JPH06104502B2 - 物品の合流方法及びその装置 - Google Patents

物品の合流方法及びその装置

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JPH06104502B2
JPH06104502B2 JP17426586A JP17426586A JPH06104502B2 JP H06104502 B2 JPH06104502 B2 JP H06104502B2 JP 17426586 A JP17426586 A JP 17426586A JP 17426586 A JP17426586 A JP 17426586A JP H06104502 B2 JPH06104502 B2 JP H06104502B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数の合流ストレージラインにストレージさ
れた物品を合流する物品の合流方法及びその装置に関
し、特に合流切替頻度を少なくすることによって、切替
ロスタイムを減少し合流能力を大きくした物品の合流方
法及びその装置に関する。
〔従来の技術〕
物品の合流方法及びその装置に関する従来の技術として
は、特公昭58−23294号公報、特開昭51−20358号公報、
特開昭51−151954号公報、特開昭59−69314号公報に記
載のもの等が知られている。
上記公報の記載について、略述すると、特公昭58−2329
4号公報には、各支流コンベアから本流コンベアへの物
品の送込み配合バランスを良くするため、本流コンベア
の下流側支流コンベアから始め上流側支流コンベアまで
順次物品の払出しを行った後、上流側支流コンベアから
下流側支流コンベアまで順次物品を払出すことが記載さ
れている。
また、特開昭51−20358号公報には、物品払出口からの
指示によって払出優先度を付け、この払出優先度とコン
ベアの載荷状況とから物品の搬送順序列を決定し、この
搬送順序列に基づいて各物品投入口からコンベア上へ物
品を投入することが記載されている。
また、特開昭51−151954号公報には、主搬送ラインに合
流した各搬送物全て複数の待機搬送ラインのうち搬送物
が待機している最下流側の合流点を通過したことを検知
して次の合流を行うことが記載されている。
また、特開昭59−69314号公報には、データ入出力方向
にサブラインナンバをとり、且つアドレス方向にタクト
をとった記憶装置にサブラインのストレージ開閉シーケ
ンスを組込むときに、記憶装置のエリアを斜めに割付け
て対角タクトとし、各対角タクトは、必ず1つのサブラ
インのストッパ開情報“1"のみを含み、他のサブライン
のストッパは全て閉情報“0"とするという具合に、サブ
ラインの開閉記憶内容をシフトレジスタ等により構成さ
れる記憶装置に配列し、このように配列されたサブライ
ンのストッパ開閉情報に従って各サブラインの出口に設
けられているストッパを開閉してメインライン上に搬送
物を移載することが記載されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来の上記の如き物品の合流方法及びそ
の装置には、以下の如き問題点がある。
即ち、上記公報においては、何れも、合流ストレージラ
インの先端部に物品がある場合には、所定の順序付けに
基づき、当該ストレージライン上にある全ての物品又は
所定量の物品を払出して合流するようになしてある(物
品が合流ストレージラインにその長さ方向に亘って満た
されてから払出しを開始するのでない)ので、合流切替
の頻度が大きくなり、高い合流能力が得られなかった。
従って、本発明の目的は、多品種の物品を合流させる場
合においても、合流切替時に生じるロスタイムを減少し
得るようにして、能率良く且つ迅速に物品を合流させる
物品の合流方法及びその装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、複数の合流ストレージライン102にストレー
ジされた物品を合流させる物品の合流方法において、上
記合流ストレージライン102にストレージされる各物品
それぞれの大きさを考慮して、上記合流ストレージライ
ン102をその長さ方向に亘って略満たす所定数の物品量
を予め計算し、上記合流ストレージライン102の上流に
おいて、上記合流ストレージライン102にストレージさ
れる物品を予め計算した上記物品量に基づいて計数しな
がら、上記合流ストレージライン102をその長さ方向に
亘って略満たす所定数の物品量毎に、物品の合流単位を
順次形成し、該合流単位の物品が上記合流ストレージラ
イン102にストレージ完了した後、該物品を上記合流ス
トレージライン102から払出すことを特徴とする物品の
合流方法を提供することによって上記の目的を達成した
ものである。
また、本発明は、斯る物品の合流方法を実施するための
装置として、複数の合流ストレージライン102にストレ
ージされた物品を合流させる物品の合流装置において、
上記合流ストレージライン102をその長さ方向に亘って
略満たす所定数の物品量毎に順次形成される合流単位で
且つ連続的に払出される合流単位を形成する所定数の物
品をストレージするのに必要な長さを有する複数の合流
ストレージコンベア1と、 該合流ストレージコンベア1それぞれに搬送され上記合
流単位を形成する物品をストレージして置く複数の搬送
ストレージコンベア31と、該合流ストレージコンベア1
それぞれにストレージされた上記物品を1個ずつ切離し
て払出す複数の合流払出しコンベア2と、払出された上
記物品を搬送する合流搬送コンベア3A,3Bと、上記物品
の合流単位の形成を行う制御システムとを具備すること
