JP2613827B2 - 油圧エレベータのかご床補正装置 - Google Patents

油圧エレベータのかご床補正装置

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JP2613827B2
JP2613827B2 JP3253336A JP25333691A JP2613827B2 JP 2613827 B2 JP2613827 B2 JP 2613827B2 JP 3253336 A JP3253336 A JP 3253336A JP 25333691 A JP25333691 A JP 25333691A JP 2613827 B2 JP2613827 B2 JP 2613827B2
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧エレベータにおけ
る着床しているかご床の補正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は例えば実開昭63−190266
号公報に示された従来の油圧エレベータにおけるかご床
補正装置のスイッチ及びこれを作動させるカムを模式的
に示す配列図である。図2において、1はかご、2はか
ご1側に設けられかご1の床面が乗り場床面6よりも下
側に所定距離はなれていることを検出する上方床合せス
イッチで、かご1が上昇時に所定位置で作動して停止指
令を発する。3は昇降路側に固定されて上方床合せスイ
ッチ2を作動させるカム、4はかご1側に設けられかご
1の床面が乗り場床面6よりも上側に所定距離はなれて
いることを検出する下方床合せスイッチで、かご1が下
降時にこの所定位置で作動して停止指令を発する。5は
昇降路側に固定されて下方床合せスイッチ4を作動させ
るカムである。なお、上記それぞれ一対となる上方床合
せスイッチ2、カム3及び下方床合せスイッチ4、カム
5は、図2のA矢視を模式的に示す図3のように、かご
1の昇降方向に2列に設けられている。
【0003】図4は各階床ごとに設定されたかご1の停
止の基準位置と、上方床合せスイッチ2及び下方床合せ
スイッチ4の作動位置との関係を示す図である。図4に
おいて、P〜R間は上方床合せスイッチ2の作動位置を
示し、P点はかご1の停止基準位置よりlだけ下方のR
点から上方へmの所定距離にある。Q〜S間は下方床合
せスイッチ4の作動位置を示し、Q点はかご1の停止基
準位置よりlだけ上方のS点から下方へnの所定距離に
ある。
【0004】図5は従来の油圧エレベータのかご床補正
装置の回路図である。図5において、2aは上方床合せ
スイッチ2の常閉接点、4aは下方床合せスイッチ4の
常閉接点、7は上方床合せリレー、7aはその常開接
点、7bは同じく常閉接点、8は下方床合せリレー、8
aはその常開接点、8bは同じく常閉接点、9a及び9
bは高速走行指令から減速開始点まで付勢される高速リ
レー(図示せず)の常開接点、10a,10bは自動運
転時に付勢されるリレー(図示せず)の常閉接点、10
c〜10fはその常開接点、11は上昇走行リレー、1
1aはその常閉接点、11bは同じく常開接点、12は
下降走行リレー、12aはその常閉接点、12bは同じ
く常開接点、13aは乗り場錠スイッチリレー(図示せ
ず)の常開接点、14はかご扉閉確認リレー(図示せ
ず)の常開接点、15は上昇方向リレー(図示せず)の
常開接点、16は下降方向リレー(図示せず)の常開接
点である。
【0005】上記のような構成の従来のかご床補正装置
において、かご1が図4に示す停止基準位置より所定距
離l以内に停止していれば、上方床合せスイッチ2及び
下方床合せスイッチ4は、図3に示すようにそれぞれが
対応するカム3及びカム5によって作動しており、図5
に示す常閉接点2a及び4aは開放しているので、自動
運転時は上方床合せリレー7及び下方床合せリレー8は
消勢している。
【0006】停止中のかご1が時間の経過とともに、温
度低下によるシリンダ内の油の収縮やチェック弁からの
油の洩れによって、停止基準位置より所定距離l以上に
沈下すると、上方床合せスイッチ2がカム3から外れて
