JP3420991B2 - ヒンジ装置 - Google Patents

ヒンジ装置

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JP3420991B2
JP3420991B2 JP2000079855A JP2000079855A JP3420991B2 JP 3420991 B2 JP3420991 B2 JP 3420991B2 JP 2000079855 A JP2000079855 A JP 2000079855A JP 2000079855 A JP2000079855 A JP 2000079855A JP 3420991 B2 JP3420991 B2 JP 3420991B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ノート型パソコ
ンのキーボードと液晶ディスプレーのような二つの物品
を回動可能に連結するのに好適なヒンジ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ノート型パソコンに用いられる
ヒンジ装置は、キーボードおよびディスプレーにそれぞ
れに固定される一対のヒンジ部材を有しており、一方の
ヒンジ部材には支持孔が形成され、他方のヒンジ部材に
は軸部が形成されている。そして、軸部が支持孔に回動
可能に挿入されることにより、一対のヒンジ部材が回動
可能に連結され、ひいてはキーボードとディスプレーと
が回動可能に連結されている。しかも、軸部は支持孔に
圧入されており、それによって軸部の外周面と支持孔の
内周面との間に摩擦抵抗が発生する。この摩擦抵抗によ
り、ディスプレーを任意の回動位置に維持するようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】軸部と支持孔との間に
発生させる摩擦抵抗は、ディスプレーをその自重による
回動力に打ち勝って任意の位置に停止させるために、比
較的大きな値に設定される。ところが、摩擦抵抗が大き
いと、それに対応した大きな力でディスプレーを回動さ
せなければならない。このため、ディスプレーを回動さ
せにくいという問題があった。また、摩擦抵抗が大きい
と、折りたたまれたディスプレーを開くときにはキーボ
ードがディスプレーと一緒に回動してしまうことがあ
る。そのような場合には、キーボードを押さえ付けてお
かなければならない。このため、片手でディスプレーを
開くことができないという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、第1の発明は、支持孔を有する第1ヒンジ部材
と、軸部を有し、この軸部が上記支持孔に回動可能に挿
入されることによって上記第1ヒンジ部材に回動可能に
連結された第2ヒンジ部材と、上記第1ヒンジ部材と上
記第2ヒンジ部材との間に設けられた付勢手段とを備
え、上記軸部の内部にその一端面からその長手方向に延
びる収容孔が形成されるとともに、上記軸部にその一端
面から他端側へ向かって延びる割溝が形成されることに
より、上記軸部が弾性的に拡縮径可能とされ、上記軸部
の外周面と上記支持孔の内周面との間に摩擦抵抗が発生
するよう上記軸部が弾性的に縮径した状態で上記支持孔
に圧入され、上記第1、第2ヒンジ部材が中立位置から
正逆方向へ回動すると、上記付勢手段が上記第1および
第2ヒンジ部材を上記中立位置側へ付勢することを特徴
としている。
【0005】この場合、上記収容孔に上記付勢手段が収
容されていることが望ましく、上記付勢手段としてコイ
ルばねが用いられていることが望ましい。また、上記第
1ヒンジ部材には第1、第2係合部が形成され、上記第
2ヒンジ部材には第3、第4係合部が形成され、上記第
1、第2ヒンジ部材が上記中立位置から一方向へ回動す
る際には、上記第1、第4係合部が上記コイルばねの一
端部と他端部とにそれぞれ係合して上記コイルばねを上
記第1、第2ヒンジ部材の回動に伴って捩るとともに、
上記第2、第3係合部が上記コイルばねの他端部と一端
部とからそれぞれ離れ、上記第1、第2ヒンジ部材が上
記中立位置から他方向へ回動する際には、上記第1、第
4係合部が上記コイルばねの一端部と他端部とからそれ
