JP2869240B2 - 通信システム - Google Patents

通信システム

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JP2869240B2
JP2869240B2 JP4026541A JP2654192A JP2869240B2 JP 2869240 B2 JP2869240 B2 JP 2869240B2 JP 4026541 A JP4026541 A JP 4026541A JP 2654192 A JP2654192 A JP 2654192A JP 2869240 B2 JP2869240 B2 JP 2869240B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の端末を電気的
に1本の渡り配線で接続するマルチドロップ接続により
通信を行なうシステムにおける、システムの初期化設定
の自動設定及びポーリングを行なう端末機の故障時の危
険分散に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、複数の通信端末を同一通信線上
に接続するマルチドロップ配線によって複数の通信端末
間で相互に通信を行なわせる場合、通信データの内容に
送信先の宛名である識別番号が必要である。識別番号、
即ちアドレスは通常はシステムの初期設定状態で、アド
レス設定スイッチ等により人為的に各端末機に設定され
る。また、これ以外のアドレス設定方式の例としては、
特開昭62ー100045号公報及び特開昭61ー26
4462号公報に示されているようなディジーチェーン
方式により配線順序による順次アドレスの自動設定方式
があり、また特開昭61ー59938号公報に示されて
いるような方式もある。後者は、既に稼動しているシス
テムがあって、そのシステムに対して端末機を増設する
場合のもので、増設する端末機は自動的に自己のアドレ
スを作ってシステム内の既存の端末機に対してそのアド
レスが重複していないかどうかを確認する手段を持って
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】マルチドロップ配線形
態では、複数の端末機を通信管理するためには、その設
置場所と、管理端末機に記憶される物理的位置関係が明
確に管理できることが必要であり、そのためには一般的
にはアドレススイッチを用いて人為的にアドレスを設定
しなければならない。従って、こうしたシステムでは工
事従事者による設定ミスの危険性が常に含まれることに
なる。
【0004】また、特開昭62ー100045号,特開
昭61ー264462号の各公報に開示されているよう
な、ディジーチェーン方式でアドレスを自動設定するた
めには、配線順に通信線を開放、接続する素子が必要で
システムの構成価格が増加する傾向を含み、アドレスの
自動設定の音頭を執る端末機がシステム中に1台なけれ
ばならない。システムに上記音頭を執る端末機と同様な
機能を持つ端末機があるような場合には、これらの複数
の端末機の中からどれか1つを選んでシステム設定の音
頭を執らせるようにする必要から、新たにその設定をす
る設定スイッチが必要になるうえ、最終的に管理したい
順番にシステムを施工する必要があり、施工後のアドレ
スの変更は困難になる。
【0005】また、特開昭61ー59938号公報に開
示されているような自動設定方式では、既にアドレスの
設定が完了しているシステムが存在することが前提とな
っており、新規にシステムを設定する場合には必ずアド
レスの設定を伴うことになる。
【0006】この発明は係る従来の課題を解消するため
になされたもので、システムの初期設定を簡素な構成に
より自動的に行なうことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る通信シス
テムは、2つのリモコン(1a及び1b)と、複数の端
末機群とをマルチドロップ形式で接続した通信システム
であって、各端末機群は、各負荷毎にそれぞれ結合され
た複数の端末機(2a、2b、2c、2d)により1群
が構成され、同一群内では同一形態の、異なる群では異
