JPH06198861A - 印刷機のインキ洗浄装置 - Google Patents

印刷機のインキ洗浄装置

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JPH06198861A
JPH06198861A JP34946592A JP34946592A JPH06198861A JP H06198861 A JPH06198861 A JP H06198861A JP 34946592 A JP34946592 A JP 34946592A JP 34946592 A JP34946592 A JP 34946592A JP H06198861 A JPH06198861 A JP H06198861A
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秀夫 北川
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文夫 松田
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F35/00Cleaning arrangements or devices
    • B41F35/04Cleaning arrangements or devices for inking rollers

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷不良を発生することなく洗浄液を節約で
き、かつ短時間で容易にインキ洗浄の行える印刷機のイ
ンキ洗浄装置を提供する。 【構成】 印刷機は版胴へとインキを送る複数のインキ
ローラを備えている。インキ洗浄装置は上方に位置する
インキローラにインキ洗浄液を噴射する噴射ノズル11
と版胴側のローラ9にインキをかきとるドクター13を
有している。輝度センサ14は版胴側のローラ9に設け
られ、ローラ9の周面における輝度を検出する。CPU
20は輝度センサ14により検出された輝度が継続的に
一定値を示す時、洗浄作業が終了したことを判断し、噴
射ノズル11及びドクター13の動作を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷機におけるインキ
ローラの洗浄装置に係り、詳しくは、インキローラの洗
浄が自動的に行われるインキ洗浄装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】印刷機は多数のインキローラーを備え、
インキ壺からこれらインキローラーにより版胴にインキ
が供給されて用紙に印刷が行われる。インキローラはイ
ンキ壺側から版胴側に並んで配置され、インキが順次版
胴側に送られる。よって、印刷に使用したインキは版胴
側のローラ表面に層をなして付着することになる。そし
て、一日の仕事が終了した場合や、インキを他色のイン
キに交換する場合には、ローラに付着しているインキを
落とす必要がある。
【0003】このインキを落とす作業は、作業者がイン
キローラーに洗浄液を塗布し、インキ送りで汚れた中間
インキローラ群の周面を洗浄する。そして、版胴側に位
置するインキローラ周面に板状の刃を圧接させて、ロー
ラの回転により周面上のインキを剥取って行っていた
が、その作業は極めて煩雑であった。
【0004】この煩雑さを解消するため、スイッチ操作
により洗浄液が自動的にノズルから噴射され、インキロ
ーラーを洗浄するインキ洗浄装置が提案されている。こ
の種のインキ洗浄装置としては、例えば特開昭62−5
0145号公報に開示されるものがある。このインキ洗
浄装置は洗浄液を貯留するタンク及びそのタンク内の洗
浄液を噴射させるノズルを備えている。この構成では、
スイッチを操作すると、コンプレッサの圧縮空気により
洗浄液タンク内の洗浄液がノズルから噴射されてインキ
ローラに塗布される。そして、板状刃が版胴側のインキ
ローラの表面に圧接されてインキがかき取られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記特開昭62−50
145号公報に開示されるインキ洗浄装置において、洗
浄作業は洗浄液の噴射回数又は噴射時間を目安として行
われる。より詳述するならば、洗浄液を塗布する時、洗
