JPH10232704A - 二重化プログラマブルコントローラ - Google Patents

二重化プログラマブルコントローラ

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JPH10232704A
JPH10232704A JP9036073A JP3607397A JPH10232704A JP H10232704 A JPH10232704 A JP H10232704A JP 9036073 A JP9036073 A JP 9036073A JP 3607397 A JP3607397 A JP 3607397A JP H10232704 A JPH10232704 A JP H10232704A
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JP
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cpu
operating state
transmission
transmission line
data
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JP9036073A
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Inventor
Norio Hayashi
則夫 林
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】稼働状態にあるCPUがハードウェアトラブル
により間欠停止する場合においても、二つのCPUの両
系稼働状態が発生しない二重化PC(プログラマブルコ
ントローラ)を提供する。 【解決手段】二重化PCの常用設定CPU1と予備設定
CPU2は第2の伝送路(同期バス)5で接続され、夫
々は制御装置31、32、・・・3Nと第一の伝送路
(I/Oバス)4で接続される。電源投入時、CPU1
は稼働状態となり、I/Oバスを介して制御装置と通信
し、同期バスを介してCPU2と自局ステータスデータ
と制御データを相互に通信する。CPU1の両系稼働状
態検出手段11が相手CPUステータスメモリ22内に
“稼働状態”データを検出する場合、CPU1はI/O
バスを介して実施する制御装置との通信を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝送路により複数
の制御装置と二つのCPUとを接続し、CPUの一方を
常用設定し、他方を予備設定し、常用設定するCPUが
伝送路を介して複数の制御装置と実施する通信に異常が
発生する場合、常用設定するCPUを予備設定するCP
Uに切り換え通信を継続する二重化プログラマブルコン
トローラのCPU切り換え方法に関する。
【0002】
【従来の技術】主として工場自動化コンポーネントとし
て適用する二重化プログラマブルコントローラは、稼働
状態にあるCPUが、第一の伝送路を介し、複数の制御
装置と実施する通信が一定時間停止する場合、又は稼働
状態にあるCPUが、第二の伝送路を介し、待機状態に
あるCPUと実施する通信が一定時間停止する場合、待
機状態にあるCPUは稼働状態にあるCPUが何らかの
異常で停止したと判断し、待機状態から稼働状態に状態
遷移する。
【0003】通例、この二重化プログラマブルコントロ
ーラのCPU切り換え方法は待機冗長二重化と呼ばれ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の待機冗長二重化
プログラマブルコントローラは、稼働状態にあるCPU
において、CPUクロックの間欠停止、第一の伝送路の
一時的切断、割り込み多発による第一の伝送路を介する
通信の間欠停止等のハードウエアトラブルによる間欠停
止が発生する場合、待機状態にあるCPUはこの間欠停
止により状態遷移し、稼働状態となる。
【0005】間欠停止するCPUは稼働状態を継続する
ために、二つのCPUは稼働状態となり、両系稼働状態
