JP2619530B2 - 糖蜜からベタインを回収する方法 - Google Patents

糖蜜からベタインを回収する方法

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の産業上の利用分野) 本発明は、擬似移動床クロマトグラフィー(simulate
d moving bed chromatography)による有価物質、特に
ビート糖蜜中に含まれるベタイン及び蔗糖の回収方法に
関する。
(従来の技術とその課題) ベタインは動物飼料並びに製薬用途及び化粧用途に使
用される有価化合物である。
ベタインは多種の植物の根、種子及び茎中に産出す
る。砂糖ビート中のその濃度は比較的高く、乾燥固形分
を基準として1.0〜1.5%である。砂糖ビートが蔗糖の回
収のため処理される場合、ベタインは糖蜜中で濃厚にな
る。ビート糖蜜は通常乾燥固形分を基準として計算して
3〜8%のベタインを含む。
ベタインは、下記の式を有する両性化合物である。
ベタインをビート糖蜜、その他の糖蜜または蒸留残渣
(vinasse)からイオン交換、塩酸塩としての結晶化、
有機溶媒による抽出またはクロマトグラフィーにより回
収することが知られている。
ベタインの回収のためのクロマトグラフィー方法が米
国特許第4,359,430号に記載されている。この方法はビ
ート糖蜜の如き、ベタインを含む糖蜜がアルカリ金属形
態のポリスチレンスルホネート陽イオン交換樹脂を含む
カラムの上部に0.5〜2.0m3/時間/m2の流量で導入される
プロセスである。水による溶離が樹脂床の下流側からの
ベタイン、砂糖及び残りの糖蜜の回収のために行なわれ
る。
擬似移動床クロマトグラフィー、即ち分離されるべき
二種以上の物質を含む溶液が固定相に対して循環される
多工程分離法は、高フラクトースシロップからのグルコ
ース/フラクトースまたは糖蜜からの蔗糖/残りの糖蜜
の如き二成分の分離に使用されていた。
最初の商業的な擬似移動床法は、米国特許第2,985,58
9号に記載された。米国特許第4,404,037号はカーボンが
糖蜜からの蔗糖の回収用の吸着剤として使用される擬似
移動床技術を記載している。米国特許第4,426,232号及
び同第4,533,398号はゼオライトが吸着剤として使用さ
れる同様の方法を記載している。米国特許第3,997,357
号は糖蜜から蔗糖の回収のための連続方法を記載してお
り、米国特許第4,519,845号、同第4,332,623号及び同第
4,405,455号は糖蜜からの蔗糖の分離方法を記載してい
る。米国特許第4,461,649号は砂糖の擬似向流分離法を
記載している。これらの分離法の要約が、例えばフード
・エンジニアリング(Food Engineering)(アノン(An
on))1983年55巻(5)154頁及びシュガー・y・アズ
カー(Sugar y Azucar)(1987年)8月号、27〜29頁
(U.バワーダ(Bhawada))に示されている。
また、商業的な擬似移動床法が米国特許第3,732,982
号、同第4,412,866号及びケミカル・エンジニアリング
(Chemical Engineering)1981年8月/9月389〜393頁
(P.バーカー(Barker)等)に記載されている。欧州特
許出願第0279946号に於いて、擬似移動床法がビート糖
蜜の三種以上の画分への分離に関して記載されている。
しかしながら、ベタインの回収は開示されておらず、し
かもその方法の性能は低い。
ビート糖蜜は蔗糖、ベタイン、塩、アミノ酸及びその
他の有機成分及び無機成分を含む。
ベタインを蔗糖と同じサイクル中に回収することが非
常に望ましい。しかしながら、これは擬似移動床法の使
用により従来は不可能であった。
