JP2619280B2 - ラセミ酸の光学的分割方法 - Google Patents
ラセミ酸の光学的分割方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は構造式(I): で示される2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフェニ
ル)−3−(2−アセチルアミノフェニルチオ)プロピ
オン酸(但し、3−(2−アセチルアミノフェニルチ
オ)及び2−ヒドロキシ基はE形である)の光学的分割
方法に関する。化合物(I)は、冠状動脈拡張活性を有
することが知られている、光学活性ベンゾチアゼピン
類、特に構造式(II): で示される2S−シス−5−[2−(ジメチルアミノ)−
エチル]−2、3−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−2−
(p−メトキシフェニル)−1、5−ベンゾチアゼピン
−4(5H)−オンの有用な中間体である。
ル)−3−(2−アセチルアミノフェニルチオ)プロピ
オン酸(但し、3−(2−アセチルアミノフェニルチ
オ)及び2−ヒドロキシ基はE形である)の光学的分割
方法に関する。化合物(I)は、冠状動脈拡張活性を有
することが知られている、光学活性ベンゾチアゼピン
類、特に構造式(II): で示される2S−シス−5−[2−(ジメチルアミノ)−
エチル]−2、3−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−2−
(p−メトキシフェニル)−1、5−ベンゾチアゼピン
−4(5H)−オンの有用な中間体である。
[従来技術の課題] 薬理学的に活性な化合物(II)及びこの化合物それ自
体の合成中間体両者の光学分割方法は文献に記載されて
いる。これら方はいずれも入手や経済性及び品質に問題
がある光学活性物質を必要としている。
体の合成中間体両者の光学分割方法は文献に記載されて
いる。これら方はいずれも入手や経済性及び品質に問題
がある光学活性物質を必要としている。
[課題を解決する手段及び作用・効果] ところが、驚くべきことに、本発明の目的である、
(2R、3R)−2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフェ
ニル)−3−(2−アセチルアミノフェニルチオ)プロ
ピオン酸と(2S、3S)−2−ヒドロキシ−3−(4−メ
トキシフェニル)−3−(2−アセチルアミノフェニル
チオ)−プロピオン酸からなるラセミ混合体のナトリウ
ム塩の分割を、過飽和溶液に該塩の分離異性体を接種す
る優先結晶化により光学活性物質を使用せずに実施でき
ることが見いだされた。
(2R、3R)−2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフェ
ニル)−3−(2−アセチルアミノフェニルチオ)プロ
ピオン酸と(2S、3S)−2−ヒドロキシ−3−(4−メ
トキシフェニル)−3−(2−アセチルアミノフェニル
チオ)−プロピオン酸からなるラセミ混合体のナトリウ
ム塩の分割を、過飽和溶液に該塩の分離異性体を接種す
る優先結晶化により光学活性物質を使用せずに実施でき
ることが見いだされた。
光学異性体の分離は、溶液に存在する2つの異性体の
公知過飽和現象(G.Amiard,R.Hly,Bull.Soc.Chim.Fr.19
56,447;L.Velluz.G.Amiard R.Hly,Bull.Chim.Fr.1953,9
03;G.Amiard,Experientia 1959,15,38)を使用し、引き
続き、系を平衡状態にする通常の飽和条件が得られるま
で、これらのひとつを優先的に析出することによって可
能である。次に、結晶化により得られた異性体に等しい
量のラセミ塩を添加すると、過飽和条件が回復する。
公知過飽和現象(G.Amiard,R.Hly,Bull.Soc.Chim.Fr.19
56,447;L.Velluz.G.Amiard R.Hly,Bull.Chim.Fr.1953,9
03;G.Amiard,Experientia 1959,15,38)を使用し、引き
続き、系を平衡状態にする通常の飽和条件が得られるま
で、これらのひとつを優先的に析出することによって可
能である。次に、結晶化により得られた異性体に等しい
量のラセミ塩を添加すると、過飽和条件が回復する。
接種後、前に得た異性体とは逆の異性体が、添加した
ラセミ混合体と同じ量で結晶化する。同じ手順によっ
て、添加、接種及び結晶化サイクルを繰り返すと、符号
が逆の光学異性体が交互に得られ、その量は使用したラ