なる形態の負荷の制御が、それぞれ行われるものであ
り、一方のリモコン(1aまたは1b)は、各端末機群
に対して、それぞれポーリングを行って各群に予め設定
された属性信号を送信し、群内の各端末機を一括して制
御するものであり、2つのリモコン(1aと1b)は、
それぞれタイマーとタイマーに基づきポーリングの開始
を遅延する手段とポーリングを開始したことを検知する
手段とを有し、初回のシステム電源投入時において、タ
イマーに基づき最初にポーリングを行ったものが主リモ
コン(1a)に設定され、他のものがポーリングを開始
したことを最初に検知した方が従リモコン(1b)に設
定されるされるものである。
【0008】また、従リモコン(1b)は、主リモコン
(1a)の通信が一定時間無いときには、主リモコン
(1a)に代わってポーリングを行うものである。
【0009】
【作用】この発明においては、リモコンから各端末機群
に対してポーリングを行って各群に予め設定された属性
信号を送信することによりこの属性信号に該当する同一
群内の各端末機について一括して同一形態の制御をす
る。そして初回のシステム電源投入時において、タイマ
ーに基づき最初にポーリングを行ったものが主リモコン
に設定され、他のものが従リモコンに設定される。
【0010】また、主リモコンと従リモコンが設定され
ている場合でも、主リモコンの通信が一定時間無いとき
には、主リモコンに代わって従リモコンがポーリングを
行う。
【0011】
【実施例】図1はこの発明の一実施例としての通信シス
テムを示す物理的構成図で、このシステムは、通信の送
受信装置を有した複数の端末機2a,2b,2c,2d
と、これらの端末機2a,2b,2c,2dを通信線3
により通信にて制御し監視する2個のリモコン1a,1
bとからなるシステム構成となっている。各端末機2
a,2b,2c,2dは同一機種の機器に設けられたも
のであり、基本的なシステムを示した図例では、一種類
の機器による機種群に付合する端末機群2を形作ってい
る。通信線3は、各機器の端末機2a,2b,2c,2
dと2台のリモコン1a,1bとをマルチドロップ形式
で通信可能に接続している。リモコン1a,1bは使用
者がこのシステムを発停させたり、機器独自の制御を行
なったりするもので、リモコン1aは、通信のポーリン
グを行なう主リモコンで、リモコン1bは主リモコンと
相互に通信を行なう従リモコンである。従って、リモコ
ン1bは機器の端末機2a,2b,2c,2dによる端
末機群2に入らない別機種に関する端末機として位置づ
けられている。
【0012】図2は図1の物理構成を論理構成にして通
信システムを示した論理構成図で、図における矢印の方
向は通信の方向を示し、(主)リモコン1aと端末機2
a,2b,2c,2dと(従)リモコン1bは相互に通
信を行なっている。また、(従)リモコン1bにおいて
は、(主)リモコン1aと端末機2a,2b,2c,2
d間の通信のやりとりも監視している(図中の破線参
照)。端末機2a,2b,2c,2dの内で実際に
(主)リモコン1aに返信を行なっているのは、代表に
設定された1台の端末機2aのみで、他の端末機2b,
2c,2dは(主)リモコン1aから後述する機種にか
かる属性信号が送信されてきた時、その信号を受信する
だけで送信は行なわない。
【0013】図3は(主)リモコン1aの送信信号の構
成を示したもので、送信信号は図示のように2つのデー
タ領域から構成される。図において33で示すデータ領
域は、制御する機種群に対するその機種の属性を示す当
該機種専用の属性信号である。また、34で示すデータ
領域は、それぞれの属性機種に対する制御情報や要求信
号を入力した制御コマンド・データである。図1の通信
システムの場合、属性信号33には同一機器の端末機2
a,2b,2c,2dの属性信号、または(従)リモコ
ン1bの属性信号が入力されて送信される。
【0014】図4は(主)リモコン1a以外の送信信号
の構成を示したもので、この送信信号は、図1の通信シ
ステムの場合、端末機2aまたは(従)リモコン1bか
ら(主)リモコン1aへの返信信号として送る信号であ
