JPH10226051A - オフセット印刷機の印刷ユニットの構成部分を洗浄する方法及び装置 - Google Patents
オフセット印刷機の印刷ユニットの構成部分を洗浄する方法及び装置Info
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- JPH10226051A JPH10226051A JP10028198A JP2819898A JPH10226051A JP H10226051 A JPH10226051 A JP H10226051A JP 10028198 A JP10028198 A JP 10028198A JP 2819898 A JP2819898 A JP 2819898A JP H10226051 A JPH10226051 A JP H10226051A
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- Printing Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 洗浄過程、特に洗浄頻度の自動的な制御を、
洗浄品質及び洗浄時間に関して最適化する。 【解決手段】 まず初めに、印刷機運転中に生じる印刷
ユニットのインキ消費量を、インキ調量の少なくとも１
つの特性値に基づいて規定し、このようにして規定され
たインキ消費量から、洗浄過程の頻度及び／又は形式を
規定する。
洗浄品質及び洗浄時間に関して最適化する。 【解決手段】 まず初めに、印刷機運転中に生じる印刷
ユニットのインキ消費量を、インキ調量の少なくとも１
つの特性値に基づいて規定し、このようにして規定され
たインキ消費量から、洗浄過程の頻度及び／又は形式を
規定する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項１の上位概
念部に記載の、オフセット印刷機の印刷ユニットの少な
くとも１つの構成部分を、自動制御式に洗浄する方法に
関する。
念部に記載の、オフセット印刷機の印刷ユニットの少な
くとも１つの構成部分を、自動制御式に洗浄する方法に
関する。
【０００２】本発明はまた、請求項５の上位概念部に記
載のように、コントロールステーションを備えたオフセ
ット印刷機の印刷ユニットの少なくとも１つの構成部分
に配属されている洗浄装置において、このような方法を
実施する装置に関する。
載のように、コントロールステーションを備えたオフセ
ット印刷機の印刷ユニットの少なくとも１つの構成部分
に配属されている洗浄装置において、このような方法を
実施する装置に関する。
【０００３】印刷ユニットの構成部分というのは、それ
ぞれゴム胴、圧胴、インキ装置及び場合によっては湿し
装置のことである。湿し装置は例えば乾式オフセットで
は、印刷ユニットにおいて必要な構成部分ではない。
ぞれゴム胴、圧胴、インキ装置及び場合によっては湿し
装置のことである。湿し装置は例えば乾式オフセットで
は、印刷ユニットにおいて必要な構成部分ではない。
【０００４】
【従来の技術】オフセット印刷機の印刷ユニットのイン
キ装置、ゴム胴及び圧胴のための自動式の洗浄装置であ
って、コントロールステーションからの迅速な洗浄を可
能にする洗浄装置は公知である（ＭＡＮ Ｒｏｌａｎｄ
ＤｒｕｃｋｍａｓｃｈｉｎｅｎＡＧ のパンフレット
「Ｒｏｌａｎｄ ７００」）。このような洗浄装置を用
いて、複数の洗浄プログラムを種々異なった製造条件に
合わせて水及び洗剤のために決定することが可能であ
る。洗浄過程は手動式にコントロールステーションから
操作される。この原理は良好に機能するが、しかしなが
らこの場合、どのようにして洗浄プログラムのうちの１
つを最適に作動させるかもしくはどのようにして洗浄過
程を導入すべきかという問題が残る。
キ装置、ゴム胴及び圧胴のための自動式の洗浄装置であ
って、コントロールステーションからの迅速な洗浄を可
能にする洗浄装置は公知である（ＭＡＮ Ｒｏｌａｎｄ
ＤｒｕｃｋｍａｓｃｈｉｎｅｎＡＧ のパンフレット
「Ｒｏｌａｎｄ ７００」）。このような洗浄装置を用
いて、複数の洗浄プログラムを種々異なった製造条件に
合わせて水及び洗剤のために決定することが可能であ
