JP2617022B2 - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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JP2617022B2
JP2617022B2 JP2212611A JP21261190A JP2617022B2 JP 2617022 B2 JP2617022 B2 JP 2617022B2 JP 2212611 A JP2212611 A JP 2212611A JP 21261190 A JP21261190 A JP 21261190A JP 2617022 B2 JP2617022 B2 JP 2617022B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、原稿に記されたマークにより指定された領
域内外の画像を編集して複写する。いわゆるマーカー編
集複写機能を備えた電子写真装置に関するものである。
〔従来の技術〕
電子写真装置としての従来の複写機には、第10図
(a)・(b)に示すように、原稿91に記された枠状マ
ーク92、または縦方向および横方向の線状マーク93・94
を読み取り、例えば上記の枠状マーク92または線状マー
ク93・94により指定された領域の画像を複写せず、この
領域以外の画像を複写するマスキング、あるいは枠状マ
ーク92または線状マーク93・94により指定された領域の
画像のみを複写するトリミング等のマーカー編集複写機
能を備えた機種がある。また、このマーカー編集複写機
能を備えるとともに、カラー現像機能および多重複写機
能を備え、これら各機能を組み合わせて多色の複写を行
うことができる機種がある。
例えば、トリミングモードによる複写では、原稿91に
記された文字A・B・C・Dのうち、第11図(a)に示
すように、上記の枠状マーク92あるいは線状マーク93・
94により指定された編集領域内の文字A・Cのみが用紙
95に複写され、他の文字B・Dは複写されない。また、
マスキングモードによる複写では、トリミングモードと
は逆に、原稿91に記された文字A・B・C・Dのうち、
第11図(b)に示すように、上記編集領域内の文字A・
Cが複写されず、編集領域以外の領域の文字B・Dが用
紙96に複写される。
一方、上記のマーカー編集複写機能、カラー現像機能
および多重複写機能を組み合わせる複写のうち、いわゆ
る領域内カラーモードによる複写では、第12図(a)に
示すように、文字A・Cがトリミングモードにより用紙
97に例えば赤色(図中破線で示す)で複写され、文字B
・Dが多重複写により用紙97に黒色で複写される。ま
た、いわゆる領域外カラーモードによる複写では、第12
図(b)に示すように、編集領域外のB・Dがマスキン
グモードにより用紙98に赤色(図中破線で示す)で複写
され、文字A・Cが多重複写により用紙98に黒色で複写
される。さらに、いわゆる領域内カラー強調モードによ
る複写では、第12図(c)に示すように、編集領域に対
応する用紙99上の領域に赤べた部100が形成され、文字
A・B・C・Dが多重複写により用紙99に黒色で複写さ
れる。これにより、文字A・Cのみが赤べた部100でカ
ラー強調された複写画像が得られる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、例えば、上記の領域内カラー強調モードに
よる複写において、第13図に示すように、文字A・B・
C・Dが描かれた原稿91における文字A・Dを含む領域
を枠状マーク101・102により編集領域に指定する場合、
枠状マーク101・102がCCD等の撮像素子により細かい画
素毎に読み取られるため、枠状マーク101・102のゆがみ
等により、用紙103に形成された赤べた部104・105の輪
郭に凹凸が生じ、複写画質を低下させるという問題点が
あった。また、第14図に示すように、原稿91における文
字A・Dを含む領域を線状マーク106〜109により編集領
域に指定する場合、文字B・Cに対しても同様に編集領
