JP2617470B2 - 版胴自動洗浄方法および装置 - Google Patents

版胴自動洗浄方法および装置

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JP2617470B2
JP2617470B2 JP62129944A JP12994487A JP2617470B2 JP 2617470 B2 JP2617470 B2 JP 2617470B2 JP 62129944 A JP62129944 A JP 62129944A JP 12994487 A JP12994487 A JP 12994487A JP 2617470 B2 JP2617470 B2 JP 2617470B2
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勝治 北川
幸夫 中川
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、印刷機(たとえば輪転印刷機)の版胴の洗
浄を自動的に行なわせるための版胴自動洗浄方法および
装置に関する。
〔従来の技術および問題点〕
従来は印刷機の版胴の洗浄は人手により行なってお
り、ウェス等により人手で直接拭きとっていた。
このため、洗浄のための時間や労力が増大するととも
に、ウェスの後処理等も問題となっていた。
〔問題点を解決するための手段〕 そこで、本発明は、洗浄液での版胴の版面を洗浄する
洗浄工程と、前記版面にドクターを複数回接近・離隔さ
せることにり版面からインキを掻き落とす掻落工程と、
前記版面の洗浄液を乾燥させる乾燥工程とを有し、これ
ら各工程をコントローラーの制御により自動的に行うよ
うにした版胴自動洗浄方法とし、また、版胴の版面に洗
浄液を供給する洗浄液供給手段と、前記版面からインキ
を掻き落とすために用いられ版面に接近・離隔可能なド
クターを有する掻落手段と、前記版面に空気を吹付けて
乾燥させる乾燥手段と、前記洗浄液供給手段、掻落手段
および乾燥手段のそれぞれの作動を関連させて制御する
制御手段とを備えた版胴自動洗浄装置とし、また、前記
洗浄液供給手段はドクター上に取付けられ洗浄液を供給
するためのパイプを有し、このパイプには加圧された洗
浄液が供給される特許請求の範囲第2項記載の版胴自動
洗浄装置とした。
〔作 用〕
上記のような構成の版胴自動洗浄液方法によれば、洗
浄液で版胴の版面を洗浄した後、版面からインキを掻き
落とし、次に版面の洗浄液を乾燥させることにより版胴
の洗浄を終了する。そして、このような洗浄方法を上記
のような構成の版胴自動洗浄装置を用いて自動的に行わ
せることにより、洗浄に人手を全く必要とせず、洗浄を
短時間で行うことができ、ウェスは使わないのでその後
処理も問題とならない。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面に基づいて説明す
る。第1、2図は本発明による版胴自動洗浄装置の一実
施例を示す図である。
第1図において、符号1は版胴であり、この版胴1の
上部版面1aの近傍には、版面1aからインキを掻き落とす
ために用いられるドクター2が版胴1に平行に配設さ
れ、このドクター2はドクターブレード2aとドクターホ
ルダー2bからなっている。ドクターホルダー2bの一端部
にはエアーシリンダ装置3のプランジャ3aが連結されて
おり、このプランジャ3aの進退作動によりドクターブレ
ード2aは版面1aに接近・離隔可能になっている。エアー
シリンダ装置3はパイプ4、7を介してエアー圧源(4
〜5kg/cm2)と連通しており、パイプ4と7との間には
切換弁9が設けられている。これらドクター2、エアー
シリンダ装置3、切換弁9およびエアー圧源は掻落手段
20を構成する。
前記ドクター2の上側には内径10mmφのパイプ5が長
さ方向に延在するよう配置されており、このパイプ5に
はその長さ方向に間隔をおいて径0.8mmφの複数の孔5a
がドクター2側に対向して開口形成されている。前記パ
イプ5は洗浄パイプ6の一端部に連結されており、この
洗浄パイプ6の他端部は洗浄液8を溜めた容器10の洗浄
液8内に没入されている。前記容器10は密閉された状態
となっていて、容器10内の洗浄液8より上方の空間には
パイプ11の一端部が連通している。このパイプ11の他端
部はエアー圧源(約0.3kg/cm2)に連通しており、パイ
プ11の途中には切換弁12が設けられている。これらパイ
プ5、容器10、切換弁12、およびエアー圧源は洗浄液供
給手段30を構成する。
前記ドクター2の上方には第2図に示すように、エア
ードクター15が設けられ、このエアードクター15は前記
ドクター2と一体に設けてもよいし、図示しない版胴の
フレームにドクター2とは独立に固定してもよい(第1
図においてはドクター2とエアードクター15との位置関
係は無視して記載されている。)。前記エアードクター
15の端部にはエアードクター15内に温風(空気)を供給
するブロワー16が、ホース17を介して連結されている。
エアードクター15内に供給された温風は版胴1の版面1a
上に吹出されるようになっている。これらエアードクタ
ー15、ブロワー16、ホース17は乾燥手段40を構成する。
前記切換弁9、12、ブロワー16はそれぞれコントロー
ラー22(制御手段)と結線されており、それぞれにコン
トローラー22から制御信号が出力されるようになってい
る。コントローラー22にはスタートスイッチ23およびス
トップスイッチ24が設けられており、さらにボタン26、
27、28によりそれぞれ、洗浄液8の流出時間、版胴1に
対するドクター2の接近・離隔回数、エアードクター15
からの温風吹出し時間の設定を行うことができるように