る。図において35は属性信号33と同じ属性信号であ
り、送信側の自己属性を入力して送信する。36は送信
されてきた制御コマンド・データ34に対する各端末機
2a,2b,2c,2dからの応答コマンド・データで
ある。
【0015】図5は通常のシステム運転における(主)
リモコン1aのポーリングのタイミングと、各端末機2
a,2b,2c,2dの返信のタイミングを示したタイ
ミングチャート、図6は機器の端末機2a,2b,2
c,2dのハードウェア構成を示した構成図で、図中の
符合において、20はCPU、21は通信線3に接続さ
れる送受信回路、22は不揮発性RAM、23は代表権
設定スイッチ、24は試運転スイッチ、25は機器駆動
及び異常検知部、26はテストプログラム起動ポートで
ある。テストプログラム起動ポート26は、例えば論理
的に”H”レベルであれば通常動作時のプログラムが動
作し、”L”レベルであればテストプログラムが動作す
るように構成されている。
【0016】図7はリモコン1a,1bのハードウェア
構成を示した構成図で、図8は同じくリモコン1a,1
bの外観構成図である。図中の符合において、10はC
PU、11は通信線3に接続される送受信回路、12は
不揮発性RAM、13は主従設定スイッチ、14は使用
者が機器に対して希望の設定を行なう操作部、15は機
器の設定及び状態を表示する表示部、16はテストプロ
グラム起動ポートである。テストプログラム起動ポート
16は、例えば論理的に”H”レベルであれば通常動作
時のプログラムが動作し、”L”レベルであればテスト
プログラムが動作するように構成されている。また、図
8における操作部14の複数のキーのうちの14aが後
の説明に出てくる運転/停止キーとされている。
【0017】このシステムの通常動作におけるシステム
動作から本システムの動作を説明していく。図1に示し
たシステムにおいて、(主)リモコン1aは、このシス
テムの端末に図5に示すようなタイミングでポーリング
を行ない通信の指揮を執る通信端末機である。端末機2
a,2b,2c,2dに送信する信号は図4のように、
属性コード付きの属性信号33を送信する機種管理を行
なっていて、個々のアドレスに対しては管理を行なって
いないため、(従)リモコン1bと機器の端末機2の2
種類の端末機に対してサイクリックに信号が送信され
る。
【0018】このシステムでは同一機器の端末機として
存在する機器の端末機2a,2b,2c,2dと、
(従)リモコン1bがそれぞれ別の属性コードを持ち、
その値は予めそれぞれの機器にプログラミングされてい
る値でデコードされ、自己宛の信号かどうかを判断でき
る。また機器の端末機2a,2b,2c,2dのうち代
表となる1台のみ、(主)リモコン1aとの通信が可能
なように設定されている。ここでは端末機2aがその代
表に設定されているものとする。また、タイミング上対
話をしていない通信端末機、即ち(主)リモコン1a対
自分以外の端末であってもその対話内容は受信でき、解
釈を行なうことは可能であるので必要があればその通信
データを用いて自己の制御に役立てることも可能であ
る。
【0019】図5のタイミングチャートを参考にして、
図9の(主)リモコン1aの定常動作時のプログラムフ
ローチャートを順を追って説明する。プログラムが電源
投入後の初期設定を完了しているとして、ステップ10
1で、まず初めに(主)リモコン1aから(従)リモコ
ン1bに対してキー入力のモニタ要求を送信する。
(従)リモコン1bではその信号を受信して、(主)リ
モコン1aに対して状態の変化通報を行なう。この状態
の変化通報は、もし(従)リモコン1bでキーの入力が
なかった場合、データ34の中味は空白にして送信す
る。(主)リモコン1aでは、ステップ102で、まず
(従)リモコン1bからの返信があるかどうかを確認
し、返信が無かった場合、ステップ103で過去同じ通
信で(従)リモコン1bから返信が返ってきた経緯があ
れば、通信異常を発生させて表示部15に(従)リモコ
ン1bの異常表示を行なう。過去に返信が返ってきてい
なければ、もともと(従)リモコン1bは存在しないも
のとして無視する。いずれにしても処理後ステップ10
