JP2812079B2 - 通信システムの機器異常検出装置 - Google Patents
通信システムの機器異常検出装置Info
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Description
ムで、その通信線は複数の端末を電気的に1本の渡り配
線で接続するいわゆるマルチドロップ接続による通信シ
ステムにおける端末機の故障時の異常検出装置に関する
ものである。
に接続するマルチドロップ配線において、複数の通信端
末間で相互に通信を行なおうとする場合、通信データの
内容に送信先の宛名であるアドレスと呼ばれる識別番号
が必要である。アドレスは通常、システムの初期設定状
態で、アドレス設定スイッチ等により人為的に各端末機
に設定される。また、その他のアドレス設定方式の例と
しては、特開昭62ー100045号公報及び特開昭6
1ー264462号公報に示されたような、ディジーチ
ェーン方式により配線順序による順次アドレスの自動設
定方式や、特開昭61ー59938号公報に示されてい
るような、既に稼動しているシステムがあって、そのシ
ステムに対して端末の増設を加える場合に、増設端末は
自動的に自分のアドレスを作ってシステム内の既存端末
に対して、そのアドレスが重複していないかどうか確認
する等の方法もある。いずれにしても、それぞれのユニ
ットにはアドレスが割り付けられ通信を行なうものであ
る。
の狙いでアドレス設定なしのシステムを構成する場合、
次のような方法でアドレスをなくすことが可能である。
即ち、例えば1991年11月付けの三菱電機換気扇総
合カタログにおける129頁のコントロールスイッチ
と、101頁から104頁の業務用ロスナイ(登録商
標)LGHー××RMPシリーズに使われている方法
で、被制御される端末のうちの代表となる一台とのみリ
モコンが通信を行ない、他の代表でない機器はリモコン
と代表となる機器との通信を傍受して、リモコンの要求
に合った制御を行なうものである。
ムにおいて、代表の端末についてはリモコンでその異常
を検出することができるが、代表でない機器の異常はリ
モコンでは検出できない。従って、全ての端末の異常を
検知するためには全ての端末にアドレスを持たせること
が必要不可欠となる。しかしながら、アドレス設定方式
では工事従事者のアドレス設定ミスをまぬがれることは
できない。また、特開昭62ー100045号公報及び
特開昭61ー264462号公報に示されているよう
な、ディジーチェーン方式で自動アドレスするために
は、配線順に通信線を開放、接続する素子が必要であ
り、システム構成価格が増加する。さらには、特開昭6
1ー59938号公報に示されているような自動設定方
式では、既にアドレスの設定を完了しているシステムが
存在することが前提であり、新規にシステムを設定する
場合は必ずアドレスの設定が必要である。
になされたもので、アドレスの設定なしの簡易システム
において、全ての端末の異常を一括して検出できる通信
システムにおける異常検出装置を提供することを目的と
する。
テムの機器異常検出装置は、同一形態の負荷の制御を行
なうと同時に、通信の送受信装置を有した複数の端末機
群と、その端末機群を通信にて遠隔操作監視する複数の
リモコンを有し、上記各端末機群とリモコンとがそれぞ
れマルチドロップ形式で接続され、いずれか一台のリモ
コンがポーリングセレクティング通信を行ない、ポーリ
ングを行なうリモコンから被制御される機種群に対し
て、その機種専用で同一形態の負荷の識別を行なうため
の属性信号を付与した通信信号を送信することにより、
その機種群に対して一括動作指令を行なう通信システム
において、上記機種群のうちの代表の一台だけがポーリ
ングを行なうリモコンと常時通信を行なうとともに、ポ
ーリングを行なうリモコンから機種群の代表が返信しな
い制御コマンド、データを付与した信号を送信し、前記
信号を機種群のなかで代表でない端末が受信時で、異常
発生時、代表でない端末がもつ乱数発生手段によって得
られた乱数をもとに、複数回に一度、ポーリングを行な
うリモコンに対して異常を返信する手段を持つものであ
る。
い機器が異常時にリモコンから送信されてくる特定の信
号に対して返信する形式で異常を返信するのでリモコン
では、代表機器の異常だけでなく、代表に設定されてい
ない複数台の機器の異常情報も一括して検出できる。ま
た代表に設定されていない複数台の機器が同時に異常情
報を送信し、信号が衝突してリモコンで異常が受信でき
なくなったとしても、随時書き換えられる乱数により、
信号の衝突が毎回発生することはないので何回か送信す
るうちに必ずリモコンで異常情報を受信することができ