を特徴とする物品の合流装置を提供するものである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明の物品の合流方法が適用された物流シス
テムの一例を示すブロック構成図である。同図におい
て、101はピッキングラインで、物品を予め定められた
バッチピッキングデータに基づいて、ピッキング装置を
用いて品種毎に纒めてピッキングする。102は合流スト
レージラインで、上記ピッキングラインから流れてきた
物品を、上記のバッチピッキングデータに基づいて、一
旦ストレージして物品を所定量纒めて次のラインに送り
出す。103は合流搬送ラインで、上記のバッチピッキン
グデータで基づいて、複数の上記ストレージラインのう
ち所定の物品が揃ったラインから順に1ラインずつ合流
する。104は分岐ラインで、予め決定された荷揃え長に
従って作成された分岐荷揃えデータ、即ち、仕分け群デ
ータに基づいて、そのデータ通りに分岐する。105は荷
揃えラインで、上記の分岐された物品をストレージす
る。106は払出しラインで、積込みコンテナ番号(号車
番号)を設定すると、コンテナ単位で上記荷揃えライン
別に払出し行う。107は積込みコンベアラインで、上記
の払出された物品をコンテナの積込み口まで移送する。
108は積込み、109は配送である。ここで、ピッキングラ
イン101から積込みコンベアライン107までは、コンピュ
ータにより自動制御される。
第2図はこのコンピュータによる制御システムの一例を
示すブロック構成図で、この制御システムには、総括管
理CPU(中央処理装置)201、物流CPU202、制御CPU203及
び仕分けシステム204が含まれている。
上記総括管理CPU201は、物流システム全体の総括管理を
行うもので、例えば受注データ等に基づいて物品の配送
順スケジュールを作成し、これを下位の物流CPU202に送
出する。又、物流CPU202は、この物品の配送順スケジュ
ールに従って、該当物品の仕分け群を決定し、分岐荷揃
えデータ及びバッチピッキングデータを作成し、これを
制御CPU203へ出力する。更に、制御CPU203は、この分岐
荷揃えデータ及びバッチピッキングデータに基づいて、
所要の制御命令を作成し、これを仕分けシステム204へ
出力する。更に又、仕分けシステム204はシーケンサに
より、合流制御、分岐制御及び払出制御等の所要の制御
を行う。
上記制御システムにおける物流CPU202は、第3図の流れ
図に従って下記の通り所要のデータを作成する。その詳
細を、第4図に示す如く物品をコンテナに5分割して積
込む場合について説明する。尚、第4図(a)は本発明
の物品の合流装置とともに用いられて第1図の物流シス
テムを構成する仕分け装置の要部を示す模式的平面図、
第4図(b)は第4図(a)のA−A線模式的断面図
で、これらの図面において、301は物品を積み込むコン
テナ、302はコンテナローダー、303は荷揃えライン、30
4は分岐ラインで、荷揃えライン303及び分岐ライン304
は2段に設けられている。又、303−1は積込み中の荷
揃えライン、303−2は仕分け中の荷揃えラインであ
る。又、これらの図面において、物品はそれぞれの大き
さに対応させて小さな四角形で示されている。
(ステップS1)…コンテナ容積を複数に分割。
第4図(a)及び(b)の例では、コンテナ(配送車荷
台)301の容積を、、、、及びのように6
分割する。即ち、この場合のコンテナ301は後扉(荷積
降し口)なので、長手方向に6分割している。この分割
数は、物品の平面寸法(長さ又は幅)が大きい物品を下
に積んだ方が配送中安定するので、コンテナ長さを比較
的大きい物品の長さ寸法で割った数値(整数)をとった
ものである。尚、コンテナ301の進行方向と物品の長手
方向とを一致させているが、この限りではない。
(ステップS2)…荷揃え長さの決定。
上記1分割部に収容可能な物品の数量が、略1荷揃えラ
イン上にストレージできるように荷揃えの長さを決定す
る。従って、第4図(a)及び(b)に示される如く、
の荷揃えライン303にストレージされた物品は、コン
テナ301のの分割部に積み込まれる。以下同様に、
、、及びの荷揃えライン303にストレージされ
た物品は、それぞれ順に、コンテナ301の、、及
びの分割部に積み込まれることになる。尚、コンテナ
301のの分割部には積み込むべき物品がない(物品は
5分割されている)ので物品は全く積み込まれない。
(ステップS3)…分岐荷揃えデータの作成。
今、物品の配送先オーダは15の店に対して表1に示すよ
うに与えられているものとする。尚、表1において、a
〜gは物品の品種区分を表し、第4図(a)及び(b)
に示される如く物品の長さ寸法の大きい順に並べられて
いる。表1から判るように、オーダー内容は品種毎に大
きくバラツキ一様ではない。
分岐荷揃えデータの作成にあたっては、まず、配送先を
上記のように積込み順に並びかえ、又物品については上
記のように長さ寸法順に並べる。次に、この表1に基づ
いて1店目から物品毎に、その数量と長さ寸法とを掛け
合わせた乗算値を求め、この乗算値を順次右方向へ物品
毎に加えた長さの加算値を求める。そして、この長さの
加算値が1荷揃えラインの長さに略達したところで、デ
ータを区切り、ここまでの物品が1仕分け群として、1
物品毎に分岐先荷揃えラインの番号がに決定され、
の荷揃えライン上に分岐ストレージされるように分岐デ
ータを作成する。上記表1においては、15店宛の全物品
量145個を、荷揃えラインの長さ、コンテナの容量及び
配送能率等を考慮して5分割化を図っている。即ち、5
分割化されたは、店1宛21個、店2宛6個及び店3宛
