JP2558204Y2 - ディスプレー体の開閉保持装置 - Google Patents

ディスプレー体の開閉保持装置

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JP2558204Y2
JP2558204Y2 JP1702291U JP1702291U JP2558204Y2 JP 2558204 Y2 JP2558204 Y2 JP 2558204Y2 JP 1702291 U JP1702291 U JP 1702291U JP 1702291 U JP1702291 U JP 1702291U JP 2558204 Y2 JP2558204 Y2 JP 2558204Y2
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JP
Japan
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axial direction
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JP1702291U
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JPH04107284U (ja
Inventor
良宏 大塚
Original Assignee
加藤電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、とくに電子手帳に用
いて好適なディスプレー体の開閉保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子手帳のディスプレー体の開閉
保持装置としては、図1乃至図2に示したように、キー
ボード本体1の一側端部に開閉可能に取付部2を軸着さ
せたディスプレー体3の支軸4の外周に凹部5a、5b
を設け、この凹部5a、5bと嵌合する凸部6aを有す
る板バネ6をキーボード本体1側より立設させて成るも
のが公知である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来の開閉保
持装置は、ディスプレー体3を安定保持することのでき
る角度が所定の角度に限定されることから、使用場所に
よりその角度では光の反射により液晶を用いて成るディ
スプレー体3の表示部3aが見えにくくなるという問題
があった。
【0004】この考案の目的は、ディスプレー体を任意
の角度で安定停止保持できる構造簡単な開閉保持装置を
提供せんとするにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】キーボードー等の本体
と、この本体に開閉可能に取り付けられるディスプレー
体と、前記本体側に固定される軸方向に中空のカラー
と、このカラーの中空部内に収納されて前記ディスプレ
ー体と共に回動するローターとを含み、前記カラーとロ
ーターの一方及び又は相方を半径方向に弾性を附与され
る構成とし、互いの円周方向にディスプレー体の重量に
基づく回転トルクに勝る摩擦力が作用するように成した
ものである。
【0006】この考案はまた、カラーとローターが互い
にその円周方向に摩擦力が作用するように構成するに当
り、カラーの外周に円周方向の弾性を附与するための締
着リングを環巻きさせ、中空部の内周に軸方向に延びる
条溝を設けると共に、ローターの外周に軸方向に前記条
溝と嵌合する突条を設けたものである。
【0007】この考案はさらにローターの外周に突条を
設けるに当り、ローターの外周軸方向に設けた溝部にピ
ンを嵌着させたものである。
【0008】そして、この考案は、カラーをディスプレ
ー本体側に取り付ける取付部材に固定させ、ローターを
ディスプレー体に取り付ける支持部材にヒンジピンを介
して取り付け、このヒンジピンと共に前記カラー内に収
納させてヒンジピンと前記取付部材とを連結させたもの
である。
【0009】
【作用】本体に対して開閉されるディスプレー体の回転
動作にともない、ローターとカラーとの間に円周方向の
摩擦力が作用することにより、ディスプレー体を任意の
開成角度で安定停止保持することができる。
【0010】この考案はまた、カラーの外周にスプリン
グを環巻きさせることにより、カラーに一定の弾性を附
与することができる上に、ローターの突条やその一実施
例であるピンがカラーの内壁と線圧接することにより、
安定した適度な摩擦力を創出することができるものであ
る。
【0011】
【実施例】図3乃至図5はこの考案の一実施例を示す。
図面において10は取付板10aと保持板10bとから
成る取付部材であり、取付板10aをキーボード本体1
1に固着させている。保持板10bには挿通孔12a
と、この挿通孔12aを挟んで対向位置に係合凹部12
b、12bが設けられている。13は軸心方向に貫通す
る中空部13aを有する例えば合成樹脂製のカラーであ
り、一端部に鍔部13bを有し、この鍔部13bより突
設した突起13c、13cを保持板10bの係合凹部1
2b、12bに係合させると共に、中空部13aには軸
方向に渡って条溝13d、13dが設けられている。1
4は締着リングであり、カラー13の外周に環巻きされ
ることにより、カラー13に一定の半径方向の弾力を附
与するものである。
【0012】15は取付板15aと保持板15bとから
成る支持部材であり、取付板15aをディスプレー体1
6側に固着させるものである。この支持部材15の保持
板15bには、貫通孔15cとこの貫通孔15cを挟ん
でし小孔15d、15dが設けられている。17は軸心
部に貫通孔17aを有するローターであり、その外周に
は互いに対向する位置に軸方向に延びる溝部17b、1
7bが設けられ、一対のピン18、18を嵌合させてい
る。このピン18、18はその一端部を小孔15d、1
5dに嵌入係止させている。
【0013】19は一端部に鍔部19aを有する支軸で
あり、支持部材15に設けた貫通孔15c、ローター1
7に設けた貫通孔17a、及び取付部材10に設けた挿
通孔12aをそれぞれ貫通しつつ、軸受部材20を介し
て一端部をかしめることにより、取付部材10と支持部
材15を互いに連結させている。
【0014】したがって、図5に実線で示したようにデ
ィスプレー体16を本体11に対して閉じた状態におい
ては、ピン18、18はカラー13の条溝13d、13
d内に落ち込んでいるが、この状態からディスプレー体
16を開くと、支持部材15を介してローター17と共
にピン18、18が回転して条溝13d、13d内より
脱し、カラー13の内壁と強く圧接した状態で開閉され
ることになることから、この時に生ずる摩擦力によっ
て、ディスプレー体16を本体11に対して任意の開成
角度で安定停止保持できるものである。ディスプレー体
16を180°開くと、ピン18、18は再び条溝13
d、13d内に落ち込み安定する。
【0015】したがって、ディスプレー体16は、本体
11に対して閉じた状態と180゜開いた状態以外の開
成角度範囲においては、該ディスプレー体16を開成及
び閉成のどちらにおいても常に摩擦力が作用する。締着
リング14はカラー13が主として合成樹脂で作られた
時に荷重を受けた際に変形が大きいので、この過剰な変
形を防止し、常に一定の圧力でピン18、18を圧着す
るためのものである。
【0016】図6は他の実施例を示し、図面によれば部
品点数は取付部材30、カラー31、ローター32及び
支持部材33の4つから成り、ローター32の外周軸方
向に突条32a、32aを突設し、その両端部より突設
した軸部32b、32bを取付部材30と支持部材33
に設けた取付孔30a、33aに挿通させ、両端部をか
しめることによって取付部材30と支持部材33を連結
するように構成されている。
【0017】このように構成すると、構造がより簡単に
なり製作コストを下げることができる利点がある。
【0018】図7はさらに他の実施例を示し、図面によ
れば金属製の支持部材40と同じく金属製の支軸41の
鍔部41aの圧接部分には、該支軸41をその中心部に
挿通させる挿通穴42aを設けた耐摩耗性を有するポリ
エチレン系の合成樹脂製のスライダーワッシャー42が
介在させられるようになっている。また、ローター43
は先の実施例のもののように両側部を削り取られてい
ず、円柱状を呈している。
【0019】このように実施すると組み立てた際に支軸
41の端部をかしめて固定させても、永年使用の後にお
いてもスライダーワッシャーにより支持部材40と鍔部
41aとの間が摩耗してしまうのを防止できることか
ら、支軸41のかしめにガタが来るのを防止できるもの
である。尚、スライダーワッシャーは含油金属製のもの
であっても良い。また、ローター43の両側を削り取ら
ないようにすると、このローター43が図示してないカ
ラー内で回転する際にガタが生ずることなく、円滑な回
転を図ることができるものである。
【0020】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、この考案は
簡単な構成でディスプレー体を本体に対して任意の開成
角度で安定停止保持させることができるので、常にディ
スプレー体の表示部の液晶表示を見易い位置に変えるこ
とができることから操作性が向上するという作用効果を
奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案を実施する電子手帳のディスプレー体
を開いてみた斜視図。
【図2】従来の開閉保持装置を説明するための説明図。
【図3】この考案に係るディスプレー体の開閉保持装置
の分解斜視図。
【図4】この考案に係るディスプレー体の開閉保持装置
の正面断面図。
【図5】図4のA−A線断面図。
【図6】他の実施例を示す分解斜視図。
【図7】他の実施例の要部を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10、30 取付部材 11 キーボード本体 13、31 カラー 13a 中空部 13d 条溝 14 締着リング 15、33、40 支持部材 16 ディスプレー体 17、32、43 ローター 17b 溝部 18 ピン 19、41 支軸 32a 突条 32b 支軸 41a 鍔部 42 スライダーワッシャー

