JP2614264B2 - 被記録材及びそれを用いた記録方法 - Google Patents

被記録材及びそれを用いた記録方法

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JP2614264B2 JP63087029A JP8702988A JP2614264B2 JP 2614264 B2 JP2614264 B2 JP 2614264B2 JP 63087029 A JP63087029 A JP 63087029A JP 8702988 A JP8702988 A JP 8702988A JP 2614264 B2 JP2614264 B2 JP 2614264B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はインクジエツト記録方法に好適に用いられる
被記録材に関し、特に水系インクの吸収性,発色性に優
れ、得られる記録画像の鮮明性に優れた被記録材に関す
る。
更に本発明は画像の室内変更差が少なく保存性に優れ
た記録画像を提供する被記録材と上記の記録画像を提供
する記録方法に関する。
〔従来の技術〕
従来インクジエツト用の被記録材としては、 (1)パルプを主成分とした一般の紙を低サイズ度とな
るように抄紙して、ろ紙や吸取紙のようにしたもの、 (2)基板上にシリカやゼオライトのような多孔質で吸
油量が大きくインク中の着色成分を吸着する顔料を用い
て塗布層を設けたもの、 等が知られている。
被記録材(1)は低コストで作れる反面、インク吸収
性は優れるもののインクが紙の繊維層に深く浸み込んで
しまうためインク中の色剤の発色性が悪く、またインク
が紙表面の繊維に沿って吸収されるためフエザリングと
呼ばれる現象が生じてドツトが円形にならずギザギザに
なる現象やドツトが大きくなりすぎ解像度の低下をきた
し良質な画像が得られないという欠点があつた。
このため、もっぱらこのようなノンコートタイプの紙
は、モノクロ記録やパソコンの末端等の比較的解像度が
低く、高濃度の画像を必ずしも必要としない用途に用い
られてきた。
被記録材(2)では従来、たとえば特開昭58−132586
号公報、特開昭59−35977号公報にある様に比較的サイ
ズ度の高い紙(市販の上質紙等)を基紙としたコート紙
が用いられてきた。
こうしたコート紙では、インク吸収層が多孔質で均一
になっているため、適度なインク吸収性とドツト形状や
解像度に優れたものが得られる。
しかしながら、より高品位で、高解像度のカラー画像
を必要とする記録方式に於いては、より多量のインクを
高速に吸収し、定着することが必要である。
この場合従来はインク吸収層の塗工量を増やし、空隙
容量を大きくすることで対応してきたが、コート層が厚
くなるに従い被記録材が記録装置中の搬送系などとの接
触時、コート層が基紙よりはがれる、いわゆる粉落ちの
問題が発生する。このような紙粉は装置内部を汚すだけ
でなく、インクジエツトヘツドのノズル詰りの原因にも
なり特に問題である。
更に製造工程上、多量の塗工液を急激に乾燥しなけれ
ばならないため、塗工液中のバインダーがマイグレーシ
ョンを起こし、コート層の強度の低下やインク吸収性の
低下が激しく起こる。乾燥条件をゆるやかにしたり、た
とえば塗工回数をわけることによりこのような問題はい
く分は解決されるが、この場合には、製造コストが高く
なる問題もある。
これらの欠点を解決する方法として、基紙としてサイ
ズ度の低い紙を用いてその上に多孔質の顔料層を設ける
方法があげられ、たとえば特開昭59−185690号公報に
は、サイズ度4秒以下の基紙上に、特定の物性を有する
シリカを含むコート層を有する被記録材が例示されてい
る。
このようなタイプの被記録材では比較的薄い、インク
受容層を設けた場合でも、優れたインク吸収性を持つ、
被記録材が得られる利点がある。
しかしながら、このような被記録材に於いても (1)多量のインクが基紙に深く浸透するため、印字濃
度が低くなること。
(2)インク受容層が薄く、ほとんどインクを保持でき
ないため、基紙にインクが吸収される際、前記被記録材
(1)であげたような、ドツト形状が悪くなったり付着
したインク滴がにじみすぎたりすることによる解像度,
印字品位の低下。
(3)塗工時,塗工液中のバインダーが、低サイズ原紙
に吸収され、その結果、塗工層が薄いにもかかわらず、
表面に粉落ちを生じること。
等の問題点を有している。
