JP2606861B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2606861B2
JP2606861B2 JP62328713A JP32871387A JP2606861B2 JP 2606861 B2 JP2606861 B2 JP 2606861B2 JP 62328713 A JP62328713 A JP 62328713A JP 32871387 A JP32871387 A JP 32871387A JP 2606861 B2 JP2606861 B2 JP 2606861B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、複数の感光体を備え、各感光体にそれぞれ
独立に静電潜像を形成し、それを現像して記録紙等の記
録媒体に重ね転写する画像形成装置に関する。
従来の技術 例えば、ある種のカラー複写装置においては、各色成
分毎の作像系を備え、一枚の記録紙に重ね転写してい
る。この種のカラー複写装置について第1図を参照して
説明する。
この装置は、ブラック(bk),イエロ(y),マゼン
タ(m)およびシアン(c)の作像系を備え、各色毎の
トナー像を一枚の記録紙に重ね転写する4色フルカラー
複写装置である。
これにおいて2は画像処理部であり、原画像に対応す
る各bk,y,mおよびc成分の画像信号を生成する。この画
像信号は光学ユニット1に備わるレーザドライバ(図示
せず)に与えられ、レーザドライバは各色成分毎の半導
体レーザ(図示せず)を駆動する。これにより各半導体
レーザは対応する色成分の画信号で変調されたレーザビ
ーム3bk,3y,3mあるいは3cを出力する。これらのレーザ
ビームは、図に表われていないコリメータレンズ,シリ
ンドリカルレンズ等を介して偏向器4に入力され、4方
向に振分けられる。振分けられたレーザビーム3bkはf
θレンズ5bkにおいて補正を受けた後ミラー6bk1,6bk2
よび6bk3により感光体14bkに導びかれ、レーザビーム3y
はfθレンズ5yにおいて補正を受けた後ミラー6y1,6y2
および6y3により感光体14yに導びかれ、レーザビーム3m
はfθレンズ5mにおいて補正を受けた後ミラー6m1,6m2
および6m3により感光体14mに導びかれ、レーザビーム3c
はfθレンズ5cにおいて補正を受けた後ミラー6c1,6c2
および6c3により感光体14cに導びかれ、それぞれの感光
体を露光走査する。
感光体14bkの周囲には、帯電チャージャ15bk,現像ユ
ニット16bkおよび転写チャージャ17bk等が、感光体14y
の周囲には帯電チャージャ15y,現像ユニット16yおよび
転写チャージャ17y等が、感光体14mの周囲には帯電チャ
ージャ15m,現像ユニット16mおよび転写チャージャ17m等
が、感光体14cの周囲には帯電チャージャ15c,現像ユニ
ット16cおよび転写チャージャ17c等が、それぞれ配設さ
れている。
一様に帯電された各感光体に、各色成分の画信号で変
調されたレーザビームが照射されると、各感光体に対応
する静電潜像が形成される。これらの静電潜像は、各現
像ユニットにより各色成分のトナーで可視化される。
一方、所定タイミングになると、レジストローラ20が
給紙カセット19aまたは19bより、給紙コロ18aまた18bに
より送り出された記録紙を、転写ベルト21に向けて送出
する。この記録紙が転写ベルト21に載置されて感光体14
bk,14y,14mあるいは14cの直下を通るとき、それぞれ転
写チャージャ17bk,17y,17mあるいは17cの作用により各
色成分トナー像が重ね転写される。この後、記録紙は定
着ユニット22において定着処理を受け、排紙ローラ23に
より排出される。
ところで、この種のカラー複写装置においては、防
塵,組付けやメンテナンスの簡素化等を目的として、光
学デバイスの1ユニット化が一般に行なわれている。第
1図に示した装置においては、光学ユニット1に示した