が発生する。更に、二つのCPUは第二の伝送路を介し
相互に自己のステータスと制御データとを通信するため
に、該制御データにより二つのCPUはそれぞれ独立に
第一の伝送路を介し制御装置と通信する。
【0006】両系稼働状態の場合、第一の伝送路を介し
ての通信はデータの混信が発生し、制御装置データのC
PUへの誤入力、或いはCPUデータの制御装置への誤
出力が発生し、システム制御にとって致命的な状態に陥
る問題があった。本発明は上記の点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、稼働状態にあるCPUが前記ハ
ードウエアトラブルにより間欠停止する場合において
も、二つのCPUが稼働状態となる両系稼働状態が発生
しない二重化プログラマブルコントローラを提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第一の発明においては、二重化プログラマブルコント
ローラは、第一の伝送路により複数の制御装置と二つの
CPUとを接続し、二つのCPUを第二の伝送路により
接続する。CPUの一方を常用設定し、他方を予備設定
する。
【0008】二重化プログラマブルコントローラは電源
投入時に常用設定するCPUが稼働状態となり、常用設
定するCPUは、第一の伝送路を介し、複数の制御装置
と通信する。二つのCPUは自己のステータスと制御デ
ータとを、第二の伝送路を介し、相互に通信する。
【0009】常用設定するCPUは、自己が稼働状態で
ある時、予備設定するCPUのステータス領域に稼働状
態のデータが有る場合、第一の伝送路を介し複数の制御
装置と実施する通信を含む自己の稼働を異常停止する第
一の両系稼働状態検出手段を備えるものとする。第二の
発明においては、二重化プログラマブルコントローラ
は、一つの伝送路により複数の制御装置と二つのCPU
とを接続する。
【0010】CPUの一方を常用設定し、他方を予備設
定する。二重化プログラマブルコントローラは電源投入
時に常用設定するCPUが稼働状態となり、常用設定す
るCPUは、伝送路を介し、複数の制御装置と半二重シ
リアル伝送によりポーリング・セレクティング方式で局
アドレスを含むデータを通信し、予備設定するCPUと
それぞれ自己のステータスを相互に通信する。
【0011】常用設定するCPUは、自己が稼働状態で
あり、伝送路を介し受信する制御装置の局アドレスを含
むデータの局アドレスが、自己がポーリング・セレクテ
ィングするアドレスと異なり、該アドレスが予備設定す
るCPUがポーリング・セレクティングするアドレスと
一致し、予備設定するCPUのステータス領域に稼働状
態のデータが有る場合、伝送路を介し複数の制御装置と
実施する通信を含む自己の稼働を異常停止する第二の両
系稼働状態検出手段を備えるものとする。
【0012】第三の発明においては、一つの伝送路は複
数の制御装置と二つのCPUとをそれぞれ接続する。二
つのCPUの一方を常用設定し、他方を予備設定する。
二重化プログラマブルコントローラは電源投入時に常用
設定するCPUが稼働状態となり、常用設定するCPU
は、伝送路を介し、複数の制御装置と半二重シリアル伝
送によりポーリング・セレクティング方式で局アドレス
を含むデータを通信し、伝送路への接続が未確認の制御
装置の局アドレスを確認する存在問合せポーリングを実
施し、予備設定するCPUとそれぞれ自己のステータス
を相互に通信する。
【0013】稼働状態にあるCPUは、第一の伝送路へ
の接続が未確認の制御装置の局アドレスを確認する存在
問合せポーリングデータに対し、伝送路を介し受信する
制御装置の局アドレスを含むデータの局アドレスが、自
己がポーリングするアドレスと異なる連続誤り回数が予
め定める回数を超える場合、伝送路を介し複数の制御装
置と実施する通信を含む自己の稼働を異常停止する第三
の両系稼働状態検出手段を備えるものとする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は、常用設定するCPUに