ぞれ離れるとともに、上記第2、第3係合部が上記コイ
ルばねの他端部と一端部とにそれぞれ係合して上記コイ
ルばねを上記第1、第2ヒンジ部材の回動に伴って捩る
ことが望ましい。
【0006】また、第2の発明は、上記の問題を解決す
るために、二つの物品のうちの一方の物品に他方の物品
の下端部を、他方の物品が上下に起立した直立位置から
正逆両方向へ回動し得るように、ほぼ水平な回動軸線を
中心として回動可能に連結するヒンジ装置であって、上
記二つの物品にそれぞれ固定される一対のヒンジ部材を
備え、一方のヒンジ部材には軸線を上記回動軸線と一致
させた支持孔が形成され、他方のヒンジ部材には上記支
持孔に回動可能に挿入される軸部が形成され、この軸部
の内部にその一端面からその長手方向に延びる収容孔が
形成されるとともに、上記軸部にその一端面から他端側
へ向かって延びる割溝が形成されることにより、上記軸
部が弾性的に拡縮径可能とされ、上記軸部の外周面と上
記支持孔の内周面との間に摩擦抵抗が発生するよう上記
軸部が弾性的に縮径した状態で上記支持孔に圧入され、
上記一対のヒンジ部材間には、上記直立位置から下方へ
回動した他方の物品を、これに固定されたヒンジ部材を
介して上記直立位置側へ付勢する付勢手段が設けられ、
上記他方の物品に作用する回動力のうち、他方の物品の
自重による回動力をFgとし、上記付勢手段の付勢力に
よる回動力をFsとし、上記摩擦抵抗に相当する回動力
をFfとしたとき、 |Fs−Fg|<Ff に設定されていることを特徴としている。
【0007】この場合、上記収容孔に上記付勢手段が収
容されていることが望ましく、上記付勢手段としてコイ
ルばねが用いられていることが望ましい。また、上記一
方のヒンジ部材には、第1、第2係合部が形成され、上
記他方のヒンジ部材には第3、第4係合部が形成され、
上記他方の物品が上記直立位置から一方向へ回動する際
には、上記第1、第4係合部が上記コイルばねの一端部
と他端部とにそれぞれ係合して上記コイルばねを上記他
方の物品の回動に伴って捩るとともに、上記第2、第3
係合部が上記コイルばねの他端部と一端部とからそれぞ
れ離れ、上記他方の物品が上記直立位置から他方向へ回
動する際には、上記第1、第4係合部が上記コイルばね
の一端部と他端部とからそれぞれ離れるとともに、上記
第2、第3係合部が上記コイルばねの他端部と一端部と
にそれぞれ係合して上記コイルばねを上記他方の物品の
回動に伴って捩ることが望ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図1〜図14を参照して説明する。まず、図1〜図
8に基づいてこの発明をノート型パソコンに用いられる
ヒンジ装置に適用した第1の実施の形態について説明す
ると、図7および図8に示すように、ノート型パソコン
Aは、キーボード(一方の物品)Bとディスプレー(他
方の物品)Cとを備えており、キーボードBの前端側の
左右両端部には、ディスプレーCの下部の左右両端部が
ヒンジ装置1,1により水平な回動軸線Lを中心として
回動可能に連結されている。ディスプレーCは、キーボ
ードBに対し上下に起立した図4に示す直立位置(中立
位置)から正逆方向へほぼ90°ずつを回動可能であ
り、直立位置から一方向(以下、開方向という。)へほ
ぼ90°回動すると、図5に示す全開位置に達し、直立
位置から他方向(以下、閉方向という。)へほぼ90°
回動すると、図6に示すようにキーボードBに突き当た
った折りたたみ位置に達する。
【0009】ヒンジ装置1は、図1〜図3、図7および
図8に示すように、ディスプレーCに固定された第1ヒ
ンジ部材(一方のヒンジ部材)2と、キーボードBに固
定された第2ヒンジ部材(他方のヒンジ部材)3と、第
1、第2ヒンジ部材2,3間に設けられたコイルばね
(付勢手段)4とを備えている。第1、第2ヒンジ部材
2,3は、ディスプレーCの回動に伴って相対回動する
が、この実施の形態ではキーボードBがほぼ水平状態に
維持され、ディスプレーCがキーボードBを基準として
回動するので、第1ヒンジ部材2が第2ヒンジ部材3に
対して回動するものとして説明を進める。
【0010】第1ヒンジ部材2は、取付部21と連結部
