JPS626236Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS626236Y2 JPS626236Y2 JP1981055349U JP5534981U JPS626236Y2 JP S626236 Y2 JPS626236 Y2 JP S626236Y2 JP 1981055349 U JP1981055349 U JP 1981055349U JP 5534981 U JP5534981 U JP 5534981U JP S626236 Y2 JPS626236 Y2 JP S626236Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- stop spring
- core
- liner
- wind regulator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 14
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 4
- 239000005357 flat glass Substances 0.000 description 6
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 229920002678 cellulose Polymers 0.000 description 1
- 239000001913 cellulose Substances 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 125000000391 vinyl group Chemical group [H]C([*])=C([H])[H] 0.000 description 1
- 229920002554 vinyl polymer Polymers 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はウインドレギユレータ逆転防止機構
に適用されて、ドア全閉状態から開放する際に発
生する異音を防止するウインドレギユレータ異音
防止機構に関する。
に適用されて、ドア全閉状態から開放する際に発
生する異音を防止するウインドレギユレータ異音
防止機構に関する。
第1図は、従来例のウインドレギユレータ逆転
防止機構を示す断面図である。ケース1には、そ
の中心部に開口部2が設けられ、この開口部2に
は、ハンドル軸3およびコア4が回転自在に嵌装
されている。このハンドル軸3は、その一端が、
インナパネルに固定されるベース5に回転自在に
嵌合され、他端がレギユレータハンドル6に固着
されて、このレギユレータハンドル6の操作によ
り軸廻りに回転可能とされている。また、前記コ
ア4は略円筒形状で、その外周には、半径方向中
心向きに切り欠き部7が設けられ、ハンドル軸3
の軸方向車両内方に固着されて、ハンドル軸3と
一体回転可能とされている。
防止機構を示す断面図である。ケース1には、そ
の中心部に開口部2が設けられ、この開口部2に
は、ハンドル軸3およびコア4が回転自在に嵌装
されている。このハンドル軸3は、その一端が、
インナパネルに固定されるベース5に回転自在に
嵌合され、他端がレギユレータハンドル6に固着
されて、このレギユレータハンドル6の操作によ
り軸廻りに回転可能とされている。また、前記コ
ア4は略円筒形状で、その外周には、半径方向中
心向きに切り欠き部7が設けられ、ハンドル軸3
の軸方向車両内方に固着されて、ハンドル軸3と
一体回転可能とされている。
ハンドル軸3の軸方向車両外方には、ピニオン
プレート8が、ハンドル軸3の軸廻りに回転自在
に嵌合されている。このピニオンプレート8に
は、コア4の切り欠き部7に対応する位置からハ
ンドル軸3の軸に平行に断面円孤形状のフインガ
ー部9が延設されている。このフインガー部9は
切り欠き部7に間隙を有して嵌合し、コア4から
のトルクをピニオンプレート8に伝達し、これを
回転させる。
プレート8が、ハンドル軸3の軸廻りに回転自在
に嵌合されている。このピニオンプレート8に
は、コア4の切り欠き部7に対応する位置からハ
ンドル軸3の軸に平行に断面円孤形状のフインガ
ー部9が延設されている。このフインガー部9は
切り欠き部7に間隙を有して嵌合し、コア4から
のトルクをピニオンプレート8に伝達し、これを
回転させる。
ケース1の内周面とコア4およびフインガー部
9の外周面との間には、ストツプスプリング10
が、ケース1の内周面を押圧する状態で介装され
ている。このストツプスプリング10の両端部1
0A,10B(図では10Aのみ記載する。)は
内方に折り曲げられて、それぞれ切り欠き部7の
端面とフインガー部9との間に間隙を有して配設
されている。
9の外周面との間には、ストツプスプリング10
が、ケース1の内周面を押圧する状態で介装され
ている。このストツプスプリング10の両端部1
0A,10B(図では10Aのみ記載する。)は
内方に折り曲げられて、それぞれ切り欠き部7の
端面とフインガー部9との間に間隙を有して配設
されている。
したがつて回転される際には、ストツプスプリ
ング10は縮径されて、コア4のトルクはピニオ
ンプレート8に伝達される。また、コア4が停止
され、ウインドガラスの荷重がピニオンプレート
8に伝達されると、フインガー部9は端部10B
に当接し、これを押圧して、ストツプスプリング
10を拡径させる。この拡径されたストツプスプ