両系稼働状態検出手段を備え、この両系稼働状態検出手
段が予備設定するCPUの稼働、及び第一の伝送路を介
する通信の異常を検出する場合、常用設定するCPUの
稼働を停止する。図1は、本発明による二重化プログラ
マブルコントローラの一実施例の構成を示す。
【0015】図1は本発明の説明に必要とする機能のみ
記載する。二重化プログラマブルコントローラは、CP
U1とCPU2と制御装置31、32、・・・・3Nと
第一の伝送路(以下、I/Oバスと言う)4と第二の伝
送路(以下、同期バスと言う)5とにより、構成する。
CPU1とCPU2と制御装置31、32、・・・・3
NとはI/Oバス4にそれぞれ接続する。
【0016】CPU1とCPU2とは同期バス5により
相互に接続する。CPU1は両系稼働状態検出手段11
を備える。CPU1とCPU2とは、それぞれ相手CP
Uステータスメモリ12、22と受信バッファ13、2
3と送信バッファ14、24とを備える。両系稼働状態
検出手段11を備えるCPU1は常用設定し、CPU2
は予備設定する。
【0017】二重化プログラマブルコントローラは電源
投入時に、常用設定するCPU1は稼働状態となり、予
備設定するCPU2は待機状態として動作する。常用設
定するCPU1(稼働状態)と予備設定するCPU2
(待機状態)とは、同期バスを介し、それぞれ相手CP
Uステータスメモリ12、22に相手CPUのステータ
スを書き込む。
【0018】稼働状態のCPUは、I/Oバスを介し、
制御装置31、32、・・・・3Nと通信する。 〔第一の実施例〕常用設定するCPU1(稼働状態)と
予備設定するCPU2(待機状態)とは、同期バスを介
しトークンパス方式で通信し、それぞれ同期バスメモリ
内の相手CPUステータスメモリの相手CPUステータ
スデータをリフレッシュする。
【0019】相手CPUのステータスの書き換えが行わ
れてから、同期バスメモリ内の相手CPUステータスメ
モリにデータが反映される迄の遅延時間は約15msec
である。第一の発明の両系稼働状態検出手段は第一の両
系稼働状態検出手段とする。図2は、この第一の両系稼
働状態検出手段の動作フローチャートを示す。
【0020】稼働状態の常用設定するCPU1の第一の
両系稼働状態検出手段の動作は10msec 定周期で実行
する。ステップS1において、自局ステータスが稼働状
態で無ければステップS7において同期バスメモリの自
局ステータス領域へ“待機状態”コードを書き込み終了
する。
【0021】ステップS1において、自局ステータスが
稼働状態で有ればステップS2において同期バスメモリ
の自局ステータス領域へ“稼働状態”コードを書き込
む。ステップS3において、自局設定が“常用設定”で
無ければ終了する。ステップS3において自局設定が
“常用設定”で有り、ステップS4において、同期バス
が正常リンク中で無ければ終了する。
【0022】ステップS4において同期バスが正常リン
ク中で有り、ステップS5において、同期バスメモリの
予備設定コントローラ(相手局CPU)ステータスが
“稼働状態”で無ければ終了する。ステップS5におい
て同期バスメモリの予備設定コントローラステータスが
“稼働状態”で有れば、ステップS5において、“両系
稼働状態”を検出し、I/Oバスを介する制御装置3
1、32、・・・・3Nとの通信を停止する異常停止処
理を実行し、終了する。
【0023】常用設定するCPU1にのみ第一の両系稼
働状態検出手段を備える事により、両系停止状態は発生
しない。 〔第二の実施例〕第二の実施例は、常用設定するCPU
1と予備設定するCPU2とが相互に通信する第二の伝
送路を備えない場合の適用例を示す。
【0024】図1に示す二重化プログラマブルコントロ
ーラの稼働状態CPUは、ポーリングセレクティング方
式によりI/Oバスを介し、待機状態CPU、及び制御
装置31、32、・・・・3Nと通信する。二重化プロ
グラマブルコントローラの正常動作状態の場合、稼働状
態CPUのみポーリングデータを送出し、待機状態CP
Uと制御装置とはこのポーリングデータを受信する。
