、幅25.4mm、長さ76.2mm)を使用して調製し
た。各鋼試験片を飽和した目の粗い綿布を用いて油(型
KA−45M、H.A.Montgomery Co.から得られる)でふく。1
0分後、目の粗い薄地のきれいな綿布で2回ふくことに
より余分の油を除く。FPL(Forest Productus Laborato
ries)食刻(硫酸/クロム酸浴中に浸漬)、それに続く
水洗、乾燥を用いてアルミニウム試験片をつくる。一つ
の試験片の端の部分に接着剤を塗布する。長さを2.5cm
の2本の0.25mmピアノ線を約8mm離して接着剤を横切ら
せておく。第2の試験パネルの端の部分(1.25cm)を接
着剤の上に置いて1.25cmの重なりをつくる。IDL Mfg.an
d Salss Corp., Carlstadt, NJから得られる容量0.94cm
のバインダークリツプNo.10020を使用して、接着剤を16
5℃の強制空気乾燥器中で30分間、あるいは試験片が鋼
の場合には、直径0.47cmの銅チユーブの4回巻ボツクス
コイル(6.25平方cm×深さ3.125cm)を有するLepel Cor
p.から得られるLepel型T−2.5−1−KC−B−Wモデル
T−254−62ジエネレーターを使用して電磁誘導加熱す
る2.5から3.5秒間、重なりの各端のところで試験パネル
をはさむ。誘導加熱中、金属により熱として消費された
誘導電流が接着剤と接触している試料の表面を加熱しそ
れにより迅速な硬化を開始させる。
重ねせん断強さは、最初(冷却後)ASTM試験法D1002
−2を使用して、沸騰水中に24時間浸漬し続いて80℃で
12時間空気乾燥の後、定温チヤンバー中80℃で試験片を
10分間平衡させ、定温チヤンバー中にあるうちに試験片
を試験することにより測定する。衝撃強さは−30℃に少
なくとも2時間貯蔵した接着試験片について貯蔵場から
取り出した直後に試験するか、あるいは室温(約22℃)
および沸騰水中に24時間浸漬し続いて12時間空気乾燥後
において、接着試験片について測定される。接着試験片
を各端から約8mm水平に支持し、直径1.1cm長さ47.6cmの
棒により支柱からつるしたRockwell C−50からC−60に
硬化した丸い(半径6.35mm)突端をもつ高さ6.35mmの銅
のくさび(1680g)により衝撃を与える。この棒は水平
から垂直まで90°で振り動かせるようになつていて、く
さびの突端は垂直位置に達したとき試料を衝撃する。
組成物の垂下抵抗は、せん断および衝撃強さ試験に対
するのと同じように油でふいた電気被覆銅パネルについ
て測定する。水平に置いた銅パネル上にコーキングガン
で直径0.48cmのビーズを長さ10cm塗布する。次にパネル
をビーズを水平にして垂直位置に置く。ビーズの示した
垂下またはスランプの量を4時間後に測定する。ビーズ
は好ましくは2mm未満垂下する。更に好ましくは、ビー
ズは垂下を示さない方がよい。
接着剤組成物のポツトライフは、与えられた温度で組
成物の粘性が2倍になる時間の長さである。組成物の反
応性は示差走査熱量計に10mgの試料を137℃で保持した
とき硬化までの時間(発熱ピーク)である。
下記の例中、すべての部数は特に断らない限り重量で
表わしてある。
例1および例2 下記の処方を用いて接着剤組成物をつくつた。
160重量部のDERTM332を40重量部のHycarTM1300×8と
配合し、混合物を80〜85℃に加熱し、トリフエニルホス
フイン0.1部を添加し、そして混合物をかきまぜながら8
0〜85℃で2時間反応させてつくつた付加物。
例1および例2の組成物の調製においては、エポキシ
ド(DERTM332)を120℃に予熱し、ParaloidTMBTA731を
加え、混合物を高せん断下120℃で1時間かきまぜる。H
ycar1300×8付加物、トリメチロールエタンおよびヘキ
サキス(イミダゾール)ニツケルフタレートの事前配合
物をペイントミルに3回通過させて一様に混合する。こ
れら事前配合物を合わせ、一様な組成物が得られるまで
Cab−O−SilTMTS720、アルミニウム粉末、および炭酸
カルシウムをかきまぜながら加える。
上記のように電気被覆亜鉛めつき鋼を用いて試料をつ
くり、表1に示した時間誘導加熱することにより硬化さ
せた。試験を22℃において初期重ねせん断強さについて
行ない、結果を表1に示した。
例3および例4 例3および例4においては、それぞれ例1および例2
と同様に試料を調製したが、ただし接着剤組成物を強制
空気乾燥器中165℃で30分間硬化させた。これら試料を
初期重ねせん断強さに対し室温において、また沸騰水中
24時間の浸漬後に、また初期重ねせん断強さに対し室温
で、また沸騰水中24時間の浸漬後に試験した。各組成物
をプレス−フロー値について試験した。結果を表2に示
