JP2977705B2 - ネットワーク接続された多重化コンピュータシステムの制御方式 - Google Patents

ネットワーク接続された多重化コンピュータシステムの制御方式

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JP2977705B2 JP5170147A JP17014793A JP2977705B2 JP 2977705 B2 JP2977705 B2 JP 2977705B2 JP 5170147 A JP5170147 A JP 5170147A JP 17014793 A JP17014793 A JP 17014793A JP 2977705 B2 JP2977705 B2 JP 2977705B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LAN(Local Area N
etwork)やWAN(Wide Area Network)などのネットワ
ークに接続された多重化コンピュータシステムに関し、
特に、相互に重複することのない任意のネットワークア
ドレスがあらかじめ設定されているネットワークコント
ローラを個々に備えた複数の等価なコンピュータシステ
ムの内の任意の一つを運用系に、他のものを待機系と
し、かつこれらのコンピュータシステムと端末システム
とをネットワークを通じて接続したもので、その動作開
始に先立って、前記待機系は前記運用系の前記ネットワ
ークアドレスを系間通信路により確認してこの値で自系
のネットワークアドレスを更新することにより、前記端
末システムから同じネットワークアドレスを用いて前記
コンピュータシステムのそれぞれと通信できるようにし
た多重化コンピュータシステムに関する。
【0002】このような多重化コンピュータシステムで
は、同一ネットワーク上に、同じネットワークアドレス
を持つ複数のネットワークコントローラが同時に動作す
るといった状況が発生しないようにすることが強く要請
され、本発明はこの要請に応えるものである。
【0003】
【従来の技術】図5は一般的な二重化コンピュータシス
テムの適用例を示す説明図であり、21はコンピュータシ
ステム(運用系)、22はコンピュータシステム(待機
系)、23、23′はCPU、24、24′はメモリ(主記憶装
置)、25、25′はディジタルI/Oコントローラ(DIO
C) 、26、26′は系間通信路コントローラ、27、27′は
ファイル系コントローラ、28、28′はLANコントロー
ラ、29、29′はシステムディスク装置、30は二重化切替
装置、31は系間通信路、32は共通ディスク装置、33はL
AN、34は端末システムをそれぞれ示している。
【0004】ここで、二重化切替装置30は、コンピュー
タシステム同士の相互監視機能を持っており、運用系21
に電源故障やソフトウェアの異常ループ・内部矛盾など
の各種障害が発生したときにはその旨を示す割込みビッ
トを待機系22に通知し、さらには待機系22の方で系間通
信路31を介して運用系21の障害を検出したときにはその
原因を問合せるための系間通信路として用いられる。
【0005】また、系間通信路31は二重化されており、
待機系22は、運用系21に対する定周期診断、すなわち定
周期で所定のメッセージを送信してこれに対する返事を
確認するといった診断処理を行い、運用系21からの所定
の返事を確認できないときには二重化切替装置30の表示
ビットを使用して運用系21に障害原因を問い合わせてい
る。
【0006】このように、運用系21からの障害発生通知
といった相互監視ルートと、待機系22から運用系21に送
ったメッセージに対する所定の応答の有無といった定周
期診断ルートとの2系統により、待機系22は各種障害が
発生していないかどうかをチェックしている。
【0007】そして、待機系22は、前記の相互監視ルー
トまたは定周期診断ルートのいずれかにより障害発生を
確認すると、運用系21に対してもう一方のルート経由で
障害原因を問い合わせるようにしている。
【0008】これは、相互監視ルートまたは定周期診断
ルートのハードウェア障害が発生しているだけで運用系
21は正常に動作している場合と、運用系21のソフトウェ
アや電源などの障害が発生している場合とを識別し、後
者についてのみ待機系を切り替えて新運用系に設定する
ためである。
【0009】すなわち、前者の場合には、障害原因の問
い合わせに対する応答として、電源やソフトウェアの正
常動作を示す表示ビットなどが運用系21から待機系22に
送られるが、後者の場合にはこのようなことはない。な
お、相互監視ルートと定周期診断ルートのそれぞれから
障害発生が確認されたときには、待機系22は、運用系21
に対して障害原因を問い合わせることなしに当該運用系
内部での障害発生と判断する。
【0010】一方、世の中で用いられるLANコントロ
ーラはすべてその製造段階(出荷段階)においてそれぞ
