JPH01281982A - 被記録材及びそれを用いた記録方法 - Google Patents

被記録材及びそれを用いた記録方法

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JPH01281982A
JPH01281982A JP63110606A JP11060688A JPH01281982A JP H01281982 A JPH01281982 A JP H01281982A JP 63110606 A JP63110606 A JP 63110606A JP 11060688 A JP11060688 A JP 11060688A JP H01281982 A JPH01281982 A JP H01281982A
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recording
recording material
paper
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Masako Saitou
斉藤 まさ子
Mamoru Sakaki
坂木 守
Emi Munakata
棟方 恵美
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はインクジェット記録方法に好適に用いられる被
記録材に関し、特に水系インクの吸収性や発色性に優れ
、高精細且つ鮮明な記録画像を提供するのに適した被記
録材及び記録方法に関する。
更に本発明は、画像の室内変色が少なく、保存性に優れ
た記録画像の形成が可能な被記録材及び上記記録画像を
提供する記録方法に関する。
(従来の技術) 従来、インクジェット用の被記録材としては、(1)パ
ルプを主成分とした一般の紙を低サイズ度となる様に抄
紙して、濾紙や吸取紙の様に′したもの、 (2)特開昭56−148585号公報にある様に、基
材上にシリカやゼオライトの様な多孔質で吸油量が大き
くインク中の着色成分を吸着する顔料を用いて塗工層を
設けたもの、 等が知られている。
上記被記録材(1)は低コストてあり、インク吸収性は
優れるものの、インクが紙のm維層に深く浸み込んでし
まう為、インク中の色材の発色性が悪く、又、インクが
紙表面の繊維に沿って吸収される為、フェザリングと呼
ばれる現象が生じてドツトか円形にならずギザギザにな
る現象やドツトが大きくなり過ぎて解像度の低下をきた
し、良質な画像か得られないという欠点があった。
この為、専らこの様なノンコートタイプの紙は、モノク
ロ記録やパソコンの端末等の比較的解像度が低く高濃度
の画像を必ずしも必要としない用途に用いられてきた。
上記被記録材(2)ては、従来、例えば、特開昭58−
132586号公報及び特開昭59−35977号公報
にある様に、比較的サイズ度の高い紙(市販の上質紙等
)を基紙としたコート紙が用いられてきた。こうしたコ
ート紙ては、インク吸収層か多孔質で均一になっている
為、適度なインク吸収性とドツト形状や解像度に優れた
画像が得られる。
しかしながら、より高品位て高解像度のカラー画像を必
要とする記録方式に於いては、より多量のインクを高速
に吸収し定着することか必要である。この場合、従来は
インク吸収層の塗工量を増やし、インク吸収層の空隙容
」を大きくすることで対応してきたか、塗工層が厚くな
るに従い液肥録祠が記録装置中の搬送系等との接触時に
塗工層か基紙より剥れる、いわゆる粉落ちの問題か発生
する。この様な紙粉は装置内部を汚すたけてなく、イン
クシェツトヘッドのノズル詰りの原因にもなり特に問題
である。
更に製造工程上、多量の塗工液を急激に乾燥しなければ
ならない為、塗工液中のバインダーかマイグレーション
を起こし、塗工層の強度の低下やインク吸収性の低下が
激しく起こる。乾燥条件を緩やかにしたり、例えば、塗
工回数を数回に分けて行うことによりこの様な問題は幾
分は解決されるが、この場合には製造コストが高くなる
という問題もある。
これらの欠点を解決する方法として、基紙としてサイズ
度の低い紙を用いて、その上に多孔質の顔料層を設ける
方法か挙げられる。例えば、特開昭59−.18569
0号公報にはサイズ度4秒以下の基紙上に特定の物性を
有するシリカを含む塗工層を有する被記録材が例示され
ている。
(発明が解決しようとしている問題点)この様なタイプ
の被記録材では、比較的薄いインク受容層を設けた場合
でも優れたインク吸収性を持つ被記録材が得られる利点
がある。
しかしながらこの様な被記録材に於いても、(1)多量
のインクか基紙に深く浸透する為、印字濃度が低くなる
こと、 (2)インク受容層か薄く殆どインクを保持出来ない為
、基紙にインクか吸収される際、前記被記録材(1)て
挙げた様なドツト形状が悪くなフたり、付着インク滴か
滲み過ぎたりすることによる解像度及び印字品位の低下
、 (:()塗工時に塗]二中のバインダーか低サイズ原紙
に吸収され、その結果、塗工層か薄いにも係わらず表面
に粉落ちを生しること、 等の問題点を有している。
これらの問題点はインク受容層たけてなく、基紙及びイ
ンク受容層の夫々の性質に起因すると考えられるか、従
来、これら相互の物性に着目して上記の問題点を解決す
る方法は知られていない。
更に、記録画像の室内変色という画像の保存性に関する
問題か生してきた。この問題は、いわゆる従来の画像の
褪色が直射日光の照射のみにより起こるのに対し、直射
日光の有無に関係なく進行するものである。更に室内変
色は、−故紙やノンコート紙に記録した画像には起こら
ず、インク吸収層をイ1するコート紙特有の現象であり
