JPS6219448Y2 - - Google Patents

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JPS6219448Y2
JPS6219448Y2 JP11058181U JP11058181U JPS6219448Y2 JP S6219448 Y2 JPS6219448 Y2 JP S6219448Y2 JP 11058181 U JP11058181 U JP 11058181U JP 11058181 U JP11058181 U JP 11058181U JP S6219448 Y2 JPS6219448 Y2 JP S6219448Y2
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shaft
leaf spring
sun visor
spring
shaft holder
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JP11058181U
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JPS5815522U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 《考案の分野》 この考案は、自動車用サンバイザ、特に使用状
態においてその角度姿勢を自由に調整できるよう
にしたサンバイザの軸受構造の改良に関する。
《従来技術とその問題点》 自動車用サンバイザに必要とされる条件は、自
動車の振動などにより、天井面から不意に降りて
視界の妨げとならないように、特にシヤフトとサ
ンバイザの摩擦保持力を充分に、また繰り返し折
畳み展開操作しても、この摩擦保持力が減じない
よう設定する他、回動操作毎に軽快なクリツクア
クシヨン動作をすることが望ましいとされてい
る。
このためのシヤフトホルダの構造としては、従
来第1図に示すように、金属板を曲成してループ
状の軸受部1aを形成するとともに、その下端の
基部1bに周枠を構成するワイヤ2の両端を固着
し、かつ、上記軸受部1aの中央を開口形成し、
この開口部1cにその両側部を偏平化した板バネ
3を装着してある。また、これに嵌合されるシヤ
フト4の先端には、この両側に切欠部4a,4a
が形成されており、上記切欠部4aが上記板バネ
3の両内側壁に当接するように上記軸受部1aに
嵌合固着するようにしたもので、サンバイザが天
井面に沿つて格納されたとき、シヤフト4の切欠
部4aが第2A図の如く、板バネ3の内壁に当接
することにより、安定した状態であり、サンバイ
ザをこの格納状態から下側に回動させることによ
り、第2B図の如く、シヤフト4が板バネ3を外
方に膨出させて、両者間の摩擦係合力を高めるよ
うにしている。
すなわち、このような構成のサンバイザにあつ
ては、天井面に格納した状態において、第2A図
に示すような、節度を有した固定ができる反面、
図示はしないが、サンバイザを格納状態から180
゜回動した位置での使用状態においてもシヤフト
4の切欠部4aと板バネ3の両内側壁が当接し
て、節度を有して固定されるようになつている。
しかしながら、格納状態からサンバイザを下側
に回動させて使用する場合には、日当たりの角度
によつて、サンバイザの角度位置は自由に調整さ
れなければならず、それに対し、使用状態におい
て、上述したように節度を持たせて固定するよう
にした場合、単に一点でしか角度姿勢が調整でき
ず、日当たり角度に応じた自由な設定ができない
という欠点が指摘されていた。
また、このような点に鑑みて、第3図に示すよ
うな軸受構造のものも提案されている。このもの
は一側部のみに平坦部3Aを形成した板バネ3
と、その一側部に平坦状の切欠き4Aを設けたシ
ヤフト4からなつていて、天井面に沿つてサンバ
イザを格納させたとき、第3A図に示す状態とな
り、板バネ3の平坦部3Aとシヤフト4の切欠き
4Aとが当接して、安定した、節度ある固定が行
なわれ、この状態からサンバイザをシヤフト4に
対して下側に回動させることにより、第3B図に
示すように、シヤフト4の円弧部4bが板バネ3
の平坦部3Aに当接することになり、操作装置に
おける節度ある固定がなされないようになつてい
る。
しかしながら、このような構造のものにおいて
も、第3A図に示す格納位置から第3C図に示す
180゜回転させた位置では、シヤフト4の平坦部
4Aの両辺縁が板バネ3の円弧部3bに当接する
ことになり、比較的弱いクリツク力が発生し、こ
れもまた節度ある固定点となつてしまうという欠
点が指摘されている。
また、サンバイザ本体が回動するにつれて、シ
ヤフト4の円弧部4bによつて板バネ3の平坦部
3Aが湾曲膨出していき、それに伴つて板バネ3
の円弧部3Bは第3B図、第3C図に示すように
矢印方向へ引張られる。従つて、板バネ3とシヤ
フト4との間の摩擦トルクが変化し、この摩擦ト