常閉接点2aが閉成するので、T−2a−7−uの回路
により上方床合せリレー7が付勢される。一方、下方床
合せスイッチ4はカム5により作動し続け、その常閉接
点4aは開放しているので下方床合せリレー8は消勢し
ている。
【0007】上方床合せリレー7の付勢による常開接点
7aの閉成によって、T−10c−8b−7a−12a
−11−u回路の上昇走行リレー11が付勢され、かご
1が上昇して上方床合せスイッチ2がカム3によって作
動する位置に到達すると、上方床合せスイッチ2の常閉
接点2aが開放し、上方床合せリレー7が消勢し、これ
の常開接点7aの開放により上昇走行リレー11が消勢
され、かご1は停止して沈下による位置補正動作が終了
し、時間の経過とともに再び停止基準位置より所定距離
l以上に沈下すると、上記と同様の位置補正動作を繰り
返す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の油
圧エレベータのかご床補正装置では、油圧エレベータの
欠点であるシリンダ内の油の収縮等が起因してかご床が
沈下しても、床合せスイッチとこれを作動させるカムと
の相対位置で定まる所定の作動距離以上にかごが沈下し
ないと、補正動作が行なわれないため、沈下距離が大き
いときは、例えば乗場とかごのレベル差が極力少なく要
求されるかごとかごに出入する搬送車とを連動させる自
動運転の場合、乗場床とかご床との段差によって搬送車
がスムーズに出入できないという問題があった。
【0009】本発明は上記のような課題を解決するため
になされたもので、着床位置の補正動作を床ずれの発生
の有無に関係なく行わせることにより、着床中のかご床
と乗場とのレベル差を少なくして搬送車との自動運転等
の場合に出入を容易にする油圧エレベータのかご床補正
装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る油圧エレベ
ータのかご床補正装置は、停止中のかごの床ずれの発生
の有無に関係なく、停止階の乗場呼びあると強制的に乗
場呼び停止補正手段の作動によって、一旦かごを上昇さ
せた後にこのかごを下降させて所定位置に停止させ、か
ご床の補正を行うようにしたものである。
【0011】
【作用】本発明においては、停止階の乗場呼びを検出す
ると、停止中のかごの床ずれの発生の有無に関係なく強
制的に上方床合せリレーが作動し、一定時限が経過する
と下降床合せリレーが作動してかごを所定位置に停止さ
せる。
【0012】
【実施例】図1は本発明の一実施例による油圧エレベー
タのかご床補正装置の回路図であり、1階と2階の階床
に限定した場合の構成を示す。図において、1〜16は
従来例の回路構成を示した図5中の同一符号の部分と同
一又は相当部分である。また、上方、下方床合せスイッ
チ2,4の構成及び停止基準位置よりの作動位置は図2
〜図4と同一とする。8cは下方床合せリレー8の常閉
接点、13bは乗り場錠スイッチリレー(図示せず)の
常開接点、17は乗り場呼び検出リレー、17a及び1
7bはその常開接点、19及び20はそれぞれ1階及び
2階の乗り場呼びリレー(図示せず)の常開接点、21
及び22はそれぞれ1階及び2階の階床検出リレー(図
示せず)の常開接点、23はかご1の停止後に一定時限
経過すると閉成する走行時限リレー(図示せず)の常開
接点で、この常開接点23はかご1の走行後に開放され
るようになっている。12cは下降走行リレー12の常
開接点である。
【0013】次に、上記のような構成を有する本実施例
の油圧エレベータのかご床補正装置の動作を説明する。
この場合、かご1は1階で戸閉待機状態にあり、かつ1
階において来場呼びが発生しているとする。かご1が1
階で戸閉待機していると、1階の階床検出リレー(図示
せず)の常開接点21及び1階の乗り場錠スイッチリレ
ー(図示せず)の常開接点13bは閉成しており、この
状態で1階における乗場呼びがあると、1階の乗場呼び
リレー(図示せず)の常開接点19が閉成し、T−19
−21−17−u回路の乗場呼び検出リレー17が付勢
され、これの常開接点17a,17bが閉成する。この
