JP2001201707A - 光走査装置 - Google Patents

光走査装置

Info

Publication number
JP2001201707A
JP2001201707A JP2000286732A JP2000286732A JP2001201707A JP 2001201707 A JP2001201707 A JP 2001201707A JP 2000286732 A JP2000286732 A JP 2000286732A JP 2000286732 A JP2000286732 A JP 2000286732A JP 2001201707 A JP2001201707 A JP 2001201707A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser beam
optical system
laser beams
deflector
laser
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000286732A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihito Tanaka
紀仁 田中
Yukinori Hara
幸範 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2000286732A priority Critical patent/JP2001201707A/ja
Publication of JP2001201707A publication Critical patent/JP2001201707A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光走査装置において、色ずれを防止しつつ小
型・低コストを図る。 【解決手段】 単一の偏向器22からのレーザビームの
光路上に配置される第1および第2fθレンズ23,2
4と、第1および第2fθレンズ23,24からのレー
ザビームの光路上に配置され、複数のレーザビームを各
色毎に分離する複数の反射ミラー26と、副走査方向に
等間隔に配置されるとともに1つが偏向器22と第1f
θレンズ23との間に設置された感光体ドラム2a,2
b,2c,2dと、反射ミラー26からの各レーザビー
ムの光路上にそれぞれ配置され、レーザビームの像面湾
曲を補正して感光体ドラム2a,2b,2c,2dに導
く第3fθレンズ25a,25b,25c,25dとを
備え、感光体ドラム間の距離をP、感光体ドラムの個数
をn、焦点距離をFとしたとき、n×P>F>(n−
2)×Pの関係が成立するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー複写機、カ
ラープリンタ、カラーファクシミリなどの多色画像形成
装置に用いられる光走査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、多色画像形成装置として、4つの
感光体ドラムを出力紙の搬送方向に配列し、各感光体ド
ラムを帯電器で一様に帯電した後に光走査装置によりレ
ーザビームで同時に露光して4つの静電潜像を形成し、
この4つの静電潜像を現像器によりイエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックという異なる色のトナーでそれぞ
れ現像して順次、重ねて転写することによりカラー画像
を形成するデジタル複写機やレーザプリンタが実用化さ
れている。
【0003】このようなタンデム方式の多色画像形成装
置に使用される光走査装置は、一般にイエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの各色に対応して各々配備されて
いる。
【0004】ここで、このように各色に対して光走査装
置を配置してカラー画像を形成するために色重ねを行う
と、必ず色ずれの問題が発生する。すなわち、光偏向器
としてポリゴンモータ等を使用した場合、各々のモータ
の回転数は同じ周波数のクロックを入力して制御して
も、慣性重量の差やコイル巻線の状態、回転物のバラン
ス等個体間差があるため印字の幅ずれが生じる。また、
各色に入射されるレーザビームは、異なる光学系と異な
るハウジングにより、印字傾きや走査湾曲の相対ずれが
発生している。さらに、半導体レーザでは、雰囲気温度