【0025】稼働状態CPUはポーリングデータを送出
後、1msec 以内にI/Oバスに送出される伝送パケッ
トを受信し、エラーチェツク(例えば、CRCチェツク
など)し、正常ならばこのパケットのデータを受信バッ
ファ13に収納する。図5(イ)は稼働状態CPUと待
機状態CPUとの間で通信する情報メッセージ例を示
し、図5(ロ)は稼働状態CPUと制御装置との間で通
信する情報メッセージ例を示す。
【0026】図5(イ)において、稼働状態CPUは相
手CPU局アドレス・自局CPU局アドレス・自局ステ
ータスデータにより構成する伝送パケット(ポーリング
データ)を送出し、待機状態CPUは、この伝送パケッ
トにたいし、相手CPU局アドレス・自局CPU局アド
レス・自局ステータスデータにより構成する伝送パケッ
トを送出する。
【0027】図5(ロ)において、稼働状態CPUはI
/Oアドレス・I/O伝送・出力データを指定する伝送
パケット(ポーリングデータ)を送出し、この伝送パケ
ットのI/Oアドレスが指定するI/O装置(制御装
置)はI/Oアドレス・I/O伝送・入力データにより
構成する伝送パケットを送出する。図6は、稼働状態C
PU(以下、稼働状態CPU1と言う)がポーリングを
実施中に、待機状態CPUが稼働状態となり、稼働状態
CPU1と待機状態CPU(以下、稼働状態CPU2と
言う)とがポーリングを実施する、両系異常動作状態の
情報メッセージ例を示す。
【0028】図6において、稼働状態CPU1はI/O
装置(制御装置)に対するI/Oアドレス・I/O伝送
・出力データを指定する伝送パケット(ポーリングデー
タ)を送出し、稼働状態CPU2は相手CPU局アドレ
ス・自局CPU局アドレス・自局ステータスデータによ
り構成する伝送パケット(ポーリングデータ)を送出す
る。
【0029】前述する如く、稼働状態CPU1はポーリ
ングデータを送出後、1msec 以内にI/Oバスに送出
される伝送パケットを受信し、エラーチェツク(例え
ば、CRCチェツクなど)し、正常ならばこのパケット
のデータを受信バッファ13に収納する。第二の発明の
両系稼働状態検出手段は第二の両系稼働状態検出手段と
する。
【0030】図3は、この第二の両系稼働状態検出手段
の動作フローチャートを示す。稼働状態の常用設定する
稼働状態CPU1の第二の両系稼働状態検出手段の動作
は10msec 定周期で実行する。ステップS1におい
て、I/O装置(制御装置)が送出する伝送パケットを
I/O伝送処理し、引き続きステップS2において、そ
の他の伝送パケットをその他の伝送処理し、終了する。
【0031】I/O伝送処理とその他の伝送処理との処
理は、ステップS3〜ステップS7に示す。ステップS
3において、伝送正常終了(情報メッセージフォーマッ
ト、及びCRCチェツク正常に終了)で無ければ、ステ
ップS6において、伝送異常処理し、終了する。
【0032】ステップS3において、伝送正常終了で有
り、ステップS4において、受信データの局番はポーリ
ング局の応答局番で無ければ、ステップS7において、
応答局番異常処理し、終了する。ステップS4におい
て、受信データの局番はポーリング局の応答局番で有れ
ば、ステップS5において、正常処理し、終了する。
【0033】伝送異常処理の処理は、ステップS8〜ス
テップS13に示す。ステップS8において、受信デー
タの局番はCPU局は“CPU局アドレス”で無ければ
終了する。ステップS8において、受信データの局番は
CPU局は“CPU局アドレス”で有り、ステップS9
において、受信データ送信元局番は“予備設定局アドレ
ス”で無ければ終了する。
【0034】ステップS9において、受信データ送信元
局番は“予備設定局アドレス”で有り、ステップS10
において、自局ステータスは“稼働状態”で無ければ終
了する。ステップS10において、自局ステータスは
“稼働状態”で有り、ステップS11において、自局ス
テータスは“常用設定”で無ければ終了する。
【0035】ステップS11において、自局ステータス
は“常用設定”で有り、ステップS12において、受信