セミ誘導体の量に等しい。収率や光学的品質に影響を与
えることなく、このサイクルは何度でも繰り返すことが
できる。
ラセミ混合体と同じ量で結晶化する。同じ手順によっ
て、添加、接種及び結晶化サイクルを繰り返すと、符号
が逆の光学異性体が交互に得られ、その量は使用したラ
セミ誘導体の量に等しい。収率や光学的品質に影響を与
えることなく、このサイクルは何度でも繰り返すことが
できる。
以下、簡潔を期すために、上記ラセミ混合体を(2S、
3S)(2R、3R)酸と呼ぶ。
3S)(2R、3R)酸と呼ぶ。
本発明によれば、異なる量の水を含む、あるいは無水
の低級アルコール及び低級ケトンを使用すると、(2S、
3S)(2R、3R)酸ナトリウム塩の過飽和溶液を得ること
ができる。2%〜4%の水を含むメタノールが特に好適
である。
の低級アルコール及び低級ケトンを使用すると、(2S、
3S)(2R、3R)酸ナトリウム塩の過飽和溶液を得ること
ができる。2%〜4%の水を含むメタノールが特に好適
である。
40℃以上から溶剤の還流温度までの温度で過飽和状態
に達する。溶剤混合物の含水量に依存する温度で、接種
後に結晶化が生じる。この温度は原則的には18℃〜45℃
である。約27℃〜35℃の温度で結晶化を行うのが好まし
い。
に達する。溶剤混合物の含水量に依存する温度で、接種
後に結晶化が生じる。この温度は原則的には18℃〜45℃
である。約27℃〜35℃の温度で結晶化を行うのが好まし
い。
予め調製しておいたナトリウム塩から出発して、ある
いは上記酸の溶液をNaOHでその場で処理して得たものを
使用して、反応を行うことができる。本発明方法後、化
合物(I)の光学的に純粋な右旋性塩を容易に得ること
ができ、これから次の化合物を得ることができる。
いは上記酸の溶液をNaOHでその場で処理して得たものを
使用して、反応を行うことができる。本発明方法後、化
合物(I)の光学的に純粋な右旋性塩を容易に得ること
ができ、これから次の化合物を得ることができる。
(a)pHが約5になるまで単に鉱酸や有機酸で処理する
と、対応する酸が得られる。
と、対応する酸が得られる。
(b)鉱酸で温和に加水分解すると、構造式(III)の
(+)2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフェニル)
−3−(2−アミノフェニルチオ)プロピオン酸(2S、
3S)が得られる。
(+)2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフェニル)
−3−(2−アミノフェニルチオ)プロピオン酸(2S、
3S)が得られる。
(c)僅かに強い条件では、構造式(IV)のベンゾチア
ゼピン誘導体が得られる。
ゼピン誘導体が得られる。
一般に、上記(b)における加水分解は40℃〜80℃の
温度で約1:10〜1:25w/wの酸:水比及び1:1〜5:1の鉱
酸:酸(I)モル比において行う。逆に、環化は1:25〜
1:50の比において水で希釈した鉱酸1〜5モルと共に酸
(I)を長時間沸騰させて行う。
温度で約1:10〜1:25w/wの酸:水比及び1:1〜5:1の鉱
酸:酸(I)モル比において行う。逆に、環化は1:25〜
1:50の比において水で希釈した鉱酸1〜5モルと共に酸
(I)を長時間沸騰させて行う。
また、本発明は室温から上記方法で得られたナトリウ
ム塩とメタノールの混合物の還流温度までの温度でメタ
ノールで処理することによって該ナトリウム塩を精製す
る方方にも関する。この処理の後に、得られた懸濁液を
濾過又は遠心分離する。これによって、光学的純度の高
い(2S、3S)−及び(2R、3R)−2−ヒドロキシ−3−
(4−メトキシフェニル)−3−(2−アセチルアミノ
フェニルチオ)プロピオン酸のナトリウムが単離され
る。精製処理は懸濁液の還流温度で1:5〜1:20w/vのナト
リウム塩:メタノールモル比において行うのが好まし
い。
ム塩とメタノールの混合物の還流温度までの温度でメタ
ノールで処理することによって該ナトリウム塩を精製す
る方方にも関する。この処理の後に、得られた懸濁液を
濾過又は遠心分離する。これによって、光学的純度の高
い(2S、3S)−及び(2R、3R)−2−ヒドロキシ−3−
(4−メトキシフェニル)−3−(2−アセチルアミノ
フェニルチオ)プロピオン酸のナトリウムが単離され
る。精製処理は懸濁液の還流温度で1:5〜1:20w/vのナト
リウム塩:メタノールモル比において行うのが好まし
い。
以下、実施例によって本発明を詳しく説明するが、本
発明はこれに制限されるものではない。
発明はこれに制限されるものではない。
