JP2616530B2 - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JP2616530B2
JP2616530B2 JP4131432A JP13143292A JP2616530B2 JP 2616530 B2 JP2616530 B2 JP 2616530B2 JP 4131432 A JP4131432 A JP 4131432A JP 13143292 A JP13143292 A JP 13143292A JP 2616530 B2 JP2616530 B2 JP 2616530B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は複数の端末機群と遠隔
操作器との間で通信を行なう装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の通信端末を同一通信線上に接続
(以下マルチドロップ接続という)して、複数の通信端
末間で相互に通信を行なうシステムがある。このような
システムでは、通信データの内容に、送信先のあて名で
ある識別番号を設けることが必要である。一般に、この
識別番号をアドレスと呼んでいる。このアドレスは、通
常システムの初期設定状態でアドレス設定スイッチ等に
よって、人為的に各端末機に設定される。
【0003】また、例えば特開昭62−100045号
公報に示されるように、一次局に多数の二次局をディジ
ーチェーン方式に接続し、配線順序により順次アドレス
を自動設定する装置がある。また、例えば特開昭61−
59938号公報に示されるように、既に稼働している
システムに対して端末を増設する場合に、増設端末は自
動的に自分のアドレスを作って、このアドレスが既存端
末のアドレスと重複していないかを確認する装置もあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の通
信装置において、アドレス設定スイッチを用いるもので
は、アドレスを人為的に設定するようにしているため、
工事業者の誤設定が生じることは免れないという問題点
がある。
【0005】また、ディジーチェーン方式のものでは、
配線順序によりアドレスを自動設定するようにしている
ため、配線順に通信線を開放及び接続する素子が必要で
あり、システム構成価格が増加するとともに、自動アド
レス設定を主導する端末機が、システム中に1台あると
きしか設定することができない。もし、自動アドレス設
定の主導端末機と同様の機能を持つ端末機が2台以上あ
った場合は、これらの中から一つを選んで自動アドレス
設定を主導させるようにするために、新たな設定スイッ
チが必要となる。また、これらのシステムでは、システ
ム施工時に、最終的に管理したい順番に施工する必要が
あり、施工後のアドレス変更は困難となる等の問題点が
ある。
【0006】また、端末を増設するものでは、既存端末
のアドレスと重複していないかを確認するようにしてい
るため、既にアドレスの設定が完了しているシステムが
存在していることが前提であり、新規にシステムを設定
する場合は、必ずアドレスの設定が必要があるという問
題点がある。
【0007】この発明は上記問題点を解消するためにな
されたもので、システムの初期設定を施工者に頼らず自
動的に、かつ設定時間を最短にできるようにした通信装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係る通信装置は、複数の端末機群と複数台の操作器とを
マルチドロップ形式で接続し、電源投入時、操作器がポ
ーリングを開始するまでの時間を遅延手段により遅延さ
せ、操作器の内、先にポーリングを開始した方を主操作
器設定手段により主操作器に設定して端末機群と送受信
させるとともに、主操作器に設定されると、電源投入ご
とに時間短縮手段によりポーリング開始時間を一定時間
短縮するようにしたものである。
【0009】また、第2の発明に係る通信装置は、複数
の端末機群と複数の操作器とをマルチドロップ形式で接
続し、電源投入時操作器から初回に送信された属性信号
により指示される端末機が操作器に返信する時間を遅延
手段により遅延させ、端末機群の内、最先に返信した端
末機を代表端末機設定手段により代表端末機に設定して
操作器と送受信させるとともに、代表端末機に設定され
ると、電源投入ごとに時間短縮手段により返信遅延時間
を一定時間短縮するようにしたものである。
【0010】
【作用】この発明の第1の発明では、電源投入時操作器
がポーリングを開始するまでの時間を遅延させ、操作器
の内、先にポーリングを開始した方を主操作器に設定し
て端末機群と送受信させるようにしたため、アドレス設
