JP2606644Y2 - リテーナ - Google Patents

リテーナ

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JP2606644Y2
JP2606644Y2 JP1993055399U JP5539993U JP2606644Y2 JP 2606644 Y2 JP2606644 Y2 JP 2606644Y2 JP 1993055399 U JP1993055399 U JP 1993055399U JP 5539993 U JP5539993 U JP 5539993U JP 2606644 Y2 JP2606644 Y2 JP 2606644Y2
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pivot
cylindrical body
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holding
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一臣 坂田
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Nifco Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ヘッドライトのように
回動する部材に取付けられたピボットを回動可能にハウ
ジジング側へ固定するリテーナに関する。
【0002】
【従来の技術】ヘッドライトのハウジングは、車体側に
取付けられたデイフレクターに収納される。ハウジング
には、ボール状のピボットがねじ込まれており、このピ
ボットは、デイフレクターにビス止めされたリテーナに
回動可能に保持される。これによって、ヘッドライトは
リテーナ回りに回動し光軸を調整できるようになってい
る。
【0003】ところで、ピボットはリテーナに回動可能
に保持させる必要があるが、リテーナの機能としては、
ピボットの挿入力が小さい方が組付作業が容易となり、
また、ガタ付きがなく抜去抵抗が大きい方がピボットを
確実に保持できる。
【0004】図4〜図6に示すように、従来型のリテー
ナ40は、デイフレクターにビス止めされる長板状の基
板42と、この基板42の中央部から立設し球空間を形
成する3枚の円弧状の弾性板44とから構成されてい
る。この弾性板44の自由端部には、ピボット48のボ
ールジョイント50をガイドするテーパー面52が外面
に形成された係止片54が内側へ向けて突設されてい
る。
【0005】これによって、ピボット48は、テーパー
面52に案内され弾性板44を押し拡げながら挿入さ
れ、弾性板44が変形された状態で保持される(図6参
照)。そして、この弾性板44の復元力でがた付きが防
止され、また、係止片54がピボット48の外周上面を
係止してピボット48の抜出しを阻止している。
【0006】しかしながら、弾性板44が拡がった状態
でピボット48を保持しているので、必然的に挿入口が
拡がってピボット48が抜け易くなる。一方、ピボット
48を挿入させるためには、弾性板44全体を押し拡げ
る必要があり、挿入力が大きく組付作業に力を要する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記事実を考
慮し、ピボットの挿入力が小さく、挿入後、ガタ付くこ
となく、かつ抜去抵抗が大きいリテーナを提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案に係るリテーナ
は、回動する部材に取付けられるボール状のピボットを
回動可能に保持するリテーナにおいて、前記ピボットが
挿入される円筒体と、前記ピボットが挿入される円筒体
と、前記円筒体の開口縁部から円筒体の中心に向かい斜
め下方向へ張り出す一体成形された複数の羽根板と、
記円筒体の内側から突設され前記羽根板の先端部との間
に前記ピボットを保持する球状の保持空間を構成する円
弧状の立壁と、を有することを特徴としている。
【0009】
【作用】リテーナを構成する円筒体には、回動する部材
に取付けられたピボットが挿入される。円筒体の開口縁
部には、円筒体の中心に向かい斜め下方向に複数の羽根
板が張り出すように一体成形されている。この羽根板を
弾性変形させながらピボットが円筒体へ挿入される。そ
して、ピボットが羽根板の間を通り抜けると、羽根板は
復元してピボットの括れ部分を係止する。
【0010】一方、円筒体内には、球状の保持空間を形
成する円弧状の立壁が突設されており、ピボットの球面
部と密着してガタ付くことなくピボットを保持する。
【0011】このように、ピボットの挿入力は羽根板だ
けを撓ませる力で十分であるので従来型と比較すると小
さくなる。また、ピボットは羽根板を復元させた状態で
立壁と密着して保持されるので、ガタ付くことがなく、
さらに、復元した羽根板の先端がピボットの括れ部分を
