JPH01139405A - オーダピッキングシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 ピッキングを自動的に行うオーダピッキングシステムに
おいて、製品を収納する棚自体がコンペヤで構成される
コンベヤ棚を有する収納段を複数段備えた収納ラックと
、収納ラックを搭載してストックするロータリストッカ
と、ロータリストッカにストックされた収納ラックより
所定の製品のピッキングを行う固定式のピッキング装置
を備えて、ピッキングを自動的に行う。これにより、オ
ーダピッキングシステムの設置費用を大幅に低減し、ピ
ッキング効率を著しく向上させ、製品の形状変化や品種
の変動に柔軟に対処して自由度の高いオーダピッキング
システムを実現することができる。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、製品を収納した収納ラックより所望の製品の
ピッキングを自動的に行うオーダビ・ノキングシステム
に関する。

〔従来の技術〕

製品を収納した収納ラックより所望の製品を取り出すピ
ッキング方式として、■人手によるピ・ノキング方式と
、■ピッキング装置を使用して、自動的にピッキングを
行う自動ピッキング方式が用いられている。

■の人手によるピッキング方式は、ピッキングする製品
の品種数に対応して設けられた固定式コンベヤ棚上に製
品を予めストレージして置き、指示された製品のピッキ
ング作業を人手により行う方式である。

■の自動ピッキング方式は、移動式のピッキング装置が
前述の固定式コンベヤ棚の所定出庫口へ移動して、自動
的にピッキングを行う方式である。

この自動ピッキング方式においては、各固定式コンベヤ
棚にある製品の品種、数量等の在庫管理、出庫要求に応
じてどの固定式コンベヤ棚から出庫するかを決める出庫
管理、移動式のピッキング装置を所定の固定式コンベヤ
棚の所定出庫口に移動させて所望の製品のピッキングを
行わせるピッキング作業及び製品を所定のコンベヤ棚に
入庫する入庫作業等は、すべてコンピュータにより管理
。

制御されて行われる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

前述の■の人手によるピッキング方式は、設備費は少な
くて済むが、人手を必要とすること、ピッキング誤りが
生じやすい等の問題点があった。

■の自動ピッキング方式は、ピッキングが自動的に行わ
れるのでピッキング誤りは生じないが、移動式のピッキ
ング装置の設置費用が極めて大きいこと、ピッキング装
置の移動に時間が掛り、ピッキング効率が悪いという問
題がある。

更に、■及び■の方式に共通ずる問題点として、固定式
のコンベヤを製品のストック棚として使用するため、製
品の形状（大きさ２重量、包装、ストック量等）が変っ
たとき、コンベヤ棚上を流れる製品のスピードコントロ
ールが非常に難かしいという問題、及び各コンベヤ棚ご
とに一品種の製品がストレージされるため、ピッキング
単位が大きくなり、多品種小量製品に柔軟に対処できな
いという問題があった。

本発明は、設置費用が安く、ピッキング効率が良好で更
に、製品の形状変化や品種の変動に対しても柔軟に対処
できる自由度の高い自動式のオーダピッキングシステム
を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するだめの手段〕

前述の問題点を解決し、前記目的を達成するために本発
明が採用した手段を、第１図を参照して説明する。第１
図（Ａ）は、本発明の基本構成を示したものであり、同
図（Ｂ）及び（Ｃ）は収納ラックの基本構成を示したも
のである。

第１図において、１１は可搬型の収納ラックで、製品を
収納する棚自体がコンベヤで構成されるコンベヤ棚（共
通に１１３で示す）が少なくとも一列設けられた収納段
１１２を複数段（１１２Ａ。

１１２Ｂ、１１２Ｃ等）備えている。

１２はロータリストッカで、少なくとも１段のストッカ
段１２１を備え、これに収納ラック（共通に１１で示す
）を搭載してストックし、エンドレスに回転して収納ラ
ック１１を所定位置まで搬送する。図には水平方向にエ
ンドレスに回転する場合が示されており、左右いずれの
方向にも回転する。