実施例1 a)2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフェニル)−
3−(2−アセチルアミノフェニルチオ)プロピオン酸
メチルエステル、ラセミ混合体(2S、3S)(2R、3R) 約65℃で33.3g(0.1モル)の2−ヒドロキシ−3−
(4−メトキシフェニル)−3−(2−アセチルアミノ
フェニルチオ)プロピオン酸メチルエステル(ラセミ混
合体)を70mlのトルエンに溶解した。10g(0.1モル)の
無水酢酸を加えた。反応は発熱反応であり、温度が約85
℃に上昇した。80℃で60分以上経過した後、25mlの水で
混合物を希釈し、5gのNa2CO3でゆっくり中和した。
3−(2−アセチルアミノフェニルチオ)プロピオン酸
メチルエステル、ラセミ混合体(2S、3S)(2R、3R) 約65℃で33.3g(0.1モル)の2−ヒドロキシ−3−
(4−メトキシフェニル)−3−(2−アセチルアミノ
フェニルチオ)プロピオン酸メチルエステル(ラセミ混
合体)を70mlのトルエンに溶解した。10g(0.1モル)の
無水酢酸を加えた。反応は発熱反応であり、温度が約85
℃に上昇した。80℃で60分以上経過した後、25mlの水で
混合物を希釈し、5gのNa2CO3でゆっくり中和した。
水性相をデカンテーションし、有機相を0℃に冷却
し、濾過し、そしてトルエン(20ml)で洗浄した。33g
の実質的に純粋な化合物が得られた。融点=209℃〜211
℃、収率=理論値の88%。
し、濾過し、そしてトルエン(20ml)で洗浄した。33g
の実質的に純粋な化合物が得られた。融点=209℃〜211
℃、収率=理論値の88%。
C19N21NO5Sについての元素分析: C H N S 計算値%: 60.77 5.64 3.72 8.54 実測値%: 60.77 5.68 3.74 8.51 IRスペクトル、cm-1: 3550(NH);1730(COOCH3);1680(CONH)。
b)2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフェニル)−
3−(2−アセチルアミノフェニルチオ)プロピオン酸
ナトリウム塩、ラセミ混合体(2S、3S)(2R、3R) 4g(0.1モル)の水酸化ナトリウムを含む100mlのメタ
ノールに37.5g(0.1(0.1モル)の2−ヒドロキシ−3
−(4−メトキシフェニル)−3−(2−アセチルアミ
ノフェニルチオ)プロピオン酸メチルエステル、ラセミ
混合体(2S、3S)(2R、3R)を溶解した。約60分間混合
物を還流してから、0℃に冷却した。得られた結晶化合
物を濾過し、10mlの氷冷メタノールで洗浄した。60℃で
真空乾燥後、30gのラセミ混合物が得られた。収率:理
論値の78%。
3−(2−アセチルアミノフェニルチオ)プロピオン酸
ナトリウム塩、ラセミ混合体(2S、3S)(2R、3R) 4g(0.1モル)の水酸化ナトリウムを含む100mlのメタ
ノールに37.5g(0.1(0.1モル)の2−ヒドロキシ−3
−(4−メトキシフェニル)−3−(2−アセチルアミ
ノフェニルチオ)プロピオン酸メチルエステル、ラセミ
混合体(2S、3S)(2R、3R)を溶解した。約60分間混合
物を還流してから、0℃に冷却した。得られた結晶化合
物を濾過し、10mlの氷冷メタノールで洗浄した。60℃で
真空乾燥後、30gのラセミ混合物が得られた。収率:理
論値の78%。
母液をリサイクルし、4g(0.1モル)以上の固体水酸
化ナトリウムを使用して、0.1モルのメチルエステルを
加水分解した。同じ手順で繰り返して、第1サイクルと
等しい37gという同じ化合物を得た。二サイクルの合計
収率は理論値の87.5%であった。
化ナトリウムを使用して、0.1モルのメチルエステルを
加水分解した。同じ手順で繰り返して、第1サイクルと
等しい37gという同じ化合物を得た。二サイクルの合計
収率は理論値の87.5%であった。
別に、上記(a)の手順を繰り返し、水性相をデカン
テーションして、見出しのナトリウム塩を得ることがで
きる。この後、60℃で10NNaOH10mlとメタノール10mlと
の混合物で有機相を抽出する。生成したヒドロアルコー
ル系塩基性相を分離し、100mlのアセトンで処理する。
目的のナトリウム塩が結晶化し、これを濾過し、アセト
ンで洗浄し、60℃で真空乾燥する。35gの純粋な塩が得
られるが、これは理論値の91%に相当する。
テーションして、見出しのナトリウム塩を得ることがで
きる。この後、60℃で10NNaOH10mlとメタノール10mlと
の混合物で有機相を抽出する。生成したヒドロアルコー