これらの問題点は基紙,インク受容層のそれぞれの性
質に起因すると考えられるが、従来、これら相互の物性
に着目して、上記の問題点を解決する方法は知られてい
ない。
更に、このような被記録材に対しては、画像の耐水
性,耐光性等の記録画像の保存性に対する要求も強い。
特開昭56−84992号公報には、インクジエツト記録画
像の耐水性を強化する方法としてポリカチオン高分子電
解質をインク吸収層に含有させた記録媒体に酸性/直接
性染料で記録し、記録画像を水中に浸漬させたときにも
インク吸収層に付着したこれらの染料が流れ出さないよ
うにする方法が述べられている。
画像の耐光性は染料の光分解による記録画像の変褪色
の問題であり、今までは記録剤である染料自体の問題と
考えられていたが、前記のような耐水化剤、特にポリカ
チオン物質が染料の光分解を促進していることが知られ
るようになり、例えば特開昭60−11389号公報や特開昭6
0−49990号公報には染料の光分解の促進の少ないポリカ
チオンを含有する被記録材が、又特開昭60−72785号公
報にはポリカチオンと紫外線吸収剤や酸化防止剤を含有
する被記録材が紹介されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら最近になって、このような耐水性,耐光
性以外にも記録画像の室内変色という画像の保存性に関
する新たな問題がクローズアツプされてきた。室内変色
の問題も染料の分解により生じる問題と考えられている
が、従来知られた被記録材では解決されない。
従来、問題とされてきた画像の褪色は可視光,紫外線
により記録画像内の染料が分解しておこる現象で直射日
光のあたらない部分では発生しない。また日光のあたる
ところでは、いわゆる一般のppc用紙や前記(1),
(2)のどのタイプの被記録材に記録した画像にも褪色
が起こり、被記録材がポリカチオン物質を含有する場
合、促進されることが知られている。
一方、本発明で言う室内変色は、直射日光があたらな
くても進行し、一般紙やノンコート紙に記録した画像に
は起こらない。また、前述のような耐光性に影響の少な
いポリカチオンを用いたり、紫外線吸収剤等を含有させ
てもさしたる効果がなく画像の変色が起こる。
なお、ここで言う褪色とは印字物の彩度が低下する現
象を言い、変色とはむしろ彩度は低下せず色相の変化を
主体とする現象を言う。
以上のように本発明で言う室内変色の問題は、インク
吸収層を有するコート紙特有の現象であるがその明確な
原因も対策も未だ知られていない。
更にこのようなコート紙では、未印字のコート紙をポ
リプロピレンやポリエチレン製のバインダーに入れて1
〜数カ月間保存した際に、紙の周囲が黄変したり、粘着
テープあるいはプリンターのゴムローラーなどに接触さ
せると、接触部分のまわりが黄色く着色することがわか
り問題となっている。
このような黄変の問題も室内変色の問題同様に、ノン
コート紙には発生しないコート紙特有の問題であり、未
だ、解決手段のみつからない問題である。
そこで、本発明の目的は、上記の如き問題点を解決
し、たとえ塗工層が薄くても、速やかなインク吸収性を
有し、とりわけドツト形状に優れ、且つ、好適なインク
のにじみ率を有し、高精細で鮮明な画像を形成するのに
適した被記録材を提供することにある。
更に本発明の目的は、粉落ちが少なく、比較的低コス
トで製造できる高精細画像用の被記録材を提供すること
にある。
また、本発明の別の目的は、記録画像の保存性、特に
室内変色による劣化の少ない、記録画像を与える被記録
材、およびこのような画像を形成する記録方法を提供す
ることにある。
本発明の更に別の目的は、耐汚染性に優れ、特にフア
イル,バインダー等での保存時に黄変を生じない被記録
材を提供することにある。
上記、およびその他の本発明の目的は以下の本発明に
よって達成される。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本発明は記録面のエネルギー分散X線分光
法によるCaの強度ピーク値がSiの強度ピーク値の1/15以
上であることを特徴とする被記録材、および上記被記録
材を用いた記録方法である。
〔作用〕
すなわち、本発明者は、水系インクを用いて記録する
ための一般的な被記録材およびインクジエツト記録用の
被記録材として前記従来技術の欠点を解決した被記録材
を得るべく鋭意研究の結果、上記の被記録材が粉落ち等