、その明確な原因及び対策も未だ知られていない。
そこで、本発明の目的は上述の如き問題点を解決し、例
え塗工層が薄くても速やかなインク吸収性を有し、ドツ
ト形状に優れ且つ好適なインク滴の滲み率を有し、更に
染料の発色性に優れ、高品位及び高解像度の画像を形成
するのに適した被記録材及び記録方法を提供することで
ある。
更に本発明の別の目的は、記録画像の保存性、特に室内
変色による劣化の少ない記録画像を与える被記録材及び
上記の様な画像を形成する記録方法を提供することであ
る。
上記及びその他の本発明の目的は以下の本発明によフて
達成される。
(問題点を解決する為の手段) すなわち、本発明は、低サイズ度の基紙上に表面をカチ
オン化処理したBET比表面積200m′/g以下の顔
料とバインダーとよりなるインク受容層設け、そのステ
キヒトサイズ度が1乃至15秒であり、前記基紙ノJ 
T 5−P−8128ニよる灰分量が2乃至15%であ
ることを特徴とする被記録材及び水溶性染料を含むイン
クの液滴な上記被記録材に付着させて記録を行うことを
特徴とする記録方法である。
(作  用) すなわち、本発明者は水性インクを用いて記録する為の
一般的な被記録材及びインクシェツト記録用の被記録材
として、前記従来技術の欠点を解決した被記録材を得る
べく鋭意研究の結果、上記の被記録材が例え塗工層が薄
くとも高インク吸収性、優れた色彩性及び高い画像濃度
を与え且つ付着したインク滴か滲み過ぎず、適度な滲み
率及びドツト形状を有し、更に画像保存性、特に室内変
色を生しない高粒細往っ高品位な画像を提供するのに適
した被記録材であることを知見したものである。
(好ましい実施態様) 次に好ましい実施態様を挙げて本発明の詳細な説明する
本発明の被記録材の第1の特徴は、基材として特定の性
質を有する低サイズ度の基紙を使用することであり、第
2の特徴は上記基紙上に好ましくは0.5乃至8g/r
rr’の塗工量て設けられた特定の構成のインク受容層
にあり、更に、第3の特徴は、上記の基紙上に塗工層を
設けた被記録材のJI 5−P−8122によるステキ
ヒトサイズ度を1乃至15秒の範囲に調整したことであ
る。
特定のインク受容性については後述するが、本発明に於
いてインク受容層は固形分で0.5乃至8g/mlの範
囲で塗工されることが好ましく、インク受容層を8g/
m2を超えて設けることは粉落ちの問題を生じ、又、低
サイズ基紙を用いた効果が薄くなり、インク吸収性も低
下する。又、上記インク受容層の塗工量か0.5g/m
’に満たない場合には前述の被記録材(1)の如き問題
を生じる。
又、低サイズ基紙上に上記のインク受容層を設けた液肥
縁材のサイズ度は1乃至15秒の範囲であることか必要
である。1秒未満の場合にはインク滴の被記録材への濡
れや浸透が良過ぎる為に付着したインク滴の拡がり過ぎ
やODの低下がおこる。逆に15秒を越えた場合には、
インクの吸収の大半を上記範囲の塗工層に頼ることにな
り、インク吸収性が不足する。
被記録材自体のサイズ度は、使用する基紙のサイズ度と
形成される塗工層によって決まる値である。従って、本
発明に於いて基紙のサイズ度は被記録材のサイズ度を上
記の範囲に設定させるものである限り、特に限定される
ものではない。
本発明で使用する基紙のサイズ度は特に限定されないか
、好適には基紙のサイズ度は4乃至15秒の範囲か好ま
しい。特に基紙のサイズ度が4秒に満たない場合には塗
工時に塗工液中のパインターの基紙への吸収が著しく、
塗工層表面での粉落ちか生して好ましくない。尚、ここ
て云う基紙のサイズ度とは、抄紙時の内添サイズ剤の添
加量により調整される値であり、表面サイズは塗工層も
含むものとする。
本発明に用いられる基紙は繊維状物質からなり、この繊
維物質としては特に限定されず、従来公知のLBにPや
NBKPに代表される木材バルブを主体とするが、必要
により合成繊維やガラス繊維を混合してもよい。
本発明に用いる基紙の填料の具体例としては、−殻内に
用いられるクレー、タルク、カオリナイト、酸化チタン
、炭酸カルシウム等であり、特に本発明に於いてはこれ
らの填料をJ I 5−P−8128による灰分量の換
算で、2乃至15%、より好ましくは4乃至10%の範
囲で含有する。
又、本発明者等の知見によれば、特に被記録材にイ\4
着したインク滴の滲みやドツト形状はこのタイプの紙で
は基紙の灰分含有量に大きく影響され、灰分が2%に満
たない場合には付着したインク滴て基紙表面の繊維方向
に沿って大きく滲み、ドツト形状か悪く、且つインク滴
の滲みが必要以上に大きくなってしまう。又、逆に15
%を超え1す る場合には、被記録材自体にコシかなくなってしまう他
に基紙からの粉落ちを生してしまう為好ましくない。更
に上記填料のうち、炭酸カルシウムは特にトツ)・形状
と発色性が良好となる為に好ましい。
本発明て使用する基紙は上記の材料と従来公知の抄紙助
剤、サイズ剤、歩留り向上剤、紙力増強剤等を必要に応
して使用して抄造される。
尚、色材の発色性、記録画像の保存性等の面から、抄紙
方法は硫酸ハントを用いる酸性抄紙法によるよりも中性
抄紙法が好ましい。特に填料として炭酸カルシウムを用
いた場合には、硫酸バンドと併用出来ない為中性抄紙法
に限られる。更に、本発明ては基紙の表面の強度、平滑
度、耐水性等を強化する目的て澱粉、酸化澱粉、ポリビ
ニルアルコール等従来公知の表面サイズ剤を用いて表面
サイズプレスを行ってもよい。
本発明を第2に特徴つけるインク受容層は、表面をカヂ
オン化処理したBET比表面積200m’以下の顔料と
バインダーとからなり、前記の基紙上に好ましくは0.