データの自局ステータスデータは“稼働状態”で無けれ
ば終了する。ステップS12において、受信データの自
局ステータスデータは“稼働状態”で有れば、ステップ
S13において、“両系稼働状態”を検出し、I/Oバ
スを介する制御装置31、32、・・・・3Nとの通信
を停止する異常停止処理を実行し、終了する。
【0036】常用設定するCPU1にのみ第二の両系稼
働状態検出手段を備える事により、両系停止状態は発生
しない。 〔第三の実施例〕第三の実施例は、常用設定するCPU
1と予備設定するCPU2とが相互に通信する第二の伝
送路を備えない場合の適用例を示す。
【0037】図1に示す二重化プログラマブルコントロ
ーラの稼働状態CPU1がポーリングセレクティング方
式によりI/Oバスを介し待機状態CPU、及び制御装
置31、32、・・・・3Nと通信する場合、稼働状態
CPU1が送出する伝送パケットに対し、待機状態CP
U、及び制御装置31、32、・・・・3Nは少なくと
も1μsec 以内に応答し、伝送パケットを送出する。
【0038】従って、稼働状態CPU1は、伝送パケッ
ト送出後1msec 以内に待機状態CPU、及び制御装置
31、32、・・・・3Nが送出する伝送パケットを受
信しない場合、“無応答”と判断し、伝送異常処理を実
施する。稼働状態CPU1は、待機状態CPU、及び制
御装置31、32、・・・・3NとのI/O伝送とその
他の伝送(メッセージ伝送、存在問合せ伝送等ポーリン
グデータ、セレクティングデータを示す情報が組み込ま
れていない伝送)とを10msec 毎に交互に繰り返し送
出し、伝送処理する。
【0039】図7は、稼働状態CPU1が存在しない局
アドレスを存在問合せする情報メッセージ例を示す。二
重化プログラマブルコントローラが正常動作の場合、無
応答監視時間(1msec )の間に伝送パケットは存在し
ない。稼働状態CPU1と待機状態CPUとが稼働状態
となる二重化プログラマブルコントローラの異常動作
(両系稼働状態)においては、前記無応答監視時間(1
msec )の間に伝送パケットが存在する場合が生ずる。
【0040】第三の発明の両系稼働状態検出手段は第三
の両系稼働状態検出手段とする。図4は、この第三の両
系稼働状態検出手段の動作フローチャートを示す。稼働
状態の常用設定する稼働状態CPU1の第三の両系稼働
状態検出手段の動作は10msec 定周期で実行する。ス
テップS1において、I/O装置(制御装置)が送出す
る伝送パケットをI/O伝送処理し、引き続きステップ
S2において、その他の伝送パケットをその他の伝送処
理し、終了する。
【0041】その他の伝送処理に含まれる存在問合せ伝
送実施後の第三の両系稼働状態検出手段の動作をステッ
プS3〜ステップS12に示す。ステップS3におい
て、(存在問合せ)伝送正常終了で無ければ、ステップ
S11において、存在問合せ伝送の応答局番異常カウン
タをクリアし、ステップS12において、伝送異常処理
を実施し、終了する。
【0042】ステップS3において、伝送正常終了で有
り、ステップS4において、受信データの局番はポーリ
ング局の局番で無ければ、ステップS7において、存在
問合せ伝送の応答局番異常カウンタを+1し、ステップ
S8において、(予め定める)規定数オーバで無けれ
ば、ステップS10において、応答局番異常処理を実施
し、終了する。
【0043】ステップS8において、規定数オーバで有
れば、“両系稼働状態”を検出し、I/Oバスを介する
制御装置31、32、・・・・3Nとの通信を停止する
異常停止処理を実行し、終了する。ステップS4におい
て、受信データの局番はポーリング局の局番で有れば、
ステップS5において、存在問合せ伝送の応答局番異常
カウンタをクリアし、ステップS6において、通常処理
を実施し、終了する。
【0044】常用設定するCPU1にのみ第三の両系稼
働状態検出手段を備える事により、両系停止状態は発生
しない。
【0045】
【発明の効果】二つのCPUを備える二重化プログラマ
ブルコントローラにおいて、一方のCPUを“常用設
定”し、他のCPUを“予備設定”する。“常用設定”