定は不要となる。また、主操作器に設定されると、電源
投入ごとにポーリング開始時間を一定時間短縮するよう
にしたため、設定に要する時間は最短となる。
【0011】また、第2の発明では、電源投入時、操作
器から初回に送信された属性信号により指示される端末
機が操作器に返信する時間を遅延させ、端末機群の内、
最先に返信した端末機を代表端末機に設定して操作器と
送受信させるようにしたため、アドレス設定は不要とな
る。また、代表端末機に設定されると、電源投入ごとに
返信遅延時間を一定時間短縮するようにしたため、設定
に要する時間は最短となる。
【0012】
【実施例】実施例1.図1〜図16はこの発明の一実施
例を示す図で、図1は全体構成図、図2は論理構成図、
図3は操作器(以下リモコンという)の正面図、図4は
端末機のブロック線図、図5はリモコンのブロック線
図、図6は主リモコンの送信信号の構成図、図7は主リ
モコン以外の返信信号の構成図、図8は通信タイミング
チャート、図9は主リモコンの通常動作フローチャー
ト、図10及び図11は従リモコンの通常動作フローチ
ャート、図12は端末機組立時の試験動作フローチャー
ト、図13及び図14は端末機の立上り動作フローチャ
ート、図15はリモコンの組立時試験動作フローチャー
ト、図16はリモコンの初期設定動作フローチャートで
あり、同一符号は同一部分を示す。
【0013】図1及び図2において、(1A)(1B)は使用者
がこのシステムを起動・停止させたり、機器独特の制御
をさせたりするとき使用するリモコンで、(1A)はシステ
ム内の通信ポーリングを行なう主リモコン、(1B)は主リ
モコン(1A)と相互に通信する従リモコン、(2A)〜(2D)は
同一機種の機器の端末機で、通信機能を有している。
(3)はリモコン(1A)(1B)と端末機(2A)〜(2D)を接続する
通信線である。
【0014】図3において、(6)はリモコン(1A)(1B)に
設けられ複数のキーからなり、使用者が機器に対して希
望の設定を行なう操作部で、(6a)は運転/停止キー、
(7)は機器の設定及び状態を表示する表示部である。
【0015】図4において、(11)はCPU、(12)は不揮
発性RAM、(13)は代表権設定スイッチ、(14)は試運転
スイッチ、(15)は機器駆動及び異常検知部、(16)は試験
プログラム起動ポートで、例えば論理的に「H」レベルで
あれば通常動作時のプログラム、「L」レベルであれば試
験プログラムが動作するように構成されている。(17)は
通信線(3)に接続された送受信回路である。
【0016】図5において、(21)はCPU、(22)は不揮
発性RAM、(23)は主従設定スイッチ、(24)は図4の(1
6)と同様の試験プログラム起動ポート、(25)は通信線
(3)に接続された送受信回路である。
【0017】図6及び図7において、(31)は機器の属性
信号で、端末機(2A)〜(2D)の属性信号又は従リモコン(1
B)の属性を入力して送信される。(32)はそれぞれの属性
機種に対して制御情報や要求信号を入力する制御命令及
び制御データ、(33)は属性信号(31)と同様の属性信号
で、送信側の自己属性を入力して送信される。(34)は送
信されてきた制御命令及び制御データ(32)に対する各機
器からの応答命令及び制御データである。
【0018】上記のように構成された通信装置において
は、図2に示すように主リモコン(1A)と端末機(2A)〜(2
D)及び主リモコン(1A)と従リモコン(1B)は相互に通信を
行なっている。また、従リモコン(1B)は主リモコン(1A)
と端末機(2A)〜(2D)間の通信を監視している。端末機(2
A)〜(2D)の内、実際に主リモコン(1A)に対して返信を行
なっているのは、代表に設定された端末機(2A)だけで、
他の端末機(2B)〜(2D)は、主リモコン(1A)から属性信号
(31)が送信されてきたとき、その信号を受信するだけで
送信は行なわない。
【0019】次に、この実施例の動作を、図8〜図16
を参照して説明する。まず初めに、主リモコン(1A)の通
常動作を図9により説明する。図1において、上述のよ
うに主リモコン(1A)は、このシステムの端末機(2A)〜(2
D)にポーリングを行ない、通信の指揮を取る通信端末機
である。そのポーリングのタイミングチャートが図8で
ある。また、主リモコン(1A)は図6に示す属性信号(31)
付きの信号を送信する機種管理を行なっていて、個々の
アドレスに対しては管理を行なっていないため、従リモ
コン(1B)と機器の端末機の2種類の端末機に対してサイ
クリックに信号が送信される。
【0020】このシステムでは、従リモコン(1B)と端末
機(2A)〜(2D)が、それぞれ別の属性信号(31)を持ち、そ
