JPH039366Y2 - - Google Patents

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JPH039366Y2
JPH039366Y2 JP11901086U JP11901086U JPH039366Y2 JP H039366 Y2 JPH039366 Y2 JP H039366Y2 JP 11901086 U JP11901086 U JP 11901086U JP 11901086 U JP11901086 U JP 11901086U JP H039366 Y2 JPH039366 Y2 JP H039366Y2
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JP
Japan
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metal fitting
cylindrical metal
base
base metal
cylindrical
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JP11901086U
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、主としてラジオ、液晶テレビジヨン
等の携帯用電子機器に設置されるロツドアンテナ
装置に関するものである。
【従来の技術】
従来、この種の携帯用電子機器に設置されるロ
ツドアンテナ装置としては、例えば第5図および
第6図に示すものが知られている。これは、アン
テナ本体1の基底金具2が、台金具3の切欠部3
aにワツシヤ5およびボルト6を介して屈折可能
に枢着されたもので、アンテナ本体1が屈折可能
に枢着された台金具3を筒状メタル4に嵌挿支持
し、アンテナ本体1と台金具3を、筒状メタル4
から一定量引き出して軸まわりに回動させるよう
にしたものである。また、上記筒状メタル4の先
端部外周にはバンド7が嵌められており、このバ
ンド7により筒状メタル4をその弾持力で締付
け、筒状メタル4の先端切欠部が外力で拡径する
のを防止すると共に、台金具3の摺動および回動
が適正なトルクになるようにしたものであつた。
【考案が解決しようとする問題点】
しかしながら、上述したような従来例のロツド
アンテナ装置では、台金具3が筒状メタル4に押
込まれた回動不能な収納状態において、誤操作な
どによりアンテナ本体1に屈折不可能な方向など
へ過大な力が加わるとそれがそのまま筒状メタル
4に加わつてバンド7が延びてしまい、筒状メタ
ル4が塑性変形して台金具3の保持力を低下さ
せ、使用時にアンテナ本体1および台金具3が自
重で筒状メタル4に落込んだり、台金具3が筒状
メタル4に対して回動方向にガタついたりする等
の問題があつた。 さらに、上記台金具3の軸部中間部に嵌挿固定
され、台金具3の外周から突出するスプリングピ
ン8の両端部が筒状メタル4の先端部に形成され
た切欠に係合されているが、上記スプリングピン
8がバンド7に当接して摺動不能になる等の問題
があつた。 本考案は、上述した問題点を解決するためにな
されたもので、台金具と筒状メタルとの間にスラ
イドバネを装着して、筒状メタルの先端部切欠に
過大な力が加わつても摺動力が低下することな
く、しかも、台金具に嵌挿したスプリングピンを
片側のみとしてバンドを省いたことにより、スラ
イドバネに当接して摺動不能になる等の不具合を
解消し、アンテナ本体の円滑な摺動、回転を可能
にすることを目的としてなるロツドアンテナ装置
を提供するものである。
【問題点を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案によるロツ
ドアンテナ装置は、アンテナ本体の基底金具を屈
折可能に枢着した台金具を軸方向に摺動可能に筒
状メタルに嵌挿支持し、上記台金具の基端部外周
に突設したストツパ突起を、上記筒状メタルの基
端外周から先端に向つて幅が狭くなるよう細長く
形成した台形状長溝に移動可能に係合させると共
に、上記台金具に植設したスプリングピンの突出
した端部を、筒状メタルの先端部に形成した開口
部の幅が漸次広くなる切欠部に移動可能に係合さ
せ、かつ、上記筒状メタルの内周面に凹溝部を形
成し、この凹溝部内に台金具を押圧するスライド