により波長が変化するため、たとえばブラックのみを印
字していて急に4色のカラーを印字すると、ブラックの
半導体レーザだけが波長が変わることにより、他の3色
と屈折率が異なり色ずれが発生する。
【0005】これらの問題を解決するため、実際の印字
を検知器により読み取り、印字幅については各光走査装
置のドットクロックを変更することにより補正し、相対
的な走査傾きおよび走査湾曲に対しては各光走査装置の
反射ミラーにアクチュエータを取り付けて色ずれ量に合
わせて反射ミラーを動かすことにより補正している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の技術では、色ずれ補正のために毎回実印字をとる必要
があり、特に機内温度上昇による補正をかける場合は、
ある温度上昇ごとに実印字を行うためトナーの大量消費
が発生し、ランニングコストの増加と廃トナーの増加が
起こる。特に、廃トナーボックスを現像手段と一体化し
ている場合は、廃トナーボックスの容量が少ないと現像
手段の寿命がくる前に廃トナーボックスと現像手段とを
一緒に交換する必要がある。一方、廃トナーボックスの
容量を現像手段の寿命に対して十分に持とうとすると、
多色画像形成装置の大型化を招くこととなる。
【0007】また、実印字の色ずれ量を測定するための
検知器のコスト、光走査装置の反射ミラーを動かすアク
チェータのコストアップは避けられないため、多色画像
形成装置の小型化と低コスト化の障害となる。
【0008】このような問題を解決するために、各色の
感光体ドラムに対して単一の光走査装置、つまり単一の
偏向装置、単一の光学系および単一のハウジングで構成
して各色に対応したレーザビームで同時に露光を行う技
術が提案されている。
【0009】しかしながら、この技術においても焦点距
離と感光体ドラム間ピッチとの関係が不明確なことによ
り、構想設計に時間がかかり、安全をみて焦点距離を大
きくとらなければならないため、光走査装置の大型化と
コストアップを招いていた。
【0010】そこで、本発明は、色ずれを防止しつつ装
置の小型化および低コスト化を図ることのできる光走査
装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の光走査装置は、偏向平面に対して垂直方向
に整列されて等間隔に入射された複数のレーザビームを
偏向して走査する単一の偏向器と、偏向器からのレーザ
ビームの光路上に配置され、等角速度運動のレーザビー
ムを等速直線運動のレーザビームに変換する単一の変換
光学系と、変換光学系からのレーザビームの光路上に配
置され、一体となった複数のレーザビームを各色のレー
ザビームに分離する複数の反射ミラーと、副走査方向に
等間隔に配置されるとともに1つが偏向器と変換光学系
との間の投影面内に設置され、各々のレーザビームによ
り静電潜像が形成される複数の感光体と、反射ミラーで
分離された各レーザビームの光路上にそれぞれ配置さ
れ、分離された各レーザビームに対して像面湾曲を補正
してこのレーザビームを感光体にそれぞれ導く補正光学
系とを備たものである。
【0012】このように、感光体の1つが偏向器と変換
光学系との間の投影面内に設置されることにより、変換
光学系の焦点距離を短くすることができ、装置の小型化
および低コスト化を図ることが可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、偏向平面に対して垂直方向に整列されて等間隔に入
射された複数のレーザビームを偏向して走査する単一の
偏向器と、偏向器からのレーザビームの光路上に配置さ
れ、等角速度運動のレーザビームを等速直線運動のレー
ザビームに変換する単一の変換光学系と、変換光学系か
らのレーザビームの光路上に配置され、一体となった複
数のレーザビームを各色のレーザビームに分離する複数
の反射ミラーと、副走査方向に等間隔に配置されるとと
もに1つが偏向器と変換光学系との間の投影面内に設置
され、各々のレーザビームにより静電潜像が形成される
複数の感光体と、反射ミラーで分離された各レーザビー
ムの光路上にそれぞれ配置され、分離された各レーザビ
ームに対して像面湾曲を補正してこのレーザビームを感
光体にそれぞれ導く補正光学系とを備えたもので、変換
光学系の焦点距離を短くすることができ、色ずれを防止
しつつ小型化および低コスト化を図ることが可能になる
という作用を有する。
【0014】本発明の請求項2に記載の発明は、偏向平