5乃至8g/m2の量で塗工された層てあり、このイン
ク受容層を設けることにより更にドツト形状、解像度、
色彩性を向」−させ、インク滴の滲みを抑制する他、記
録画像の室内変色を防止するものである。室内変色は染
料の酸化分解であり、染料が被記録材の表面でサイロイ
ド(商品名:富士デヴイソン製)に代表される様な比表
面積の高いシリカ(顔料)に捕捉された場合、空気との
接触面積が大きくなり、更に高比表面積のシリカは強い
表面活性を有しており、染料の分解に際して強い触媒作
用を示し、この為室内変色が促進されると考えられる。
従って、本発明に於いては比表面積200m′/g以下
の顔料を使用することが必須であり、より好ましくは比
表面積200m′/g以下の含硅素系顔料、更に好まし
くは合成シリカを使用することが必須である。
顔料として含硅素系顔料を用いた方が染料の発色性やイ
ンク吸収性に優れる為好ましい。
従来は、例えば、特開昭59−1856’90号公報に
ある様に染料の発色性を向上させる為、インクジェット
コート紙用の顔料としては、比表面積200m’/g以
トの高い比表面積を有するシリカを用いてきたか、特に
上記のシリカを記録面に有するコート紙は室内変色に著
しい問題がある。
本発明は比表面積200rrF/g以下の顔料が室内変
色の抑制に優れたことを知見したもので、本発明に好適
な顔料はBET比表面積5乃至100m′/g、より好
ましいものは5乃至50rIf/gの顔料である。又、
上述の様な低比表面積の顔料は、従来インクジェット用
紙に用いられてきた高い比表面積を有するシリカと比較
して染料吸着性の面ては劣るか、本発明では表面をカヂ
オン化処理して染料の酸性基を吸着させることて補フで
おり、付着したインク滴中の染料をより被記録材の表層
により多くトラップして優れた画像濃度を得ようとする
ものである。
尚、ここで言うカチオン性とは、使用されているインク
中の酸性及び又は直接染料分子の有するスルポン基やカ
ルホキシル基等の酸性の官能基と結合を形成しつる塩基
性の性状を有するものである。
上記の顔料の表面をカチオン化処理する方法としては以
下の様な方法が挙げられる。
(1)いわゆる耐水化剤(染料固着剤)として知られる
カチオン樹脂を表面に吸着/反応させる方法。これらの
耐水化剤は分子内の主鎖又は側鎖に1乃至3級アミン乃
至4級化アンモニウム塩基を有する樹脂であり、その内
の幾つかのものが市販されている。本発明に於いては塗
工工程て表面のカチオン性樹脂が離脱しない為に、これ
らの中でも特に親水性且つ水不溶性のものが好ましい。
(2)カチオン性のシランカップリング剤を表面に反応
させてカチオン化する方法。このシランカップリング剤
の一例としては、1乃至3級アミン乃至4級化アンモニ
ウム塩基を分子構造内に有するものが挙げられ、これら
の具体例としては、N−β(アミノエチル)γ−アミノ
プロピルトリメトキシシラン、 N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルメチルシメ
トキシシラン、 γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−[ヒス(
β−ヒドロキシエチル)]−アミノプロピルトリエトキ
シシラン、 ヘキサメチルジシラザン、 γ−アニリノプロピルトリメトキシシラン、オフタテシ
ルジメチル[3−(トリメトキシシリル)プロピル]ア
ンモニウムクロライド、N−β−(N−ビニルヘンシル
アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン塩酸塩、5H−6026,5Z−6050<トーレー
シリコン製)の商品名て市販されている特殊アミノシラ
ン等が挙げられる。
」二記の様なシランカップリング剤分子中のシリル基は
、シリカ等の無機顔料表面の水酸基と結合を作る為、こ
れらのシランカップリング剤を用いて顔料を処理するこ
とによって、表面に1乃至3級アミン乃至4級化アンモ
ニウム塩基を有する顔料か得られる。
勿論本発明に於いては、表面をカチオン処理した顔料を
調製する方法としては上記の方法に限定されるわけでは
なく、アルミニウム・アルコラード、アルミニウムキレ
ート化剤、水溶性のアルミニウム塩やアルミニウム石鹸
を用いてて顔料の表面をアルミニウム処理する方法或い
は同様に分子中にカチオン性基を有するチタネート系の
カップリング剤により処理する方法又はアルミナやCa
O、MgO等の塩基性/両性の金属酸化物を用いて表面
処理する方法、アミン系以外のカチオン(塩基性)樹脂
やシランカップリング剤を用いる方法やその他の方法が
考えられ、本件の要件を満たすものてあればいずれの方
法を用いてもよい。
顔料表面のカチオン性物質と顔料との間の結合力は強固
である程良く、この点から考えるとシランカップリング
剤により処理する方法が最も良好である。
この様な処理剤を用いて顔料表面を処理する方法として
は、填料に直接スプレー等を利用して処理剤溶液を噴霧
する乾式法や顔料を任意の溶剤に分散させ、これに攪拌
しながら処理剤を添加し、混合した後脱水、乾燥したり
又製造工程上得られた顔料の分散液に同様にこれらの処
理剤を添加する湿式法等が挙げられる。
この場合、処理剤と顔料の使用割合は顔料に対して処理
剤が固形分比て0.1乃至20重量%、より好適には0
.5乃至5重量%である。
本発明に用いるバインダーとしては、従来、例えば、特
開昭59−15690号公報にあるpvA−117(鹸
化度99%、クラレ製)に代表される様な極めて親水性