なっている。
このような版胴自動洗浄装置においては、まず、コン
トローラー22のスタートスイッチ23をONさせるとコント
ローラー22は切換弁12に制御信号を出力し、切換弁12を
開いてエアー圧(約0.3kg/cm2)を容器10内に導入す
る。このことにより容器10内の洗浄液8は微圧によりパ
イプ6を通ってパイプ5に送られ、さらに孔5aから吐出
されて版胴1の版面1a上に流れるように供給される。こ
の間版胴1は回転してその版面1a上の隅々にまで均一に
洗浄液8がかけられ、洗浄液供給手段30により版面1aを
洗浄する洗浄工程が行われる。
ボタン26により設定された洗浄液8の流出時間が経過
すると、今度はコントローラー22は切換弁9に切換作動
すよう制御信号を出力する。このことにより切換弁9が
切換作動してエアー圧(4〜5kg/cm2)が一対のパイプ
4に交互に導入され、プランジャ3aが進退作動すること
によりドクター2のブレード2aは回転する版胴1の版面
1aに接近・離隔する。ブレート2aが版面1aに接近離隔す
ることにより版面1a上の余分なインキが掻き落され、掻
落手段20により掻落工程が行われる。
ボタン27により設定されたドクター2の版胴1に対す
る接近・離隔回数が終了すると、第3図に示すように版
胴1からドクター2が離隔し、その代りにエアードクタ
ー15が動作し、コントローラー22がブロワー16に制御信
号を出力する。このことによりブロワー16が作動してホ
ース17を通ってエアードクター15内に温風が供給され、
さらにエアードクター15から温風が版胴1の版面1a上に
吹出されて版面1a上の洗浄液を乾燥させ、乾燥手段40に
より乾燥工程が行われる。このようにして、ボタン28に
より設定されたエアードクター15の温風吹出し時間が経
過すると、版胴1の版面1aの洗浄が終了する。
このように、コントローラー22が洗浄液供給手段30、
掻落手段20、乾燥手段40のそれぞれの作動を関連させて
制御することにより、この版胴自動洗浄装置を用いて自
動的に版胴1の版面1aを洗浄することができ、版胴1を
有するユニットが複数あっても全ユニットを同時に洗浄
することができる。このため、洗浄に全く人手を必要と
せず、洗浄を短時間で行うことができる。
たとえば、グラビア輪転印刷機(6色)にて本装置を
取付け、全ユニット(6ユニット)同時に洗浄を実施し
た場合には1分25秒で洗浄が終了し、従来は全ユニット
の洗浄に約18分かかっていたのに比較すると、実に本発
明によって16分35秒も短縮することができたことにな
る。また、ウェスも全く使わないのでその後処理も問題
となることはない。
なお、上記実施例においてはパイプ5の内径を10mmφ
とし、その孔5aの径を0.8mmφとしたが、それらの径を
もっと大きくすれば洗浄液8の使用量が増大し、径を小
さくすれば洗浄時間が増大することになる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、洗浄に人手を全
く必要とせず、洗浄を短時間で行うことができ、またユ
ニットが複数ある場合には全ユニットを同時に洗浄する
ことが可能となった。
さらに、ウェスは全く使わないのでその後処理が問題
となることもない。
さらに、本発明によれば、洗浄中ドクターが版面に対
し複数回に亘り接近・離隔を繰り返すので、ドクターの
表面上と版面との間に溜まる汚れた洗浄液が周期的に排
除され、従って洗浄時間を短縮し、洗浄液の消費を低減
し、洗浄効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1,2,3図は本発明による版胴自動洗浄装置の一実施例
を示す図であり、第1図は版胴自動洗浄装置全体概略
図、第2図は掻落工程を行う場合の側面図、第3図は乾
燥工程を行う場合の側面図である。 1……版胴、1a……版面、2……ドクター、2……ドク
ターブレード、3……エアーシリンダ装置、8……洗浄
液、9,12……切換弁、10……容器、15……エアードクタ
ー、16……ブロワー、20……掻落手段、22……コントロ
ーラー、30……洗浄液供給手段、40……乾燥手段。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗浄液で版胴の版面を洗浄する洗浄工程
    と、前記版面にドクターを複数回接触・離隔させること
    により版面からインキを掻き落とす掻落工程と、前記版
    面の洗浄液を乾燥させる乾燥工程と有し、これら各工程
    をコントローラーの制御により自動的に行うようにした
    ことを特徴とする版胴自動洗浄方法。
  2. 【請求項2】版胴の版面に洗浄液を供給する洗浄液供給
    手段と、前記版面からインキを掻き落とすために用いら
    れ版面に接触・離隔可能なドクターを有する掻落手段
    と、前記版面に空気を吹付けて乾燥させる乾燥手段と、
    前記洗浄液供給手段、掻落手段および乾燥手段のそれぞ
    れの作動を関連させ且つ前記ドクターを版面に複数回接
    触・離隔させるように制御する制御手段とを備えたこと
    を特徴とする版胴自動洗浄装置。
  3. 【請求項3】前記洗浄液供給手段はドクター上に取付け
    られ洗浄液を供給するためのパイプを有し、このパイプ
    には加圧された洗浄液が供給されることを特徴とする特
    許請求の範囲第2項記載の版胴自動洗浄装置。
JP62129944A 1987-05-28 1987-05-28 版胴自動洗浄方法および装置 Expired - Lifetime JP2617470B2 (ja)

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