バネを装着してなり、上記台金具を引き出した時
に、筒状メタルに対して軸まわりに回動可能に構
成したことを特徴とするものである。
【作用】
上記構成に基づいて、本考案によるロツドアン
テナ装置は、筒状メタルの肉厚を厚くすると共に
先端部に、軸方向に沿う切離し部を、切欠と上記
筒状メタルの円周方向に離して形成し、上記筒状
メタルに摺動自在に嵌挿される台金具との間にス
ライドバネを装着してなるものであり、アンテナ
本体の収納時に、台金具に設けたスプリングピン
の端部がメタルの切離し部に入つてこじられるよ
うな過大な力が加わつても、筒状メタルの先端部
が拡径しないので摺動力はほとんど低下すること
なく保持できる。 また、上記台金具の軸部中間部に嵌挿固定され
るピンの突出は片側のみとし、ピン径を太くする
ことができるので、ピンの曲りやセンタずれを考
慮することなく、ピンおよび筒状メタルの強度を
アツプすることが可能である等、台金具の摺動力
が十分に得られ、アンテナ本体および台金具の寿
命を長くでき、全体として安定した動作が行なえ
るように改良してなるものである。
【実施例】
以下、本考案による実施例を添付した図面に基
づいて詳細に説明する。 第1図は本考案によるロツドアンテナ装置を示
す基部の半截断面図、第2図は第1図の正面図、
第3図は本考案によるロツドアンテナ装置の要部
を示す拡大断面図であり、図において従来例と対
応する同一個所および部分には、同一符号を付し
て説明する。 符号1は多段に伸縮可能なロツドアンテナ本
体、2はロツドアンテナ本体1の基底金具であ
り、この基底金具2が台金具3の切欠部3aに屈
折可能に枢着され、台金具3が筒状メタル4に軸
方向摺動および軸回り回動可能に嵌挿支持されて
いる。 上記台金具3の軸部3bの基端小径部3cには
ストツパリング9が遊嵌され、その両側に平ワツ
シヤ10,10が当てられると共に、平ワツシヤ
10の基端外側よりスプリングワツシヤ11が嵌
められ、小径部3cの最基端部がカシメ加工で拡
径されている。 そして、上記ストツパリング9は、台金具3の
軸部3b端面に押付けられ、ストツパリング9の
外周に突設されたストツパ突起9aが、上記筒状
メタル4の基端部に軸方向に沿つて形成された長
溝4aに軸方向移動可能に係合されている。 上記長溝4aは、筒状メタル4の基端に開口
し、先端に向つて幅が狭くなる細長い台形状にプ
レス加工で形成され、長溝4aの先端部ではスト
ツパ突起9aが隙間なく係合される幅に設定され
ている。 上記台金具3の軸部3bの中間部外周にはスプ
リングピン8が植設され、このスプリングピン8
の突出端部が、筒状メタル4の先端部に設けた切
欠部4bに係合されている。 上記切欠部4bは、基端側の幅が狭く、先端側
に向つて幅が扇形に拡がり、筒状メタル4の先端
面に開口されている。 一方、台金具3の軸部3bが回動および摺動自
在に嵌挿される筒状メタル4の内周面には、少な
くとも1個所以上の凹溝部4cが軸方向に沿つて
形成されており、この凹溝部4c内にスライドバ
ネ12が装着され、上記スライドバネ12を介し
て台金具3と筒状メタル4との摺動が適正な所定
のトルクとなるようにバネ力を作用させている。 さらに、上記筒状メタル4の基端部には、筒状
メタル4を図示しない携帯用電子機器に保持固定
するためのブラケツト13の半円弧状部13aが
固定され、この半円弧状部13aと一体に取付部
13bが形成されている。 以上のように構成されたロツドアンテナ装置
は、収納状態では第1図に示すように、台金具3
の軸部3b全体が筒状メタル4に嵌挿されてい
る。この状態で、台金具3を筒状メタル4から引
き出すことにより、ストツパ突起9aが筒状メタ
ル4の長溝4aに沿つて前進し、スプリングピン
8も筒状メタル4の切欠部4bを先端側に前進し
て使用状態となる。 この使用状態でのみ、台金具3の軸部3bが筒
状メタル4に対して360度軸回りに回動可能とな
るものであり、台金具3を筒状メタル4に押込む
ことにより、スプリングピン8が切欠部4bの幅
が広い先端部から幅の狭い基端部に後退し、台金
具3の回動を阻止すると共に、ストツパ突起9a
が長溝4aの基端部に後退して収納状態となる。 なお、本実施例では、筒状メタル4の先端部に
設けていたバンドを廃止して筒状メタル4の肉厚
を厚くしたので、筒状メタル4の強度がアツプ
し、筒状メタル4先端部の塑性変形による台金具