2個の計29個となり、以下同様にして、5分割された
は、店3宛1個、店4宛21個及び店5宛5個の計27個、
5分割化されたは、店5宛6個、店6宛5個、店7宛
13個及び店8宛7個の計31個、5分割されたは、店8
宛5個、店9宛5個、店10宛12個及び店11宛8個の計30
個、及び5分割されたは店11宛2個、店12宛7個、店
13宛9個、店14宛7個及び店15宛3個計28個となり、何
れも所定数約30個ずつになっている。
尚、上記表1に示すオーダーは、総括管理CPU201によっ
て1コンテナ(1車)毎に積載可能な配送先数が決定さ
れ、又配送ルート順も決定されている。
(ステップS4)…バッチピッキングデータの作成。
上記のように、順次1コンテナ毎に複数コンテナ纒め、
コンテナ単位で区切って荷揃えライン303の略全ライン
に割り当てを終わり、全部の物品の合計を、全体のピッ
キング総量とする。即ち、荷揃え積載数=ピッキング数
となる。上記表1においては合計3000個になっている。
各品種毎に全コンテナ分を合計し、この場合長さ寸法の
大きい順に物品をピッキングするようピッキングデータ
を作成する。
上記のようにして、コンテナ301には、第5図にその一
例を原理的に示すように、所定の積載状態に物品が積載
される。尚、第5図において、301′はコンテナの扉で
ある。
以上説明したような制御を行うことにより、以下の如き
利点が得られる。
即ち、1コンテナ(1車)毎に複数(稀には単数)の配
送先を総括管理CPU201で計算し、更に配送先順も決定後
に物流CPU202によって上記の計算処理を行い、バッチピ
ッキングデータを作成し、このバッチピッキングデータ
に基づいて、バッチピッキングを行うので、1コンテナ
単位ピッキングに比べて複数コンテナ纒めてピッキング
ができるため、効率が良い。
又、店別に分岐荷揃えするのではなく、コンテナの容量
を複数に分割したところで、物品の数を区切り、コンテ
ナの収容量の限界内で、荷揃えラインにその長さ方向に
亘り物品をストレージするので、スペース効率が良い。
上記表1に示すオーダー例では、第4図(a)及び
(b)に示される如く、長さ寸法の大きい品種順に、
a、b、c、d、e、f及びgと分岐荷揃えすることが
できる。
尚、物品を、荷揃えライン別にの荷揃えライン303か
ら払出し、コンテナ301のの分割部に順次積み上げて
いくことにより、上記表1の店1及び店2宛の分に店3
宛の1部が品種毎に混然として積まれるけれども、配送
者(運転手)がこれらの配送先に、店3、店2、店1の
順に配送すると、配送者が配送先に到着してコンテナの
扉をあけたときに、略直面する分割部に該当物品が存在
することになる。即ち、後から配送する物品が手前に来
り、又先に配送される物品が奥に行ってしまうというこ
とはなく、直面する分割部の中から該当物品を選び出し
て荷卸しすることができ、店別に分岐して積載したのと
同等の効果が得られる。その結果、配送者は荷卸し作業
を能率良くこなせるばかりでなく、従来、配送者が自ら
コンテナに積んでいたのを他の作業者に予め積み置かせ
ることにより、配送者は他のコンテナの配送を行う等、
有効に配送時間を確保することができる。
次に、上述の物流システムに適用される本発明の物品の
合流装置の一実施例、及び本発明の物品の合流装置とと
もに物流システムに適用される仕分け装置の一例につい
て説明する。
第6図は本発明の物品の合流装置の一実施例の概略を示
す平面図である。同図において、1は第1図の合流スト
レージライン102を構成する3組の合流ストレージコン
ベアで、この合流ストレージコンベア1には、前述のバ
ッチピッキングデータに基づいてピッキングされ一旦ス
トレージされた物品が順次載置され、載置された所定数
量の物品により、連続的に払出される合流単位が形成さ
れるようになっている。又、2は各合流ストレージコン
ベア1の払出端に設置され上記物品をロット単位で(合
流単位毎に)、しかも1個ずつ切離して払出す3組の合
流払出しコンベア、又3A,3Bは合流払出しコンベア2と
略直交するように配置され、払出された物品を搬送する
合流搬送コンベアで、これらの合流払出しコンベア2及
び合流搬送コンベア3A,3Bにより、合流ストレージコン
ベア1上の物品を所定量纒めて次のラインに送り出す第
1図の合流搬送ライン103が構成されている。そして、
合流搬送コンベア3Bは、第6図に示される如く床に設け
られた床ピットFPを通って傾斜して配置されており、階
下に設けられた切替えコンベア4(第11図参照)に物品
を送るようになっている。
本発明の物品の合流装置の一実施例における各部につい
て更に詳述すると、上記合流ストレージコンベア1は、
アキュームレーション機能と一斉払出し機能を有するア
キュームレーションコンベアとして構成されており、連
続的に払出される合流単位を形成する物品をストレージ
するのに必要な長さ(例えば、30m)を有している。即
ち、合流ストレージコンベア1は、第7図(a)及び
(b)に示される如く、キャリアローラ1Aと、このキャ
リアローラ1Aの所要本数毎に設けられたセンサ1Bと、キ
ャリアローラ1Aと接触しキャリアローラ1Aを回転するパ
ドチェイン1Cと、このパドチェイン1Cをキャリアローラ
1Aに対し押圧−切離しするためのメカニカルバルブ1D及
びエアーアクチュエータ1E等からなる揚上機構と、パド
チェイン1Cを駆動する変速装置付きの駆動装置(図示省
略)とを備えている。又、図示していないが、物品の一
斉払出しをなし得るように、メカニカルバルブ1Dをバイ
パスするエア回路も備えている。そして、合流ストレー
ジコンベア1の後端部1F(長さ約5m)は、センサ及び揚
上機構を具備せず、パドチェイン1Cが常時キャリアロー