るようになる。
通信システムを示す物理的構成図で、リモコン1a,1
bと通信機能を持った同一機種の複数の機器2の各制御
端末2a,2b,2c,2dが接続されている。ここで
は、接続される機器2の制御端末2a,2b,2c,2
dはこの機器2の一種類であるとする。リモコン1a,
1bは使用者がこのシステムを発停させたり、機器2独
自の制御を行なったりすることのできるもので、ここで
はシステム中に二台存在している。その内の1aをシス
テム内の通信のポーリングを行なう主リモコン、1bを
主リモコン1aと相互に通信を行なう従リモコンとす
る。3は主リモコン1a、従リモコン1bと複数の制御
端末2a,2b,2c,2dを接続する通信線である。
信システムを示した図で、図における矢印の方向は通信
の方向を示し、主リモコン1aと同一機器2の制御端末
2aから2d、主リモコン1aと従リモコン1bは相互
に通信を行なっている。また、従リモコン1bにおいて
は、主リモコン1aと同一機器2の制御端末2aから2
d間の通信のやりとりも監視している状態を示している
(図中の破線参照)。同一機器2の制御端末2aから2
dの内で定常時、主リモコン1aに対して返信を行なっ
ているのは、代表に設定された1台の制御端末2aのみ
で、他の制御端末2b,2c,2dは主リモコン1aか
ら後述する機種にかかる属性信号33が送信されてきた
時、その信号を受信するだけで送信は行なわない。ただ
し、機器2の制御端末2aから2dで異常が発生したと
きには各制御端末2aから2dは後で述べる方法で、主
リモコン1aに対して適宜異常の通報を行なう。以降、
代表に設定された機器2の制御端末2aを主機器の制御
端末と、その他の機器2の制御端末2bから2dを従機
器の制御端末と呼ぶことにする。代表権を持つ持たない
は、後述の機器2の制御端末2aから2dのハードウェ
ア内の代表権設定スイッチ23が設定されている、いな
いで決定される。
示したもので、送信信号は図示のように2つのデータ領
域から構成される。図において33で示すデータ領域
は、制御する機器2の属性を示す当該機種専用の属性信
号である。図1のシステムの場合、属性信号33には同
一機器の制御端末2aから2dの属性信号又は従リモコ
ン1bの属性信号が送信される。また34で示すデータ
領域は、それぞれの属性機種に対するキー入力のモニタ
要求や機器の動作命令や従機器の異常モニタ要求を入力
した制御コマンド、データである。代表となる主機器の
制御端末2aは図11のステップ301において、機器
2の上記送信信号の属性信号33の不一致または、制御
コマンド、データ34の”機器の動作命令”がないとき
は削除する(受信されない)。受信された場合のみ返信
する。
構成を示したもので、この送信信号は、図1の通信シス
テムの場合、機器2の制御端末2aから2dまたは、従
リモコン1bから主リモコン1aへの返信信号として送
る信号がこれにあたる。図において35は属性信号33
と同じ属性信号で、送信側の自己属性を入力して送信す
る。36は送信されてきた制御コマンド、データ34に
対する各機器2からの応答コマンド、データである。
コン1aのポーリングのタイミングと、各制御端末2a
から2dの返信のタイミングを示したタイミングチャー
トで、図6は機器2の制御端末2aから2dのハードウ
ェア構成を示した構成図で、図中の符号において、20
はCPU、21は通信線3に接続される送受信回路、2
2は一定時間を積算するタイマーで、CPU20からタ
イマ起動がかけられるとともに、リセットも可能であ
る。23は主機器の制御端末2a又は従機器の制御端末
2bから2dの切り換えを行なう代表権設定スイッチで
あり、アドレスの設定といったような個別機器の識別は
しないが、主機器、従機器といったような同一属性を持
つ機器2を二種類に分けるためのものである。24は特
定の送信信号の受信回数を数えるカウンタで、CPU2
0からその値を読み込むことができるとともに、クリア
も可能である。25は機器駆動及び異常検知部、26は
乱数発生手段である。
ハードウェア構成を示した構成図で、図8は同じくそれ
らの外観を示した構成図である。図中の符号において、
10はCPU、11は通信線3に接続される送受信回
路、12は主従設定スイッチ、13は使用者が機器2に
対して希望の設定を行なう操作部、14は機器2の設定
及び状態を表示する表示部、15はカウンタである。
ムを示すフローチャート、図10は同じく従リモコン1
bの動作時のプログラムを示すフローチャート、図11
は主機器の制御端末2aの動作時のプログラムを示すフ
ローチャート、図12は同じく従機器の制御端末2bか
ら2dの動作時のプログラムを示すフローチャートであ
る。
