JP2615534B2 - 組立式集落筒 - Google Patents

組立式集落筒

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JP2615534B2
JP2615534B2 JP5104564A JP10456493A JP2615534B2 JP 2615534 B2 JP2615534 B2 JP 2615534B2 JP 5104564 A JP5104564 A JP 5104564A JP 10456493 A JP10456493 A JP 10456493A JP 2615534 B2 JP2615534 B2 JP 2615534B2
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敏雄 熊谷
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敏雄 熊谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、4枚の略三角形に成型
された側板を連結して逆四角錐状の集落筒を組立てる組
立式集落筒に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものとして、実開昭59
−69190号公報には、4枚の側板を突き合わせた集
落筒において、各側板が隣接する側縁部分に略くの字状
に折曲するフランジをスポット溶接などによって接合
し、そのフランジ部を重ね合わせてボルトとナットで連
結させることによって、逆四角錐状の集落筒を組付ける
ようにした組立式の集落筒が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例では、4枚
の側板の左右両側にそれぞれフランジをスポット溶接し
なければならず、このフランジのスポット溶接に手間と
時間が掛かり、生産性が低く、製造コストの上昇を招く
ものであった。このため、側板のプレス成型時に予め、
側板の左右側縁部を折り曲げてフランジ部を折曲形成す
ることによって、スポット溶接工程を省略することも考
えられるが、一般に、この種の集落筒における側板は板
厚が1mm程度の薄板が使用され、このような、薄板を折
り曲げてフランジ部を形成する場合、強度的に弱い面が
あり、フランジ部に反り曲りなどの歪みが生じ易く、こ
のような強度不足によって、フランジ部間に隙間があい
て穀類が外部にもれ出る虞れがあるばかりでなく、単
に、薄板を折り曲げてフランジ部を形成する場合、その
外端面が鋭利なエッジ状となり、接触などによって怪我
の危険があり、安全性にも難があった。
【0004】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、折曲げによって形成するフランジ部の強
度を高め、堅牢とするとともに、安全性にも優れた組立
式集落筒を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、略三角形に成型された4枚の側板を設
け、この側板の左右側縁にフランジ部を形成し、そのフ
ランジ部を重ね合わせて各フランジ部を止着部材によっ
て連結し逆四角錐状の集落筒を形成する組立式集落筒に
おいて、前記各側板の左右側縁部分を2つ折りに折畳ん
で折返し部を形成し、この折返し部を外方側に略くの字
状に折曲させて前記止着部材の挿通孔を有するフランジ
部を折曲形成したものである。
【0006】
【作用】本発明の組立式集落筒では、側板の左右側縁に
折曲するフランジ部が2枚合わせの2重構造となり、曲
げや反りなどの変形が生じ難く、各側板の合わせ部分に
隙間が生じることもない。このため、集落筒内の穀類が
外部にもれ出ることを防止でき、また、2つ折りに折畳
んだ折返し部を折曲させてフランジ部形成することによ
って、フランジ部の外端縁が鋭利な角部とならず、カー
ル状に折返され、接触などによる怪我を防止できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面の図1な
いし図5を参照して説明する。
【0008】図1及び図2で示すようにし、集落筒1
は、それぞれが板厚1mm程度の薄板から成る4枚の逆三
角形状側板2を組み合わせて構成され、これら4枚の側
板2を相互に連結するために、隣接する側板2の左右側
縁に後述するフランジ部を折曲形成し、このフランジ部
を重ね合わせて止着部材となるボルト3とナット3Aに
よりフランジ部同志を連結する。このようにして4枚の
側板2を組付けて形成される集落筒1は、上面に上部開
口部2を形成し、下面にその上部開口部4より幅狭な下
部排出口5が形成する逆四角錐状に形成される。そし
て、前記下部排出口5に取付枠7を取り付けるため、各
側板2の下端周縁部を下方に向けて折曲して垂直鍔部8
を折曲形成し、この垂直鍔部8に外装される前記取付枠
7に開閉板9をスライド可能に組付けた導入管10を取付
るとともに、前記各側板2には、前記開閉板9の操作レ
バー11を回動可能に固定する。一方、前記上部開口部2
の周縁部には、集落筒1を床などの取付箇所に固定する
ため、多数の釘孔12を有する水平鍔部13を外側に向けて
折曲しており、この場合、水平鍔部13に形成する釘孔12
は、等間隔毎に設けられ、例えば、長さを計る測定具が
ない場合など、その釘孔12の間隔と長さの知りたい物品
とを対比すれば、おおよその長さを判読可能である。
【0009】また、側板2には、透明ガラスや透明樹脂
などを嵌め入れた窓孔14が設けられ、外部から集落筒1
内の穀物の収容状態を確認することができる。
