JP2005299876A - フリーストップ型ヒンジ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コイルスプリング等の構成部材が摩耗しても、その影響を受け難くして、常に初期時と同程度の摺接抵抗を維持できるようにする。
【解決手段】第1部材と第2部材とを回動可能かつ回動後の任意の角度に保持可能に連結しているフリーストップ型ヒンジ装置10である。該ヒンジ装置10は、巻回部12a及び該巻回部の一端に設けられた係合部12bを有しているコイルスプリング12と、スリットを有して断面が略C形状をなし、かつ巻回部12aの内径よりも大きな外径として作られて巻回部12a内に縮径した状態で圧入配置されている円筒ばね材13とを備えていると共に、前記第1部材及び第2部材の一方にコイルスプリングの係合部12bを連結し、他方に円筒ばね材13の対応端に突設された係合部13aを連結している。
【選択図】 図3


Description

本発明は、ノートパソコンや電子辞書などのように二つに折り畳むことができる機器に使用されるヒンジ装置のうち、特に回動途中の任意の角度で停止しその姿勢を保持するフリーストップ型ヒンジ装置に関するものである。
フリーストップ型ヒンジ装置は、本発明を適用した図1に挙げたノートパソコン1のように、機器本体2に対しディスプレ3を含む回動体4を回動可能に連結すると共に、該回動体4を回動後の任意の角度に保持するものである。この構造は、例えば、コイルスプリングの巻回部を本体側の固定軸に密接巻きし、これによりコイルスプリングと固定軸との間の摺接抵抗を確保すると共に、該コイルスプリングの両端を回動体側の回動軸に固定し、コイルスプリングと固定軸との間の摺接抵抗で、回動体を調整後の角度に保持可能にする(例えば、特許文献1を参照)。
特開2000−45614号公報
上記した従来構造では、コイルスプリングの巻回部を固定軸に密接巻きして、コイルスプリングと固定軸との間の摺接抵抗を確保するものであるが、継続使用により巻回部等の構成部材が摩耗すると、該摩耗によって初期時の摺接抵抗が変動し易い。また、初期抵抗が次第に小さくなって回動体が振動等により自身の重みで動いてしまうというような虞もある。そこで、本発明の目的は、以上のような問題を解消して、簡易でありながら、固定軸やコイルスプリングが摩耗しても、その影響を受け難くして、常に初期時と同程度の摺接抵抗でフリーストップを実現することにある。
上記目的を達成するため請求項1の発明は、第1部材と第2部材とを回動可能かつ回動後の任意の角度に保持可能に連結しているフリーストップ型ヒンジ装置において、巻回部及び該巻回部の一端に設けられた係合部を有しているコイルスプリングと、筒長手方向にスリットを有して断面が略C形状をなし、かつ前記巻回部の内径よりも大きな外径として作られて前記巻回部内に縮径した状態で圧入配置されている円筒ばね材とを備えていると共に、前記第1部材及び第2部材の一方に前記コイルスプリングの係合部を連結し、他方に前記円筒ばね材の対応端に突設された係合部を連結していることを特徴としている。
以上のヒンジ装置では、円筒ばね材をコイルスプリングの巻回部内に縮径して圧入配置した状態で、両部材間にフリーストップ用の摺接抵抗を生成している。該摺接抵抗は、巻回部等の構成部材が摩耗したとしても、円筒ばね材のスリットを介した反発力で補正されて、初期設定時とほぼ同程度の値に維持される。また、この摺接抵抗は、コイルスプリングの巻回部を、該巻回部の巻方向と反対方向に回動されると、巻回部が解されるため弱くなる。逆に、巻回部の巻方向と同じ方向に回動されると、巻回部が巻き込まれて摺接抵抗を増大する。なお、このような摺接抵抗は、コイルスプリングの巻回部と円筒ばね材との間にオイル等の介在物を配置することで安定化したり微調整できる。以上の本発明は、各実施例に対応させて次のように具体化されることが好ましい。
・第1に、第1部材及び第2部材の一方は、対応端側に突設されたブラケット部と、前記ブラケット部に設けられて前記コイルスプリングを前記円筒ばね材と共に収容し、かつ前記係合部を係止可能な格納凹所と、前記ブラケット部の外端面側に突設されている軸部とを有し、前記第1部材及び第2部材の他方に対し前記軸部を回動自在に連結し、かつ前記円筒ばね材の係合部を回動不能に連結している形態である(請求項2)。
