JP2616645B2 - ピッキングシステム - Google Patents
ピッキングシステムInfo
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、出荷要求に応じて要求
された種類の物品を要求された数だけピッキングするピ
ッキングシステムに関する。
された種類の物品を要求された数だけピッキングするピ
ッキングシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】配送センター等において、顧客からの出
荷要求に応じ、必要な種類の物品を要求された数だけピ
ッキングし、納入するためのピッキングシステムが使用
されている。一般的に、ピッキングシステムは、同一種
類の物品を複数積んだ単品パレットを収容する自動倉庫
と、単品パレットから要求された物品を1つずつピッキ
ングするピッキングロボットとを含む。ピッキングされ
た物品は、出荷パレット上にパレタイズされる。
荷要求に応じ、必要な種類の物品を要求された数だけピ
ッキングし、納入するためのピッキングシステムが使用
されている。一般的に、ピッキングシステムは、同一種
類の物品を複数積んだ単品パレットを収容する自動倉庫
と、単品パレットから要求された物品を1つずつピッキ
ングするピッキングロボットとを含む。ピッキングされ
た物品は、出荷パレット上にパレタイズされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなピッキング
システムにおいては、ピッキング作業のサイクルタイム
が問題となる。主としてサイクルタイムを左右するの
は、ピッキングロボットのピッキング能力、ピッキング
ロボット及び/または単品パレットをピッキング位置ま
で移動させる能力等であるが、これらの要素は、出荷パ
レット上へのパレタイズの作業により大きく影響され
る。すなわち、複数物品を出荷パレット上に混載する際
には、搬送効率を考慮すれば、なるべく充填率が高くな
るように積み付けなければならないという制約がある。
よって、ピッキングロボットは、出荷パレット上へパレ
タイズする順序通りに物品をピッキングしなければなら
ず、単品パレットの供給を効率的にし、ピッキングロボ
ットの数を多くしたり能力をアップさせたとしても、そ
れだけ単純にサイクルタイムが短縮されるというわけに
はいかなかった。
システムにおいては、ピッキング作業のサイクルタイム
が問題となる。主としてサイクルタイムを左右するの
は、ピッキングロボットのピッキング能力、ピッキング
ロボット及び/または単品パレットをピッキング位置ま
で移動させる能力等であるが、これらの要素は、出荷パ
レット上へのパレタイズの作業により大きく影響され
る。すなわち、複数物品を出荷パレット上に混載する際
には、搬送効率を考慮すれば、なるべく充填率が高くな
るように積み付けなければならないという制約がある。
よって、ピッキングロボットは、出荷パレット上へパレ
タイズする順序通りに物品をピッキングしなければなら
ず、単品パレットの供給を効率的にし、ピッキングロボ
ットの数を多くしたり能力をアップさせたとしても、そ
れだけ単純にサイクルタイムが短縮されるというわけに
はいかなかった。
【0004】よって本発明の目的は、出荷パレット上に
パレタイズする順序にとらわれることなくピッキング作
業を行わせ、サイクルタイムを短縮することのできるピ
ッキングシステムを提供することにある。
パレタイズする順序にとらわれることなくピッキング作
業を行わせ、サイクルタイムを短縮することのできるピ
ッキングシステムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、それぞれ単品パレットを収容でき、一列に
並置された複数の棚と、各棚についての各ピッキング位
置間を移動でき、物品の下面にすくい部材を入り込ませ
て物品をすくうハンドを備え、棚内に収容された単品パ
レット上の物品をそれぞれ一つずつ直接ピッキング可能
な複数のピッキング手段と、各ピッキング手段の移動経
路に沿って設けられ、それぞれ各ピッキング手段から物
品を受け取って搬送する複数の分岐コンベアと、これら
分岐コンベアと、パレタイズ手段へ物品を供給するメイ
ンコンベアとを選択的に接続する接続手段とを備えてピ
ッキングシステムを構成した。
に本発明は、それぞれ単品パレットを収容でき、一列に
並置された複数の棚と、各棚についての各ピッキング位
置間を移動でき、物品の下面にすくい部材を入り込ませ
て物品をすくうハンドを備え、棚内に収容された単品パ
レット上の物品をそれぞれ一つずつ直接ピッキング可能
な複数のピッキング手段と、各ピッキング手段の移動経
路に沿って設けられ、それぞれ各ピッキング手段から物
品を受け取って搬送する複数の分岐コンベアと、これら