ル系塩基性相を分離し、100mlのアセトンで処理する。
目的のナトリウム塩が結晶化し、これを濾過し、アセト
ンで洗浄し、60℃で真空乾燥する。35gの純粋な塩が得
られるが、これは理論値の91%に相当する。
c)ラセミ混合体の分割 約3%の水を含む1のメタノールに還流しながら90
gの(2S、3S)(2R、3R)酸ナトリウム塩を溶解した。
これに10gの(2S、3S)−2−ヒドロキシ−3−(4−
メトキシフェニル)−3−(2−アセチルアミノフェニ
ルチオ)プロピオン酸ナトリウム塩を加え、混合物を約
40℃に冷却した。3g以上の(2S、3S)−2−ヒドロキシ
−3−(4−メトキシフェニル)−3−(2−アセチル
アミノフェニルチオ)プロピオン酸ナトリウム塩を加
え、混合物を3〜5時間ゆっくり攪拌し、徐々に約27〜
30℃に冷却した。析出物を濾過し、メタノール(2×20
ml)で洗浄した。23gの(2S、3S)−2−ヒドロキシ−
3−(4−メトキシフェニル)−3−(2−アセチルア
ミノフェニルチオ)プロピオン酸ナトリウム塩が得ら
れ、光学的純度は85〜87%であった。母液を約40℃に冷
却し、3gの(2R、3R)−2−ヒドロキシ−3−(4−メ
トキシフェニル)−3−(2−アセチルアミノフェニル
チオ)プロピオン酸を加え、ゆっくり攪拌しながら約27
〜30℃に冷却した。結晶を濾過し、2×20mlのメタノー
ルで洗浄した。23gの(2R、3R)−2−ヒドロキシ−3
−(4−メトキシフェニル)−3−(2−アセチルアミ
ノフェニルチオ)プロピオン酸ナトリウム塩が得られ、
光学的純度は87%であった。
gの(2S、3S)(2R、3R)酸ナトリウム塩を溶解した。
これに10gの(2S、3S)−2−ヒドロキシ−3−(4−
メトキシフェニル)−3−(2−アセチルアミノフェニ
ルチオ)プロピオン酸ナトリウム塩を加え、混合物を約
40℃に冷却した。3g以上の(2S、3S)−2−ヒドロキシ
−3−(4−メトキシフェニル)−3−(2−アセチル
アミノフェニルチオ)プロピオン酸ナトリウム塩を加
え、混合物を3〜5時間ゆっくり攪拌し、徐々に約27〜
30℃に冷却した。析出物を濾過し、メタノール(2×20
ml)で洗浄した。23gの(2S、3S)−2−ヒドロキシ−
3−(4−メトキシフェニル)−3−(2−アセチルア
ミノフェニルチオ)プロピオン酸ナトリウム塩が得ら
れ、光学的純度は85〜87%であった。母液を約40℃に冷
却し、3gの(2R、3R)−2−ヒドロキシ−3−(4−メ
トキシフェニル)−3−(2−アセチルアミノフェニル
チオ)プロピオン酸を加え、ゆっくり攪拌しながら約27
〜30℃に冷却した。結晶を濾過し、2×20mlのメタノー
ルで洗浄した。23gの(2R、3R)−2−ヒドロキシ−3
−(4−メトキシフェニル)−3−(2−アセチルアミ
ノフェニルチオ)プロピオン酸ナトリウム塩が得られ、
光学的純度は87%であった。
母液に20gの(2S、3S)(2R、3R)酸ナトリウム塩を
加え、還流して、完全に溶解した。溶液を約40℃に冷却
し、3gの(2S、3S)−2−ヒドロキシ−3−(4−メト
キシフェニル)−3−(2−アセチルアミノフェニルチ
オ)プロピオン酸を加え、ゆっくり攪拌しながら3〜5
時間27〜30℃に放冷した。結晶を濾過し、2×20mlのメ
タノールで洗浄した。
加え、還流して、完全に溶解した。溶液を約40℃に冷却
し、3gの(2S、3S)−2−ヒドロキシ−3−(4−メト
キシフェニル)−3−(2−アセチルアミノフェニルチ
オ)プロピオン酸を加え、ゆっくり攪拌しながら3〜5
時間27〜30℃に放冷した。結晶を濾過し、2×20mlのメ
タノールで洗浄した。
23gの(2S、3S)−2−ヒドロキシ−3−(4−メト
キシフェニル)−3−(2−アセチルアミノフェニルチ
オ)プロピオン酸ナトリウム塩が得られ、光学的純度は
約85%であった。
キシフェニル)−3−(2−アセチルアミノフェニルチ
オ)プロピオン酸ナトリウム塩が得られ、光学的純度は
約85%であった。
上記手順及び適正な制御に従って、所望ならば、母液
は何度でもリサイクルできる。
は何度でもリサイクルできる。
分析制御 1)接種前に、メタノール溶液をチェックしながら、2m
lの溶液を蒸留水で50mlに希釈する。pHは約10でなけれ
ばならない。
lの溶液を蒸留水で50mlに希釈する。pHは約10でなけれ
ばならない。
2)エナンチオマーの結晶化中、濾過母液からサンプル
を採取し、旋光計でチェックする。[α]20゜275゜±1
5℃で符号が成長結晶と逆な時に最適な結晶化が生じ
る。3)20℃で、1gの各2−ヒドロキシ−3−(4−メ
トキシフェニル)−3−(2−アセチルアミノフェニル
