JP7355347B2 - トルク構造 - Google Patents

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Description

本発明は、トルク構造に関する。
従来のトルク構造(例えば、特許文献1)には、以下(1)及び(2)の短所があった。
(1)複数の固定部材が固定部及び固定座に取付けられ、この分野で一般に用いられている固定部材はピン状又は球体状であり、もし固定部材が図2に示すようなピン状である場合、固定部材は、外力により固定部及び固定座に取付けなければ、三者間を密着させることはできなかった。第2の本体と固定座との間には相対誤差が無く、ねじ軸の回転によりトルク調整を確実に行うことができる点が長所であるが、例えば、油圧組立などの外力により固定部材に組立てるには、他の装置を使用するとコストがかかる上、装置を購入しなければならないという欠点があった。もし固定部材が球体状である場合、固定部及び固定座の孔が固定部材の外直径より略大きいと、三者間は互いに遊嵌可能となる。そのため固定部材を固定部及び固定座の孔に直接挿入するだけで、外力を用いなくても組み合わせることができるという長所があった。しかし、第2の本体と固定座とを組み合わせると誤差が発生し、ねじ軸を回転させるときに調整トルクに誤差が生じるというもう一つの欠点もあり、固定部材がピン又は球体を使用したとしてもそれぞれに欠点があった。
(2)ねじ軸と固定座とを組み合わせて第2の本体内に収容し、固定部材を固定部及び固定座上に設置する場合、両手で2つの固定部材を抑えなければ、第2の本体及び固定座を第3の本体と組み合わせることは困難であり、組み合わせるのに両手を使用しなければならなかったため面倒であり、もし固定部材が3個である場合、固定部材の組立はさらに面倒となった。
米国特許第6463834B2号明細書
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態によれば、第1の本体、第2の本体、弾性部材及びロック群を備えた、トルク構造であって、前記第1の本体の内部には、収容槽が形成され、前記第2の本体は、第1の本体と組み合わされ、一部が収容槽内に収容され、第2の本体は、駆動部を有し、第2の本体は、複数の第1の固定部を有し、第1の固定部は、円形穿孔であり、第1の固定部は、収容槽内に隠され、第1の固定部は、第2の本体の開口近くに設けられ、第1の固定部は、駆動部から離れて設けられ、複数の第1の固定部は、第2の本体を軸心として環状に配列され、第2の本体の開口部には、第1の端面が設けられ、第1の端面は平面状を呈し、前記弾性部材は、収容されると、第2の本体内に付勢力を作用させ、弾性部材の一端は、第2の本体内に付勢力を作用させ、第2の本体と第1の本体との間にトルクトリップ機能を発生させ、前記ロック群は、第2の本体と組み合わされ、ロック群は、第2の本体に対して変位も回転もせず、ロック群は、収容槽内に収容されるとともに、ロック部材と、複数の固定部材と、複数の第1の球体と、第1のパッキンと、を有し、ロック部材は、第2の本体の端部と組み合わされ、ロック部材は、収容槽内に隠され、ロック部材は、第2の本体に対して変位も回転もせず、ロック部材は、駆動部から離れて位置し、ロック部材内には、第1の枢着部が設けられ、第1の枢着部は、ロック部材に挿設され、第1の枢着部は、円槽状を呈するか、第1の枢着部内にねじ部が設けられ、ロック部材は、複数の第2の固定部を有し、各第2の固定部は、第1の固定部に対して対向状に設置され、第2の固定部は円孔状を呈するか、段差円孔状を呈し、第2の固定部の数は、第1の固定部の数に等しく、ロック部材の一端は複数の位置決め溝を有し、複数の位置決め溝は、第2の本体から突出されて露出し、複数の位置決め溝は、ロック部材の軸心により環状に配列され、位置決め溝の数は、10個、12個又は20個であり、各位置決め溝は、凹弧面溝であり、ロック部材の端部には、球収容槽が形成され、球収容槽は、第1の枢着部の一端の開口部近くに形成され、球収容槽は、凹状環槽を呈し、球収容槽は、第2の本体内に隠され、ロック部材は、第1の周面及び第2の周面を有し、第1の周面は、第2の本体内に隠され、第2の周面は、第2の本体から突出されて露出し、第2の固定部は、第1の周面