分岐コンベアと、パレタイズ手段へ物品を供給するメイ
ンコンベアとを選択的に接続する接続手段とを備えてピ
ッキングシステムを構成した。
【0006】
【作用】本発明は上記の構成としたので、次のような作
用を奏する。
用を奏する。
【0007】本発明に係るピッキングシステムにおいて
は、ピッキング手段は複数備えられている。ピッキング
手段は、それぞれ単品パレットが収容され、一列に並置
された複数の棚のピッキング位置間を移動して、物品の
下面にすくい部材を入り込ませることによって、棚内に
収容された単品パレット上の物品をそれぞれ一つずつ直
接ピッキングする。
は、ピッキング手段は複数備えられている。ピッキング
手段は、それぞれ単品パレットが収容され、一列に並置
された複数の棚のピッキング位置間を移動して、物品の
下面にすくい部材を入り込ませることによって、棚内に
収容された単品パレット上の物品をそれぞれ一つずつ直
接ピッキングする。
【0008】各ピッキング手段について、各ピッキング
手段の移動経路に沿って、各ピッキング手段から物品を
受け取って搬送する複数の分岐コンベアが設けられてお
り、これらの分岐コンベアは、接続手段を介してメイン
コンベアに接続されている。接続手段は、各分岐コンベ
アとメインコンベアとを選択的に接続するので、メイン
コンベアに供給される物品の順序を調整することができ
る。メインコンベアは、分岐コンベアから供給された物
品をパレタイズ手段まで、接続手段により調整された順
序通りに供給する。
手段の移動経路に沿って、各ピッキング手段から物品を
受け取って搬送する複数の分岐コンベアが設けられてお
り、これらの分岐コンベアは、接続手段を介してメイン
コンベアに接続されている。接続手段は、各分岐コンベ
アとメインコンベアとを選択的に接続するので、メイン
コンベアに供給される物品の順序を調整することができ
る。メインコンベアは、分岐コンベアから供給された物
品をパレタイズ手段まで、接続手段により調整された順
序通りに供給する。
【0009】
【実施例】以下図示の実施例について説明する。
【0010】図1、2は、それぞれ本発明に係るピッキ
ングシステムの一実施例を示す斜視図である。
ングシステムの一実施例を示す斜視図である。
【0011】各図において、本実施例のピッキングシス
テムは、同一種類の物品を積んだ単品パレットPを多数
収容している自動倉庫10と、単品パレットPから物品
をピッキングするピッキング装置20と、単品パレット
P及びピッキングされた物品を搬送する各コンベアシス
テムとからなる。
テムは、同一種類の物品を積んだ単品パレットPを多数
収容している自動倉庫10と、単品パレットPから物品
をピッキングするピッキング装置20と、単品パレット
P及びピッキングされた物品を搬送する各コンベアシス
テムとからなる。
【0012】自動倉庫10は、単品パレットPが載置さ
れた多数の棚がマトリクス状に並んだ2つの棚連11、
12と、棚連11、12の間を走行・昇降して棚との間
で単品パレットPの受け渡しを行うスタッカクレーン1
3とからなる。
れた多数の棚がマトリクス状に並んだ2つの棚連11、
12と、棚連11、12の間を走行・昇降して棚との間
で単品パレットPの受け渡しを行うスタッカクレーン1
3とからなる。
【0013】スタッカクレーン13は、上下のレール1
31、132に沿って走行し、2本のマスト133、1
33に沿って昇降する昇降台134に物品受け渡し装置
を備えて、棚連11、12の各棚との間でパレットの受
け渡しを行う。
31、132に沿って走行し、2本のマスト133、1
33に沿って昇降する昇降台134に物品受け渡し装置
を備えて、棚連11、12の各棚との間でパレットの受
け渡しを行う。
【0014】棚連11、12の端近くには、入庫ステー
ション14、出庫ステーション15が備えられている。
入庫ステーション14には単品パレットPが供給され、
スタッカクレーン13が入庫ステーション14から単品
パレットPを受け取り、所定の棚に収納する。出庫ステ
ーション15は、大口納入の場合に単品パレットPをそ
のまま出荷したり、物品を全てピッキングして空になっ
たパレットを搬出したりするのに使用される。
ション14、出庫ステーション15が備えられている。
入庫ステーション14には単品パレットPが供給され、
スタッカクレーン13が入庫ステーション14から単品
パレットPを受け取り、所定の棚に収納する。出庫ステ
ーション15は、大口納入の場合に単品パレットPをそ
のまま出荷したり、物品を全てピッキングして空になっ
たパレットを搬出したりするのに使用される。
【0015】入庫ステーション14への単品パレットP
の供給は、エレベータ31、コンベア32を介してなさ
れる。エレベータ31へは、無人搬送車等により単品パ
レットPが搬送される。