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キーボードー等の本体と、この本体に開
    閉可能に取り付けられるディスプレー体と、前記本体側
    に固定される軸方向に中空のカラーと、このカラーの中
    空部内に収納されて前記ディスプレー体と共に回動する
    ローターとを含み、前記カラーとローターの一方及び又
    は相方を半径方向に弾性を附与される構成とし、互いの
    円周方向にディスプレー体の重量に基づく回転トルクに
    勝る摩擦力が作用するように成したことを特徴とする、
    ディスプレー体の開閉保持装置。
  2. 【請求項2】 カラーとローターが互いにその円周方向
    に摩擦力が作用するように構成するに当り、カラーの外
    周に円周方向の弾性を附与するための締着リングを環巻
    きさせ、中空部の内周に軸方向に延びる条溝を設けると
    共に、ローターの外周に軸方向に前記条溝と嵌合する突
    条を設けたことを特徴とする、請求項1のディスプレー
    体の開閉保持装置。
  3. 【請求項3】 ローターの外周に突条を設けるに当り、
    ローターの外周軸方向に設けた溝部にピンの軸方向の一
    部を嵌着させたことを特徴とする、請求項2のディスプ
    レー体の開閉装置。
  4. 【請求項4】 カラーをディスプレー本体側に取り付け
    る取付部材に固定させ、ローターをディスプレー体に取
    り付ける支持部材にヒンジピンを介して取り付け、この
    支軸と共に前記カラー内に収納させて該ヒンジピンと前
    記取付部材とを連結させたことを特徴とする、請求項1
    のディスプレー体の開閉保持装置。
  5. 【請求項5】 支軸は鍔部を有し、この鍔部と支持部材
    との圧接部分にスライダーワッシャーを介在させたこと
    を特徴とする、請求項4のデイスプレー体の開閉装置。
JP1702291U 1991-02-28 1991-02-28 ディスプレー体の開閉保持装置 Expired - Lifetime JP2558204Y2 (ja)

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JP1702291U JP2558204Y2 (ja) 1991-02-28 1991-02-28 ディスプレー体の開閉保持装置

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JP1702291U JP2558204Y2 (ja) 1991-02-28 1991-02-28 ディスプレー体の開閉保持装置

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JPH04107284U JPH04107284U (ja) 1992-09-16
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JP4359775B2 (ja) 2005-06-30 2009-11-04 ブラザー工業株式会社 画像記録装置

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