に設けられ、位置決め溝は、第2の周面に設けられ、第2の周面の外径は、第1の周面の外径より大きく、第2の周面の両端には、第2の端面及び第3の端面が設けられ、第2の端面は、第1の端面に対して対向状に設置され、第2の端面と第1の端面との間には、僅かな間隔が設けられ、第2の端面は、複数の第2の固定部と複数の位置決め溝との間に設けられ、第2の端面は、平面状を呈し、第3の端面は、平面状を呈し、位置決め溝は、第2の端面及び第3の端面と連通し、位置決め溝の長さは、第2の周面の長さに等しく、位置決め溝の長手方向は、第2の周面の長手方向に等しく、第2の周面の外径は、収容槽の内径より僅かに小さく、第2の周面の外径は、第2の本体の外径より僅かに大きいか第2の本体の外径に等しく、固定部材が第1の固定部及び第2の固定部と組み合わされると、ロック部材が第2の本体と組み合わされ、固定部材の数は、第1の固定部及び第2の固定部の数に等しく、固定部材は、球体状又はピン状を呈し、第1の固定部、第2の固定部及び固定部材間は互いに遊嵌可能に構成され、複数の第1の球体は、球収容槽に収容され、各第1の球体は、球収容槽で自然に転動可能であり、第1の球体は、円体状、球体状又はピン状を呈し、第1のパッキンは、ロック部材上に嵌合されるとともに、弾性を有し、第1のパッキンは、第1の端面と第2の端面との間に付勢力を作用させると、第2の本体とロック部材とを押し開き、第1のパッキンは、ロック部材、固定部材及び第2の本体間の間隙を減らし得て、第1のパッキンはリング状を呈するか、波状の円環状を呈して弾性を有するか、ばね構造からなり、第1の固定部の直径は、第1の直径であり、第2の固定部の直径は、第2の直径であり、固定部材の直径は、第3の直径であり、第1の直径は、第2の直径に略等しく、第3の直径の長さは、第1の直径及び第2の直径より小さく、第1の固定部、第2の固定部及び固定部材間は互いに遊嵌可能に構成され、第1の固定部は、第1の面部を有し、第2の固定部は、第2の面部を有し、第1のパッキンの弾性作用を受けて第2の本体が駆動部に向かって僅かに変移されるか、ロック部材がさらに外方に変位し、第2の本体とロック部材とが押し開かれ、固定部材が第1の面部及び第2の面部上に当接され、固定部材は、第1の面部と第2の面部との間に係合され、第2の本体とロック部材との間の間隙が無くなり、密着状態となることを特徴とする、トルク構造が提供される。
本発明の第1実施形態に係るトルク構造を示す分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るトルク構造の一部部材を示す分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るトルク構造のロック群を示す分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るトルク構造の一部部材を示す組立斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るトルク構造の一部部材を示す側面図である。 図5の線A-Aに沿った断面図である。 図6のB部分の拡大図である。 本発明の第2実施形態に係るトルク構造の一部部材を示す組立斜視図である。 本発明の第3実施形態に係るトルク構造の一部部材を示す分解斜視図である。 本発明の第4実施形態に係るトルク構造のロック群を示す分解斜視図である。 本発明の第5実施形態に係るトルク構造のロック群を示す分解斜視図である。 本発明の第6実施形態に係るトルク構造の一部部材を示す分解斜視図である。
図1~図3を参照する。図1~図3に示すように、本発明の第1実施形態に係るトルク構造は、少なくとも第1の本体10、第2の本体20、弾性部材28及びロック群30から構成されてなる。
第1の本体10を回転させると、トルク構造のトルク値を調整することができる。第1の本体10は手で把持することができる。第1の本体10の内部には、収容槽11が形成される。収容槽11は、第1の本体10に完全に貫通されてもされなくても良い。収容槽11は、中空状の円槽である。