面に対して垂直方向に整列されて等間隔に入射された複
数のレーザビームを偏向して走査する単一の偏向器と、
偏向器からのレーザビームの光路上に配置され、等角速
度運動のレーザビームを等速直線運動のレーザビームに
変換する単一の変換光学系と、変換光学系からのレーザ
ビームの光路上に配置され、一体となった複数のレーザ
ビームを各色のレーザビームに分離する複数の反射ミラ
ーと、副走査方向に等間隔に配置されるとともに1つが
偏向器と変換光学系との間の投影面内に設置され、各々
のレーザビームにより静電潜像が形成される複数の感光
体と、反射ミラーで分離された各レーザビームの光路上
にそれぞれ配置され、分離された各レーザビームに対し
て像面湾曲を補正してこのレーザビームを感光体にそれ
ぞれ導く補正光学系とを備え、反射ミラーにより分離さ
れたレーザービームの内の少なくとも1つが、偏向器と
変換光学系との間を通って感光体に照射されるもので、
変換光学系の焦点距離を短くすることができ、色ずれを
防止しつつ小型化および低コスト化を図ることが可能に
なるという作用を有する。
【0015】本発明の請求項3に記載の発明は、偏向平
面に対して垂直方向に整列されて等間隔に入射された複
数のレーザビームを偏向して走査する単一の偏向器と、
偏向器からのレーザビームの光路上に配置され、等角速
度運動のレーザビームを等速直線運動のレーザビームに
変換する単一の変換光学系と、変換光学系からのレーザ
ビームの光路上に配置され、一体となった複数のレーザ
ビームを各色のレーザビームに分離する複数の反射ミラ
ーと、副走査方向に等間隔に配置されるとともに1つが
偏向器と変換光学系との間の投影面内に設置され、各々
のレーザビームにより静電潜像が形成される複数の感光
体と、反射ミラーで分離された各レーザビームの光路上
にそれぞれ配置され、分離された各レーザビームに対し
て像面湾曲を補正してこのレーザビームを感光体にそれ
ぞれ導く補正光学系とを備え、反射ミラーにより分離さ
れたレーザービームの内の少なくとも1つが、変換光学
系の感光体が設けられた側とは反対側を通った後、偏向
器と変換光学系との間を通って感光体に照射されるもの
で、変換光学系の焦点距離を短くすることができ、色ず
れを防止しつつ小型化および低コスト化を図ることが可
能になるという作用を有する。
【0016】本発明の請求項4に記載の発明は、偏向平
面に対して垂直方向に整列されて等間隔に入射された複
数のレーザビームを偏向して走査する単一の偏向器と、
偏向器からのレーザビームの光路上に配置され、等角速
度運動のレーザビームを等速直線運動のレーザビームに
変換する単一の変換光学系と、変換光学系からのレーザ
ビームの光路上に配置され、一体となった複数のレーザ
ビームを各色のレーザビームに分離する複数の反射ミラ
ーと、副走査方向に等間隔に配置されるとともに1つが
偏向器と変換光学系との間の投影面内に設置され、各々
のレーザビームにより静電潜像が形成される複数の感光
体と、反射ミラーで分離された各レーザビームの光路上
にそれぞれ配置され、分離された各レーザビームに対し
て像面湾曲を補正してこのレーザビームを感光体にそれ
ぞれ導く補正光学系とを備え、反射ミラーにより分離さ
れたレーザービームの内の少なくとも1つが、変換光学
系と感光体との間を通って感光体に照射されるもので、
変換光学系の焦点距離を短くすることができ、色ずれを
防止しつつ小型化および低コスト化を図ることが可能に
なるという作用を有する。
【0017】本発明の請求項5に記載の発明は、偏向平
面に対して垂直方向に整列されて等間隔に入射された複
数のレーザビームを偏向して走査する単一の偏向器と、
偏向器からのレーザビームの光路上に配置され、等角速
度運動のレーザビームを等速直線運動のレーザビームに
変換する単一の変換光学系と、変換光学系からのレーザ
ビームの光路上に配置され、一体となった複数のレーザ
ビームを各色のレーザビームに分離する複数の反射ミラ
ーと、副走査方向に等間隔に配置されるとともに1つが
偏向器と変換光学系との間の投影面内に設置され、各々
のレーザビームにより静電潜像が形成される複数の感光
体と、反射ミラーで分離された各レーザビームの光路上
にそれぞれ配置され、分離された各レーザビームに対し
て像面湾曲を補正してこのレーザビームを感光体にそれ
ぞれ導く補正光学系とを備え、感光体間の距離をP、感
光体の個数をn、変換光学系の焦点距離をFとしたと
き、n×P>F>(n−2)×Pの関係が成立するよう
に設定されているもので、変換光学系の焦点距離を短く