22とを有しており、連結部22にはこれを貫通する支
持孔23が形成されている。そして、第1ヒンジ部材2
は、支持孔23の軸線を回転軸線Lと一致させた状態
で、取付部21がビスTによってディスプレーCに固定
されている。
【0011】第2ヒンジ部材3は、断面円形の軸状をな
すものであるが、この実施の形態では第2ヒンジ部材3
の軸線上にその一端面から他端面まで延びる収容孔31
が形成されることにより、実質的には筒状をなしてい
る。第2ヒンジ部材3の周壁部には、その一端面から他
端側へ向って延びる割溝32が形成されている。この割
溝32の長さは、支持孔23より長くなっており、割溝
32が形成された一端部が軸部3Aになっている。第2
ヒンジ部材3の他端部が固定部3Bになっている。
【0012】軸部3Aは、割溝32が形成されることに
よって弾性的に拡縮径可能であり、弾性的に縮径した状
態で支持孔23に回動可能に挿入されている。つまり、
軸部3Aは、支持孔23に回動可能に圧入されている。
したがって、第2ヒンジ部材3は第1ヒンジ部材2に対
して回動可能ではあるが、軸部3Aの外周面と支持孔2
3の内周面との間には、第1、第2ヒンジ部材2,3間
の相対回動を阻止しようとする摩擦抵抗が発生する。
【0013】また、軸部3Aは、支持孔23を貫通して
おり、支持孔23から外部に突出した軸部3Aの両端部
には、切欠き部33,34がそれぞれ形成されている。
両切欠き部33,34は、割溝32から同一の周方向に
向って延びており、両切欠き部33,34の周方向の長
さは90°より若干長い程度の同一長さに設定されてい
る。
【0014】上記固定部3Bは、キーボードBの固定孔
Baに圧入されている。それによって、キーボードBと
第2ヒンジ部材3との間にガタが生じるのを防止してい
る。固定部3Bの周壁部には、第2ヒンジ部材3の他端
面から一端側へ向って延びる固定溝35,35が周方向
に180°離れて配置形成されている。各固定溝35,
35には、両端部がキーボードBに挿入されたスプリン
グピンPが挿通されている。これにより、第2ヒンジ部
材3がキーボードBに回動不能に固定されている。そし
て、上記のように、ヒンジ部材3の軸部3Aが第1ヒン
ジ部材2の支持孔23に回動可能に挿入されることによ
り、第1、第2ヒンジ部材2,3が回動可能に連結さ
れ、ひいてはキーボードBとディスプレーCとが回動可
能に連結されている。ここで、スプリングピンPの外径
は、固定溝35の幅より若干大きくなっており、スプリ
ングピンPは縮径した状態で固定溝35に挿入されてい
る。したがって、スプリングピンPの外周面は、固定溝
35の両側面に常時押圧接触している。これにより、キ
ーボードBと第2ヒンジ部材3との間に回動軸線Lを中
心とした周方向のガタが発生することが防止され、ひい
てはキーボードBとディスプレーCとの間に回転軸線L
を中心とする周方向のガタが発生することが防止されて
いる。
【0015】上記コイルばね4は、収容孔31に収容さ
れている。これにより、例えばコイルばね4を第2ヒン
ジ部材3と一列に並べて配置する場合に比して、ヒンジ
装置1全体の小型化が図られている。コイルばね4の外
径は、収容孔31より若干小径であり、収容孔31に回
動可能に収容されている。また、コイルばね4の全長
は、軸部3Aの全長とほぼ同一長さになっており、その
両端部は支持孔23から外部に突出している。
【0016】コイルばね4を構成する線材の両端部は、
コイルばね4の外周から外側に向かうように折り曲げら
れており、そこが当接部41,42になっている。各当
接部41、42は、それぞれ切欠き部33、34を通り
抜け、軸部3Aの外周から外側に突出している。したが
って、コイルばね4を収容孔31に収容する際には、当
接部42,43を割溝32に挿通することにより、コイ
ルばね4を収容孔31の一端部(図1において左端部)
から挿入することができる。なお、コイルばね4を収容
した第2ヒンジ部材3は、支持孔23の内周面にこれを
縦断するようにして形成された通し溝24に当接部42
を挿通することにより、コイルばね4と共に支持孔23
に挿入することができる。
【0017】コイルばね4は、ディスプレーCが直立位
