JP2616367B2 - 回転式車両用シート - Google Patents
回転式車両用シートInfo
- Publication number
- JP2616367B2 JP2616367B2 JP4340953A JP34095392A JP2616367B2 JP 2616367 B2 JP2616367 B2 JP 2616367B2 JP 4340953 A JP4340953 A JP 4340953A JP 34095392 A JP34095392 A JP 34095392A JP 2616367 B2 JP2616367 B2 JP 2616367B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circular opening
- upper base
- lower base
- seat
- base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C3/00—Chairs characterised by structural features; Chairs or stools with rotatable or vertically-adjustable seats
- A47C3/18—Chairs or stools with rotatable seat
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/02—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
- B60N2/04—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable
- B60N2/14—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable rotatable, e.g. to permit easy access
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はシート本体を車室床面上
で回転調整可能に支持してなる回転式車両用シートに関
し、特にこの車両用シートに於ける回転調整機構の改良
に関する。
で回転調整可能に支持してなる回転式車両用シートに関
し、特にこの車両用シートに於ける回転調整機構の改良
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から車両用シートに於いて、シート
の向きを着座者の好みや要求に応じて変更調節し得るよ
うな構成を採用した回転式のシートが知られている。即
ち、この種の回転式の車両用シートとしては、面擦り合
わせ式やシャフトアップ回転式等による回転調整機構
を、シート本体の下方で車室床面との間に介在させて設
けてなる構造のものが、従来から種々提案されている。
の向きを着座者の好みや要求に応じて変更調節し得るよ
うな構成を採用した回転式のシートが知られている。即
ち、この種の回転式の車両用シートとしては、面擦り合
わせ式やシャフトアップ回転式等による回転調整機構
を、シート本体の下方で車室床面との間に介在させて設
けてなる構造のものが、従来から種々提案されている。
【０００３】例えば実開昭６３−８３０５８号公報に
は、シート本体を支持する上部ベースと車室床面上に載
置される下部ベースとを備え、それぞれの円形開口周縁
部を面擦り合わせによって摺動回動自在な状態で積層し
て組み合わせることにより、上部ベースを下部ベース上
で相対的に回動可能に支持してなる回転ユニットを構成
し、且つ両ベースを所定の回動位置でラッチ等の係止手
段により係止して回転を阻止し得るように構成した回転
式座席が開示されている。
は、シート本体を支持する上部ベースと車室床面上に載
置される下部ベースとを備え、それぞれの円形開口周縁
部を面擦り合わせによって摺動回動自在な状態で積層し
て組み合わせることにより、上部ベースを下部ベース上
で相対的に回動可能に支持してなる回転ユニットを構成
し、且つ両ベースを所定の回動位置でラッチ等の係止手
段により係止して回転を阻止し得るように構成した回転
式座席が開示されている。
【０００４】そして、このような回転式座席に依れば、
係止手段を外部から操作することで、上部ベースを下部