域の指定がなされるため、複写を行う用紙110には、文
字A・Dに対する赤べた部111・112以外に文字B・Cに
対しても赤べた部113・114が形成されるという問題点が
あった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る電子写真装置は、上記の課題を解決する
ために、例えばCCDからなり、原稿に照射された光の反
射光から原稿の画像情報を読み取る画像情報読取手段
と、原稿に記され、上記画像情報から原稿における編集
領域を指定するカラーマークの有無を判定するカラーマ
ーク判定手段と、上記カラーマークの有無に応じて編集
領域を指定する編集領域指定手段と、選択されたマーカ
ー編集複写モードおよび上記編集領域に基づいてブラン
クランプ等の画像編集手段の動作を制御し、原稿画像に
対し編集を施して複写を行う画像編集制御手段とを備え
た電子写真装置において、以下の手段を講じている。
すなわち、上記編集領域指定手段は、上記カラーマー
ク判定手段の判定結果に基づいて、原稿に直線で記され
たカラーマークのうち直線部分で連続する両端部分を1
組の第1点と第2点と判定し、該第1点および第2点、
第1点と同一の水平座標上にある点と、第2点と同一の
垂直座標上にある点とが一致する第3点、ならびに第1
点と同一の垂直座標上にある点と、第2点と同一の水平
座標上にある点とが一致する第4点により形成される方
形内の領域を編集領域と指定するようになされている。
〔作用〕
上記の構成では、原稿に1本の直線で記されたカラー
マークは、画像情報読取手段に原稿の他の画像とともに
画像情報として読み取られる。カラーマーク判定手段に
より上記画像情報からカラーマークの有無が判定され、
その判定結果に基づいて、編集領域指定手段により編集
領域が指定される。この際、例えば、編集の対象となる
原稿に対しカラーマークを斜めの直線で記せば、編集領
域指定手段により第1点、第2点、第3点および第4点
で形成される方形、すなわち上記カラーマークを対角線
とする方形内の領域が編集領域とされる。そして、選択
されたマーカー編集複写モードおよび上記のように指定
された編集領域に基づいて、画像編集制御手段が画像編
集手段の動作を制御することにより、原稿画像に対し所
望の編集が施された複写画像が得られる。
上記の構成によれば、編集領域指定手段により指定さ
れた編集領域が、第1点、第2点、第3点および第4点
により形成される方形内の領域であるので、上記編集領
域の輪郭が水平および垂直となる。それゆえ、領域内カ
ラー強調モードによる複写を行っても、複写画像におけ
るカラー強調部の輪郭に凹凸が生じることはない。ま
た、原稿に複数のカラーマークが記されている場合であ
っても、編集領域指定手段が、これら記されているカラ
ーマークのうち直線部分で連続する両端部分を1組の第
1点と第2点と判定することにより、1本の直線で記さ
れたカラーマークに対し1つの編集領域を指定するの
で、線状マークにより編集領域を指定する場合のよう
に、線状マークと編集領域とが1対1に対応しなくなる
といった不都合は生じない。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図ないし第9図に基づいて説
明すれば、以下の通りである。
本発明に係る電子写真装置としての複写機は、第2図
に示すように、複写機台41の上に複写機本体42が設けら
れ、複写機本体42の上に自動原稿送り装置43が設けられ
ている。
上記の複写機本体42は、第3図に示すように、上部に
光学系1が設けられている。この光学系1は、コピーラ
ンプ2と、ミラー3〜5と、ミラー4・5を一体的に駆
動するミラーモータ6と、レンズユニット8と、レンズ
ユニット8を駆動するレンズモータ9と、ミラー10・11
と、ミラー10・11を一体的に駆動するミラーモータ12
と、フィルタ13と、ミラー14とを備えている。上記光学
系1は、複写機本体42の上端面に設けられる原稿台15上
に配される図示しない原稿に対し光走査を行い、この原
稿からの反射光を後述の感光体ドラム16へ導くようにな