す。
例5〜例9 例5〜例9においては接着剤組成物を下記の処方を用
いて例1および例2と同様に調製した。
例3および例4で前述したように試料を調製し試験し
た。結果を表3に示す。
例10〜例34および比較例1 例10〜例34においては、表4に示した量で種々なポリ
オール硬化剤を含む次の処方を用いて組成物を調製し
た。
重量部 DERTM332 67.2 ParaloidTMBTA731 16.0 DERTM332/HycarTM1300×8付加物 28.0 ニツケルイミダゾールフタレート 5.0 Cab−O−SilTMTS720 5.2 アルミニウム粉末 32.6 ポリオール − ParaloidTMBTA731(強化剤)をエポキシド(DERTM33
2)中に150℃で高せん断ミキサー中で事前分散し1から
2時間混合した。この分散系へ調製付加物およびトリメ
チロールプロパンを加えた。この混合物を5分間混合
し、次に冷却した。次にイミダゾール触媒を加え、続い
てCab−O−SilTMTS−720およびアルミニウム粉末を加
えた。全材料がよく分散するまで、ペイントミルを用い
て混合を続けた。
比較例1においては、例10〜例34と同様にエポキシ樹
脂組成物をつくつたが、ただしポリオールを添加しなか
つた。
これら組成物をポツトライフおよび反応性について試
験した。前記のように電気被覆した亜鉛めつき鋼の試験
片を用い165℃で30分間オーブン硬化を行なつて試料を
調製した。80℃で重ねせん断強強さに対して試験した試
料は、200℃で30分間後硬化した。結果を表4に示す。
例35〜例54 例35〜例54においては、表5に示した種々なイミダゾ
ール触媒を含む下記の処方を用いて、例10〜例34に記載
のように組成物を調製した。
重量部 DERTM332 67.2 ParaloidTMBTA731 16.0 DERTM332/HycarTM1300×8 28.0 トリメチロールプロパン 15.6 Cab−O−SilTMTS720 5.2 アルミニウム粉末 32.6 イミダゾール 5.0 電気被覆した亜鉛めつき鋼の試験片を調製し、重ねせ
ん断強さおよび衝撃強さについて試験した。試験結果を
表5に示す。
例55〜例60 例3と同様に接着剤組成物をつくるが、ただし表6に
示したポリオールおよびその量およびイミダゾール(各
組成物中5部)をそれぞれトリメチロールエタンおよび
ヘキサキス(イミダゾール)ニツケルフタレートの代り
に用いた。
食刻したアルミニウムパネルを前記方法を用いて被覆
した。パネルを150℃で30分間硬化させ、初期重ねせん
断強さ、沸騰水中24時間浸漬後の重ねせん断強さおよび
衝撃強さについて試験した。結果を表7に示す。
例61〜例72 例61〜例72においては、例5に記載のようにして組成
物をつくつたが、ただし表8に示したように、反応性希
釈剤をParaloidTMBTA731およびEponTM828時前分散系に
加えた。その処方は次の通りである: 重量部 EponTM828 34.7 ParaloidTMBTA731 6.2 反応性希釈剤TM 5.2 HycarTM1300×8/DERTM332付加物 14.5 トリメチロールエタン 8.3 ヘキサキス(イミダゾール)ニツケルフタレート 2.6 Cab−O−SilTMTS720 3.5 アルミニウム粉末 25.0 各組成物を165℃で30分間硬化後プレス−フロー値、
重ねせん断強さ、および衝撃強さについて試験した。結
果を表8に示す。
例73〜例77 例73〜例77においては、それぞれ例61〜例63および例
65におけるように組成物を調製したが、ただしCab−O
−SilTMTS720の量を4重量部に増し、また例77において
は、例61と同様に組成物をつくつたが、ただしアルミニ
ウム粉末を12.5重量部に減らしまたCab−O−Sil TS−7
20を3.5重量部に減らした。各組成物をプレス−フロー
値、垂下、重ねせん断強さ、および衝撃強さについて試
験した。結果を表9に示す。表9中のデータからわかる
ように、流れ調製剤の量の増加あるいはアルミニウム粉
末充てん材の量の減少は例61〜例63および例65のそれよ
りも垂下抵抗を向上させる。
本発明の範囲から離れることなく本発明の種々な修正
および変更が当業者にとつて明白となるであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン カール タンゲン アメリカ合衆国ミネソタ州セント ポー ル,3エム センター(番地なし) (56)参考文献 特開 昭58−147418(JP,A) 欧州公開118270(EP,A1)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貯蔵に安定な熱硬化性一剤型エポキシ樹脂