することができ、色ずれを防止しつつ小型化および低コ
スト化を図ることが可能になるという作用を有する。
【0018】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図5を用いて説明する。
【0019】図1は本発明の一実施の形態における光走
査装置が装着された多色画像形成装置を示す説明図、図
2は図1の多色画像形成装置に装着される本発明の一実
施の形態である光走査装置の一例を示す説明図、図3は
図1の多色画像形成装置に装着される本発明の一実施の
形態である光走査装置の他の一例を示す説明図、図4は
図1の多色画像形成装置に装着される本発明の一実施の
形態である光走査装置のさらに他の一例を示す説明図、
図5は本発明者により検討対象とされた光走査装置の一
例を示す説明図である。
【0020】図1における多色画像形成装置には4つの
画像形成ステーション1a,1b,1c,1dが配置さ
れ、各画像形成ステーション1a,1b,1c,1dは
像担持体としての感光体ドラム(感光体)2a,2b,
2c,2dをそれぞれに有し、その回りには、感光体ド
ラム2a,2b,2c,2dの表面を一様に帯電させる
帯電手段3a,3b,3c,3d、静電潜像を顕像化す
る現像手段4a,4b,4c,4d、残留トナーを除去
するクリーニング手段5a,5b,5c,5d、画像情
報に応じた光を各々の感光体ドラム2a,2b,2c,
2dに照射する露光手段である光走査装置6、転写手段
7を構成する中間転写ベルト(像担持体)12にトナー
像を転写する転写器8a,8b,8c,8dがそれぞれ
配置されている。
【0021】ここで、画像形成ステーション1a,1
b,1c,1dではそれぞれイエロー画像,マゼンタ画
像,シアン画像,ブラック画像が形成され、光走査装置
6からは、イエロー画像、マゼンタ画像、シアン画像、
ブラック画像に対応した走査光である露光光9a,9
b,9c,9dが出力される。
【0022】各画像形成ステーション1a,1b,1
c,1dを通過する態様で、感光体ドラム2a,2b,
2c,2dの下方にはローラ10,11により支持され
た無端ベルト状の中間転写ベルト12が配置されてお
り、矢印A方向へ周回動する。
【0023】また、中間転写ベルト12に対面して、テ
ストパターン発生手段13からのテストパターンのトナ
ー濃度を検出するトナー濃度検出手段14が配置されて
おり、さらに、トナー濃度検出手段14からの検出結果
に基づいて各色の露光パワーを補正する露光強度補正手
段15、およびトナー濃度検出手段14からの検出結果
に基づいて各色の現像バイアス値を補正する現像バイア
ス補正手段16が設けられている。なお、光走査装置6
は露光強度補正手段15からの補正値による露光強度を
出力し、現像手段4a,4b,4c,4dは現像バイア
ス補正手段16からの補正値による現像バイアスを印加
する。
【0024】給紙カセット17に収納されているシート
材18は、給紙ローラ19により給紙され、シート材転
写ローラ20、定着手段21を経て排紙トレーに排出さ
れる。
【0025】以上のような構成の多色画像形成装置で
は、まず画像形成ステーション1dにおいて、帯電手段
3dおよび光走査装置6等を用いた公知の電子写真プロ
セス手段により感光体ドラム2d上に画像データである
ブラック成分色の潜像が形成される。その後、現像手段
4dでブラックトナーを有する現像材によりブラックト
ナー像として可視像化され、転写器8dで中間転写ベル
ト12にブラックトナー像が転写される。
【0026】一方、ブラックトナー像が中間転写ベルト
12に転写されている間に、画像形成ステーション1c
でシアン成分色の潜像が形成され、現像手段4cでシア
ントナーによるシアントナー像が可視像化されてこれが
転写器8cにて転写され、先に中間転写ベルト12上に
転写されたブラックトナー像と重ね合わされる。
【0027】以下、マゼンタトナー像、イエロートナー
像についても同様にして画像形成が行われ、中間転写ベ
ルト12上に4色のトナー像の重ね合わせが終了する
と、給紙ローラ19により給紙カセット17から給紙さ
れた紙等のシート材18上にシート材転写ローラ20に
よって4色のトナー像が一括転写搬送され、定着手段2
1で加熱定着され、シート材18上にフルカラー画像が
得られる。
【0028】なお、転写が終了したそれぞれの感光体ド
ラム2a,2b,2c,2dはクリーニング手段5a,
5b,5c,5dで残留トナーが除去され、引き続き行