っている。また、フィルタ13は、マーカー編集複写モー
ドが選択されている場合、原稿画像の複写を行うときに
光学系1により導かれる上記反射光の光路中に配されて
原稿に記されたカラーマークを用紙に複写させないよう
に設けられている。
レンズユニット8の光入射側には、画像情報読取手段
としてのCCDユニット7が設けられており、このCCDユニ
ット7は、原稿からの反射光を受光し、画像情報として
電気信号に変換して後述のブランクランプコントロール
部60へ出力するようになっている。
光学系1の下方には、感光体ドラム16が設けられてい
る。この感光体ドラム16の周囲には、メインチャージャ
ユニット17と、ブランクランプ18と、カラー現像ユニッ
ト19と、メイン現像ユニット20と、メイン現像ユニット
用トナーボックス21と、転写チャージャ22と、剥離チャ
ージャ23と、剥離爪24と、クリーナユニット25とが設け
られている。
メインチャージャユニット17は、感光体ドラム16の表
面を所定の電位に帯電させる一方、発光ダイオードアレ
イからなるブランクランプ18は、感光体ドラム16におけ
る非画像領域を除電するようになっており、画像編集手
段としての機能を有している。カラー現像ユニット19
は、マーカー編集複写モードに応じてカラー複写を行う
ために、例えば赤色のトナーで現像を行う現像装置であ
り、メイン現像ユニット20は、黒色のトナーでの通常の
現像を行う現像装置である。メイン現像ユニット20に供
給される黒色トナーは、メイン現像ユニット用トナーボ
ックス21から供給されるようになっている。転写チャー
ジャ22は、レジストローラ26を介して給紙カセット27a
・27bおよび手差し給紙部27cから供給される図示しない
用紙に、感光体ドラム16の表面に形成されたトナー像を
転写するようになっており、剥離チャージャ23および剥
離爪24は、感光体ドラム16から用紙を剥離するようにな
っている。クリーナユニット25は、感光体ドラム16の表
面の残留トナーを回収するようになっている。
感光体ドラム16からの用紙の搬送方向には、サクショ
ンベルト28を有するサクションユニット29と、ヒータラ
ンプ30を有する上ヒートローラ31と、下ヒートローラ32
と、上剥離爪33と、下剥離爪34と、排紙ローラ35とが設
けられ、排紙ローラ35の近傍には排紙部36が開口してい
る。また、サクションユニット29の上方には、各駆動系
の動力源となるメインモータ37が設けられ、排紙ローラ
35の上方には、クーリングファンモータ38とオゾン吸収
フィルタ39とが設けられている。そして、排紙ローラ35
の下方には、上ヒートローラ31および下ヒートローラ32
の間から排出される用紙を、複写機台41内に設けられた
後述の多重両面ユニット44へ搬送するための用紙搬送路
40が設けられている。
複写機台41の内部には、第2図に示すように、多重両
面ユニット44が設けられている。多重両面ユニット44
は、スイッチバック搬送路45と、用紙搬送路46と、中間
トレイ47と、用紙搬送路48とを備えている。スイッチバ
ック搬送路45は、上記の用紙搬送路40から搬送されてき
た用紙を一旦取り込んで、向きを反転させて後端部側か
ら送出するようになっている。中間トレイ47は、スイッ
チバック搬送路45から用紙搬送路46を介して搬送されて
きた用紙を、複写面を下に向けた状態で一時的に収容
し、所定のタイミングで用紙搬送路48を介して複写機本
体42のレジストローラ26へ供給するようになっている。
自動原稿送り装置43は、原稿載置トレイ49と、原稿送
り機構部50とを有し、原稿載置トレイ49に載置された複
数の原稿を、選択された多重複写モード、両面複写モー
ドあるいはその他の複写モードに応じて、一方の面を原
稿台15側へ向けて、あるいは裏表を反転させて原稿台15
上に送り、かつ外部へ排出するようになっている。
本複写機の制御系は第4図に示すように、I/Oインタ
ーフェース51、メモリ52およびCPU53により構成される
メインコントロール部54と、CCD駆動回路55、マーキン