浄液の噴射回数又は噴射時間はインキの塗布状態によっ
てあらかじめ設定される。そして、一旦スイッチが操作
されると、洗浄液が設定回数又は時間だけ噴射される。
ところが、この洗浄動作では、特性の異なったインキを
使用する場合や、洗浄液の種類が変わる場合には、ロー
ラ上のインキの塗布状態や洗浄効率にばらつきが生じ
る。これを考慮することなく噴射回数又は時間を設定し
たため洗浄が完了したか否かにかかわらず作業が終了し
てしまう。従って、洗浄液の噴射回数が少ない時は、洗
浄液の量は少なくなりローラの洗浄が完全に行われな
い。この状態で次回の印刷を行うとローラにインキ残り
が生じて印刷不良が発生する。
【0006】これを回避すべく、通常は印刷不良が発生
しないように設定の噴射回数後、目視にてローラを検査
して、洗浄が完了していなければ再度洗浄を行う。しか
しながら、目視で検査を行う場合は何度も設定し直して
作業が極めて煩雑である。あるいは、予め噴射回数を多
めに設定して洗浄を行うことによっても印刷不良を回避
できる。ところが、噴射回数を多めに設定すると、洗浄
が終了した後にも洗浄液は噴射され続ける場合があり、
洗浄液及び洗浄時間が無駄に使用されて経済性及び作業
効率の点で改良の余地を残していた。
【0007】この発明は、上記した従来技術に存在する
問題点に着目してなされたものであって、その目的とす
るところは、印刷不良を発生することなく洗浄液を節約
でき、かつ短時間で容易にインキ洗浄の行える印刷機の
インキ洗浄装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では版胴にインキを供給する複数のインキロ
ーラと、前記インキローラの少なくとも1個にインキ洗
浄液を噴射する洗浄液噴射手段と、版胴側において、版
胴側のローラにインキ剥取り手段を設けた印刷機のイン
キ洗浄装置において、前記版胴側のローラに、インキロ
ーラ周面における輝度を検出する輝度検出手段と、前記
輝度検出手段により検出された輝度が継続的に一定値を
示す時洗浄作業が終了したことを判断する判断手段と、
前記判断手段の判断に従って洗浄液噴射手段及びインキ
剥取り手段の動作を停止させる停止手段とを設けたこと
をその要旨としている。
【0009】
【作用】上記構成により、洗浄が開始されると、洗浄液
は洗浄液噴射手段から複数のインキローラの少なくとも
1個に噴射される。すると、インキローラに付着したイ
ンキは軟化され、版胴側のローラに配設されたインキ剥
取り手段によって剥取られる。輝度検出手段によって同
インキローラの周面における輝度が検出される。判断手
段により、輝度信号が継続的に一定値を示す時に洗浄作
業が終了したと判断される。そして、停止手段により洗
浄液噴射手段とインキ剥取り手段の動作は停止される。
【0010】
【実施例】以下に本発明を具体化した一実施例について
図面に従って説明する。図2に示すオフセット印刷機に
おいて、インキ壺1からインキローラ2群を介して版胴
3に送られたインキは、水ローラ4を介して送られた水
と版胴3上において混練される。このインキローラ2群
にはインキ壺1内に収容されたインキが元ローラ6及び
移しローラ8を経て移送されるようになっている。そし
て、インキローラ2群を介して版胴3側に送られるイン
キの残余分は溜めローラ9へと送られ、溜めローラ9周
面上に層をなして付着される。
【0011】前記インキローラ2群の上方に位置する2
個のインキローラ10に近接して洗浄液を噴射する噴射
ノズル11が配設されている。噴射ノズル11から所定
タイミングで前記インキローラ10に対して噴射された
洗浄液は、インキローラ2群を経て溜めローラ9に送ら
れる。そして、洗浄液により溜めローラ9周面上に付着
したインキ層は軟化される。これと同時に、溜めローラ
9近傍においてエアシリンダ12により所定タイミング
で駆動されるドクター13の刃13aが溜めローラ9の
周面に圧接され、インキが溜めローラ9周面から剥がさ
れる。
【0012】また、溜めローラ9の外周面に近接して、
光電式の輝度センサ14が設けられ、溜めローラ9外周
面のインキの付着状態が常に監視されている。次に本実
施例における電気的構成及び洗浄液の配管構成を図1に
従って説明する。
【0013】輝度センサ14は投光素子15と受光素子
16とから構成されている。投光素子15により白色光