ように、半導体レーザ,コリメータレンズ,シリンドリ
カルレンズ,偏向器4,fθレンズ5bk,5y,5m,5c,ミラー6b
k1〜6bk3,6y1〜6y3,6m1〜6m3,6c1〜6c3等が、密閉構造
の匣体13内に収められており、レーザビーム3bk,3y,3m
および3cは、防塵ガラス7bk,7y,7mあるいは7cを介して
各感光体に照射される。
第5図および第6図に、従来より行なわれている匣体
13の本体への取付け例を示す。第5図に示した取付けに
おいては、ビス8a,8b,8cおよび8dを用いて匣体13を本体
の側板11aおよび11bに固着している。
また、第6図に示した取付けにおいては、ビス8eおよ
び8fを用いて匣体13を本体の側板11aおよび11bと一体の
ブラケット12に固着している。なお、ブラケット12に
は、各レーザビーム3bk,3y,3mおよび3cが通るスリット9
bk,9y,9mおよび9cが設けられている。このような構成に
おいては、匣体13を本体の側板11a,11bに、あるいはブ
ラケット12に固着しているので、温度による膨張,収縮
で匣体13に歪を生じさせないために、匣体13を本体と同
じ材質か、またはほぼ線膨張係数の等しい材質で作って
いる。
一方、感光体14bk,14y,14mおよび14cも本体の他の部
位で支持されているので、温度変化による各ビーム間隔
の変化と、各感光体間隔の変化はほぼ一致する。このこ
とは一見何の問題もなさそうであるが、実は記録紙上で
の色ずれの原因となっている。以下、これについて第7a
図,第7b図,第8a図および第8b図を参照して説明する。
第7a図において、破線は標準時のレーザビーム3bk,3
y,3mおよび3cと、感光体14bk,14y,14mおよび14cとの位
置関係を示し、実線は温度上昇時のそれぞれの位置関係
を示している。また、標準時における基準線(ここでは
匣体13と本体との取付位置とする)BLからレーザビーム
3bkの照射位置までの距離をLbk,レーザビーム3yの照射
位置までの距離をLy,レーザビーム3mの照射位置までの
距離をLm,レーザビーム3cの照射位置までの距離をLcと
し、感光体14bkの転写位置までの距離をEbk,感光体14y
の転写位置までの距離をEy,感光体14mの転写位置までの
距離をEm,感光体14cの転写位置までの距離をEcとする。
この種のカラー複写装置では、各レーザビームの光路
長差による歪発生を防止するために、光学ユニット1が
各感光体の配置方向に対して平行に配置されるので、ほ
ぼ、Lbk=Ebk,Ly=Ey,Lm=Em,Lc=Ecの関係にある。
さて、本体の線膨張係数をα、匣体13の円膨張係数を
βとすると、ΔTの温度上昇により、基準線BLに対す
る、各感光体の転写位置は、 ΔEbk=α・ΔT・Ebk ……(1) ΔEy=α・ΔT・Ey ……(2) ΔEm=α・ΔT・Em ……(3) ΔEc=α・ΔT・Ec ……(4) だけずれ、各レーザビームの照射位置は、 ΔLbk=β・ΔT・Ebk ……(5) ΔLy=β・ΔT・Ey ……(6) ΔLm=β・ΔT・Em ……(7) ΔLc=β・ΔT・Ec ……(8) だけずれる。前述したように、匣体13および本体には同
じ材質か、またはほぼ線膨張係数の等しい材質(α=
β)が用いられているので、ほぼ、 ΔLbk=ΔEbk,ΔLy=ΔEy,ΔLm=ΔEm,ΔLc=ΔEcとな
る。
ここで、感光体14bkに着目する。第7b図は、感光体14
bkのみを抽出した拡大図であり、これにおいては標準時
のレーザビーム3bkおよび感光体14bkを1点鎖線で、温
度上昇時におけるレーザビーム3bkおよび感光体14bkを
実線で示している。
標準時において、感光体14bkの周面速度をV,感光体14
bk上でレーザビーム3bkが照射される位置と転写位置F
との周面距離をGで示すと、感光体14bk上のレーザビー
ム3bkが照射された点Kは、G/V時間後に転写位置Fに移
動する。また、給紙は感光体の周面速度Vと同じ速度で