リング10とケース1の内周面との摩擦接触によ
り、ウインドガラスの降下を防止している。
ング10は縮径されて、コア4のトルクはピニオ
ンプレート8に伝達される。また、コア4が停止
され、ウインドガラスの荷重がピニオンプレート
8に伝達されると、フインガー部9は端部10B
に当接し、これを押圧して、ストツプスプリング
10を拡径させる。この拡径されたストツプスプ
リング10とケース1の内周面との摩擦接触によ
り、ウインドガラスの降下を防止している。
また符号11はピニオンギヤであり、このピニ
オンギヤ11は、ピニオンプレート8に固着さ
れ、かつアーム側の被動ギヤ12に噛合わされ
て、ピニオンプレート8および被動ギヤ12間の
トルクを伝達するものである。
オンギヤ11は、ピニオンプレート8に固着さ
れ、かつアーム側の被動ギヤ12に噛合わされ
て、ピニオンプレート8および被動ギヤ12間の
トルクを伝達するものである。
ところが、このようなウインドレギユレータ逆
転防止装置にあつては、車両乗員がレギユレータ
ハンドル6を回転操作(以下「正転」という。)
してウインドガラスを上昇させ、ウインドガラス
全閉後も更にレギユレータハンドル6を回転させ
る場合(一般に乗員はこうすることが常であ
る。)には、ウインドレギユレータのリンクを構
成するアームに歪を生じさせる。このアームの歪
による力およびウインドガラスの荷重によつてス
トツプスプリング10は拡径され、ストツプスプ
リング10とケース1の内周面との摩擦力のため
に、ウインドレギユレータ逆転防止装置は静止す
ることになる。ここで、この歪による力は、スト
ツプスプリング10をコア4とともに逆転(ウイ
ンドガラスを下降させる方向のコア4の回転)さ
せる方向に端部10Bに作用している。
転防止装置にあつては、車両乗員がレギユレータ
ハンドル6を回転操作(以下「正転」という。)
してウインドガラスを上昇させ、ウインドガラス
全閉後も更にレギユレータハンドル6を回転させ
る場合(一般に乗員はこうすることが常であ
る。)には、ウインドレギユレータのリンクを構
成するアームに歪を生じさせる。このアームの歪
による力およびウインドガラスの荷重によつてス
トツプスプリング10は拡径され、ストツプスプ
リング10とケース1の内周面との摩擦力のため
に、ウインドレギユレータ逆転防止装置は静止す
ることになる。ここで、この歪による力は、スト
ツプスプリング10をコア4とともに逆転(ウイ
ンドガラスを下降させる方向のコア4の回転)さ
せる方向に端部10Bに作用している。
したがつて、この状態でウインドガラスを下降
すべくコア4を逆転させると、ストツプスプリン
グ10は一瞬縮径されるが、歪によるトルクによ
つて再び拡径されることになる。この急激な拡径
により大きな異音が発生するという問題点があ
る。
すべくコア4を逆転させると、ストツプスプリン
グ10は一瞬縮径されるが、歪によるトルクによ
つて再び拡径されることになる。この急激な拡径
により大きな異音が発生するという問題点があ
る。
この考案は、上記従来の問題点に鑑みなされた
ものであつて、ドア全閉状態からドアを開放する
際に発生する異音を防止することができるウイン
ドレギユレータの異音防止機構を提供することを
目的とする。
ものであつて、ドア全閉状態からドアを開放する
際に発生する異音を防止することができるウイン
ドレギユレータの異音防止機構を提供することを
目的とする。
上記目的を達成するために、この考案に係るウ
インドレギユレータ異音防止機構は、ウインドレ
ギユレータ逆転防止装置のケース内周面とストツ
プスプリングとの間に、ライナを介装するように
し、アームの歪による力によつてストツプスプリ
ングをライナに対して相対回転させるようにした
ものである。
インドレギユレータ異音防止機構は、ウインドレ
ギユレータ逆転防止装置のケース内周面とストツ
プスプリングとの間に、ライナを介装するように
し、アームの歪による力によつてストツプスプリ
ングをライナに対して相対回転させるようにした
ものである。
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
る。
第2図は、この考案に係るウインドレギユレー
タ異音防止機構の一実施例を示す断面図であり、
従来例と同様な部分は、同一の符号を付すことに
より説明を省略する。
タ異音防止機構の一実施例を示す断面図であり、
従来例と同様な部分は、同一の符号を付すことに
より説明を省略する。
第2図に示されるように、ケース1の内周面と
ストツプスプリング10の外周側との間には、ラ
イナ13が介装されている。このライナ13は円
筒形状で樹脂、たとえばセルロース誘導体等の合
成樹脂もしくはビニール系合成樹脂等のプラスチ
ツク、または砲金等から成り、ケース1の内周面
の摩擦係数よりも小さく、かつある程度の弾性を
有するものである。すなわち、この摩擦係数の値
および弾性の程度は、これらの作用によつて、ラ
イナ13とストツプスプリング10との間に生ず
る摩擦力が、ウインドガラスの荷重よりも大き
く、ウインドガラスの荷重とアームの歪による力
との総和よりも小さくなるように定められる。
ストツプスプリング10の外周側との間には、ラ
イナ13が介装されている。このライナ13は円
筒形状で樹脂、たとえばセルロース誘導体等の合
成樹脂もしくはビニール系合成樹脂等のプラスチ
ツク、または砲金等から成り、ケース1の内周面
の摩擦係数よりも小さく、かつある程度の弾性を
有するものである。すなわち、この摩擦係数の値
および弾性の程度は、これらの作用によつて、ラ