クロマトグラフィー法を用いるビート糖蜜からベタイ
ンの回収のための従来の方法に於いて、分離能力及び/
または分離された画分の乾燥含量は低かった。
従って、本発明の目的は、三つの画分の全てが同じサ
イクル中で回収されるクロマトグラフィー技術を用いて
蔗糖、ベタイン、及び残りの糖蜜を分離することであ
る。
本発明の第二の目的は、ベタインに富む画分を、後分
別(post−fractionation)を必要としないで単一の分
別工程により回収することである。
本発明の第三の目的は、分離能力が高く、製品画分中
の異なる成分の収率が高く、且つ溶離水の消費が少ない
ような、ベタインの高性能分離を行なうことである。
(課題を解決するための手段) 上記の目的及びその他の目的に従って、本発明は、蔗
糖及び残りの糖蜜と実質的に同時に同じサイクル中でベ
タインを第三画分として溶離により分離することを含む
クロマトグラフィー擬似移動床技術によるベタイン及び
蔗糖の回収のための改良方法を提供する 更に詳細には、本発明は、直列に連結された少なくと
も三つのクロマトグラフィーカラムを有し、且つこれら
のカラム中の単一方向の液体の流れに適したクロマトグ
ラフィーの擬似移動床系の同一サイクル中でビート糖蜜
からベタイン及び蔗糖の回収方法に関する。そのサイク
ルは、糖蜜供給原料溶液をカラムの一つに供給し実質的
に同時に水をカラムの別の一つに供給することを含む糖
蜜供給工程、水をカラムの一つに供給することを含む水
供給工程、糖蜜供給原料溶液及びカラム中に循環するこ
とを含む循環工程、及びカラムの一つから蔗糖画分を溶
離し、カラムの一つからベタイン画分を溶離し、そして
カラムの一つから残りの糖蜜を溶離することを含む溶離
工程を含む。
蔗糖、残りの糖蜜及びベタインからなる群から選ばれ
た、好ましくは一つ以上、最も好ましくは二つまたは三
つの製品画分は、糖蜜供給工程及び水供給工程中にカラ
ムから溶離される。ベタインは水が供給されるカラムの
下流の(即ち、上記の系の流れの方向にさらに先の)カ
ラムの底部から上記の水供給工程中に溶離されることが
好ましい。
別の態様に於いて、ベタインは水供給工程中に残りの
糖蜜に加えて、あるいは残りの糖蜜に代えて実質的に別
個の画分として溶離される。
別の態様に於いて、本法は残りの糖蜜が第一循環工程
と第二循環工程との間に溶離される第二循環工程を更に
含む。残りの糖蜜が溶離されるカラムは、水が供給され
るカラムの更に下流に配置される。
別の態様に於いて、蔗糖は上記のベタインの溶離の前
にベタインと同じカラムから溶離されてもよく、ベタイ
ン及び残りの糖蜜は同じカラムから交互に溶離されても
よい。
好ましいサイクルは約3〜14の工程を含み、最も好ま
しいサイクルは約4〜約8の工程である。
また、直列に連結された3〜約14個のクロマトグラフ
ィーカラム、好ましくは直列に連結された4〜約8個の
クロマトグラフィーカラムが設けられることが好まし
い。クロマトグラフィーカラムは1個のカラム、または
夫々供給分配手段及び溶離剤回収手段を有する複数の短
かいカラムを含んでもよい。
また、カラム中の液体流量は約0.5〜約10m3/時間/m2
であることが好ましい。
更に、約40℃〜約85℃の昇温が溶離中に使用されるこ
とが好ましい。また、一価の形態の強酸性陽イオン交換
樹脂がカラム充填物質として使用されることが好まし
い。
溶離剤溶液は水であることが好ましい。水は最も実用
的であり、しかも経済的に有利であるからである。しか
しながら、当業者に公知のその他の溶離剤がそれに代え
て使用されてもよい。
また、本発明は直列に連結された少なくとも三つのク
ロマトグラフィーカラムを有し、且つこれらのカラム中
の単一方向の液体の流れに適したクロマトグラフィーの