ラ1Aに押圧されている。尚、上記の如きアキュームレー
ションコンベアに代えて、特公昭58−27167号公報に記
載されている如きコンベアを用いても良い。又、第7図
(b)において、物品はキャリアローラ1A上に四角形で
示されている。
又、合流装置における上記合流払出しコンベア2は、第
8図(a)に示される如く、物品を1個ずつに切離し、
スキュードして払出すコンベアであり、ベルトフィーダ
2A、2Bと、スキュード合流コンベア2Cとを直列に配設し
て構成されている。
スキュード合流コンベア2Cは、駆動されたスキュードホ
ィール2Dとフリーローラ2Eとを具備している。又、ベル
トフィーダ2B及びスキュード合流コンベア2Cは、ベルト
フィーダ2Aより高速度に設定されている。尚、スキュー
ド合流コンベア2Cに代えてカーブコンベアを用いても良
い。又、第8図(b)において、PH3、PH4は物品の払出
し完了を検出するためのフォトスイッチである。
又、合流装置における上記合流搬送コンベア3Aはローラ
コンベアで構成され、合流搬送コンベア3Bはベルトコン
ベアで構成されている。これらの合流搬送コンベア3A、
3Bは、上記スキュード合流コンベア2Cと同速度に設定さ
れている。
また、第6図において、31はピッキングされた物品を搬
送し一時的にストレージするための搬送ストレージコン
ベアであり、合流ストレージコンベア1と同様のアキュ
ームレーションコンベアで構成されている。尚、この搬
送ストレージコンベア31は一斉払出し機能を具備してい
なくても良い。
また、第6図において、32は物品のカウント装置であ
り、第9図(a)及び(b)に示される如く、ベルトコ
ンベア32A、32BとフォトスイッチPH1、PH2とからなり、
ベルトコンベア32Aは搬送ストレージコンベア31より高
速度に、又、ベルトコンベア32Bはベルトコンベア32Aよ
り高速度に設定されているので、搬送されている物品
を、1個ずつに切離し得ると共に、フォトスイッチPH
1、PH2によってカウントし得るようになっている。そし
て、ベルトコンベア32A、32Bは、それぞれブレーキ付モ
ータ(図示省略)によって駆動されている。
上記カウント装置32としては、第10図のものも使用でき
る。第10図のカウント装置32は、物品をカウントすると
略同時にカウントされている物品の品種をチェックする
ための品種チェック装置32Cが設けられている以外は、
第9図に示される実施例と同様に構成されている。品種
チェック装置32Cは、両下端部にフォトスイッチPH5、PH
6を備えた門型フレームと、該門型フレームを昇降する
ためのパワーシリンダとからなり、該パワーシリンダは
エンコーダを具備している。又、門型フレームの一方の
側壁には、門型フレームの昇降移動の限界位置を検出す
る2つのリミットスイッチ(図示省略)のためのドグ32
C′が設けられている。尚、フォトスイッチPH5、PH6に
代えて、パターン認識等による外形検査装置、超音波等
による高さ検査装置、フォトスイッチの遮光時間による
長さ検査装置、バーコードを用いた品種検査装置、ロー
ドセル等による重量検査装置を用いても良い。
第11図(a)は上述の本発明の物品の合流装置とともに
前記物流システムを構成する物品の仕分け装置の一例の
概略を示す平面図、第11図(b)は第11図(a)のA−
A線断面図、第11図(c)は第11図(a)のB−B線側
面図で、この例の物品の仕分け装置は、本発明の物品の
合流装置の階下に設けられている。これらの図面におい
て、4は前記の切替えコンベアで、第11図(b)に示さ
れる如く、同図の右端が上下に動き、上下二層に設置さ
れた搬送コンベア5又は15の何れかに物品を移載するよ
うになっている。尚、このように上下二層に設置された
コンベア5,15の如く、第11図(a)では下層の装置等は
上層のものに重なって図示されないものが多いので、第
11図(a)には、関連する上層の装置等を表す符号の近
くに下層の装置等を表す符号を括弧を付して示した。
又、第11図(a)〜(c)において、6及び16は切替え
コンベア4を経て搬送コンベア5及び15で送られて来た
物品に一定の間隔をあけるインデックスフィーダであ
る。又、7及び17は分岐装置を備え第1図の分岐ライン
104を構成する分岐コンベアで、この分岐コンベア7及
び17に略直角の方向に配置された多数の引込みコンベア
8及び18に、仕分け群データに基づいて物品を仕分けす
るようになっている。又、9及び19は、第1図の荷揃え
ライン105を構成する傾斜したローラコンベアで、上記
引込みコンベア8及び18により送られた物品を傾斜によ
る物品の重力分力により自走さえ、荷揃え且つストレー
ジするようになっている。
更に又、10及び20は第1図の払出しライン106を構成す
る払出し装置で、積込みコンテナ番号(号車番号)が設
定されると、コンテナ単位でライン別にストッパ手段が
解除されて払出しが行われるようになっている(第13図
(a)及び(b)参照)。又、11及び21は上記払出し装
置10及び20とともに第1図の払出しライン106を構成す
る搬送コンベアで、払出し装置10及び20より払出された
物品をコンテナの積込み口まで送るようになっている。
又、12及び22はトランスファ、13及び23はストッパで、
これらにより、コンテナの積込み口まで送られた物品を
第1図の積込みコンベアライン107を構成する積込みコ
ンベア14(第4図におけるコンテナローダー302に相
当)に移すようになっている。そして、上層の搬送コン
ベア11と積込みコンベア14との間には、第11図(c)に
示される如く切替えシュート14Aが設けられている。こ
の切替えシュート14Aは、上層の搬送コンベア11から物