の紙粉の発生が少なく、高インク吸収性,優れた色彩
性,画像濃度を与え、且つ、付着したインク滴がにじみ
過ぎず適度なにじみ率およびドツト形状を有する高精
細,高品位な画像を提供するに適した比較的低コストで
提供可能な被記録材であることを知見し、本発明に至っ
た。
更に本発明者らは室内変色がノンコート紙には発生せ
ず、コート紙のみに発生する現象であることから、室内
変色は染料の酸化分解であり、特に含ケイ素系顔料を含
むコート層に吸着された染料のコート層上での分解であ
り、その反応が何らかの形でコート層を触媒とする分解
反応であることを知見し、更に、本発明のような特殊な
記録面を有する被記録材に於いては室内変色の問題が生
じにくいことを知見し、本発明に至った。
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明の第1の特徴は特殊な構成の記録面を有するこ
とである。すなわち、その記録面のエネルギー分散X線
分光法を用いて、分析を行った際のCaの強度ピーク値が
Siの強度ピーク値の1/15以上、より好適には1/10以上と
なるように調整された被記録材である。
エネルギー分散X線分光法は、試料表面の元素分析を
行うのに適した分析法であり、試料に電子線を入射し、
入射電子との衝突により放射される励起電磁波を利用す
る電子線微少分析法のひとつであり、励起電磁波の中の
特性X線の波長と試料の原紙番号との間に、一定の関係
があることに基づく分析法である。
このようなエネルギー分散X線分光法を用いた分析装
置の例としては、EMAX−2200,−1700(堀場製作所
製)、EDAX−9100(フイリツプス製)、MESA−1100(堀
場製作所製)、蛍光X線分析装置JSX−60PX(日本電子
製)等をあげることができ、この中で、特に本発明に適
しているものはEMAX,EDAX等である。これらは、例えば
電子線マイクロアナライザーEPM−810(島津製作所製)
等の電子線分析装置や、その他一般の電子顕微鏡などと
組合せることによってX線マイクロアナライザーシステ
ムとして使用できる。
本発明を主として特徴づけるCa/Siの強度ピーク比の
測定方法は、エネルギー分散形X線分析装置EDAX−9100
(フリツプス製)を使用して、入射電子線の加速電圧を
15KV、倍率100倍の面分析を行い、得られた特性X線のC
aのピーク強度、Siのピーク強度の比を求めることによ
り得ることができる。
強度比が1/15に満たない場合には特にインク吸収性の
低下,室内変色,紙粉の問題が顕著となる。
上記の構成の本発明の被記録材の好適なステキヒト・
サイズ度の範囲は0〜15秒の範囲である。サイズ度が15
秒を越えた場合には特にインク吸収性の低下が著しい。
具体的に本発明の好ましい態様例としては、コート層
を形成する含ケイ素系顔料と基材に填料として含まれる
炭酸カルシウムが記録面に一定以上の割合で混在して成
る被記録材であることがあげられる。以下に更に詳しい
本発明の構成を説明する。もちろん以下に示すことは具
体例のひとつであって、本発明の被記録材はすべてこれ
に限定されるものではない。
本発明に用いる基材は繊維状物質と填料を主体として
構成され、従来公知の方法で抄造される。本発明に用い
るパルプは、特に限定されるものでなく、LBKP,NBKPに
代表される木材パルプを主体とするが、必要に応じて合
成繊維やガラス繊維を混合しても良い。
本発明に用いる填料の具体例としては一般的に用いら
れるクレー,タルラ,カオリナイト,酸化チタン,炭酸
カルシウム等であるが、インク吸収性、得られたドツト
の形状にじみ率等印字品位の面から炭酸カルシウムを用
いることが好ましい。これらの填料をJIS−P−8128の
灰分量で2%以上、好ましくは2〜15%、より好ましく
は4〜10%の範囲で含有することが本発明を実現するひ
とつの要件である。
本発明者らの知見によれば、特に被記録材に付着した
インク滴のにじみ、ドツト形状は、基紙の灰分量に大き
く影響され、灰分量が2%に満たない場合には付着した
インク滴が基紙表面の繊維方向に沿ってにじむためドツ
ト形状が悪く、且つ、インク滴のにじみが必要以上に大
きくなってしまう。また15%を越える場合には被記録材
自体にコシがなくなってしまうほかに、基紙から粉落ち
を生じてしまうため好ましくない。
本発明の基紙はこれらの材料のほかに従来公知の抄紙
助剤,サイズ剤,歩留り向上剤,紙力増強剤等を必要に
応じて使用して抄造される。