するCPUと“予備設定”するCPUと複数の制御装置
(I/O装置)とを第一の伝送路(I/Oバス)にそれ
ぞれ接続する。
【0046】第一の発明において、“常用設定”するC
PUと“予備設定”するCPUとは第二の伝送路(同期
バス)により相互に接続する。“常用設定”するCPU
は、二重化プログラマブルコントローラ動作開始時点よ
り稼働状態となり、I/Oバスを介し、複数のI/O装
置と出力データと入力データとを通信する。
【0047】稼働状態の“常用設定”するCPUは、同
期バスを介し、“予備設定”するCPUとステータスを
相互に通信する。“常用設定”するCPUのCPUクロ
ックの間欠停止等により、“予備設定”するCPUが稼
働状態になる両系稼働状態が発生する場合、“常用設
定”するCPUに備える第一の両系稼働検出手段は、同
期バスを介して相互に通信するステータスデータにより
両系稼働状態を検出し、直ちに“常用設定”するCPU
の稼働状態を停止し、I/Oバスへのアクセスを停止
し、両系稼働状態を終了させる事が出来る。
【0048】第二の発明において、“常用設定”するC
PUは、二重化プログラマブルコントローラ動作開始時
点より稼働状態となり、I/Oバスを介し、複数のI/
O装置と出力データと入力データとを通信し、更に“予
備設定”するCPUとステータスを相互に通信する。
“常用設定”するCPUのCPUクロックの間欠停止等
により、“予備設定”するCPUが稼働状態になる両系
稼働状態が発生する場合、“常用設定”するCPUに備
える第二の両系稼働検出手段は、I/Oバスを介して相
互に通信するステータスデータにより両系稼働状態を検
出し、少なくとも数10秒程度以内に“常用設定”する
CPUの稼働状態を停止し、I/Oバスへのアクセスを
停止し、両系稼働状態を終了させる事が出来る。
【0049】第三の発明において、“常用設定”するC
PUは、二重化プログラマブルコントローラ動作開始時
点より稼働状態となり、I/Oバスを介し、複数のI/
O装置と出力データと入力データとを通信し、“予備設
定”するCPUとステータスを相互に通信し、更に“存
在問合せ”ポーリングを実施する。“常用設定”するC
PUのCPUクロックの間欠停止等により、“予備設
定”するCPUが稼働状態になる両系稼働状態が発生す
る場合、“常用設定”するCPUに備える第三の両系稼
働検出手段は、I/Oバスを介して実施する“存在問合
せ”ポーリングデータに対するセレクティングデータが
指定局アドレスと異なる連続回数が予め定める規定数を
超えることにより両系稼働状態を検出し、少なくとも数
10秒程度以内に“常用設定”するCPUの稼働状態を
停止し、I/Oバスへのアクセスを停止し、両系稼働状
態を終了させる事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による二重化プログラマブルコントロー
ラの一実施例の構成図
【図2】第一の両系稼働検出手段の動作フロー図
【図3】第二の両系稼働検出手段の動作フロー図
【図4】第三の両系稼働検出手段の動作フロー図
【図5】第二の発明による二重化プログラマブルコント
ローラの情報メッセージ図
【図6】両系稼働状態の情報メッセージ図
【図7】第三の発明による二重化プログラマブルコント
ローラの情報メッセージ図
【符号の説明】
1 CPU(常用設定) 2 CPU(予備設定) 4 第一の伝送路(I/Oバス) 5 第二の伝送路(同期バス) 11 両系稼働状態検出手段 12、22 相手CPUステータスメモリ 13、23 受信バッファ 14、24 送信バッファ 31、32、・・・・3N制御装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一の伝送路に複数の制御装置と二つのC
    PUとをそれぞれ接続し、第二の伝送路に二つのCPU
    を相互に接続し、 二つのCPUの一方を常用系に設定し、他方を予備系に
    設定し、 常用設定するCPUと複数の制御装置とは、第一の伝送
    路を介し、半二重シリアル伝送によりポーリング・セレ
