JPH0530447B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0530447B2
JPH0530447B2 JP1955086A JP1955086A JPH0530447B2 JP H0530447 B2 JPH0530447 B2 JP H0530447B2 JP 1955086 A JP1955086 A JP 1955086A JP 1955086 A JP1955086 A JP 1955086A JP H0530447 B2 JPH0530447 B2 JP H0530447B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
external
base plate
gears
internal
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1955086A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62179408A (ja
Inventor
Osamu Uesugi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JTEKT Column Systems Corp
Original Assignee
Fuji Kiko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Kiko Co Ltd filed Critical Fuji Kiko Co Ltd
Priority to JP1955086A priority Critical patent/JPS62179408A/ja
Publication of JPS62179408A publication Critical patent/JPS62179408A/ja
Publication of JPH0530447B2 publication Critical patent/JPH0530447B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動車などの無段階シートリクライニ
ング装置に関するものである。
〔従来の技術〕
無段階シートリクライニング装置としては、所
謂タウメル機構を用いた方式が知られている。こ
のタウメル機構は、第5図に示した如く、歯数を
異にする外歯ギア21と内歯ギア22とが偏心軸
23で同軸的に噛合し、その偏心軸23を1回転
すると歯数比の回転が内歯ギア22に与えられる
という機構である。したがつて、このタウメル機
構の外歯ギア21をシートに、また、内歯ギア2
2をシートバツクにそれぞれ連結すれば、無段階
のシートリクライニング装置を構成することがで
きる(特公昭49−48691号)。
〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、上記タウメル機構によると、外
歯ギアと内歯ギアとの噛合は、両ギアの一部でし
かなく、また両ギアを高精度に加工しても歯部の
噛合クリアランスが必要であるから、このクリア
ランスによるバツクラツシユが生じてガタツキが
発生するので、シートバツクの安定感が損われる
のみならず、走行中の共振によつてシートバツク
が振動し、騒音を発する不都合があつた。
そこで、上記不都合を除去すべく、前記外歯ギ
アと内歯ギアとの噛合に対し、カム機構によつて
相対方向に付勢して同時噛合する可動ギアを設け
たシートリクライナーが提供された(実公昭57−
43568号)。この提案では、可動ギアによつて外歯
ギアと内歯ギアとに相対方向で旋回モーメントを
与えることにより、噛合時のクリアランスを除去
するようにしたものである。
しかしながら、上記提案では、外歯ギアと内歯
ギアとの噛合部では歯部のクリアランスがなくな
るので、バツクラツシユが消滅してガタツキを防
止できても、外歯ギアの回転操作力を大きく必要
として、簡便迅速かつ容易な無段階調整が難しく
なる問題がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記問題を解決せんとするもので、固
定側となるベースプレートの両面にそれぞれ同径
かつ同歯数の外歯ギアを固着するとともに、可動
側となるアームプレートに前記外歯ギアと歯数を
異にし偏心して噛合する内歯ギアを形成し、その
アームプレートを前記ベースプレートが挾まれる
如く前記外歯ギアにそれぞれ偏心軸を介して嵌合
させ、かつ、これら外歯ギアと内歯ギアとの噛合
がベースプレートの両面で相互に位相差を有して
なる無段階シートリクライニング装置を提供す
る。
〔作用〕
本発明によれば、偏心軸を手動又は電動で回転
させれば、ベースプレートに対しアームプレート
が内歯ギアと外歯ギアとの歯数比の回転を生じて
回動することにより、両者間の開拡角度を任意に
設定することができる一方、外歯ギアとの噛合が
ベースプレートの両側で相互に位相差を有するの
で、噛合間のクリアランスを内歯ギアの回転に支
障を生じない程度に極小とすることができて、こ
れにより実質的にクリアランスがないのと同様に
して、バツクラツシユが生じ難く、したがつてガ
タツキを防止できる。
〔実施例〕
以下に本発明を図示の実施例に基づき説明す
る。
第1図は分解斜視図、第2図は正面図、第3図
は、第2図A―A断面図、第4図は部分拡大図で
ある。
図において、1はベースプレートで、プレート
2と一体的に連結されて固定側を構成し、プレー
ト2は自動車などのシートに取付けられる。3,
3は外歯ギアであつて、前記ベースプレート1の
表裏両面にそれぞれビス4等で一体的に固着され
る。5は偏心軸であつて、第3図に示した如く、
前記外歯ギア3,3及びベースプレート1をそれ
ぞれ軸部5aが貫通し、その両端側には偏心した
軸部5b,5bが貫通するアームプレート6,6
が嵌合する。そして、このアームプレート6,6
は、外歯ギア3,3の歯数よりも少なくとも1歯
多い内歯ギア7,7を有し、その中心に前記偏心
軸5の軸部5bを挿入する軸孔8,8を有する。
一方のアームプレートから偏心軸5の入力軸5c
が突出し、この入力軸5cは前記軸部5aと同心
であつて、これには手動回転操作をするノブ又は