係止するので、大きな抜去抵抗を発揮する。
【0012】
【実施例】図1及び図3に示すように、本実施例に係る
リテーナ10には、ピボット12が挿入され、回動可能
に保持されるようになっている。ピボット12を構成す
る軸部14の端部には、円形のフランジ16が設けら
れ、このフランジ16から立設する雄ねじ部18が図示
しない回動部材にねじ込まれるようになっている。ま
た、軸部14の先端には、球体の頂面部分が切りとられ
たような略楕円体のボールジョイント20が設けられて
いる(図3参照)。
【0013】一方、リテーナ10は、長円状の基板22
を備えている。この基板22の両端部には、ねじ孔24
が穿設され、図示しないビスで車体等の本体部に固定さ
れるようになっている。
【0014】基板22の中央には、ボールジョイント2
0を収納可能な円筒体26が立設されている。この円筒
体26のボールジョイント20の挿入側の開口部には、
開口縁部を3等分するスリット28が円筒体26の軸方
向へ切り込まれている。このスリット28を境にして、
開口部から3つの扇状の羽根板30が円筒体26の中心
へ斜め下方向へ張り出している。この羽根板30の外面
には、平面視した際、すり鉢状となるような湾曲面30
Aが形成されており、挿入時にボールジョイント20の
球面部をガイドできるようになっている。また、羽根板
30の自由端部には、角部30Bが形成され、ピボット
12が円筒体26へ挿入された際、軸部14及びボール
ジョイント20の外周上面を保持できるようになってい
る(図3参照)。
【0015】また、図2に示されるように、円筒体26
の内側には、スリット28の終端から基板22にかけて
リブ32が突設されている。このリブ32の突面は、図
3に示すように、羽根板30の角部30Bと対応してボ
ールジョイント20の球面部と密着する円弧状の保持面
32Aを形成している。また、図2に示すように、リブ
32の基板22側は、円筒体26の中央部に配設された
芯部34に連結され変形しないように補強されている。
【0016】次に、本実施例に係るリテーナ10の作用
を説明する。図2に示すリテーナ10へ、図3に示すよ
うにピボット12を挿入する。このとき、先ず、ボール
ジョイント20の球面部が羽根板30の湾曲面30Aに
密接し、羽根板30を弾性変形させながらボールジョイ
ント20を円筒体26内へ案内する。
【0017】ボールジョイント20がリブ32の保持面
32Aに密着すると、羽根板30は復元して角部30B
が軸部14及びボールジョイント20の外周上面を係止
する。また、リブ32の保持面32Aがボールジョイン
ト20の球面部と密着してガタ付くことなくピボット1
2を保持する。
【0018】このように、ピボット12の挿入力は羽根
板30を撓ませる力だけで十分であるので従来型と比較
すると小さくなる。また、ピボット12は羽根板30を
復元させた状態でリブ32と密着して保持されるので、
ガタ付くことがなく、さらに、復元した羽根板30の角
部30Bが軸部14及びボールジョイント20の外周上
面を係止するので、大きな抜去抵抗を発揮する。
【0019】
【考案の効果】本考案は上記構成としたので、ピボット
の挿入作業が容易で、挿入後、ガタ付くことなく、かつ
抜去抵抗を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るリテーナとピボットの斜視図で
ある。
【図2】本実施例に係るリテーナの断面図である。
【図3】本実施例に係るリテーナへピボットが挿入され
た状態を示す断面図である。
【図4】従来のリテーナとピボットの斜視図である。
【図5】従来のリテーナの断面図である。
【図6】従来のリテーナへピボットが挿入された状態を
示す断面図である。
【符号の説明】
10 リテーナ 12 ピボット 26 円筒体 30 羽根板 32 リブ(立壁)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動する部材に取付けられるボール状の
    ピボットを回動可能に保持するリテーナにおいて、 前記ピボットが挿入される円筒体と、前記円筒体の開口
    縁部から円筒体の中心に向かい斜め下方向へ張り出す一
    体成形された複数の羽根板と、前記円筒体の内側から
    設され前記羽根板の先端部との間に前記ピボットを保持
    する球状の保持空間を構成する円弧状の立壁と、を有す
    ることを特徴とするリテーナ。
JP1993055399U 1993-10-13 1993-10-13 リテーナ Expired - Fee Related JP2606644Y2 (ja)

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JPH0725329U JPH0725329U (ja) 1995-05-12
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