    クティング方式で局アドレスを含むデータを通信し、 常用設定するCPUと予備設定するCPUとは、第二の
    伝送路を介し、半二重シリアル伝送によりトークンパス
    方式で自己のステータスと制御データとをサイクリック
    に相互に通信し、 常用設定するCPUと複数の制御装置とが第一の伝送路
    を介し実施する通信に異常が発生する場合、予備設定す
    るCPUが第一の伝送路を介し複数の制御装置と通信す
    る二重化プログラマブルコントローラに於いて、 二つのCPUは第二の伝送路を介し相互に通信し、自己
    ステータス領域にステータスと制御データと稼働状態、
    又は待機状態を示すデータとを書き込み、 常用設定するCPUは、自己が稼働状態である時、予備
    設定するCPUのステータス領域に稼働状態のデータが
    有る場合、第一の伝送路を介し複数の制御装置と実施す
    る通信を含む自己の稼働を異常停止する第一の両系稼働
    状態検出手段を備える、 ことを特徴とする二重化プログラマブルコントローラ。
  2. 【請求項2】一つの伝送路に複数の制御装置と二つのC
    PUとをそれぞれ接続し、 二つのCPUの一方を常用設定し、他方を予備設定し、 常用設定するCPUは、第一の伝送路を介し、複数の制
    御装置と半二重シリアル伝送によりポーリング・セレク
    ティング方式で局アドレスを含むデータを通信し、予備
    設定するCPUとそれぞれ自己のステータスを相互に通
    信し、 常用設定するCPUと複数の制御装置とが伝送路を介し
    実施する通信に異常が発生する場合、予備設定するCP
    Uが伝送路を介し複数の制御装置と通信する二重化プロ
    グラマブルコントローラに於いて、 二つのCPUは伝送路を介し相互に通信し、自己ステー
    タス領域にステータスと稼働状態、又は待機状態を示す
    データとを書き込み、 常用設定するCPUは、自己が稼働状態であり、伝送路
    を介し受信する制御装置の局アドレスを含むデータの局
    アドレスが、自己がポーリング・セレクティングするア
    ドレスと異なり、該アドレスが予備設定するCPUがポ
    ーリング・セレクティングするアドレスと一致し、予備
    設定するCPUのステータス領域に稼働状態のデータが
    有る場合、伝送路を介し複数の制御装置と実施する通信
    を含む自己の稼働を異常停止する第二の両系稼働状態検
    出手段を備える、 ことを特徴とする二重化プログラマブルコントローラ。
  3. 【請求項3】一つの伝送路に複数の制御装置と二つのC
    PUとをそれぞれ接続し、 二つのCPUの一方を常用設定し、他方を予備設定し、 常用設定するCPUは、伝送路を介し、複数の制御装置
    と半二重シリアル伝送によりポーリング・セレクティン
    グ方式で局アドレスを含むデータを通信し、伝送路への
    接続が未確認の制御装置の局アドレスを確認する存在問
    合せポーリングを実施し、 予備設定するCPUと、伝送路を介し、自己のステータ
    スを相互に通信し、 常用設定するCPUと複数の制御装置とが伝送路を介し
    実施する通信に異常が発生する場合、予備設定するCP
    Uが伝送路を介し複数の制御装置と通信する二重化プロ
    グラマブルコントローラに於いて、 稼働状態にあるCPUは、伝送路への接続が未確認の制
    御装置の局アドレスを確認する存在問合せポーリングデ
    ータに対し、伝送路を介し受信する制御装置の局アドレ
    スを含むデータの局アドレスが、自己がポーリングする
    アドレスと異なる連続誤り回数が予め定める回数を超え
    る場合、伝送路を介し複数の制御装置と実施する通信を
    含む自己の稼働を異常停止する第三の両系稼働状態検出
    手段を備える、 ことを特徴とする二重化プログラマブルコントローラ。
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