る。洗浄過程は手動式にコントロールステーションから
操作される。この原理は良好に機能するが、しかしなが
らこの場合、どのようにして洗浄プログラムのうちの１
つを最適に作動させるかもしくはどのようにして洗浄過
程を導入すべきかという問題が残る。
【０００５】さらに、輪転印刷機の胴を洗浄する方法及
び装置であって、制御された洗剤供給を可能にする方法
及び装置もまた提案されており、この方法及び装置で
は、洗浄ローラ又は洗浄開始時における洗浄布において
ほぼ等しい湿り気を保証することができるようになって
いる（ドイツ連邦共和国特許第４４４３３５７号明細
書）。そのために洗浄過程の開始に際して、先行する洗
浄過程との間の時間と既に印刷された枚葉紙の枚数とが
検出され、その結果に関連して、洗浄液の量つまり洗剤
及び水の量が制御されて洗浄装置に供給されるようにな
っている。同じ関連において洗浄過程の回数が制御され
る。この制御は、なお改善の余地があると判明してい
る。
び装置であって、制御された洗剤供給を可能にする方法
及び装置もまた提案されており、この方法及び装置で
は、洗浄ローラ又は洗浄開始時における洗浄布において
ほぼ等しい湿り気を保証することができるようになって
いる（ドイツ連邦共和国特許第４４４３３５７号明細
書）。そのために洗浄過程の開始に際して、先行する洗
浄過程との間の時間と既に印刷された枚葉紙の枚数とが
検出され、その結果に関連して、洗浄液の量つまり洗剤
及び水の量が制御されて洗浄装置に供給されるようにな
っている。同じ関連において洗浄過程の回数が制御され
る。この制御は、なお改善の余地があると判明してい
る。
【０００６】輪転印刷機の胴に対して胴入れ・胴抜き可
能でありかつ洗浄ローラ又は洗浄布に洗浄液をスプレ可
能な洗浄装置を用いて、輪転印刷機の胴を洗浄する別の
方法及び装置では、胴周面における洗剤供給は、洗浄す
べき胴の回転数及び回転方向を考慮して制御される（ド
イツ連邦共和国特許第４４４３３５６号明細書）。この
方法もまた、改善の余地のあることが判明している。
能でありかつ洗浄ローラ又は洗浄布に洗浄液をスプレ可
能な洗浄装置を用いて、輪転印刷機の胴を洗浄する別の
方法及び装置では、胴周面における洗剤供給は、洗浄す
べき胴の回転数及び回転方向を考慮して制御される（ド
イツ連邦共和国特許第４４４３３５６号明細書）。この
方法もまた、改善の余地のあることが判明している。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】ゆえに本発明の課題
は、冒頭に述べた形式の方法を改良して、洗浄過程、特
に洗浄頻度の自動的な制御を、洗浄品質及び洗浄時間に
関して最適化することである。
は、冒頭に述べた形式の方法を改良して、洗浄過程、特
に洗浄頻度の自動的な制御を、洗浄品質及び洗浄時間に
関して最適化することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の方法では、まず初めに、印刷機運転中に生じ
る印刷ユニットのインキ消費量を、インキ調量の少なく
とも１つの特性値に基づいて規定し、このようにして規
定されたインキ消費量から、洗浄過程の頻度及び／又は
形式を規定するようにした。
に本発明の方法では、まず初めに、印刷機運転中に生じ
る印刷ユニットのインキ消費量を、インキ調量の少なく
とも１つの特性値に基づいて規定し、このようにして規
定されたインキ消費量から、洗浄過程の頻度及び／又は
形式を規定するようにした。
【０００９】
【発明の効果】本発明による方法は以下に記載の認識、
すなわちインキ装置、湿し装置、ゴム胴及び圧胴の汚染
度は、最後の洗浄過程後に塗布されたインキの量に関連
している、という認識に基づいている。この場合、イン
キ消費量の基準となるインキ調量の特性値を、制御／フ
ィードバック信号から正確に形成することができると、
特に有利であり、このような制御／フィードバック信号
は、オフセット印刷機の制御時にいずれにせよ存在する
ものであり、つまり洗浄過程の洗浄頻度及び／又は形式
を制御するために特別に形成する必要のないものであ
る。このような既に存在する制御／フィードバック信号