示す説明図で、図における40は三角波発生装置であ
り、41は三角波の信号のレベルを読み取るA/D変換
器である。A/D変換器41の信号読み取りはCPU2
0から指令され、データはCPU20から読み取ること
が可能である。
例を示す説明図で、図における42はセンサであり、例
えば温度センサ等環境の変化に応じて電圧レベルの変動
するものであれば何でも構わない。41は図13の前例
と同様のA/D変換器である。
の一例を示す説明図で、図における43は第一の発振
器、44は第二の発振器である。45はそれぞれ第一、
第二の発振器43,44の信号を入力とし、計数を行な
うカウンタである。このカウンタ45のスタートはCP
U20から指令され、データはCPU20から読み取る
ことが可能である。
る。初めに本システムの通常動作におけるシステム動作
から説明する。図1に示したシステムにおいて、前述し
たように主リモコン1aは、このシステムの制御端末2
aから2dに図5に示すようなタイミングでポーリング
を行ない、通信の指揮を執る通信端末機である。このこ
とは、リモコンの主従設定スイッチ12にて、主リモコ
ン1aが主設定に、従リモコン1bが従設定されている
ことを示している。また各制御端末2aから2dに送信
する信号は図4のように、属性コード付きの属性信号3
3を送信する機種管理を行なっていて、個々のアドレス
に対しては管理を行なっていない。即ち、属性コード付
きの属性信号33により各制御端末2aから2dに送信
し、各制御端末2aから2dはその機種固有の属性であ
れば受信する。従リモコン1bと、機器2の制御端末2
aから2dの2種類の端末機に対してサイクリックにそ
の各々の制御信号が送信される。
類の信号(キー入力のモニタ要求)、機器2の制御端末
2aから2dに対する二種類の信号(機器の動作命令、
従機器の異常モニタ要求)である。”キー入力のモニタ
要求”に対しては主リモコン1aから常時、”キー入力
のモニタ応答”が、機器の動作命令に対しては常時、主
機器の制御端末2aから”主機器の状態、異常情報”が
返信される。”従機器の異常モニタ要求”に対しては、
従機器の制御端末2bから2dが必要に応じて適宜返信
する。
して存在する機器2の制御端末2aから2dと、従リモ
コン1bがそれぞれ別の属性コードを持ち、その値は予
めそれぞれの機器2にプログラミングされている値でデ
コードされ、自己宛の信号かどうかを属性コードで判別
する。制御コマンド、データ34の種類により、機器の
動作命令には返信しないが、従機器の異常モニタ要求に
は乱数に応じて返信する。また、タイミング上対話をし
ていない通信端末機、即ち主リモコン1a対自分以外の
端末であっても、その対話内容は受信でき、解釈をする
ことは可能であるので、その通信データを用いて自己の
制御に使用することが可能である。主リモコン1aが送
信する信号のうち、従機器の”異常モニタ要求”は特殊
な信号で、従機器の制御端末2bから2dで異常が発生
したときにこれらの制御端末2bから2dから適宜、後
述する方法で異常情報を主リモコン1aに返信すること
が可能なコマンドである。機器2の制御端末2aから2
dが、主であるか従であるかによってその属性信号33
を持った信号の対応が異なるが、各機器2の制御端末2
aから2dは制御コマンド、データ34でその区別を行
う。
図9の主リモコン1aの動作時のプログラムフローチャ
ートを順を追って説明する。プログラムは電源投入後の
初期設定を完了すると、ステップ101で、まず初めに
主リモコン1aから従リモコン1bに対して、”キー入
力のモニタ要求”を送信する。従リモコン1bではその
信号を受信して、主リモコン1aに対して状態の変化通
報を行なう。この状態の変化通報は、もし従リモコン1
bでキーの入力がなかった場合、データ34の中味は空
白にして送信する。主リモコン1aでは、ステップ10
2で、まず従リモコン1bからの返信があるかどうかを
確認し、返信が無かった場合、ステップ103で過去同
じ通信で従リモコン1bから返信が返ってきていた経緯
があれば通信異常を発生させて表示部14に従リモコン
1bの異常の表示を行なう。過去に返信が返ってきてい
なければ、もともと従リモコン1bは存在しないものと
して無視する。いずれにしても処理後ステップ107へ
処理を進める。
テップ104で従リモコン1bの通信異常を解除し、ス
テップ105で従リモコン1bから状態の変化があった
とき、即ち、従リモコン1bでキーの入力があった場
合、ステップ106でデータ34の中からどのキーが押
されたのかを判別し、自己のCPU10内にあるメモリ
で機器2の制御端末2aから2dを制御する情報を書き
換え、ステップ107に処理を進める。この情報はもち