擬似移動床系によりビート糖蜜からベタイン及び蔗糖の
回収方法であって、(1)糖蜜供給原料溶液をカラムの
一つに供給し、実質的に同時に水を供給原料糖蜜溶液が
供給されるカラムの下流の別のカラムに供給し、そして
実質的に同時に残りの糖蜜画分、ベタイン画分続いて残
りの糖蜜画分、蔗糖画分、及び蔗糖画分続いてベタイン
画分からなる群から選ばれた製品画分を溶離し、(2)
糖蜜供給原料溶液及び水をカラム中の流れの方向に循環
し、(3)水をカラムの一つに供給し、ついで下流のカ
ラムから残りの糖蜜、ベタイン、またはその両者を溶離
し、(4)糖蜜供給原料溶液及び水をカラム中の流れの
方向に循環し、(5)1サイクル中に工程(2)及び
(3)を約1〜6回繰り返し、そして(6)1サイクル
中に工程(1)を約1〜2回またはそれ以上繰り返すこ
とを連続的に含むことを特徴とする回収方法に関する。
その方法は、さらに、平衡に達した後にサイクルを連
続的に繰り返すことを含んでいてもよい。“平衡”とい
う用語は、全ての画分の組成が一定であり、全ての画分
の合計が供給原料溶液の組成に一致することを意味す
る。
(詳細な説明) 本発明の方法に於いて、数個のクロマトグラフィーカ
ラムが直列に使用される。その列は3〜約14個のカラム
を含んでもよい。カラムは、全カラム中の循環が一つの
ポンプだけで確立できるように配管によって相互連結さ
れる。一つのポンプの代わりに、数個のポンプを使用す
ることができる。例えば、ポンプは数個または全部のカ
ラムの間に設けられてもよい。流量はカラムの断面積1m
2当り毎時0.5〜10m3(m3/時間/m2)である。第1図を参
照して、直列に連結された4個のクロマトグラフィーカ
ラム1〜4を含む装置が示されている。
カラムは、好ましくは一価のイオン形態、最も好まし
くはナトリウム及び/またはカリウム形態の強酸性ゲル
型陽イオン交換樹脂(例えば、「ゼロリット(Zeroli
t)225」または「フィネックス(Finex)C09」)で充填
されている。
第2図は、第1図に示される装置に類似するが直列に
連結された8個のカラム1〜8を有する本発明の別の装
置を示す。
カラムは供給原料配管19、20及び製品配管27〜29が設
けられており、その結果供給原料溶液及び溶離水がカラ
ムに供給でき製品画分がカラムから回収され得るように
なっている。
更に詳細に説明すると、予め選ばれたカラムに供給さ
れる希釈糖蜜を含む第一容器17が設けられている。糖蜜
は糖蜜供給ポンプ22により糖蜜供給管19を通って予め選
ばれたカラムに供給される。また、装置は水を含む第二
容器18が設けられている。水は水供給ポンプ23により水
供給管20を通って予め選ばれたカラムに供給される。供
給原料配管19、20及び製品配管27〜29並びにカラムを相
互連結する配管9〜12は弁30〜60が設けられており、そ
の結果予め選ばれた量の溶液が夫々供給されるか、ある
いは回収された後、供給及び回収が遮断され得るように
なっている。
製品配管はオンライン装置(図示されていない)が設
けられており、製品の品質を運転中に監視できるように
なっている。オンライン装置は密度計等;屈折率測定
器、導電率計、光学活性測定器及び温度計を含む。プロ
セス制御はマイクロプロセッサーまたはコンピューター
により行なわれる。
クロマトグラフィー分離を行なう前に、供給原料溶液
(ビート糖蜜)は水で約40〜60重量%の濃度に希釈され
る。希釈された供給原料溶液は、炭酸ナトリウムを添加
して炭酸カルシウムとしてカルシウムを除去した後に、
けいそう土を濾過助剤として使用して濾過される。分離
カラム1〜4に供給する前に、糖蜜溶液は熱交換器24に
より約50℃〜約85℃の範囲の温度に加熱される。
溶離は、水容器18、水供給管20及び水供給ポンプ23に