置に回動しているときには、自然状態になっており、デ
ィスプレーCを回動付勢することはない。しかし、ディ
スプレーCが直立位置から開閉いずれかの方向へ回動す
ると、コイルばね4は、第1、第2ヒンジ部材2,3に
よって捩られ、ディスプレーCを直立位置側へ付勢す
る。しかも、コイルばね4は、ディスプレーCが直立位
置から開閉いずれの方向へ回動した場合であっても、巻
き込み方向に向って捩られるようになっている。
【0018】すなわち、図1〜図3に示すように、第1
ヒンジ部材2の連結部22の一端面(固定部3Bから離
れた端面)には第1係合部25が形成され、連結部22
の他端面には第2係合部26が形成されている。第1、
第2係合部25,26は、ディスプレーCが直立位置に
回動しているときには、当接部41,42にそれぞれほ
ぼ接している。しかるに、第1係合部25は、ディスプ
レーCが直立位置から開方向(図1(B),(C)およ
び図3の矢印X方向)へ回動すると、当接部41に突き
当たってこれを矢印X方向へ押圧移動させる。逆に、デ
ィスプレーCが中立位置から閉方向(矢印Y方向)へ回
動すると、当接部41から矢印Y方向へ離れる。一方、
第2係合部26は、ディスプレーCが直立位置から矢印
X方向へ回動すると、当接部42から矢印X方向へ離
れ、ディスプレーCが直立位置から矢印Y方向へ回動す
ると、当接部42に突き当たってこれを矢印Y方向へ押
圧移動させる。なお、切欠き部33,34の周方向の長
さは、ディスプレーCの直立位置から開閉方向への回動
に伴って当接部41,42が周方向へ移動させられると
き、その移動を許容するような長さに設定されている。
【0019】また、第2ヒンジ部材3の軸部3Aには、
第3、第4係合部36,37がそれぞれ形成されてい
る。第3係合部36は、切欠き部33に臨む軸部3Aの
周壁部のうち割溝32と対向する側部、つまり矢印X方
向を向く側部に形成されている。第4係合部37は、切
欠き部34に臨む軸部3Aの周壁部のうち割溝32側の
側部、つまり矢印Y方向を向く側部に形成されている。
第3、第4係合部36,37は、ディスプレーCが直立
位置に回動しているときには、第1、第2係合部25,
26と同様に、当接部41,42にそれぞれほぼ接して
いる。したがって、ディスプレーCが直立位置に位置し
ているときには、図4に示すように、全ての係合部2
5,26,36,37が当接部41,42にほぼ接して
いるだけであり、コイルばね4は捩られることなく、自
然状態になっている。よって、コイルばね4がディスプ
レーCを付勢することはない。
【0020】しかるに、ディスプレーCが直立位置から
矢印X方向へ回動すると、図5に示すように、当接部4
1が第1係合部25によって矢印X方向へ押圧移動させ
られ、それに追随して当接部42が矢印X方向へ移動し
ようとする。その結果、第3係合部36が当接部41に
対して相対的に矢印Y方向へ離れるが、第4係合部37
は当接部42に突き当たって矢印X方向への移動を阻止
する。したがって、ディスプレーCが直立位置から矢印
X方向へ回動すると、第1、第4係合部25,37によ
ってコイルばね4が捩られる。この実施の形態の場合、
コイルばね4の捩り方向は、コイルばね4を巻き込む方
向と同一方向になっている。
【0021】逆に、ディスプレーCが直立位置から矢印
Y方向へ回動すると、当接部42が第2係合部26によ
って矢印Y方向へ押圧移動させられ、それに追随して当
接部41が矢印Y方向へ移動しようとする。その結果、
第4係合部37が当接部42に対して相対的に矢印X方
向へ離れるが、第3係合部36は当接部41に突き当た
って矢印Y方向への移動を阻止する。したがって、ディ
スプレーCが直立位置から矢印Y方向へ回動すると、第
2、第3係合部26,36によってコイルばね4が捩ら
れる。この場合のコイルばね4の捩り方向も、コイルば
ね4の巻き込み方向である。
【0022】このように、ディスプレーCが直立位置か
ら回動するとコイルばね4が捩られる結果、コイルばね
4はディスプレーCを直立位置側へ戻すように回動付勢
する。ここで、コイルばね4の付勢力によってディスプ
レーCが受ける回動力をFsとし、ディスプレーCがそ
の自重によって受ける回動力をFgとし、支持孔23の