図2を併せて参照する。図2に示すように、第2の本体20は、円杆体を呈する。第2の本体20は、第1の本体10と組み合わされるか、第1の本体10に枢着されるか、第1の本体10に固着される。第2の本体20は、一部が収容槽11内に収容される。第2の本体20は、表示群を有する。表示群は、変位機能を有してトルク構造のトルク値を表示する。第2の本体20は、駆動部21を有する。駆動部21は、第2の本体20の一端と組み合わされる。駆動部21は、第1の本体10から外部に露出される。駆動部21は、四角形の頭部を有するラチェットレンチ構造、メガネレンチ構造又は開口スパナ構造である。第2の本体20は、複数の第1の固定部23を有する。第1の固定部23は、円形穿孔である。第1の固定部23は、収容槽11内に隠される。第1の固定部23は、第2の本体20の開口近くに設けられる。第1の固定部23は、駆動部21から離れて設けられる。複数の第1の固定部23は、第2の本体20を軸心として環状に配列される。第1の固定部23の数は2つである。2つの第1の固定部23は、対称的に配置される。第2の本体20の外周面には、第1の環溝24が周設される。第1の環溝24は、複数の第1の固定部23と連通する。第1の環溝24は、第1の固定部23の一側に位置する。第1の環溝24は、凹弧状環溝である。第2の本体20の開口部には、第1の端面25が設けられる。第1の端面25は平面状を呈する。
弾性部材28は、収容されると、第2の本体20内に付勢力を作用させる。弾性部材28の一端は、第2の本体20内のトリップ制御部材上に付勢力を作用させ、第2の本体20と第1の本体10との間にトルクトリップ機能を発生させる。弾性部材28は、ばね構造である。
図3を併せて参照する。図3に示すように、ロック群30は、第2の本体20と組み合わされる。ロック群30は、第2の本体20に対して変位も回転もしない。ロック群30は、収容槽11内に収容されるとともに、ロック部材31と、複数の固定部材32と、複数の第1の球体33と、第1のパッキン34と、を含む。
ロック部材31は、第2の本体20の端部と組み合わされる。ロック部材31は、収容槽11内に隠される。ロック部材31は、第2の本体20に対して変位も回転することもない。ロック部材31は、駆動部21から離れて位置する。ロック部材31内には、第1の枢着部311が設けられる。第1の枢着部311は、ロック部材31に挿設される。第1の枢着部311は、円槽状を呈するか、第1の枢着部311内にねじ部が設けられている点がトルク構造の基本構造原理と異なる。ロック部材31は、複数の第2の固定部312を有する。各第2の固定部312は、第1の固定部23に対して対向状に設置される。第2の固定部312は円孔状を呈するか、段差円孔状を呈する。第2の固定部312の数は、第1の固定部23の数に等しい。ロック部材31の一端は複数の位置決め溝313を有する。複数の位置決め溝313は、第2の本体20から突出して露出する。複数の位置決め溝313は、ロック部材31の軸心により環状に配列される。位置決め溝313の数は、10個、12個又は20個である。各位置決め溝313は、凹弧面溝である。ロック部材31の端部には、球収容槽314が形成される。球収容槽314は、第1の枢着部311の一端の開口部近くに形成される。球収容槽314は、位置決め溝313から離れて形成される。球収容槽314は、凹状環槽を呈する。球収容槽314は、第2の本体20内に隠される。ロック部材31は、第1の周面316及び第2の周面317を有する。第1の周面316は、第2の本体20内に隠される。第2の周面317は、第2の本体20から突出されて露出する。第2の固定部312は、第1の周面316に設けられる。位置決め溝313は、第2の周面317に設けられる。第2の周面317の外径は、第1の周面316の外径より大きく、第2の周面317の両端には、第2の端面318及び第3の端面319が設けられる。第2の端面318は、第1の端面25に対して対向状に設置される。第2の端面318と第1の端面25との間には、間隔が設けられる。第2の端面318は、複数の第2の固定部312と複数の位置決め溝313との間に設けられる。第2の端面318は、平面状を呈する。第3の端面319は、平面状を呈する。位置決め溝313は、第2の端面318及び第3の端面319と連通する。位置決め溝313の長さは、第2の周面317の長さに等しい。位置決め溝313の長手方向は、第2の周面317の長手方向に等しい。第2の周面317の外径は、収容槽11の内径より略小さい。第2の周面317の外径は、第2の本体20の外径より僅かに大きいか第2の本体20の外径に等しい。