の樹脂ではなく、適度な疎水性を有する樹脂或いは親水
性樹脂と疎水性樹脂を適度な割合て併用するものが好適
である。
ここで言う親水性樹脂としては(完全鹸化)ポリビニル
アルコール、澱粉、カゼイン、ゼラチン、セルロース誘
導体、ポリビニルピロリドン、ポリ(メタ)アクリル酸
、マレイン酸、ポリビニルニーデル等の水溶性ポリマー
か挙げられ、疎水性樹脂としては、ポリ酢酸ビニル、ポ
リスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン等のビニル樹脂及びアルキド樹脂等が挙げられる
又、適度な疎水性を有する樹脂としては、上記の親水性
樹脂と疎水性樹脂の夫々のモノマーを適度な割合て共重
合したコポリマーや上記の親水性樹脂を適度に疎水化し
たもの等が挙げられる。特にこの様な樹脂として、バイ
ンダーとしての接着力の面からも低鹸化度(鹸化度75
%以下)のポリビニルアルコールを使用することは効果
的である。勿論、これらの樹脂を上記の樹脂と併用して
用いてもよい。
本発明に用いるバインダーは上記のいずれの態様のもの
でもよいが、バインダー中に含まれる親水性セグメント
と疎水性セク゛メントの比が1971乃至1/1(モル
比)すなわち疎水性セグメントが全体の5乃至50%を
占める割合であることが好ましい。
この様なバインダー中の親水性セグメントと疎水性セグ
メントとの比率は、被記録材のインク受容層中のバイン
ダーを任意の溶剤に溶解し、IR(赤外分光光度計)等
を用いて解析することにより容易に知ることが出来る。
以上の様に本発明者の知見によれば、前述の如き低サイ
ズ基紙を用いたコート紙に於るインク滴の滲み率の増大
やドツト はインク受容層を形成1−るバインダーを適度に疎水性
のものと置換し、インクのインク受容層表面ての濡れ性
をある程度悪くさせることが効果的であることがわかっ
た。
この様にバインダーを疎水性のものに置換することは、
従来の様に比較的サイズ度の高い基紙上にインク受容層
を設けた被記録材に於いては、インク吸収性の低下か著
しくなる為考えられないことであった。
本発明に使用するバインダーの分子量は、親水性のもの
、疎水性のもの、適度に疎水性に調整したもののいずれ
も500以上、より好適には1、、000以」二が好ま
しい。本発明では低サイズ度の基紙を用いている為、例
えば、界面活性剤の如き低分子M1の疎水性物質を使用
しても、塗工時に大部分か原紙に吸収されてしまう為効
果的ではない。
又、前述の様に本発明に使用するバインダー中の疎水性
セグメントは、5乃至50モル%、より好適には15乃
至40モル%の範囲内で含まれることが好適てあり、5
モル%に満たない場合には親水性バインダーのみて構成
された場合と比べ効果が薄く、被記録材表面に於いてイ
ンク滴が基紙の繊維に沿って拡がる等種々の欠点を生じ
る。
又、50モル%を超えて含有する場合には、インク受容
層の疎水性が強くなり過ぎる為特にインク中の染料の発
色性が悪くなる。
又、本発明に於る好適な顔料とバインダーとの使用割合
は、1/3乃至5/1の範囲内である。
1/3よりバインダーが多い場合には、インク吸収性が
低下し、表面に付着したインク滴がインク受容層に吸収
される前に流れ出し、隣り合ったドツトと接触し印字む
ら、いわゆるビーディングを生ずる。一方、5/1より
バインダーが少ない場合にはインク受容層内てのバイン
ダーの接着力が低下し粉落ちの問題が起こる。
更に、本発明に於いてはインク受容層に必要に応して染
料固着剤(耐水化剤)、蛍光増白剤、界面活性剤、消泡
剤、pH調整剤、防カビ剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤
等を含有させてもよい。
前記の様な材料を混合して得られる水系塗工液を前記の
基紙に塗布する方法としては、バーコーター、プレート
コーター、エアナイフコーター、リバースロールコータ
−、ケートロールコータ−或いはピグメントサイズプレ
ス法等、従来公知の方法は全て使用出来る。
水系塗工液の塗工量は、乾燥塗工量が0 5乃至8g/
m′、より好ましくは1乃至5g/m’であることが好
適である。
上記の条件で水系塗工液を塗布した後は、従来公知の乾
燥方法、例えば、熱風乾燥炉、熱トラム等を用いて乾燥
し、本発明の被記録材とする。
又、塗工層表面を平滑化する為或いは塗工層の表面強度
を上げる為に、工程上スーパーカレンターかけを用いて
もよい。
本発明の記録方法は上記本発明の被記録材を用いる記録
方法であり、この記録方法に於いて上記の如き特定の被
記録材に任意の記録方式て付与するインクそれ自体は公
知のものてよく、例えば、その記録剤は直接染料、酸性
染料、塩基性染料、反応性染料、食用色素等に代表され
る水溶性染料であり、特にインクジェット記録方式のイ
ンクとして好適であり、上記の被記録材との組合せで定
着性、発色性、鮮明性、安定性、耐光性その他の要求さ
れる性能を満たす画像を与えるものとして好ましいもの
は、例えば、 (:、1.ダイレクトブラック17.19.32.51
.7J、108.146、 C1,ダイレフ]・ブルー6.22.25.71.86
.90.106.199、 C,T、ダイレクトレッド1.4.17.28.83、 [;、1.ダイレクトイエロー12.24.26.86
.98.142、 CIタイレクトオレンジ34.39.44.46.60
、 C1,タイレクトハイオレット47.48、C,1,タ
イレフトブラウン109及びC1,タイレフトクリーン
59 等の直接染料、 C,1,アシッドブラック2.7.24.26.31.