１３は固定式のピッキング装置で、ロータリストッカ１
２にストックされた収納ラックより、所定の製品のピッ
キングを行う。

〔作　用〕

ロータリストッカ１２は、予め製品を収納した収納ラッ
ク１１を搭載してストックする。

この状態で、例えば収納ラックＩｌｉにある製品を出庫
する場合は、ロータリストッカ１２をいずれか一方にエ
ンドレスに回転し、収納ラック１１１をピッキング装置
１３の位置まで移動させる。

ピッキング装置１３は、移動してきた収納ラック１１１
より所定の製品の取り出し、図示しない出庫コンベヤに
送り出す。

このように、固定式のピッキング装置とロータリストッ
カを組み合せてオーダピッキングシステムを構成するよ
うにしたので、従来の移動式のピッキング装置を用いた
場合に比べて大幅に設置費用を低減することができる。

ロータリストッカを用いたのでランダムアクセスが可能
となり、ピッキング効率を著しく向上させることができ
る。

また、可搬式の収納ラックに予め製品を収納したものを
ロータリストッカに搭載するようにしたので、製品の形
状変化や品種の増加に柔軟に対処して自由度の高いピッ
キングを行うことができる。

したがって、多品種少量製品に対しても好適なオーダピ
ッキングシステムを実現することができる。

〔実施例〕

本発明の実施例を、第２図〜第４図を参照して説明する
。第２図は本発明の一実施例の構成を上から見た上面図
、第３図は同実施例の上面図をＡ−Ａ’に沿って見た側
面図、第４図は収納ラックの構成の説明図である。第２
図において、同図（Ａ）は、実施例全体の上面図、同図
（Ｂ）は上面図のＢ−Ｂ’に沿った側面で、整列積込装
置の構成と、収納ラックへの製品積込方法を説明したも
のである。

（Ａ）実施例の構成 第２図〜第４図において、収納ラック１１、ロータリス
トッカ及びピッキング装置１３については、第１図で説
明したとおりである。

（Ａ−１）収納ラックの構成 第４図を参照して、この実施例に使用される収納ラック
について説明する。

第４図において、同図（Ａ）は収納ラック１１の正面図
、同図（Ｂ）は側面図、同図（Ｃ）はコンベヤ棚ローラ
の駆動方式の説明図である。

第４図において、１１１はラック本体で、３段の収納段
１１２　（１１２Ａ、１１２Ｂ及び１１２Ｃ）が設けら
れている。

各収納段１１２のコンベヤ棚（共通に１１３で示す）は
、図示のように傾斜したローラコンベヤや■ヘルドコン
ベヤ等で構成され、各収納段は３列のコンベヤ棚を備え
ている。コンベヤ棚を構成する各ローラ（共通に１１４
で示す）は■ベルト等で連結されて、固定式ピッキング
装置からの駆動により製品をピッキング装置へ送り出す
。

この構成において、段ボルール等のケースに入った製品
を収納する場合は、左側の出入口（第３図（Ｂ）参照）
より製品を搬入すると、製品の自重により各ローラ１１
４が左方向に回転し、製品は傾斜したコンベヤ棚上を滑
らかに左方向に自重で走行して収納される。なお、収納
ラック１１に収納された製品を搬出する仕方については
、第４図（Ｃ）の説明とともに後述する。

第４図には収納段が３段の場合が示されているが、３段
以上の構成（又は２段構成）にすることができる。この
実施例では４段構成の収納ラックも備えており、これに
は小型形状の製品が収納される。

（Ａ−２）　ロータリストッカの構成 第２図及び第３図を参照して、ロータリストッカ１２に
ついて説明する。この実施例では、同じ構成のロータリ
ストッカ１２Ａ及び１２Ｂを備えている。両者は同じ構
成であるので、各構成部分は数字符号のみを示し、両者
を区別する必要があるときにＡ又はＢを付すことにする
。

ロータリストッカ１２は、上ストッカ段１２１１Ｊ、中
ストッカ段１２１Ｍ及び下ストッカ段１２］、Ｌの３段
構成になっており、上申の各ストッカ段１２１Ｕ及び１
２１Ｍには４段構成の収納ラックがス１〜ツクされ、下
ストッカ段１２１Ｌには３段構成の収納ラックがストッ
クされる（第３図参照）。