から洗浄装置のための制御信号を生ぜしめることは、同
様に複雑化されない手段を用いて可能である。洗浄過程
の頻度及び／又は形式の制御は例えば、インキ装置及び
／又は湿し装置におけるスプレ時間及び掻き取り時間の
制御を含むことができ、この場合、インキ装置又は湿し
装置の一方のローラだけを洗浄するのか、又はインキ装
置及び湿し装置の両方のローラを洗浄するのかをも制御
することができる。
すなわちインキ装置、湿し装置、ゴム胴及び圧胴の汚染
度は、最後の洗浄過程後に塗布されたインキの量に関連
している、という認識に基づいている。この場合、イン
キ消費量の基準となるインキ調量の特性値を、制御／フ
ィードバック信号から正確に形成することができると、
特に有利であり、このような制御／フィードバック信号
は、オフセット印刷機の制御時にいずれにせよ存在する
ものであり、つまり洗浄過程の洗浄頻度及び／又は形式
を制御するために特別に形成する必要のないものであ
る。このような既に存在する制御／フィードバック信号
から洗浄装置のための制御信号を生ぜしめることは、同
様に複雑化されない手段を用いて可能である。洗浄過程
の頻度及び／又は形式の制御は例えば、インキ装置及び
／又は湿し装置におけるスプレ時間及び掻き取り時間の
制御を含むことができ、この場合、インキ装置又は湿し
装置の一方のローラだけを洗浄するのか、又はインキ装
置及び湿し装置の両方のローラを洗浄するのかをも制御
することができる。
【００１０】請求項２に記載の方法によれば、インキ消
費量ひいては洗浄過程の頻度及び／又は形式を規定する
基準となる特性値として、インキ調量エレメントの区域
毎における調節、インキ区域幅もしくはインキ移しサイ
クルの制御／フィードバック信号が使用されると、特に
有利である。
費量ひいては洗浄過程の頻度及び／又は形式を規定する
基準となる特性値として、インキ調量エレメントの区域
毎における調節、インキ区域幅もしくはインキ移しサイ
クルの制御／フィードバック信号が使用されると、特に
有利である。
【００１１】そのためには例えば、ヨーロッパ特許第０
３６４７３６号明細書に記載されているような、オフセ
ット印刷機の印刷インキの消費量を規定する方法を使用
することができる。この公知の方法では、インキ壺にお
けるインキ流出間隙を規定する調量エレメントの調節を
用いて、個々の区域におけるインキ層厚さが求められ
る。互いに密に並んでインキ出しローラに隣接配置され
た区域幅の調量エレメントは、この場合コンスタントな
インキ区域長さを生ぜしめるので、このインキ区域長さ
は常に検出する必要がない。インキ消費量のための別の
パラメータであるインキ区域幅は、自体公知の形式で、
インキをインキ移しローラ（Heberwalze）に引き渡すイ
ンキ移しサイクル（Hebertakt）によって左右され、イ
ンキ移しローラは受け取ったインキを次いでインキ装置
ローラに供給する。印刷機、印刷機の調節及び、処理さ
れる材料のようなその他の設定に関連した、上に述べた
パラメータ及び定数に基づいて、インキ消費量を規定す
ることができる。そして本発明によればこのインキ消費
量に基づいて、洗浄装置の頻度及び形式の制御を行う。
３６４７３６号明細書に記載されているような、オフセ
ット印刷機の印刷インキの消費量を規定する方法を使用
することができる。この公知の方法では、インキ壺にお
けるインキ流出間隙を規定する調量エレメントの調節を
用いて、個々の区域におけるインキ層厚さが求められ
る。互いに密に並んでインキ出しローラに隣接配置され
た区域幅の調量エレメントは、この場合コンスタントな
インキ区域長さを生ぜしめるので、このインキ区域長さ
は常に検出する必要がない。インキ消費量のための別の
パラメータであるインキ区域幅は、自体公知の形式で、
インキをインキ移しローラ（Heberwalze）に引き渡すイ
ンキ移しサイクル（Hebertakt）によって左右され、イ
ンキ移しローラは受け取ったインキを次いでインキ装置
ローラに供給する。印刷機、印刷機の調節及び、処理さ
れる材料のようなその他の設定に関連した、上に述べた
パラメータ及び定数に基づいて、インキ消費量を規定す
ることができる。そして本発明によればこのインキ消費
量に基づいて、洗浄装置の頻度及び形式の制御を行う。
