JP2618066B2 - 折版屋根と傾斜屋根との接合部の構造 - Google Patents

折版屋根と傾斜屋根との接合部の構造

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JP2618066B2
JP2618066B2 JP2034576A JP3457690A JP2618066B2 JP 2618066 B2 JP2618066 B2 JP 2618066B2 JP 2034576 A JP2034576 A JP 2034576A JP 3457690 A JP3457690 A JP 3457690A JP 2618066 B2 JP2618066 B2 JP 2618066B2
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slope
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久貴 平塚
一道 松田
昭洋 細野
政男 赤川
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Sekisui Chemical Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は住宅の折版屋根と傾斜屋根との接合部の構造
に関する。
(従来の技術) 住宅は、通常、特開昭61−134461号公報に記載のよう
な瓦葺き屋根或いは特開昭62−258046号公報に記載のよ
うな折板屋根というように、1種類の屋根材で葺くのが
普通である。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、住宅に対する要求が多様化して、従来のよう
に1種類の屋根材だけで住宅を建設することは好ましい
方法でなくなりつつある。
例えば、船底天井の上の屋根とか、或いは、折版屋根
に傾斜屋根を接続し、この傾斜屋根に天窓を設けるとき
等のように屋根の傾斜を変える必要があるとき、従来
は、同じ屋根でこの傾斜を変えていたが、傾斜が変われ
ば、それぞれの傾斜に適した屋根構造にした方が良いこ
とは当然である。
そこで、本発明は、傾斜の少ない屋根として適してい
る折版屋根と傾斜の大きい傾斜屋根とを、欠点なく接合
する構造を提案することを目的とする。
(発明が解決するための手段) 本発明は上記の目的を達成するためになされた折版屋
根と傾斜屋根との接合部の構造であって、請求項1に記
載の本発明は、折版屋根より勾配が大きい傾斜屋根の上
端部の上に折版屋根の庇を出し、この傾斜屋根の上端部
と前記折版屋根の庇下部との間に水切り板を設け、前記
傾斜屋根の上端部と前記折版屋根の庇先端との隙間にカ
バーを設けたのである。
本発明において、傾斜屋根は折版屋根より勾配が大き
い屋根であって、例えば、アスファルトルーフィング貼
り屋根、金属板葺き屋根、瓦棒屋根、瓦葺き屋根等があ
る。
また、請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の
発明であって、傾斜屋根の上端部の傾斜が、傾斜屋根の
全体の傾斜より緩やかである、折版屋根と傾斜屋根との
接合部の構造である。
また、請求項2に記載の本発明は、請求項1または請
求項2に記載の発明であって、カバーが二重構造であ
る、折版屋根と傾斜屋根との接合部の構造である。
本発明において、傾斜屋根の上端部と折版屋根の庇先
端との隙間にカバーを設けるが、このカバーは垂直に設
けてもよいし、勾配のあるカバーとしてもよい。
(作 用) 一般に、屋根の接続部に隙間があると、鳥等の小動物
が営巣をし、小動物の糞、死骸等による悪臭や建物仕上
げ材の汚損が発生するが、本発明では、この隙間にカバ
ーを取り付けたから、かかる小動物による問題が発生せ
ず、仕上げ材の耐久性の劣化や悪臭の発生を防止でき
る。
更に、請求項2に記載の本発明では、傾斜屋根の上端
部にカバーが取り付け易い。
また、請求項3に記載の本発明では、内側のカバーの
通気部への雨水の侵入がより困難になり、折版屋根と傾
斜屋根との接合部の劣化がより緩和される。
(実施例) 次に、実施例を図面を参照しながら、説明する。
図は本発明の一実施態様を示すもので、第1図は折版
屋根と弗素樹脂貼り鋼板葺きの傾斜屋根との接続部を示
す断面図、第2図は上カバーを取り付けている状態を示
す斜視図である。
図において、1は折版屋根であり、厚み0.6mmの塩化
ビニル樹脂貼り鋼板で屋根を葺いている。この折版屋根
1の勾配は7/1000である。
2は弗素樹脂貼り鋼板葺きの勾配5/10の傾斜屋根であ
り、第1図に示されるように、厚み12mmの合板の屋根下
地21、ライナールーフィングの防水シート22、弗素樹脂
貼り鋼板23とからなる。
3は傾斜屋根2の上端に設けられた傾斜の少ない屋根