ルクは180゜回動する手前で最大となる。このた
め、サンバイザを使用する上で、角度姿勢により
摩擦トルクが変化し、円滑な回動操作が行えいと
いう欠点も指摘されている。
《考案の目的》 この考案は、上述の事情に鑑みてなされたもの
で、本考案の目的とするところは、サンバイザ本
体を天井面から降ろした状態では、その角度姿勢
を自由に設定でき、常に強いトルクでその角度姿
勢を調整できるとともに、回動角度によるトルク
の偏差をなくすようにした自動車用サンバイザの
軸受構造を提供することにある。
《考案の構成と効果》 上記目的を達成するために、本考案に係る自動
車用サンバイザの軸受構造は、軸受部を形成する
とともに、その基部にサンバイザの芯部構成部材
を配設したシヤフトホルダと、このシヤフトホル
ダの軸受部中央に切欠き形成された開口部を覆
い、その下部を上記基部に固定した板バネと、軸
受部に嵌合され、かつ上記板バネ内側周面に当接
して上記シヤフトホルダを回動可能に保持するシ
ヤフトを備えてなるものにおいて、上記板バネの
バネ部はループ状をなし、かつその周面の片側部
に上記シヤフトホルダの開口部内側に突出する平
坦部が形成されているとともに、上記バネ部の円
弧部にはその周径方向に沿つて伸縮する突出部が
形成され、かつこれに対向して上記シヤフトには
上記板バネの平坦部に当接する平坦状の切欠部を
その長手方向に片側部に切欠き形成したことを特
徴とする。
すなわち、本考案に係る自動車用サンバイザの
軸受構造にあつては、バネ部の周面の片側部に上
記シヤフトホルダの開口部内に突出する平坦部を
形成するとともに、上記バネ部の円弧部にはその
周径方向に沿つて伸縮する突出部を形成し、か
つ、これに対向して上記シヤフトには上記板バネ
の平坦部に当接する平坦状の切欠部をその長手方
向の片側部に切欠き形成したものであるから、従
来の突出部を形成しないで片側の平坦部だけで係
合するものに比べ、トルク偏差がなく、均一かつ
強力なトルクでサンバイザの角度姿勢を調整でき
る。
従つて、自動車の天井面からサンバイザ本体が
不意に降りる等といつたようななクレームがなく
なり、またどの回動位置においてもシヤフト板バ
ネとの接触面のトルクが均一かつ強力であるた
め、操作性が良好であり、自由な装置での保持固
定が可能となる等の種々の利点を有する。
《実施例の説明》 以下、本考案に係るサンバイザの軸受構造の一
実施例を第4図以下の図面を用いて詳細に説明す
る。
第4図において、サンバイザ本体は、枠周を構
成すべく曲成されたワイヤ10と、このワイヤ1
0の両端部をその基部11aに一体固着したシヤ
フトホルダ11を有している。このシヤフトホル
ダ11の上部には、ループ状に曲成された軸受部
11bが形成されているとともに、その中央部の
片側は開口形成され、かつ、この開口部12に
は、板バネ13が装着されるようになつており、
この板バネ13によつて、上記軸受部11bに嵌
挿されるシヤフト16を挾圧保持するようにして
いる。
上記板バネ13はその基部13aの両側部に上
方に向けて傾斜する一対の係止片14,14を一
体に形成してあるとともに、シヤフトホルダ11
の基部11aの両側部には、上記係止片14を嵌
合するための一対の凸部15,15を一体に突出
形成してある。この凸部15には係止穴15aが
切欠き形成され、この係止穴15aに上記係止片
14を係合させることにより板13をシヤフトホ
ルダ11に固定するようにしている。
また、上記板バネ13の基部13aから一体に
連接されたループ状のバネ状部13bの片側部に
は、平坦部13cが形成されており、これに対
し、シヤフト16には、板バネ13の平坦部13
cに当接する平坦状の切欠き16aがその長手方
向の片側部に形成されている。
従つて、サンバイザが天井面に沿つて格納され
ている状態では、第5A図に示す如く、シヤフト
16に形成された切欠部16aは上記板バネ13
に形成された平坦部13cに当接することによ
り、節度なる固定が可能となり、天井面からサン
バイザ本体が不意に降りる等の不具合はない。
さらに、上記バネ部13bの平坦部13cの反
対側の円弧面の一部には、直線状に円弧面を横切
るようにして、断面コ字状の突出部13dが形成
されている。この突出部13dは、バネ部13b
の周径方向に適宜伸縮することができ、平坦部1
3cの湾曲によつて、円弧部が引伸ばされた場
合、突出部13dの両側部が周径方向に開いて、
バネ部13bの周長を増すことで、その引張力を
和らげるように形成されている。
従つて、このように構成されたサンバイザの本
体を天井面から下して、所要角度姿勢に調整する
場合には、シヤフトホルダ11、およびワイヤ1
0からなる本体側をシヤフト16に対して下側に
回動させれば、第5B図に示すように、板バネ1
3の平坦部13cはシヤフト16の外周囲に当接
した状態となり、この場合平坦部13cは外方に
湾曲膨出し、その接点間で所要の摩擦トルクが得
られることになる。さらに、サンバイザ本体が回