各ストッカ段１２１Ｕ、１２１Ｍ、１２１Ｌは、各テー
ブルコンヘヤ１２２Ｕ、１２２Ｍ、１２２Ｉ７上を連続
されてエンドレスに回転する複数のテーブル（共通に１
２３で示す）を備え、この各テーブル］２３１に収納ラ
ック１１が搭載される。

各ス１−ツカ段１２１Ｕ、１．２１Ｍ、１２］、Ｌは、
それぞれ独立して左右いずれの方向に自由に回転して、
収納ラック１１のストック及び収納ラック１１に対する
製品の入庫及びピッキングを行う。

（Ａ−３）　　ピッキング装置の構成 第２図〜第４図（Ｃ）を参照して、ピッキング装置１３
について説明する。第２図において、ピッキング装置１
３Ａは、ロータリストッカ１２Ａにストックされた収納
ラック１１に対するピッキング作業を行い、ピッキング
装置１３Ｂは、ロータリストッカ１２Ｂにストックされ
た収納ラック１１に対するピッキング作業を行う。両者
は同じ構成であるので、各構成部分は数字符号のみを示
し、両者を区別する必要があるときにＡ又はＢを付ずこ
とにする。

ピッキング装置１３は、ロータリストッカ１２の各スト
ッカ段１２１Ｕ、１２１Ｍ及び１２１１−。

に対応して３個のピッキングコンベヤ１３１Ｕ。

１３１Ｍ及び１３１Ｌを備えている。各ピッキングコン
ベヤは、その幅は、第２図に示すように、収納ラック１
１のコンベヤ棚１１３の幅と同じ幅を有し、全体が各コ
ンベヤ棚に合せて移動できるようになっている。

ピッキングコンベヤ１３１Ｕの一端は、出庫コンベヤ２
５の上段出庫コンベヤ２５１Ｕに回動自在に取り付けら
れ、収納ラック１１の所定のコンベヤ棚位置に合せてピ
ッキングコンベヤ１３１Ｕが俯仰される（第３図参照）
。

同様に、ピッキングコンベヤ１３１Ｍ及び１３１Ｌの一
端は、出庫コンベヤの中段出庫コンベヤ２５１Ｍ及び２
５１Ｌに回動自在に取り付けられ、中及び下の各ストッ
カ段１２１Ｍ及び１２１Ｌの収納ラック１１の所定のコ
ンベヤ棚位置に合せてピッキングコンベヤ１３１Ｍ及び
１３１Ｌが俯仰される。なお、各ピッキングコンベヤ１
３１Ｕ〜１３１Ｌの回動は、ピストンやモータ等により
行われるが、それらについての図示及び説明は省略する
。

次に、第４図（Ｃ）を参照して、収納ラックより製品を
ピッキングする構成及び動作について説明する。なお、
これらの構成及び動作は、各ピッキングコンベヤについ
て共通ずるので、各構成部分は数字符号で示し、必要に
応じてＵ、Ｍ、Ｌの符号を付すことにする。

第４図（Ｃ）において、１３２は搬送駆動機構で、ピッ
キングコンベヤ１３１の先端のローラ軸１３３を中心に
回動する駆動アーム１３４の両端にプーリ１３５及び１
３６が設けられ、両プーリはＶベルト１３７により連結
される。駆動アーム１３４が回動したとき、Ｖベルト１
３７の他端がプーリ１３６を介して所定のコンベヤ棚１
１３の先端ローラに圧接される。