品が払出されるときは下って連結位置となり、下層の搬
送コンベア21から物品が払出されるときははね上がって
非連結位置(破線で示す)となる。積込みコンベア14か
らは作業員によって物品がコンテナ301に積載される。
尚、第11図(a)において、左右に示すオーバーフロー
ライン26、27は、分岐データがないため分岐不能になっ
た物品を貯えるものである。
次に、第6図〜第10図に示す本発明の物品の合流装置を
用いて実施する本発明の物品の合流方法の一実施態様に
ついて説明する。
搬送ストレージコンベア31の上流に設けられたピッキン
グ設備(図示省略)によって前述のバッチピッキングデ
ータに基づいてピッキングされた物品は、搬送ストレー
ジコンベア31によりカウント装置32に搬送される。若
し、合流ストレージコンベア1上に物品が載置されてい
る(合流ストレージコンベア1上の物品の払出しが完了
していない)場合には、カウント装置32のベルトコンベ
ア32A、32Bが停止しているので、カウント装置32に先頭
の物品が到達すると、この物品は、順次搬送ストレージ
コンベア31上に、物品と物品との間に隙間をあけること
なくストレージされる。そして、合流ストレージコンベ
ア1上の物品の払出しが完了すると、ベルトコンベア32
A、32Bが運転され、搬送ストレージコンベア31上の物品
は、フォトスイッチPH1、PH2によってカウントされなが
ら、合流ストレージコンベア1上にストレージされる。
又、若し、合流ストレージコンベア1上に物品が載置さ
れていない状態のときに、カウント装置32に物品が到達
すると、ベルトコンベア32A、32Bが運転されているの
で、物品はカウントされながら合流ストレージコンベア
1上にストレージされる。
カウント装置32のベルトコンベア32A、32Bは、下記表2
に示される如き速度に設定されているため、物品を1個
ずつに切離し、フォトスイッチPH1、PH2によってカウン
トすることができる。即ち、第9図(c)に示される如
く、フォトスイッチPH1、PH2がイ、ロ、ハの順序で遮光
されると、物品が1個通過したとカウントするようにな
っている。そして、カウントされた物品は、合流ストレ
ージコンベア1に搬送され、ストレージされる。バッチ
ピッキングデータに基づいて、所定の数の物品が通過し
(カウントされ)、フォトスイッチPH1、PH2が入光状態
となったとき、ベルトコンベア32A、32Bが停止し、後続
の物品が搬送ストレージコンベア31上にストレージされ
る。
尚、第10図に示される如くの品種チェック装置32Cを備
えたカンウト装置32を用いて実施する場合には、バッチ
ピッキングデータ(物品の搬送順序、搬送数量、外形寸
法を含む搬送データ)に基づいて、フォトスイッチPH
5、PH6を所定高さ(例えば、第10図(d)に示す物品の
高さを基準として、フォトスイッチPH5はそれより約5mm
下方に、又、フォトスイッチPH6はそれより約15mm上方
の位置)までパワーシリンダによって移動させることに
より、物品がカウントされると略同時に物品の品種もチ
ェックされる。即ち、パワーシリンダは、その昇降移動
量がエンコーダのパルスを計測することによって検知さ
れ、その検知結果がバッチピッキングデータに基づく物
品の外形寸法、即ちこの実施態様の場合は物品の高さを
示す指令信号と一致した時点で斯る昇降を停止するよう
に制御されている。このような制御下において、物品が
フォトスイッチPH1の位置に到達し、フォトスイッチPH1
が遮光されたとき、フォトスイッチPH5が遮光されフォ
トスイッチPH6が入光していれば正常であるので、物品
は、フォトスイッチPH1、PH2によってカウントされ、合
流ストレージコンベア1に搬送される。若し、フォトス
イッチPH5、PH6によって品種異常が検出された場合に
は、即ち、実際に搬送されている物品をカウントすると
略同時に、実際に搬送されている物品がそのカウント値
に対応する上記搬送データ上の物品の外形寸法と一致し
ているか否かを照合した結果、これらが一致していない
ことが検出された場合には、ベルトコンベア32A、32Bが
停止する。ある品種のカウントが完了すると、パワーシ
リンダによって次に品種の高さまでフォトスイッチPH
5、PH6が昇降する。若し、昇降完了前に次の物品が到達
し、フォトスイッチPH1を遮光すると、直ちにベルトコ
ンベア32A、32Bが停止し、昇降が完了した後、再びベル
トコンベア32A、32Bが運転される。尚、以上の説明で
は、全ての物品に対して品種チェックを行っているが、
連続して流れる各品種毎にその先頭の物品と最終の物品
のみをチェックするだけでも、全数チェックと略同様の
効果が得られるので、フォトスイッチPH5、PH6に代えて
演算等を要する処理能力が低い品種チェック装置を用い
ている場合には、必ずしも全数チェックをする必要はな
い。
カウント装置32を通過し、合流ストレージコンベア1に
移載された物品は、合流払出しコンベア2が停止してい
るので、先頭の物品が到達すると、物品は順次合流スト
レージコンベア1上に、物品と物品との間に隙間をあけ
ることなくストレージされる。このストレージは、スト
レージされた物品が合流ストレージコンベア1をその長
さ方向に亘り略満たしたとき、即ち合流ストレージコン
ベア1上に所定数の物品からなる物品の合流単位が形成
されたときに完了する。この場合において、物品のスト
レージ完了とは、バッチピッキングデータからの物品の
合流ストレージ長さデータに基づき、最後の物品がフォ
トスイッチPH2を通過(入光状態に戻った)後、先頭か
ら最後の物品までが互いに隙間なくストレージされるの
に要する時間を制御装置(図示省略)によって計算し、