チオ)プロピオン酸ナトリウム塩エナンチオマーを1NNa
OHに溶解して、100mlにする。旋光性は1dm旋光計で読み
取る。
を採取し、旋光計でチェックする。[α]20゜275゜±1
5℃で符号が成長結晶と逆な時に最適な結晶化が生じ
る。3)20℃で、1gの各2−ヒドロキシ−3−(4−メ
トキシフェニル)−3−(2−アセチルアミノフェニル
チオ)プロピオン酸ナトリウム塩エナンチオマーを1NNa
OHに溶解して、100mlにする。旋光性は1dm旋光計で読み
取る。
[α]20゜=170゜−175゜ 光学的純度が100%の化合物は光学活性[α]20゜が2
00゜である。
00゜である。
実施例1とは別に、下記の手順も使用できる。
実施例2 ラセミ混合体分割 (同じ酸のエナンチオマーのひとつについて実施例4に
記載するようにして調製した) 84gの(2S、3S)(2R、3R)酸及び10gの(2S、3S)−
2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフェニル)−3−
(2−アセチルアミノフェニルチオ)プロピオン酸を約
40℃で3%の水を含む1のメタノールに溶解した。10
%NaOHのメタノール溶液(w/v)105ml溶液を滴下して混
合物をpH10にアルカリ化した。
記載するようにして調製した) 84gの(2S、3S)(2R、3R)酸及び10gの(2S、3S)−
2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフェニル)−3−
(2−アセチルアミノフェニルチオ)プロピオン酸を約
40℃で3%の水を含む1のメタノールに溶解した。10
%NaOHのメタノール溶液(w/v)105ml溶液を滴下して混
合物をpH10にアルカリ化した。
得られた溶液に3gの(2S、3S)−2−ヒドロキシ−3
−(4−メトキシフェニル)−3−(2−アセチルアミ
ノフェニルチオ)プロピオン酸ナトリウム塩を接種し、
混合物を27〜35℃で約3〜5時間攪拌した。分離した結
晶析出物を濾過し、20mlのメタノールで洗浄した。23g
の(2S、3S)−2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフ
ェニル)−3−(2−アセチルアミノフェニルチオ)プ
ロピオン酸が得られ、光学的純度は約87%であった。母
液に20gの(2S、3S)(2R、3R)酸及び22mlの10%(w/
w)NaOHのメタノール溶液を加えた。溶液に3gの(2R、3
R)−2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフェニル)
−3−(2−アセチルアミノフェニルチオ)プロピオン
酸ナトリウム塩を接種し、約27〜30℃で約3〜5時間結
晶を成長させてから、濾過し、約20mlのメタノールで洗
浄した。
−(4−メトキシフェニル)−3−(2−アセチルアミ
ノフェニルチオ)プロピオン酸ナトリウム塩を接種し、
混合物を27〜35℃で約3〜5時間攪拌した。分離した結
晶析出物を濾過し、20mlのメタノールで洗浄した。23g
の(2S、3S)−2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフ
ェニル)−3−(2−アセチルアミノフェニルチオ)プ
ロピオン酸が得られ、光学的純度は約87%であった。母
液に20gの(2S、3S)(2R、3R)酸及び22mlの10%(w/
w)NaOHのメタノール溶液を加えた。溶液に3gの(2R、3
R)−2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフェニル)
−3−(2−アセチルアミノフェニルチオ)プロピオン
酸ナトリウム塩を接種し、約27〜30℃で約3〜5時間結
晶を成長させてから、濾過し、約20mlのメタノールで洗
浄した。
23gの(2R、3R)−2−ヒドロキシ−3−(4−メト
キシフェニル)−3−(2−アセチルアミノフェニルチ
オ)プロピオン酸ナトリウム塩が得られ、光学的純度は
約85%であった。
キシフェニル)−3−(2−アセチルアミノフェニルチ
オ)プロピオン酸ナトリウム塩が得られ、光学的純度は
約85%であった。
同じ手順で母液を再処理し、ラセミ酸を複数回にわけ
て添加し、等しい量の右旋光性異性体及び左旋光性異性
体を得た。
て添加し、等しい量の右旋光性異性体及び左旋光性異性
体を得た。
実施例1に記載した分析制御を行った。
実施例3 (2S、3S)−2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフェ
ニル)−3−(2−アセチルアミノフェニルチオ)プロ
ピオン酸ナトリウム塩 60分間250mlのメタノール中で25gの(2S、3S)−2−
ヒドロキシ−3−(4−メトキシフェニル)−3−(2
−アセチルアミノフェニルチオ)プロピオン酸ナトリウ
ム塩−光学的純度約80%−を還流してから、約20℃に冷
却し、濾過し、そして10mlのメタノールで洗浄した。
ニル)−3−(2−アセチルアミノフェニルチオ)プロ
ピオン酸ナトリウム塩 60分間250mlのメタノール中で25gの(2S、3S)−2−
ヒドロキシ−3−(4−メトキシフェニル)−3−(2
−アセチルアミノフェニルチオ)プロピオン酸ナトリウ
ム塩−光学的純度約80%−を還流してから、約20℃に冷
却し、濾過し、そして10mlのメタノールで洗浄した。
19gの化合物が得られ、光学純度は90%以上であっ
た。
た。
光学的純度が約80%の(−)エナンチオマーナトリウ
ム塩を使用して、同じ手順を繰り返した。19gの化合物
が得られ、光学的純度は90%以上であった。
ム塩を使用して、同じ手順を繰り返した。19gの化合物
が得られ、光学的純度は90%以上であった。
これら2つの処理からの母液を合わせ、小容量になる
まで蒸発した。結晶を濾過して、実質的なラセミナトリ
ウム塩12gを回収した。
まで蒸発した。結晶を濾過して、実質的なラセミナトリ
ウム塩12gを回収した。
実施例4 (2S、3S)−2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフェ
ニル)−3−(2−アセチルアミノフェニルチオ)プロ
ピオン酸 光学的純度が90%である、7gの(2S、3S)−2−ヒド
ロキシ−3−(4−メトキシフェニル)−3−(2−ア
セチルアミノフェニルチオ)プロピオン酸ナトリウム塩
を750mlの水に溶解した。12gの酢酸を滴下して、pHを約
5にした。混合物を約60分間結晶化させて、濾過し、10
0mlの水で洗浄した。
ニル)−3−(2−アセチルアミノフェニルチオ)プロ
ピオン酸 光学的純度が90%である、7gの(2S、3S)−2−ヒド
ロキシ−3−(4−メトキシフェニル)−3−(2−ア
セチルアミノフェニルチオ)プロピオン酸ナトリウム塩
を750mlの水に溶解した。12gの酢酸を滴下して、pHを約
5にした。混合物を約60分間結晶化させて、濾過し、10
0mlの水で洗浄した。
59gの(2S、3S)−2−ヒドロキシ−3−(4−メト
キシフェニル)−3−(2−アセチルアミノフェニルチ
オ)プロピオン酸が得られ、光学的純度は98〜100%で
あった。
キシフェニル)−3−(2−アセチルアミノフェニルチ
オ)プロピオン酸が得られ、光学的純度は98〜100%で
あった。
20mlの32%(w/w)塩酸により酸性化すると、母液か
ら、13gの実質的なラセミ酸が析出した。
ら、13gの実質的なラセミ酸が析出した。
以下の実施例5及び6はそれぞれ本発明によって単離
したエナンチオマーのベンゾチアゼピン誘導体(IV)へ
の環化及びその酸(III)への脱アセタール化に関す
る。
したエナンチオマーのベンゾチアゼピン誘導体(IV)へ
の環化及びその酸(III)への脱アセタール化に関す
る。
実施例5 2S−シス−ヒドロキシ−2、3−ジヒドロ−2−(4−
メトキシフェニル)−1、5−ベンゾチアゼピン−4−
(5H)−オン(IV) 1gのKIの存在下で25mlの32%(w/w)塩酸を含む水300
mlに、90g(0.25モル)の(2S、3S)−2−ヒドロキシ
−3−(4−メトキシフェニル)−3−(2−アセチル
アミノフェニルチオ)プロピオン酸(実施例4で調製)
を懸濁した。混合物を穏やかに還流しながら約20時間加
熱し、懸濁液を約20℃に冷却し、析出物を水洗した。
メトキシフェニル)−1、5−ベンゾチアゼピン−4−
(5H)−オン(IV) 1gのKIの存在下で25mlの32%(w/w)塩酸を含む水300
mlに、90g(0.25モル)の(2S、3S)−2−ヒドロキシ
−3−(4−メトキシフェニル)−3−(2−アセチル
アミノフェニルチオ)プロピオン酸(実施例4で調製)
を懸濁した。混合物を穏やかに還流しながら約20時間加
熱し、懸濁液を約20℃に冷却し、析出物を水洗した。
60℃で真空乾燥後、65gの2S−シス−ヒドロキシ−
2、3−ジヒドロ−2−(4−メトキシフェニル)−
1、5−ベンゾチアゼピン−4−(5H)−オンが得られ
た。融点は206℃、そして[α]20は106゜(c=1%、
30:70ジオキサン/メタノール中)であった。
2、3−ジヒドロ−2−(4−メトキシフェニル)−
1、5−ベンゾチアゼピン−4−(5H)−オンが得られ