52.63.112.118、 C,1,アシッドブルー9.22.40.59.93.
102.104.113.117.120.167.2
29.234、 C1,アシッドレット1.6.32.37.51.52
.80.85.87.92.94.115.180.2
56.317.315、 C0■ アシッドエロー11.17.23.25.29
.42.61.71、 C,1,アシッドオレンジ7.19及びC,Iアシッド
バイオレット49 等の酸性染料が好ましく、その他、 C,Iベーシックブラック2、 C1■ヘーシツクブルー1.3.5.7.9.24.2
5.26.28.29、 C,1,ベーシックレッド1.2.9.12.13.1
4、37、 C,1,ヘーシックハイオレット7.14.27及びC
,1,フードブラック1.2 等も使用出来る。
上記の染料の例は本発明の記録方法に適用出来るインク
に対して特に好ましいものてあり、本発明に使用するイ
ンク用の染料はこれらの染料に限定されるものではない
この様な水溶性染料は、従来のインク中に於いて一般に
は約0.1乃至20重量%を占める割合て使用されてお
り、本発明に於いてもこの割合と同様でよい。
本発明に用いる水系インクに使用する溶媒は、水又は水
と水溶性有機溶剤との混合溶媒であり、特に好適なもの
は水と水溶性有機溶剤と混合溶媒であって、水溶性有機
溶剤としてインクの乾燥防止効果を有する多価アルコー
ルを含有するものである。又、水としては種々のイオン
を含有する一般の水でなく、脱イオン水を使用するのが
好ましインク中の水溶性有機溶剤の含有量は、一般には
インクの全重量に対して0乃至95重量%、好ましくは
10乃至80重量%、より好ましくは15乃至50重量
%の範囲である。
又、本発明に用いるインクは上記の成分の外に必要に応
して界面活性剤、粘度調整剤、表面張力調整剤等を包含
し得る。
本発明方法に於いて前記の被記録材に上記のインクを付
与して記録を行う為の方法はいずれの記録方法でもよい
が、好ましくはインクジェット記録方法てあり、該方法
は、インクをノズルより効果的に離脱させて、射程体で
ある被記録材にインクを付与し得る方式であればいかな
る方式でもよく、それらの方式の代表的なものは、例え
ば、アイイーイーイー トランス アクション オンイ
ンタストリー アプリケイションズ(IEEETran
s  acLions  on  Industry 
  Applications)Vol、昆−13,N
o、] (11977年23月号)、日経エレクトロニ
クスの1976年4月19「1号、1973年1月29
3号及び1974年5月6日号に記載されている。
これらに記載の方式は、本発明の方法に好適なものであ
り、その幾つかを説明すると、先ず静電吸引方式かあり
、この方式ては、ノズルとノズルの数mm前方に置いた
加速電極との間に強電界を与えて、ノズルよりインクを
粒子化して次々に引出し、引出したインクが偏向電極間
を飛翔する間に情報信号を偏向電極に与えて記録する方
式と、インク粒子を偏向することなく、情報信号に対応
してインク粒子を噴射する方式とがあり、いずれも本発
明の方法に有効である。
第2の方式としては、小型ポンプでインクに高圧を加え
、ノズルを水晶振動子等で機械的に振動させることによ
り、強制的に微小インク粒子を噴射する方式であり、噴
射されたインク粒子は噴射と同時に、情報信号に応じて
帯電させる。帯電したインク粒子は偏向電極板間を通過
する際、帯電量に応じて偏向される。この方式を利用し
た別の方式としてマイクロドツトインクジェット方式と
称される方式もあり、この方式では、インク圧カ、励振
条件をある範囲の適正値に保ち、ノズル先端より大小二
種類のインク小滴を発生し、この中小径インク滴のみを
記録により利用するものである。この方式の特徴は、従
来並みの太いノズル「1径ても微小滴群を得ることが出
来る点である。
第3の方式としてはピエゾ素子方式があり、この方式て
は、インクに加える圧力手段として、他方式の如くポン
プの様な機械的手段でなく、ピエゾ素子を利用する。ピ
エゾ素子に電気信号を与えて機械的変位を生じさせるこ
とにより、インクに圧力を加え、ノズルより噴射させる
方式である。
又、特開昭54−59936号公報に記載されている方
法て、熱エネルギーの作用を受けたインクが急激な体積
変化を生じ、この状態変化による作用力によって、イン
クをノズルがら吐出させるインクジェット方式も有効に
使用することが出来る。
(効  果) 以上の如き本発明の被記録材は、万年筆、サインベン、
ボールペン等の水性インクを使用する一般の筆記用具は
勿論のこと、特に水性インクを使用するインクシェツト
記録用被記録材として適しており、次の如き効果を奏す
る。
(1)水性インクの吸収性が高い為、インクの付与後、
直ちに乾燥したと同じ状態になり、記録装置の一部や手
指等が接着してもそれらを汚染したり、記録画像が汚れ
ることがない。
(2)インクジェット記録用として使用すると、上記(
1)の効果に加えて、ドツトが真円に近く高濃度であり
、ドツトが過大に滲んだり、ドツトからフェザリングが
生じたりしないので鮮明且つ解像度の高い画像が形成出
来る他、画像保存性、特に耐水性に優れた画像が得られ