行なわれるので、点Kの露光時に感光体14bkの転写位置
Fの手前(G−D)にあった記録紙24は、G/V時間後に
破線の位置に移動し、先端よりDの位置に点Kを露光し
た画像が転写される。
各感光体の周面速度は等しく、各感光体に対する露光
タイミングは感光体14bkに対する露光タイミングから、
それぞれ(Ly−Lbk)/V,(Lm−Lbk)/V,(Lc−Lbk)/V
だけずらされているので、標準時においては、各色成分
トナー像は、正しく記録紙24上で一致する。例えば全色
成分を含む1本の線の画像を記録する場合には、第8a図
にBで示すように全色成分トナー像が記録紙24上で一致
する。
ところで、ΔTの温度上昇があると、レーザビーム3b
kはΔLbkだけ給紙方向にシフトし、感光体14bkの転写位
置はΔEbkだけ給紙方向にシフトしたF′となる。この
場合、ΔLbk=ΔEbkであるので、感光体14bk上でレーザ
ビーム3bkが照射される位置と転写位置F′との周面距
離は、標準時と同じGとなる。つまり、感光体14bk上の
レーザビーム3bkが照射された点K′は、G/V時間後に転
写位置F′に移動する。また、点K′の露光時に感光体
14bkの転写位置F′の手前(G−D+ΔEbk)にあった
記録紙24は、G/V時間後に標準時と同じ破線の位置に移
動し、転写位置F′において点Kを露光した画像が転写
される。しかしながら、この転写位置F′は、標準時の
転写位置FからΔEbkだけ給紙方向にシフトしているの
で、記録紙24上では本体の記録位置、すなわち記録紙24
の先端からDの位置より、ΔEbkだけ給紙方向にシフト
した、先端からD′bkの位置に転写される。
他の感光体においても同様のずれを生じ、yトナー像
は本来の記録位置よりΔEyだけ給紙方向にシフトした位
置に、mトナー像は本来の記録位置よりΔEmだけ給紙方
向にシフトした位置に、cトナー像は本来の記録位置よ
りΔEcだけ給紙方向にシフトした位置に、それぞれ転写
される。
したがって、第8b図に示すように、全色成分を含む1
本の線の画像を記録する場合には、温度上昇により、標
準時の記録画像Bに対して給紙方向にDbkだけシフトし
た位置に像Bbkが記録され、Dyだけシフトした位置に像B
yが記録され、Dmだけシフトした位置に像Bmが記録さ
れ、Dcだけシフトした位置に像Bcが記録される。これら
のずれ量は、各感光体の転写位置のずれに等しく、温度
上昇をΔTとすれば、 ΔDbk=ΔEbk=β・ΔT・Ebk ……(9) ΔDy=ΔEy=β・ΔT・Ey ……(10) ΔDm=ΔEm=β・ΔT・Em ……(11) ΔDc=ΔEc=β・ΔT・Ec ……(12) となる。
第7a図および第(9)〜(12)式からも明らかなよう
に、Ebk,Ey,Em,Ecは互いに異なるので、ΔT=0あるい
はβ=0のとき以外、これらのずれ量が一致することは
ない。例えば、標準時の感光体14bkと感光体14cとの間
隔、すなわち、Ec−Ebkを330mmとし、匣体13および本体
に線膨張係数α=12.2×10〔1/℃〕の鋼板を用いると、
20℃の温度上昇によりbkトナー像とcトナー像のずれΔ
dcは、 Δdc=α×ΔT×(Ec−Ebk)=0.00805〔mm〕 ……(1
3) となる。
このカラー複写装置の解像度を400〔dot/inch〕とす
ると、1画素のピッチは0.0635〔mm〕であり、20℃の温
度上昇により、1画素ピッチを超える色ずれを生じるこ
とになる。
つまり、従来のカラー複写装置においては、温度変化
により色ずれを生じ、画質が低下するという問題があっ
た。
これを解決するために、各色成分の露光タイミングを
温度変化に応じて補正する方法等が提案されているが、
温度検出デバイスの増設やソフト/ハードウエアの変更
等を強いられるため、コストアップを招くことになる。
発明の目的 本発明は、複数の画像を記録媒体上に重ね転写する場
合に温度変化による生じる画像のずれを効果的に抑制
し、画像の劣化を防止することを目的とする。