固定部材32が第1の固定部23及び第2の固定部312と組み合わされると、ロック部材31が第2の本体20と組み合わされる。固定部材32の数は、第1の固定部23及び第2の固定部312の数に等しい。固定部材32は、球体状又はピン状を呈する。
第1の固定部23、第2の固定部312及び固定部材32間は互いに遊嵌可能に構成される。
複数の第1の球体33は、球収容槽314に収容される。各第1の球体33は、球収容槽314で自然に転動可能である。第1の球体33は、円体状、球体状又はピン状を呈する。
第1のパッキン34は、ロック部材31上に嵌合される。第1のパッキン34は、弾性又は弾性に類似したものを有する部材である。第1のパッキン34は、第1の端面25と第2の端面318との間に付勢力を作用させると、第2の本体20とロック部材31とを押し開く。第1のパッキン34は、ロック部材31と第2の本体20との間の間隙を減らし得る。第1のパッキン34はリング状を呈する。
図7を併せて参照する。図7に示すように、第1の固定部23の直径は、第1の直径51である。第2の固定部312の直径は、第2の直径52である。固定部材32の直径は、第3の直径53である。第1の直径51は、第2の直径52に略等しい。第3の直径53の長さは、第1の直径51及び第2の直径52より小さい。第1の固定部23、第2の固定部312及び固定部材32間は互いに遊嵌可能に構成される。第1の固定部23は、第1の面部54を有する。第2の固定部312は、第2の面部55を有する。第1のパッキン34の弾性作用を受けて第2の本体20が駆動部21に向かって僅かに変移するか、ロック部材31が外方に変位する。第2の本体20とロック部材31とが押し開かれ、固定部材32が第1の面部54及び第2の面部55上に当接される(図7を参照する)。固定部材32は、第1の面部54と第2の面部55との間に係合され、第2の本体20とロック部材31との間の間隙が無くなり、密着状態となる。
第1のリング40は、第1の環溝24と組み合わされる。第1のリング40は、複数の固定部材32上に押し当てられ、各固定部材32は各第1の固定部23から外れないようにされる。第1のリング40は、第1の本体10、第2の本体20及び固定部材32間に当接される。第1のリング40は、金属製の円環状を呈する。第1のリング40は、内係合弾性を僅かに有する。
図4を併せて参照する。図4に示すように、駆動部21は、第2の本体20の一端に取り付けられる。弾性部材28は、第2の本体20内に収容される。ロック群30は、第2の本体20の他端に組み立てられる。第2の端面318は、第1の端面25に対して対向状に設置される。複数の固定部材32が第1の固定部23及び第2の固定部312と組み合わされ、ロック群30は、第2の本体20に対して変位も回転もしない。第1のリング40は、第1の環溝24に係合される。第1のリング40は、複数の固定部材32上に押し当てられる。
図5~図7を併せて参照する。図5~図7に示すように、固定部材32は、第1の面部54と第2の面部55との間に係合される。第1のリング40は、複数の固定部材32上に押し当てられる。固定部材32は、第1のリング40、第1の面部54及び第2の面部55により拘束され、第1の固定部23及び第2の固定部312から外れることを防ぐ。
図8を併せて参照する。図8に示すように、複数の位置決め溝313の長さは2倍でああってもよいし、任意の長さでもよい。一般に、第1の本体10は、第2の本体20に対して変位してもよい。
図9を併せて参照する。図9に示すように、第2の本体20は、第1の環溝24及び第1のリング40を備えていなくてもよい。
図10を併せて参照する。図10に示すように、第1のパッキン34は、波状の円環状を呈し、弾性を有してもよい。
図11を併せて参照する。図11に示すように、第1のパッキン34は、ばね構造又はばねに類似した構造で、弾性を有してもよい。
図12を併せて参照する。図12に示すように、第2の本体20は、間隔をあけて配列した複数の目盛を有してもよい。ロック群30は、複数の位置決め溝313を有さなくてもよい。一般に、第1の本体10は、第2の本体20に対して回転すると変位するため、駆動構造のトルクレンチの構造として利用してもよい。
