JP2607554Y2 - 圧入ピンの嵌着構造 - Google Patents

圧入ピンの嵌着構造

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JP2607554Y2 JP1993028649U JP2864993U JP2607554Y2 JP 2607554 Y2 JP2607554 Y2 JP 2607554Y2 JP 1993028649 U JP1993028649 U JP 1993028649U JP 2864993 U JP2864993 U JP 2864993U JP 2607554 Y2 JP2607554 Y2 JP 2607554Y2
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  • Connection Of Plates (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)
  • Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、嵌着体に嵌着孔が形成
され、その嵌着孔に嵌着される圧入ピンの嵌着構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術の1例として、シャ−プペンシ
ルに取り付けられている折損芯の除去ピンの嵌着構造を
挙げ説明する。その代表的なものとして実公昭58−3
7662号公報がある。嵌着体であるキャップ筒に内側
には、圧入ピンである芯除去ピンが圧入されている。そ
の芯除去ピンの圧入側には、湾曲部が形成されており、
その湾曲部の先端の前面は、キャップ筒の内壁に押圧し
た状態で圧入されている。この芯除去ピンのキャップ筒
への圧入作用によって、芯除去ピンのキャップ筒からの
抜け落ちを防止している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術においては、圧入作用により芯除去ピンのキャップ
筒からの抜け落ちを防止しているものの、確実さの点で
開発の余地が残されていた。一般的に図10、図11に
示すように芯除去ピンは、矢印の方向から切削される。
そのため切削刃が侵入する側(先端前部)には、丸み1
01が形成されてしまい、また、切削刃が抜ける側(先
端後部)にはバリ102が形成されてしまう。よって、
前記芯除去ピンの先端の丸み101が、キャップ筒の内
壁に当接することになり、芯除去ピンをキャップ筒に簡
単に嵌着はできるものの、芯除去ピンに引き抜き方向の
力が作用すると抜け落ちてしまう場合があった。特に芯
除去ピンの1部が芯タンクなどにも嵌着している場合に
は、キャップ筒を芯タンクより引き抜いた際、芯除去ピ
ンが芯タンクに残されてしまうことがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記問題点に
鑑みてなされたものであり、嵌着体に嵌着孔が形成さ
れ、その嵌着孔に嵌着される圧入ピンとの嵌着構造にあ
って、その圧入ピンの圧入側にあたる端部の近傍に湾曲
部を形成し、また、その湾曲部を圧入ピンの本体部分と
はねじれの方向に折り曲げると共に、前記湾曲部の先端
の側面角部を嵌着孔の内壁面に弾性的に接触係止したこ
とを要旨とするものである。
【0005】
【実施例】図1、図2に本願考案における1実施例を示
し、以下説明する。嵌着体1には、その一端部から円形
の大径孔2が形成されており、その大径孔2から後方に
向かって断面が長方形状の嵌着孔3が形成されている。
その嵌着孔3の溝幅3aは、後述する圧入ピン4の径と
略同等か、若干大径に形成されている。次に圧入ピン4
について詳述する。圧入ピン4の一端部近傍は、約18
0度湾曲形成され折り返し片5になっている。また、そ
の折り返し片5は、その先端6が圧入ピン4の軸本体に
重なるようにねじられて湾曲形成されている。
【0006】また、前記圧入ピン4には、その圧入ピン
4を嵌着体1に嵌着した際、圧入ピン4の中間部が嵌着
孔3に接するように第1の湾曲部7が形成されており、
さらに、その湾曲部7の下方(前記折り返し片5とは反
対側の端部近傍)には、大径孔2に接するように、第2