動するに従つて、板バネ13の平坦部13cの湾
曲度は増大していき、板バネ13の円弧部が周方
向に引伸ばされる。それに並行して、突出部13
dの両側部が周方向へ開いて、突出部13dが適
宜伸張することによつて、バネ部13bの周長を
増加させる。このようにして、平坦部13cの湾
曲による円弧状のバネ部13bの引張力を適宜和
らげることにより、サンバイザ本体の回動に際し
て、どの回動角度位置に対しても平均した摩擦ト
ルクが得られることになる。
なお、サンバイザを収納する場合には、上記サ
ンバイザ本体側をシヤフト16に対して上側に回
動させれば、板バネ13の平坦部13cがシヤフ
ト16の切欠部16a付近に来た場合に、平坦部
13cと切欠部16aとが弾発的に当接し、第5
A図に示す関係となり、節度ある固定がなされ
る。
第6図はサンバイザ本体の収納位置および操作
位置における回動角度位置を示すもので、上記サ
ンバイザ本体の自動車の天井面からの所要角度位
置、すなわち第6図におけるaの範囲内では、第
5A図に示す板バネ13とシヤフト16との関係
により、クリツク的な動作が行なわれる。
また、その角度aからフロントウインド側の固
定点までの間、すなわちbの角度範囲内では、第
5B図に示すように、板バネ13の平坦部13c
が湾曲されるため、節度のある固定はなされない
ことになる。すなわち、上述の如き軸受部を備え
たサンバイザにおいては、非常に広い範囲での強
いトルクによる角度調整が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のサンバイザの軸受部を示す分解
斜視図、第2A図、第2B図はその回動時におけ
るシヤフトと板バネとの関係を示す説明用断面
図、第3A図、第3B図、第3C図は、従来のサ
ンバイザの軸受部の他の例であり、シヤフトと板
バネとの関係を示す説明用断面図、第4図は本考
案に係るサンバイザの軸受部を示す分解斜視図、
第5A図、第5B図はそのシヤフトと板バネとの
関係を示す説明用断面図、第6図は同軸受部を有
するサンバイザを自動車室内に装着した状態にお
ける角度位置を示す説明図である。 10……ワイヤ、11…シヤフトホルダ、11
a……基部、11b……軸受部、13……板バ
ネ、13c……平坦部、13d……突出部、16
……シヤフト、16a……切欠部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸受部を形成するとともに、その基部にサンバ
    イザの芯部構成部材を配設したシヤフトホルダ
    と、このシヤフトホルダの軸受部中央に切欠き形
    成された開口部を覆い、その下部を上記基部に固
    定した板バネと、軸受部に嵌合され、かつ上記板
    バネ内側周面に当接して上記シヤフトホルダを回
    動可能に保持するシヤフトを備えてなるものにお
    いて、上記板バネのバネ部はループ状をなし、か
    つその周面の片側部に上記シヤフトホルダの開口
    部内側に突出する平坦部が形成されているととも
    に、上記バネ部の円弧部にはその周径方向に沿つ
    て伸縮する突出部が形成され、かつこれに対向し
    て上記シヤフトには上記板バネの平坦部に当接す
    る平坦状の切欠部をその長手方向の片側部に切欠
    き形成したことを特徴とする自動車用サンバイザ
    の軸受構造。
JP11058181U 1981-07-25 1981-07-25 自動車用サンバイザの軸受構造 Granted JPS5815522U (ja)

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JP11058181U JPS5815522U (ja) 1981-07-25 1981-07-25 自動車用サンバイザの軸受構造

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JP11058181U JPS5815522U (ja) 1981-07-25 1981-07-25 自動車用サンバイザの軸受構造

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Publication Number Publication Date
JPS5815522U JPS5815522U (ja) 1983-01-31
JPS6219448Y2 true JPS6219448Y2 (ja) 1987-05-19

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JP11058181U Granted JPS5815522U (ja) 1981-07-25 1981-07-25 自動車用サンバイザの軸受構造

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