JP2001012493A - 開閉機構 - Google Patents

開閉機構

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JP2001012493A
JP2001012493A JP11187897A JP18789799A JP2001012493A JP 2001012493 A JP2001012493 A JP 2001012493A JP 11187897 A JP11187897 A JP 11187897A JP 18789799 A JP18789799 A JP 18789799A JP 2001012493 A JP2001012493 A JP 2001012493A
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JP
Japan
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shaft
ring
opening
groove
door
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11187897A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Kikushima
励 菊島
Yasuyo Kuno
康世 久野
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TOK Bearing Co Ltd
Original Assignee
TOK Bearing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 扉1のような開閉部材に対して、構造が簡単
で安価なバネクラッチを使えるようにする。 【解決手段】 シャフトsの一方を支持ケースcまたは
扉1に固定し、他方を扉1または支持ケースcに回動自
在に挿入する。そして、シャフトsに回転範囲を規制さ
れたリングrをはめ、このリングと支持ケース側との間
におけるシャフトに、バネクラッチの主要素であるコイ
ルバネcsをはめる。上記リングが開方向の回転規制範
囲を越えてシャフトと一体回転したとき、バネクラッチ
を開放位置に保持する保持機構をリングと支持ケース間
に設けた点に特徴を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一方向にのみ相
対回転を許容するバネクラッチを用いた開閉機構に関す
【0002】
【従来の技術】バネクラッチは、コイルバネを軸に圧入
するとともに、そのコイルバネの一方の解放端を軸側に
固定し、他方の解放端は軸を支える支持部材側に固定す
る。そして、このコイルバネをねじって、コイル径を小
さくする方向に軸と支持部材とを相対回転させようとし
たときには、その回転が規制される。反対に、コイルバ
ネをネジって、コイル径を大きくする方向に軸と支持部
材とを相対回転させようとしたときには自由回転とな
る。
【0003】このバネクラッチの最大の特徴は、構成が
簡単で故障が少なく、しかも、安価なことである。この
ように構成が簡単で安いバネクラッチを、開閉機構に利
用しようとしたときに、次のような問題が発生する。
【0004】例えば、下から上に向けて開く棚の扉を開
閉機構として考えた場合には、その扉を開く方向に対し
て、バネクラッチが自由回転を許容するのが望ましい。
このようにすれば、扉を目的のところまで自由に開けら
れる。
【0005】そして、扉を目的のところまで開いた時、
そこで手を放せば、その位置を保つことができる。つま
り、扉が止めたところからその重さで閉じ方向に回動し
ようとすれば、バネクラッチの自由回転の方向とは反対
方向に軸が回転しなければならない。しかし、バネクラ
ッチは自由回転の方向と反対方向への回転を阻止する機
能を持っているので、扉が自重で落ちたりしない。した
がって、扉を目的の開度に保ちながら、物の出し入れを
自由にできる。しかしながら、その開いた扉を閉じよう
としたときに、バネクラッチがその自由回転を阻止する
ので、結局、扉を閉じられなくなってしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにバネクラ
ッチは、扉のように両方向に回動しなければならない開