発明の構成 上記目的を達成するため、本発明においては、 第1支持手段によりそれぞれ異なる位置に支持された
複数の感光体を一様に帯電し、第2支持手段により少な
くとも出力部が各感光体に対応する位置に支持された光
学露光手段の各出力部より出力された光学画信号により
露光し、それぞれ現像して記録媒体上に重ね転写する画
像形成装置において、第1支持手段よりも線膨張係数の
大きい第2支持手段を用いて、前記第1支持手段および
2支持手段は、線膨張方向の基準点で相互に固着し、他
の箇所では相対的に移動可能とする。
これによれば、第1支持手段の線膨張係数より第2支
持手段の線膨張係数の方が大きいので、温度上昇時には
各感光体の間隔より光学露光手段の各出力部の間隔が大
きくなる。つまり、露光タイミングが温度上昇により相
対的に遅延されることになる。なお、温度が低下した場
合はこの逆になる。
例えば、前述したカラー複写装置に適用してみる。第
3a図および第3b図を参照されたい。これらの図面におい
て、前述した第7a図および第7b図に同じ記号および表記
法は同じ意味を有するものと理解されたい。ただしこの
場合はα<βであるため、ΔLbk>ΔEbk,ΔLy>ΔEy,Δ
Lm>ΔLm,ΔLc>ΔEcとなる。
ここで、前述と同様に感光体14bkに着目する。第3b図
に参照されたい。ΔTの温度上昇があると、レーザビー
ム3bkはΔLbkだけ給紙方向にシフトし、感光体14bkの転
写位置はΔEbkだけ給紙方向にシフトしたF′となる。
この場合、ΔLbk>ΔEbkであるので、感光体14bk上で
レーザビーム3bkが照射される位置を転写位置F′との
周面距離は標準時よりもΔGだけ大きいG+ΔG(=
G″)となる。つまり感光体14bk上のレーザビーム3bk
が照射された点K″は、G″/V時間後に転写位置F′に
移動する。また、点K″の露光時に感光体14bkの転写位
置F′の手前(G−D+ΔEbk)にあった記録紙24は、
G″/V時間後にG+ΔGだけ移動して破線の位置とな
る。このとき、ΔG=ΔEbkであれば、転写位置F′に
おいて記録紙24上の本来の記録位置、すなわち記録紙24
の先端からDの位置、に点K″を露光した画像が転写さ
れる。
一方、感光体のドラム径に対して温度変化による転写
位置のずれ量は非常に小さい。例えば、このずれ量が最
大となる感光体14cにおいても標準時の基準線BLからの
転写位置EcをEc=440〔mm〕とし、本体に線膨張係数α
=12.2×10〔1/℃〕の鋼板を用いると、20℃の温度上昇
によるずれ量ΔEcは、 ΔEc=α×ΔT×Ec=0.01074〔mm〕 ……(14) となる。
これに対し、ドラム径を60〔mm〕とすれば、G≒94
〔mm〕となるので、 ΔG=ΔK=ΔLbk−ΔEbk ……(15) と見做すことができる。
したがって、 ΔG=ΔEbk=ΔLbk−ΔEbk ……(16) ΔLbk=2ΔEbk ……(17) であれば、転写位置F′において記録紙24上の本来の記
録位置、すなわち記録紙24の先端からDの位置、に点
K″を露光した画像が転写される。
この第(17)式に前述した第(1)式および第(5)
を代入すると、 ΔLbk=β・ΔT・Ebk=2α・ΔT・Ebk ……(18) となり、 β=2α ……(19) なる条件が得られる。
他の感光体においても同様に、それぞれ露光タイミン
グがΔEy/V,ΔEm/V,ΔEc/Vだけ遅延されたことに等しく
なるため、全色成分を含む1本の線の画像を記録する場
合には、第8a図にBで示すように全色成分トナー像が記
録紙24上で一致する。
つまり、第1図に示したカラー複写装置において、匣
体13に、本体の線膨張率の略2倍の線膨張率を有する材
質を用いることにより、特別な検出デバイスを用いた
り、ハードウエアやソフトウエアに格別な変更を加える
ことなく、温度変化により生じる画像のずれを効果的に
抑制し、画像の劣化を防止することができる。
以下、本発明を第1図に示したカラー複写装置に適要
した実施例について説明する。この場合、装置の構成お