がローラ9の周面に照射され、ローラ9の周面で反射し
て帰ってきた光は受光素子16で検出される。そして、
赤、緑、青の三色の各々の輝度がアナログ値として出力
される。輝度センサ14の出力端子は制御部34に接続
されている。制御部34はCPU(中央処理装置)20
及び周辺装置から構成され、印刷機の制御を行う。制御
部34内において、前記輝度センサ14の出力端子は、
多数の信号から1つの信号を選んで出力するマルチプレ
クサ17に接続されている。マルチプレクサ17の制御
端子17aはCPU20に接続され、CPU20からの
信号により赤、緑、青の三色の輝度信号のいずれかが選
択される。マルチプレクサ17の出力は増幅器37を介
して、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変
換器18に接続されている。A/D変換器18からのデ
ジタル信号は入力インターフェース19を介してCPU
20に送られる。CPU20には印刷機の動作を制御す
るためのプログラム等を記憶したROM(読み出し専用
メモリ)35と、各種データを一時的に記憶するための
領域を有するRAM(読み出し及び書き込み可能なメモ
リ)36とが接続されている。CPU20は輝度センサ
14からの輝度信号により所定のサンプリング時間内の
輝度変化を演算する。そして、輝度が所定時間変化しな
くなった時をもってインキローラ2群の洗浄完了を判断
し、洗浄操作を停止させる。
【0014】また、印刷機のどのユニットを洗浄するか
をマニュアル操作にて、選択する複数個の選択スイッチ
21と、同じくマニュアル操作により洗浄動作を開始す
る洗浄開始スイッチ22は、入力インターフェース19
を介してCPU20に接続されている。
【0015】CPU20に接続された出力インターフェ
ース23には印刷機を稼働させる本機モータ24が接続
されている。さらに出力インターフェース23にはエア
シリンダ12駆動用の電磁弁25が接続されている。前
記ドクター13を突出駆動するエアシリンダ12はエア
配管を介して同電磁弁25に接続されている。CPU2
0からの信号により電磁弁25は開閉され、エアシリン
ダ12が駆動制御される。出力インターフェース23に
は洗浄液の流れを制御する洗浄液用電磁弁26と、エア
の流れを制御するエア用電磁弁27が接続されている。
さらに、出力インターフェース23には洗浄液ポンプ2
8を駆動するモータ29が接続されている。
【0016】洗浄液の配管において、洗浄液ポンプ28
は洗浄液タンク30と噴射ノズル11との間に配設さ
れ、洗浄液用電磁弁26はポンプ28と噴射ノズル11
との間に設けられている。また、洗浄液用電磁弁26と
ポンプ28の間には洗浄液の圧力を所定値に調節する圧
力制御可変オリフィス31が設けられている。CPU2
0からの信号により電磁弁26が開かれると、タンク3
0内の洗浄液はオリフィス31の絞り機能により所定の
流量でポンプ28にて汲み上げられ、ノズル11に送ら
れる。また、電磁弁26が閉じられると、オリフィス3
1は絞り機能を発揮することなく洗浄液はリターンパイ
プ33からタンク30に戻される。
【0017】エア配管において、図示しないコンプレッ
サからなるエア源は前記エア制御弁27を介して噴射ノ
ズル11に接続されている。さらに、エア圧を調節する
レギュレータ32が噴射ノズル11とエア制御弁27の
間に設けられている。CPU20からの信号により洗浄
液用電磁弁26と同期してエア用電磁弁27も開かれ
て、エアはノズル11に送られる。そして、ノズル11
において、洗浄液配管からの洗浄液とエア配管からのエ
アが混合されて、霧状の洗浄液が上方に位置するインキ
ローラ10に噴射される。
【0018】次に、上記のように構成されたオフセット
印刷機のインキ洗浄装置の作用を図3に示すフローチャ
ートに基づいて説明する。このフローチャートはROM
35内のプログラムに基づくCPU20の制御のもとに
進行する。
【0019】さて、この洗浄装置の運転時において、開
始スイッチ22が操作されると(ステップ1)、本機モ
ータ24が駆動され、印刷機の各ローラの回転が開始さ
れる(ステップ2)。所定時間の後、エア用電磁弁27
が開放され(ステップ3)、エア圧が噴射ノズル11に
作用される。同時に洗浄液用電磁弁26が開放され、洗