ろん後述する主リモコン1aのキー入力があったときに
も書き換えられる。ステップ107で、主リモコン1a
ではこの情報を基に機器2の制御端末2aから2dに対
して機器2の動作命令信号を送信する。機器2の制御端
末2aでは主リモコン1aからの動作命令信号を受信し
て機器2の動作を行なう。機器2の動作命令はサイクリ
ックポーリング通信であるので、必ずしも命令が変わっ
たとき、例えば動作を停止から運転に切り換えるといっ
た変化時に送られるわけではなく、数秒毎に送られてく
るので、前回に送信されてきた信号と同じ信号が送られ
てくることもあるが、その場合は機器2の状態は現状を
維持する。
命令に対する返信として機器2の状態信号、異常信号を
返信する。たいていの場合、機器2の異常は発生してい
ないのでこの返信信号における異常データは空白にして
返信することになる。主リモコン1aでは次のステップ
108で主機器の制御端末2aから返信が無かった場
合、ステップ109で主機器の通信異常を表示し、ステ
ップ114へ処理を進める。返信があった場合はステッ
プ110で主機器の異常を解除し、ステップ111で機
器2の制御端末2aが命令された信号に対して正しく動
作しているか、機器異常は発生していないかを確認し、
機器異常があればステップ112で主機器の制御端末2
aの機器異常を表示し、ステップ114へ処理を進め
る。
から2dに対して”異常モニタ要求”を送信する。ステ
ップ115で従機器の制御端末2bから2dのいずれか
一台でも機器異常が発生していれば、この要求命令に対
して、数回に一度返信がある。返信があった場合、ステ
ップ116で従機器の制御端末2bから2dの機器異常
の表示を行ない、ステップ117でカウンタ15をクリ
ア(0)にし、ステップ121へ進む。ここで、代表で
ない制御端末2bから2dが異常を返信した場合に、異
常の発生している機器2がどれなのかの特定は、機器2
の数が多くなく、個別に確認すれば済むので必要ない。
ただし、同時に複数の機器2に異常が発生した場合に
は、異常信号の衝突がおき、受信できなくなることがあ
るため、乱数を用いて異常信号を返信するか否かを決め
衝突なく送信する構成が採用されている。ステップ11
5で返信がなかった場合、ステップ118でカウンタ1
5をインクリメントし、ステップ119で所定の回数返
信がなかったかどうか確認する。ここでは仮に100回
と決めている。カウンタ15の値が100回に達したと
き、ステップ120で従機器の機器異常は解除されたと
判断し、機器異常の表示を解除する。100回に達しな
かった場合、ステップ121に進み、既に従機器の制御
端末異常が発生している場合は機器異常の表示は継続す
る。ステップ121でキーの入力があれば、ステップ1
22で自己のCPU10内にあるメモリの機器2の制御
端末2aから2dを制御する情報を書き換える。最後に
ステップ123で機器2の運転条件を表示して1シーケ
ンス終了する。以降再びプログラムはステップ101に
戻り、同様なステップを繰り返す。主リモコン1aで表
示する異常情報を整理すると、主機器の制御端末2aの
通信異常、機器異常、従機器の制御端末2bから2dの
機器異常である。ただし、従機器の制御端末2bから2
dの機器異常はそれぞれどの制御端末2bから2dかを
表示することはなく一括した異常を表示する。
リモコン1bの動作時のプログラムフローチャートを用
いて順に説明する。プログラムが電源投入後の初期設定
を完了すると、ステップ201で主リモコン1aから”
キー入力のモニタ要求”の送信を待つための適当な時間
のタイマーをセットする。ステップ202で主リモコン
1aからの”キー入力のモニタ要求”が送信されてきた
らステップ205でタイマーをリセットし、送信されて
こなければステップ203でタイマーをカウントし、タ
イムアップしたかどうかを確認する。このときタイムア
ップしなければ再びステップ202へ処理が戻り、主リ
モコン1aからの送信を待つ。タイムアップすると、主
リモコン1aの故障でポーリング通信が中断していると
判断し、ステップ204で主リモコン1aの通信異常を
表示するとともに、従リモコン1bは主リモコン1aの
替わりに主リモコンとなり、システム内の機器2の制御
端末2aから2dに対して自己のCPU10内にあるメ
モリに格納された機器2の制御端末2aから2dを制御
する情報を基にポーリングを始める。リモコン1a,1
bは主リモコン1aのプログラムも従リモコン1bのプ
ログラムも両方備えていて、初期設定で主従設定スイッ
チ12の切り換えによりプログラムの切り換えをするだ
けであるので、この場合、プログラムは図9のステップ
101へ進む。