われる次の像形成に備えられ、印字動作は完了する。
【0029】以上の構成を有する多色画像形成装置にお
ける光走査装置6には、図2および図3に示すように、
偏向平面に対して垂直方向に整列されて等間隔に入射さ
れた複数のレーザビーム(本実施の形態の場合は、現像
色の4色に相当する4つのレーザビーム)を偏向、走査
する単一の偏向器22が備えられている。そして、この
ような偏向器22から副走査方向に等間隔に配置された
感光体ドラム2a,2b,2c,2dに至るレーザビー
ムの光路上には、等角速度運動のレーザビームを等速直
線運動のレーザビームに変換する単一の光学系である第
1および第2fθレンズ(変換光学系)23,24、一
体となったレーザビームを各色のレーザビームに分離す
る反射ミラー26、分離された各レーザビームに対して
像面湾曲を補正する光学系である第3fθレンズ(補正
光学系)25a,25b,25c,25dが順次配置さ
れており、これらは単一のハウジング内に収容されてい
る。また、1つの感光体ドラム2aは偏向器22と第1
fθレンズ23との間の投影面内に設置されており、一
部の反射ミラー26は、分離された1本のレーザビーム
を第1および第2fθレンズ23,24の感光体ドラム
2aが設けられた側とは反対側を通った後、偏向器22
と第1fθレンズ23との間を通してこの感光体ドラム
2aに導くよう配置されている。そして、レーザビーム
は感光体ドラム2a,2b,2c,2dを同時に露光し
て画像を形成する。
【0030】ここで、図2および図3に示す光走査装置
6は、図5に示す光走査装置6と比較すると、前述のよ
うに1つの感光体ドラム2aを偏向器22と第1fθレ
ンズ23との間の投影面内に設置し、分離された1本の
レーザビームを偏向器22と第1fθレンズ23との間
を通して感光体ドラム2aに導くことにより焦点距離F
が短くなっているので、レーザビームのスポット径が小
さくなって高画質化が図れ、また単一の光学系である第
1および第2fθレンズ23,24を小さくできるので
低コスト化が図れる。
【0031】この点に付いて、より具体的な説明を以下
に記載する。
【0032】本実施の形態の光走査装置6の焦点距離F
は、第1および第2fθレンズ23,24に入射するレ
ーザビームが平行光であるので、第2fθレンズ24か
ら感光体ドラム2a,2b,2c,2dまでの焦点距離
F=f1+f2となる。そして、光学系全体のコストはほ
とんど焦点距離Fで決まり、この距離が短いと、レーザ
ビームのスポット径を小さくするのに必要な、光学系へ
入射する光の大きさを小さくすることができ、レンズも
小さなもので済むこととなりコストが低くなる。
【0033】すなわち、感光体ドラム間の距離をP、第
2fθレンズ24とこの第2fθレンズ24に最も近い
感光体ドラムとの間の距離をα、感光体ドラムの個数を
nとすると、図2の光走査装置6ではf1=2P+α、
2は第3fθレンズ25a,25b,25c,25d
や感光体ドラム2の周辺に設けられたプロセス手段など
の制約を受けるため、ほぼ感光体ドラム2間の距離であ
るPとなる、つまり、f 2≒Pなので、焦点距離F=f1
+f2=3P+αになっていることが分かる。これに対
して図5の光走査装置6では、f1=3P+α、f2≒P
なので、F=4P+αである。
【0034】図2から分かるようにF<2P+αに設定
することは反射ミラー26から感光体ドラム2までの距
離が必要となり困難なため、焦点距離Fは、4P+α>
F>2P+α、ここでn(感光体ドラムの個数)=4な
ので、n×P+α>F>(n−2)×P+αに設定する
と良いことが分かる。また、αは第1及び第2fθレン
ズ23,24の配置しだいでは、ほとんどゼロにするこ
とができるので、単一の光学系である第1および第2f
θレンズ23,24の焦点距離Fは、n×P>F>(n
−2)×Pに設定することができる。そして、このよう
に設定すれば、画質およびコストともに優れたものを得
ることが可能になる。
【0035】なお、図4に示すように、1つの感光体ド
ラム2aを偏向器22と第1fθレンズ23との間の投
影面内に設置し、一部の反射ミラー26により、分離さ
れた1本のレーザビームを第2fθレンズ24と感光体
2bとの間を通して感光体ドラム2aに導くようにして
もよい。
【0036】このように、本実施の形態によれば、焦点
距離Fをn×P>F>(n−2)×Pに設定しているの
で、光走査装置において、色ずれを防止しつつ小型化お