本発明に係るトルク構造は、以下(1)~(5)の長所を有する。
(1)第1の固定部23、第2の固定部312及び固定部材32間は互いに遊嵌可能に構成されるため、複数の固定部材32を容易に組立てることができる。第1のパッキン34は、第1の端面25と第2の端面318との間に付勢力を発生させ、第1のパッキン34の弾性作用を受け、第2の本体20とロック部材31とを押し開き、固定部材32を第1の面部54及び第2の面部55上に当接させる。固定部材32は、第1の面部54と第2の面部55との間に係合され、第2の本体20とロック部材31との間の間隙が無い密着状態となり、第1のパッキン34の弾性作用下で、トルク構造は、組立てが容易な上に隙間を無くすことができるという二重の効果を有する。
(2)固定部材32を組立てた後、第1のリング40を第1の環溝24上に組立てる。固定部材32は、第1のリング40により拘束されるため第1の固定部23及び第2の固定部312から外れることがない上、第2の本体20、ロック群30及び複数の固定部材32を容易に収容槽11内に組立てることができる。
(3)第1のリング40は、第2の本体20及び固定部材32上に係合される。固定部材32は、第1のリング40により外れないように拘束されている。第1のリング40は、固定部材32を拘束する。
(4)ロック部材31は、一部品を構成する。ロック部材31は、加工コストが少ないという長所を有し、射出成形工法により直接、第2の固定部312が穿設されてもよい。
(5)ロック群30の第1のパッキン34は、第2の本体20を駆動部21に向かって押動し、第1の面部54を固定部材32上に当接させる。固定部材32は、第1の面部54と第2の面部55との間に係合されてもよい。第1のリング40は、複数の固定部材32上に押し当てられる。固定部材32は、第1のリング40、第1の面部54及び第2の面部55により拘束され、第1の固定部23及び第2の固定部312から外れることを防ぐことができるため、第2の本体20とロック群30とが好ましい組立構造を有する。
10 第1の本体
11 収容槽
20 第2の本体
21 駆動部
23 第1の固定部
24 第1の環溝
25 第1の端面
28 弾性部材
30 ロック群
31 ロック部材
32 固定部材
33 第1の球体
34 第1のパッキン
40 第1のリング
51 第1の直径
52 第2の直径
53 第3の直径
54 第1の面部
55 第2の面部
311 第1の枢着部
312 第2の固定部
313 位置決め溝
314 球収容槽
316 第1の周面
317 第2の周面
318 第2の端面
319 第3の端面

Claims (5)

  1. 第1の本体(10)、第2の本体(20)、弾性部材(28)及びロック群(30)を備え
    前記第2の本体(20)の駆動部(21)から対象物に掛けるトルクを調整できるレンチのトルク構造であって、
    前記第1の本体(10)を手で把持して、手で前記第1の本体(10)を前記第2の本体(20)に対して相対的に回転させる回転操作によって前記駆動部(21)から対象物に掛かるトルクが調整され、前記第1の本体(10)を前記第2の本体と一体的に回転させる回転操作によって前記第2の本体(20)の前記駆動部(21)も回転して対象物にトルクが掛かるものであり、
    前記第1の本体(10)の内部には、収容槽(11)が形成され、
    前記第2の本体(20)は、前記第1の本体(10)と組み合わされ、一部が前記収容槽(11)内に収容され、
    前記第2の本体(20)は、前記駆動部(21)を有し、
    前記第2の本体(20)は、複数の第1の固定部(23)を有し、前記第1の固定部(23)は、円形穿孔であり、前記第1の固定部(23)は、前記収容槽(11)内に隠され、前記第1の固定部(23)は、前記第2の本体(20)の開口近くに設けられ、前記第1の固定部(23)は、前記駆動部(21)から離れて設けられ、前記複数の第1の固定部(23)は、前記第2の本体(20)を軸心として環状に配列され、
    前記第2の本体(20)の開口部には、第1の端面(25)が設けられ、前記第1の端面(25)は平面状を呈し、