ため、T−17b−8c−7−u回路の上方床合せリレ
ー7が付勢され、これの常開接点7aが閉成するので、
T−10c−8b−7a−12a−11回路の上昇走行
リレー11が付勢されてかご1が上昇する。
【0014】下方床合せスイッチ4がそのカム5から外
れる位置までかご1が上昇すると、常閉接点4aは閉成
し、下方床合せリレー8が付勢し、その常閉接点8cが
開放し、上方床合せリレー7が消勢し、その常開接点7
aが開放し、常閉接点7bが閉成する。これにより上昇
走行リレー11が消勢してかご1は停止する。このと
き、かご1は下方床合せスイッチ4がそのカム5から外
れる位置まで上昇しているので、常閉接点4aの閉成に
より下方床合せリレー8が付勢されている。
【0015】かご1の停止後に一定時限が経過すると、
走行時限リレー(図示せず)が付勢して、これの常開接
点23が閉成してT−10f−7b−23−8a−11
a−12−u回路の下降走行リレー12が付勢し、かご
1が下降するとともにその常開接点12cが閉成する。
かご1の下降走行後、走行時限リレー(図示せず)の常
開接点23が開放されるが、下降走行リレー12は常開
接点12cの閉成により付勢状態が自己保持される。そ
して、かご1が下降して下方床合せスイッチ4がそのカ
ム5によって動作する位置まで到達すると、常閉接点4
aが開放して下方床合せリレー8が消勢し、その常閉接
点8aの開放によって下降走行リレー12が消勢してか
ご1は停止するとともに、その常開接点12cが開放さ
れる。これにより、かご床補正動作が終了する。なお、
他の階床に停止中のかごも、上記と同様の動作によりか
ご床の補正が行われる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
停止中のかごの床ずれの発生の有無に関係なく、乗場の
かご呼び登録があると強制的に上方床合せリレー及び下
方床合せリレーを作動させてかご床の補正を行うように
構成したので、停止中のかごの床ずれが僅か数mm(例え
ば1〜3mm)であっても、更にずれが上下方向のいずれ
の方向に発生していても、着床位置の補正動作を行わせ
ることができる。このため、かごと乗場とのレベル差が
少くなり、エレベータの運行と連動させる搬送車等のか
ごへの出入が容易になる油圧エレベータのかご床補正装
置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による油圧エレベータのかご
床補正装置の回路図である。
【図2】従来の油圧エレベータにおけるかご床補正装置
の床合せスイッチ及びこれを作動させるカムを模式的に
示す配列図である。
【図3】図2のA矢視を部分的に示す側面図である。
【図4】かごの停止基準位置と床合せスイッチの作動位
置の関係を示す図である。
【図5】従来の油圧エレベータのかご床補正装置の回路
図である。
【符号の説明】
1 かご 2 上方床合せスイッチ 4 下方床合せスイッチ 6 乗場床 7 上方床合せリレー 8 下方床合せリレー 17 乗場呼び検出リレー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かご床が乗場床から所定のレベル以下に
    沈下すると、かご床補正を行なう油圧エレベータにおい
    て、停止階の乗場呼びがあると、床ずれの発生の有無に
    関係なく、強制的に上方床合せ手段を作動させた後に下
    方床合せ手段を作動させて所定位置にかごを停止させる
    乗場呼び検出補正手段を設けたことを特徴とする油圧エ
    レベータのかご床補正装置。
  2. 【請求項2】 上記上方床合せ手段の作動によるかごの
    停止後、一定時限が経過すると上記下方床合せ手段を作
    動させる走行時限手段を設けたことを特徴とする請求項
    1記載の油圧エレベータのかご床補正装置。
JP3253336A 1991-10-01 1991-10-01 油圧エレベータのかご床補正装置 Expired - Lifetime JP2613827B2 (ja)

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