よび低コスト化を図ることが可能になる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
感光体の1つが偏向器と変換光学系との間の投影面内に
設置されることにより、変換光学系の焦点距離を短くす
ることができ、色ずれを防止しつつ装置の小型化および
低コスト化を図ることが可能になるという有利な効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における光走査装置が装
着された多色画像形成装置を示す説明図
【図2】図1の多色画像形成装置に装着される本発明の
一実施の形態である光走査装置の一例を示す説明図
【図3】図1の多色画像形成装置に装着される本発明の
一実施の形態である光走査装置の他の一例を示す説明図
【図4】図1の多色画像形成装置に装着される本発明の
一実施の形態である光走査装置のさらに他の一例を示す
説明図
【図5】本発明者により検討対象とされた光走査装置の
一例を示す説明図
【符号の説明】
2a,2b,2c,2d 感光体ドラム(感光体) 22 偏向器 23 第1fθレンズ(変換光学系) 24 第2fθレンズ(変換光学系) 25a,25b,25c,25d 第3fθレンズ(補
正光学系) 26 反射ミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/113 H04N 1/04 104A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】偏向平面に対して垂直方向に整列されて等
    間隔に入射された複数のレーザビームを偏向して走査す
    る単一の偏向器と、前記偏向器からのレーザビームの光
    路上に配置され、等角速度運動のレーザビームを等速直
    線運動のレーザビームに変換する単一の変換光学系と、
    前記変換光学系からのレーザビームの光路上に配置さ
    れ、一体となった複数のレーザビームを各色のレーザビ
    ームに分離する複数の反射ミラーと、副走査方向に等間
    隔に配置されるとともに1つが前記偏向器と前記変換光
    学系との間の投影面内に設置され、各々のレーザビーム
    により静電潜像が形成される複数の感光体と、前記反射
    ミラーで分離された各レーザビームの光路上にそれぞれ
    配置され、分離された各レーザビームに対して像面湾曲
    を補正してこのレーザビームを前記感光体にそれぞれ導
    く補正光学系とを備えたことを特徴とする光走査装置。
  2. 【請求項2】偏向平面に対して垂直方向に整列されて等
    間隔に入射された複数のレーザビームを偏向して走査す
    る単一の偏向器と、前記偏向器からのレーザビームの光
    路上に配置され、等角速度運動のレーザビームを等速直
    線運動のレーザビームに変換する単一の変換光学系と、
    前記変換光学系からのレーザビームの光路上に配置さ
    れ、一体となった複数のレーザビームを各色のレーザビ
    ームに分離する複数の反射ミラーと、副走査方向に等間
    隔に配置されるとともに1つが前記偏向器と前記変換光
    学系との間の投影面内に設置され、各々のレーザビーム
    により静電潜像が形成される複数の感光体と、前記反射
    ミラーで分離された各レーザビームの光路上にそれぞれ
    配置され、分離された各レーザビームに対して像面湾曲
    を補正してこのレーザビームを前記感光体にそれぞれ導
    く補正光学系とを備え、前記反射ミラーにより分離され
    たレーザービームの内の少なくとも1つが、前記偏向器
    と前記変換光学系との間を通って前記感光体に照射され
    ることを特徴とする光走査装置。
  3. 【請求項3】偏向平面に対して垂直方向に整列されて等
    間隔に入射された複数のレーザビームを偏向して走査す
    る単一の偏向器と、前記偏向器からのレーザビームの光
    路上に配置され、等角速度運動のレーザビームを等速直
    線運動のレーザビームに変換する単一の変換光学系と、
    前記変換光学系からのレーザビームの光路上に配置さ
    れ、一体となった複数のレーザビームを各色のレーザビ
    ームに分離する複数の反射ミラーと、副走査方向に等間
    隔に配置されるとともに1つが前記偏向器と前記変換光
    学系との間の投影面内に設置され、各々のレーザビーム
    により静電潜像が形成される複数の感光体と、前記反射