れを個々に識別するためのネットワークアドレスが付与
されており、ここで示したLANコントローラ28、28′
のネットワークアドレスも各コンピュータシステムに組
み込まれた段階では異なった値になっている。
【0011】しかしながら、それでは端末システムから
この多重化システムに通信するたびにその時点での運用
系のLANコントローラのアドレスを確認しなければな
らないといった不便さがあるため、多重化コンピュータ
システムの動作開始に先立って、待機系が運用系のLA
Nコントローラのネットワークアドレスを先ず確認して
その値で自らのネットワークアドレスを更新することに
より、端末システムからこの多重化コンピュータシステ
ムをみたときの各LANコントローラのネットワークア
ドレスが同じ値になるようにしている。
【0012】図6は二重化切替装置30の具体例を示す説
明図であり、23、23′はCPU、25、25′はディジタル
I/Oコントローラ(DIOC) 、41は電源異常通知の入力
ビット(COMP)、42はパニック発生通知の入力ビット(CAL
L)、43はパニック発生通知の出力ビット(PANIC) 、44は
ソフトウェア故障通知の入力ビット(WDTI: Watch DogTi
mer Input) 、45はウォッチドッグタイマー、46、46′
は外部設備インタフェースをそれぞれ示している。
【0013】ここで、電源が切断した系の外部設備イン
タフェース46、46′の信号が変化すると他系の入力ビッ
ト(COMP)41は“1”から“0”に変化し、「ソフトウェ
ア異常(パニック)」が発生したときのパニック関数が
自系の出力ビット(PANIC) 43をONにすると他系の入力ビ
ット(CALL)42が“0”から“1”に変化する。
【0014】また、ウォッチドッグタイマー45により異
常ループ(無限ループ)やパニックには至らないOSプ
ログラムの内部矛盾(デッドロックなど)といった「ソ
フトウェア故障」が検出されたときには、入力ビット(W
DTI)44の値が変化する。
【0015】このように、ソフトウェアの故障は、その
コンピュータシステム全体が完全に非動作状態となる
「ソフトウェア異常(パニック)」と、その一部は動作
状態のままとなる可能性が高い「ソフトウェア故障」と
に大別される。
【0016】図7は、待機系から新運用系に切り替わる
ときの処理の流れを示す説明図であり、待機系22では次
のような処理が行われる。すなわち、 (21)二重化切替装置30の運用系からの入力ビット41、4
2、44の変化や、系間通信路31を用いた定周期診断結果
に基づいて運用系21または系間ハードウェア(二重化切
替装置30、系間通信路31など)での障害発生を確認す
る。 (22)この確認に用いられてない方のルート、すなわち入
力ビット41、42、44の変化があった場合には系間通信路
31経由で、また定周期診断結果で障害発生を確認したと
きには二重化切替装置30経由で障害原因を運用系21に問
い合わせる。これは、先の障害発生が運用系のシステム
ダウンに基づくものであるのか、それとも専ら系間ハー
ドウェアの故障に基づくものであるかを調べるためであ
り、所定の監視時間内に応答がない場合には前者と判断
して次のステップに進む。 (23)自らのLANコントローラ28′の活性化処理を行う
ことにより自系を新運用系に切り替える。といった一連
の処理が行われることになる。
【0017】なお、前記障害発生が系間ハードウェアの
故障に基づくものである場合には、待機系は、監視時間
内に運用系からの「自系が正常動作している」旨の回答
を得てステップ(23) の活性化処理を行うことなしに次
の障害発生に備える。
【0018】また、ステップ(21)で入力ビット41、4
2、44の変化と定周期診断結果の両者からそれぞれ障害
発生を確認した場合には、運用系のシステムダウンに基
づく障害であるとみなしてステップ(22) 以降の処理は
省略される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の多
重化コンピュータシステムでは、新運用系の確定に際し
て旧運用系のLANコントローラの動作・不動作につい
てまで考慮していないため、旧運用系の障害が前記の
「ソフトウェア故障」に基づくときにはそのLANコン
トローラが依然として動作状態のままになっていること
がありえる。
【0020】この場合、同じネットワークアドレスを持
つ複数(旧運用系と新運用系)のLANコントローラ2
8、28′がともにLAN33上で動作するといった異常事
態になってしまい、端末システムと新運用系との間の正
しい通信ルートが確保されないケースが生じるという問
題点があった。
【0021】そして、同じような問題点は、多重化コン
ピュータシステムの立ち上げの際に待機系となるべき系
が誤動作して運用系の状態になってしまう、すなわちL
ANコントローラ28′の活性化処理が行われた場合にも
生じる(図8参照)。
【0022】そこで、本発明では、運用系または新運用