の供給は、エレベータ31、コンベア32を介してなさ
れる。エレベータ31へは、無人搬送車等により単品パ
レットPが搬送される。
【0016】棚連11の外側には、ピッキング装置20
が配置されている。ピッキング装置20は、2台のピッ
キングロボット21、22と、各ピッキングロボット2
1、22が移動するためのレール23、23とからな
る。
が配置されている。ピッキング装置20は、2台のピッ
キングロボット21、22と、各ピッキングロボット2
1、22が移動するためのレール23、23とからな
る。
【0017】ピッキングロボット21、22には、それ
ぞれハンド211、221が備えられており、レール2
3、23に沿って移動しつつ、ハンド211、221に
より棚連11の最下段の各棚111に収納された各単品
パレットPから1個ずつ物品をハンドリングすることが
できる。
ぞれハンド211、221が備えられており、レール2
3、23に沿って移動しつつ、ハンド211、221に
より棚連11の最下段の各棚111に収納された各単品
パレットPから1個ずつ物品をハンドリングすることが
できる。
【0018】図4は、ピッキングロボット21の構成を
カバーを除いて示した正面図である。
カバーを除いて示した正面図である。
【0019】ピッキングロボット21は、レール23、
23に沿って移動しつつ、棚111に収納された単品パ
レットPから直接物品Wのピッキングを行う。ピッキン
グロボット21のハンド211は、上方のズレ止め部材
211aと下方のすくい部材211bとからなる。
23に沿って移動しつつ、棚111に収納された単品パ
レットPから直接物品Wのピッキングを行う。ピッキン
グロボット21のハンド211は、上方のズレ止め部材
211aと下方のすくい部材211bとからなる。
【0020】ズレ止め部材211a及びすくい部材21
1bとは、ガイドローラ212、213にガイドされつ
つそれぞれ独立に前後進することができる。ガイドロー
ラ212、213はそれぞれリフタ214、215に備
えられており、それぞれ昇降することができる。
1bとは、ガイドローラ212、213にガイドされつ
つそれぞれ独立に前後進することができる。ガイドロー
ラ212、213はそれぞれリフタ214、215に備
えられており、それぞれ昇降することができる。
【0021】ピッキングを行う時には、ズレ止め部材2
11aの先端に揺動可能に取り付けられた抑え板216
の下面をピッキングしようとする物品Wの上面に押し付
けておき、すくい部材211bの先端に備えられたピッ
キングコンベア217を物品Wの下面近くの側面に当接
させて矢印方向に駆動させつつ、先端が物品Wの下面に
入り込むようにすくい部材211bを前進させる。これ
により物品Wはズレ止め部材211aの抑え板216
と、すくい部材211bのピッキングコンベア217と
の間にハンドリングされる。
11aの先端に揺動可能に取り付けられた抑え板216
の下面をピッキングしようとする物品Wの上面に押し付
けておき、すくい部材211bの先端に備えられたピッ
キングコンベア217を物品Wの下面近くの側面に当接
させて矢印方向に駆動させつつ、先端が物品Wの下面に
入り込むようにすくい部材211bを前進させる。これ
により物品Wはズレ止め部材211aの抑え板216
と、すくい部材211bのピッキングコンベア217と
の間にハンドリングされる。
【0022】ハンドリングされた物品Wは、ハンド21
1を後進・下降させてコンベア42の搬送面上に載置さ
れる。すなわち、ハンド211をハンドリングした姿勢
のまま、物品Wがコンベアの側方の、コンベア42の搬
送面とほぼ同じ高さに位置するように移動させ、ズレ止
め部材211aを上昇させて抑え板216を解放しつ
つ、ピッキングコンベア217を逆転させれば、物品W
はコンベア42上に移される。
1を後進・下降させてコンベア42の搬送面上に載置さ
れる。すなわち、ハンド211をハンドリングした姿勢
のまま、物品Wがコンベアの側方の、コンベア42の搬
送面とほぼ同じ高さに位置するように移動させ、ズレ止
め部材211aを上昇させて抑え板216を解放しつ
つ、ピッキングコンベア217を逆転させれば、物品W
はコンベア42上に移される。
【0023】レール23、23と棚連11との間には、
ピッキングロボット21、22の移動経路であるレール
23、23に沿って、分岐コンベア40が配設されてい
る。分岐コンベア40は、図1視左右に分かれており、
左側は二段コンベア41になっている。右側は通常のコ
ンベア42であり、コンベア42と二段コンベア41と
の間には、リフタ43が配置されている。リフタ43は
昇降することができ、上面には載せられた物品を搬送す
るローラが複数備えられている。
ピッキングロボット21、22の移動経路であるレール