部で、この傾斜の少ない屋根部3の勾配は5/100であ
る。この傾斜の少ない屋根3の構成は、傾斜屋根2と同
じように、屋根下地材31、防水シート32、弗素樹脂貼り
鋼板33とからなる。尚、弗素樹脂貼り鋼板33の上端は立
ち上げられて、傾斜屋根の上端部と折版屋根の庇下部と
の間に設けられる水切板34となっている。
4はカバーであり、厚み0.4mmの塩化ビニルシート貼
り鋼板製である。このカバー4は、折版屋根1の庇先端
と傾斜の少ない屋根部3との隙間に、勾配を持って設け
られ、この隙間を覆っている。このカバー4の形状は、
折版屋根1に沿うように、山部と谷部とがあり、この中
間の傾斜面に空気抜きの孔41が設けられている。又、カ
バー4の谷部の上端は折版屋根1の谷部の下方に差し込
まれ、ビス42で止めらている。
5はカバーであり、カバー4と同じ材質で作られてい
る。この上カバー5は折版屋根1の庇先端部とカバー4
の上を覆っている。
6は被風化粧板であり、厚み1.2mmのアルミニウム板
製であり、折板屋根1と傾斜屋根2との接合部を見えな
くしている。この被風化粧板6の上方は、上カバー5、
カバー4と共に、折版屋根1の山部にビス61で止めら
れ、破風化粧板6の下方はビス62で上カバー5、カバー
4とに結合されている。更にこの破風化粧板6は、図示
されていない支持具で天井梁に、強固に固定されてい
る。
7は天井梁であり、3.2mmのC型軽量鉄板からなる。
この天井梁7の下方に天井板8が設けられている。この
天井板8は厚み12mmの石膏ボードでつくられている。
次に、本発明の屋根の制作方法を説明する。
天井梁7の上に折版屋根1を設け、傾斜部分には傾斜
屋根2を設ける。
屋根と天井との間には図示されていないが、ガラスウ
ールからなる断熱材が設けられる。
次に、被風化粧板6、上カバー、カバー4をビス61で
結合し、これ等を、図示されていない支持具に取り付け
ると同時に、ビス61、ビス42とで上端を折版屋根1の山
部に固定する。
このように、折版屋根1と傾斜屋根とを接合すると、
折版屋根1の庇先端と傾斜屋根2の延長である傾斜の少
ない屋根部3との隙間はカバー4及びカバー5で塞がれ
ているから、営巣が出来ない。
(発明の効果) 以上の説明から判明するように、本発明の折版屋根と
傾斜屋根との接合部の隙間はカバーで塞がれているか
ら、小動物が営巣ができず、従って、この小動物により
被害が発生しない。
又、折版屋根の庇は傾斜屋根の上端部に出ているか
ら、この部分で雨が漏れることはない。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施の一態様を示すもので、第1図は折版
屋根と鋼葺きの傾斜屋根との接続部を示す断面図、第2
図は上カバーを取り付けている状態を示す斜視図であ
る。 1……折版屋根 3……傾斜屋根 4……カバー 5……上カバー
フロントページの続き (72)発明者 赤川 政男 東京都中央区京橋2丁目9番2号 三晃 金属工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭59−32726(JP,U) 実開 昭60−68227(JP,U) 実開 昭60−104513(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】折版屋根より勾配が大きい傾斜屋根の上端
    部の上に折版屋根の庇を出し、この傾斜屋根の上端部と
    前記折版屋根の庇下部との間に水切板を設け、前記傾斜
    屋根の上端部と前記折版屋根の庇先端との隙間にカバー
    を設けることを特徴とする折版屋根と傾斜屋根との接合
    部の構造。
  2. 【請求項2】傾斜屋根の上端部の傾斜が、傾斜屋根の全
    体の傾斜より緩やかであることを特徴とする請求項1に
    記載の折版屋根と傾斜屋根との接合部の構造。
  3. 【請求項3】カバーが二重構造であることを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の折版屋根と傾斜屋根と
    の接合部の構造。
JP2034576A 1990-02-15 1990-02-15 折版屋根と傾斜屋根との接合部の構造 Expired - Lifetime JP2618066B2 (ja)

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JPS6068227U (ja) * 1983-10-19 1985-05-15 ミサワホ−ム株式会社 屋根棟部の構造
JPS60104513U (ja) * 1983-12-22 1985-07-17 三晃金属工業株式会社 大型山形屋根下部の妻側雨仕舞構造

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