明を続ける。ステップ205でタイマリセット後、ステ
ップ206で後述するキー入力手順でキー入力があった
場合、そのキー入力を応答コマンド、データ36に入力
し、なかった場合データ36は空にして主リモコン1a
に送信する。送信後ステップ206で所定のタイマーを
セットし、ステップ208で主リモコン1aが機器2の
制御端末2aから2dに対して動作命令を送信している
信号を傍受する。もしこのとき直ちに主リモコン1aが
機器2の制御端末2aから2dに対して、動作命令を送
信している信号を傍受しなかった場合、ステップ209
でタイマーをカウントし、カウントアップしなければス
テップ208へまた戻り、カウントアップしたら傍受を
あきらめて処理をステップ221へ移す。
後、ステップ210ではタイマーをリセットする。ステ
ップ211では傍受した信号を基に自己の操作表示を、
主リモコン1aの表示に一致させる。更にステップ21
2で再び所定のタイマーをセットし、ステップ213で
主機器の制御端末2aが主リモコン1aに対して返信す
る信号を傍受する。もしこのとき直ちに主機器の制御端
末2aが主リモコン1aに対して送信する信号を傍受し
なかった場合、ステップ214でタイマーをカウント
し、カウントアップしなければステップ213へまた戻
り、カウントアップしたらステップ215で自己の表示
部14に機器2の制御端末2aの通信異常を表示し、処
理をステップ221へ移す。
主リモコン1aに対して返信する信号を正常に傍受する
と、ステップ216でタイマーをリセットし、ステップ
217で機器2の制御端末2aの通信異常を解除する。
ステップ218では、ステップ213で傍受した信号
が、主リモコン1aから命令された信号に対して正しく
動作しているか、機器異常は発生していないか確認し、
機器異常があればステップ219で主機器の制御端末2
aの機器異常を表示し、ステップ221に処理を進め
る。機器異常がなければステップ220で主機器の制御
端末2aの機器異常を解除し、自動運転指令等により主
リモコン1aからの指令では把握できない機器2の運転
状態を表示する。ステップ221で、主リモコン1aか
ら従機器の制御端末2bから2dに対する”従機器の異
常モニタ要求”の送信を受信するための適当な時間のタ
イマーをセットする。ステップ222で主リモコン1a
からの”従機器の異常モニタ要求”が送信されてきたら
ステップ225でタイマーをリセットし、送信されてこ
なければステップ223でタイマーをカウントし、タイ
ムアップしたかどうかを確認する。このときタイムアッ
プしなければ、再びステップ222へ処理が戻り、主リ
モコン1aからの送信を待つ。タイムアップすると、主
リモコン1aの故障でポーリングが中断していると判断
し、ステップ224で主リモコン1aの通信異常を表示
するとともに、従リモコン1bは、主リモコン1aの替
わりに主リモコンとなりシステム内の機器2の制御端末
2aから2d対して自己のCPU10内にあるメモリに
格納された機器2の制御端末2aから2dを制御する情
報をもとに、ポーリングを始める。
226では従機器の制御端末2bから2dが主リモコン
1aに対して返信した信号を傍受したかどうか確認す
る。この信号は従機器の制御端末2bから2dが機器異
常にならない限り発生しないので、返信がないからとい
って従機器の制御端末2bから2dの通信異常は発生さ
せない。もし、この信号を傍受した場合ステップ227
で従機器の制御端末2bから2dの機器異常の表示を行
ない、ステップ228でカウンタ15をクリア(0)
し、処理をステップ231に進める。傍受しなかった場
合、ステップ229でカウンタ15をインクリメント
し、ステップ230でカウンタ15の値が100回に達
したかどうか確認する。100回に達した場合、ステッ
プ231で従機器の制御端末2bから2dの機器異常を
解除する。達しなかった場合、既に従機器の制御端末2
bから2dの機器異常が発生している場合は、従機器の
制御端末2bから2dの機器異常は継続する。ステップ
232では従リモコン1bにキーの入力があるかどうか
確認し、もしあればステップ233で自己のCPU10
内にあるメモリの機器2の制御端末2aから2dを制御
する情報を書き換える。以降、再びシーケンスはステッ
プ201に戻り、同様なステップを繰り返す。従リモコ
ン1bで表示する機器異常情報を整理すると、主機器の
制御端末2aの通信異常、機器異常、従機器の制御端末
2bから2dの機器異常である。ただし、従機器の制御
端末2bから2dの機器異常はそれぞれどの制御端末2
bから2dなのかを表示することはできない。
1の主機器の制御端末2aの動作時のプログラムフロー
チャートを用いて順を追って説明する。プログラムが電