23、23に沿って、分岐コンベア40が配設されてい
る。分岐コンベア40は、図1視左右に分かれており、
左側は二段コンベア41になっている。右側は通常のコ
ンベア42であり、コンベア42と二段コンベア41と
の間には、リフタ43が配置されている。リフタ43は
昇降することができ、上面には載せられた物品を搬送す
るローラが複数備えられている。
【0024】二段コンベア41は、図1視左端におい
て、自動倉庫10を囲むように右方向に90度カーブ
し、揺動コンベア44に連結している。揺動コンベア4
4はさらにメインコンベア45に連結しており、メイン
コンベアは自動倉庫10を囲むように右方向に90度カ
ーブし、パレタイザ46に連結している。
て、自動倉庫10を囲むように右方向に90度カーブ
し、揺動コンベア44に連結している。揺動コンベア4
4はさらにメインコンベア45に連結しており、メイン
コンベアは自動倉庫10を囲むように右方向に90度カ
ーブし、パレタイザ46に連結している。
【0025】次に本実施例の作用について説明する。
【0026】エレベータ31、コンベア32を介して入
庫ステーション14に供給された単品パレットPは、ス
タッカクレーン13により棚連11、12の棚111以
外の棚に一時保管される。単品パレットPには、それぞ
れ同一種類の物品が複数積まれている。
庫ステーション14に供給された単品パレットPは、ス
タッカクレーン13により棚連11、12の棚111以
外の棚に一時保管される。単品パレットPには、それぞ
れ同一種類の物品が複数積まれている。
【0027】棚連11の最下段の棚である棚111に
は、それぞれ異なる種類の物品を積んだ単品パレットP
が載置されている。但し、全てが異なる種類の物品とは
限らず、棚111の中心から分けた左と右とで、同じ種
類の物品が重複して用意されていることもあり得る。
は、それぞれ異なる種類の物品を積んだ単品パレットP
が載置されている。但し、全てが異なる種類の物品とは
限らず、棚111の中心から分けた左と右とで、同じ種
類の物品が重複して用意されていることもあり得る。
【0028】棚111に載置されている単品パレットP
からは、ピッキングロボット21、22が物品を1個ず
つピッキングしていく。単品パレットP上から物品がな
くなると、スタッカクレーン13は空になったパレット
を出庫ステーション15へ搬出し、代わりに他の棚から
なくなった種類の物品を積んだ単品パレットを棚111
に搬送してきて載置する。
からは、ピッキングロボット21、22が物品を1個ず
つピッキングしていく。単品パレットP上から物品がな
くなると、スタッカクレーン13は空になったパレット
を出庫ステーション15へ搬出し、代わりに他の棚から
なくなった種類の物品を積んだ単品パレットを棚111
に搬送してきて載置する。
【0029】ピッキングロボット21、22によりピッ
キングされた物品は、コンベア42もしくは二段コンベ
ア41の上の段に載置される。その場合、ピッキングロ
ボット21によりピッキングされた物品はコンベア42
上に、ピッキングロボット22によりピッキングされた
物品は二段コンベア41の上の段に載置される。
キングされた物品は、コンベア42もしくは二段コンベ
ア41の上の段に載置される。その場合、ピッキングロ
ボット21によりピッキングされた物品はコンベア42
上に、ピッキングロボット22によりピッキングされた
物品は二段コンベア41の上の段に載置される。
【0030】コンベア42に載置された物品は、コンベ
ア42上を図1視左方向に向かって搬送され、リフタ4
3の上面に移り、リフタ43は下降して、載せている物
品を二段コンベア41の下の段に払い出し、さらに左方
向に向かって搬送される。二段コンベア41の上の段に
載せられた物品も左方向に向かって搬送される。よって
ピッキングロボット21によりピッキングされた物品は
二段コンベア41の下の段を搬送され、ピッキングロボ
ット22によりピッキングされた物品は二段コンベア4
2の上の段を搬送されていく。
ア42上を図1視左方向に向かって搬送され、リフタ4
3の上面に移り、リフタ43は下降して、載せている物
品を二段コンベア41の下の段に払い出し、さらに左方
向に向かって搬送される。二段コンベア41の上の段に
載せられた物品も左方向に向かって搬送される。よって
ピッキングロボット21によりピッキングされた物品は
二段コンベア41の下の段を搬送され、ピッキングロボ
ット22によりピッキングされた物品は二段コンベア4
2の上の段を搬送されていく。
【0031】二段コンベア41の終端には、揺動コンベ
ア44が連結されている。揺動コンベア44は、各ピッ
キングロボット21、22それぞれによりピッキングさ
れた各物品の順序を調整する。
ア44が連結されている。揺動コンベア44は、各ピッ
キングロボット21、22それぞれによりピッキングさ