グ判定回路56、ブランクランプ駆動回路57、CPU58およ
びメモリ59により構成されるブランクランプコントロー
ル部60とを備えている。
メインコントロール部54におけるI/Oインターフェー
ス51には、メインモータ37等からなる駆動系61と、メイ
ンチャージャユニット17、カラー現像ユニット19、メイ
ン現像ユニット20、転写チャージャ22、剥離チャージャ
23およびクリーナユニット25等からなる複写プロセス系
62と、各種給紙ローラおよび搬送ローラ等からなる給紙
・搬送系63と、ヒータランプ30、上ヒートローラ31およ
び下ヒートローラ32等からなる定着部64と、操作パネル
65と、光学系1とが接続されている。一方、CPU53に
は、多重両面ユニット44と、上記I/Oインターフェース5
1と、メモリ52とが接続されている。
CPU53は、操作パネル65の各操作キーによる入力に基
づき、メモリ52に記憶されている制御プログラムに従っ
てI/Oインターフェース51に接続されている上記各系の
動作を制御するようになっている。操作パネル65は、第
5図に示すように、マーカー編集複写モード選択キー6
6、トリミングモード選択キー67、マスキングモード選
択キー68、領域内カラーモード選択キー69、領域外カラ
ーモード選択キー70および領域内カラー強調モード選択
キー71の各選択操作キーを備えている。また、操作パネ
ル65には、上記各操作キーに対応して、各編集モードが
選択されたことを表示する表示ランプ72〜77が設けられ
る他、図示はしないが各種の複写条件設定のための操作
キーや表示部等が設けられている。
一方、第4図に示すように、画像編集制御手段として
のブランクランプコントロール部60におけるCCD駆動回
路55には、光学系1およびCCDユニット7が接続され、
マーキング判定回路56にはCCDユニット7が接続され、
さらにブランクランプ駆動回路57にはブランクランプ18
が接続されている。また、CCD駆動回路55、マーキング
判定回路56およびブランクランプ駆動回路57はともにCP
U58に接続され、CPU58にはメモリ59およびメインコント
ロール部54のCPU53が接続されている。
CCD駆動回路55は、光学系1の動作に連動して原稿か
らの反射光を読み取るようにし、CPU58の指令に基づい
てCCDユニット7を駆動し、ブランクランプ駆動回路57
は、CPU58から送出されるブランクランプデータに基づ
いてブランクランプ18を駆動するようになっている。カ
ラーマーク判定手段としてのマーキング判定回路56は、
CCDユニット7により読み取られた画像情報から指定さ
れた色のカラーマークの有無を画素単位で判定して、そ
の判定結果をCPU58へ送出するようになっている。
CPU58は、CCDユニット7が原稿に記されたカラーマー
クを画像情報として読み取るようにCCD駆動回路55を制
御するようになっている。またCPU58は、マーキング判
定回路56による判定結果に基づくカラーマークの一端の
点P1(第1点)および他端の点P2(第2点)の座標か
ら、点P1と同一水平座標にある点と、点P2と同一垂直座
標にある点とが一致する点P3(第3点)、および点P1
同一垂直座標にある点と、点P2と同一水平座標にある点
とが一致する点P4(第4点)を求めて、点P1・P2・P3
P4で形成される方形内の領域を編集領域として指定する
ようになっており、編集領域指定手段としての機能を有
している。さらに、CPU58は、選択されたマーカー編集
複写モードに応じて、マーキング判定回路56の判定結果
に基づいて指定した編集領域内あるいは編集領域外の画
像情報をメモリ59に保持させるとともに、原稿の複写し
ない領域に対応するブランクランプデータを計算し、こ
のブランクランプデータをブランクランプ駆動回路57へ
出力するようになっている。
上記の構成において、本複写機における一般的な複写
動作について説明する。
複写動作の際には、まず、原稿台15に載置された原稿
が光学系1のコピーランプ2の発する光により走査され
る。一方、感光体ドラム16の表面は、メインチャージャ