源投入後の初期設定を完了すると、ステップ301で主
リモコン1aからの”機器の動作命令”があるかどうか
確認する。他の信号は属性信号33、制御コマンド、デ
ータ34により削除される。命令が受信されない場合、
ステップ301が何度も繰り返される。受信された場
合、ステップ302で主リモコン1aに対して機器2の
異常、状態を返信し、ステップ303で主リモコン1a
からの命令に従い機器2を制御する。フローは再びステ
ップ301へ戻る。
スを図12の従機器の制御端末2bから2dの動作時の
プログラムフローチャートを用いて順を追って説明す
る。プログラムが電源投入後の初期設定を完了すると、
ステップ401で主リモコン1aからの”機器の動作命
令”があるかどうか確認する。他の信号は属性信号3
3、制御コマンド、データ34により削除される。命令
が受信されない場合、ステップ401が何度も繰り返さ
れる。受信された場合、ステップ402で主リモコン1
aからの命令に従い機器2の制御を行なう。次にステッ
プ403で主リモコン1aから”従機器の端末の異常モ
ニタ要求”があるかどうか確認する。他の信号は属性信
号33、制御コマンド、データ34により削除される。
命令が受信されない場合ステップ403が何度も繰り返
される。受信された場合、ステップ404で機器2の異
常が発生しているかどうか確認し、発生していなければ
ステップ405で乱数が0に設定され、ステップ401
に戻る。異常が発生している場合ステップ406で乱数
をディクリメントし、その結果ステップ407でボロー
が発生した場合(0をディクリメントして−1になった
場合)、ステップ408で機器2の異常情報を主リモコ
ン1aへ送信する。その後ステップ409で乱数を読み
込み、最初のステップ401へ戻る。
常が発生しているからといってもかならずしも主リモコ
ン1aからの”従機器の端末の異常モニタ要求”に対し
て常時返信するわけではない。このことは、この実施例
でも分かるように従機器の制御端末2bから2dは通常
複数台設置されており、従機器の制御端末2bから2d
の二つ以上が同時に異常を発生した場合、要求に対して
常時応答を返信すると信号が衝突してしまい、主リモコ
ン1aで受信できなくなる恐れがあるからである。しか
しながら、乱数を用いて各従機器の制御端末2bから2
dの送信パターンを数回に一度に制限したからといって
も各従機器の制御端末2bから2dの乱数が常に同じで
あると、各従機器の制御端末2bから2dの異常が同時
に発生した場合には毎回異常情報の送信信号が衝突して
しまい結果的に、主リモコン1aでは各従機器の制御端
末2bから2dの異常信号を受信することができないこ
とになる。従って、各従機器の制御端末2bから2dで
は異常信号を送信する度にそれぞれが異なった乱数を取
り得るように乱数の値を更新していく。
数を発生させるパターンについて三つの例を挙げて説明
する。
PU20からA/D変換器41に対して三角波の電圧レ
ベルの読み取り命令が発生したときは三角波の電圧レベ
ルのどのポイントで読み取るか不定である。そのため、
A/D変換値は毎回違った値を取る。この値をCPU2
0で読み取り乱数とする。また、ここでは発振器を三角
波にしたが、特に三角波に限る必要はなく、正弦波で
も、鋸波でも時間によって電圧レベルの変動が各時間間
隔で平均して変動する信号を持っている発振源、又はラ
ンダム信号であれば同様の効果が得られる。
40の替わりに接続されたセンサ42は、例えば温度セ
ンサ等の環境の変化によって電圧レベルが変動するもの
であれば何であっても構わないが、複数の従機器の制御
端末2bから2d間で異なる値を得るためには、なるべ
く初期ばらつきの大きなセンサを使うことが望ましい。
A/D変換器41では上位の桁は各従機器の制御端末2
bから2dで近接した値を取りやすいので、上位の値を
切り捨てて下位の値のみで乱数を作成する。
二の発振器44の少なくとも一方はCPU20の発振器
の発振に同期しない信号である。また、それぞれの発振
器43,44の出力周波数は2オーダー以上離れている
ことが望ましい。いま、第一の発振器43を第二の発振
器44に比べて周波数の大きな発振源とすると、CPU
20からの要求に対してカウンタ45は第二の発振器4
4の出力信号の矩形波の立ち上がり信号(t1)から、
次の立ち上がり信号(t2)までの間第一の発振器43
のパルス信号を計数し送信する。このときも上位の桁は
各従機器の制御端末2bから2dで近接した値を取りや
すいので上位の値を切り捨てて、下位の値のみで乱数を
作成する。
一種類だけであるが、複数の属性群でもその属性用のポ
ーリングを追加することにより対処することが可能であ
る。