れた各物品の順序を調整する。
【0032】図3に示すように、揺動コンベア44はメ
インコンベア45の始端に上下方向に回動可能に取り付
けられている。揺動コンベア44は図示しない駆動装置
により矢印で示すように揺動して、二段コンベア41の
上段及び下段と選択的に接続される。また揺動コンベア
44は、載せられた物品を搬送する駆動機構を備えてい
る。
インコンベア45の始端に上下方向に回動可能に取り付
けられている。揺動コンベア44は図示しない駆動装置
により矢印で示すように揺動して、二段コンベア41の
上段及び下段と選択的に接続される。また揺動コンベア
44は、載せられた物品を搬送する駆動機構を備えてい
る。
【0033】図3の例では、二段コンベア41の上段に
は3個の物品Waと1個の物品Wbが終端部に達してお
り、下段には2個の物品Wcが存在する。二段コンベア
41の終端部近くには、図示しない物品識別装置が備え
られており、上段及び下段を搬送されてくる各物品の種
類を識別することができる。
は3個の物品Waと1個の物品Wbが終端部に達してお
り、下段には2個の物品Wcが存在する。二段コンベア
41の終端部近くには、図示しない物品識別装置が備え
られており、上段及び下段を搬送されてくる各物品の種
類を識別することができる。
【0034】揺動コンベア44は、パレタイザ46にお
いて適当な荷姿にパレタイズできるように、物品の種類
を選択してメインコンベア45に受け渡す。すなわち、
物品Wa、Wc、Wbの順でパレタイズする場合には、
まず揺動コンベア44は二段コンベア41の上段と接続
し、二段コンベア41の上段及び揺動コンベア44を駆
動して物品Waを3個メインコンベア45に送り出す。
いて適当な荷姿にパレタイズできるように、物品の種類
を選択してメインコンベア45に受け渡す。すなわち、
物品Wa、Wc、Wbの順でパレタイズする場合には、
まず揺動コンベア44は二段コンベア41の上段と接続
し、二段コンベア41の上段及び揺動コンベア44を駆
動して物品Waを3個メインコンベア45に送り出す。
【0035】物品Waの移送が終了したら、一旦二段コ
ンベア41の上段の駆動を停止し、揺動コンベア44を
揺動させ、今度は下段と接続する。そして二段コンベア
41の下段と揺動コンベア44を駆動し、2個の物品W
cをメインコンベアに送り出す。そして再び揺動コンベ
ア44を元の姿勢に戻し、上段と接続して物品Wbを移
送する。
ンベア41の上段の駆動を停止し、揺動コンベア44を
揺動させ、今度は下段と接続する。そして二段コンベア
41の下段と揺動コンベア44を駆動し、2個の物品W
cをメインコンベアに送り出す。そして再び揺動コンベ
ア44を元の姿勢に戻し、上段と接続して物品Wbを移
送する。
【0036】これにより、パレタイザ46においては適
正な順序で物品を受け取ることができ、効率的な荷姿に
パレタイズすることができる。このため、ピッキングロ
ボット21、22は、相互のピッキング作業の終了を待
つことなく、次のピッキング作業に取りかかることがで
きる。
正な順序で物品を受け取ることができ、効率的な荷姿に
パレタイズすることができる。このため、ピッキングロ
ボット21、22は、相互のピッキング作業の終了を待
つことなく、次のピッキング作業に取りかかることがで
きる。
【0037】すなわち、もしもコンベアが分岐しておら
ず、揺動コンベア44も備えられていない一本のコンベ
アならば、2台のピッキングロボットが用意されていた
としても、それぞれのピッキングロボットは、他のピッ
キングロボットのピッキング作業が終了し、コンベア上
を通り過ぎていってから次のピッキング作業を開始しな
ければならなかった。
ず、揺動コンベア44も備えられていない一本のコンベ
アならば、2台のピッキングロボットが用意されていた
としても、それぞれのピッキングロボットは、他のピッ
キングロボットのピッキング作業が終了し、コンベア上
を通り過ぎていってから次のピッキング作業を開始しな
ければならなかった。
【0038】しかし本実施例のようにコンベアを分岐さ
せ、選択的にメインコンベア45に接続できるようにす
ると、他のピッキングロボットの作業中にも作業を開始
することができる。上記の例で言えば、ピッキングロボ
ット22が物品Waをピッキングしている最中に、ピッ
キングロボット21は物品Wcをピッキングでき、また
ピッキングロボット22は物品Waのピッキングが終了
したら、ピッキングロボット21のピッキングが終了し
ていなくても、物品Wbのピッキングに取りかかること
ができる。
せ、選択的にメインコンベア45に接続できるようにす
ると、他のピッキングロボットの作業中にも作業を開始
することができる。上記の例で言えば、ピッキングロボ
ット22が物品Waをピッキングしている最中に、ピッ