ベースに対し相対的に回動調整し、且つ係止手段によっ
て所定個所で係止することで、上部ベース上に載置され
るシート本体の向きを任意の方向に調整し得るものであ
った。
係止手段を外部から操作することで、上部ベースを下部
ベースに対し相対的に回動調整し、且つ係止手段によっ
て所定個所で係止することで、上部ベース上に載置され
るシート本体の向きを任意の方向に調整し得るものであ
った。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の回転式座席では、上部ベースを、下部ベース上に安
定して回動調整自在に保持させる為に、下部ベースの円
形開口周縁部に設けた環状支え部上に摺動回動自在な状
態で積層される上部ベースの円形開口周縁部を、上方か
ら押え付けて保持する押えリングプレートを、上部ベー
ス上に積層し、その一部を下部ベース側に組付け固定す
ることが、従来から行なわれていた。
来の回転式座席では、上部ベースを、下部ベース上に安
定して回動調整自在に保持させる為に、下部ベースの円
形開口周縁部に設けた環状支え部上に摺動回動自在な状
態で積層される上部ベースの円形開口周縁部を、上方か
ら押え付けて保持する押えリングプレートを、上部ベー
ス上に積層し、その一部を下部ベース側に組付け固定す
ることが、従来から行なわれていた。
【０００６】然し乍ら、上述した従来構造に依れば、回
転ユニットとしての下部ベース上で上部ベースに、シー
ト本体側から剥離方向への作用力が働くことに対しての
強度面で問題があった。特に、上部ベースを、上方から
押え付ける押えリングプレートは、単純な平板形状であ
ることが多く、シート本体側で回転ユニットの回転中心
から片寄った方向に大きな力が作用すると、上部ベース
が下部ベースから外れてしまうと言った問題を生じる虞
れがあった。
転ユニットとしての下部ベース上で上部ベースに、シー
ト本体側から剥離方向への作用力が働くことに対しての
強度面で問題があった。特に、上部ベースを、上方から
押え付ける押えリングプレートは、単純な平板形状であ
ることが多く、シート本体側で回転ユニットの回転中心
から片寄った方向に大きな力が作用すると、上部ベース
が下部ベースから外れてしまうと言った問題を生じる虞
れがあった。
【０００７】このような上部ベースの下部ベースに対し
ての剥離強度を向上させる為に、回転部品である上部ベ
ース側に補強部材を追加し、上部ベースを下部ベースに
対し充分な強度を持って回動自在な状態で組付け保持さ
せるようにすることが考えられるが、新たに補強部材を
必要とし、構造が複雑となるばかりでなく、組立性やコ
スト面で問題を生じるものであった。特に、回転式の車
両用シートを構成するには、回転調整機構の上部又は下
部に、シート本体を前後動させる為のシートスライド機
構をも介在させることが必要で、この回転調整機構を、
可能な限り簡単な構造でしかも小型化、コンパクト化を
図って構成することが必要で、このような点をも配慮し
なければならない。
ての剥離強度を向上させる為に、回転部品である上部ベ
ース側に補強部材を追加し、上部ベースを下部ベースに
対し充分な強度を持って回動自在な状態で組付け保持さ
せるようにすることが考えられるが、新たに補強部材を
必要とし、構造が複雑となるばかりでなく、組立性やコ
スト面で問題を生じるものであった。特に、回転式の車
両用シートを構成するには、回転調整機構の上部又は下
部に、シート本体を前後動させる為のシートスライド機
構をも介在させることが必要で、この回転調整機構を、
可能な限り簡単な構造でしかも小型化、コンパクト化を
図って構成することが必要で、このような点をも配慮し
なければならない。
【０００８】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、ロアーベース、アッパーベースからなる回
転調整機構を、必要最小限の構成部品点数で簡単に構成
し、しかもアッパーベース側にシート本体側から剥離方
向に働く作用力に対しての充分な剥離強度を発揮でき、
更に加工、組立性に優れ、コスト的にも安価な回転式車
両用シートを得ることを目的としている。
ものであり、ロアーベース、アッパーベースからなる回
転調整機構を、必要最小限の構成部品点数で簡単に構成
し、しかもアッパーベース側にシート本体側から剥離方
向に働く作用力に対しての充分な剥離強度を発揮でき、