本発明のコート層は無機顔料と水系バインダーにより
構成される。
ドツト形状,色彩性を向上し、インク滴のにじみを抑
制するためには、無機顔料として、微粉ケイ酸,ケイ酸
マグネシウム,ケイ酸カルシウム,ケイ酸アルミニウム
等の含ケイ素系顔料の一種以上を含むことが好ましい。
上記の塗工層を基材上に乾燥塗工量で、3g/m2以下、
より好ましくは0.05〜2g/m2の範囲で設けることが本発
明を実現する更にひとつの要件である。0.05g/m2に満た
ない場合には、設けない場合に比べてさしたる効果がな
く、3g/m2を超えて設けることは粉落ち等の紙粉を生じ
る問題の他、室内変色が起こりやすい問題やインク吸収
性の低下が起こる。
更に、本発明を実施するためには上記の顔料として粒
子径3μm以下、より好ましくは1μm以下の粒子を用
いることが好ましい。1μm以上、特に3μmを越える
粒径の粒子を用いた場合、特に室内変色が顕著となる
他、これらの粒子を上記の塗工量で用いた場合に、記録
面表面の形状が不均一なものとなり、印字ムラを生じた
りする他、ドツト形状の低下が起こりザラツキ感を与え
る画像となる問題がある。
更に本発明を実施するためには、上記の顔料としてBE
T法による比表面積が200m2/g以下、より好ましくは100m
2/g以下の粒子を用いることが望ましい。比表面積200m2
/gを越える含ケイ素系顔料を用いることは特に室内変色
が顕著となる。
もちろん、本発明に於いては、本発明の目的を阻害し
ない範囲内に於いて従来公知の多孔質顔料を併用しても
よい。
本発明に使用可能な水系バインダーとしては、デンプ
ン、ゼラチン,カゼイン,アラビアゴム,アルギン酸ソ
ーダ,カルボキシメチルセルロース,ポリビニルアルコ
ール,ポリビニルピロリドン等の水溶性高分子:SBRラテ
ツクス,MBRラテツクス,酢ビエマルジヨン,アクリル型
エマルジヨン等の水分散型高分子等があげられる。
このようなバインダーの好適な分子量は500以上、よ
り好適には1.000以上のものである。
前記の含ケイ素系顔料と、上記バインダーとを重量比
で1/3〜5/1、より好ましくは1/2〜3/1の範囲で使用する
ことが本発明の実現する別の要件のひとつである。1/3
よりバインダー量が多いと、コート層の多孔性が低下す
ることにより、インク吸収性が低下し、表面に付着した
インク滴が、コート層に吸収される前に流れ出し、とな
りあったドツトと接触し、印字ムラとなる、いわゆるビ
ーデイングの問題を生じる。5/1よりバインダーが少な
い場合には、粉落ちが激しくなる他、前記のような顔料
を用いても室内変色や黄変が顕著になる場合がある。
更に本発明に於いてはコート層に必要に応じて、染料
固着剤(耐水化剤),蛍光増白剤,界面活性剤,消泡
剤,pH調整剤,防かび剤,紫外線吸収剤,酸化防止剤等
を含有させてもよい。
以上のような材料を混合して得られる水系塗工液を用
いて本発明のコート層を形成するが、該塗工液の構成も
本発明を好適に実現する具体例のひとつであって、これ
に限定されるものではない。
本発明の塗工液は好適には固型分濃度で25%以下、よ
り好ましくは15%以下の範囲内にあることが好ましく、
更に粘度としては500cps以下、好ましくは300cps以下、
より好ましくは100cps以下であることが好ましい。すな
わち、本発明に好ましい塗工液の構成は低濃度且つ低粘
度であり、塗工時に塗工液の一部が基材に浸透する態様
である。基材への浸透が不十分な場合には特にインク吸
収性の低下をきたす。
前記のような材料を混合して得られる水系塗工液を前
記の基紙に塗布する方法としてはバーコーター,ブレー
ド・コーター,エアナイフ・コーター,リバース・コー
ター・ゲートロール・コーターやピグメントサイズプレ
ス法等従来公知の方法はすべて使用できる。
上記の条件で、水系塗工液を塗布したあとは従来公知
の乾燥方法、たとえば熱風乾燥炉,熱ドラム等を用いて
乾燥し、被記録材とする。また、コート層の表面を平滑
化するため、あるいはコート層の表面強度をあげるため
に工程上、スーパーカレンダーがけを用いてもよい。
以上のような材料を用いて構成される本発明の被記録
材は、コート紙特有の室内変色や紙粉の問題を有さない
低コストで得られるコート紙であり、更に優れたインク
吸収性を有し、高解像度で高濃度の画像を提供しうるも
のである。
更にこのような本発明の被記録材は、ポリプロピレ
ン,ポリエチレン等のフアイル、バインダー中に、1カ