ユニット17によって所定電位に帯電された後、必要に応
じブランクランプデータに基づいて動作するブランクラ
ンプ18によって除電され非画像領域が形成される。原稿
からの反射光は、ミラー3〜5、レンズユニット8、ミ
ラー10・11、フィルタ13およびミラー14を介して感光体
ドラム16に照射される。これにより、感光体ドラム16の
表面に静電潜像が形成され、この静電潜像は、カラー現
像ユニット19またはメイン現像ユニット20により現像さ
れてトナー像となる。このトナー像は、給紙カセット27
a、給紙カセット27bあるいは手差し給紙部27cから供給
された用紙に転写チャージャ22によって転写され、トナ
ー像の転写された用紙は、剥離チャージャ23によって感
光体ドラム16の表面から剥離される。その後、用紙上の
トナー像は、上ヒートローラ31と下ヒートローラ32とに
よって用紙上に熱定着され、トナー像の定着された用紙
は、排紙ローラ35により排紙部36から外部へ排出され
る。
多重複写を行う場合、1回目の複写が終了して用紙搬
送路40を通じて多重両面ユニット44に搬送されてきた用
紙は、スイッチバック搬送路45で向きが反転した状態で
送出され、用紙搬送路46を通じて中間トレイ47に一時収
容される。その後、この用紙は、先の複写面を上にした
状態で中間トレイ47から用紙搬送路48を通じて感光体ド
ラム16へ供給され、2回目の複写に供される。また、両
面複写を行う場合、片面の複写が終了して用紙搬送路40
を通じて搬送されてきた用紙は、用紙搬送路46に取り込
まれ、用紙搬送路46から表裏が反転した状態で中間トレ
イ47へ一時収容される。その後、この用紙は、先に複写
された面とは反対の面を上にして感光体ドラム16へ供給
され、裏面の複写に供される。
ここで、カラーマークから編集領域を指定する処理手
順を第1図のフローチャート、第6図および第7図に基
づいて説明する。なお、第7図(a)・(b)について
は、説明の便宜上、各画素簡素化かつ拡大化して描いて
ある。
例えば、第6図に示すように文字A・B・C・Dの描
かれた原稿78において、文字A・Dに対し破線で示す赤
色のカラーマーク79・80が斜めに記されている場合、CC
Dユニット7によりこの原稿78の画像情報が読み取られ
ると、第7図(a)に示すように、マーキング判定回路
56により上記画像情報から画像毎にカラーマーク79・80
の有無(図中ハッチングで示す領域がカラーマーク79・
80に対応する)が判定される(S1)。この判定の結果、
カラーマーク79・80有りと判定された画素については、
赤色データとしてメモリ59に一旦保持される(S2)。
原稿78に対するカラーマーク79・80の有無の判定が完
了すると、赤色データがメモリ59からCPU58に呼び出さ
れ、ここで各画素の赤色データのうち連続するもの同士
が一まとまりのグループとして分けられる(S3)。例え
ば、文字Aに記されたカラーマーク79の赤色データをグ
ループGAとしてX−Y座標に対応させると、各画素の赤
色データは、 (1,4),(2,3),(3,3),(4,2),(5,2),(6,
1) で示される。一方、文字Dに記されたカラーマーク80の
赤色データをグループGDとしてX−Y座標に対応させる
と、各画素の赤色データは、 (8,8),(9,7),(10,6),(10,7),(11,6),
(12,5) で示される。
CPU58に処理により、上記の赤色データ座標から、各
グループGA・GDにおける赤色データのX座標の最小値X
minおよび最大値Xmaxと、Y座標の最小値Yminおよび最
大値Ymaxとが算出される(S4)。その結果、グループGA
では、 Xmin=1,Xmax=6,Ymin=1,Ymax=4 となり、グループGDでは、 Xmin=8,Xmax=12,Ymin=5,Ymax=8 となる。
さらに、グループGA・GD毎に上記の最小値Xmin・Ymin
およ最大値Xmax・Ymaxに基づいて、4つの点P1・P2・P3
・P4の座標が以下に示すように決定される(S5)、 P1(Xmin,Ymax),P2(Xmax,Ymin), P3(Xmin,Ymin),P4(Xmax,Ymax)。