ように第1の発明によれば、代表に設定されていない機
器が異常時にリモコンから送信されてくる特定の信号に
対して返信する形式で異常を返信するのでリモコンで
は、代表機器の異常だけでなく、代表に設定されていな
い複数台の機器の異常情報も一括して検出できる。また
代表に設定されていない複数台の機器が同時に異常情報
を送信し、信号が衝突してリモコンで異常が受信できな
くなったとしても、随時書き換えられる乱数により、信
号の衝突が毎回発生することはないので何回か送信する
うちに必ずリモコンで異常情報を受信することができる
効果が得られる。
ムの物理的構成を示す構成図である。
を示す説明図である。
示す説明図である。
ートである。
す構成図である。
図である。
フローチャートである。
のフローチャートである。
ーチャートである。
ーチャートである。
である。
成図である。
す説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 同一形態の負荷の制御を行なうと同時
に、通信の送受信装置を有した複数の端末機群と、その
端末機群を通信にて遠隔操作監視する複数のリモコンを
有し、上記各端末機群とリモコンとがそれぞれマルチド
ロップ形式で接続され、いずれか一台のリモコンがポー
リングセレクティング通信を行ない、ポーリングを行な
うリモコンから被制御される機種群に対して、その機種
専用で同一形態の負荷の識別を行なうための属性信号を
付与した通信信号を送信することにより、その機種群に
対して一括動作指令を行なう通信システムにおいて、上
記機種群のうちの代表の一台だけがポーリングを行なう
リモコンと常時通信を行なうとともに、ポーリングを行
なうリモコンから機種群の代表が返信しない制御コマン
ド、データを付与した信号を送信し、前記信号を機種群
のなかで代表でない端末が受信時で、異常発生時、代表
でない端末がもつ乱数発生手段によって得られた乱数を
もとに、複数回に一度、ポーリングを行なうリモコンに
対して異常を返信する手段を持つことを特徴とする通信
システムの機器異常検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4192114A JP2812079B2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 通信システムの機器異常検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4192114A JP2812079B2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 通信システムの機器異常検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0638277A JPH0638277A (ja) | 1994-02-10 |
JP2812079B2 true JP2812079B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=16285906
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4192114A Expired - Lifetime JP2812079B2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 通信システムの機器異常検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2812079B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4562077B2 (ja) * | 2004-11-26 | 2010-10-13 | サミー株式会社 | 乱数生成装置、遊技機および乱数生成方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5632853A (en) * | 1979-08-24 | 1981-04-02 | Mitsubishi Electric Corp | Data gathering method |
-
1992
- 1992-07-20 JP JP4192114A patent/JP2812079B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0638277A (ja) | 1994-02-10 |
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