閉機構に使った場合には、その扉を目的の開位置に保つ
ためにはよいが、それを閉じられないということになっ
てしまう。そのために、構造が簡単で故障が少なく、し
かも安価なバネクラッチを、扉のような開閉機構に使え
ないという問題があった。この発明の目的は、バネクラ
ッチを用いて、扉を自由な位置で開け放しにできるとと
もに、それを閉めるときにも、簡単に閉められるように
した開閉機構を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、シャフトの
一方を支持ケースまたは開閉部材に固定し、他方を開閉
部材または支持ケースに回動自在に挿入して、支持ケー
スに対して開閉部材を回動可能にした開閉機構を前提に
する。上記の開閉機構を前提にしつつ、第1の発明は、
シャフトに回転範囲を規制されたリングをはめ、このリ
ングと支持ケース側との間におけるシャフトに、バネク
ラッチをはめるとともに、このバネクラッチの一方の解
放端を支持ケースに固定し、他方の解放端をリングに固
定してなり、上記リングが開方向の回転規制範囲を越え
てシャフトと一体回転したとき、バネクラッチを開放位
置に保持する保持機構をリングと支持ケース間に設けた
点に特徴を有する。
【0008】第2の発明は、その保持機構が、リング外
周または支持ケース内周のいずれかにガイド溝を形成
し、このガイド溝内に突起を形成して、その溝内を二分
する一方、上記ガイド溝には位置規制部材を挿入すると
ともに、この位置規制部材には弾性体の弾性力を作用さ
せて、その位置規制部材をガイド溝側に押し付ける構成
にしてなり、リングが開方向の回転規制範囲を越えてシ
ャフトと一体回転したとき、上記位置規制部材が突起を
乗り越えて、バネクラッチを開放位置に保持する点に特
徴を有する。
【0009】第3の発明は、コイルスプリングの一方の
解放端を、リングあるいは支持ケースに形成した掛止め
部に挿入するとともに、この掛止め部に連続した退避溝
を形成し、この退避溝には押さえ部材を挿入する一方、
シャフト側には、その回転位置に応じて退避溝と対応す
る逃がし溝を形成し、退避溝が逃がし溝に対応したと
き、押さえ部材が逃がし溝に移動して、コイルスプリン
グの一方の解放端が退避溝側に移動できる構成にした点
に特徴を有する。
【0010】
【発明の実施の形態】図面は、この発明の実施例を示す
もので、図1は一対の支持ケースc、cに、開閉部材1
を回動自在に取り付けた状態を示した斜視図である。た
だし、この図1は模式的に示したもので、以下には、開
閉部材1を、例えば、下から上に向けて開く棚の扉とし
て説明する。
【0011】上記支持ケースcには、図2に示すよう
に、シャフトsの一端側を回転自在に挿入しているが、
このシャフトsの他端側には、図2、図3に示すように
扁平部2を形成し、この扁平部2を上記扉1に挿入して
いる。したがって、シャフトsは扉1と常に一体回転す
ることになる。なお、発明としては、シャフトと支持ケ
ースとを一体化し、扉とシャフトとを回転自在にしても
よいもので、いずれにするかは相対的なものである。ま
た、シャフトsは、図3に示すように、その長手方向中
間部分に環状凸部3を形成するとともに、この環状凸部
3には、上記扁平部2とは反対側であって軸方向に張り
出した出張り部4を連続させている。
【0012】このようにしたシャフトsには、さらにリ
ングrを回転自在にしてはめているが、このリングrに
も軸方向に張り出した突出部5を形成している。そし
て、この突出部5と上記出張り部4とが互いに向き合う
ようにして、リングrをシャフトsにはめるとともに、
それら出張り部4と突出部5とを回転方向において食い
違うようにしている。
【0013】上記のように出張り部4と吐出部5とを回
転方向において食い違わせているので、それら両者が突
き当たるまで、リングrとシャフトsとは相対回転自在
になる。そして、その最大回転範囲を、だいたい120
度に設定している。この回転許容範囲は、扉1を閉位置
から開位置まで回動する範囲と一致させている。上記の
ようにリングrをはめたシャフトsには、バネクラッチ
の主要素をなすコイルバネcsを圧入している。そし
て、このコイルバネcsは、図4に示すように、その両
端に軸方向に伸びる解放端6、7を形成するとともに、
一方の解放端6を、図2に示すようにリングrの掛止め
部8に挿入し、他方の解放端7を支持ケースcに形成し