これにより、点P1・P2・P3・P4に対応するグループGA
の点PA1・PA2・PA3・PA4は、 PA1(1,4),PA2(6,1),PA3(1,1),PA4(6,4) となり、点P1・P2・P3・P4に対応するグループGDの点P
D1・PD2・PD3・PD4は、 PD1(8,8),PD2(12,5),PD3(8,5),PD4(12,8) となる。そして、第7図(b)に示すように、点PA1・P
A2・PA3・PA4からなる方形内の領域および点PD1・PD2
PD3・PD4からなる方形内の領域が編集領域(図中ハッチ
ングで示す)としてCPU58に認識される(S6)。
続いて、領域内カラー強調モードによる複写を行う場
合の本複写機の動作を第8図のフローチャートおよび第
9図に基づいて説明する。
コピーランプ2の光による原稿78の走査で得られた反
射光から、CCDユニット7により原稿78の画像情報が画
素毎に読み取られ(S11)、マーキング判定回路56によ
りこの画像情報における赤色のカラーマーク79・30の有
無が判定される(S12)。次いで、CPU58によりマーキン
グ判定回路56で得られた赤色データに基づいて上記の手
順で編集領域が指定されると(S13)、カラー現像ユニ
ット19が選択され(S14)、初期設定が完了する。
引き続き、メインチャージャユニット17により予め電
荷が付与されて帯電した感光体ドラム16に対して、上記
編集領域に応じてCPU58により算出されたブランクラン
プデータに基づいてブランクランプ18の動作が制御さ
れ、これにより、感光体ドラム16の表面における原稿78
の編集領域外の領域に対応する部位が除電される(S1
5)。すると、感光体ドラム16の帯電している部位がカ
ラー現像ユニット19による現像を経て、転写および定着
が施されることにより、第9図(a)に示すように、用
紙81上に赤べた部82・83が形成される(S16)。この用
紙81は、用紙搬送路40、スイッチバック搬送路45および
用紙搬送路46を通じて中間トレイ47に赤べた部82・83形
成面を下に向けた状態で一時収容され(S17)、メイン
現像ユニット20が選択される(S18)。
その後、フィルタ13が光学系1の光路中に配置される
と(S19)、中間トレイ47から用紙81が供給され(S2
0)、光学系1により原稿78に対し光走査が行われる(S
21)。そして、今回の複写では、ブランクランプ18が作
動しないため、前回の赤べた部82・83形成時のように感
光体ドラム16が除電されず、第9図(b)に示すよう
に、用紙81に黒色で文字A・B・C・Dが合成複写され
る(S22)。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明に係る電子写真装置における編
集領域指定手段は、上記カラーマーク判定手段の判定結
果に基づいて、原稿に直線で記されたカラーマークのう
ち直線部分で連続する両端部分を1組の第1点と第2点
と判定し、該第1点および第2点、第1点と同一の水平
座標上にある点と、第2点と同一の垂直座標上にある点
とが一致する第3点、ならびに第1点と同一の垂直座標
上にある点と、第2点と同一の水平座標上にある点とが
一致する第4点により形成される方形内の領域を編集領
域と指定するようになされている構成である。
これにより、第1点、第2点、第3点および第4点に
より形成される方形内の領域が編集領域と指定されるの
で、上記編集領域の輪郭が水平および垂直となり、領域
内カラー強調モードによる複写を行っても、複写画像に
おけるカラー強調部の輪郭に凹凸が生じることはない。
また、原稿に複数のカラーマークが記されている場合で
あっても、これら記されているカラーマークのうち直線
部分で連続する両端部分を1組の第1点と第2点と判定
することにより、1本の直線で記されたカラーマークに
対し1の編集領域を指定するので、線状マークにより編
集領域を指定する場合のように、線状マークと編集領域
とが1対1に対応しなくなるといった不都合は生じな
い。
従って、本発明を採用すれば、電子写真装置に信頼性