    前記弾性部材(28)は、前記第2の本体(20)に設けられていて、前記第1の本体(10)を手で把持して、手で前記第1の本体(10)を前記第2の本体(20)に対して相対的に回転させる回転操作に連動して当該弾性部材(28)から前記駆動部(21)に掛かる付勢力が調整され、
    前記ロック群(30)は、前記第2の本体(20)と組み合わされ、前記ロック群(30)は、前記第2の本体(20)に対して変位も回転もせず、
    前記ロック群(30)は、前記収容槽(11)内に収容されるとともに、ロック部材(31)と、複数の固定部材(32)と、複数の第1の球体(33)と、第1のパッキン(34)と、を有し、
    前記ロック部材(31)は、前記第2の本体(20)の端部と組み合わされ、前記ロック部材(31)は、前記収容槽(11)内に隠され、前記ロック部材(31)は、前記第2の本体(20)に対して変位も回転もせず、前記ロック部材(31)は、前記駆動部(21)から離れて位置し、前記ロック部材(31)内には、第1の枢着部(311)が設けられ、
    前記第1の枢着部(311)は、前記ロック部材(31)に挿設され、前記第1の枢着部(311)は、円槽状を呈するか、前記第1の枢着部(311)内にねじ部が設けられ、
    前記ロック部材(31)は、複数の第2の固定部(312)を有し、各前記第2の固定部(312)は、前記第1の固定部(23)に対して対向状に設置され、前記第2の固定部(312)は円孔状を呈するか、段差円孔状を呈し、前記第2の固定部(312)の数は、前記第1の固定部(23)の数に等しく、
    前記ロック部材(31)の一端は複数の位置決め溝(313)を有し、複数の前記位置決め溝(313)は、前記第2の本体(20)から突出されて露出し、複数の前記位置決め溝(313)は、前記ロック部材(31)の軸心により環状に配列され、
    前記位置決め溝(313)は、凹弧面溝であり、
    前記ロック部材(31)の端部には、球収容槽(314)が形成され、前記球収容槽(314)は、前記第1の枢着部(311)の一端の開口部近くに形成され、前記球収容槽(314)は、凹状環槽を呈し、前記球収容槽(314)は、前記第2の本体(20)内に隠され、
    前記ロック部材(31)は、第1の周面(316)及び第2の周面(317)を有し、前記第1の周面(316)は、前記第2の本体(20)内に隠され、前記第2の周面(317)は、前記第2の本体(20)から突出されて露出し、前記第2の固定部(312)は、前記第1の周面(316)に設けられ、前記位置決め溝(313)は、前記第2の周面(317)に設けられ、前記第2の周面(317)の外径は、前記第1の周面(316)の外径より大きく、
    前記第2の周面(317)の両端には、第2の端面(318)及び第3の端面(319)が設けられ、前記第2の端面(318)は、前記第1の端面(25)に対して対向状に設置され、前記第2の端面(318)と前記第1の端面(25)との間には、僅かな間隔が設けられ、前記第2の端面(318)は、複数の前記第2の固定部(312)と複数の前記位置決め溝(313)との間に設けられ、前記第2の端面(318)は、平面状を呈し、前記第3の端面(319)は、平面状を呈し、前記位置決め溝(313)は、前記第2の端面(318)及び前記第3の端面(319)と連通し、前記位置決め溝(313)の長さは、前記第2の周面(317)の長さに等しく、前記位置決め溝(313)の長手方向は、前記第2の周面(317)の長手方向に等しく、前記第2の周面(317)の外径は、前記収容槽(11)の内径より僅かに小さく、前記第2の周面(317)の外径は、前記第2の本体(20)の外径より僅かに大きいか前記第2の本体(20)の外径に等しく、
    前記固定部材(32)が前記第1の固定部(23)及び前記第2の固定部(312)と組み合わされると、前記ロック部材(31)が前記第2の本体(20)と組み合わされ、
    前記固定部材(32)の数は、前記第1の固定部(23)及び前記第2の固定部(312)の数に等しく、前記固定部材(32)は、球体状又はピン状を呈し、
    前記第1の固定部(23)、前記第2の固定部(312)及び前記固定部材(32)間は互いに遊嵌可能に構成され、
    複数の前記第1の球体(33)は、前記球収容槽(314)に収容され、各前記第1の球体(33)は、前記球収容槽(314)で自然に転動可能であり、前記第1の球体(33)は、円体状、球体状又はピン状を呈し、