    ミラーで分離された各レーザビームの光路上にそれぞれ
    配置され、分離された各レーザビームに対して像面湾曲
    を補正してこのレーザビームを前記感光体にそれぞれ導
    く補正光学系とを備え、前記反射ミラーにより分離され
    たレーザービームの内の少なくとも1つが、前記変換光
    学系の前記感光体が設けられた側とは反対側を通った
    後、前記偏向器と前記変換光学系との間を通って前記感
    光体に照射されることを特徴とする光走査装置。
  4. 【請求項4】偏向平面に対して垂直方向に整列されて等
    間隔に入射された複数のレーザビームを偏向して走査す
    る単一の偏向器と、前記偏向器からのレーザビームの光
    路上に配置され、等角速度運動のレーザビームを等速直
    線運動のレーザビームに変換する単一の変換光学系と、
    前記変換光学系からのレーザビームの光路上に配置さ
    れ、一体となった複数のレーザビームを各色のレーザビ
    ームに分離する複数の反射ミラーと、副走査方向に等間
    隔に配置されるとともに1つが前記偏向器と前記変換光
    学系との間の投影面内に設置され、各々のレーザビーム
    により静電潜像が形成される複数の感光体と、前記反射
    ミラーで分離された各レーザビームの光路上にそれぞれ
    配置され、分離された各レーザビームに対して像面湾曲
    を補正してこのレーザビームを前記感光体にそれぞれ導
    く補正光学系とを備え、前記反射ミラーにより分離され
    たレーザービームの内の少なくとも1つが、前記変換光
    学系と前記感光体との間を通って前記感光体に照射され
    ることを特徴とする光走査装置。
  5. 【請求項5】偏向平面に対して垂直方向に整列されて等
    間隔に入射された複数のレーザビームを偏向して走査す
    る単一の偏向器と、前記偏向器からのレーザビームの光
    路上に配置され、等角速度運動のレーザビームを等速直
    線運動のレーザビームに変換する単一の変換光学系と、
    前記変換光学系からのレーザビームの光路上に配置さ
    れ、一体となった複数のレーザビームを各色のレーザビ
    ームに分離する複数の反射ミラーと、副走査方向に等間
    隔に配置されるとともに1つが前記偏向器と前記変換光
    学系との間の投影面内に設置され、各々のレーザビーム
    により静電潜像が形成される複数の感光体と、前記反射
    ミラーで分離された各レーザビームの光路上にそれぞれ
    配置され、分離された各レーザビームに対して像面湾曲
    を補正してこのレーザビームを前記感光体にそれぞれ導
    く補正光学系とを備え、前記感光体間の距離をP、前記
    感光体の個数をn、前記変換光学系の焦点距離をFとし
    たとき、n×P>F>(n−2)×Pの関係が成立する
    ように設定されていることを特徴とする光走査装置。
JP2000286732A 1999-11-12 2000-09-21 光走査装置 Pending JP2001201707A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000286732A JP2001201707A (ja) 1999-11-12 2000-09-21 光走査装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11-322603 1999-11-12
JP32260399 1999-11-12
JP2000286732A JP2001201707A (ja) 1999-11-12 2000-09-21 光走査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001201707A true JP2001201707A (ja) 2001-07-27

Family

ID=26570874

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000286732A Pending JP2001201707A (ja) 1999-11-12 2000-09-21 光走査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001201707A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111200232A (zh) * 2018-11-19 2020-05-26 维蒂克影像国际无限责任公司 限制任意激光模板投影的激光曝光的系统和方法