内周面と軸部3Aの外周面との間に作用する静止摩擦抵
抗に相当する回動力をFfとすると、ディスプレーCの
回動位置に拘わらず、 |Fs−Fg|<Ff … (1) が成立するように設定されている。したがって、ディス
プレーCは折りたたみ位置と開位置との間の任意の位置
において停止させることができる。
【0023】上記構成のヒンジ装置1においては、ディ
スプレーCが直立位置から折りたたみ位置側または開位
置側へ回動したとき、コイルばね4がディスプレーCを
直立位置側へ付勢しており、コイルばね4の付勢力によ
る回動力とディスプレーCの自重による回動力とが互い
に打ち消し合うように作用する。したがって、支持孔2
3の内周面と軸部3Aの外周面との間の摩擦抵抗を小さ
くすることができる。特に、この実施の形態では、ディ
スプレーCが折りたたみ位置または開位置に近づくにし
たがって自重による回動力が大きくなるが、コイルばね
4の付勢力も同様に大きくなる。したがって、自重によ
る回動力と付勢力による回動力とのディスプレーCの回
動に伴う変動を小さくすることができる。したがって、
支持孔23の内周面と軸部3Aの外周面との間の摩擦抵
抗をさらに小さくすることができる。よって、ディスプ
レーCを小さな力で軽く開閉回動させることができる。
したがって、ディスプレーCを折りたたみ位置から直立
位置側へ回動させるときに、キーボードBがディスプレ
ーCと一緒に回動してしまうような事態を確実に防止す
ることができる。
【0024】また、ディスプレーCが直立位置から折り
たたみ位置と開位置とのいずれの位置側へ回動する場合
であっても、コイルばね4が同一方向(この実施の形態
の場合巻き込み方向)に捩られるので、コイルばね4の
変形量を小さくすることができる。したがって、コイル
ばね4が疲労によって折れるのを防止することができ、
それによってヒンジ装置1の寿命を長くすることができ
る。ちなみに、ディスプレーCが直立位置から正逆方向
へ回動したときにコイルばねが互いに異なる方向に捩ら
れるようになっていると、コイルばねの変形量が同一方
向に捩られる場合の2倍になるため、疲労破壊し易い。
【0025】次に、この発明の他の実施の形態について
説明する。なお、以下の実施の形態においては、上記第
1の実施の形態と異なる構成についてのみ説明し、同様
な部分には同一符合を付してその説明を省略する。
【0026】図9は、この発明の第2の実施の形態を示
す分解斜視図であり、この実施の形態のヒンジ装置1A
においては、コイルばね4の巻回方向が上記の実施の形
態のコイルばね4の巻回方向と逆方向になっている。し
たがって、このヒンジ装置1Aでは、ディスプレーCが
直立位置から開閉方向へ回動すると、コイルばね4が巻
き戻し方向に捩られる。
【0027】図10および図11は、この発明の第3の
実施の形態を示すものであり、この実施の形態のヒンジ
装置1Bにおいては、第1〜第4係合部25、26,3
6,37が設けられておらず、コイルばね4の一方の当
接部41は、第1ヒンジ部材2の通し溝24に回動軸線
Lを中心とする周方向へ移動不能に挿入されている。し
かも、当接部41は、第2ヒンジ部材3の収容孔31か
らその軸線方向へ向って外部に突出している。したがっ
て、当接部41は、第2ヒンジ部材3に対して回動変位
可能になっている。他方の当接部42は、割溝32の両
側面に形成された一対の突片38,38によって回動軸
線Lを中心とする周方向へ回動変位不能に位置決めされ
ている。したがって、この実施の形態では、ディスプレ
ーCが直立位置から開位置側へ回動する際にはコイルば
ね4が巻き込み方向に捩られ、ディスプレーCが直立位
置から折りたたみ位置側へ回動する際にはコイルばね4
が巻き戻し方向に捩られる。なお、この実施の形態で
は、二つの固定溝35,35のうちの一方は、割溝32
と一直線上に配置され、割溝32に連通している。
【0028】図12および図13は、この発明の第4の
実施の形態を示すものであり、この実施の形態のヒンジ
装置1Cにおいては、第1ヒンジ部材2およびコイルば
ね4がそれぞれ二つずつ用いられている。二つの第1ヒ
ンジ部材2,2は、それぞれの支持孔23,23の軸線