より与えられる水により行なわれる。溶離工程が行なわ
れる前に、水が熱交換器26中で約50℃〜約85℃の温度に
加熱されることが好ましい。
分離中、供給原料溶液バッチは、ポンプ21によりカラ
ムの列中に循環される。供給原料溶液の新しい部分が、
予め選ばれたカラムの上部への部分分離された残りの糖
蜜画分と蔗糖画分との間にカラムの列に添加される。
例えば、供給原料溶液が第一カラムに供給される場
合、ベタイン画分及び残りの糖蜜画分が第二カラムの底
部から回収され得る。第三カラムは同時に水が供給さ
れ、蔗糖画分が第四カラムから回収され得る。
また、溶離水をカラムの列の先のカラムの上部に供給
することにより、蔗糖画分及びベタイン画分を同じカラ
ムから交互に溶離することが可能である。第3図から明
らかなように、蔗糖画分及びベタイン画分は、それによ
り一部重なる。しかしながら、得られた画分は充分な純
度を有する。
供給原料溶液及び溶離水をカラムに供給し、製品画分
を回収した後、カラム中に含まれる溶液の循環が開始さ
れる。供給原料溶液及び/または溶離水の新しいバッチ
が前に使用されたのと同じ予め選ばれたカラムに再び供
給されるようになるまで、溶液の循環がカラムの全列中
で続けられる。
所望により、循環が遮断されてもよく、カラムの列中
の下流に配置されたカラムから残りの糖蜜及び/または
ベタイン画分を回収するため、水が先の水供給位置から
下流のカラム中に供給されうるようになっている。
次の供給原料溶液バッチまたは溶離水バッチが前のサ
イクル中よりもカラムの列中の下流に配置されたカラム
に供給されるまで、循環が続けられてもよい。
本発明に従ってベタイン、蔗糖または残りの糖蜜を得
るなどのカラムが溶離されるべきかを決める方法は、当
業界で公知である。例えば、蔗糖の溶離はオンライン光
学活性測定によって決定され得る。イオン性非砂糖類の
溶離はオンライン導電率測定により決定することができ
る。ベタインの溶離は回収試料の分析により決定するこ
とができる。残りの糖蜜の溶離は、密度測定値及び導電
率測定値が増加し始める時に開始される。これらの測定
は画分の最適容量を決定するのに使用される。その他、
画分の合計乾燥物質含量はオンライン密度測定により測
定することができる。
本発明の方法により得られた蔗糖画分の蔗糖含量は、
乾燥固形分基準で約80〜約95%に変化してもよく、ベタ
イン画分のベタイン含量は、乾燥固形分基準で約25〜約
80%に変化し得る。残りの糖蜜画分の蔗糖含量は、乾燥
固形分を基準として約15〜約30%に変化し得る。しかし
ながら、これらの値は新規な方法の性能の実際の限定を
表わすものではない。それらは、乾燥固形分を基準とし
て約60%の蔗糖及び約4.5〜5.5%のベタインを含むビー
ト糖蜜を使用する時の通常の運転の例にすぎない。
蔗糖画分の乾燥物質含量は、25〜約35重量%に変化し
てもよく、ベタイン画分及び残りの糖蜜画分の乾燥物質
含量は約4〜約10重量%に変化し得る。また、これらは
新規な方法の性能の単なる例にすぎない。ビート糖蜜の
乾燥含量は約80%である。
その後、ベタインを当業界で公知の方法によりベタイ
ン画分から回収することができる。ベタインまたは製薬
等級のベタイン−水和物を回収するのに使用され得る好
ましい方法は、米国特許第4,359,430号に示されてい
る。
(好ましい態様の詳細な説明) 以下、実施例によって、クロマトグラフィーの擬似移
動床技術を用いて同じサイクル中でビート糖蜜からベタ
イン、蔗糖及び残りの糖蜜の実質的に同時の分離を開示
することにより、本発明を更に詳細に説明する。これら
の実施例は本発明の範囲を限定するものではない。その
代わりに、それらは同じサイクル中でビート糖蜜から蔗
糖及び残りの糖蜜と実質的に同時にベタインを第三成分