プーリ１３５はローラ軸１３２を中心にコンベヤ棚１３
１の先端のローラと同時回転し、Ｖベルト１３７を回転
駆動する。

１３８はコンベヤ棚１３１に取り付けられたピストン１
３９はアームで、一端が駆動アーム１３４に固定され、
他端にピストン１３７が連結される。

ピストン１３７でアーム１３９を駆動することにより、
駆動アーム１３４は、軸１３３を中心に回動する。

この構成で、収納ラック１１の所定の収納段（例えば１
１２Ｂとする）のコンベヤ棚１１３より製品のピッキン
グを行う場合は、ピッキングコンベヤ１３１を俯仰し、
その先端を収納段１１２１３のコンベヤ棚１１３の先端
位置に合せる。両コンベヤのレベルが一致すると、ピス
トン１３７を作動させて駆動アーム１３３を回動し、他
端のプーリ１３６のＶヘルド部分をコンベヤ棚１１３の
先端ローラに圧接させる。

これにより、搬送駆動機構１３２のＶベルト１３７を介
してピッキングコンベヤ１３１の先端ローラの回転が、
収納段１１２Ｂのコンベヤ棚１１３の先端ローラに伝達
される。コンベヤ棚１１３の各ローラ１１４は、前述の
ようにＶベルト等によりすべて同一方向に回転するよう
に連結されているので、先端ローラの回転は各ローラ１
１４に伝達され、コンベヤ棚１１３上の製品を右側の出
入口に向って送り出し、ピッキングコンベヤ１３１上に
搬出する。

（Ａ−４）オーダピッキングシステムの構成第２図及び
第３図を参照して、オーダピッキングシステムの構成に
ついて説明する。

１４は製品パレットコンベヤで、製品を搭載したバレン
Ｉ・を左方向に搬送する。１５は端数戻しパレットコン
ベヤで、端数製品を搭載したパレットを搬送する。１６
はパレットマガジンで、空きパレットが格納される。

１７はデバレロポソトで、パレット上に規則正しく搭載
された製品すなわちパレタイズされた製品を収納ラック
１１に対する収納単位（１列のコンベヤ棚に収納される
製品個数）にデパレタイズ（デパレ）し、収納ラックの
収納方向に一列に揃えてコンベヤ１８上に送り出す。

１９は整列積込装置で、デパレタイズされた製品をコン
ベヤ１９１、上でブツシャ１９２により収納ラック１１
の収納段１段分のパターンに整列した後、リフタ１９３
で収納ラック１１の所定コンベヤ棚位置まで昇降させて
、１段分の製品を一度に収納ラック１１の所定収納段１
２み込む（第３図（Ｂ）参照）。

２０はラック搬送コンベヤで、収納ラック１１を矢印方
向に搬送する。２ＯＡと２０Ｂのいずれに分岐するかは
、図示しない制御室によって制御される。

２１は空うンク搬送コンヘヤで、空き収納ラックを矢印
方向に搬送する。２２は空うンクストソクコンヘヤで、
３段のコンベヤ棚を有する収納ラックをストックする。

２３も空うンクストソクコンヘヤで、４段のコンベヤ棚
を有する収納ラックをストックする。この空ラックスト
ックコンベヤ２２及び２３にある空きストックがラック
搬送コンヘヤ２００Å口に搬送されて、製品が収納され
る。

２４Ａ及び２４は同じ構成のラック移載装置で、ラック
移載装置２４Ａは収納ラックをロータリストッカ１２Ａ
に搭載し、ラック移載装置２４Ｂは収納ラック１１をロ
ータリストッカ１２Ｂに搭載する。両者は同じ構成であ
るので、以下各構成部分を数字符号で示し、両者を区別
する必要があるときにＡ及びＢを付すことにする。

ラック移載装置２４は、第３図に示すように昇降機構造
を有しており、昇降台２４１上に収納ラックを搭載し、
ロータリストッカ１２の所定ストッカ段の位置まで昇降
させて、所定ストッカ段のテーブル１２３上に収納ラッ
ク１１を移載する。

出庫コンベヤ２５は、集合コンベヤ構造となっており、
前述のように、上、中及び下段の各出庫コンベヤ２５１
０．２５１Ｍ及び２５１Ｌを備えている。上段出庫コン
ベヤ２５１Ｕはピッキング装置１３により上ストッカ段
１２１Ｕ上の収納ラック１１の製品を出庫する。同様に
、中段出庫コンベヤ２５１Ｍはピッキング装置１３によ
り中ストッカ段１２１Ｍ上の収納ラック１１の製品を出
庫し、下段出庫コンベヤ２５１Ｌはピッキング装置１３
により下ストッカ段１２１Ｌ上の収納ラック１１の製品
を出庫する。