を回動軸線Lと一致させ、かつ回動軸線L方向に互いに
ほぼ接するようにしてディスプレーCに固定されてい
る。また、二つのコイルばね4,4は、第2ヒンジ部材
3の収容孔31に一列に並んで挿入されており、第2ヒ
ンジ部材3には、二つのコイルばね4,4の各係合部4
1,42のために、切欠き部33,34が二組軸線方向
に離れて配置形成されている。勿論、各切欠き部33,
34には、第3、第4係合部36,37がそれぞれ形成
されている。この実施の形態においては、二つのヒンジ
部材2,2および二つのコイルばね4,4を用いている
ので、ディスプレーCに対する摩擦抵抗および付勢力を
大きくすることができる。したがって、ディスプレーC
が大型である場合に用いるのに好適である。
【0029】図14は、この発明の第5の実施の形態を
示す。この実施の形態は、図10および図11に示す実
施の形態を変形したものであり、この実施の形態では、
図10および図11に示す実施の形態の第1ヒンジ部材
2およびコイルばね4が二つずつ用いられている。固定
部3Bから遠い側の第1ヒンジ部材2およびコイルばね
4は、図10および図11に示すヒンジ装置1Aと同様
であるが、固定部3Bに近いコイルばね4の当接部41
は、一対の突片38,38によって回動軸線L周りの回
動変位が阻止され、当接部42は他方の第1ヒンジ部材
2の通し溝24に挿入さるることにより、回動軸線L周
りの回動変位が阻止されている。そして、この当接部4
2の第2ヒンジ部材3に対する回動変位を許容するため
に、軸部3Aの固定部3B側の端部には、周方向に18
0°より若干長い長さを有する切欠き部39が形成され
ている。
【0030】なお、この発明は、上記の実施の形態限定
されるものでなく、適宜変更可能である。例えば、上記
の実施の形態においては、第2ヒンジ部材3全体を軸状
に形成しているが、第2ヒンジ部材3の一部に上記第1
ヒンジ部材2の取付部21と同様の取付部を形成すると
ともに、第2ヒンジ部材3の他部に軸部を形成し、取付
部をキーボードBに固定する一方、軸部を支持孔23に
挿入してもよい。その場合には、軸部にその軸線上を先
端面から内部に向って延びる収容孔を形成するととも
に、割溝を形成すればよい。
【0031】また、上記の実施の形態においては、ディ
スプレーCが直立位置から開方向へ回動し始めるとほぼ
同時に、第1、第4係合部25,37が当接部41,4
2にそれぞれ突き当たり、ディスプレーCが直立位置か
ら閉方向へ回動し始めるとほぼ同時に、第2、第3係合
部が当接部42,41それぞれ突き当たるように構成さ
れているが、ディスプレーCが直立位置からそれぞれ所
定角度だけ開閉方向へ回動した後に、第1、第4係合部
25,37が当接部41,42にそれぞれ突き当たり、
第2、第3係合部26,36が当接部42,41にそれ
ぞれ突き当たるようにしてもよい。このようにすると、
ディスプレーCが開閉方向へ所定角度だけ回動してから
コイルばね4が捩られるので、コイルばね4はディスプ
レーCを所定角度回動後にのみ直立位置側へ回動付勢す
ることになる。
【0032】さらに、上記の実施の形態においては、式
(1)が常時成立するように設定されているが、コイル
ばね4のばね定数等を適宜に選択することにより、折り
たたみ位置およびその近傍、例えば折りたたみ位置から
直立位置側へ10°程度の範囲においては、Fs−Fg
>Ffが成立するようにしてもよい。その場合には、キ
ーボードBとディスプレーCとの間にディスプレーCを
折りたたみ位置に係脱可能に係止する係止機構を設ける
のが望ましい。そのようにすれば、係止機構を解除する
ことにより、ディスプレーCを折りたたみ位置から自動
的に10°程度回動させることができので、その後ディ
スプレーCを手動で容易に開回動させることができるか
らである。なお、式(1)が常時成立する場合であって
も、キーボードBとディスプレーCとの間に、コイルば
ね4とは別の付勢手段を設け、その付勢手段によってデ
ィスプレーCを折りたたみ位置から10°程度回動させ
るようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、一方の物品に下端部が回動可能に連結された他方の