    組成物において、硬化可能エポキシド樹脂、硬化量の約
    2から18の炭素原子を有する脂肪族または非芳香族環状
    ポリオール(前記ポリオールの少なくとも2個のヒドロ
    キシル基は第一級または第二級であり、そして、前記ポ
    リオールは、ポリオールのメチロール基に付く炭素原子
    に関してα−位に強酸基、アミド基および電子求引置換
    基を有しておらず、かつ、ヒドロキシル基対エポキシド
    基比は約0.5:1から1:1である)、および触媒量の (イ)式: M1(L1)a(X1)b 〔式中、M1はNi++、Cu++、またはCo++であり、 (式中、R2は1から18の炭素原子を有するアルキル、1
    から4の炭素原子を有するシアノアルキル、フェニル、
    または置換フェニルであり、R3は1から18の炭素原子を
    有するアルキル、フェニル、または置換フェニルであ
    る)であり、 X1はR4(COO-)2(式中、R4はフェニレン、ナフチレン、
    またはCmH2m(式中、mは0、1または2である))で
    あるか、あるいは X1はR5(COO-)e(式中、R5はベンゼンまたはナフタレン
    の残基であり、eは3、4、または5である)である
    か、あるいは X1は強無機酸の陰イオンでり、 aは2、4または6であり、 bはX1の価数により0.5、0.67、1、または2である〕 により表される化合物、 (ロ)式: L2X2 〔式中、L2(式中、R6は−H、−CnH2n+1または であり、nは1から16の数であり、 R7は−H、−CH3、−C2H5、−C2H4CN、または であり、 R8は−H、−CH3、−C2H5、−CH2OH、または であり、 R9は−Hまたは−CH2OHである)であり、 X2はR4(COOH)2(式中、R4はフェニレン、ナフチレン、
    またはCmH2m(式中、mは0、1、または2である))
    であるか、あるいは X2はR5(COOH)e (式中、R5はベンゼンまたはナフタレンの残基であり、
    eは3、4、または5である)であるか、あるいは X2はイソシアヌル酸である〕 により表される化合物、 (ハ)式: M3(L3)e 〔式中、M3はNi++、Cu++、Co++、Zn++、Cu+またはAg+
    あり、 L3(式中、R1は−H、 または−CnH2n+1であり、 nは1から16の数であり、そして 各R2は−CH3または−CH2OHである)であり、 eは1または2である〕 により表される化合物、 (ニ)式 L4 〔L4(式中、R6は−H、−CnH2n+1または であり、nは1から16の数であり、 R7は−H、−CH3、−C2H5、−C2H4CN、または であり、 R8は−H、−CH3、−C2H5、−CH2OH、または であり、 R9は−Hまたは−CH2OHである)である〕 により表される化合物、 (ホ)式 (式中、X、YおよびZは同じかまたは異なり、そして
    各々は水素、1から12の炭素原子を有する低級アルキル
    またはアリール、ハロゲンまたはニトロでよい) により表される化合物、 (ヘ)式: 〔式中、M4はCu+またはAg+である〕 により表される化合物、 (ト)式: 〔式中、M5はNi++またはCu++である〕 により表される化合物、 (チ)式: により表される化合物、 (リ)式: により表される化合物、 (ヌ)式: により表される化合物、および (ル)式: により表される化合物、 から選ばれるイミダゾール化合物からなることを特徴と
    する、上記エポキシ樹脂組成物。
  2. 【請求項2】イミダゾールは組成物の約1から10重量パ
    ーセントを占める、特許請求の範囲第1項記載の組成
    物。
  3. 【請求項3】少なくとも1種の強化剤を更に含有する、
    特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  4. 【請求項4】強化剤は組成物の約8から34重量パーセン
    トを占める、特許請求の範囲第3項記載の組成物。
  5. 【請求項5】組成物は、 ビスフェノールAのジグリシジルエーテル30から50重量
    部、 カルボキシル末端ブタジエンアクリロニトリル強化剤と
    ビスフェノールAのジグリシジルエーテルの付加物10か
    ら20重量部、 アクリル系コアーシェルグラフト重合体3から10重量
    部、 ヒドロキシル基対エポキシド基比約0.5:1から1:1を与え
    るのに十分な量のポリオール、 イミダゾール2から5重量部、および 充てん剤10から50重量部、 からなる、特許請求の範囲第3項記載の組成物。
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