上記最後の物品がフォトスイッチPH2を通過し、上記の
時間を経過したとき、即ち、全て物品が互いに隙間なく
ストレージされた状態になったときを意味している。そ
して、最後の物品のカウントが終了すると、ベルトフィ
ーダ2A、2Bが運転され、先頭の物品がフォトスイッチPH
3に到達するとベルトフィーダ2A、2Bが停止するように
なっており、物品の払出し開始に備える。
尚、本実施態様においては、前述のステップS4のバッチ
ピッキングデータの作成において、各品種毎に全コンテ
ナ分を合計し、長さ寸法の大きい順に物品をピッキング
し、合流ステップコンベア1をその長さ方向に亘り略満
たす物品の数量毎に区切って合流単位を形成するように
なっている。従って、ある合流単位では一種類の物品の
みがストレージされることもあるが、通常は複数品種の
物品で1個の合流単位が形成されているので、品種単位
で合流する場合に比べて合流切替頻度が少なくなり、切
替ロスタイム低減でき、その結果として合流時の物品の
搬送速度を大きくすることなく、合流能力を大きくする
ことができる。
合流ストレージコンベア1上にストレージ完了して合流
単位を形成している所定数の物品は、ストレージが完了
した順序に従って払出される。合流ストレージコンベア
1は4段階に変速可能となっており、物品の大きさに応
じ適宜の払出し速度に変速される。即ち、物品が搬送さ
れる方向の物品の長さにより330mm未満、330mm以上390m
m未満、390mm以上530mm未満、530mm以上の4個の区分に
分け、それぞれの区分の物品に対応して、物品の払出し
速度は21.2m/分、25.5m/分、28.4m/分、33.8m/分となっ
ている。このように払出し速度を変速することによっ
て、物品の払出し間隔を物品の大きさに拘わらず略一定
とすることができるので、単位時間当たりに払出される
物品の個数を略一定とすることができる。尚、合流スト
レージコンベア1上にストレージされた物品が複数の上
記区分に跨っているときには、小さい方の区分に従った
払出し速度に変速されるようになっている。但し、前述
のステップS4の説明で述べた如く、物品は、長さ寸法の
大きい順に搬送されて来ているので、通常は1個の大き
さの区分に収まっている。
合流払出しコンベア2が合流搬送コンベア3A上への物品
の払出しを開始する前に、合流ストレージコンベア1
は、バッチピッキングデータで基づき、所定の上記払出
し速度に変速され、合流払出しコンベア2の運転開始に
よって、合流ストレージコンベア1上の物品は、物品と
物品との間に隙間をあけることなく連続的に(一斉払出
し機能を用いて、全ての物品が同時発進する)合流払出
しコンベア2上に払出され、合流払出しコンベア2によ
って1個ずつ切離され、且つ加速されて、合流搬送コン
ベア3A上に払出される。尚、この場合、物品は、スキュ
ード合流コンベア2Cによってスキュードされて合流搬送
コンベア3A上に払出される。上述の如く合流ストレージ
コンベア1上の物品を一斉払出しすることによって、物
品の払出しのピッチのバラツキを小さくすることができ
る。合流ストレージコンベア1上の物品の払出しが完了
すると、合流ストレージコンベア1は、その最も速い速
度33.8m/分に変速され(この速度で払出されていた場合
にはそのまま)、次の物品のストレージに備える。尚、
物品の払出し完了は、フォトスイッチPH3が連続して2
秒間入光状態にあったときに、払出された合流ストレー
ジコンベア1に該当するフォトスイッチPH4が入光して
いることにより判断される。
ある合流ストレージコンベア1からの物品の払出しが完
了し、次の合流ストレージコンベア1からの物品の払出
しが開始するとき、これらの物品が衝突することがない
ように、物品の払出し開始時間が制御されている。即
ち、合流搬送コンベア3Aの下流側へ合流される合流スト
レージコンベア1からの物品の払出しが完了し、合流搬
送コンベア3Aの上流側へ合流される合流ストレージコン
ベア1から払出しが開始されるときには、払出し完了
(フォトスイッチPH3が連続して2秒間入光状態にあっ
たときにフォトスイッチPH4が入光状態にある)と同時
に、次の払出しを開始する。又、合流搬送コンベア3Aの
上流側へ合流される合流ストレージコンベア1からの物
品の払出しが完了し、合流搬送コンベア3Aの下流側へ合
流される合流ストレージコンベア1からの払出しが開始
されるときには、払出し完了後所定時間(払出された物
品が、次に払出される合流ストレージコンベア1に該当
するフォトスイッチPH4に到達するまでの時間)経過
後、次に払出される合流ストレージコンベア1に該当す
るフォトスイッチPH4が入光状態となれば、次の払出し
を開始するようになっている。従って、本実施様におい
て、物品の払出し完了から次の物品の払出し開始までの
所要時間は下記表3の如くとなる。
次に、前述の仕分け装置による物品の仕分け又は移動動
作について説明し、併せて仕分け装置の詳細についても
説明する。
第12図(a)及び(b)は第11図の分岐コンベア7(1
7)の動作説明図で、同図(a)は平面図を示し、同図
(b)は正面図を示す。第12図(a)及び(b)におい
て、複数のコンベアベルト7Aは、物品(図示省略)を矢
印aの方向に送る。このコンベアベルト7Aの間の所定の
位置には、スキュードホイール7Bが、その回転軸7Cをコ
ンベアベルト7Aの進行軸に対し、所定の角度をなすよう
に配置されている。この回転軸7Cは、スキュードホイー
ル7Bが自在に回転するようブラケット7Dに支持され、更
に、ブラケット7Dは、揚上装置7Eに腕7Fを介して支持さ
れている。この分岐コンベア7(17)は、第11図(a)