浄液はノズル11を介して上方に位置するインキローラ
10上に噴射される。1回の洗浄では、最適な洗浄液の
量が決められており、多すぎるとインキローラ2がスリ
ップしたり、洗浄液が垂れたりする。このため、インキ
ローラ2の回転中、電磁弁26は間欠的に作動され、噴
射される洗浄液の量が調整さる(ステップ4)。
【0020】洗浄液は上方に位置するインキローラ10
からインキローラ2群を経て溜めローラ9に達する。こ
の洗浄液によりインキローラ群2に付着して硬化してい
るインキも軟化され、次第に溜めローラ9に送られる。
そして、ドクター13の刃13aが溜めローラ9に押し
つけられ(ステップ5)、洗浄液で軟化されたインキは
溜めローラ9から剥ぎ落とされる。
【0021】一方、洗浄動作中、受光素子16は溜めロ
ーラ9の周面における、インキの付着量に対応して、
赤、緑、青の3色の輝度信号をアナログ値として出力す
る。輝度信号はマルチプレクサ17及び増幅器37を経
てA/ D変換器18に送られ、デジタルデータに変換さ
れ、輝度データとして入力インターフェース19を介し
てRAM36に格納される(ステップ6)。
【0022】続いて、この入力された3色の輝度データ
から前回のサンプリング時に入力された各々の輝度デー
タが減算され、輝度変化が求められる(ステップ7)。
そして、3色の輝度変化の全ての値が設定値よりも小さ
くなった時には洗浄が完了したと判断される(ステップ
8)。3色の輝度変化の内1色でも所定の値より大きい
時には洗浄が完了されていないと判断され、サンプリン
グ時間が経過するのを待って(ステップ9)再び輝度セ
ンサ14からの信号の入力動作が行われる(ステップ
6)。
【0023】上記洗浄完了の判断について、図4に示す
輝度信号の変化を例にとって説明する。時間t1 におい
て、時間t1 の輝度から時間t0 の輝度が減算されて輝
度変化d1 が求められる。この場合、赤、緑、青の3色
の全ての輝度変化d1 は所定の値(例えばゼロ)より大
きく、洗浄は完了されていないと判断される。また、時
間t2 における輝度変化を演算すると、赤の輝度信号の
輝度変化d2 が所定の値(例えばゼロ)より大きく、洗
浄は完了されていないと判断される。さらに、時間t3
において、3色の全ての輝度変化d3 はゼロとなり、洗
浄は完了されたと判断される。この輝度変化を検出する
方式は輝度そのもののレベルで判断する方式に比べ、使
用されるインキの色、あるいは溜めローラ9の色にかか
わらず有効で、洗浄終了の判断が確実に行われる。
【0024】洗浄が終了したと判断された場合、先ず、
洗浄液用電磁弁26が閉じられ、洗浄液の供給が停止さ
れる(ステップ10)。一方、エア用電磁弁27は洗浄
液用電磁弁26が閉じられた後も、遅延タイマーにより
所定時間開放され(ステップ11)、エアによりノズル
11内に残留している洗浄液が吹き飛ばされる。その後
エア用電磁弁27は閉じられ、洗浄液ポンプ28駆動用
のモータ29が停止される。さらに、ドクター13が溜
めローラ9から離れ、本機モータ24が停止されインキ
ローラ2群の回転が停止される(ステップ12)。この
一連の動作により洗浄作業が終了する。
【0025】以上のように、この実施例のインキ洗浄装
置においては、輝度センサによって、インキ洗浄完了が
判断され自動的に動作が終了されるため、洗浄が不完全
で印刷不良を発生することはない。また、洗浄完了後直
ちに動作が自動的に停止されるため、洗浄液を節約で
き、かつ短時間で容易にインキ洗浄が行える。
【0026】
【別の実施例】次に、この発明を多色刷のオフセット印
刷システムに具体化した別の実施例を図5及び図6に従
って説明する。なお、以降の説明においては前記実施例
の構成と同様な構成については図面に同一番号を付すの
みで、説明は省略する。
【0027】図5に示す4色刷のオフセット印刷システ
ムにおいて、印刷用紙Pa は給紙側のフィーダー40か
ら第1の移送胴45を経て第1の印刷ユニット41に送
らる。印刷用紙Pa は圧胴46の外周面に保持されブラ
ン胴47の周面と接触し第1色の印刷が行われる。圧胴
46の回転にともないブラン胴47も回転し印刷用紙P
a 全体が印刷されるとともに、印刷用紙Pa は移送胴4
8を経て第2の印刷ユニット42の圧胴46に送られ
る。第1の印刷ユニット41と同様に、印圧用紙Pa は