7へ処理を進める。
【0020】(従)リモコン1bから返信があった場
合、ステップ104で(従)リモコン1bの通信異常を
解除し、ステップ105で(従)リモコン1bでキーの
入力があった場合、ステップ106でデータの中からど
のキーが押されたのかを判別し、自己のCPU10内に
あるメモリの機器の端末機群2を制御する情報を書き換
え、ステップ107に処理を進める。この情報は当然な
がら後述する(主)リモコン1aのキー入力があったと
きにも書き換えられる。
【0021】ステップ107で、(主)リモコン1aで
はこの情報を基に機器の端末機群2に対して機器の動作
命令信号を送信する。機器の端末機2aでは(主)リモ
コン1aからの動作命令信号を受信して機器の動作を行
なう。機器の動作命令はサイクリックポーリングである
ので、必ずしも命令が変わったとき、例えば動作を停止
から運転に切り換えるといった変化時に送られるわけで
はなく、数秒毎に送られてくるので、前回に送信されて
きた信号と同じ信号が送られてくることもある。その場
合は機器の状態は現状を維持する。
【0022】機器の端末機2aでは、機器の動作命令に
対する返信として機器の状態信号、異常信号を返信す
る。たいていの場合に機器の異常は発生していないので
この返信信号における異常データは空白にして返信する
ことになる。(主)リモコン1aでは次のステップ10
8で機器の端末機2aから返信が無かった場合、ステッ
プ109で端末機群2の通信異常を表示し、ステップ1
14へ処理を進める。返信があった場合はステップ11
0で機器の異常を解除してステップ111で端末機2が
命令された信号に対して正しく動作しているか、異常は
発生していないかを確認し、異常があればステップ11
2で端末機群2の異常を表示し、ステップ114へ処理
を進める。ステップ114でキー入力があればステップ
115で自己のCPU10内にあるメモリの端末機群2
を制御する情報を書き換える。最後にステップ116で
機器の運転条件を表示して1シーケンス終了し、以降再
びプログラムはステップ101に戻る。
【0023】図10に示す(従)リモコン1bの定常動
作時のプログラムフローチャートを順を追って説明す
る。プログラムが電源投入後の初期設定を完了している
として、ステップ201で(主)リモコン1aからキー
入力のモニタ要求の信号を待つための適当な時間のタイ
マーをセットする。ステップ202で(主)リモコン1
aからのキー入力のモニタ要求が送信されてきたらステ
ップ205でタイマーをリセットし、送信されてこなけ
ればステップ203でタイマーをカウントし、タイムア
ップしたかどうかを確認する。このとき、タイムアップ
しなければ再びステップ202へ処理が戻り、(主)リ
モコン1aからの送信を待つ。タイムアップすると、
(主)リモコン1aの故障でポーリングが中断している
と判断し、ステップ204で(主)リモコン1aの通信
異常を表示するとともに、(従)リモコン1bは(主)
リモコン1aの替わりに(主)リモコン1aとなり、シ
ステム内の端末機群2に対して自己のCPU10内にあ
るメモリに格納された機器の端末機2を制御する情報を
基にポーリングを始める。リモコン1a,1bは(主)
リモコン1aのプログラムも(従)リモコン1bのプロ
グラムも備えていて、初期設定でプログラムの切り換え
をするだけであるので、この場合、プログラムは図9の
ステップ101へ進む。
【0024】メインシーケンスに戻って説明を続ける
と、ステップ205でタイマーリセット後ステップ20
6で後述するキー入力手順でキー入力があった場合、そ
のキー入力を応答コマンド・データ36に入力し、なか
った場合データは空にして(主)リモコン1aに送信す
る。送信後にステップ206で所定のタイマーをセット
し、ステップ208で(主)リモコン1aが機器の端末
機群2に対して動作命令を送信している信号を傍受す
る。もしこのとき直ちに(主)リモコン1aが機器の端
末機群2に対して動作命令を送信している信号を傍受し
なかった場合、ステップ209でタイマーをカウント
し、カウントアップしなければステップ208へ戻り、
カウントアップしたら傍受をあきらめて処理をステップ