た溝である掛止め部9に挿入している。ただし、この掛
止め部9については、次に説明する支持ケースcととも
に、詳しく説明する。
【0014】支持ケースcには、図2、図5、図6に示
すように、シャフト挿入穴10を形成し、このシャフト
挿入穴10に、リングrおよびコイルバネcsをはめた
シャフトsを、環状凸部3のところまで挿入できるよう
にしている。また、上記シャフト挿入穴10の底部中心
位置には軸受孔11を形成し、この軸受孔11でシャフ
トの先端に形成した支持軸12を回転自在に支持してい
る。なお、図中符号13は、支持軸12が軸受孔11か
ら抜けるの防止するストッパーである。上記シャフト挿
入穴10の底部扁心位置に、上記した掛止め部9を形成
している。そして、この掛止め部9に連続するようにし
て退避溝14を形成している。
【0015】上記のようにしたシャフト挿入穴10に、
リングrおよびコイルバネcsを圧入したシャフトsを
挿入するとともに、その支持軸12を軸受孔11に回転
自在に挿入する。このときコイルバネcsの他方の解放
端7を上記掛止め部9に挿入するとともに、退避溝14
に図6に示す断面円形の押さえ部材15をはめ込む。た
だし、この押さえ部材15の断面の直径は、コイルバネ
csに設けた解放端7の断面の直径よりも小さくしてい
る。また、シャフトs側には、図3に示すように逃がし
溝16を形成し、この逃がし溝16が退避溝14と一致
したとき、上記押さえ部材15がこの逃がし溝16側に
移動できるようにしている。ただし、この逃がし溝16
の溝幅も、上記解放端7の直径より小さくしている。
【0016】また、シャフトsにはめたリングrには、
図3に示すように、ガイド溝17を周方向に長くして形
成するとともに、このガイド溝17内には突起18を形
成して、この突起18を境にしてガイド溝17内を二分
している。このように二分されたガイド溝17のうち、
一方の溝17aに対して、他方の溝17bの長さを長く
している。さらに、支持ケースcには、シャフト挿入穴
10の軸線に沿った長孔19を形成しているが、この長
孔19は、支持ケースcを貫通して、シャフト挿入孔1
0側にも開口している。
【0017】上記長孔19には、位置規制部材としての
断面円形のニードル20を挿入するとともに、このニー
ドル20を、支持ケースcの外周にはめた弾性体である
板バネ21で押さえつけるようにしている。このように
板バネ21で押さえつけられたニードル20は、ガイド
溝17のいずれかの溝17aあるいは17b内に、常
に、位置するようにしている。
【0018】なお、上記コイルバネcsを主要素にした
バネクラッチは、コイル径を小さくする方向にコイルバ
ネcsをねじったときに接続状態になって、コイルバネ
csとシャフトsとを一体回転させる。反対に、コイル
径を大きくする方向にコイルバネcsをねじったときに
は、コイルバネcsとシャフトsとが相対回転自在にな
って、バネクラッチはフリーの状態を維持する。そし
て、この実施例では、扉1をあける方向に回動したと
き、バネクラッチがフリーの状態になり、扉1を閉じる
方向に回動したとき、バネクラッチが接続状態を維持す
る構成にしている。
【0019】次に、図7〜図14を基にして各構成要素
の相対位置関係を明らかにしながら、その作用を説明す
る。ただし、上記図7〜図14は、軸方向の前後関係を
無視して、必要な構成要素のすべてを同一平面上に表し
たものである。
【0020】扉1が閉まっているときには、コイルバネ
csの解放端6,7が同一軸線上に位置するようにして
いる。そして、このときには、出張り部4と突出部5と
が、図7に示しように、矢印22方向すなわち扉1を開
く方向に回動できるだけの間隔23を保っている。な
お、コイルバネcsの解放端6,7は、同一軸線上に位
置させなくてもよい。また、上記のように扉1が閉まっ
ているときには、逃がし溝16が退避溝14から多少ず
れたところに位置し、押さえ部材15が逃がし溝16側
に移動しないようにしている。さらに、ニードル20
は、一方の溝17a側にあって、突起18に接触してい
る状態を保っている。したがって、リングrは、ニード
ル20に規制されて、図7中時計方向の回転を阻止され
る。
【0021】上記の状態から扉1を開く方向(矢印22
方向)に回動すると、リングrがその回転を阻止されて
いるので、コイルバネcsの両解放端6,7には、互い
に反対方向の力が作用する。この反対方向の力は、コイ