の湾曲部8が形成されている。この第1の湾曲部7と第
2の湾曲部8、並びに、湾曲部5と先端部6により圧入
ピン4が振らつかないように固定されている。
【0007】次に作用について説明する。圧入ピン4の
嵌着孔3への嵌着過程で、ねじられた折り返し片5が嵌
着孔3の溝幅3aにより内側にたたまれ、内壁面を多少
傷を付けながら嵌着される。この取り付けられた状態
で、圧入ピン4に引き抜くような外力が作用すると、折
り返し片5の先端6の側面角部6aが、前記嵌着孔3の
内壁面に多少食い込まれる。
【0008】図3乃至図5は、前記実施例の変形例を示
すものであり、嵌着体を2部材とした例である。第1の
嵌着体9には、圧入ピン4が嵌着される嵌着溝10が形
成されている。その嵌着溝10の溝幅10aは、前記実
施例と同様に圧入ピン4の径と略同等か、若干大径に形
成されている。一方、第2の嵌着体11には、前記嵌着
溝10を密着した状態で覆うように圧入孔12が形成さ
れている。
【0009】次に組立て方であるが、最初に図3に示す
ように嵌着溝10の切り欠いてある側から圧入ピン4を
斜めにして嵌着する。次いで、その斜め状態の圧入ピン
4を略嵌着溝10と平行になるよう立設し、第2の嵌着
体11を第1の嵌着体9に圧入する。
【0010】尚、前記圧入ピン4の形状、特に第1の湾
曲部7、第2の湾曲部8の形状は、図6、図7に示すよ
うに適宜の形状が選択できる。要は、圧入ピン4が振れ
ないように圧入ピンの固定部分(先端6)以外の少なく
とも2ヵ所以上が嵌着孔などに接触していれば良い。
【0011】図8、図9は、圧入ピン4の変形例を示す
図であり、湾曲部を螺旋状に形成したものである。この
ように螺旋状にすることにより、大きさの相違する嵌着
孔であっても、また、円形状の嵌着孔であっても湾曲部
の弾性作用を利用し適用することができる。
【0012】
【考案の効果】本考案は、嵌着体に嵌着孔が形成され、
その嵌着孔に嵌着される圧入ピンとの嵌着構造にあっ
て、その圧入ピンの圧入側にあたる端部の近傍に湾曲部
を形成し、また、その湾曲部を圧入ピンの本体部分とは
ねじれの方向に折り曲げると共に、前記湾曲部の先端の
側面角部を嵌着孔の内壁面に弾性的に接触係止したの
で、簡単確実に嵌着孔に圧入ピンを嵌着させることがで
き、また、圧入ピンの嵌着孔からの抜け落ちも防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す正面縦断面図である。
【図2】本考案の実施例を示す側面縦断面図である。
【図3】図1に相当する他の実施例を示す要部側面縦断
面図である。
【図4】図3に相当する要部正面図である。
【図5】図3に相当する正面縦断面図である。
【図6】圧入ピンの他の実施例を示す側面図である。
【図7】図6に相当する正面図である。
【図8】圧入ピンの更に他の実施例を示す側面図であ
る。
【図9】図8に相当する正面図である。
【図10】圧入ピンを示す要部拡大側面図である。
【図11】図10に相当するA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 嵌着体 2 大径孔 3 嵌着孔 3a 溝幅 4 圧入ピン 5 湾曲部(折り返し片) 6 先端 6a 先端の側面角部 7 第1の湾曲部 8 第2の湾曲部 9 第1の嵌着体 10a 溝幅 10 嵌着溝 11 第2の嵌着体 12 圧入孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B43K 21/00 - 21/22 F16B 2/24 F16B 5/00 F16B 7/20 F16B 9/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 嵌着体に嵌着孔が形成され、その嵌着孔
    に嵌着される圧入ピンとの嵌着構造にあって、その圧入
    ピンの圧入側にあたる端部の近傍に湾曲部を形成し、ま
    た、その湾曲部を圧入ピンの本体部分とはねじれの方向
    に折り曲げると共に、前記湾曲部の先端の側面角部を
    着孔の内壁面に弾性的に接触係止したことを特徴とする
    圧入ピンの嵌着構造。
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