として回収するためのクロマトグラフィーの擬似移動床
技術の使用の単なる例である。
実施例1 パイロット規模のクロマトグラフィー装置を使用し
た。フローシートが第2図に示される。それは8個のカ
ラム、供給ポンプ、循環ポンプ、溶離水ポンプ、流量制
御装置及び圧力制御装置、並びに異なるプロセス流の入
口及び出口のための弁を含んでいた。
夫々200mmの直径を有するカラムに、強酸性陽イオン
交換樹脂(フィニッシュ・シュガー・カンパニイ・リミ
テッド(Finnish suger Co.Ltd.)により製造された
「フィネックス(Finex)CO9」)を充填した。その樹脂
はポルスチレンジビニルベンゼンマトリックスを有し、
それはスルホン酸基を含んでいた。全てのカラム中の樹
脂床の高さは1250mmであった。平均粒径は、約0.36mmで
あった。最初に樹脂をナトリウム形態に再生した。その
運転中、それを供給原料糖蜜中に含まれる陽イオンで次
第に平衡にした。平衡に達した後、そのプロセスは数週
間にわたって大きな変化がなく、そのまま続行すること
ができる。カラムに導入された溶液の温度は、約70℃で
あり、流量は毎時120であった。
供給原料溶液は、炭酸ナトリウム(pH9)を添加する
ことによりカルシウムを沈殿させたビート糖蜜であっ
た。炭酸カルシウム沈殿物を濾別した。
蔗糖及びベタインの分離は、各カラムがその特定の機
能を有する5工程の順序により行なった。カラムを直列
に連結し、流れの方向を以下のように常にカラムNo.1か
らカラムNo.2等へとし、そしてカラムNo.8からカラムN
o.1に戻すようにした。
工程1:糖蜜をカラム1へ供給し、残りの糖蜜をカラム6
から溶離した。同時に水をカラム7へ供給し、蔗糖及び
ベタインを、その順序でカラム8から溶離した(第3図
を参照のこと)。
工程2:水をカラム7中に供給し、残りの糖蜜をカラム6
から溶離した。
工程3:循環ポンプによる全カラム中の溶液の循環。
工程4:水をカラム3中に供給し、残りの糖蜜をカラム2
から溶離した。
工程5:全カラム中の循環。
上記の順序が終了した時、工程1に戻すことによりプ
ロセス制御プログラムを続行させた。これらの順序を5
〜7回繰り返すことにより、系を平衡にし、一定の組成
をもつ製品画分を溶離し、分析した(表1及び表2を参
照のこと)。
分離は、供給原料、循環液及び製品画分の特定容量を
正確に測定するマイクロプロセッサーにより制御した。
表1は供給原料容量、循環液容量及び製品画分容量を
示す。表2は、乾燥固形分を重量基準として供給原料の
組成及び製品画分の組成を示す。第3図は塩、少糖類、
蔗糖及びベタインの濃度を時間の関数として示す、カラ
ムNo.1からの溶離プロフィールのグラフ図である。
実施例2 流量が150/時間であったこと以外は、装置、樹脂
及び条件は実施例1と同じであった。
プロセス制御は、2×7−工程順序により行なった。
工程1〜7は、1バッチの糖蜜の供給及び三つの水溶離
工程を含む。工程8〜14の操作は、工程1〜7の操作と
同じであったが、先の下流(カラムの列の流れ方向に)
の4個のカラムで行なった。
工程1:糖蜜溶液をカラム7中に供給し、残りの糖蜜をカ
ラム4から溶離した。同時に水をカラム5中に供給し、
蔗糖をカラム6から溶離した。
工程2:全カラム中の循環。
工程3:水をカラム1中に供給し、残りの糖蜜をカラム8
から溶離した。
工程4:全カラム中の循環。
工程5:水をカラム5中に供給し、同時にベタイン及び残
りの糖蜜を、その順序でカラム4から溶離した。
工程6:全カラム中の循環。
工程7:水をカラム1に供給し、ベタインをカラム8から
溶離した。
工程8:糖蜜溶液をカラム3に供給し、残りの糖蜜をカラ
ム8から溶離し、同時に水をカラム1中に供給し、蔗糖