【００１２】したがって請求項３によれば、洗浄過程の
頻度及び／又は形式の関数を、インキ消費量に関連した
値リザーブとして経験的に規定し、その都度のインキ消
費量に関連して洗浄過程の頻度及び／又は形式を後で制
御する際の基にするようにした。
頻度及び／又は形式の関数を、インキ消費量に関連した
値リザーブとして経験的に規定し、その都度のインキ消
費量に関連して洗浄過程の頻度及び／又は形式を後で制
御する際の基にするようにした。
【００１３】しかしながらまた、インキ消費量に関連し
た洗浄過程の頻度及び／又は形式の関数に入れられる影
響値を、個々の影響ファクタ及びモデル計算の分析によ
って規定することも可能であり、このような関数を、請
求項４記載のように、その都度のインキ消費量に関連し
て洗浄過程の頻度を後で制御する際の基にすることがで
きる。インキ消費量に関連した洗浄過程の頻度及び／又
は形式の前記関数は、デジタル式のデータを用いて記憶
することができる。相応なメモリは、以下において関数
発信器とも呼ばれる。
た洗浄過程の頻度及び／又は形式の関数に入れられる影
響値を、個々の影響ファクタ及びモデル計算の分析によ
って規定することも可能であり、このような関数を、請
求項４記載のように、その都度のインキ消費量に関連し
て洗浄過程の頻度を後で制御する際の基にすることがで
きる。インキ消費量に関連した洗浄過程の頻度及び／又
は形式の前記関数は、デジタル式のデータを用いて記憶
することができる。相応なメモリは、以下において関数
発信器とも呼ばれる。
【００１４】コントロールステーションを備えたオフセ
ット印刷機の印刷ユニットの少なくとも１つの構成部分
に配属されている洗浄装置において、請求項１又は２記
載の方法を実施する装置は、請求項５の特徴部分に記載
の構成によって特徴付けられている。
ット印刷機の印刷ユニットの少なくとも１つの構成部分
に配属されている洗浄装置において、請求項１又は２記
載の方法を実施する装置は、請求項５の特徴部分に記載
の構成によって特徴付けられている。
【００１５】この本発明による装置では、印刷機のコン
トロールステーションに信号処理ステーションが設けら
れており、該信号処理装置が、インキ調量エレメントの
区域毎における調節、インキ区域幅もしくはインキ移し
サイクルの制御／フィードバック信号のための入力部を
有しており、コントロールステーションにさらに、前記
入力部に接続された関数発信器が設けられている。そし
て信号処理装置は、前記制御／フィードバック信号から
印刷インキ消費量の信号／データを形成するようになっ
ている。印刷インキ消費量のこれらの信号／データは、
信号処理装置の出力部から出力され、この出力部には、
関数発信器の入力部が接続されており、この関数発生器
において、印刷インキ消費量に関連した洗浄過程の頻度
及び／又は形式の関数が、記憶されるようになってい
る。この関数発信器は、請求項６によれば、デジタル式
のメモリとして構成されていると有利であり、この関数
発信器において、リストの形式で、印刷インキ消費量の
データに、洗浄過程の頻度及び／又は形式の対応するデ
ータが、固定的に配属されている。そして後者のデータ
つまり洗浄過程の頻度及び／又は形式の対応するデータ
に基づいて、信号が形成され、これらの信号は関数発信
器の出力部から、洗浄装置の制御装置に供給されること
ができる。印刷ユニットが複数の洗浄装置を有してい
て、これらの洗浄装置がそれぞれゴム胴、圧胴、湿し装
置及びインキ装置に配属されている場合には、洗浄装置
が洗浄過程の形式に応じて個々に又は組み合わされて、
制御装置によって作動させられることができる。
トロールステーションに信号処理ステーションが設けら
れており、該信号処理装置が、インキ調量エレメントの
区域毎における調節、インキ区域幅もしくはインキ移し
サイクルの制御／フィードバック信号のための入力部を
有しており、コントロールステーションにさらに、前記
入力部に接続された関数発信器が設けられている。そし
て信号処理装置は、前記制御／フィードバック信号から
印刷インキ消費量の信号／データを形成するようになっ
ている。印刷インキ消費量のこれらの信号／データは、