更に加工、組立性に優れ、コスト的にも安価な回転式車
両用シートを得ることを目的としている。
【０００９】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
為に本発明に係る回転式車両用シートは、シート本体を
車室床面上で回転調整可能に支持する回転調整機構を、
円形開口を有するロアーベースと、その円形開口周縁部
にこれに合わせて形成された円形開口周縁部が摺動回動
可能に積層して配置されるアッパーベースと、その円形
開口周縁部をロアーベース側の円形開口周縁部との間で
摺動回動自在に保持する周縁部を有する円形開口が形成
されている押え部材と、両ベースの一方に付設されこれ
ら両ベースの回動変位を所定位置で規制する係止手段を
備え、アッパーベースに於ける円形開口周縁部とこれを
ロアーベース側に押え付けて保持する押え部材に於ける
円形開口周縁部とを、それぞれすり鉢形状をもって形成
したものである。
為に本発明に係る回転式車両用シートは、シート本体を
車室床面上で回転調整可能に支持する回転調整機構を、
円形開口を有するロアーベースと、その円形開口周縁部
にこれに合わせて形成された円形開口周縁部が摺動回動
可能に積層して配置されるアッパーベースと、その円形
開口周縁部をロアーベース側の円形開口周縁部との間で
摺動回動自在に保持する周縁部を有する円形開口が形成
されている押え部材と、両ベースの一方に付設されこれ
ら両ベースの回動変位を所定位置で規制する係止手段を
備え、アッパーベースに於ける円形開口周縁部とこれを
ロアーベース側に押え付けて保持する押え部材に於ける
円形開口周縁部とを、それぞれすり鉢形状をもって形成
したものである。
【００１０】
【作用】本発明に依れば、アッパーベースの円形開口周
縁部でのすり鉢形状部を、押え部材の円形開口周縁部で
のすり鉢形状部によって上方から適正な隙間をもって押
え込み、且つこの押え部材をロアーベース側に組付け固
定することで、アッパーベースを、ロアーベース上で所
要の状態で摺動回動自在に保持し、しかも押え部材やこ
れによって押え付けられるアッパーベースに於ける所要
の剥離強度を得られ、更に両ベースの任意の方向への相
対的な回動調整を行なうことによってシート本体の向き
を回転調整し得るものである。
縁部でのすり鉢形状部を、押え部材の円形開口周縁部で
のすり鉢形状部によって上方から適正な隙間をもって押
え込み、且つこの押え部材をロアーベース側に組付け固
定することで、アッパーベースを、ロアーベース上で所
要の状態で摺動回動自在に保持し、しかも押え部材やこ
れによって押え付けられるアッパーベースに於ける所要
の剥離強度を得られ、更に両ベースの任意の方向への相
対的な回動調整を行なうことによってシート本体の向き
を回転調整し得るものである。
【００１１】
【実施例】図１乃至図３は本発明に係る回転式車両用シ
ートの一実施例を示し、これらの図に於いて、先ず図３
を用いて全体を符号１で示す車両用シートの概略構成を
簡単に説明する。即ち、このシート１は、シートクッシ
ョン２及びその後端側に立設されるシートバック３を備
えている。尚、このシートバック３上端部にはヘッドレ
スト４が設けられると共に、このシートバック３をシー
トクッション２に対し傾動調整可能に支持するリクライ
ニング機構（図示せず）等が設けられる。
ートの一実施例を示し、これらの図に於いて、先ず図３
を用いて全体を符号１で示す車両用シートの概略構成を
簡単に説明する。即ち、このシート１は、シートクッシ
ョン２及びその後端側に立設されるシートバック３を備
えている。尚、このシートバック３上端部にはヘッドレ
スト４が設けられると共に、このシートバック３をシー
トクッション２に対し傾動調整可能に支持するリクライ
ニング機構（図示せず）等が設けられる。
【００１２】このようなシート１に於いてシートクッシ
ョン２下方で車室床面との間には、シート１全体を図３
中矢印で示すようにシート中央部を回転中心として回転
調整し、シートの向きを任意に調整し得る回転調整機構
１０が設けられている。
ョン２下方で車室床面との間には、シート１全体を図３
中矢印で示すようにシート中央部を回転中心として回転
調整し、シートの向きを任意に調整し得る回転調整機構
１０が設けられている。
【００１３】さて、本発明に係る回転式車両用シートに
依れば、上述した回転調整機構１０を、図１及び図２か