た。融点は206℃、そして[α]20は106゜(c=1%、
30:70ジオキサン/メタノール中)であった。
実施例6 (2S、3S)−2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフェ
ニル)−3−(2−アミノフェニルチオ)プロピオン酸
(III) 0.5gのKIの存在下で50mlの32%(w/v)塩酸を含む水3
00mlに60gの(2S、3S)−2−ヒドロキシ−3−(4−
メトキシフェニル)−3−(2−アセチルアミノフェニ
ルチオ)プロピオン酸を懸濁した。混合物をゆっくり攪
拌しながら約30時間加熱し、約80℃で濾過し、約10gの
不溶物を分離し、濾液を30%(w/w)NaOHでpH6に中和
し、約15℃に冷却し、濾過し、そして完全に水洗した。
36gの(2S、3S)−2−ヒドロキシ−3−(4−メトキ
シフェニル)−3−(2−アミノフェニルチオ)プロピ
オン酸が80%の収率で得られ、その光学的純度は98〜10
0%であった。酸性pH高熱濾過不溶物は非加水分解化合
物とベンゾチアゼピン環に環化した化合物とからなって
いた。
ニル)−3−(2−アミノフェニルチオ)プロピオン酸
(III) 0.5gのKIの存在下で50mlの32%(w/v)塩酸を含む水3
00mlに60gの(2S、3S)−2−ヒドロキシ−3−(4−
メトキシフェニル)−3−(2−アセチルアミノフェニ
ルチオ)プロピオン酸を懸濁した。混合物をゆっくり攪
拌しながら約30時間加熱し、約80℃で濾過し、約10gの
不溶物を分離し、濾液を30%(w/w)NaOHでpH6に中和
し、約15℃に冷却し、濾過し、そして完全に水洗した。
36gの(2S、3S)−2−ヒドロキシ−3−(4−メトキ
シフェニル)−3−(2−アミノフェニルチオ)プロピ
オン酸が80%の収率で得られ、その光学的純度は98〜10
0%であった。酸性pH高熱濾過不溶物は非加水分解化合
物とベンゾチアゼピン環に環化した化合物とからなって
いた。
Claims (11)
- 【請求項1】構造式(I) のラセミ酸塩(2S,3S)(2R,3R)2−ヒドロキシ−3−
(4−メトキシフェニル)−3−(2−アセチルアミノ
フェニルチオ)プロピオン酸を対応するエナンチオマー
に光学分割する方法において、 過飽和および接種結晶化によって該ラセミ混合体のナト
リウム塩を分離し、酢酸又は鉱酸で酸性化することによ
り分離したエナンチオマーナトリウム塩から(2S,3S)
−および(2R,3R)−2−ヒドロキシ−3−(4−メト
キシフェニル)−3−(2−アセチルアミノフェニルチ
オ)プロピオン酸を得る方法。 - 【請求項2】2〜4重量%の水を含む低級アルコール又
は低級ケトン中で分割を行う請求項第1項記載の方法。 - 【請求項3】約3重量%の水を含むメタノール中で分割
を行う請求項第3項記載の方法。 - 【請求項4】18℃〜45℃の温度で分割を行う請求項第1
〜3項のいずれかに記載の方法。 - 【請求項5】27℃〜35℃の温度で分割を行う請求項第4
項記載の方法。 - 【請求項6】室温からエナンチオマーナトリウム塩とメ
タノールとの混合物の還流温度までの温度でメタノール
を用いて処理することによって該ナトリウム塩をさらに
精製する請求項第1〜5項のいずれか1項に記載の方
法。 - 【請求項7】1:50〜1:20(w/v)のナトリウム塩:メタ
ノール比で実施する請求項第6項記載の方法。 - 【請求項8】未精製エナンチオマーナトリウム塩を水に
溶解し、該ナトリウム塩中の所望エナンチオマーの含有
量と等価量の酢酸又は鉱酸を添加することによって、未
精製の該ナトリウム塩から夫々の光学的に純粋な酸を得
る請求項第1〜6項のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項9】所望のエナンチオマーの単離後、母液を完
全に酸性化して、ラセミ2−ヒドロキシ−3−(4−メ
トキシフェニル)−3−(2−アセチルアミノフェニル
チオ)プロピオン酸を回収する請求項第8項記載の方
法。 - 【請求項10】(2S,3S)−2−ヒドロキシ−3−(4
−メトキシフェニル)−3−(2−アセチルアミノフェ
ニルチオ)プロピオン酸を製造する方法において、対応
する(2S,3S)−2−ヒドロキシ−3−(4−メトキシ
フェニル)−3−(2−アセチルアミノフェニルチオ)
プロピオン酸(I)を、40℃〜80℃の温度で、該酸
(I)1モルにつき、鉱酸と水の重量比が1:10〜1:25の
範囲にある水性希釈鉱酸1〜5モルを用いて加水分解す
る製造方法。 - 【請求項11】水で1:25〜1:50の比に希釈した1〜5モ
ルの鉱酸と共に(2S,3S)−2−ヒドロキシ−3−(4