物品を摩擦抵抗によって停止させることができるのは勿
論のこと、直立位置(中立位置)から正逆方向に回動し
た他方の物品を直立位置側へ小さな力で軽く回動させる
ことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態を示す図であっ
て、図1(A)は第1ヒンジ部材の支持孔の軸線を含む
断面における正断面図、図1(B)、(C)はそれぞれ
図1(A)のB−B線、C−C線に沿う断面図である。
【図2】同第1の実施の形態を示す図であって、図2
(A)はその正面図、図2(B)はその平面図、図2
(C)、(E)はそれぞれ図2(A)のC、E矢視図、
図2(D)は図2(A)のD−D線に沿う断面図であ
る。
【図3】同第1の実施の形態の分解斜視図である。
【図4】この発明のヒンジ装置が用いられたノート型パ
ソコンを、そのディスプレーを直立位置に回動させた状
態で示す図であって、図4(A)はその側面図、図4
(B)、(C)はそれぞれ図2(C)、(E)と同様の
図である。
【図5】同パソコンのディスプレーを開位置に回動させ
た状態で示す図であって、図5(A)はその側面図、図
5(B)、(C)はそれぞれ図2(C)、(E)と同様
の図である。
【図6】同パソコンのディスプレーを折りたたみ位置に
回動させた状態で示す図であって、図6(A)はその側
面図、図6(B)、(C)はそれぞれ図2(C)、
(E)と同様の図である。
【図7】同パソコンのディスプレーを直立位置に回動さ
せた状態で示す一部省略、一部切欠き正面図である。
【図8】図7のX−X線に沿う断面図である。
【図9】この発明の第2の実施の形態を示す分解斜視図
である。
【図10】この発明の第3の実施の形態を示す図であっ
て、図10(A)はその正面図、図10(B)はその平
面図、図10(C)、(D)はそれぞれ図10(A)の
C矢視、D矢視図である。
【図11】同第3の実施の形態の分解斜視図である。
【図12】この発明の第4の実施の形態を示す図であっ
て、図12(A)はその正面図、図12(B)はその平
面図、図12(C)、(D)はそれぞれ図12(A)の
C矢視、D矢視図である。
【図13】同、第4の実施の形態の分解斜視図である。
【図14】この発明の第5の実施の形態の分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
B キーボード(一方の物品) C ディスプレー(他方の物品) 1 ヒンジ装置 1A ヒンジ装置 1B ヒンジ装置 1C ヒンジ装置 2 第1ヒンジ部材(一方のヒンジ部材) 3 第2ヒンジ部材(他方のヒンジ部材) 3A 軸部 4 コイルばね(付勢手段) 23 支持孔 25 第1係合部 26 第2係合部 36 第3係合部 37 第4係合部 31 収容孔 41 当接部 42 当接部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実公 平4−38059(JP,Y2) 実公 平5−26215(JP,Y2) 特許2909664(JP,B2) 特許2558498(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05F 1/00 E05F 3/00 F16C 11/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持孔を有する第1ヒンジ部材と、軸部
    を有し、この軸部が上記支持孔に回動可能に挿入される
    ことによって上記第1ヒンジ部材に回動可能に連結され
    た第2ヒンジ部材と、上記第1ヒンジ部材と上記第2ヒ
    ンジ部材との間に設けられた付勢手段とを備え、上記軸
    部の内部にその一端面からその長手方向に延びる収容孔
    が形成されるとともに、上記軸部にその一端面から他端
    側へ向かって延びる割溝が形成されることにより、上記
    軸部が弾性的に拡縮径可能とされ、上記軸部の外周面と
    上記支持孔の内周面との間に摩擦抵抗が発生するよう上
    記軸部が弾性的に縮径した状態で上記支持孔に圧入さ
    れ、上記第1、第2ヒンジ部材が中立位置から正逆方向
    へ回動すると、上記付勢手段が上記第1および第2ヒン