信号処理装置の出力部から出力され、この出力部には、
関数発信器の入力部が接続されており、この関数発生器
において、印刷インキ消費量に関連した洗浄過程の頻度
及び／又は形式の関数が、記憶されるようになってい
る。この関数発信器は、請求項６によれば、デジタル式
のメモリとして構成されていると有利であり、この関数
発信器において、リストの形式で、印刷インキ消費量の
データに、洗浄過程の頻度及び／又は形式の対応するデ
ータが、固定的に配属されている。そして後者のデータ
つまり洗浄過程の頻度及び／又は形式の対応するデータ
に基づいて、信号が形成され、これらの信号は関数発信
器の出力部から、洗浄装置の制御装置に供給されること
ができる。印刷ユニットが複数の洗浄装置を有してい
て、これらの洗浄装置がそれぞれゴム胴、圧胴、湿し装
置及びインキ装置に配属されている場合には、洗浄装置
が洗浄過程の形式に応じて個々に又は組み合わされて、
制御装置によって作動させられることができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】次に図面につき本発明の実施の形
態を説明する。
態を説明する。
【００１７】図１には、圧胴１と枚葉紙走行方向におい
て前置された渡し胴２とを備えた、多色刷り輪転印刷機
の印刷ユニットが略示されている。圧胴１に隣接して、
版胴４と接触しているゴム胴３が設けられている。版胴
４には、インキ装置１６及び湿し装置１７が接続されて
いる。
て前置された渡し胴２とを備えた、多色刷り輪転印刷機
の印刷ユニットが略示されている。圧胴１に隣接して、
版胴４と接触しているゴム胴３が設けられている。版胴
４には、インキ装置１６及び湿し装置１７が接続されて
いる。
【００１８】ゴム胴３には洗浄装置５が配属されてい
る。洗浄装置５は主として、例えば洗浄ブラシとして形
成された洗浄ローラから成っており、この洗浄ローラは
ケーシング内において回転可能に支承されている。ケー
シング内には、洗剤及び水を制御して供給するためにス
プレ装置が配置されており、これらのスプレ装置は、洗
浄装置の制御装置６とコントロールステーション７にお
いて回路技術的に接続されている。洗浄ローラはさらに
別体の駆動装置と接続され、かつドクタと常に係合して
いる。洗浄装置５は全体として、作業シリンダによって
ゴム胴に対して胴入れ・胴抜き可能である。胴入れ／胴
抜きは同様にコントロールステーション７における制御
装置６によって操作され、この場合洗浄装置は通常、胴
抜きされたポジションを占めている。
る。洗浄装置５は主として、例えば洗浄ブラシとして形
成された洗浄ローラから成っており、この洗浄ローラは
ケーシング内において回転可能に支承されている。ケー
シング内には、洗剤及び水を制御して供給するためにス
プレ装置が配置されており、これらのスプレ装置は、洗
浄装置の制御装置６とコントロールステーション７にお
いて回路技術的に接続されている。洗浄ローラはさらに
別体の駆動装置と接続され、かつドクタと常に係合して
いる。洗浄装置５は全体として、作業シリンダによって
ゴム胴に対して胴入れ・胴抜き可能である。胴入れ／胴
抜きは同様にコントロールステーション７における制御
装置６によって操作され、この場合洗浄装置は通常、胴
抜きされたポジションを占めている。
【００１９】同様な形式で構成されかつ操作され得る別
の洗浄装置５ａが、圧胴１に配属されている。
の洗浄装置５ａが、圧胴１に配属されている。
【００２０】また洗浄装置５ｂがインキ装置のローラに
配属されている。この洗浄装置の構成は一般に知られて
おり、主として、ローラにおけるインキを除去するドク
タと図示されていないスプレ装置とを有しており、この
スプレ装置を用いて洗浄液が、インキ装置１６の上側の
ローラのうちの１つに噴射され得る。本発明による装置
の図示の実施例では、湿し装置１７のローラはインキ装
置１６のローラによって洗浄される。しかしながら別の
実施例ではその代わりに、湿し装置１７に同様な別体の
洗浄装置が配属されており、この洗浄装置は洗浄装置５
ｂとは別個に制御されることができる。
配属されている。この洗浄装置の構成は一般に知られて
おり、主として、ローラにおけるインキを除去するドク