・第2に、前記第1部材及び第2部材の一方は、対応端側に突設されたブラケット部と、前記ブラケット部の内端面側に設けられた前記コイルスプリングの係合部を差し込む係止孔及び前記円筒ばね材の内径に遊挿されるガイド用軸部と、前記ブラケット部の外端面側に突設されている枢支用軸部とを有し、前記第1部材及び第2部材の他方に対し前記枢支用軸部を回動自在に連結し、かつ前記円筒ばね材の係合部を回動不能に連結している形態である(請求項3)。
・第3に、前記第1部材及び第2部材の一方は、対応端側に突設されたブラケット部と、前記ブラケット部に設けられて前記コイルスプリングを前記円筒ばね材と共にそれぞれ収容し、かつ前記係合部を係止可能な格納凹所と、前記ブラケット部の外端面側に穿設された軸孔とを有し、前記第1部材及び第2部材の他方に対し前記軸孔から前記円筒ばね材の内径に挿入される軸部材を介し回動可能に連結し、かつ前記円筒ばね材の係合部を回動不能に連結している形態である(請求項4)。
上記したように、本発明にあっては次のような利点を具備できる。
・請求項1の発明は、スリットで弾性を付与された円筒ばね材を巻回部に圧入配置しているので、巻回部や円筒ばね材が摩耗した場合、該摩耗に起因したフリーストップ用摺接抵抗の変動を、円筒ばね材の反発力で調整して、変動幅を抑えて動作を安定化できる。
・請求項2〜4の各発明は、各実施例を特定したもので、第1部材や第2部材の形態に応じた色々なヒンジ構造を比較的簡易に採用でき、それによって設計の自由度を拡大したり装置信頼性を向上できるようにする。
本発明の最良な形態を図面の実施例を参照しながら説明する。図面において、図1〜図3は第1実施例を示し、図4は第2実施例を示し、図6は第3実施例を示している。以下の説明では、発明装置の概要を述べた後、第1実施例、第2実施例、第3実施例の順に詳述する。なお、図面上は作動的に同じ部材及び部位に同一符号を付している。
(概要)本発明のフリーストップ型ヒンジ装置10は、図1に示したノートパソコン1のように、機器本体2に対し回動体4を回動可能に連結すると共に、該回動体4を回動後の任意の角度に保持するものである。改良目的は、構成部材が長期使用により摩耗しても、その影響を受け難くし、初期時とほぼ同じ大きさのフリーストップ用の摺接抵抗を維持可能にしたものである。要部構造は、巻回部12a及び該巻回部の一端に設けられた係合部12bを有しているコイルスプリング12と、筒長手方向にスリット18を有して断面が略C形状をなし、かつ巻回部12aの内径よりも大きな外径として作られて巻回部12a内に縮径した状態で圧入配置されている円筒ばね材13とを備えている。そして、本体2及び回動体4の一方にコイルスプリング12の係合部12bを連結し、他方に円筒ばね材13の対応端に突設された係合片部13aを連結している。以下、これらの構造を第1実施例から第3実施例により明らかにする。なお、各実施例において、図1のノートパソコン1は、回動体4が本体2に対し左右のフリーストップ型ヒンジ装置10,10で連結されており、使用するときは回動体4を所定の角度にし、使用しないときは回動体4を本体2の上に折り畳めるようになっている。
(第1実施例)図1(a)は本発明を適用したノートパソコンを示し、同(b)はそのA部を分解した模式拡大図である。図2(a)はヒンジ装置と本体及び回動体の関係を示す模式図、同(b)はそのA−A線断面図である。図3(a)は要部分解図、同(b)はコイルスプリングの一端をブラケット部側に連結する構造を示している。
前記ヒンジ装置10は、巻回部12aを有したコイルスプリング12と、巻回部12a内に縮径した状態で圧入配置されている円筒ばね材13と、回動体4に突設されてコイルスプリング12を円筒ばね材13と共に収容配置しているブラケット部11と、本体2に設けられてブラケット部11と連携される固定軸受部14とで構成されている。
このうち、ブラケット部11は、メイン部11aが回動体4の前下側に設けられた取付部11bに一体化されて、有底筒状の格納凹所15を形成している。メイン部11aの外端面には、枢支用軸部11cが格納凹所15と同軸線上に設けられている。格納凹所15内の奥壁内端面16には、図3(b)のごとくコイルスプリング12の一端側係合部12bを係止する溝状の掛止部17が形成されている。