月乃至数カ月保存しても、従来のコート紙にみられる様
な白地部分の着色(黄変)がおこらないことが確認され
た。
これは、本発明者の想像するところであるが、コート
紙がこのように黄色く着色する原因は、ポリプロピレ
ン,ポリエチレン等に含まれる酸化防止剤が、シリカ等
のコート層を形成する多孔性顔料に吸着され、コート紙
上で酸化されるため、コート層が黄色く着色するものと
考えられる。ポリプロピレンやポリエチレンなどには、
BHT等分子構造内にフエノールを有する酸化防止剤をね
り込んでいるものが多く、これらのフエノール系の酸化
防止剤が酸化されると、黄色くなることはよく知られて
いる。
コート紙の黄変も室内変色と同様に、コート紙のみに
起こる現象であり、室内変色と同じくコート層上でのコ
ート層を触媒とする反応であると考えられる。
このため本発明のように、特殊な構成のコート層を有
する被記録材では、黄変もおこりにくいことがわかっ
た。
本発明方法において、上記の如き特定の被記録材にイ
ンクジエツト記録方法により付与するインクそれ自体は
公知のものでよく、例えば直接染料,酸性染料,塩基性
染料,反応性染料,食用色素等に代表される水溶性染料
であり、特にインクジエツト記録方式のインクとして好
適であり、上記の被記録材との組合せで定着性,発色
性,鮮明性,安定性,耐光性その他の要求される性能を
満たす画像を与えるものとして好ましいものは、例え
ば、 C.I. ダイレクトブラツク17,19,32,51,71,108,146 C.I. ダイレクトブルー6,22,25,71,86,90,106,199 C.I. ダイレクトレツド1,4,17,28,83 C.I. ダイレクトイエロー12,24,26,86,98,142 C.I. ダイレクトオレンジ34,39,44,46,60 C.I. ダイレクトバイオレツト47,48 C.I. ダイレクトブラウン109 C.I. ダイレクトグリーン59 等の直接染料、 C.I. アツシドブラツク2,7,24,26,31,52,63,112,118 C.I. アツシドブルー9,22,40,59,93,102,104,113,117,
120,167,229,234 C.I. アツシドレツド1,6,32,37,51,52,80,85,87,92,9
4,115,180,256,317,315 C.I. アツシドイエロー11,17,23,25,29,42,61,71 C.I. アツシドオレンジ7,19 C.I. アツシドバイオレツト49 等の酸性染料が好ましく、その他、 C.I. ベーシツクブラツク2 C.I. ベーシツクブルー1,3,5,7,9,24,25,26,28,29 C.I. ベーシツクレツド1,2,9,12,13,14,37 C.I. ベーシツクバイオレツト7,14,27 C.I. フードブラツク1,2 等も使用できる。
上記の染料の例は本発明の記録方法に適用できるイン
クに対して特に好ましいものであり、本発明に使用する
インク用の染料はこれらの染料に限定されるものではな
い。
このような水溶性染料は、従来のインク中において一
般には約0.1〜20重量%を占める割合で使用されてお
り、本発明においてもこの割合と同様でよい。
本発明に用いる水系インクに使用する用媒は、水また
は水と水溶性有機溶剤との混合溶媒であり、特に好適な
ものは水と水溶性有機溶剤と混合溶媒であって、水溶性
有機溶剤としてインクの乾燥防止効果を有する多価アル
コールを含有するものである。また水としては種々のイ
オンを含有する一般の水でなく、脱イオン水を使用する
のが好ましい。
インク中の水溶性有機溶剤の含有量は、一般にはイン
クの全重量に対して重量%で0〜59重量%、好ましくは
10〜80重量%、より好ましくは15〜50重量%の範囲であ
る。
また本発明に用いるインクは上記の成分の外に必要に
応じて、界面活性剤,粘度調整剤,表面張力調整剤等を
包含し得る。
本発明方法において、前記の特定の被記録材に上記の
インクを付与して記録を行うためのインクジエツト記録
方法は、インクをノズルより効果的に離脱させて、射程
体である被記録材にインクを付与し得る方式であればい
かなる方式でもよく、それらの方式の代表的なものは、
例えばアイイーイーイー トランス アクシヨンズ オ
ン インダストリー アプリケーシヨンズ(IEEE Trans
actions on Industry Applications)Vol.JA−13、No.