タと図示されていないスプレ装置とを有しており、この
スプレ装置を用いて洗浄液が、インキ装置１６の上側の
ローラのうちの１つに噴射され得る。本発明による装置
の図示の実施例では、湿し装置１７のローラはインキ装
置１６のローラによって洗浄される。しかしながら別の
実施例ではその代わりに、湿し装置１７に同様な別体の
洗浄装置が配属されており、この洗浄装置は洗浄装置５
ｂとは別個に制御されることができる。
【００２１】中央のコントロールステーションはさらに
特に信号処理装置８を有しており、この信号処理装置８
の図示されていない出力部は、関数発生器９の同様に図
示されていない入力部と連結されている。関数発生器の
図示されていない出力部は、洗浄装置５，５ａ，５ｂの
制御装置６の同様に図示されていない入力部に通じてお
り、この場合制御装置は、例えば洗浄装置５，５ａ，５
ｂの通常の手動操作のための汎用の第２の入力部１０を
有している。制御装置６の出力導体には、共通の符号１
１が付けられている。
特に信号処理装置８を有しており、この信号処理装置８
の図示されていない出力部は、関数発生器９の同様に図
示されていない入力部と連結されている。関数発生器の
図示されていない出力部は、洗浄装置５，５ａ，５ｂの
制御装置６の同様に図示されていない入力部に通じてお
り、この場合制御装置は、例えば洗浄装置５，５ａ，５
ｂの通常の手動操作のための汎用の第２の入力部１０を
有している。制御装置６の出力導体には、共通の符号１
１が付けられている。
【００２２】信号処理装置８の入力部は導体１２〜１４
と接続されており、これらの導体１２〜１４は個々のイ
ンキ調量装置の位置に相応した信号を導き、これらの信
号は調節信号として導体１２〜１４を介してコントロー
ルステーションに戻される。インキ調量装置を移動調節
するための信号をコントロールステーションからインキ
調量装置に導く導体は、図示されていない。図１にはさ
らに導体１５が示されており、この導体１５は図示され
ていないインキ移しローラからの信号をコントロールス
テーション７に戻し、この信号もまた同様に信号処理装
置の入力部に入力される。導体１５は、インキ移しロー
ラが図示されていないインキ出しローラに接触している
時間に相応した信号を導く。導体１５は付加的に、イン
キ出しローラの回転速度を含む信号をも導くことがで
き、これによって、インキ移しローラによって移される
インキフィルムのインキ区域幅（Farbstreifenbreite）
を特徴付けることができる。インキ区域長さ（Farbstre
ifenlaenge）はこの場合、並んで配置されたインキ調量
装置の寸法設定によって規定され、かつインキ層厚さは
これらのインキ調量エレメントの区域毎の調節によって
規定される。信号処理装置８は次のように形成されてい
る。すなわち信号処理装置８は、進入する信号もしくは
相応なデータと入力された付加的な定数及び変数とか
ら、インキ消費量に相当する信号もしくはデータ、つま
りこの印刷インキ消費量のための特性値を有する信号も
しくはデータを形成するようになっている。そのため
に、インキ消費量は、信号処理装置８のハードウエア及
び／又はソフトウエアによって実現可能な公知の数学的
な関係に基づいて計算される。
と接続されており、これらの導体１２〜１４は個々のイ
ンキ調量装置の位置に相応した信号を導き、これらの信
号は調節信号として導体１２〜１４を介してコントロー
ルステーションに戻される。インキ調量装置を移動調節
するための信号をコントロールステーションからインキ
調量装置に導く導体は、図示されていない。図１にはさ
らに導体１５が示されており、この導体１５は図示され
ていないインキ移しローラからの信号をコントロールス
テーション７に戻し、この信号もまた同様に信号処理装
置の入力部に入力される。導体１５は、インキ移しロー
ラが図示されていないインキ出しローラに接触している
時間に相応した信号を導く。導体１５は付加的に、イン
キ出しローラの回転速度を含む信号をも導くことがで
き、これによって、インキ移しローラによって移される
インキフィルムのインキ区域幅（Farbstreifenbreite）
を特徴付けることができる。インキ区域長さ（Farbstre