221へ移す。
【0025】ステップ208で正常に信号を処理した
後、ステップ210ではタイマーをリセットする。ステ
ップ211では傍受した信号を基に自己の操作表示を
(主)リモコン1aの表示に一致させる。更にステップ
212で再び所定のタイマーをセットし、ステップ21
3で機器の端末機群2が(主)リモコン1aに対して返
信する信号を傍受する。もしこのとき直ちに機器の端末
機群2が(主)リモコン1aに対して送信する信号を傍
受しなかった場合、ステップ214でタイマーをカウン
トし、カウントアップしなければステップ213へ戻
り、カウントアップしたらステップ215で自己の表示
部15に機器の端末機群2の通信異常を表示し、処理を
ステップ221へ移す。
【0026】ステップ213で機器の端末機群2が
(主)リモコン1aに対して返信する信号を正常に傍受
すると、ステップ216でタイマーをリセットし、ステ
ップ217で機器の端末機群2の異常を解除する。ステ
ップ218ではステップ213で傍受した信号が、
(主)リモコン1aから命令された信号に対して正しく
動作しているか、異常は発生していないかを確認し、異
常があればステップ219で機器の端末機群2の異常を
表示し、ステップ221に処理を進める。異常がなけれ
ばステップ220で機器の端末機群2の異常を解除し、
自動運転指令等により(主)リモコン1aから指令では
把握できない機器の運転状態を表示する。ステップ22
1では(従)リモコン1bにキーの入力があるかどうか
確認し、もしあればステッップ222で自己のCPU1
0内にあるメモリの機器の端末機群2を制御する情報を
書き換える。以降、再びシーケンスはステップ201に
戻り、同様なステップを繰り返す。
【0027】以上のように定常の動作を行なうシステム
において、初期立ち上げ時の各端末機の動作を説明す
る。機器の端末機群2において、工場出荷時に図11に
示すようなテストプログラムを用いて組立時動作チェッ
クを行なう。即ち、電源投入後ステップ301でテスト
プログラム起動ポートが”L”レベルであれば、ステッ
プ302でソフトウェアーでストップウォッチを動作さ
せる。次にステップ303で通信チェックを行ない、ス
テップ304で機器が正常に動作するかどうかチェック
する試運転チェックを、試運転スイッチ24を入力する
ことにより行なう。この試運転スイッチ24が押された
時点でステップ302で動作させたストップウォッチを
停止させ、下位3桁の数字を不揮発性RAM22に格納
する。
【0028】システム据え付け工事後、機器の端末機群
2は図12のようなシーケンスで立ち上がる。即ち電源
投入後ステップ301でテストプログラムでない定常の
プログラムを選択し、ステップ350で代表権設定スイ
ッチ(その属性を持つ機器の代表)の設定がなされてい
なければ(出荷時は設定)処理をステップ358へ進
め、設定されていればステップ351で(主)リモコン
1aから機器の属性を持った信号が送信されてきたかチ
ェックし、送信されてこなければ送信されてくるまでス
テップ351を繰り返す。送信されてきた信号を受信
後、ステップ352で不揮発性RAM22の先に記述さ
れた数値を読み取る。この数値を用いて例えば、ステッ
プ352のように(数値)*0.1Sの遅延タイマーを
セットする。
【0029】ステップ354では同一属性を持つ他の機
器から(主)リモコン1aに対して返信があるのかどう
かをチェックし、あればステップ358に処理を移し、
以降(主)リモコン1aからの送信信号の受信だけを行
なう。返信がなければタイマーのオーバーフローをチェ
ックし、オーバーフローしていなければステップ354
へ処理を戻し、オーバーフローしていればステップ35
6で(主)リモコン1aに対して返信する。以降ステッ
プ356へ処理は移り、この端末機群2が同一属性を持
った端末機2a、2b、2c、2dの代表として(主)
リモコン1aに対して相互に通信を行なう。
【0030】リモコン1a,1bについては組立時に図
13に示すようなテストプログラムを動作させる。即
ち、電源投入後ステップ401でテストプログラム起動
ポートが”L”レベルであれば、ステップ402で、ソ