の高いマーカー編集複写機能を備えさせることができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第9図は本発明の一実施例を示すものであ
る。 第1図は編集領域指定の手順を示すフローチャートであ
る。 第2図は複写機の全体構成図である。 第3図は複写機本体の構成図である。 第4図は複写機本体の制御系を示すブロック図である。 第5図は操作パネルの構成を示す説明図である。 第6図はカラーマークが記された原稿画像を示す説明図
である。 第7図(a)はカラーマークに対応する赤色データの分
布を示す説明図である。 第7図(b)は赤色データに基づいて指定された編集領
域を示す説明図である。 第8図は領域内カラー強調モードによる複写を行う際の
複写機の動作を示すフローチャートである。 第9図(a)は赤べた部が形成された複写画像を示す説
明図である。 第9図(b)は赤べた部が形成された上に原稿画像が複
写された複写画像を示す説明図である。 第10図ないし第14図は従来例を示すものである。 第10図(a)は枠状マークにより文字A・Cに対し編集
領域が指定された原稿画像を示す説明図である。 第10図(b)は線状マークにより文字A・Cに対し編集
領域が指定された原稿画像を示す説明図である。 第11図(a)はトリミングモードによる複写で得られた
複写画像を示す説明図である。 第11図(b)はマスキングモードによる複写で得られた
複写画像を示す説明図である。 第12図(a)は領域内カラーモードによる複写で得られ
た複写画像を示す説明図である。 第12図(b)は領域外カラーモードによる複写で得られ
た複写画像を示す説明図である。 第12図(c)は領域内カラー強調モードによる複写で得
られた複写画像を示す説明図である。 第13図は枠状マークにより文字A・Dに対し編集領域を
指定して領域内カラー強調モードによる複写を行った場
合の原稿画像および複写画像を示す説明図である。 第14図は線状マークにより文字A・Dに対し編集領域を
指定して領域内カラー強調モードによる複写を行った場
合の原稿画像および複写画像を示す説明図である。 1は光学系、7はCCDユニット(画像情報読取手段)、1
6は感光体ドラム、18はブランクランプ(画像編集手
段)、54はメインコントロール部、56はマーキング判定
回路(カラーマーク判定手段)、58はCPU(編集領域指
定手段)、60はブランクランプコントロール部(画像編
集制御手段)、PA1・PD1は第1点、PA2・PD2は第2点、
PA3・PD3は第3点、PA4・PD4は第4点、79・80はカラー
マークである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿に照射された光の反射光から原稿の画
    像情報を読み取る画像情報読取手段と、原稿に記され、
    上記画像情報から原稿における編集領域を指定するカラ
    ーマークの有無を判定するカラーマーク判定手段と、上
    記カラーマークの有無に応じて編集領域を指定する編集
    領域指定手段と、選択されたマーカー編集複写モードお
    よび上記編集領域に基づいて画像編集手段の動作を制御
    し、原稿画像に対し編集を施して複写を行う画像編集制
    御手段とを備えた電子写真装置において、 上記編集領域指定手段は、上記カラーマーク判定手段の
    判定結果に基づいて、原稿に直線で記されたカラーマー
    クのうち直線部分で連続する両端部分を1組の第1点と
    第2点と判定し、該第1点および第2点、第1点と同一
    の水平座標上にある点と、第2点と同一の垂直座標上に
    ある点とが一致する第3点、ならびに第1点と同一の垂
    直座標上にある点と、第2点と同一の水平座標上にある
    点とが一致する第4点により形成される方形内の領域を
    編集領域と指定するようになされていることを特徴とす
    る電子写真装置。
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