1(1977年2,3月号)、日経エレクトロニクスの1976年4
月19日号、1973年1月29日号および1974年5月6日号に
記載されている。これらに記載の方式は本発明の方法に
好適なものであり、その幾つかを説明すると先ず静電吸
引方式があり、この方式ではノズルとノズルの数mm前方
に置いた加速電極との間に強電界を与えて、ノズルより
インクを粒子化して次々に引出し、引出したインクが偏
向電極間を飛翔する間に情報信号を偏向電極に与えて記
録する方式と、インク粒子を偏向することなく情報信号
に対応してインク粒子を噴射する方式とがあり、いずれ
も本発明の方法に有効である。
第2の方式としては小型ポンプでインクに高圧を加
え、ノズルを水晶振動子等で機械的に振動させることに
より強制的に微小インク粒子を噴射する方式であり、噴
射されたインク粒子は噴射と同時に情報信号を応じて帯
電させる。帯電したインク粒子は偏向電極間を通過する
際、帯電量に応じて偏向される。この方式を利用した別
の方式としてマイクロドツトインクジエツト方式と称さ
れる方式もあり、この方式ではインク圧力,励振条件を
ある範囲の適正値に保ち、ノズル先端より大小二種類の
インク液滴を発生し、この中小径液滴のみを記録により
利用するものである。この方式の特徴は、従来並みの太
いノズル口径でも微小液滴群を得ることができる。
第3の方式としてはピエゾ素子方式があり、この方式
ではインクに加える圧力手段として他方式の如くポンプ
の様な機械的手段でなく、ピエゾ素子を利用する。ピエ
ゾ素子に電気信号を与えて機械的変位を生じさせること
によりインクに圧力を加え、ノズルより噴出させる方式
である。
また特開昭54−59936号公報に記載されている方法
で、熱エネルギーの作用を受けたインクが急激な体積変
化を生じ、この状態変化による作用力によって、インク
をノズルから吐出させるインクジエツト方式も有効に使
用することができる。
〔発明の効果〕
(1)本発明の被記録材は、染料補足能の高い顔料を表
層に多量に含有しているので、インク滴中の染料が顔料
に捕捉,吸収される確率が高く、そのために、インクの
にじみ及び拡散(フエザリング)が抑制され、その結果
ドツト形状が改良される他、優れたインク吸収性,解像
度,発色性,発色濃度を示す。
(2)基材自体のインク吸収性,ドツト形状が優れるの
で、比較的にコート層が薄くとも上記(1)が良好であ
り、且つ、記録装置内を汚したり、ノズル詰まりを誘発
するような紙粉の発生が少なく、低コストで提供可能な
被記録材である。
(3)更に(1)に示すような、コート紙としての優れ
たインクジエツト記録適性を有し、且つ、コート紙特有
の室内変色や黄変問題も少なく、本発明の被記録材を用
いた、イングジエツト記録方法によれば、得られた画像
を1乃至数カ月、直射日光のあたらないオフイスの壁や
ひき出し等に保存しておいた際の室内変色の問題や、ポ
リプロピレン,ポリエチレン等のフアイル、バインダー
内にコート紙を1乃至数カ月保存して入れておいた際の
白地部分の着色(黄変)の問題を生じない。
〔実施例〕
次に実施例および比較例をあげて本発明を更に、具体
的に説明する。なお、文中、部または%とあるのは特に
断りのない限り重量基準である。
実施例1 原料パルプとして、C.S.F.410mlのLBKP100部を使用
し、これに填料として炭酸カルシウム(商品名エスカロ