フトウェアーによりストップウォッチを動作させる。次
にステップ403で通信チェックを行なう。ステップ4
04で操作部14が正常に入力されているか、表示部1
5が正常に表示されているかチェックするマンマシンの
チェックを行なう。このとき、いずれかのキー、例えば
運転/停止キー14aが押された時点でステップ402
で動作させたストップウォッチを停止させ、下位3桁の
数字を不揮発性RAM22に格納する。
【0031】システム据え付け工事後、リモコン1a,
1bは図14のようなシーケンスで立ち上がる。電源投
入後ステップ401でテストプログラムでない定常のプ
ログラムを選択し、ステップ450で従リモコン設定ス
イッチが設定されているかどうかをチェックする(出荷
時は主リモコン設定)。このとき選択されていれば即座
に従リモコンプログラムへ処理を移す。選択されていな
ければステップ451で、先に記述された不揮発性RA
M22の内容を読み取り、ステップ452で例えば(数
値)*0.1Sの遅延タイマーをセットする。次にステ
ップ453で通信線3上に送信された他のリモコンから
の信号を傍受したかどうかをチェックし、傍受すれば直
ちに従リモコンのプログラムへ処理を移し、傍受しなけ
ればステップ454でタイマーのカウントを行ない、タ
イムアップしたならば、主リモコンのプログラムへ処理
を移し、直ちにポーリングを開始する。タイムアップし
なければ処理をステップ453へ移し、他のリモコンか
ら送信はないかチェックする。
【0032】以上のような手順により、初期立ち上げは
施工者による設定なしに立ち上げが可能であるが、確率
の上からは低いもののテストプログラムで全く同じ数字
を記憶されたリモコン1a,1bや、同一属性の機器の
端末機群2も同一通信線3上に接続される可能性もあ
る。このような場合のためにリモコン1a,1bや機器
の端末機2a,2b,2c,2dに主従設定スイッチ1
3、代表権設定スイッチ23が用意されていて、リモコ
ン1a,1bの場合従設定してあれば無条件で(従)リ
モコン1bへ設定され、機器の端末機2a,2b,2
c,2dの場合代表権設定スイッチ23が未設定になっ
ていれば無条件で代表となる資格がなくなるように設定
されている。
【0033】上述の説明では異なる属性を持つ端末機
は、(従)リモコン1bと機器の端末機2の二種類だけ
であるが、属性の異なる他の端末機を増設することは可
能であり、その場合には(主)リモコン1aはシステム
内に存在する属性の数だけポーリングを行なうことで対
処することになる。
【0034】また、機器の端末機群2、リモコン1a,
1bの双方とも電源投入時の立ち上げ条件設定に不揮発
性RAM12,22に書き込まれた数字を用いている
が、数字は他の手段で得たものでもよく、例えば、付属
しているセンサーのA/D変換値など機器それぞれがあ
る程度ランダムな数字を持ちうる信号であれば何を用い
ても構わない。
【0035】
【発明の効果】以上、実施例による説明からも明らかな
ようにこの発明によれば、2つのリモコン(1a及び1
b)と、複数の端末機群とをマルチドロップ形式で接続
した通信システムであって、各端末機群は、各負荷毎に
それぞれ結合された複数の端末機(2a、2b、2c、
2d)により1群が構成され、同一群内では同一形態
の、異なる群では異なる形態の負荷の制御が、それぞれ
行われるものであり、一方のリモコン(1aまたは1
b)は、各端末機群に対して、それぞれポーリングを行
って各群に予め設定された属性信号を送信し、群内の各
端末機を一括して制御するものであり、2つのリモコン
(1aと1b)は、それぞれタイマーとタイマーに基づ
きポーリングの開始を遅延する手段とポーリングを開始
したことを検知する手段とを有し、初回のシステム電源
投入時において、タイマーに基づき最初にポーリングを
行ったものが主リモコン(1a)に設定され、他のもの
がポーリングを開始したことを最初に検知した方が従リ
モコン(1b)に設定されるので、同一機種間での人為
的なアドレスの設定、および二つのリモコンでの主従の
設定を行なうスイッチが不要になる。
【0036】また、従リモコン(1b)は、主リモコン