ifenlaenge）はこの場合、並んで配置されたインキ調量
装置の寸法設定によって規定され、かつインキ層厚さは
これらのインキ調量エレメントの区域毎の調節によって
規定される。信号処理装置８は次のように形成されてい
る。すなわち信号処理装置８は、進入する信号もしくは
相応なデータと入力された付加的な定数及び変数とか
ら、インキ消費量に相当する信号もしくはデータ、つま
りこの印刷インキ消費量のための特性値を有する信号も
しくはデータを形成するようになっている。そのため
に、インキ消費量は、信号処理装置８のハードウエア及
び／又はソフトウエアによって実現可能な公知の数学的
な関係に基づいて計算される。
【００２３】出力部から取り出すことができる信号処理
装置の信号もしくは相応なデータは、したがって印刷イ
ンキ消費量の正確な値を有しており、この値は関数発生
器９に記憶される。この関数発生器９において、印刷イ
ンキ消費量の値から、インキ消費量に関連した、洗浄過
程の頻度及び／又は形式のあらかじめ記憶された関数
（これは経験的に又はモデル計算によって得ることがで
きる）に基づいて、信号が形成され、この信号は洗浄装
置５，５ａ，５ｂの制御装置６に記憶される。この制御
装置に記憶された信号に相応して、洗浄過程が実施さ
れ、この場合洗浄装置５の動作時に洗浄装置５の洗浄ロ
ーラはゴム胴３に胴入れつまり接触させられる。さらに
洗剤及び水の供給はスプレ装置によって制御され得る。
同様に洗浄装置５ａは圧胴１において作動させられる。
インキ装置における洗浄装置５ｂの作動は、そこにおけ
る相応なスプレ及びドクタ動作を生ぜしめる。これらの
洗浄過程は、つまり算出された印刷インキ消費量に関連
して実行され、この算出された印刷インキ消費量は、他
の汎用の目的のため、例えば印刷インキのストックのた
めにも使用することができる。
装置の信号もしくは相応なデータは、したがって印刷イ
ンキ消費量の正確な値を有しており、この値は関数発生
器９に記憶される。この関数発生器９において、印刷イ
ンキ消費量の値から、インキ消費量に関連した、洗浄過
程の頻度及び／又は形式のあらかじめ記憶された関数
（これは経験的に又はモデル計算によって得ることがで
きる）に基づいて、信号が形成され、この信号は洗浄装
置５，５ａ，５ｂの制御装置６に記憶される。この制御
装置に記憶された信号に相応して、洗浄過程が実施さ
れ、この場合洗浄装置５の動作時に洗浄装置５の洗浄ロ
ーラはゴム胴３に胴入れつまり接触させられる。さらに
洗剤及び水の供給はスプレ装置によって制御され得る。
同様に洗浄装置５ａは圧胴１において作動させられる。
インキ装置における洗浄装置５ｂの作動は、そこにおけ
る相応なスプレ及びドクタ動作を生ぜしめる。これらの
洗浄過程は、つまり算出された印刷インキ消費量に関連
して実行され、この算出された印刷インキ消費量は、他
の汎用の目的のため、例えば印刷インキのストックのた
めにも使用することができる。
【図１】輪転印刷機として形成されたオフセット印刷機
の印刷ユニットを、制御のためのコントロールステーシ
ョンと共に示す概略図である。
の印刷ユニットを、制御のためのコントロールステーシ
ョンと共に示す概略図である。
１ 圧胴、 ３ ゴム胴、 ４ 版胴、 ５，５ａ，５
ｂ 洗浄装置、 ６洗浄装置、 ７ コントロールステ
ーション、 ８ 信号処理装置、 ９ 関数発生器、
１０ 入力部、 １１ 出力導体、 １２，１３，１
４，１５ 導体、 １６ インキ装置、 １７ 湿し装
置
ｂ 洗浄装置、 ６洗浄装置、 ７ コントロールステ
ーション、 ８ 信号処理装置、 ９ 関数発生器、
１０ 入力部、 １１ 出力導体、 １２，１３，１
４，１５ 導体、 １６ インキ装置、 １７ 湿し装
置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ローベルト オルトナー ドイツ連邦共和国 アルツェナウ ジート ルング アム シュタイン 26
Claims (6)
- 【請求項１】 少なくとも構成部分としてゴム胴、圧
胴、インキ装置及び場合によっては湿し装置を備えた、
オフセット印刷機の印刷ユニットの少なくとも１つの構
成部分を、自動制御式に洗浄する方法であって、少なく