の値はあらかじめそれぞれの機器にプログラミングされ
ている値でデコードされ、自己あての信号かを判別す
る。また、端末機(2A)〜(2D)の内、代表となる1台だけ
が、主リモコン(1A)との通信が可能なように設定されて
いる。ここでは、端末機(2A)がその代表に設定されてい
る。また、タイミング上、対話をしていない通信端末
機、すなわち、主リモコン(1A)対自分以外の端末機であ
っても、その対話内容は受信でき、解釈をすることは可
能であるので、必要があればその通信データを用いて、
自己の制御に役立てることも可能である。
【0021】さて、主リモコン(1A)では、プログラムが
電源投入後の初期設定を完了しているとして、ステップ
(41)で主リモコン(1A)から従リモコン(1B)に対して、キ
ー入力のモニタ要求を送信する。従リモコン(1B)では、
その信号を受信して、主リモコン(1A)に対して状態の変
化を通報する。この状態の変化通報は、もし従リモコン
(1B)でキーの入力がなかった場合、制御データ(34)の中
味を空白にして送信する。主リモコン(1A)では、ステッ
プ(42)で従リモコン(1B)からの返信があるかを判断し、
返信がなければステップ(43)で過去に同じ通信で従リモ
コン(1B)から返信があった経緯があれば、通信異常を発
生させて、表示部(7)に従リモコン(1B)の異常を表示す
る。過去に返信がなければ、元来従リモコン(1B)は存在
しないものとして無視し、ステップ(47)へ進む。
【0022】ステップ(42)で、従リモコン(1B)から返信
があったと判断されると、ステップ(44)で従リモコン(1
B)の通信異常を解除し、ステップ(45)で従リモコン(1B)
でキーの入力があったかを判断する。キーの入力があれ
ば、ステップ(46)でどのキーが押されたかを検出し、自
己のCPU(21)内にあるメモリの端末機(2A)〜(2D)を制
御する情報を書き換えてステップ(47)へ進む。この情報
は、もちろん後述する主リモコン(1A)のキー入力があっ
たときにも書き換えられる。
【0023】ステップ(47)では、主リモコン(1A)はこの
情報を基にして、端末機(2A)〜(2D)に対して機器の動作
命令を送信する。端末機(2A)では、主リモコン(1A)から
の動作命令を受信して機器を動作させる。機器の動作命
令はサイクリックポーリングであるので、命令が変わっ
たとき、例えば動作を停止から運転に切り換えるといっ
た変化時に、必ずしも送信される訳ではなく、数秒ごと
に送信されてくることになる。そのため、前回に送信さ
れてきた信号と同じ信号が送信されてくることもある
が、その場合は機器の状態は現状を維持する。
【0024】さて端末機(2A)では、機器の動作命令に対
する返信として、機器の状態信号又は異常信号を返信す
る。ほとんどの場合、機器異常は発生していないので、
この返信信号における異常データは空白にして返信する
ことになる。主リモコン(1A)では、ステップ(48)で端末
機(2A)から返信があるかを判断し、返信がなかった場合
は、ステップ(49)で端末機(2A)〜(2D)の通信異常を表示
してステップ(54)へ進む。
【0025】ステップ(48)で返信があった場合は、ステ
ップ(50)で機器の異常を解除し、ステップ(51)で端末機
(2A)〜(2D)が命令された信号に対して正しく動作してい
るか、異常は発生していないかを確認する。異常があれ
ばステップ(52)で端末機(2A)〜(2D)の異常を表示して、
ステップ(54)へ進む。異常がなければステップ(53)で異
常を解除し、自動運転等により状態が機器側で管理され
ている機器の運転状態を表示する。ステップ(54)でキー
の入力があるかを判断し、キーの入力があればステップ
(55)で自己のCPU(21)内にあるメモリの端末機(2A)〜
(2D)を制御する情報を書き換える。ステップ(56)で機器
の運転条件を表示して処理を終了し、ステップ(41)に戻
って同様のステップを繰り返す。
【0026】次に、従リモコン(1B)の通常動作を図10
及び図12により説明する。従リモコン(1B)では、プロ
グラムが電源投入後の初期設定を完了しているとして、
ステップ(61)で主リモコン(1A)からキー入力のモニタ要
求の送信を待つための適当な時間のタイマをセットす
る。ステップ(62)で主リモコン(1A)からのモニタ要求が
送信されてきたかを判断する。送信されてこなければ、
ステップ(63)でタイマをカウントし、タイムアップした
かを確認する。タイムアップしなければステップ(62)へ
戻り、主リモコン(1A)からの送信を待つ
【0027】タイムアップすると、主リモコン(1A)の故