    ジ部材を上記中立位置側へ付勢することを特徴とするヒ
    ンジ装置。
  2. 【請求項2】 上記収容孔に上記付勢手段が収容されて
    いることを特徴とする請求項1に記載のヒンジ装置。
  3. 【請求項3】 上記付勢手段としてコイルばねが用いら
    れていることを特徴とする請求項2に記載のヒンジ装
    置。
  4. 【請求項4】 上記第1ヒンジ部材には第1、第2係合
    部が形成され、上記第2ヒンジ部材には第3、第4係合
    部が形成され、上記第1、第2ヒンジ部材が上記中立位
    置から一方向へ回動する際には、上記第1、第4係合部
    が上記コイルばねの一端部と他端部とにそれぞれ係合し
    て上記コイルばねを上記第1、第2ヒンジ部材の回動に
    伴って捩るとともに、上記第2、第3係合部が上記コイ
    ルばねの他端部と一端部とからそれぞれ離れ、上記第
    1、第2ヒンジ部材が上記中立位置から他方向へ回動す
    る際には、上記第1、第4係合部が上記コイルばねの一
    端部と他端部とからそれぞれ離れるとともに、上記第
    2、第3係合部が上記コイルばねの他端部と一端部とに
    それぞれ係合して上記コイルばねを上記第1、第2ヒン
    ジ部材の回動に伴って捩ることを特徴とする請求項3に
    記載のヒンジ装置。
  5. 【請求項5】 二つの物品のうちの一方の物品に他方の
    物品の下端部を、他方の物品が上下に起立した直立位置
    から正逆両方向へ回動し得るように、ほぼ水平な回動軸
    線を中心として回動可能に連結するヒンジ装置であっ
    て、 上記二つの物品にそれぞれ固定される一対のヒンジ部材
    を備え、一方のヒンジ部材には軸線を上記回動軸線と一
    致させた支持孔が形成され、他方のヒンジ部材には上記
    支持孔に回動可能に挿入される軸部が形成され、この軸
    部の内部にその一端面からその長手方向に延びる収容孔
    が形成されるとともに、上記軸部にその一端面から他端
    側へ向かって延びる割溝が形成されることにより、上記
    軸部が弾性的に拡縮径可能とされ、上記軸部の外周面と
    上記支持孔の内周面との間に摩擦抵抗が発生するよう上
    記軸部が弾性的に縮径した状態で上記支持孔に圧入さ
    れ、上記一対のヒンジ部材間には、上記直立位置から下
    方へ回動した他方の物品を、これに固定されたヒンジ部
    材を介して上記直立位置側へ付勢する付勢手段が設けら
    れ、上記他方の物品に作用する回動力のうち、他方の物
    品の自重による回動力をFgとし、上記付勢手段の付勢
    力による回動力をFsとし、上記摩擦抵抗に相当する回
    動力をFfとしたとき、 |Fs−Fg|<Ff に設定されていることを特徴とするヒンジ装置。
  6. 【請求項6】 上記収容孔に上記付勢手段が収容されて
    いることを特徴とする請求項5に記載のヒンジ装置。
  7. 【請求項7】 上記付勢手段としてコイルばねが用いら
    れていることを特徴とする請求項6に記載のヒンジ装
    置。
  8. 【請求項8】 上記一方のヒンジ部材には第1、第2係
    合部が形成され、上記他方のヒンジ部材には第3、第4
    係合部が形成され、上記他方の物品が上記直立位置から
    一方向へ回動する際には、上記第1、第4係合部が上記
    コイルばねの一端部と他端部とにそれぞれ係合して上記
    コイルばねを上記他方の物品の回動に伴って捩るととも
    に、上記第2、第3係合部が上記コイルばねの他端部と
    一端部とからそれぞれ離れ、上記他方の物品が上記直立
    位置から他方向へ回動する際には、上記第1、第4係合
    部が上記コイルばねの一端部と他端部とからそれぞれ離
    れるとともに、上記第2、第3係合部が上記コイルばね
    の他端部と一端部とにそれぞれ係合して上記コイルばね
    を上記他方の物品の回動に伴って捩ることを特徴とする
    請求項7に記載のヒンジ装置。
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