−メトキシフェニル)−3−(2−アセチルアミノフェ
ニルチオ)プロピオン酸(I)を長時間沸騰させる、2S
−シス−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−2−(4−メト
キシフェニル)−1,5−ベンゾチアゼピン−4−(5H)
−オンの製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
IT19234A/88 | 1988-01-28 | ||
IT19234/88A IT1217988B (it) | 1988-01-28 | 1988-01-28 | Procedimento per la risoluzione ottica di un pacemo |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH021466A JPH021466A (ja) | 1990-01-05 |
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IT1234387B (it) * | 1989-07-12 | 1992-05-18 | Zambon Spa | Processo di purificazione di intermedi utili nella preparazione del diltiazem |
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IT1237785B (it) * | 1989-11-23 | 1993-06-17 | F I S Fabbrica Italiana Sint | Procedimento per la risoluzione ottica dell'acido treo-2-idrossi-3- (2'-ammino feniltio)-3-(4"-metossifenil) propionico |
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US5214201A (en) * | 1991-12-12 | 1993-05-25 | Smithkline Beecham Corporation | Crystallization of optical isomers of leukotriene antagonists |
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US5248813A (en) * | 1992-10-14 | 1993-09-28 | Ethyl Corporation | Enantiomeric resolution |
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IT1274472B (it) * | 1995-05-11 | 1997-07-17 | Fabbrica Italiana Sintetici Spa | Procedimento per la preparazione del sale di cicloesilammina dell'acido (+)-treo-2-idrossi-3-(2'-amminofeniltio)-3- (4"-metossifenil)-propionico e del suo antipodo(-) |
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Citations (1)
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US3158648A (en) * | 1962-04-09 | 1964-11-24 | Merck & Co Inc | Direct resolution of alpha-methyl-3, 4-dihydroxyphenylalanine |
US3562257A (en) * | 1967-10-28 | 1971-02-09 | Tanabe Seiyaku Co | Benzothiazepine derivatives |
SE449611B (sv) * | 1982-07-09 | 1987-05-11 | Tanabe Seiyaku Co | Sett att framstella 1,5-bensotiazepinderivat |
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