ルバネcsをゆるめる方向のねじり力となる。
【0022】上記のようにコイルバネcsに、それをゆ
るめる方向の力が作用するので、バネクラッチがフリー
の状態になって、シャフトsが扉1の開方向に対して自
由回転の状態に維持される。したがって、シャフトsと
ともに扉1が、間隔23の範囲で開方向に自由に回動で
きる。このようにして開けられた扉1は、それを間隔2
3内のどの位置に止めても、そのまま開状態を維持す
る。なぜなら、上記間隔23の範囲内で止められた扉1
が、閉じ方向に回動しようとすると、コイルバネcsは
それを締める方向にねじられるので、シャフトsの自由
回転が阻止されて、扉1はその開位置を保つ。
【0023】そして、出張り部4がリングrの突出部5
に突き当たる図8の状態から、扉1をさらに開方向に強
制的に回動すると、リングrもその方向に回転させられ
る。リングrが強制的に回転すれば、今度は、図9に示
すように、突起18がニードル20を乗り越えて、ニー
ドル20が他方の溝17b側に移動するとともに、上記
解放端6,7をさらに反対方向に押して、コイルバネc
sをゆるめる方向にねじる。このときのバネの反力がリ
ングrに作用してそれを戻そうとする。しかし、突起1
8がニードル20に規制されるので、リングrの回転が
阻止される。
【0024】なお、図10は、ニードル20が突起18
を乗り越えてからさらに扉1を開く方向に回動させた場
合の図である。実際には、突起18が上記のようにニー
ドル20を乗り越えさえすれば、バネクラッチがフリー
の状態になるが、勢い余って扉1をさらに大きく押し上
げてしまうことも想定できる。そこで、この実施例で
は、他方の溝17bの周方向長さを十分に長くして、そ
の長さ分だけ、図10に示すように、よけいに回動でき
るようにしている。
【0025】上記図10の状態ではバネクラッチがフリ
ーの状態にあるので、図11に示すように、扉1を閉じ
る方向である矢印24方向に自由に回動させることがで
きる。したがって、扉1をスムーズに閉位置に戻すこと
ができる。そして、図12に示すように、出張り部4が
突出部5に突き当たった位置で、扉1が完全に閉まった
状態になる。ここまで扉1が復帰すると、突起18もニ
ードル20を乗り越えて原位置に復帰する。上記のよう
にして出張り部4が突出部5に突き当たった位置まで復
帰したとしても、いろいろな組み付け誤差やずれなどに
よって、扉1が完全に閉まらないことも十分に考えられ
る。このようなことを考慮して、この実施例では、図1
2の状態から、さらに矢印24方向に回動できるように
している。
【0026】すなわち、図12の状態から扉1を矢印2
4方向にさらに回動すると、図13に示すように、シャ
フトsに形成した逃がし溝16が押さえ部材14に対向
する。これによって、図14および図15に示すよう
に、押さえ部材15が逃がし溝16側に逃げるが、押さ
え部材15が逃げた分、退避溝14に空間ができる。こ
の空間に、コイルバネcsの他方の解放端7が入り込む
ことができるようになる。したがって、退避溝15に解
放端7が入り込める分、リングrと一体になってシャフ
トsが矢印24方向に回転でき、扉1を完全に締めるこ
とができる。そして、再び図7の状態に戻って、開閉動
作を繰り返すことができる。
【0027】上記のようにこの実施例によれば、扉1を
開いたときには、それを開いたどの位置にでも止めてお
くことができる。また、扉1を一度大きく開いて、突起
18がニードル20を乗り越えてしまえば、バネクラッ
チをフリーの状態に保つことができる。したがって、扉
を簡単に閉じることができる。なお、上記実施例のリン
グrに形成したガイド溝17、このガイド溝17に入れ
た位置規制部材としてのニードル20および板バネ21
で、この発明の保持機構を構成するものである。ただ
し、この発明としては、上記実施例のニードル20に代
えて、例えばボールを用いたりしてもよいのは当然であ
る。
【0028】
【発明の効果】第1、2の発明によれば、扉などの開閉
部材を開閉させるのに、簡単で安価なバネクラッチを使
うことができる。第3の発明によれば、開閉部材をいつ
も完全に閉めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】扉(開閉部材)を取り付けた状態の斜視図であ
る。
【図2】指示器ケースにシャフトを組み込んだ状態の断
面図である。