ら明らかなように、円形開口１２を有するロアーベース
１１と、このロアーベース１１の円形開口周縁部１２ａ
にこれに合わせて形成された円形開口１４の周縁部１４
ａが摺動回動可能に積層して配置されるアッパーベース
１３と、その円形開口周縁部１４ａをロアーベース１１
側の円形開口周縁部１２ａとの間で摺動回動自在に保持
する周縁部１６ａを有する円形開口１６が形成されてい
る押え部材１５と、両ベース１１，１３の一方に付設さ
れこれら両ベース１１，１３の回動変位を所定位置で規
制する係止手段としてのラッチ２０とを備えている。
尚、図中２１はラッチ２０をアッパーベース１３側に固
定するためのラッチブラケットである。
依れば、上述した回転調整機構１０を、図１及び図２か
ら明らかなように、円形開口１２を有するロアーベース
１１と、このロアーベース１１の円形開口周縁部１２ａ
にこれに合わせて形成された円形開口１４の周縁部１４
ａが摺動回動可能に積層して配置されるアッパーベース
１３と、その円形開口周縁部１４ａをロアーベース１１
側の円形開口周縁部１２ａとの間で摺動回動自在に保持
する周縁部１６ａを有する円形開口１６が形成されてい
る押え部材１５と、両ベース１１，１３の一方に付設さ
れこれら両ベース１１，１３の回動変位を所定位置で規
制する係止手段としてのラッチ２０とを備えている。
尚、図中２１はラッチ２０をアッパーベース１３側に固
定するためのラッチブラケットである。
【００１４】そして、上述したアッパーベース１３に於
ける円形開口周縁部１４ａと、これをロアーベース１１
側に押付けて保持する押え部材１５に於ける円形開口１
６の周縁部１６ａとを、それぞれすり鉢形状をもって形
成したところに特徴を有している。ここで、図中３０，
３１で示す部分が、アッパーベース１３、押え部材１５
のすり鉢形状部である。尚、押え部材１５のすり鉢形状
部３１の上端はラッチ２１の水平部の下端方向に延びて
形成されている。
ける円形開口周縁部１４ａと、これをロアーベース１１
側に押付けて保持する押え部材１５に於ける円形開口１
６の周縁部１６ａとを、それぞれすり鉢形状をもって形
成したところに特徴を有している。ここで、図中３０，
３１で示す部分が、アッパーベース１３、押え部材１５
のすり鉢形状部である。尚、押え部材１５のすり鉢形状
部３１の上端はラッチ２１の水平部の下端方向に延びて
形成されている。
【００１５】このような構成に依れば、アッパーベース
１３の円形開口周縁部１４ａに於けるすり鉢形状部３０
を、これに合わせて略等しい寸法を持たせて形成してい
る押え部材１５の円形開口周縁部１６ａに於けるすり鉢
形状部３１により、図１から明らかなように上方から適
正な隙間をもって押え込み、且つこの押え部材１５を、
ロアーベース１１側にねじ等（図示せず）で内周縁部分
を組付け固定することにより、アッパーベース１３を、
ロアーベース１１上で押え部材１５との間に挾み込んで
所要の状態で摺動回動自在に保持することができる。
１３の円形開口周縁部１４ａに於けるすり鉢形状部３０
を、これに合わせて略等しい寸法を持たせて形成してい
る押え部材１５の円形開口周縁部１６ａに於けるすり鉢
形状部３１により、図１から明らかなように上方から適
正な隙間をもって押え込み、且つこの押え部材１５を、
ロアーベース１１側にねじ等（図示せず）で内周縁部分
を組付け固定することにより、アッパーベース１３を、
ロアーベース１１上で押え部材１５との間に挾み込んで
所要の状態で摺動回動自在に保持することができる。
【００１６】そして、押え部材１５やこれによって押付
けられるアッパーベース１３での所要の剥離強度を、図
１中想像線で示す変形状態から明らかなように、前記す
り鉢形状部３０，３１に依って得られ、従来のようなシ
ート本体側からの作用力による剥離問題を防ぐ為の回転
部品側への補強部材の追加を不要とし、構造の簡素化と
小型化、更に軽量化、低コスト化等を図れる。
けられるアッパーベース１３での所要の剥離強度を、図
１中想像線で示す変形状態から明らかなように、前記す
り鉢形状部３０，３１に依って得られ、従来のようなシ
ート本体側からの作用力による剥離問題を防ぐ為の回転
部品側への補強部材の追加を不要とし、構造の簡素化と
小型化、更に軽量化、低コスト化等を図れる。
【００１７】又、押え部材１５の強度、アッパーベース
１３の剥離強度を増大させ得ることから、アッパーベー