コイルスプリング12は環巻きされている巻回部12aを有している。巻回部12aの外径は、格納凹所15の内径よりも小さく、コイルスプリング12の全体が該格納凹所15内に収容可能に形成されている。また、巻回部12aの一端側には径方向に折り曲げた係合部12bが設けられている。係合部12bは、コイルスプリング12を格納凹所15内に配置する際に、前記した掛止部17の溝に係合した状態で回動不能に掛け止めされる。
円筒ばね材13は、樹脂製の場合は金型成形により、鋼材の場合は例えば弾性板材を円筒状に折り曲げることにより、両端間に隙間(以下、この隙間を「スリット18」という)を設けて、断面が略C形状として作られる。円筒ばね材13の長さは、巻回部12aの軸に沿う方向の長さと同じか、或いは若干大きく形成されている。円筒ばね材12の外径(巻回部12aに圧入されていないときの外径)は巻回部12aの内径寸法よりも大きく設定されている。また、円筒ばね材13の一端側には、筒と沿う状態で外側に向かって延長された係合片部13aが形成されている。
以上の円筒ばね材13をコイルスプリング12に組み付ける場合は、例えば、コイルスプリング12の一端係合部12bを固定し、他端側を工具等により巻回部12aの巻回を解す方向、つまり巻回部12aの内径が円筒ばね材13の外径より大きくなる位置まで回動させる。この状態から、円筒ばね材13を図3の配置方向から巻回部12a内に差し込む。その後、他端を解放すると、巻回部12aが円筒ばね材13に圧接し、円筒ばね材13がコイルスプリング12に取り付けられた状態となる。取付状態では、円筒ばね材13が巻回部12aの対応端から係合片部13aを突出している。巻回部12aと円筒ばね材13との間には所望大の摺接抵抗が生成されている。
円筒ばね材13を組み付けたコイルスプリング12は、係合部12bの側から前記した格納凹所15内に挿入され、掛止部17に係合部12bを係止すると、ブラケット部11(回動体4)に対し組み付けられる。このため、以上のフリーストップ型ヒンジ装置10は、例えば、ブラケット部11を回動体4に後付けされるハウジングとして捉えると、ブラケット部11、コイルスプリング12、円筒ばね材13からなるユニット品19として取り扱うことも可能である。
一方、固定軸受部14にはブラケット部11を受け入れる切欠部31が設けられている。該切欠部31には、対向側面に設けられて、格納凹所15から突出している円筒ばね材13の係合片部13aを回動不能に受け入れる回り止め用凹所32と、ブラケット部11の軸部11cを回動自在に受け入れる軸受凹所33とが設けられている。
以上の固定軸受部14には、図2に示すように、切欠部31にブラケット部11のメイン部11aを対応させた状態で、凹所32に円筒ばね材13の係合片部13aを嵌合し、軸受凹所33に軸部11cを嵌合させる。この状態では、固定軸受部14に対して円筒ばね材13が回動不能、ブラケット部11がコイルスプリング12と共に軸部11cを介して回動可能となる。なお、設計上は、巻回部12aの巻方向が回動体4の閉方向と同じである。最後に、本体2には、図1(b)に示されるごとくカバー5が固定軸受部14の対応に取り付けられる。すると、ブラケット部11は、凹所32及び軸受凹所33が軸部11c及び係合片部13aを目視不能にするカバー5で塞がれることにより切欠部31に取り付けられる。
(作動)以上のフリーストップ型ヒンジ装置10を採用した回動体4の動作を次に説明する。まず、回動体4は、軸部11c及び円筒ばね材13を支点として、巻回部12aの巻回方向に回動されて本体2上に折れ畳まれる。この過程では、巻回部12aが円筒ばね材13に圧接した状態で多少巻き込まれるため該巻回部12aと円筒ばね材13との間に生成される摺接抵抗が比較的大きくなる。また、回動体4が本体2に折れ畳まれている閉状態から、開つまり使用状態にするには、回動体4の回動先端を手で持ち上げる。すると、回動体4は、軸部11c及び円筒ばね材13を支点として上側に回動される。この過程では、巻回部12aが係合部12bを介して巻回を多少解す方向へ回動されるため、巻回部12aと円筒ばね材13との間の摺接抵抗が弱くなる。回動体4は、好みの角度に傾けられた状態で、該回動体4から手を離しても摺接抵抗による保持力でその状態に保たれる。つまりフリーストップの状態が得られる。