中段出庫コンベヤ２５１Ｍ及び下段出庫コンベヤ２５１
Ｌから出庫された各製品は、途中で上段出庫コンベヤ２
５１Ｕと合流し、−本の出庫コンベヤ上を走行する。

以上、各装置の構成について説明したが、多段構成のロ
ータリストッカ１２、製品パレットコンベヤ１４、端数
戻しパレットコンベヤ、パレットマガジン１６、デパレ
ロボット１７、整列積込み装置１９、ラック搬送コンベ
ヤ２０、空うンク搬送コンヘヤ２工、空うソクストノク
コンヘヤ２２゜２３、ラック移載装置２４、集合型の出
庫コンベヤ２５自 自動ピッキングシステムの分野で何れも良く知られてい
るので、前述の各装置の詳細な構成及び動作制御につい
ての説明は省略する。

（Ｂ）実施例の動作 本発明のオーダピッキングシステムは、従来の自動ピッ
キング方式と同様に、各ロータリストッカ１２Ａ及び１
２Ｂの各ストッカ段にある製品の品種、数量等の在庫管
理、出庫要求に応じて、ピッキング対象となるロータリ
ストッカ、ストッカ手段、ス）・ツカ段」二の収納ラッ
ク、収納ラック内のコンベヤ棚、コンベヤ棚上の製品の
決める出庫管理、決定された製品を収納した収納ラック
をピッキング装置１３まで移動してピッキングを行うピ
ッキング作業及び製品を所定のロータリストッカに入庫
する入庫作業等は、すべてコンピュータ（図示せず）に
より管理，制御されて行われる。

以下の動作説明においては、特に必要のない限り、コン
ピュータにより制御されていることに言及しない。

（Ｂ−１）入庫動作 パレタイズされた製品を搭載したパレットは、製品パレ
ソトコンヘヤ１４上を搬送し、デパレロボソト１７の前
で停止する。

デバレロボソト１７は、パレット」二の製品ラブパレタ
イズ、収納ラック１１のコンベヤ棚１段に収納できる個
数に一列に揃えてコンベヤ１８上に送り出す。全製品が
デパレタイズされて空になった空きパレットは、パレッ
トマガジン１６に格納される。デパレタイズの結果、端
数製品が生じたときは、端数製品を搭載したパレットは
、端数戻しコンベヤ１５により戻される。

整列積込み装置１９は、デパレタイズされて搬送してき
た製品をコンベヤ１９１上で、ブツシャ１９２により収
納ラック１１の収納段１段分のパターンに整列する。す
なわち、収納ラックの１段が、第４図に示すように３列
のコンベヤ棚を有し、各コンベヤ棚に６個の製品が収納
できるときは、図示の配置で、横に６個、縦に３列の製
品のパターンが形成れれる。

製品パターンの整列が終ると、リフタ１９３で収納ラッ
ク１１の所定コンベヤ棚位置まで昇降させ、所定コンベ
ヤ棚位置に達すると、コンベヤ１９１により収納段１段
分の製品（６×３個）を−度に収納ラック１１の所定収
納段にある３列のコンベヤ棚に積め込む。以下同様にし
て、収納ラック１１の各収納段（１１２Ａ，１１２Ｂ．
１１２Ｃ）に製品を収納する。なお、各収納段に収納さ
れる製品は、収納個数に応じて６×３よりも異なるパタ
ーンになることがあることは、もちろんである。

製品の収納を終了した収納ラック１１は、ラック搬送コ
ンベヤ２０上を搬送され、所定のロータリストッカ（１
２Ａとする）のラック移載装置２４Ａの前に到達して停
止する。

ラック移載装置２４Ａは、昇降台２４１上に収納ラック
１１を搭載し、ロータリストッカ１２Ａの所定ストッカ
段（中ストッカ段１２１Ｍとする）の位置まで昇降させ
、入庫ステーションで待機しているテーブル１２３上に
収納ラック１１を搭載する。