ン#200 三共精粉製)および中性サイズ剤(A.K.D デ
イツク・ハーキユレス製)0.005部、カチオン化でんぷ
ん0.02部を配合して抄紙して灰分量6%の低サイズ度の
基材Aを得た。
基材A上に、下記の組成の塗工液を乾燥時塗工量が2g
/m2となるように、バーコーター法で塗布し、80℃で10
分間乾燥して本発明の被記録材を得た。
塗工液組成 微粉シリカ(アエロジル200 日本アエロジル製) 12部 ポリビニルアルコール(PVA−117/PVA−105いずれもク
ラレ製) 10部 カチオン樹脂(PAA−10S 日東紡製) 1部 水 500部 実施例2 原料パルプとして、C.S.F.410mlのLBKP100部を使用
し、これに填料として炭酸カルシウム(エスカロン#20
0)および中性サイズ剤(A.K.D)0.01部、カチオン化で
んぷん0.02部、アクリルアマイド樹脂(Xコート P−
130C 星光化学製)0.005部を配合して抄紙して灰分量1
1%の低サイズ度の基紙Bを得た。
基紙B上に、実施例1で用いた塗工液を用いて実施例
1と同様にして本発明の被記録材を得た。
実施例3 基紙A上に下記の塗工液と乾燥塗工量が1g/m2となる
ように、バーコーター法で塗布し、110℃で5分間乾燥
して、本発明の被記録材を得た。
微粉シリカ(アエロジルMOX−170日本アエロジル製)14
部 コロイダルシリカ(スノーテツクスST−30 日産化学
製) 7部 SBRラテツクス(JSR0619 日本合成ゴム製) 10部 カチオン樹脂(PAS−A 日東紡製) 2部 水 300部 (使用部数はいずれも固型分換算) 実施例4 基紙B上に下記の塗工液を乾燥塗工量が1.5g/m2とな
るように、バーコーター法で塗布し、120℃で5分間乾
燥して本発明の被記録材を得た。
微粉シリカ(ミズカシルP−527水沢化学製:粒子径1.8
μm) 9部 微粉アルミナ(アエロジルアルミニウム・オキサイド−
C日本アエロジル製) 9部 ポリビニルアルコール(PVA−110 クラレ製) 10部 カチオン樹脂(PAA−10S 日東紡製) 1部 水 250部 比較例1 実施例1で用いた基紙Aをそのまま比較用の被記録材
とした。
比較例2 填料として、炭酸カルシウムを配合しなかった以外
は、実施例1と同様にして基紙Cを抄道した。
この基紙C上に実施例1で用いた塗工液を用いて実施
例1と同様にして比較用の被記録材を得た。
比較例3 基紙として、市販の上質紙(商品名銀環 山陽国策パ
ルプ製)を用い、この基紙上に実施例1で用いた塗工液
を用いて、実施例1と同様にして比較用の被記録材を得
た。
比較例4 基材4上に下記の塗工液(1)と乾燥時塗工量が8g/m
2となるように、バーコーター法で塗布し、110℃で5分
間乾燥して比較用の被記録材を得た。
比較例5 ヘビーコート紙の代表例として下記の処法により比較
用の被記録材を形成した。
比較例3で用いた上質紙を基紙として、下記の塗工液
(1)を乾燥塗工量が24g/m2となるようにバーコーター
法で塗布し、110℃で5分間乾燥して第1層を形成し
た。更にこの第1層上に下記の塗工液(2)を乾燥塗工
量が8g/m2となるようにバーコーター法で塗布し、110℃
で5分間乾燥して第2層を形成した。得られたコート紙
の表面とスーパーカレンダー処理して平滑化し、比較用
の被記録材とした。
塗工液(1) 微粉シリカ(サイロイド620富士デヴイソン製:粒径12.