(1a)の通信が一定時間無いときには、主リモコン
(1a)に代わってポーリングを行うので、当初の主リ
モコンが故障してもシステムの機能が保全され、システ
ムダウンの危険性が分散する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す基本的な通信システ
ムの物理的構成を示す構成図である。
【図2】図1を論理的構成により示す説明図である。
【図3】この発明の主リモコンに関する送信信号の構成
を示す説明図である。
【図4】この発明の主リモコン以外の返信信号の構成を
示す説明図である。
【図5】この発明のシステム内の通信タイミングチャー
トである。
【図6】この発明の機器の端末機のハードウェアを示す
構成図である。
【図7】この発明のリモコンのハードウェアを示す構成
図である。
【図8】この発明のリモコンの外観図である。
【図9】この発明の主リモコンの定常動作時のプログラ
ムのフローチャートである。
【図10】この発明の従リモコンの定常作動時のプログ
ラムのフローチャートである。
【図11】この発明の機器の端末機組立時のテストプロ
グラムのフローチャートである。
【図12】この発明のシステム施工後の機器の端末機の
立ち上がりプログラムのフローチャートである。
【図13】この発明のリモコンの組立時のテストプログ
ラムのフローチャートである。
【図14】この発明のリモコンの初期設定プログラムの
フローチャートである。
【符号の説明】
1a (主)リモコン 1b (従)リモコン 2 端末機群 2a 端末機(代表の) 3 通信線 10 CPU 11 送受信回路 12 不揮発性RAM 13 主従設定スイッチ 20 CPU 21 送受信回路 22 不揮発性RAM 23 代表権設定スイッチ 33 属性信号 35 属性信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 愛一郎 岐阜県中津川市駒場町1番3号 三菱電 機株式会社 中津川製作所内 (72)発明者 篠田 公成 岐阜県中津川市駒場町1番3号 三菱電 機株式会社 中津川製作所内 (72)発明者 山本 真実也 岐阜県中津川市手賀野下巾3番40号 三 菱電機エンジニアリング株式会社 名古 屋事業所 中津川支所内 (56)参考文献 特開 昭63−128895(JP,A) 特開 昭63−105599(JP,A) 特開 昭61−73446(JP,A) 特開 昭61−105942(JP,A) 特開 昭62−86936(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つのリモコン(1a及び1b)と、複
    数の端末機群とをマルチドロップ形式で接続した通信シ
    ステムであって、 各端末機群は、各負荷毎にそれぞれ結合された複数の端
    末機(2a、2b、2c、2d)により1群が構成さ
    れ、同一群内では同一形態の、異なる群では異なる形態
    の負荷の制御が、それぞれ行われるものであり、 一方のリモコン(1aまたは1b)は、各端末機群に対
    して、それぞれポーリングを行って各群に予め設定され
    た属性信号を送信し、群内の各端末機を一括して制御す
    るものであり、 2つのリモコン(1aと1b)は、それぞれタイマーと
    タイマーに基づきポーリングの開始を遅延する手段とポ
    ーリングを開始したことを検知する手段とを有し、初回
    のシステム電源投入時において、タイマーに基づき最初
    にポーリングを行ったものが主リモコン(1a)に設定
    され、他のものがポーリングを開始したことを最初に検
    知した方が従リモコン(1b)に設定される通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 従リモコン(1b)は、主リモコン(1
    a)の通信が一定時間無いときには、主リモコン(1
    a)に代わってポーリングを行う請求項1記載の通信シ
    ステム。
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