キングロボット21は物品Wcをピッキングでき、また
ピッキングロボット22は物品Waのピッキングが終了
したら、ピッキングロボット21のピッキングが終了し
ていなくても、物品Wbのピッキングに取りかかること
ができる。
【0039】但し、各ピッキングロボット21、22は
順序を無視してピッキングすることができるわけではな
く、パレタイザ46においてパレタイズする順序に前後
してはならない。すなわち上記の例では、同じピッキン
グロボットが物品Waをピッキングする以前に物品W
b、Wcをピッキングすることは許されない。揺動コン
ベア44において調整することができなくなるからであ
る。しかし、異なるピッキングロボットであれば、例え
ば物品Waのピッキングが物品Wcのピッキングよりも
時間的に後だったとしても、揺動コンベア44において
最終的な調整を施すことができるので問題はない。
順序を無視してピッキングすることができるわけではな
く、パレタイザ46においてパレタイズする順序に前後
してはならない。すなわち上記の例では、同じピッキン
グロボットが物品Waをピッキングする以前に物品W
b、Wcをピッキングすることは許されない。揺動コン
ベア44において調整することができなくなるからであ
る。しかし、異なるピッキングロボットであれば、例え
ば物品Waのピッキングが物品Wcのピッキングよりも
時間的に後だったとしても、揺動コンベア44において
最終的な調整を施すことができるので問題はない。
【0040】なお、このような2台のピッキングロボッ
ト21、22を利用した本実施例のピッキングシステム
においては、棚111に載置される物品の種類を全て異
なるものにするのではなく、例えば左右両端の棚111
に、同じ種類の物品を準備するようにしても良い。
ト21、22を利用した本実施例のピッキングシステム
においては、棚111に載置される物品の種類を全て異
なるものにするのではなく、例えば左右両端の棚111
に、同じ種類の物品を準備するようにしても良い。
【0041】すなわち各ピッキングロボット21、22
は同じレール23上を移動するので、ピッキングロボッ
ト21はピッキングロボット22よりも左には行けず、
逆にピッキングロボット22はピッキングロボット21
よりも右には行けない。よって納入する頻度が高い種類
の物品については、2つのピッキングロボット21、2
2が常にピッキング可能なように、左右両端のように、
2か所に同種物品を準備しておけば、待機時間を解消で
き、ピッキングの能率をさらに向上させることができ
る。
は同じレール23上を移動するので、ピッキングロボッ
ト21はピッキングロボット22よりも左には行けず、
逆にピッキングロボット22はピッキングロボット21
よりも右には行けない。よって納入する頻度が高い種類
の物品については、2つのピッキングロボット21、2
2が常にピッキング可能なように、左右両端のように、
2か所に同種物品を準備しておけば、待機時間を解消で
き、ピッキングの能率をさらに向上させることができ
る。
【0042】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明
の要旨の範囲内において適宜変形実施可能であることは
言うまでもない。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明
の要旨の範囲内において適宜変形実施可能であることは
言うまでもない。
【0043】例えば図示の実施例においては、接続手段
は揺動コンベアだったが、水平に並んだ分岐コンベアを
選択的にメインコンベアに合流させる合流装置でも代用
することができる。
は揺動コンベアだったが、水平に並んだ分岐コンベアを
選択的にメインコンベアに合流させる合流装置でも代用
することができる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るピッキング
システムにおいては、複数のピッキング手段によりピッ
キングされた物品の搬送順序を、接続手段において最終
的に調整するので、各ピッキング手段のピッキング作業
の順序の制約が緩和され、よってピッキングの能率を向
上させることができる。
システムにおいては、複数のピッキング手段によりピッ
キングされた物品の搬送順序を、接続手段において最終
的に調整するので、各ピッキング手段のピッキング作業
の順序の制約が緩和され、よってピッキングの能率を向
上させることができる。
【図1】図1は、本発明に係るピッキングシステムの一
実施例を示す斜視図である。
実施例を示す斜視図である。
【図2】図2は、図1に示したピッキングシステムを逆
方向から透視した斜視図である。
方向から透視した斜視図である。
【図3】図3は、図1、2に示した実施例における揺動
コンベアの作用を説明するための拡大正面図である。