をカラム2から溶離した。
工程9:全カラム中の循環。
工程10:水をカラム5中に供給し、残りの糖蜜をカラム
4から溶離した。
工程11:全カラム中の循環。
工程12:水をカラム1中に供給し、同時にベタイン及び
残りの糖蜜を、その順序でカラム8から溶離した。
工程13:全カラム中の循環。
工程14:水をカラム5中に供給し、ベタインをカラム4
から溶離した。
表3は供給原料、循環液及び製品画分の容量を示し、
表4は供給原料の組成及び製品画分の組成を示す。
実施例3 装置、樹脂及び条件は実施例2と同じであった。プロ
セスは、実施例2のように2×7−工程順序により制御
した。工程8〜14の操作は工程1〜7の操作と同じであ
ったが、それらは下流の4個のカラムで行なった。主な
相違は、ベタイン画分が予めめ決められた一つのカラム
から別個に回収されたことであった。
工程1:糖蜜をカラム1に供給し、残りの糖蜜をカラム4
から溶離した。同時に水をカラム5に供給し、蔗糖をカ
ラム6から溶離した。
工程2:全カラム中の循環。
工程3:水をカラム1に供給し、残りの糖蜜をカラム8か
ら溶離した。
工程4:全カラム中の循環。
工程5:水をカラム5中に供給し、残りの糖蜜をカラム4
から溶離した。
工程6:全カラム中の循環。
工程7:水をカラム1中に供給し、ベタインをカラム8か
ら溶離した。
工程8:糖蜜をカラム5中に供給し、残りの糖蜜をカラム
8から溶離した。同時に、水をカラム1中に供給し、蔗
糖をカラム2から溶離した。
工程9:全カラム中の循環。
工程10:水をカラム5中に供給し、残りの糖蜜をカラム
4から溶離した。
工程11:全カラム中の循環。
工程12:水をカラム1中に供給し、残りの糖蜜をカラム
8から溶離した。
工程13:全カラム中の循環。
工程14:水をカラム5中に供給し、ベタインをカラム4
から溶離した。
画分容量を表5に、供給原料の組成及び製品画分の組
成を表6に示す。
実施例4 カラムの数が4であり、流量が120/時間(供給、
循環、及び残りの糖蜜の溶離)及び280/時間(蔗糖
及びベタインの溶離)であったこと以外は、装置、樹脂
及び条件は実施例1〜3と同じであった。樹脂床の高さ
は2500mmであった。
プロセスは8−工程順序により制御した。
工程1:糖蜜をカラム1中に供給し、残りの糖蜜をカラム
3から溶離した。同時に水をカラム4中に供給し、蔗糖
及びベタインを、その順序で同じカラムの底部から溶離
した。
工程2:全カラム中で循環。
工程3:水をカラム1に供給し、残りの糖蜜をカラム4か
ら溶離した。
工程4:全カラム中で循環。
工程5:水をカラム2中に供給し、残りの糖蜜をカラム1
から溶離した。
工程6:全カラム中で循環。
工程7:水をカラム3中に供給し、残りの糖蜜をカラム2
から溶離した。
工程8:全カラム中で循環。
供給原料、循環液及び製品画分の容量を表7に、供給
原料の組成及び製品画分の組成を表8に示す。
本発明のその他の多くの変形例が当業界にとって自明
であり、それらは本発明の特許請求の範囲に記載された
技術的範囲内に含まれる。なお、前記の特許は参考文献
として本明細書内に取り込まれている。
【図面の簡単な説明】
以下の図面は本発明の態様の例示であり、特許請求の範
囲に包含される本発明の範囲を限定するものではない。 第1図は直列に連結された4個のクロマトグラフィーカ
ラムを有する装置の略図である。 第2図は直列に連結された8個のクロマトグラフィーカ
ラムを有する装置の略図である。 第3図は、実施例1のカラム8からの溶離を示すグラフ