【図3】シャフトの分解斜視図である。
【図4】コイルスプリングの側面図である。
【図5】支持ケースの断面図である。
【図6】図5のV−V線断面図である。
【図7】扉を少し開く方向に回動した状態の説明図であ
る。
【図8】扉を大きく開いた状態の説明図である。
【図9】扉を図8の状態からさらに開く方向に回動させ
た状態の説明図である。
【図10】扉を図9の状態から少し開く方向に回動させ
た状態の説明図である。
【図11】扉を図10の状態から閉じる方向に少し戻し
た状態の説明図である。
【図12】扉を閉じた位置に戻した状態の説明図であ
る。
【図13】扉を図12の状態からさらに閉じ方向に回動
した状態の説明図である。
【図14】扉を図13の状態からさらに閉じ方向に少し
回動した状態の説明図である。
【図15】扉を図14の状態からさらに閉じ方向に少し
回動した状態の説明図である。
【符号の説明】
c 支持ケース 1 開閉部材としての扉 s シャフト r リング cs バネクラッチの主要素であるコイルバネ 6 コイルバネの解放端 7 コイルバネの解放端 14 退避溝 15 押さえ部材 16 逃がし溝 17 ガイド溝 18 突起 20 位置規制部材としてのニードル 21 弾性体としての板バネ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフトの一方を支持ケースまたは開閉
    部材に固定し、他方を開閉部材または支持ケースに回動
    自在に挿入して、支持ケースに対して開閉部材を回動可
    能にした開閉機構において、上記シャフトには回転範囲
    を規制されたリングをはめ、このリングと支持ケース側
    との間におけるシャフトに、バネクラッチを構成するコ
    イルバネをはめるとともに、このコイルバネの一方の解
    放端を支持ケースに固定し、他方の解放端をリングに固
    定してなり、上記リングが開方向の回転規制範囲を越え
    てシャフトと一体回転したとき、バネクラッチを開放位
    置に保持する保持機構をリングと支持ケース間に設けた
    開閉機構。
  2. 【請求項2】 保持機構は、リング外周または支持ケー
    ス内周のいずれかにガイド溝を形成し、このガイド溝内
    に突起を形成して、その溝内を二分する一方、上記ガイ
    ド溝には位置規制部材を挿入するとともに、この位置規
    制部材には弾性体の弾性力を作用させて、その位置規制
    部材をガイド溝側に押し付ける構成にしてなり、リング
    が開方向の回転規制範囲を越えてシャフトと一体回転し
    たとき、上記位置規制部材が突起を乗り越えて、バネク
    ラッチを開放位置に保持する請求項1記載の開閉機構。
  3. 【請求項3】 コイルスプリングの一方の解放端を、リ
    ングあるいは支持ケースに形成した掛止め部に挿入する
    とともに、この掛止め部に連続した退避溝を形成し、こ
    の退避溝には押さえ部材を挿入する一方、シャフト側に
    は、その回転位置に応じて退避溝と対応する逃がし溝を
    形成し、退避溝が逃がし溝に対応したとき、押さえ部材
    が逃がし溝に移動して、コイルスプリングの一方の解放
    端が退避溝側に移動できる構成にした請求項1または2
    記載の開閉機構。
JP11187897A 1999-07-01 1999-07-01 開閉機構 Withdrawn JP2001012493A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6864412B2 (en) 2001-01-15 2005-03-08 Yamaha Corporation Stepless music rack and musical instrument equipped with the same
CN106283548A (zh) * 2015-06-26 2017-01-04 安徽聚隆传动科技股份有限公司 洗衣机门盖的开合方法、洗衣机门盖自动开合装置和洗衣机

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Date Code Title Description
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Effective date: 20060905