る。
(3)色彩性に優れる為カラープリンタに適し、感熱転
写記録用、感熱昇華記録用、ワイヤドツト用としての汎
用性もある。
(4)基材自体のインク吸収性、ドツト形状、耐水性が
優れるので、比較的塗工層が薄くとも上記(1)、(2
)及び(3)が好適であり、且つ記録装置内をイ151
ッたり、ノズル詰りを誘発する様な紙粉の発生が少ない
(5)コート紙特存の問題であった画像を1乃至数カ月
直射日光の当らないオフィスの壁や引き出しの中に保存
しておいた際に生じていた室内変色がない。
(6)更に製造工程上でも塗工量が少ない為にバインダ
ーのマイグレーションが起こりにくく、工程上の負荷が
少ない為、比較的低いコストで被記録材を得ることが出
来る。
(実施例) 次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に詳細に説明
する。尚、文中、部又は%とあるのは特に断りのない限
り重量基準である。
実施例1 原料パルプとしてC,S、F410mlのLBKP10
0部を使用し、これに填料として炭酸カルシウムを添加
後、中性サイズ剤(A、に、D、、デイックバーキュレ
ス製)0.005部を添加して坪量70g/m’に抄紙
した。次いで、濃度2%のポリビニルアルコール(PV
A−117、クラレ製)溶液をサイズプレス装置にて(
−1着させ、本発明に使用可能な低サイズ基紙を得た。
この基紙のJIS−P−8128の方法による灰分量を
測定したところ8%であった。この基紙の面に下記の組
成の塗工液を乾燥時塗工量が3.5g/m’となる様に
バーコーター法で塗布し、120℃で2分間乾燥して本
発明の被記録材を得た。
(塗工液組成) 合成シリカ(ファインシールSl+−20、l1ET比
表面積18m”/g、平均二次粒子径9.1μm、徳山
曹達製)の20%スラリー100部に対して塩化アルミ
ニウムの2%水溶液20部を加え、十分攪拌した後に1
00℃で1時間乾燥し、更に500℃で1時間熱処理し
てカチオン化処理した顔料             
  12部ポリビニルアルコール(PVA−117、ク
ラレ製:鹸化度1)9%)             
 2部ポリビニルアルコール(ゴーセフアイマー耐水化
剤(PへSへ−25OL、日東紡製) 0.5部水/エ
タノール          100部実施例2乃至5
及び比較例1乃至3 顔料及びバインダーとして下記第1表及び第2表のもの
を用いたことを除いて、実施例1と同様にして本発明の
被記録材及び比較用の被記録材を得た。尚、顔料の配分
は全て実施例1と同様に12部とした。
:” ’!;   1  −一一 夫旌例ス     □飢−−−■− 合成シリカ(ファインシール5P−20、BljT比表
面積18m’/g、平均粒子径9.1μm、徳山曹達製
)の20%スラリー100部に対して、N−β−(アミ
ノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン(
信越シリコーン、KBM−603、信越化学]ユ業製)
2%水溶液15部を加え、110℃で20分間乾燥させ
て表面をカチオン化処理した顔料。
実施例1 合成シリカ(ミズカシルP−527、BET比表面積4
0m′/g、平均二次粒子径1.8μm、水沢化学製)
をメタノールに分散させた20%スラリー100部に対
して、オクタデシルジメチル[3−〇リメトキシシリル
)プロピル]アンモニウムクロライド(AY43−00
6、トーレシリコン製)の1.5%メチルセロソルブ溶
液20部を加え、110℃て20分間乾燥させて、表面
をカチオン化処理した顔料。
尖旌斑A 合成シリカ(ミズカシルP−527、BET比表面積4
0m′/g、平均粒子径1.8μm、水沢化学製)をメ
タノールに分散させた20%スラリー100部に対して
、カチオン化樹脂(ニレコントPQ−508、総研化学
製)の5%エタノール溶液8部を加えて十分に攪拌した
後に、100℃で15分間乾燥させて、表面をカチオン
化処理した顔料。
尖施贋支 炭酸カルシウム(ニスカロン#2000、BET比表面
積2.Irr+’/g、平均粒子径11μm、三共鯖粉
製)をメタノールに分散させた20%スラリー100部
に対して、カチオン樹脂(ニレコンI’PQ−508、
総研化学製)の5%エタノール溶液8部を加えて十分攪
拌した後に100℃で15分間乾燥させて、表面をカチ
オン化処理した顔料。
ル紋例ユ 合成シリカ(サイロイド74、 BET比表面積300
m′/g、平均二次粒子径3.5μm、富士デヴイソン
製)をメタノールに分散させた20%スラリー100部
に対して、オクタデシルメチル[3−(トリメトキシシ
リル)プロピル]アンモニウムクロライド(AY43−
006、トーレシリコン製)の15%メチルセロソルブ
溶液20部を加え110℃で20分間乾燥させて、表面
をカチオン化処理した顔料。
ル軟舅ス 合成シリカ(ファインシール5P−20、BET比表面
積18m′/g、平均二次粒子径9.1μm、徳山曹達
製) 実施例1と同様のもの ”   2−−−一− 実施別名      バインダー ポリビニルアルコール 4部 ポリビニルアルコール(ゴーセフアイマーLL−02 