系として動作予定のコンピュータシステムの系は、先
ず、他系のネットワークコントローラの非活性化処理を
実行し、さらには他系の動作状態のネットワークコント
ローラの内で同じアドレスを持つものが存在しているか
どうかの確認処理を必要に応じて実行することにより、
同じネットワーク上に同一アドレスを持つネットワーク
コントローラがそれぞれ動作状態で存在するといったこ
とがないようにし、端末システムと多重化コンピュータ
システムとの間の通信路を確実に確保することを目的と
する。
【0023】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の基本構成
図である。図において、1は運用系(コンピュータシス
テム)、2は待機系(コンピュータシステム)、3はL
ANやWANなどのネットワーク、4はパソコンやワー
クステーションなどの端末システム、5は運用系1とネ
ットワーク3との間のインタフェースを構成するネット
ワークコントローラ、6は待機系2とネットワーク3と
の間のインタフェースを構成するネットワークコントロ
ーラをそれぞれ示している。
【0024】待機系2は少なくとも運用系1と同程度の
処理能力を持つコンピュータシステムであり、両者の間
では従来と同じように相互監視や定周期診断が行われて
いる。なお、以下の記載で用いる「系間通信路」には前
述のように二重化切替装置が含まれる(図5参照)。
【0025】また、従来の多重化コンピュータシステム
と同じように、各待機系2のネットワークコントローラ
6のネットワークアドレスは、各系の立ち上げの際に行
われる前記アドレス変更処理によってネットワークコン
トローラ5のそれと同じ値に設定される。
【0026】ここで、運用系1は、その立ち上げのと
き、待機系2のネットワークコントローラ6を非活性化
する旨の指示を系間通信路を通じて待機系2に送り、こ
れを受けた待機系2では自らのネットワークコントロー
ラ6の非活性化処理を行っている。
【0027】そして、その後の運用系1の動作状態にお
いてソフトウェア障害が発生した場合の、待機系2での
処理手順は次のようになっている。すなわち、 相互監視機能や定周期診断機能により障害発生を確認
して、次のステップに進む。 運用系(障害系)1のネットワークコントローラ5の
非活性化を指示して、次のステップに進む。 ネットワークアドレスの多重活性状態となっていない
かどうか、すなわち自系のネットワークコントローラ6
と同じネットワークアドレスを持つ(障害系の)ネット
ワークコントローラ5が動作状態のままとなっていない
かどうかをネットワーク3を介して確認して、次のステ
ップに進む。 この「多重活性状態」が発生している場合には次のス
テップに進み、また発生していない場合にはステップ
に進む。 所定時間だけ待ってからステップに戻る。 自系のネットワークコントローラ6の活性化処理を実
行する。 といった一連の処理により、待機系2は新運用系とな
る。なお、この処理手順は、相互監視機能や定周期診断
機能を有するハードウェア部分や電源の障害発生の場合
にも同じように実行される。
【0028】なお、ステップで所定時間だけ待つの
は、依然として障害状態が継続しているのであればこの
間に運用系1での非活性化処理が続行されてネットワー
クアドレスの多重活性状態が解消されるからである。
【0029】
【作用】本発明は、このように、多重化コンピュータシ
ステムにおいてその立上げや待機系から新運用系への切
り替えに際し、運用系・新運用系は他系のネットワーク
コントローラ5、6の非活性化を指示し、さらにはこの
他系が非活性状態になっていることをネットワーク3経
由で確認してから自系のネットワークコントローラの活
性化処理を行うことにより、同一のネットワークアドレ
スを持つ複数のネットワークコントローラが同じネット
ワーク上で動作状態となることのないようにしている。
【0030】その結果、後述のシステム立上げの際の運
用系決定処理が正しく行われない場合を除いて、端末シ
ステム(端末装置)4は多重化コンピュータシステム
1、2・・・のその時点での運用系のみと確実に接続さ
れ、端末システムと多重化コンピュータシステムとの間
の通信路が正しく確保されることになる。
【0031】ステップの確認処理は、系間通信路やコ
ントローラ(図5参照)の故障などによってステップ
の指示が運用系1に送られずに当該運用系での非活性化
処理が行われない場合などに対応するといった、いわば
多重化コンピュータシステムとしての信頼性をより高く
するためのものであり、系間通信路などの精度によって
は省略することも可能である。
【0032】また、システム立ち上げの際の待機系2に
おける非活性化処理の後で、運用系1がステップ〜
に対応した処理を行うようにしてもよい。さらには、図
示していないが複数の運用系から構成される多重化コン
ピュータシステムの場合にも本発明が適用できることは
勿論である。
【0033】