以下同様にして、製品を収納した収納ラック１１は、ロ
ータリストッカ１２Ａ又は１２Ｂの所定のストッカ段に
順番にストックされる。

以上のようにして各ロータリストッカ１２Ａ及び１２Ａ
に入庫された各製品の在庫状況は、コンピュータによっ
てすべて管理される。

（Ｂ−２）　ピッキング動作 製品の出庫要求があると、コンピュータは、出庫要求の
あった製品が収納されている収納ラック１１を検索し、
その収納ラック１１をストレージするロータリストッカ
（１２Ｂとする）に指示し、その収納ラック１１をスト
レージするストッカ段（上ストッカ段１２１Ｕとする）
に指令して、左右いずれか近い方向に回転させて、ピッ
キング装置１３の前の出庫ステーションで停止させる。

いま、収納ラック１１の収納段１１２Ｇの左側コンベヤ
棚から６個、中央のコンベヤ棚から４個（計１０個）ピ
ッキングするとする。最初、収納棚１１２Ｃの左側のコ
ンベヤ棚の所に、ピッキングコンベヤ１３１Ｕは位置し
ている。ピッキング装置１３は、ピッキングコンベヤ１
３１Ｕを回動し、コンベヤ棚１１２Ｃの位置まで俯仰さ
せる。

両コンベヤのレベルが一致すると、前述の（Ａ−３）項
で説明したように駆動アーム１３３を回動してＶヘルド
１３７を左側コンベヤ棚に圧接させて左側コンベヤ棚を
搬送駆動する。

これにより左側のコンベヤ棚の製品は出入口側に搬送さ
れ、ピッキングコンベヤ１３１Ｕ上に搬出される。ピッ
キングコンベヤ１３１Ｕ上に搬送された製品は１個ずつ
センサ（図示せず）によりカウントされ、図示しないコ
ンピュータに送られる。

６個の製品が搬送されると、コンピュータは、左側コン
ベヤ棚からのピッキングを終了させ、ピッキングコンベ
ヤ全体を一列横に移動し中央のコンベヤ棚の前に位置さ
せる。その後前述と同様にして中央のコンベヤ棚から４
個の製品をビ・ノキングする。

ビ・７キングされた１０個の製品は、上段出庫コンベヤ
２５１Ｕ上を搬送して出庫される。

なお、ロータリストッカ１２Ａにあって製品をすべて出
庫して空になった空き収納ラック１１は、コンピュータ
により制御されてラック移載装置２４Ａにより空きトラ
ックコンベヤ２１に搬出され、３段構成の空き収納ラッ
ク１１は、空きラックストックコンベヤ２２にストック
され、４段構成の空き収納ラック１１は、空きラックス
トックコンベヤ２３にそれぞれストックされる。

以上本発明の一実施例について説明したが、本発明の実
施例は、この実施例に限定されるものではない。

収納ラックは、３段又は４段以外の多段構成とすること
ができる。また、各段は３列以外のコンベヤ棚の配置と
することができる。

０−タリストソ力は、実施例のような水平回転式の他、
１基でもよくまた２基よりも多く設置することができる
。段数も３段以外の段数とすることができる。

更に、ロータリストッカは、実施例のような水平回転式
の他垂直回転式のものを用いることができる。垂直回転
式のロータリストッカの場合は多連式の構成とし、多連
は独立して上下いずれの方向へも自由に回転して、入庫
又はピッキングを行う。

ピッキング装置のピッキングコンベヤは、幅を収納ラッ
クの１段の幅（３列のコンベヤ棚の幅）とし、各列のコ
ンベヤ棚対応に駆動アームを設けるようにしてもよい。

このようにするとピッキングするコンベヤ棚の列が変っ
ても、ピッキングコンベヤを移動する必要がなくなる。

また、ピッキングコンベヤの回転をコンベヤ棚に伝達す
る機構として第４図（Ｃ）に示した搬送駆動機構の代り
にギヤ機構を用いるようにしてもよい。更に、このよう
な搬送駆動機構を収納ラック１１にある多収結膜１１２
のコンベヤ棚の後端（出入口と反対側）に設けるように
してもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば諸効果が得られる
。