電動回転操作するギア9が軸着される。ギア9に
は電動モータ10の出力ピニオン11が噛合して
いる。電動モータ10にはベースプレート1と一
体のプレート2に支持金具13を介し固定され
る。プレート2はシートなどの固定側に、またア
ームプレート6,6は取付金具14を介しシート
バツクなどの可動側に、それぞれ固定されるもの
であるが、この場合、両アームプレート6は互い
に位相をずらせて取付金具14に一体としてビス
14a等で連結されるのである。すなわち、一方
の外歯ギア3と内歯ギア7とは、第4図Aに示し
た如く、噛合間のクリアランス15が図示左側に
位置する如く、また、他方の外噛ギア3と内噛ギ
ア7とは、第4図Bに示した如く、噛合間のクリ
アランス15aが図示右側となる如く、相対的に
逆の状態で噛合する位相差をもたせる。なお、こ
のような位相差をもたせることについては、アー
ムプレート6,6に限られるものでなく、外歯ギ
ア3,3に上記位相差をもたせてベースプレート
1に固着してもよいことが明らかである。
次に上記実施例の作用につき説明すると、電動
モータ10が始動して出力ビニオン11がギア9
を回転させれば、入力軸5cが回転する。入力軸
5cが回転すると、これと一体の軸部5b,5a
が回転するが、軸部5aは入力軸5cと同心であ
るので、軸部5b,5bが入力軸5cに対し偏心
回転をする。そこで、内歯ギア7,7は外歯ギア
3,3の周囲でころがり運動をしつつ回動する。
一方、外歯ギア3と内歯ギア7とは歯数差を有す
るから、その歯数比による回転がアームプレート
6に作用する。これによりベースプレート1に対
するアームプレート6の開拡角度を無段階に設定
できるのである。したがつて、シートに対するシ
ートバツクの傾斜角度は所望に設定できる。
〔発明の効果〕
以上に説明した本発明によれば、外歯ギアと内
歯ギアとの噛合がベースプレートの両面で相互に
位相差を有する一対のタウメル機構を用いたシー
トリクライニング装置としたから、前記位相差に
より、噛合部のクリアランスを回転に支障を生じ
ない程度の極小とすることが可能であるので、噛
合部のバツクラツシユが実質的に消滅し、ガタツ
キが防止される。また、外歯ギアと内歯ギアとの
一対がそれぞれ回転に支障を生じない程度のクリ
アランスを保有することができるので、内歯ギア
の回転操作力に悪影響を与えるおそれがない。更
に、ベースプレートを中心として左右対称の構造
を採ることができるので、構造的な強度のバラン
スが採り易く、また偏心軸の回転操作方向を左右
いずれの側でも簡便容易に設定できる一方、片持
ちでもガタツキを防止できる、等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は分解斜視図、第2図は正面図、第3図
は第2図A―A断面図、第4図A,Bは外歯ギア
と内歯ギアとの位相差を説明する部分拡大図、第
5図は従来例の説明図である。 1……ベースプレート、3……外歯ギア、5…
…偏心軸、6……アームプレート、7……内歯ギ
ア。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 固定側となるベースプレートの両面にそれぞ
    れ同径かつ同歯数の外歯ギアを固着するととも
    に、可動側となるアームプレートに前記外歯ギア
    と歯数を異にし偏心して噛合する内歯ギアを形成
    し、そのアームプレートを前記ベースプレートが
    挾まれる如く前記外歯ギアにそれぞれ偏心軸を介
    して嵌合させ、かつ、これら外歯ギアと内歯ギア
    との噛合がベースプレートの両面で相互に位相差
    を有することを特徴とする無段階シートリクライ
    ニング装置。
JP1955086A 1986-01-31 1986-01-31 無段階シ−トリクライニング装置 Granted JPS62179408A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1955086A JPS62179408A (ja) 1986-01-31 1986-01-31 無段階シ−トリクライニング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1955086A JPS62179408A (ja) 1986-01-31 1986-01-31 無段階シ−トリクライニング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62179408A JPS62179408A (ja) 1987-08-06
JPH0530447B2 true JPH0530447B2 (ja) 1993-05-10

Family

ID=12002422

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1955086A Granted JPS62179408A (ja) 1986-01-31 1986-01-31 無段階シ−トリクライニング装置

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JP (1) JPS62179408A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2557069B2 (ja) * 1987-09-21 1996-11-27 宇部日東化成株式会社 光ファイバ担持用スペーサの製造方法
US5023143A (en) 1989-03-14 1991-06-11 W. R. Grace & Co.-Conn. Low shrink force shrink film
FR2903732B1 (fr) * 2006-07-12 2008-09-12 Airbus France Sas Entree d'air pour turbomoteur d'aeronef.

Also Published As

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JPS62179408A (ja) 1987-08-06

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