とも１つの構成部分に配属されている少なくとも１つの
洗浄装置の制御を、特に洗浄頻度に関しては、印刷ユニ
ットの機能から導き出されかつ／又はその制御のために
生ぜしめられる特性値に関連して行う形式のものにおい
て、まず初めに、印刷機運転中に生じる印刷ユニットの
インキ消費量を、インキ調量の少なくとも１つの特性値
に基づいて規定し、このようにして規定されたインキ消
費量から、洗浄過程の頻度及び／又は形式を規定するこ
とを特徴とする、オフセット印刷機の印刷ユニットの構
成部分を洗浄する方法。 - 【請求項２】 インキ消費量ひいては洗浄過程の頻度及
び／又は形式を規定する基準となる特性値が、インキ調
量エレメントの区域毎における調節、インキ区域幅もし
くはインキ移しサイクルの制御／フィードバック信号で
ある、請求項１記載の方法。 - 【請求項３】 洗浄過程の頻度及び／又は形式の関数
を、インキ消費量に関連した値リザーブとして経験的に
規定し、その都度のインキ消費量に関連して洗浄過程の
頻度及び／又は形式を後で制御する際の基にする、請求
項１又は２記載の方法。 - 【請求項４】 洗浄過程の頻度及び／又は形式の関数
を、インキ消費量に関連してモデル計算によって規定
し、その都度のインキ消費量に関連して洗浄過程の頻度
を後で制御する際の基にする、請求項１又は２記載の方
法。 - 【請求項５】 オフセット印刷機の印刷ユニットの少な
くとも１つの構成部分に配属されている少なくとも１つ
の洗浄装置において、請求項１又は２記載の方法を実施
する装置であって、少なくとも１つの印刷ユニットがそ
の構成部分として、ゴム胴、圧胴、インキ装置及び場合
によっては湿し装置を備えていて、オフセット印刷機が
コントロールステーションを有している形式のものにお
いて、コントロールステーション（７）に信号処理装置
（８）が設けられており、該信号処理装置（８）が、イ
ンキ調量エレメントの区域毎における調節、インキ区域
幅もしくはインキ移しサイクルの中央における調節に用
いられる制御／フィードバック信号のための入力部を有
しており、さらに信号処理装置（８）が、前記制御／フ
ィードバック信号から印刷インキ消費量の信号／データ
を形成するようになっていて、該信号／データが信号処
理装置（８）の少なくとも１つの出力部から出力される
ようになっており、この出力部に関数発生器（９）の入
力部が接続されており、関数発生器（９）において、印
刷インキ消費量に関連した洗浄過程の頻度及び／又は形
式の関数が、記憶されるようになっており、さらに関数
発信器（９）の出力部が、洗浄装置（５；５ａ；５ｂ）
の制御装置（６）と接続されていることを特徴とする、
オフセット印刷機の印刷ユニットの構成部分を洗浄する
装置。 - 【請求項６】 関数発信器（９）がデジタル式のメモリ
として構成されている、請求項５記載の装置。
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|---|---|---|---|
| DE19705632A DE19705632A1 (de) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | Verfahren und Anordnung zur Reinigung eines Teiles eines Druckwerkes einer Offsetdruckmaschine |
| DE19705632.6 | 1997-02-14 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10226051A true JPH10226051A (ja) | 1998-08-25 |
| JP2834729B2 JP2834729B2 (ja) | 1998-12-14 |
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| AT (1) | ATE190559T1 (ja) |
| DE (2) | DE19705632A1 (ja) |
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