障でポーリングが中断していると判断し、ステップ(64)
で主リモコン(1A)の通信異常を表示する。ステップ(65)
で従リモコン(1B)は主リモコン(1A)の代わりに主リモコ
ンとなり、端末機(2A)〜(2D)に対して自己のCPU(21)
内にあるメモリに格納された端末機(2A)〜(2D)を制御す
る情報を基にして、ポーリングを開始する。リモコン(1
A)(1B)は、後述するが主リモコン(1A)のプログラムも、
従リモコン(1B)のプログラムも両方備えていて、初期設
定でプログラムを切り換えるだけであるので、この場合
は図9のステップ(41)へ進む。
【0028】ステップ(62)でモニタ要求が送信されてき
たと判断すると、ステップ(66)でタイマをリセットす
る。ステップ(67)で後述するキー入力手順によってキー
入力があった場合は、そのキー入力を応答命令及び制御
データ(34)に入力して、また、キー入力がなかった場合
は、空にして、主リモコン(1A)に返信する。ステップ(6
8)でタイマをセットし、ステップ(69)で主リモコン(1A)
が端末機(2A)〜(2D)に対して送信している動作命令を傍
受したかを判断する。動作命令を傍受しなければ、ステ
ップ(70)でタイマをカウントし、カウントアップしなけ
れば、ステップ(69)へ戻り、カウントアップしたら、傍
受を中止してステップ(82)へ飛ぶ。
【0029】ステップ(69)で動作命令を傍受したと判断
すると、ステップ(71)でタイマをリセットする。ステッ
プ(72)では傍受した信号を基に、自己の操作表示を主リ
モコン(1A)の表示に一致させる。ステップ(73)で再度タ
イマをセットし、ステップ(74)で端末機(2A)〜(2D)が主
リモコン(1A)に対して返信する返信信号を傍受したかを
判断する。返信信号を傍受しなければ、ステップ(75)で
タイマをカウントし、カウントアップしなければステッ
プ(74)へ戻り、カウントアップしたらステップ(76)で自
己の表示部(7)に端末機(2A)〜(2D)の通信異常を表示し
てステップ(82)へ飛ぶ。
【0030】ステップ(74)で返信信号を傍受したと判断
すると、ステップ(77)でタイマをリセットし、ステップ
(78)で端末機(2A)〜(2D)の異常を解除する。ステップ(7
9)では返信信号が主リモコン(1A)から命令された信号に
対して正しく動作しているか、異常は発生していないか
を確認する。異常があればステップ(80)で端末機(2A)〜
(2D)の異常を表示してステップ(82)へ飛ぶ。
【0031】異常がなければステップ(81)で端末機(2A)
〜(2D)の異常を解除し、自動運転指令等により、主リモ
コン(1A)からの指令では把握できない機器の運転状態を
表示する。ステップ(82)で従リモコン(1B)にキー入力が
あるかを確認し、キー入力があればステップ(83)で自己
のCPU(21)にあるメモリの端末機(2A)〜(2D)を制御す
る情報を書き換え、ステップ(61)へ戻り、同様なステッ
プを繰り返す。
【0032】次に、上記のような通常動作を行なうシス
テムにおいて、初期立上げ時の各端末機(2A)〜(2D)の動
作を図12により説明する。端末機(2A)〜(2D)におい
て、工場出荷時に図12に示すような試験プログラムを
用いて、組立時動作チェックを行なう。電源投入後、ス
テップ(91)で試験プログラム起動ポート(16)が「H」レベ
ルであれば、ステップ(92)で通常動作時のプログラムへ
進むが、「L」レベルであればステップ(93)へ進む。
【0033】ステップ(93)でストップウォッチを動作さ
せる。次に、ステップ(94)で通信チェックを行ない、ス
テップ(95)で機器が正常に動作するかをチェックする試
運転チェックを実行する。これは試運転スイッチ(14)を
押すことにより開始され、この試運転スイッチ(14)が押
された時点で、ストップウォッチを停止させ、ストップ
ウォッチで計測された時間の下位3けたの数字を不揮発
性RAM(12)に格納する。
【0034】次に、システム据付け工事後、端末機(2A)
〜(2D)は図13及び図14に示すようなシーケンスで立
ち上がる。電源投入後、ステップ(91)で試験プログラム
起動ポート(16)が「L」レベルであれば、ステップ(101)
で試験プログラムへ進むが、「H」レベルであればステッ
プ(102)へ進む。ステップ(102)で代表権設定スイッチ(1
3)(その属性を持つ機器の代表)の設定がされているか
を判断し、されていなければ(出荷時は設定)、ステッ
プ(103)へ進み、以後送信権を持たず、主リモコン(1A)
からの送信信号だけを受信する。
【0035】ステップ(102)で代表権設定スイッチ(13)
が設定されると判断すると、ステップ(104)で主リモコ