上記した摺接抵抗は、円筒ばね材13を巻回部12a内に圧縮又は縮径した状態で圧入配置し、円筒ばね材13と巻回部12aとの間に常に反発力を持たせているので、巻回部12aや円筒ばね材13が摩耗しても、円筒ばね材13のスリット18を介した反発力で補正され、初期時の摺接抵抗とほとんど同程度の値を維持でき、長年にわたって摺接抵抗を安定化できる。
(第2実施例)図4は第2実施例を示し、同(a)は装置要部の模式断面図、同(b)は装置要部の構成部品を分解した概略斜視図である。図4のヒンジ装置10は、巻回部43aを有したコイルスプリング43と、巻回部43a内に縮径した状態で圧入配置されている円筒ばね材13とを有し、又、回動体4に突設されているブラケット部41と、本体2に設けられてブラケット部41と連携される固定軸受部14とで構成されている。
このうち、ブラケット部41は、メイン部41aが回動体4の前下側に固定された取付部41bに一体化されて、一端面の中心に突設された内側軸部41cと、他端面の中心に突設された外側軸部41dとを一体に有している。また、ブラケット部41の一端面側には、内側軸部41cに隣接してスプリング用係止穴42が設けられている。
コイルスプリング43は環巻きされている巻回部43aを有している。巻回部43aの一端側には係合部43bが軸方向へ延設されている。係合部43は、コイルスプリング43が巻回部43a内に軸部41cを挿入した状態で係止穴42bに差し込まれる。以上のコイルスプリング43には、第1実施例と同様に巻回部43aの内径に円筒ばね材13が圧入配置される。
円筒ばね材13を組み付けたコイルスプリング43は、円筒ばね材13の筒内に内側軸部41cを遊嵌させるようにして、かつ、係合部43bを係止穴42に差し込むようにしてメイン部41aの対応部に配置されると、ブラケット部41に対しコイルスプリング43と円筒ばね材13とが一体化される。このため、以上のフリーストップ型ヒンジ装置1は、例えば、ブラケット部41を回動体4に後付けされるハウジングとして捉えると、ブラケット部41、コイルスプリング43、円筒ばね材13からなるユニット品44として取り扱うことも可能である。
一方、固定軸受部14には、ブラケット部41及びコイルスプリング43等を受け入れる切欠部31が設けられている。該切欠部31には、対向側面に設けられて、円筒ばね材13の係合片部13aを回動不能に受け入れる回り止め用凹所32と、ブラケット部41の軸部41dを回動自在に受け入れる軸受凹所33とが設けられている。なお、図面上は省略したが、凹所32及び凹所33は第1実施例と同様なカバー5により閉じられるようになっている。
以上の固定軸受部14には、切欠部31にブラケット部41のメイン部41aを対応させた状態で、凹所32に円筒ばね材13の係合片部13aを嵌合させ、軸受凹所33に軸部41dを嵌合させる。この状態では、固定軸受部14に対して円筒ばね材13が回動不能、ブラケット部41がコイルスプリング43と共に軸部11dを介して回動可能となる。なお、設計上は、巻回部43aの巻方向が回動体4の閉方向と同じである。また、本体2には、第1実施例と同様なカバーが固定軸受部14の対応に取り付けられる。すると、ブラケット部41は、凹所32及び軸受凹所33が係合片部13a及び軸部41dを目視不能にするカバーで塞がれることにより切欠部31に取り付けられる。
(作動)以上のフリーストップ型ヒンジ装置10を採用した回動体4の動作も第1実施例とほぼ同じである。すなわち、回動体4は、軸部41d及び円筒ばね材13を支点として、巻回部43aの巻方向に回動されて本体2上に折れ畳まれる。この過程では、巻回部43aが円筒ばね材13に圧接した状態で多少巻き込まれるため該巻回部12aと円筒ばね材13との間に生成される摺接抵抗が比較的大きくなる。また、回動体4が本体2に折れ畳まれている閉状態から、開つまり使用状態にするには、回動体4の回動先端を手で持ち上げる。すると、回動体4は、軸部41d及び円筒ばね材13を支点として上側に回動される。この過程では、巻回部43aが係合部43bを介して巻回を多少解す方向へ回動されるため、巻回部43aと円筒ばね材13との間の摺接抵抗が弱くなる。回動体4は、好みの角度に傾けられた状態で、該回動体4から手を離しても摺接抵抗による保持力でその状態に保たれる。