、日本合成化学製)      2部尖旅胴1 ポリビニルアルコール 4部 ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体(ルビ・スコー
ル28E, GAF製)50%エタノール溶液    
           4部丈旅例A ポリビニルアルコール(PVA−]+7、クラレ製)3
部 スチレン/マレイン酸共重合体(SMAlooO、アル
コケミカル製)          3部(*アルカリ
処理して使用した) 実施例j ポリビニルアルコール(PVA−117、クラレ製)2
部 インブチレン/マレイン酸共重合物アンモニウム塩(イ
ソハン104、タラレイソブレン製)4部 比上順りエ ポリビニルアルコール(PVA−L−2、クラレ製、鹸
化度70%)             6部用紋例ス ポリビニルアルコール(PVA−L−2、クラレ製、鹸
化度70%)            6部m蚊例1 ポリビニルアルコール(PVA−117、クラレ製)6
部 比較例4 実施例1て用いた基材をそのまま比較用の液肥緑林とし
た。
比較例5乃至6 基材の灰分量を0%及び25%とした以外は、実施例1
と同様にして比較用の被記録材を得た。
比較例7乃至8 従来の被記録材の例として、下記の基材上に実施例1と
同様にして比較用の被記録材を得た。
比M1列7ー二ノーサイズ紙の例として市販のIJ用ノ
ンコート紙 IJ−L(三菱製 紙製)を基紙とした。
■松億且:高すイズ紙の例として、市販の一般上質紙 
銀環(山陽国策バルブ製) を基紙とした。
上記の実施例1乃至5及び比較例1乃至5の各々の被記
録材に対し、下記の4種のインクを用いて、ピエゾ振動
子によってインクを吐出させるオンデマンド型インクジ
ェット記録ヘッド(吐出オリフィス径60μm、ピエゾ
振動子駆動電圧70V、周波数2.6K)Iz)を有す
る記録装置を使用してインクジェット記録を実施し、そ
の結果を第4表に示した。
黄イン3501處I C.Tダイレクトイエロへ86      2部ジエチ
レンクリコール        20部ポリエチレング
リコール8200   10部水          
           68部赤Δ℃乙ダl支九 C.Iアシッドレッド35        2部ジエチ
レンクリコール       20部ポリエチレングリ
コール8200   10部水           
          68部青Δ5仁グバli友Y C.T.ダイレクトブルー86       2部ジエ
チレンクリコール        20部ポリエチレン
ダリコール#200   10部水         
            68部黒ゴ≦仁乞ffi灸と C.1.フートブラック2         2部ジエ
チレンクリコール        20部ポリエチレン
グリコール8200   10部水         
            68部前記実施例及び比較例
の被記録材のステキヒトサイズ度と評価結果を下記第3
乃至4表に示した。
第3乃至4表に於る各評価項目の測定は下記の方法に従
った。
(1)インク定着時間は、記録実施後、記録画像に指触
したときに、インクが乾燥して指にイ\J着しなくなる
時間を測定した。
(2)ドツト濃度は、 JTS−に−7505を印字マ
イクロドツトに応用してサクラマイクロテンシドメータ
ーPDM−5(小西六写真工業■製)を用いて黒ドツト
につき測定した。
(3)ドツト径は、印字ドツト20個の直径を実体顕微
鏡て測定し平均値で示した。
(4)ドツト形状は、印字ドツトを実体顕微鏡で観察し
て、はぼ円形のものをAランク、円形が崩れてフェザリ
ングの激しいものをEランクとして5段階て評価した。
(5)インク吸収性は、1++onに16本のノズル間
隔て128木のノズルを備えたインクジェット記録ヘッ
トなY、M、C,Bk 4色分有するバブルシェツト方
式のプリンターを用いて評価した。記録画像の2色のイ
ンクの混色部で単色部より線大すのひといものを×、そ
うてないものをOとした。
(6)パネルテストは、上記(5)と同様のプリンター
により記録画像を作成し、40名(男24名、女16名
)により「鮮明度及びコントラストが良いものはどれか
」の質問をして最も良いものに5点、悪いものに1点を
与え、その合計を示して総合的に評価した。
(7)粉落ちは、塗工層表面を指触した際、指に紙粉の
イ」着するもの及び表面を硬度Hの鉛筆で引き掻いた時
に塗工層が剥れたり、削れることにより紙粉を発生ずる
ものを×、そってないものを○とした。
(8)室内保存性(1)は、Y、M、C,Bkの4色を
用いたカラー画像を形成し、オフィスの壁に貼って6力
月間放置した。同じ画像を同様に6カ月間クリアーポケ
ットファイルの中に保存した画像と比べて変色の認めら
れないものをO11色が激しいものを×、その中位のも
のを△とした。
(9)室内保存性(2)は、Bkのベタパターンを印字
し、上記(8)と同様にオフィスの壁に貼って2力月間
放置した。この画像の色度と印字直後の画像の色度との
差ΔE1□を求め、室内変色性を評価した。
(10)色彩性は、Y、M、Cのベタ印字物の彩度を高
速カラーアナライザーCA−35(村上色彩化学製)を
用いて測定した。