ン(1A)から、機器の属性を持った信号が送信されてきた
かをチェックし、送信されてこなければ、送信されてく
るのを待つ。送信されてきたら、ステップ(105)で不揮
発性RAM(12)に先に格納された数値を読み取る。この
数値を用いて、ステップ(106)(遅延手段)で数値*
0.1秒の遅延タイマをセットする。ステップ(107)で
同一属性を持つ他の機器から主リモコン(1A)に対して返
信があったかを判断し、返信があればステップ(103)へ
進む。
【0036】返信がなければ、ステップ(108)でタイマ
がオーバフローしたかをチェックし、オーバフローして
いなければステップ(107)へ戻り、オーバフローしてい
ればステップ(109)へ進む。ステップ(109)で主リモコン
(1A)に対して返信する。ステップ(110)で不揮発性RA
M(12)から読み込んだ数値が、このシステムの最小値で
あるかを判断し、最小値であればステップ(112)へ進
む。最小値以外であれば、ステップ(111)(時間短縮手
段)で不揮発性RAM(12)から読んだ数値を1減算した
数値を不揮発性RAM(12)に書き込む。ステップ(112)
(代表端末機設定手段)でこの機器が同一属性を持つ機
器の代表として、主リモコン(1A)に対して相互に通信す
る。
【0037】リモコン(1A)(1B)について、組立時、図1
5に示すような試験プログラムを動作させる。これは、
図12に示すプログラムとほとんど同様であり、ステッ
プ(121)〜(125)を実行し、ステップ(125)で操作部(6)が
正常に入力されているか、表示部(7)が正常に表示され
ているかをチェックするマンマシンのチェックを実行す
る。このとき、キーのいずれか、例えば運転/停止キー
(6a)が押された時点で、ストップウォッチを停止させ、
下位3けたの数字を不揮発性RAM(22)に格納する。
【0038】システム据付け工事後、リモコン(1A)(1B)
は図16に示すようなシーケンスで立ち上がる。電源投
入後、ステップ(121)で試験プログラムの設定がされて
いれば、ステップ(132)で試験プログラムに移行する
が、通常動作時のプログラムが設定されていれば、ステ
ップ(133)へ進む。ステップ(133)で従リモコン設定スイ
ッチ(23)が設定されているかを判断する(出荷時は主リ
モコン設定)。設定されていれば、ステップ(138)へ飛
び、直ちに従リモコンプログラムを実行する。設定され
ていなければ、ステップ(134)へ進む。
【0039】ステップ(134)で不揮発性RAM(22)の内
容を読み取り、ステップ(125)(遅延手段)で数値*
0.1秒の遅延タイマをセットする。ステップ(136)で
通信線(3)上に送信された、他のリモコンからの信号を
傍受したかを判断する。傍受すればステップ(138)で従
リモコンプログラムに移行し、傍受しなければステップ
(137)でタイマをカウントし、タイムアップしなければ
ステップ(136)へ戻り、タイムアップすればステップ(13
9)へ進む。ステップ(139)で不揮発性RAM(22)から読
み込んだ数値が、このシステムの最小値であるかをチェ
ックする。
【0040】最小値であればステップ(141)へ飛んで主
リモコンプログラムに移行する。最小値以外であれば、
ステップ(140)(時間短縮手段)で不揮発性RAM(22)
から読んだ数値を1減算した数値を不揮発性RAM(22)
に書き込み、ステップ(141)(主操作器設定手段)で主
リモコンプログラムに移行し、直ちにポーリングを開始
する。
【0041】上述のような手順により、施工者による設
定がなくても、初期立上げが可能である。しかし確率は
低いが、試験プログラムで、全く同じ数字を記憶したリ
モコン(1A)(1B)や、同一属性の端末機(2A)〜(2D)も、同
一通信線(3)に接続される可能性もある。そのため、リ
モコン(1A)(1B)や端末機(2A)〜(2D)のそれぞれに、主従
切換イッチ(23)及び代表権設定スイッチ(13)が用意され
ている。そして、リモコン(1A)(1B)の場合、従設定(工
場出荷時は主リモコン設定)してあれば、無条件で従リ
モコン(1B)へ、端末機(2A)〜(2D)の場合、代表権設定ス
イッチ(13)が実設定(工場出荷時は設定)になっていれ
ば、無条件で属性群内の代表となる資格がなくなるよう
に設定されている。
【0042】実施例2.上記実施例1では、異なる属性
を持つ端末機は、従リモコン(1B)と端末機(2A)〜(2D)の
2種類だけとしたが、他にも、属性の異なる端末機を追
加することは可能である。その場合、主リモコン(1A)は
システム内に存在する属性の数だけポーリングすること
により、対処し得る。
【0043】実施例3.また、実施例1では、リモコン