である。 1〜12……カラム、17……第一容器 18……第二容器、19、20……供給原料配管 22……糖蜜供給ポンプ、23……水供給ポンプ 26……熱交換器、27〜29……製品配管 30〜60……弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−94145(JP,A) 特表 昭57−500286(JP,A) 米国特許4533398(US,A)

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直列に連結された少なくとも三つのクロマ
    トグラフィーカラムを有し、且つこれらのカラム中の単
    一方向の液体の流れに適したクロマトグラフィーの擬似
    移動床系を用いることによりビート糖蜜からベタイン及
    び蔗糖を同一サイクル中で回収する方法であって、 上記のサイクルが、 糖蜜供給原料溶液を上記のカラムの一つに供給し、か
    つ、溶離剤を上記のカラムの中の別のカラムに実質的に
    同時に供給することを含む糖蜜供給工程、 溶離剤を上記のカラムの一つに供給することを含む溶離
    剤供給工程、 上記の糖蜜供給原料溶液及び上記の溶離剤を上記のカラ
    ム中に循環することを含む循環工程、及び 残りの糖蜜画分、ベタイン画分に続く残りの糖蜜画分、
    蔗糖画分、及び蔗糖画分に続くベタイン画分からなる群
    から選ばれた製品画分を上記の工程中に溶離する工程、
    及び 1サイクル中に上記の工程を1〜6回繰り返すこと を含むことを特徴とする、回収方法。
  2. 【請求項2】溶離剤が水である、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】蔗糖及びベタイン画分を上記のカラムの一
    つから連続的に溶離する工程を更に含む、請求項2記載
    の方法。
  4. 【請求項4】上記の糖蜜供給工程及び上記の水供給工程
    が、さらに、上記のカラムの一つから、蔗糖、残りの糖
    蜜及びベタインからなる群から選ばれた二つまたは三つ
    の製品画分を溶離することを含む、請求項2または3記
    載の方法。
  5. 【請求項5】上記のベタインが、水が供給されるカラム
    の下流のカラムから上記の水供給工程中に溶離される、
    請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】上記の水供給工程中に、上記のベタインの
    他に上記の残りの糖蜜を実質的に別の画分として溶離す
    る工程を更に含む、請求項4記載の方法。
  7. 【請求項7】上記のベタイン及び上記の残りの糖蜜を同
    じカラムから交互に溶離する工程を更に含む、請求項2
    記載の方法。
  8. 【請求項8】直列に連結された3〜14個のクロマトグラ
    フィーカラムを設けたことを特徴とする、請求項2記載
    の方法。
  9. 【請求項9】直列に連結された4〜8個のクロマトグラ
    フィーカラムを設けたことを特徴とする、請求項2記載
    の方法。
  10. 【請求項10】強酸性陽イオン交換樹脂が、上記のクロ
    マトグラフィーカラム中の吸着剤として使用される、請
    求項2記載の方法。
  11. 【請求項11】上記の強酸性陽イオン交換樹脂が、一価
    の形態である、請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】上記の強酸性陽イオン交換樹脂が、ナト
    リウム型若しくはカリウム型、またはこれらの型の混合
    物である、請求項10記載の方法。
  13. 【請求項13】上記のカラム中の液体流量が0.5〜10m3/
    時間/m2である、請求項2記載の方法。
  14. 【請求項14】上記の循環供給溶液及び水の温度が40℃
    〜85℃である、請求項2記載の方法。