(11)画像濃度は、Bkのベタ印字物の0.D。
をマクベス濃度計RD−914を用いて測定した。
(以下余白) γ    3   =−二 −    セグメン  4−−     ムチ1111
4フ月を実施例1    30%       7秒実
施例2    15%       5秒実施例3  
  24%       7秒実施例4    22%
       6秒実施例5    29%     
  7秒比較例1    27%       5秒比
較例2    27%       5秒比較例3  
   1%       6秒比較例4       
       7秒比較例5    30%     
  7秒比較例6    30%       7秒比
較例7    30%       5秒比較例8  
  30%      25秒〜−4−″″ エン文定五粒荊  3>   3>   3>   3
>   3>北−左」XJL度  1.2   +、2
  1.2  1.2  1.1五M匹尤227 25
7 2:15 23]   222■−左」二1辷状 
 AAAAA イ」仁久袈」刈性  ○  ○  ○  ○  Oパネ
ルテスト 185 165  +82 180 186
粉−一」L−一方  oooo。
呈読山畳PL1u (I)      ○  0 000 (H)      ○  ooo。
−727,16,5B、8 9.2 4.3色−−J紅
−−性 Y       88.:]  84.4 84,9 
88.2 75.fiM       76.0 72
.0 72.3 78,3 70.IC54,150,
349,155,2411,1Bk       1.
21   +、22 1.20 1.2]  1.18
イ2長フし」立聞  2   3>   3>   3
>   3>t”  y  h  ’  J’   ]
、:T   1.2  1.2 0.6  1.0Fy
hӴ   m   240 235 304  :I
I0 280ト二l   A   A   A   C
CL22!L9.ユ収上  ○  ○  ○  ○  
○パネルテスト 178 60 109 72 94粉
□−][−一一方 00  0 0 0嵐力1材Lln (■)      ×   ○  ○  ○  0(I
I)      x   ○  ○  ○  ○症肖ス
上II l  27.8 9.:l  7.3 2.5
 8.3魚−一」[−一性 Y       88.5 60,9 88,0 60
.5 85.4M       75,5 52.7 
7]、5 58.+i  75.IC5:1.3  ’
15,3 50,5 44,4 48.1Bk    
   1,18 0,91 1.11 0.75 1.
05子ン汐]し割堤則  3>    3>    1
0<1−ム」二i度  0.9   1.0   0.
8、LLh径」J」リー235   350   26
5トユム」ユJ紅試  ACA 乙]!久壓」ん性  ○   ○   ×パネルテスト
 182  1+2  40粉−一」V−一方  X 
   ×   ○交杓j臀肘LILI (I)     ○  ○  0 (II)     O○  0 7  −12 11.2   9.8  8.7色−−
]]紅−− 性    83.5 79.6 100M    76
.5 76.1  76.8C50,750,052,
5 画一、!&1IL−度 11k    O,951,101,223〉13秒以
内 10<:10秒以上

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)低サイズ度の基紙上に表面をカチオン化処理した
    BET比表面積200m^2/g以下の顔料とバインダ
    ーとよりなるインク受容層設け、そのステキヒトサイズ
    度が1乃至15秒であり、前記基紙のJIS−P−81
    28による灰分量が2乃至15%であることを特徴とす
    る被記録材。
  2. (2)水溶性染料を含むインクの液滴を被記録材に付着
    させて記録を行う記録方法に於いて、上記被記録材が、
    低サイズ度の基紙上に表面をカチオン化処理したBET
    比表面積200m^2/g以下の顔料とバインダーとよ
    りなるインク受容層設け、そのステキヒトサイズ度が1
    乃至15秒であり、前記基紙のJIS−P−8128に
    よる灰分量が2乃至15%であることを特徴とする記録
    方法。
  3. (3)バインダーが5乃至50モル%の疎水性セグメン
    トを含有する請求項1及び2に記載の被記録材及び記録
    方法。
  4. (4)基紙の灰分量が4乃至10%である請求項1及び
    2に記載の被記録材及び記録方法。
  5. (5)基紙に含まれる填料が炭酸カルシウムである請求
    項1及び2に記載の被記録材及び記録方法。
  6. (6)基紙のステキヒトサイズ度が4乃至15秒である
    請求項1及び2に記載の被記録材及び記録方法。
  7. (7)基紙が中性紙である請求項1及び2に記載の被記
    録材及び記録方法。
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