圧胴46の外周面に保持されブラン胴47の周面と接触
し第2色の印刷が行われる。さらに印刷用紙は第3、及
び第4の印刷ユニット43,44に送られ、第3色及び
第4色の印刷が行われる。以上のように印刷された印刷
紙Pb は排紙側のデリバリ装置49に移送され印刷を終
了する。
【0028】この4色刷のオフセット印刷システムの制
御部34は図6に示す、受光素子16からの輝度信号を
切り換えてCPU20に入力する多段のマルチプレクサ
50,51を備えている。第1のマルチプレクサ50は
CPU20からの切換信号により第1〜第4の印刷ユニ
ット41〜44から1台を選択する。第2のマルチプレ
クサ51群は赤、緑、青のそれぞれの輝度信号から1つ
を選択し順次切り換えて入力する。インキ洗浄を開始す
ると、各印刷ユニット41〜44に設けられたノズル1
1から洗浄液が同時に噴射される。4台の印刷ユニット
41〜44のインキ洗浄状態は制御部34及び輝度セン
サ14により順次監視されている。そして、洗浄が完了
したと判断された印刷ユニットはその印刷ユニットに限
って洗浄作業が停止される。前述のマルチプレクサ5
0,51によりシステムはただ1台の制御部34を備え
るのみで4台あるいはそれ以上の印刷ユニットの洗浄監
視を行うことができる。
【0029】なお、この発明は前記実施例の構成に限定
されるものではなく、例えば、4色刷以上の多色刷印刷
機に適応してもよい。また、本実施例において、噴射ノ
ズルは上方の2個のインキローラに対して噴射するよう
に配置したが、その他のインキローラに対して噴射する
ようにしてもよい。
【0030】さらに、ドクターを駆動するエアシリンダ
の代わりにステッピングモータを使用する等、この発明
の趣旨から逸脱しない範囲で、任意に変更して具体化す
ることも可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、輝度センサによって、
インキ洗浄完了が判断され自動的に動作が終了されるた
め、洗浄が不完全で印刷不良を発生することはない。ま
た、洗浄完了後直ちに動作が停止されるため、洗浄液を
節約でき、かつ短時間で容易にインキ洗浄が行えるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した印刷機の電気回路、エア及
び洗浄液の配管を示すブロック図である。
【図2】洗浄装置を備えた印刷機の印刷ユニットを示す
概略断面図である。
【図3】洗浄動作を示すフローチャートである。
【図4】輝度センサの出力の時間変化を示す特性図であ
る。
【図5】別の実施例を示す正面図である。
【図6】図5の実施例の電気回路の一部を示す電気回路
図である。
【符号の説明】
2 インキローラ、3 版胴、9 版胴側ローラである
溜めローラ、11 洗浄液噴射手段である噴射ノズル、
13 インキ剥取手段であるドクター、14輝度検出手
段である輝度センサ、20 判断手段及び停止手段であ
るCPU。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古田 勝則 岐阜県美濃市3951番地 株式会社桜井グラ フィックシステムズ内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 版胴にインキを供給する複数のインキロ
    ーラと、 前記インキローラの少なくとも1個にインキ洗浄液を噴
    射する洗浄液噴射手段と、 版胴側において、版胴側のローラにインキ剥取り手段を
    設けた印刷機のインキ洗浄装置において、 前記版胴側のローラに、インキローラ周面における輝度
    を検出する輝度検出手段と、 前記輝度検出手段により検出された輝度が継続的に一定
    値を示す時洗浄作業が終了したことを判断する判断手段
    と、 前記判断手段の判断に従って洗浄液噴射手段及びインキ
    剥取り手段の動作を停止させる停止手段とを設けたこと
    を特徴とする印刷機のインキ洗浄装置。
JP4349465A 1992-12-28 1992-12-28 印刷機のインキ洗浄装置 Expired - Lifetime JP2837330B2 (ja)

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