上記した摺接抵抗は、円筒ばね材13を巻回部43a内に圧縮又は縮径した状態で圧入配置し、円筒ばね材13と巻回部43aとの間に常に反発力を持たせているので、巻回部43aや円筒ばね材13が摩耗しても、円筒ばね材13のスリット18を介した反発力で補正され、初期時の摺接抵抗とほとんど同程度の値を維持でき、長年にわたって摺接抵抗を安定化できる。
(第3実施例)図5は第3実施例を示し、同(a)は装置要部の模式断面図、同(b)は装置要部の構成部品を分解した概略斜視図である。図5のヒンジ装置10は、巻回部53aを有したコイルスプリング53と、巻回部53a内に縮径した状態で圧入配置されている円筒ばね材13とを有し、又、回動体4に突設されているブラケット部51と、本体2に設けられてブラケット部51と連携される固定軸受部14とで構成されている。
このうち、ブラケット部51は、メイン部51aが回動体4の前下側に固定された取付部51bに一体化されて、有底筒状の格納凹所55を形成している。格納凹所55の奥壁部55aには、略中心に貫通孔56が設けられていると共に、該貫通孔56に隣接してスプリング用係止穴52が設けられている。
コイルスプリング53は環巻きされている巻回部53aを有している。巻回部53aの一端側には係合部53bが軸方向へ延設されている。そして、コイルスプリング53には、第1実施例と同様に巻回部53aの内径に円筒ばね材13が圧入配置される。
円筒ばね材13を組み付けたコイルスプリング53は、係合部53bの側から前記した格納凹所55内に挿入され、係止穴52に係合部53bを係止すると、ブラケット部51(回動体4)に対し組み付けられる。このため、以上のフリーストップ型ヒンジ装置1も、例えば、ブラケット部51を回動体4に後付けされるハウジングとして捉えると、ブラケット部51、コイルスプリング53、円筒ばね材13からなるユニット品54として取り扱うことも可能である。
一方、固定軸受部14には、ブラケット部51等を受け入れる切欠部31が設けられている。該切欠部31には、対向側面に設けられて、円筒ばね材13の係合片部13aを回動不能に受け入れる回り止め用凹所32と、専用の軸部材58を挿入する貫通孔57とが設けられている。軸部材58は、貫通孔57に装着された状態で、先端側が格納凹所55の貫通孔56、円筒ばね材13の内径に挿通される。なお、図面上は省略したが、凹所32は第1実施例と同様なカバー5により閉じられるようになっている。
以上の固定軸受部14には、切欠部31にブラケット部51のメイン部51aを対応させた状態で、凹所32に円筒ばね材13の係合片部13aを嵌合する。その後、軸部材58が貫通孔57から貫通孔56、更に円筒ばね材13の内径に挿通される。この状態では、固定軸受部14に対して円筒ばね材13が回動不能、ブラケット部51が軸部材58を介して回動可能となる。なお、設計上は、巻回部53aの巻方向が回動体4の閉方向と同じである。また、本体2には、第1実施例と同様なカバーが固定軸受部14の対応に取り付けられる。すると、ブラケット部51は、そのカバー及び軸部材58を介して切欠部31に取り付けられる。
(作動)以上のフリーストップ型ヒンジ装置10を採用した回動体4の動作も第1実施例とほぼ同じである。すなわち、回動体4は、軸部材58及び円筒ばね材13を支点として、巻回部53aの巻方向に回動されて本体2上に折れ畳まれる。この過程では、巻回部53aが円筒ばね材13に圧接した状態で多少巻き込まれるため該巻回部53aと円筒ばね材13との間に生成される摺接抵抗が比較的大きくなる。また、回動体4が本体2に折れ畳まれている閉状態から、開つまり使用状態にするには、回動体4の回動先端を手で持ち上げる。すると、回動体4は、軸部材58及び円筒ばね材13を支点として上側に回動される。この過程では、巻回部53aが係合部53bを介して巻回を多少解す方向へ回動されるため、巻回部53aと円筒ばね材13との間の摺接抵抗が弱くなる。回動体4は、好みの角度に傾けられた状態で、該回動体4から手を離しても摺接抵抗による保持力でその状態に保たれる。