ス１３の変形を防止でき、これによりアッパーベース１
３とシート本体との間へのシートスライド機構の介装も
適切且つ確実に行なえる。更に、係止手段であるラッチ
２０により両ベース１１，１３をロックしたり任意の方
向に回動変位させることで、シートの向きを任意に回動
調整し得る。
１３の剥離強度を増大させ得ることから、アッパーベー
ス１３の変形を防止でき、これによりアッパーベース１
３とシート本体との間へのシートスライド機構の介装も
適切且つ確実に行なえる。更に、係止手段であるラッチ
２０により両ベース１１，１３をロックしたり任意の方
向に回動変位させることで、シートの向きを任意に回動
調整し得る。
【００１８】尚、本発明は上述した実施例構造に限定さ
れず、シート１各部の形状、構造等を、必要に応じて適
宜変形、変更することは自由であり、種々の変形例が考
えられよう。例えば上述した実施例では、係止手段とし
てラッチ２０を用いた場合を例示したが、これに限定さ
れないことは言うまでもない。
れず、シート１各部の形状、構造等を、必要に応じて適
宜変形、変更することは自由であり、種々の変形例が考
えられよう。例えば上述した実施例では、係止手段とし
てラッチ２０を用いた場合を例示したが、これに限定さ
れないことは言うまでもない。
【００１９】又、本発明に係る回転式車両用シート１に
依れば、上述した回転調整機構１０を構成するロアーベ
ース１１と車室床面との間、又はアッパーベース１３と
シート本体との間に、シートを前後方向にスライド調整
可能なスライド機構を介在させるようにしても良いこと
も勿論である。
依れば、上述した回転調整機構１０を構成するロアーベ
ース１１と車室床面との間、又はアッパーベース１３と
シート本体との間に、シートを前後方向にスライド調整
可能なスライド機構を介在させるようにしても良いこと
も勿論である。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る回転式
車両用シートに依れば、シート本体を車室床面上で支持
する回転調整機構を、ロアーベースと、その円形開口周
縁部にこれに合わせて形成した円形開口周縁部が摺動回
動可能に積層配置されるアッパーベースと、その円形開
口周縁部をロアーベース側の円形開口周縁部との間で摺
動回動自在に保持する周縁部をもつ円形開口が形成され
た押え部材と、両ベースの一方に付設されこれら両ベー
スの回動変位を所定位置で規制する係止手段を備え、ア
ッパーベースの円形開口周縁部とこれをロアーベース側
に押付け保持する押え部材の円形開口周縁部とを、それ
ぞれすり鉢形状をもって形成したので、簡単な構造であ
るにもかかわらず、以下に列挙する種々優れた効果を奏
する。
車両用シートに依れば、シート本体を車室床面上で支持
する回転調整機構を、ロアーベースと、その円形開口周
縁部にこれに合わせて形成した円形開口周縁部が摺動回
動可能に積層配置されるアッパーベースと、その円形開
口周縁部をロアーベース側の円形開口周縁部との間で摺
動回動自在に保持する周縁部をもつ円形開口が形成され
た押え部材と、両ベースの一方に付設されこれら両ベー
スの回動変位を所定位置で規制する係止手段を備え、ア
ッパーベースの円形開口周縁部とこれをロアーベース側
に押付け保持する押え部材の円形開口周縁部とを、それ
ぞれすり鉢形状をもって形成したので、簡単な構造であ
るにもかかわらず、以下に列挙する種々優れた効果を奏
する。
【００２１】アッパーベース側のすり鉢形状部を、押え
部材側のすり鉢形状部により上方から適正な隙間をもっ
て押え込み、且つこの押え部材を、ロアーベース側に組
付け固定するだけで、アッパーベースを、ロアーベース
上で所要の状態で摺動回動自在に保持することができ
る。
部材側のすり鉢形状部により上方から適正な隙間をもっ
て押え込み、且つこの押え部材を、ロアーベース側に組
付け固定するだけで、アッパーベースを、ロアーベース
上で所要の状態で摺動回動自在に保持することができ
る。
【００２２】押え部材やこれによって押付けられるアッ
パーベースでの所要の剥離強度を得ることが可能で、従
来のような剥離問題を防ぎ、回転部品側への補強部材の
追加を不要とし、構造の簡素化と小型化、更に軽量化、
低コスト化が図れる。
パーベースでの所要の剥離強度を得ることが可能で、従
来のような剥離問題を防ぎ、回転部品側への補強部材の
追加を不要とし、構造の簡素化と小型化、更に軽量化、