(1A)(1B)序悦端末機(2A)〜(2D)の双方とも、電源投入時
の立上け条件設定に、不揮発性RAM(12)(22)に書き込
まれた数字を用いていたが、数字は他の手段で得たもの
でもよい。例えば、付属しているセンサのA/D変換値
なと、機器それぞれがある程度ランダムな数字を持ち得
る信号であれば、何を使用してもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したとおりこの発明の第1の発
明では、電源投入時、操作器がポーリングを開始するま
での時間を遅延させ、操作器の内、先にポーリングを開
始した方を主操作器に設定して、端末機群と送受信させ
るようにしたので、アドレス設定は不要となり、構成を
簡単にできる効果がある。また、主操作器に設定される
と、電源投入ごとにポーリング開始時間を一定時間短縮
するようにしたので、設定に要する時間は最短となり、
使用者が電源投入後すぐに運転させようとしても、違和
感を与えなくすることができる効果がある。
【0045】また、第2の発明では、電源投入時、操作
器から初回に送信された属性信号により指示される端末
機が操作器に返信する時間を遅延させ、端末機群の内、
最先に返信した端末機を代表端末機に設定して、操作器
と送受信させるようにしたので、アドレス設定は不要と
なり、構成を簡単にできる効果がある。また、代表端末
機に設定されると、電源投入ごとに返信遅延時間を一定
時間短縮するようにしたので、設定に要する時間は最短
となり、使用者が電源投入後すぐに運転させるようにし
ても違和感を与えなくすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す全体構成図。
【図2】図1の論理構成図。
【図3】図1のリモコンの正面図。
【図4】図1の端末機のブロック線図。
【図5】図1のリモコンのブロック線図。
【図6】この発明の実施例1を示す主リモコンの送信信
号の構成図。
【図7】この発明の実施例1を示す主リモコン以外の返
信信号の構成図。
【図8】この発明の実施例1を示す通信タイミングチャ
ート。
【図9】この発明の実施例1を示す主リモコンの通常動
作フローチャート。
【図10】この発明の実施例1を示す従リモコンの通常
動作フローチャート。
【図11】図10に続く従リモコンの通常動作フローチ
ャート。
【図12】この発明の実施例1を示す端末機組立時の試
験動作フローチャート。
【図13】この発明の実施例1を示す端末機の立上り動
作フローチャート。
【図14】図13に続く端末機の立上り動作フローチャ
ート。
【図15】この発明の実施例1を示すリモコンの組立時
試験動作フローチャート。
【図16】この発明の実施例1を示すリモコンの初期設
定動作フローチャート。
【符号の説明】
1A,1B 操作器(リモコン) 2A〜2D 機器の端末機 31 属性信号

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一形態の機器を制御するとともに、通
    信の送受信装置を有する複数の端末機群と、この端末機
    群を上記送受信装置を介して遠隔制御する複数台の操作
    器とをマルチドロップ形式で接続したものにおいて、電
    源投入時上記操作器がポーリングを開始するまでの時間
    を遅延させる遅延手段と、上記操作器の内先にポーリン
    グを開始した方を主操作器として上記端末機群との送受
    信を行なわせる主操作器設定手段と、上記主操作器に設
    定されると上記電源投入ごとに上記ポーリングを開始す
    るまでの時間を一定時間短縮する時間短縮手段とを備え
    たことを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 同一形態の機器を制御するとともに、こ
    の通信の送受信装置を有する複数の端末機群と、この端
    末機群を上記送受信装置を介して遠隔制御する複数台の
    操作器とをマルチドロップ形式で接続したものにおい
    て、電源投入時上記端末機群の内上記操作器から初回に
    送信された属性信号により指示される端末機が上記操作
    器に返信する時間を遅延させる遅延手段と、上記端末機
    群の内最先に上記返信をした端末機を代表端末機として
    上記操作器との送受信を行なわせる代表端末機設定手段
    と、上記代表端末機に設定されると上記電源投入ごとに
    上記返信遅延時間を一定時間短縮する時間短縮手段とを
    備えたことを特徴とする通信装置。
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