上記した摺接抵抗は、円筒ばね材13を巻回部53a内に圧縮又は縮径した状態で圧入配置し、円筒ばね材13と巻回部53aとの間に常に反発力を持たせているので、巻回部53aや円筒ばね材13が摩耗しても、円筒ばね材13のスリット18を介した反発力で補正され、初期時の摺接抵抗とほとんど同程度の値を維持でき、長年にわたって摺接抵抗を安定化できる。
なお、以上のヒンジ装置10では、摺接抵抗が回動体4を使用状態つまり閉から開位置に回動するときに弱くなる場合について説明したが、勿論、閉から開位置に回動するときに摺接抵抗を大きくなるようにしてもよい。用途は、ノートパソコン1に限られず、折り畳み式電子辞書や携帯電話、更に各種折り畳み構造に採用可能である。
本発明の第1実施例として示す装置の全体構成図である。 図1の装置要部を示す概略構成図及び要部断面図である。 図1の装置要部を示す模式分解図である。 本発明の第2実施例として示す装置要部の模式断面図及び分解図である。 本発明の第3実施例として示す装置要部の模式断面図及び分解図である。
符号の説明
1…ノートパソコン(2は本体、4は回動体)
10…ヒンジ装置(フリーストップ型ヒンジ装置)
11…ブラケット部(11aはメイン部、11bは取付部、11cは軸部)
12…コイルスプリング(12aは巻回部、12bは係合部)
13…円筒ばね材(18はスリット)
13a…係合片部(係合部)
14…固定軸受部
15,55…格納凹所
31…切欠部(32は回り止め用凹所、33は軸受凹所)
41…ブラケット部(41aはメイン部、41bは取付部、41c,41dは軸部)
43…コイルスプリング(43aは巻回部、43bは係合部)
51…ブラケット部(51aはメイン部、51bは取付部)
53…コイルスプリング(53aは巻回部、53bは係合部)
58…軸部材

Claims (4)

  1. 第1部材と第2部材とを回動可能かつ回動後の任意の角度に保持可能に連結しているフリーストップ型ヒンジ装置において、
    巻回部及び該巻回部の一端に設けられた係合部を有しているコイルスプリングと、筒長手方向にスリットを有して断面が略C形状をなし、かつ前記巻回部の内径よりも大きな外径として作られて前記巻回部内に縮径した状態で圧入配置されている円筒ばね材とを備えていると共に、
    前記第1部材及び第2部材の一方に前記コイルスプリングの係合部を連結し、他方に前記円筒ばね材の対応端に突設された係合部を連結していることを特徴とするフリーストップ型ヒンジ装置。
  2. 前記第1部材及び第2部材の一方は、対応端側に突設されたブラケット部と、前記ブラケット部に設けられて前記コイルスプリングを前記円筒ばね材と共に収容し、かつ前記係合部を係止可能な格納凹所と、前記ブラケット部の外端面側に突設されている軸部とを有し、前記第1部材及び第2部材の他方に対し前記軸部を回動自在に連結し、かつ前記円筒ばね材の係合部を回動不能に連結していることを特徴とする請求項1に記載のフリーストップ型ヒンジ装置。
  3. 前記第1部材及び第2部材の一方は、対応端側に突設されたブラケット部と、前記ブラケット部の内端面側に設けられた前記コイルスプリングの係合部を差し込む係止孔及び前記円筒ばね材の内径に遊挿されるガイド用軸部と、前記ブラケット部の外端面側に突設されている枢支用軸部とを有し、前記第1部材及び第2部材の他方に対し前記枢支用軸部を回動自在に連結し、かつ前記円筒ばね材の係合部を回動不能に連結していることを特徴とする請求項1に記載のフリーストップ型ヒンジ装置。
  4. 前記第1部材及び第2部材の一方は、対応端側に突設されたブラケット部と、前記ブラケット部に設けられて前記コイルスプリングを前記円筒ばね材と共にそれぞれ収容し、かつ前記係合部を係止可能な格納凹所と、前記ブラケット部の外端面側に穿設された軸孔とを有し、前記第1部材及び第2部材の他方に対し前記軸孔から前記円筒ばね材の内径に挿入される軸部材を介し回動可能に連結し、かつ前記円筒ばね材の係合部を回動不能に連結していることを特徴とする請求項1に記載のフリーストップ型ヒンジ装置。

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