よび動作については前述したとおりであるが、匣体13の
材質には、本体の線膨張率αの略2倍の線膨張率βを有
する材質を用いている。このため、本体と匣体13との取
付けが前述と異っている。
第2a図は、前述した第5図に対応する取付態様を示
す。これにおいては、匣体13の右側端部(給紙方向の上
流側)を前述と同様にビス8aおよび8bを用いて本体の側
板11aおよび11bに固着し、左側端部(給紙方向の下流
側)を側板11aおよび11bに設けた長穴と匣体13に固着し
たピン25aおよび25bにより係止する。第2b図は第2a図の
一部を拡大したものであるが、このように、長穴とピン
25a,25bとの係合により、温度変化による本体の側板11
a,11bと匣体13との膨張が異なっても長穴内をピン25a,2
5bが摺動するために匣体13に歪を生ずることがない。
本実施例においては、本体の側板11aおよび11bに線膨
張係数α=12.2×10〔1/℃〕を鋼板を用い、匣体13とし
て、線膨張係数β=23.9×10〔1/℃〕のアルミニュー
ム,β=25.0×10〔1/℃〕のナイロン樹脂(東洋紡製ナ
イロンT−422,T−402),β=26.0×10〔1/℃〕のガラ
ス繊維30%を含むポリカーボネート(出光石油化学製
出光ポリカーボネートG−2530)、および、β=26.0×
10〔1/℃〕のガラス繊維30%を含む不飽和ポリエステル
(三井東圧化学製LC8000)の4種類の材料を用いた。
これにおいて、記録紙24上でbkトナー像とのずれが最
大となるcトナー像のbkトナー像に対するずれ量Δdcを
観察した。
前述と同様に標準時の感光体14bkの転写位置と感光体
14cの転写位置の距離を330〔mm〕とすると、20℃の温度
上昇により最小で約0.003〔mm〕、最大で約0.011〔mm〕
のずれを生じた(絶対値)。これらは、400〔dot/inc
h〕の解像度を有する実施例の複写装置の20℃の温度上
昇におけるずれの許容値を4分の1画素ピッチ、すなわ
ち、0.016〔mm〕としても許容範囲内に収まる。
また、このように、20℃の温度上昇における色ずれの
許容値を0.016〔mm〕とするときには、前述の第(17)
式を感光体14c用に読み換え、第(4)式および第
(8)式を用いて変形し、数値を代入すると、匣体13の
材質の線膨張係数βの許容範囲が、β=(24.4±2.4)
×10〔1/℃〕となる。したがって、上記の材料の外に
も、この範囲の線膨張係数を有する材料を適宜選択すれ
ば良い。
なお、本体の線膨張係数が異なるとき、あるいは色ず
れの許容値が異なるときは上記同様にして匣体13の材質
の線膨張係数βの許容範囲を求め、適宜材料を選定すれ
ば良い。
ところで、第6図に示したように匣体13を本体の側板
11aおよび11bと一体のブラケット12に取付ける複写装置
に本発明を適要するのであれば、第4a図に示すように、
匣体13の右側端部(給紙方向の上流側)を前述と同様に
ビス8fを用いてブラケットに固着し、左側端部(給紙方
向の下流側)を匣体13の取付部に設けた長穴とブラケッ
ト12に固着したピン26により摺動自在し係止すれば良
い。この場合、第4b図に詳細を示すように、ピン26と匣
体13の取付部との間に座金を介してスプリングを介挿す
ることにより、匣体13のブレ止めを行なう。
なお、第3a図,第3b図,第7a図,第7b図および第8b図
においては説明の便宜のため偏移動を誇張して記載して
いることを付記しておく。
発明の効果 以上説明したように、本発明においては、複数の感光
体をそれぞれ異なる位置に支持する第1支持手段の線膨
張係数より、光学露光手段の各出力部を各感光体に対応
する位置に支持する第2支持手段の線膨張係数を大きく
し、第1支持手段および第2支持手段を、線膨張方向の
基準点で相互に固着し、他の箇所では相対的に移動可能
にしているので、温度上昇時には各感光体の間隔より光
学露光手段の各出力部の間隔が大きくなる。つまり、露
光タイミングが温度上昇により相対的に遅延されること