低コスト化が図れる。
【００２３】押え部材の強度、アッパーベースの剥離強
度を増大させ得ることから、アッパーベースの変形を防
止でき、これによりアッパーベースとシート本体との間
へのシートスライド機構の介装も適切且つ確実に行なえ
る。
度を増大させ得ることから、アッパーベースの変形を防
止でき、これによりアッパーベースとシート本体との間
へのシートスライド機構の介装も適切且つ確実に行なえ
る。
【００２４】係止手段により両ベースをロックしたり任
意の方向に回動変位させることにより、シート本体の向
きを任意に回動調整し得る。
意の方向に回動変位させることにより、シート本体の向
きを任意に回動調整し得る。
【００２５】回転調整機構を、可能な限り部品点数を削
減した簡易型構造によって構成し、組立性に優れ、回転
調整操作も容易にしかもがた付きのない状態で行なえ、
更にコスト的にも安価に構成できる。
減した簡易型構造によって構成し、組立性に優れ、回転
調整操作も容易にしかもがた付きのない状態で行なえ、
更にコスト的にも安価に構成できる。
【図１】本発明に係る回転式車両用シートの一実施例を
示し、要部とする回転調整機構の概略断面図。
示し、要部とする回転調整機構の概略断面図。
【図２】本発明に係る回転式車両用シートの一実施例を
示し、要部とする回転調整機構の概略分解斜視図。
示し、要部とする回転調整機構の概略分解斜視図。
【図３】本発明に係る回転式車両用シートの概略斜視
図。
図。
１ 車両用シート １０ 回転調整機構 １１ ロアーベース １２ 円形開口 １２ａ 周縁部 １３ アッパーベース １４ 円形開口 １４ａ 周縁部 １５ 押え部材 １６ 円形開口 １６ａ 周縁部 ２０ ラッチ（係止手段） ３０ すり鉢形状部 ３１ すり鉢形状部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−38044（ＪＰ，Ａ) 実開 昭61−60859（ＪＰ，Ｕ) 実開 平１−73080（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】 シート本体を車室床面上で回転調整可能
に支持する回転調整機構を備えた回転式車両用シートに
於いて、 前記回転調整機構は、円形開口を有するロアーベース
と、このロアーベースの円形開口の周縁部にこれに合わ
せて形成された円形開口の周縁部が摺動回動可能な状態
に積層して配置されるアッパーベースと、このアッパー
ベースの円形開口周縁部を前記ロアーベース側の円形開
口周縁部との間で摺動回動自在に保持する周縁部を有す
る円形開口が形成されている押え部材と、前記両ベース
の一方に付設され且つこれら両ベースの回動変位を所定
位置で規制する係止手段とを備えてなり、前記アッパー
ベースに於ける円形開口の周縁部とこれをロアーベース
側に押え付けて保持する押え部材に於ける円形開口の周
縁部とを、それぞれすり鉢形状をもって形成したことを
特徴とする回転式車両用シート。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4340953A JP2616367B2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 回転式車両用シート |
| KR1019930025467A KR960013280B1 (ko) | 1992-11-30 | 1993-11-27 | 회전의자 |
| US08/158,202 US5380064A (en) | 1992-11-30 | 1993-11-29 | Rotatable seat |
| EP93119310A EP0600453B1 (en) | 1992-11-30 | 1993-11-30 | Rotatable seat |
| ES93119310T ES2090826T3 (es) | 1992-11-30 | 1993-11-30 | Asiento rotativo. |
| DE69302887T DE69302887T2 (de) | 1992-11-30 | 1993-11-30 | Drehbarer Sitz |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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