JP2020187176A (ja) * 2019-05-10 2020-11-19 シャープ株式会社 光走査装置およびそれを備えた画像形成装置
US10962896B2 (en) 2019-05-10 2021-03-30 Sharp Kabushiki Kaisha Light scanning device and image forming apparatus including the same

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111200232A (zh) * 2018-11-19 2020-05-26 维蒂克影像国际无限责任公司 限制任意激光模板投影的激光曝光的系统和方法
JP2020187176A (ja) * 2019-05-10 2020-11-19 シャープ株式会社 光走査装置およびそれを備えた画像形成装置
US10962896B2 (en) 2019-05-10 2021-03-30 Sharp Kabushiki Kaisha Light scanning device and image forming apparatus including the same
JP7246245B2 (ja) 2019-05-10 2023-03-27 シャープ株式会社 光走査装置およびそれを備えた画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0277036B1 (en) An electrophotographic apparatus
JP4557825B2 (ja) 画像形成装置
US7548252B2 (en) Optical scanning apparatus and color image forming apparatus using the same
US7471307B2 (en) Image forming apparatus and method of controlling same
JP3980824B2 (ja) 光書込装置及び画像形成装置
JP2000071522A (ja) 画像形成装置
US6473105B1 (en) Optical scanning apparatus for preventing color misregistration
JP3033183B2 (ja) 画像記録装置
JP2001201707A (ja) 光走査装置
JP4217019B2 (ja) マルチビーム記録ヘッド及びそのマルチビーム記録ヘッドを具備する画像形成装置
JP2007199143A (ja) 光走査装置及びそれを備えた画像形成装置
US6642951B2 (en) Optical scanning device used in a tandem system color image forming apparatus
JP2001296715A (ja) タンデム方式カラー画像形成装置
JP2003302595A (ja) 光走査装置及び画像形成装置並びに光学装置
EP1895367B1 (en) Image forming apparatus to form an image using a display unit, and printing method thereof
JP2002365572A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP5303346B2 (ja) 光学走査装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2018049119A (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP2001088351A (ja) 画像形成装置
JP2002166591A (ja) 画像形成装置
JP2002350762A (ja) 光書込装置及び画像形成装置
JPH1024622A (ja) 多色電子写真装置
JP4830817B2 (ja) 光走査光学装置
JP4909687B2 (ja) 走査光学系、光走査装置、及び画像形成装置
JP2007086566A (ja) 光走査装置及びこれを用いる画像形成装置