【実施例】図2〜図4を参照して本発明の実施例を説明
する。なお、以下の説明では、本発明の多重化コンピュ
ータシステムのブロック構成自体は従来のものと同じで
あるため、図5で示した参照番号、技術用語などを必要
に応じて用いることにし、さらには、多重化コンピュー
タシステムの一例として二重化の場合について述べるこ
とにする。
【0034】図2および図3は、二重化コンピュータシ
ステムにおける各CPUの立ち上げの様子を示す説明図
である。図2は、運用系の決定処理が正しく行われる場
合であり、各系はそれぞれ自系の全コントローラの活性
化処理を実行するとともに、系間通信路31を経由した運
用系からの指示により待機系のネットワークコントロー
ラなどを強制的に非活性化している。
【0035】したがって、運用系のネットワークコント
ローラは活性状態に、また他の待機系のネットワークコ
ントローラは非活性状態にそれぞれ設定されることにな
り、多重化コンピュータシステムの正常な動作状態が確
保される。
【0036】図3は、運用系の決定処理が誤動作したた
めに待機系となるべき系のCPUも運用系として立ち上
がった場合で、このときには系間通信路31を経由した当
該系からの非活性化指示により本来の運用系の方のネッ
トワークコントローラも非動作状態に設定される。これ
は、同じネットワークアドレスが複数存在することにと
もなうネットワーク障害の発生を防止することが目的で
ある。
【0037】したがって、この場合、両系のネットワー
クコントローラはともに動作せず、端末システム34から
LAN33経由でコンピュータシステム21、22・・・に通
信することはできない。
【0038】図4は、待機系から新運用系に切り替わる
ときの処理の流れを示す説明図である。なお、ステップ
(21)′の相互監視機能・定周期診断機能と、ステップ(2
2)′の障害原因問合せ機能は図7で示したものと同じ内
容である。
【0039】すなわち、待機系22では次のような一連の
処理が行われている。 (21)′二重化切替装置30における運用系21からの入力ビ
ット41、42、44の変化や、系間通信路31を用いた定周期
診断結果に基づいて運用系21または系間ハードウェア
(二重化切替装置30、系間通信路31など)での障害発生
を確認する。 (22)′この確認に用いられなかった方のルート、すなわ
ち入力ビット41、42、44の変化があったときには系間通
信路31により、また定周期診断結果で障害発生を確認し
たときには二重化切替装置30によりそれぞれの障害原因
を運用系21に問い合わせる。 (23)′この問い合わせに対して所定の監視時間内に応答
がない場合には運用系21でのソフトウェア障害、電源故
障などと判断して、自系のLANコントローラ28′など
の活性化処理を行う。
【0040】そして、このステップ (23)′では、 ・DIOC25′経由による、運用系21のLANコントローラ
28に対する非活性化指示 ・ネットワーク経由による、ネットワークアドレスの多
重活性状態の確認 ・自系のLANコントローラ28などの非活性化処理 を順次行っている(図1参照)。
【0041】この非活性化指示を受けた運用系21では、
CPU23がパニック関数を発生させて自系の(LANコ
ントローラ28も含む) コントローラのすべてを非活性化
することにより自システムを停止状態にしている。
【0042】以上述べたように、本発明は、多重化コン
ピュータシステムの立上げの際の運用系決定処理が間違
って複数のネットワークコントローラが活性化されるこ
とになるといった場合や、運用系が前記「ソフトウェア
故障」のために何らかの障害が発生したにもかかわらず
そのネットワークコントローラは動作状態のままである
といった場合などに、同じネットワーク上で複数の(同
一のネットワークアドレスを持つ)ネットワークコント
ローラが動作することのないようにしたものである。
【0043】
【発明の効果】本発明は、このように、ネットワークに
接続された多重化コンピュータシステムの立ち上げや、
待機系コンピュータシステムの新運用系への切り替えの
際などに、待機系や新待機系(旧運用系)のネットワー
クコントローラを積極的に非活性化している。
【0044】そのため、本来の運用系以外の待機系や新
待機系(旧運用系)のネットワークコントローラが動作
状態となることはなく、ネットワークを介して多重化コ
ンピュータシステムと通信する端末システムの方では、
運用系の切り替えによりいったん通信が途絶えても同一
のネットワークアドレスを使用したままで新運用系との
通信を確実に再開することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、基本構成図である。
【図2】本発明の、運用系の決定処理が正しく行われた
場合の処理の流れを示す説明図である。
【図3】本発明の、運用系の決定処理が正しく行われな
かった場合の処理の流れを示す説明図である。
【図4】本発明の、待機系から新運用系に切り替わると