    前記第1のパッキン(34)は、前記ロック部材(31)上に嵌合されるとともに、弾性を有し、前記第1のパッキン(34)は、前記第1の端面(25)と前記第2の端面(318)との間に付勢力を作用させると、前記第2の本体(20)と前記ロック部材(31)とを押し開き、前記第1のパッキン(34)は、前記ロック部材(31)、前記固定部材(32)及び前記第2の本体(20)間の間隙を減らし得て、
    前記第1のパッキン(34)はリング状を呈するか、波状の円環状を呈して弾性を有するか、ばね構造からなり、
    前記第1の固定部(23)の直径は、第1の直径(51)であり、前記第2の固定部(312)の直径は、第2の直径(52)であり、前記固定部材(32)の直径は、第3の直径(53)であり、前記第1の直径(51)は、前記第2の直径(52)に略等しく、前記第3の直径(53)の長さは、前記第1の直径(51)及び前記第2の直径(52)より小さく、
    前記第1の固定部(23)、前記第2の固定部(312)及び前記固定部材(32)間は互いに遊嵌可能に構成され、前記第1の固定部(23)は、第1の面部(54)を有し、前記第2の固定部(312)は、第2の面部(55)を有し、
    前記第1のパッキン(34)の弾性作用を受けて前記第2の本体(20)が前記駆動部(21)に向かって僅かに変移されるか、前記ロック部材(31)がさらに外方に変位し、前記第2の本体(20)と前記ロック部材(31)とが押し開かれ、前記固定部材(32)が前記第1の面部(54)及び前記第2の面部(55)上に当接され、前記固定部材(32)は、前記第1の面部(54)と前記第2の面部(55)との間に係合され、前記第2の本体(20)と前記ロック部材(31)との間の間隙が無くなり、密着状態となる
    ことを特徴とするトルク構造。
  2. 請求項1に記載のトルク構造において、
    前記第1の本体(10)を回転させると、トルク構造のトルク値を調整することができ、前記第1の本体(10)は手で把持し得て、前記収容槽(11)は、前記第1の本体(10)に完全に貫通されるか完全には貫通されず、前記収容槽(11)は、中空状の円槽であり、
    前記第2の本体(20)は、円杆体を呈するとともに、前記第1の本体(10)に枢着されるか、前記第1の本体(10)に固着され、
    前記弾性部材(28)は、ばね構造である
    ことを特徴とするトルク構造。
  3. 請求項1に記載のトルク構造において、
    前記第2の本体(20)は、表示群を有し、
    前記表示群は、変位機能を有してトルク構造のトルク値を表示する
    ことを特徴とするトルク構造。
  4. 請求項1に記載のトルク構造において、
    前記駆動部(21)は、前記第2の本体(20)の一端と組み合わされ、
    前記駆動部(21)は、前記第1の本体(10)から突出して露出し、
    前記駆動部(21)は、四角形の頭部を有するラチェットレンチ構造、メガネレンチ構造又は開口スパナ構造であり、
    前記第1の固定部(23)の数は2つであり、対称的に配置される
    ことを特徴とするトルク構造。
  5. 請求項1に記載のトルク構造において、
    前記第2の本体(20)の外周面には、第1の環溝(24)が周設され、
    前記第1の環溝(24)は、複数の前記第1の固定部(23)と連通し、
    前記第1の環溝(24)は、前記第1の固定部(23)の一側に位置し、
    前記第1の環溝(24)は、凹弧状環溝であり、
    第1のリング(40)は、前記第1の環溝(24)と組み合わされ、
    前記第1のリング(40)が複数の前記固定部材(32)上に押し当てられ、各前記固定部材(32)が各前記第1の固定部(23)から外れることを防ぎ、
    前記第1のリング(40)は、前記第1の本体(10)、前記第2の本体(20)及び前記固定部材(32)間に当接され、
    前記第1のリング(40)は、金属製の円環状を呈し、内係合弾性を僅かに有する
    ことを特徴とするトルク構造。
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