【0010】図4および図5は、隣接する側板2の左右
側縁にフランジの形成するための折曲方法を示してお
り、側板2の側縁部2Aには、予めボルト3を挿通する
2列の挿通孔15が側縁部2Aに沿って平行に設けられて
いる。そして、図4に示すように、各列挿通孔15中央の
折曲仮想線X1から側板2の側縁部2Aを内側に折り返
して2つ折りに折畳むことによって、各列の挿通孔14が
上下に重ね合わされた状態で折返し部16が形成される。
この後、図5に示すように、さらに折返し部16のほぼ中
程の折曲仮想線X2から外方側に向けて略45度折曲す
ることによって、前記挿通孔14を有する略くの字状のフ
ランジ部16を形成する。そして、このようにして、折曲
するフランジ部16の上下を傾斜状に切り欠いて切欠部17
Aを形成する。なお、前記折返し部16、フランジ部16及
び側板2の上下に形成する各周鍔9、8はプレス加工に
よって折曲形成するものである。
【0011】このように、側板2の左右側縁に折曲する
フランジ部17は2枚重ねとなり、曲げや反りなどの変形
が生じ難く、フランジ部17の強度を高めることができる
とともに、2つ折りに折畳んだ折返し部16の中程からフ
ランジ部17を折曲形成することによって、各側板2が直
接接触するフランジ部17の内側角部16Aの周辺部分も二
重構造となり、先に説明したフランジ部17と同様、外部
からの衝撃に対して変形が生じ難く、このようにフラン
ジ部17とその周辺部分の強度を高めることによて、外部
からの衝撃に対して各側板2間に隙間などが生じること
もないため、上部開口部4から投入された穀類などがも
れることなく下部排出口5から導入管10へ排出すること
ができる。しかも、フランジ部17を2つ折りに折畳んだ
折返し部16を折曲させて形成することによって、フラン
ジ部17の外端縁が鋭利な角部とならず、カール状の折返
しとなり、かつ、フランジ部17の上下に切欠部17Aを形
成してフランジ部17の上下の角部を切り落とすことによ
って、接触などによる怪我を防止することができる。
【0012】以上のように、本発明においては、板厚1
mm程度の薄板から成る逆三角形状の側板2の左右側縁に
折曲して各側板2を相互に連結するためのフランジ部17
をプレス加工によって一体形成することによって、別途
用意したフランジ部材をスポット溶接して側板に接合す
るといった煩わしい手間が不要であり、製造作業を能率
的に行い、生産性を高めることでき、しかも、この種の
薄板を折曲する場合に問題となるフランジ部17の強度不
足を側板2の側縁部2Aに2つ折りに折畳んで一旦、折
返し部16を折曲した後、その折返し部16を外方側に略く
の字状に折曲させて形成することによって、2枚の薄板
を重ね合わせた2重構造のフランジ部17を折曲形成し
て、強度的に優れた堅牢なフランジ部17を形成すること
ができるとともに、フランジ部17の外端縁をカール状に
折返し、かつ、フランジ部17に切欠部17Aを形成して、
フランジ部17の上下を切り落とすことで、接触による怪
我を防止し、安全性にも優れた効果を発揮することがで
きる。
【0013】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
止着部材としてボルトを例に説明したが、リベットやネ
ジになど各種タイプのものを用いてもよく、また、予
め、側板の側縁部にボルトを通す挿通孔を設けたが、フ
ランジ部を折曲した後で、挿通孔をあけてもよい。
【0014】また、側板を1枚物として説明したが、2
枚に分割し、これらをヒンジによって連結して折り畳み
可能とすれば、よりコンパクトに運搬することもでき
る。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、略三角形に成型された
4枚の側板を設け、この側板の左右側縁にフランジ部を
形成し、そのフランジ部を重ね合わせて各フランジ部を
止着部材によって連結し逆四角錐状の集落筒を形成する
組立式集落筒において、前記各側板の左右側縁部分を2
つ折りに折畳んで折返し部を形成し、この折返し部を外
方側に略くの字状に折曲させて前記止着部材の挿通孔を
有するフランジ部を折曲形成したことにより、折曲げに
よって形成するフランジ部の強度を高め、堅牢とすると
ともに、安全性にも優れた組立式集落筒を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す集落筒の分解斜視図で
ある。
【図2】同、集落筒の正面図である。
【図3】同、図2のA−A線断面図である。
【図4】同、折返し部の折曲状態を示す斜視図である。
【図5】同、フランジ部の折曲状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 集落筒 2 側板 2A 側縁部 3 ボルト(止着部材) 15 挿通孔 16 折返し部 17 フランジ部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略三角形に成型された4枚の側板を設
    け、この側板の左右側縁にフランジ部を形成し、その各
    フランジ部を重ね合わせて各フランジ部を止着部材によ
    って連結し逆四角錐状の集落筒を形成する組立式集落筒
    において、前記各側板の左右側縁部分を2つ折りに折畳
    んで折返し部を形成し、この折返し部を外方側に略くの
    字状に折曲させて前記止着部材の挿通孔を有するフラン
    ジ部を折曲形成したことを特徴とする組立式集落筒。
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