きの処理の流れを示す説明図である。
【図5】一般的な、二重化コンピュータシステムの適用
例を示す説明図である。
【図6】一般的な、二重化切替装置の具体例を示す説明
図である。
【図7】従来の、待機系から新運用系に切り替わるとき
の処理の流れを示す説明図である。
【図8】従来の、運用系の決定処理が正しく行われなか
った場合の処理の流れを示す説明図である。
【符号の説明】
図1において、 1・・・運用系(コンピュータシステム) 2・・・待機系(コンピュータシステム) 3・・・ネットワーク 4・・・端末システム(パソコンなど) 5・・・運用系のネットワークコントローラ 6・・・待機系のネットワークコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河合 桂介 神奈川県大和市深見西四丁目2番49号 株式会社ピーエフユー大和工場内 (56)参考文献 特開 昭63−237136(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 11/20 G06F 13/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に重複することのない任意のネット
    ワークアドレスがあらかじめ設定されているネットワー
    クコントローラを個々に備えた複数のコンピュータシス
    テムの内の任意の一つを運用系に、他のものを待機系と
    し、かつこれらのコンピュータシステムと端末システム
    とをネットワークを通じて接続したもので、その動作開
    始に先立って、前記待機系は前記運用系の前記ネットワ
    ークアドレスを系間通信路により確認してこの値で自系
    のネットワークアドレスを更新することにより、前記端
    末システムから同じネットワークアドレスを用いて前記
    コンピュータシステムのそれぞれと通信できるようにし
    た多重化コンピュータシステムにおいて、 前記運用系は、その立ち上げの際、前記待機系の前記ネ
    ットワークコントローラの非活性化を系間通信路経由で
    指示し、 前記待機系は、この指示にもとづいて自系の前記ネット
    ワークコントローラの非活性化処理を行い、 前記運用系と待機系との決定処理の誤動作の場合にも、
    前記ネットワーク上に、同じネットワークアドレスを持
    つ複数の前記ネットワークコントローラが同時に動作す
    るといったことがないようにしたことを特徴とするネッ
    トワーク接続された多重化コンピュータシステムの制御
    方式。
  2. 【請求項2】 相互に重複することのない任意のネット
    ワークアドレスがあらかじめ設定されているネットワー
    クコントローラを個々に備えた複数の等価なコンピュー
    タシステムの内の任意の一つを運用系に、他のものを待
    機系とし、かつこれらのコンピュータシステムと端末シ
    ステムとをネットワークを通じて接続したもので、その
    動作開始に先立って、前記待機系は前記運用系の前記ネ
    ットワークアドレスを系間通信路により確認してこの値
    で自系のネットワークアドレスを更新することにより、
    前記端末システムから同じネットワークアドレスを用い
    て前記コンピュータシステムのそれぞれと通信できるよ
    うにした多重化コンピュータシステムにおいて、 前記待機系は、障害の発生を検出したとき、前記運用系
    に対して強制的なシステムダウン指示の割り込みを通知
    してから自系の前記ネットワークコントローラの活性化
    処理を行い、 前記運用系の前記ネットワークコントローラが前記障害
    の影響を受けてない場合にも、前記ネットワーク上に、
    同じネットワークアドレスを持つ各系の前記ネットワー
    クコントローラが同時に動作するといったことがないよ
    うにしたことを特徴とするネットワーク接続された多重
    化コンピュータシステムの制御方式。
  3. 【請求項3】 前記待機系は、前記割り込みを通知した
    後、自系と同じアドレスを持つ動作状態のネットワーク
    コントローラが存在するかどうかを前記ネットワークを
    通じて確認し、「存在しない」の応答が得られた場合に
    はじめて自系の前記ネットワークコントローラの活性化
    処理を行うようにした請求項2記載のネットワーク接続
    された多重化コンピュータシステムの制御方式。
  4. 【請求項4】 前記運用系は、前記割り込みに基づいて
    自系の前記ネットワークコントローラを含め各種コント
    ローラすべての非活性化処理を行うための関数を発生す
    るようにした請求項2または3記載のネットワーク接続
    された多重化コンピュータシステムの制御方式。
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