になり、特別な検出デバイスを用いたり、ハードウエア
やソフトウエアに格別な変更を加えることなく、温度変
化により生じる転写画像のずれが自動的に補正される。
特に、後者の線膨張率が前者の線膨張率の略2倍とな
るように材料を選択すれば、温度変化により生じる画像
のずれを効果的に抑制し、画像の劣下を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を一例で実施するカラー複写装置の構
成を示すブロック図である。 第2a図および第2b図は、第1図に示した匣体13の取付状
態を示す斜視図である。 第3a図および第3b図は、本発明により色ずれが補正され
る原理を示す説明図である。 第4a図および第4b図は、第1図に示した匣体13の別な取
付け例を示す平面図および部分断面図である。 第5図および第6図は、従来における匣体13の取付け例
を示す斜視図である。 第7a図および第7b図は、従来技術において温度変化によ
り色ずれが生じる原理を示す説明図である。 第8a図は、色ずれのない記録画像を示す平面図、第8b図
は色ずれを生じた記録画像を示す平面図である。 1:光学ユニット、2:画像処理部 1,2:(光学露光手段) 3bk,3y,3m,3c:レーザビーム(光学画信号) 4:偏向器、5bk,5y,5m,5c:fθレンズ 6bk1〜6bk3,6y1〜6y3,6m1〜6m3,6c1〜6c3:ミラー 6bk3,6y3,6m3,6c3:(出力部)、7bk,7y,7m,7c:防塵ガラ
ス 8a,8b,8c,8d,8e,8f:ビス、9bk,9y,9m,9c:スリット 11a,11b:側板(第1支持手段)、12:ブラケット 13:匣体(第2支持手段) 14bk,14y,14m,14c:感光体(感光体) 15bk,15y,15m,15c:帯電チャージャ(帯電手段) 16bk,16y,16m,16c:現像ユニット(現像手段) 17bk,17y,17m,17c:転写チャージャ 18a,18b:給紙コロ、19a,19b:給紙カセット 20:レジストローラ、21:転写ベルト 17bk,17y,17m,17c,21:(転写手段) 22:定着ユニット、23:排紙ローラ 24:記録紙(記録媒体)、25a,25b,26:ピン

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の感光体;該複数の感光体を互いに異
    なる位置に支持する第1支持手段;各感光体をそれぞれ
    帯電させる帯電手段;少なくとも感光体の数に等しい出
    力部を備え、該出力部を介して原画像対応の光学画信号
    を帯電された各感光体にそれぞれ照射する光学露光手
    段;少なくとも該光学露光手段と出力部を各感光体に対
    応する位置に支持する第2支持手段;光学画信号が照射
    された各感光体を現像する現像手段;および、現像され
    た各感光体の画像を互いに重ねて記録媒体に転写する転
    写手段;を備える画像形成装置において: 前記第2支持手段の線膨張係数は前記第1支持手段の線
    膨張係数よりも大きく、前記第1支持手段および第2支
    持手段は、線膨張方向の基準点で相互に固着され他の箇
    所では相対的に移動可能であることを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】前記第2支持手段の線膨張係数は前記第1
    支持手段の線膨張係数の略2倍である、前記特許請求の
    範囲第(1)項記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記第1支持手段および前記第2支持手段
    は、前記感光体のそれぞれと前記光学露光手段の出力部
    のそれぞれとを平行に支持する、前記特許請求の範囲第
    (1)項または第(2)項記載の画像形成装置。
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