イナ13とストツプスプリング10との間に生ず
る摩擦力が、ウインドガラスの荷重よりも大き
く、ウインドガラスの荷重とアームの歪による力
との総和よりも小さくなるように定められる。
したがつて、アームに歪が生じた状態でウイン
ドレギユレータ装置が静止する場合には、この歪
による力によつて、ストツプスプリング10は、
ストツプスプリング10とケース1の内周面との
摩擦力に抗して、ライナ13に対し、コア4とと
もにコア4を逆転させる方向に相対回転される。
これによつて、歪による力は消滅し、コア4の逆
転時に、ストツプスプリング10が急激に拡径す
ることがない。
ドレギユレータ装置が静止する場合には、この歪
による力によつて、ストツプスプリング10は、
ストツプスプリング10とケース1の内周面との
摩擦力に抗して、ライナ13に対し、コア4とと
もにコア4を逆転させる方向に相対回転される。
これによつて、歪による力は消滅し、コア4の逆
転時に、ストツプスプリング10が急激に拡径す
ることがない。
ここで、ストツプスプリング10とライナ13
とに生ずる摩擦力が小さいことから、ハンドル6
を円滑に回転させることができる。
とに生ずる摩擦力が小さいことから、ハンドル6
を円滑に回転させることができる。
また、アームに歪が発生しないことから、ドア
パネルに不自然な変形が生ずることがない。
パネルに不自然な変形が生ずることがない。
尚、上記実施例では、ケース1とストツプスプ
リング10との間にライナ13を介装する場合に
つき説明したが、ケースを前記ライナ13と同一
の材料で形成し、ストツプスプリング10を直接
ケースの内周面に当接させるようにしてもよい。
この場合には、前記実施例の効果に加え、組付工
程を削減できる。
リング10との間にライナ13を介装する場合に
つき説明したが、ケースを前記ライナ13と同一
の材料で形成し、ストツプスプリング10を直接
ケースの内周面に当接させるようにしてもよい。
この場合には、前記実施例の効果に加え、組付工
程を削減できる。
また、従来のケース1の内周面にメツキ処理を
施し、ケース1の内周面の摩擦係数を小さくして
もよい。
施し、ケース1の内周面の摩擦係数を小さくして
もよい。
以上のように、この考案に係るウインドレギユ
レータ異音防止機構は、ウインドレギユレータ逆
転防止装置のケース内周面とストツパリングとの
間に、ライナを介装したことから、ドア全閉状態
からドアを開放する際に発生する異音を防止する
ことができるという効果を有する。
レータ異音防止機構は、ウインドレギユレータ逆
転防止装置のケース内周面とストツパリングとの
間に、ライナを介装したことから、ドア全閉状態
からドアを開放する際に発生する異音を防止する
ことができるという効果を有する。
第1図は従来例のウインドレギユレータ逆転防
止装置を示す断面図、第2図はこの考案に係るウ
インドレギユレータ異音防止機構の一実施例を示
す断面図である。 1……ケース、4……コア、10……ストツプ
スプリング、13……ライナ。
止装置を示す断面図、第2図はこの考案に係るウ
インドレギユレータ異音防止機構の一実施例を示
す断面図である。 1……ケース、4……コア、10……ストツプ
スプリング、13……ライナ。
Claims (1)
- ウインドレギユレータ逆転防止装置のケース内
周面とストツパスプリングとの間に、ライナを介
装してなるウインドレギユレータ異音防止機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981055349U JPS626236Y2 (ja) | 1981-04-17 | 1981-04-17 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981055349U JPS626236Y2 (ja) | 1981-04-17 | 1981-04-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57167177U JPS57167177U (ja) | 1982-10-21 |
JPS626236Y2 true JPS626236Y2 (ja) | 1987-02-12 |
Family
ID=29851907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1981055349U Expired JPS626236Y2 (ja) | 1981-04-17 | 1981-04-17 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS626236Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS494093A (ja) * | 1972-05-04 | 1974-01-14 |
-
1981
- 1981-04-17 JP JP1981055349U patent/JPS626236Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS494093A (ja) * | 1972-05-04 | 1974-01-14 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57167177U (ja) | 1982-10-21 |
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