に示す多数の引込みコンベア8(18)に対して、それぞ
れ一組ずつ設けられている。
前述のような仕分け群データの命令により、必要な引込
みコンベア8(18)に対する分岐コンベア7(17)は、
第12図(b)に示される如く、揚上装置7Eによってスキ
ュードホイールが矢印b方向に押し上げられ破線の位置
をとるので、物品を矢印cの方向に移動させ図外の引込
みコンベアに送る。
第13図(a)及び(b)は第1図の荷揃えライン105で
ストレージされた物品を払出す第11図の払出し装置10
(20)の動作説明図で、同図(a)は平面図を示し、同
図(b)は(a)のA−A線断面図を示す。
第13図(b)において、矢印dのように図外の物品がフ
リーローラ10Aの上を自走して来るが、常時は払出しシ
リンダ10Dによって、レバー10Eが略垂直方向に位置しフ
レーム10Cを押し上げているので、ストッパ10B及び各リ
フトチャンネル10Fがフリーローラ10Aの上面より上方に
位置し、図外の物品を制止している。
所定の信号が入力すると、シリンダ10Dはレバー10Eを矢
印eの方向に廻し、フレーム10Cが軸10Gの周りに矢印f
の方向に廻るので、ストッパ10B及びリフトチャンネル1
0Fは、フリーローラ10Aの上面より下る。このため、図
外の物品は移動し、駆動ホイール10Hより搬送コンベア1
1(21)に移送される。
第14図は搬送コンベア11(21)に載置され矢印g方向に
送られる物品(一点鎖線で示す)矢印hの方向に配置さ
れた第11図の積込みコンベア14(上層の場合は切替えシ
ュートを介する)に移す第11図のトランスファ12(22)
とストッパ13(23)の動作説明図である。物品がトラン
スファ操作を行わないときは、トランスファシリンダ12
B及びストッパシリンダ13Bは作動しないので、フレーム
12Cに設けられた多数のホイール12D及びストッパプレー
ト13Aの上端は、駆動ローラ12Aの上面より低い位置にあ
る。従って、この上を通過する物品は矢印gの方向に進
む。トランスファ操作を行う信号が入力すれば、トラン
スファシリンダ12B及びストッパシリンダ13Bは、それぞ
れ矢印j及びkの方向に作動し、各ホイール12D及びス
トッパプレート13Aを破線の位置に押し上げるので、物
品は矢印hの方向に転送される。
以上説明した本発明の物品の合流方法の実施態様及びそ
の装置の実施例の特徴等を列挙すると次の通りである。
・合流ストレージラインをその長さ方向に亘り略満たす
物品量毎に順次物品の合流単位を形成し、合流単位の物
品がストレージ完了した後、これらの物品を合流するよ
うになしてあり、且つ、合流ストレージラインを比較的
長く設けることによって合流単位を大きくし、通常複数
の品種の物品で1個の合流単位を形成するようになって
いるので、品種単位で物品を合流する場合に比べ、合流
切替頻度が少なくなり、切替ロスタイムを低減できる。
例えば、500品種からなる合計3000個の物品(平均長さ
0.4mmとする)を30mの合流ストレージラインを3ライン
用いて交互に合流する場合には、表3に示された切替ロ
スタイムの合計は112秒(切替回数40回)であるのに対
し、品種毎に切替える場合の切替ロスタイムの合計は14
00秒(切替回数500回)となり、1時間(3600秒)で300
0個の物品を合流する場合には、その切替ロスタイム比
率はそれぞれ3%、39%となる。
従って、上記の実施態様及び実施例においては、合流時
の物品の搬送速度を大きくすることなく、合流能力を大
きくすることができる。
・物品をカウントした後、合流ストレージラインにスト
レージするようになっているので、比較的ゆっくりカウ
ントでき、カウントミスを低減し得る。
例えば、1時間に3000個の物品を3本の合流ストレージ
ラインを用いて交互に合流する場合には、1000個/時程
度でゆっくりカウントし、3000個/時で払出して合流す
れば良いのに対し、合流部近傍にカウント装置を配設す
る場合には、3000個/時の速度でカウントしなければな
らず、カウントミスを生じていた。
従って、上記の実施態様及び実施例においては、物品の
合流速度を遅くせずに、カウントミスを低減し、物品の
追跡をより確実にし、且つ、高速で物品を合流すること
ができる。
・合流ストレージラインから物品を払出すときの搬送速
度を物品の大きさに応じ変速させるようになっているの
で、合流後の物品の搬送間隔を略一定とすることができ
る。
若し、物品の払出し速度を一定とすると、合流後の物品
の搬送ピッチは次の如くとなる。
P=L+C P:搬送ピッチ L:物品の大きさ(長さ) S:物品と物品との隙間 従って、物品の大きさLによって搬送ピッチPが変動す
ることになる(Cは物品の大きさLに比例する変数)。
この場合において、物品と物品との隙間Cが、合流され
た物品を分岐する分岐コンベアの仕分け能力を超えてい
るときには、分岐コンベアの前に搬送間隔制御手段を設
ける必要があり、物流システム全体の構成が複雑とな
る。
上記の実施態様及び実施例においては、分岐コンベアの
能力に合わせ略一定の間隔で物品を合流できるため、分
岐コンベアが有する仕分け能力を常に発揮させることが
できる。
・物品をカウントすると略同時にカウントされている物
品の品種をチェックするようになっているので、ピッキ
ング装置による物品のピッキングミス、又はカウントミ
スによる品種ずれを検出することができ、物品が合流又
は仕分けされる前にデータを修復することができ、多量
の物品が仕分けミスされることを防止し得る。
従って、上記の実施態様及び実施例においては、物品の
追跡ミスを略全滅することができる。
以上、本発明の物品の合流方法及びその装置の実施例に
ついて説明したが、本発明の物品の合流方法及びその装