コンベアの作用を説明するための拡大正面図である。
【図4】図4は、図1、2のピッキングシステムのピッ
キングロボットを示す正面図である。
キングロボットを示す正面図である。
41 二段コンベア 44 揺動コンベア 45 メインコンベア Wa、Wb、Wc 物品
Claims (1)
- 【請求項1】 それぞれ単品パレットを収容でき、一列
に並置された複数の棚と、各棚についての各ピッキング
位置間を移動でき、物品の下面にすくい部材を入り込ま
せて物品をすくうハンドを備え、棚内に収容された単品
パレット上の物品をそれぞれ一つずつ直接ピッキング可
能な複数のピッキング手段と、各ピッキング手段の移動
経路に沿って設けられ、それぞれ各ピッキング手段から
物品を受け取って搬送する複数の分岐コンベアと、これ
ら分岐コンベアと、パレタイズ手段へ物品を供給するメ
インコンベアとを選択的に接続する接続手段とを備えた
ことを特徴とするピッキングシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26654192A JP2616645B2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | ピッキングシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26654192A JP2616645B2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | ピッキングシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0687512A JPH0687512A (ja) | 1994-03-29 |
JP2616645B2 true JP2616645B2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=17432296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26654192A Expired - Fee Related JP2616645B2 (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | ピッキングシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2616645B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006121042A1 (ja) * | 2005-05-12 | 2006-11-16 | Nec Corporation | 半導体集積回路の電源モデル作成方法、装置、およびプログラム |
CN108820322B (zh) * | 2018-09-03 | 2023-12-08 | 常州市第三人民医院 | 一种用于移液器吸头装盒的设备 |
CN114408425B (zh) * | 2021-08-18 | 2024-05-07 | 深圳市库宝软件有限公司 | 货物调度方法、装置、设备、仓储系统及存储介质 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6087108A (ja) * | 1983-10-17 | 1985-05-16 | Kao Corp | 自動物品入出庫装置 |
JPS62240216A (ja) * | 1986-04-11 | 1987-10-21 | Nippon Denso Co Ltd | 多種混在型部品供給方法及びその装置 |
JPH062522B2 (ja) * | 1986-04-17 | 1994-01-12 | 石川島播磨重工業株式会社 | 荷移載装置 |
JPH06104502B2 (ja) * | 1986-07-24 | 1994-12-21 | 花王株式会社 | 物品の合流方法及びその装置 |
JPH0834740B2 (ja) * | 1987-11-09 | 1996-03-29 | 花王株式会社 | 物品の仕分け装置 |
JPH0395001A (ja) * | 1989-09-08 | 1991-04-19 | Toppan Moore Co Ltd | データ処理装置用自動倉庫 |
-
1992
- 1992-09-09 JP JP26654192A patent/JP2616645B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0687512A (ja) | 1994-03-29 |
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