（１）固定式のピッキング装置とロータリストッカを組
み合せることによりオーダピッキングシステムの設置費
用を大幅に低減させることができる。

（２）　　ロークリストツカを用いたのでランダムアク
セスが可能となり、ピッキング効率を著しく向上させる
ことができる。

（３）可搬式の収納ラックに予め製品を収納したものを
ロータリストッカに搭載するようにしたので、製品の形
状変化や品種の変動に柔軟に対処して自由度の高いピッ
キングを行うことができ、多品種少量製品に対しても好
適なオーダピッキングシステムを実現することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の基本構成の説明図、第２図は、本発
明の一実施例の上面図、第３図は、同実施例の側面図、 第４図は、同実施例に用いられる収納ラックの説明図で
ある。 第１図〜第４図において、 １１・・・収納ラック、１１１・・・ラック本体、１１
２（１１２Ａ、１１２Ｂ、１１２Ｃ）・・・収納段、１
１３・・・コンベヤ棚、１１４・・・ローラ、１２（１
２Ａ、１２Ｂ）・・・ロータリストッカ、１２１・・・
ストッカ段、１２１Ｕ・・・上ストッカ段、１２１Ｍ・
・・中ストッカ段、１２１Ｌ・・・下ストッカ段、１２
２Ｕ。 １２２Ｍ、１２２Ｌ・・・テーブルコンベヤ、１２３・
・・テーブル、１３　（１３Ａ、１３Ｂ）・・・ピッキ
ング装置、１３１　　（１３１Ｕ、１３１Ｍ、１３１Ｌ
）・・・ピッキングコンヘヤ、１３２・・・搬送駆動機
構、１４・・・製品パレットコンベヤ、１５・・・端数
戻しパレットコンベヤ、１６・・・パレットマガジン、
１７・・・デバレロボソト、１８・・・コンベヤ、１９
・・・整列積込み装置、２０・・・ラック搬送コンヘヤ
、２１・・・空ラック搬送コンベヤ、２２．２３・・・
空ラックストックコンベヤ、２４　　（２４Ａ、２４Ｂ
）・・・ラック移載装置、２５・・・出庫コンベヤ、２
５１Ｕ・・・上段出庫コンベヤ、２５１Ｍ・・・中段出
庫コンベヤ、２５１Ｌ・・・下段出庫コンベヤ。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）製品を収納した収納ラックより所定の製品のピッ
   キングを自動的に行うオーダピッキングシステムであっ
   て、 （Ａ）製品を収納する棚自体がコンベヤで構成されるコ
   ンベヤ棚（１１３）が少なくとも一列設けられた収納段
   （１１２）を複数段備えた可搬型の収納ラック（１１）
   と、 （Ｂ）少なくとも１段のストッカ段（１２１）を備え、
   これに収納ラック（１１）を搭載してストックし、エン
   ドレス回転して収納ラック（１１）を所定位置に搬送す
   るロータリストッカ（１２）と、 （Ｃ）ロータリストッカ（１２）にストックされた収納
   ラック（１１）より所定の製品のピッキングを行う固定
   式のピッキング装置（１３）、を備えたことを特徴とす
   るオーダピッキングシステム。
2. （２）ピッキング装置（１３）が、収納ラック（１１）
   の所定の収納段位置に合せて俯仰するピッキングコンベ
   ヤ（１３１）によりピッキングを行うことを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載のオーダピッキングシステム
   。
3. （３）ピッキングコンベヤ（１３１）が、ピッキングを
   行うコンベヤ棚（１１３）を搬送駆動する搬送駆動機構
   （１３２）を備えたことを特徴とする特許請求の範囲第
   ２項記載のオーダピッキングシステム。
4. （４）ロータリストッカが垂直式のロータリストッカで
   あることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のオー
   ダピッキングシステム。