0μm) 18部 ポリビニルアルコール(PVA−117 クラレ製) 4部 カチオン樹脂(ポリフイツクス601 昭和高分子製)1部 水 77部 塗工液(2) 微粉シリカ(サイロイド74 富士デヴイソン製:粒径3.5
μm) 9部 ポリビニルアルコール(PVA−117 クラレ製) 6部 カチオン樹脂(ポリフイツクス610 昭和高分子製)1部 水 84部 (上記の使用部数はいずれも固型分換算値である。) なお、上記の塗工液組成中、商品名;アエロジル,ス
ノーテツクスに代表される微粉シリカの粒子径はいずれ
も100μm以下のものである。
上記の実施例1〜4、比較例1〜5の各々の被記録材
に対し、下記の4種のインクを用いて、ピエゾ振動子に
よつてインクを吐出させるオンデマンド型インクジエツ
ト記録ヘツド(吐出オリフイス径60μm、ピエゾ振動子
駆動電圧70V、周波数2.6KHz)を有する記録装置を使用
してイングジエツト記録を実施した。
黄インク(組成) C.Iダイレクトイエロー86 2部 ジエチレングルコール 20部 ポリエチレングリコール#200 10部 水 68部 赤インク(組成) C.I.アツシドレツド35 2部 ジエチレングリコール 20部 ポリエチレングリコール#200 10部 水 68部 青インク(組成) C.Iダイレクトブレー86 2部 ジエチレングリコール 20部 ポリエチレングリコール#200 10部 水 68部 黒インク(組成) C.Iフード・ブラツク2 2部 ジエチレングリコール 20部 ポリエチレングリコール#200 10部 水 68部 実施例および比較例の被記録材のステキヒトサイズ度
および被記録材の評価結果を表−1に示した。
第1表における各評価項目の測定は下記の方法に従っ
た。
(1)ドイツ濃度は、JISK7505を印字マイクロドツトに
応用してサクラマイクロデンシドメーターPDM−5(小
西六写真工業(株)製)を用いて黒ドツトにつき測定し
た。
(2)ドツト径は印字ドツト20個の直径を実体顕微鏡で
測定し、平均値で示した。
(3)ドツト形状は、印字ドツトを実体顕微鏡で観察し
て、ほぼ円形のものをAランク、円形がくずれて、フエ
ザリングの激しいものをEランクとして5段階で評価し
た。
(4)インク吸収性は1mmに16本のノズル間隔で、128本
のノズルを備えたインクジエツト記録ヘッドをY,M,C,Bk
4色分有するバブルジエツト方式のプリンターを用いて
評価した。記録画像中の異なるインクによる印字部の境
界線が鮮明なものを○、境界線で互いのインクが混ざり
合い、不鮮明なものを×とし、その中位のものを△とし
た。
(5)画像濃度(O.D)は(4)で用いたプリンターのB
kベタ印字部のO.D.をマクベス濃度計RD−918を用いて測
定した。
(6)室内保存性は(4)で用いたプリンターのBkベタ
印字部をオフイスの壁にはって2ケ月間放置した。放置
後の画像の色度と、印字直後の画像の色度との差ΔE
abを求め室内変色と評価した。
(7)粉落ちはコート層表面を指触した際、および表面
を硬度Hの鉛筆でひっかいた際および直接プリンターで
印字した際に発生する紙粉について総合的に評価した。
(8)黄変の試験方法は、市販のクリアー・ポケツトフ
アイル(ライオン製)に、被記録材を入れて、暗所に6
カ月間保存した後、コート面の周囲に黄色い着色がみら
れないものを○、発生したものを×とした。
・ステキヒト・サイズ度はJIS−P−8122の方法に基づ
いて求めた。
・Ca/Siピーク強度比は、エネルギー分散形X線解析装
置EDAX−9100(フイリツプス製)を用いて前述の測定条
件に従って求めた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の被記録材の記録面のエネルギーX線分
光法を用いたテストチヤートの一例を示している。 図中、SI,CAで示された各ピークがそれぞれSi,Caの強度
ピークを表わす。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録面のエネルギー分散X線分光法による
    Caの強度ピーク値が、Siの強度ピーク値の1/15以上であ
    ることを特徴とする被記録材。
  2. 【請求項2】基材と基材上に設けたコート層より成る特
    許請求の範囲第(1)項記載の被記録材。
  3. 【請求項3】水溶性染料を含むインクの液滴を被記録材
    に付着させて、記録を行う記録方式に於いて、前記被記
    録材の記録面のエネルギー分散X線分光法によるCaの強
    度ピーク値がSiの強度ピーク値の1/15以上である被記録
    材を用いたことを特徴とする記録方法。
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