3のガタツキが防止できると共に、台金具3に固
定したスプリングピン8の突出を片側のみとした
ため、スプリングピン8の曲りによるセンタずれ
等を考慮する必要がなく、ピン径を太くすること
ができる。 また、筒状メタル4の長溝4aを、従来はフラ
イス加工により形成していたが、本実施例では片
側のみのプレス加工により形成したので、加工が
容易で、過大な力によりこじれて筒状メタル4が
拡径したりすることがなく、十分な台金具3の摺
動力を保持することができるものである。
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案のロツドア
ンテナ装置によれば、筒状メタルの肉厚を厚く
し、台金具と筒状メタルとの間にスライドバネを
介在させて台金具3の摺動力を保持すると共に、
台金具を筒状メタル内に押込んで収納したときの
回転を止めるスプリングピンが台金具の1個所に
のみ突出するようにしたものであり、構造が簡単
で部品点数も少なく、コスト低減が図れるだけで
なく、筒状メタルに嵌挿された台金具の摺動力を
十分に保持すると共に、回動方向のガタつきがな
い安定した動作を保持することができる等の効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるロツドアンテナ装置を示
す基部の半截断面図、第2図は第1図の正面図、
第3図は本考案によるロツドアンテナ装置の要部
を示す拡大断面図、第4図は本考案による筒状メ
タルの半截断面図、第5図は従来の実施例を示す
ロツドアンテナ装置の半截断面図、第6図は第5
図の正面図である。 1……ロツドアンテナ本体、2……基底金具、
3……台金具、3a……切欠部、3b……軸部、
3c……小径部、4……筒状メタル、4a……長
溝、4b……切欠部、4c……凹溝部、6……ボ
ルト、8……スプリングピン、9……ストツパリ
ング、9a……ストツパ突起、10……平ワツシ
ヤ、11……スプリングワツシヤ、12……スラ
イドバネ、13……ブラケツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アンテナ本体の基底金具を屈折可能に枢着した
    台金具を軸方向に摺動可能に筒状メタルに嵌挿支
    持し、上記台金具の基端部外周に突設したストツ
    パ突起を、上記筒状メタルの基端外周から先端に
    向つて幅が狭くなるよう細長く形成した台形状長
    溝に移動可能に係合させると共に、上記台金具に
    植設したスプリングピンの突出した端部を、筒状
    メタルの先端部に形成した開口部の幅が漸次広く
    なる切欠部に移動可能に係合させ、かつ、上記筒
    状メタルの内周面に凹溝部を形成し、この凹溝部
    内に台金具を押圧するスライドバネを装着してな
    り、上記台金具を引き出した時に、筒状メタルに
    対して軸まわりに回動可能に構成したことを特徴
    とするロツドアンテナ装置。
JP11901086U 1986-08-01 1986-08-01 Expired JPH039366Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11901086U JPH039366Y2 (ja) 1986-08-01 1986-08-01

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11901086U JPH039366Y2 (ja) 1986-08-01 1986-08-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6326108U JPS6326108U (ja) 1988-02-20
JPH039366Y2 true JPH039366Y2 (ja) 1991-03-08

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ID=31005992

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JP11901086U Expired JPH039366Y2 (ja) 1986-08-01 1986-08-01

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