  15. 【請求項15】直列に連結された少なくとも三つのクロ
    マトグラフィーカラムを有し、且つこれらのカラム中の
    単一方向の液体に流れに適したクロマトグラフィーの擬
    似移動床系によりビート糖蜜からベタイン及び蔗糖を回
    収する方法であって、 (a) 糖蜜供給原料溶液を上記のカラムの一つに供給
    し、かつ、上記の糖蜜供給原料溶液が供給される上記の
    カラムの下流のカラムから残りの糖蜜画分を溶離し、 (b) 上記の糖蜜供給原料溶液の上記の供給と実質的
    に同時に上記の供給糖蜜溶液が供給される上記のカラム
    の下流の上記のカラムの一つに水を供給し、かつ、水が
    供給される上記のカラムの下流のカラムから蔗糖画分に
    続くベタイン画分を含む製品画分を溶離し、 (c) 上記の糖蜜供給原料溶液及び水を上記のカラム
    中の上記の流れの方向に循環し、 (d) 水を上記のカラムの一つに供給し、かつ、水が
    供給される上記のカラムの下流のカラムから残りの糖蜜
    を溶離し、 (e) 上記の糖蜜供給原料溶液及び水を上記のカラム
    中の上記の流れの方向に循環し、 (f) 水を上記のカラムの一つに供給し、かつ、水が
    供給される上記のカラムの下流のカラムから残りの糖蜜
    を溶離し、かつ (g) 上記の糖蜜供給原料溶液及び水を上記のカラム
    中の上記の流れの方向に循環する 工程をこの順序で含むことを特徴とする、回収方法。
  16. 【請求項16】糖蜜供給原料溶液を、上記の糖蜜供給原
    料溶液が前のサイクル中に供給された上記のカラムの下
    流のカラムに供給することから出発して、工程(a)〜
    (g)を繰り返すことを特徴とする、請求項15記載の方
    法。
  17. 【請求項17】直列に連結された少なくとも三つのクロ
    マトグラフィーカラムを有し、且つこれらのカラム中の
    単一方向の液体の流れに適したクロマトグラフィーの疑
    似移動床系を用いてビート糖蜜からベタイン及び蔗糖を
    回収する方法であって、 (a) 糖蜜供給原料溶液を上記のカラムの一つに供給
    し、かつ、上記の糖蜜供給原料溶液が供給される上記の
    カラムの下流のカラムから残りの糖蜜画分を溶離し、 (b) 上記の糖蜜供給原料溶液の上記の供給と実質的
    に同時に、水を上記の供給糖蜜溶液が供給される上記の
    カラムの下流の上記のカラムの一つに供給し、かつ蔗
    糖、ベタイン及び蔗糖画分に続くベタイン画分からなる
    群から選ばれた製品画分を、水が供給される上記のカラ
    ムの下流のカラムから溶離し、 (c) 上記の糖蜜供給原料溶液及び水を上記のカラム
    中の上記の流れの方向に循環し、 (d) 水を上記のカラムの一つに供給し、かつ、水が
    供給される上記のカラムの下流のカラムから残りの糖蜜
    を溶離し、 (e) 上記の糖蜜供給原料溶液及び水を上記のカラム
    中の上記の流れの方向に循環し、 (f) 水を上記のカラムの一つに供給し、かつ、水が
    供給される上記のカラムの下流のカラムからベタインを
    溶離し、かつ (g) 上記の糖蜜供給原料溶液及び水を上記のカラム
    中の上記の流れの方向に循環する 工程をこの順序で含むことを特徴とする、回収方法。
  18. 【請求項18】糖蜜供給原料溶液を、上記の糖蜜供給原
    料溶液が前のサイクル中に供給された上記のカラムの下
    流のカラムに供給することから出発して、工程(a)〜
    (g)を繰り返すことを特徴とする、請求項17記載の方
    法。
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