置は、これらに制限されるものでなく、例えば合流スト
レージライン102は3ラインでなくても良い。
又、合流ストレージライン102を階上に、荷揃えライン1
05を階下に配設しているが、これらを同一階に設けても
良い。
〔発明の効果〕
本発明の物品合流方法及びその装置によれば、多品種の
物品を合流する場合においても、合流切替時に生じるロ
スタイムを減少し得るようにして、能率良く且つ迅速に
物品を合流することができる等の効果が奏される。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の物品の合流方法の一実施態様が適用さ
れた物流システムの一例を示すブロック構成図、第2図
はその制御システムを示すブロック構成図、第3図はそ
の仕分け装置の制御データ作成手順を示す流れ図、第4
図(a)は仕分け装置の要部を示す模式的平面図、第4
図(b)は第4図(a)のA−A線模式的断面図、第5
図は物品のコンテナへの積載状態を原理的に示す模式的
断面図、第6図は本発明の物品の合流装置の一実施例の
概略を示す平面図、第7図(a)はその合流ストレージ
コンベアの要部を示す一部切欠斜視図、第7図(b)は
その合流ストレージコンベア1の要部を原理的に示す側
面図、第8図(a)はその合流払出しコンベアの詳細を
示す一部省略平面図、第8図(b)はその合流払出しコ
ンベア及び合流搬送コンベアの概略を示す平面図、第9
図(a)はそのカウント装置を示す平面図、第9図
(b)はその側面図、第9図(c)はその動作説明図、
第10図(a)はその別のカウント装置を示す平面図、第
10図(b)はその側面図、第10図(c)はその品種チェ
ック装置の斜視図、第10図(d)はその動作説明図、第
11図(a)は仕分け装置の一例の概略を示す平面図、第
11図(b)は第11図(a)のA−A線断面図、第11図
(c)は第11図(a)のB−B線側面図、第12図(a)
はその分岐コンベアの動作説明のための要部の平面図、
第12図(b)はその正面図、第13図(a)はその払出し
装置の動作説明のための要部の平面図、第13図(b)は
第13図(a)のA−A線断面図、第14図はそのトランス
ファとストッパの動作説明のための要部の斜視図であ
る。 1……合流ストレージコンベア 2……合流払出しコンベア 3A,3B……合流搬送コンベア 102……合流ストレージライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B65G 1/08 7456−3F 47/54 B

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の合流ストレージライン102にストレ
    ージされた物品を合流させる物品の合流方法において、 上記合流ストレージライン102にストレージされる各物
    品それぞれの大きさを考慮して、上記合流ストレージラ
    イン102をその長さ方向に亘って略満たす所定数の物品
    量を予め計算し、 上記合流ストレージライン102の上流において、上記合
    流ストレージライン102にストレージされる物品を予め
    計算した上記物品量に基づいて計数しながら、上記合流
    ストレージライン102をその長さ方向に亘って略満たす
    所定数の物品量毎に、物品の合流単位を順次形成し、 該合流単位の物品が上記合流ストレージライン102にス
    トレージ完了した後、該物品を上記合流ストレージライ
    ン102から払出す ことを特徴とする物品の合流方法。
  2. 【請求項2】合流単位の物品が合流ストレージライン10
    2にストレージ完了した順序に従って払出される。特許
    請求の範囲第(1)項記載の物品の合流方法。
  3. 【請求項3】物品の払出しの完了していない各合流スト
    レージライン102の上流には、それぞれ該合流ストレー
    ジライン102に搬送され上記合流単位を順次形成する物
    品を物品間の間隔を空けずにストレージして置き、合流
    ストレージライン102からの物品を払出し完了後に、予
    めストレージして置いた上記物品を払出し完了後の合流
    ストレージライン102に計数しながらストレージする、
    特許請求の範囲第(1)項又は第(2)項記載の物品の
    合流方法。
  4. 【請求項4】複数の合流ストレージライン102にストレ
    ージされた物品を合流させる物品の合流装置において、 上記合流ストレージライン102をその長さ方向に亘って
    略満たす所定数の物品量毎に順次形成される合流単位で
    且つ連続的に払出される合流単位を形成する所定数の物
    品をストレージするのに必要な長さを有する複数の合流
    ストレージコンベア1と、 該合流ストレージコンベア1それぞれに搬送され上記合
    流単位を形成する物品をストレージして置く複数の搬送
    ストレージコンベア31と、 該合流ストレージコンベア1それぞれにストレージされ
    た上記物品を1個ずつ切離して払出す複数の合流払出し
    コンベア2と、 払出された上記物品を搬送する合流搬送コンベア3A,3B
    と、 上記物品の合流単位の形成を行う制御システムと を具備することを特徴とする物品の合流装置。
  5. 【請求項5】合流ストレージコンベア1が、アキュレー
    ムレーション機能と一斉払出し機能とを有するアキュレ
    ームレーションコンベアである、特許請求の範囲第
    (4)項記載の物品の合流装置。
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