JP2000274137A - ドアヒンジ装置 - Google Patents

ドアヒンジ装置

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JP2000274137A
JP2000274137A JP11335374A JP33537499A JP2000274137A JP 2000274137 A JP2000274137 A JP 2000274137A JP 11335374 A JP11335374 A JP 11335374A JP 33537499 A JP33537499 A JP 33537499A JP 2000274137 A JP2000274137 A JP 2000274137A
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fixed
ratchet wheel
cylinder
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Jong Bok Jang
鐘▲福▼ 張
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    • E05Y2900/10Application of doors, windows, wings or fittings thereof for buildings or parts thereof
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    • E05Y2900/132Doors

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な操作で、ドアの開閉速度を調節できる
ようにする。 【解決手段】 ドアに取り付けられる回転円筒筒104
と、ドア枠に取り付けられる一対の固定円筒筒106,
107と、回転円筒筒104に固定されるプラグ部材1
08と、プラグ部材により回転可能に支持される回転軸
114と、一端がプラグ部材に固定され他端が回転軸に
固定されるトーションコイルスプリング120と、第1
軸方向ラチェット124を有する第1ラチェットホイー
ル122と、第2固定円筒107内で回転不可能に結合
される第1カム部材126と、第2固定円筒内で回転可
能に挿入される第2カム部材130と、回転軸と一体回
転でき、かつ第2カム部材と軸方向に一体移動できるよ
うに、第1軸方向ラチェットと噛合される第2軸方向ラ
チェット140が形成される第2ラチェットホイール1
38と、回転軸の他端部に固定されるキャップ部材14
8とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドアヒンジ装置に関
するもので、特に内部に設けられるトーションコイルス
プリングに何のねじりモーメントも作用しない状態でド
アに設けた後、別の弾性力調節過程によりトーションコ
イルスプリングのねじりモーメントを調節し得るように
することで、その設置作業及び弾性力調節作業を簡単で
容易に行えるようにし、ドアの開閉速度を更に細分して
調節し得るようにし、ドアが手軽くスムースに開放さ
れ、適宜な速度で徐々に自動に閉じるようにして、その
商品性を更に増大させたドアヒンジ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、ドアヒンジは、ほぼ全ての建物
におけるドアに装着され、ドアをその対応ドア枠に回転
可能にかけた状態で支持するために使用される。ドアヒ
ンジは、垂直方向に互いに平行に配列される一対の垂直
方向支持要素、又は水平方向に互いに平行に配列される
一対の水平方向支持要素を含む。一対の水平方向又は垂
直方向支持要素のうち、一支持要素はドアに固定され、
他支持要素はドア枠に固定される。
【0003】このような単純な構造を有するドアヒンジ
の場合は、ドアの閉鎖が自動に行われないため、種々の
不便が引き起こされ、このため、ドアを自動に閉鎖させ
るための油圧作動式ドア自動閉鎖装置が使用される。し
かし、このようなドア自動閉鎖装置は高価であり、設置
が容易でない問題があった。
【0004】このような問題を解決するため、最近には
それぞれのドアヒンジにトーションコイルスプリングを
内装して、ドアが自動に閉鎖されるようにしたドアヒン
ジ装置が本出願人などにより当業界に公知されており、
このようなドアヒンジ装置は比較的低廉であるので、広
く使用できる利点を有する。
【0005】しかし、先行技術によるドアヒンジ装置に
おいては、トーションコイルスプリングにより所定のね
じりモーメントが作用している状態でドアヒンジ装置が
ドア及びドア枠に装着されるため、ドアヒンジ装置の設
置作業及びドアのねじりモーメント、つまり弾性力調節
作業が難しくなり、これにより、ねじりモーメントが適
宜調節されていない場合、出入者の予想以上にドアが速
く閉じることがある。また、トーションコイルスプリン
グを使用する先行技術によるドアヒンジ装置において
は、ドアが余り遅く開いたり、余り早く閉じたりして、
ドア開閉時の操作感が低下し、これにより全体ドアヒン
ジ装置の商品性が低下する問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記のよう
な先行技術によるドアヒンジ装置に内在した問題点を解
決するために装着されるものであり、本発明の主目的
は、内部に設けられたトーションコイルスプリングに何
のねじりモーメントも作用しない状態で、ドアに設けら
れた後、別の弾性力調節過程によりトーションコイルス
プリングのねじりモーメントを調節し得るようにして、
その設置作業及び弾性力の調節作業を簡単で容易にかつ
迅速に行えるようにするドアヒンジ装置を提供すること
にある。
【0007】本発明のほかの目的は、ドアの開閉速度を
更に細分して調節し得るようにするドアヒンジ装置を提
供することにある。
【0008】本発明のさらにほかの目的は、ドアが手軽
にスムースに開放され、適宜の速度でゆっくり自動に閉
じるようにして、その商品性を更に増大させるドアヒン
ジ装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の一面によると、ドアヒンジ装置が提供され、
前記装置は、ドアに固定され、回転円筒を有する第1支
持要素と、ドア枠に固定され、前記回転円筒の両端部に
それぞれ配置される一対の固定円筒を有する第2支持要
素と、前記第2支持要素の第1固定円筒に結合され、前
記回転円筒の一端部に固定されるプラグ部材と、一端部
が前記第2支持要素の第2固定円筒を貫通して前記回転
円筒の内部に挿入され、前記プラグ部材により回転可能
に支持され、中間部に大径部が形成される回転軸と、前
記回転円筒の内部において、前記回転軸の周囲に巻取さ
れ、一端部が前記プラグ部材に固定され、他端部が前記
回転軸の大径部に固定されるトーションコイルスプリン
グと、前記第2固定円筒の内部に回転できないように結
合され、前記回転軸の大径部上に安着され、半径方向内
側に形成される多数の第1軸方向ラチェットを有する第
1ラチェットホイールと、前記第2固定円筒の内部に回
転できないように結合され、前記第1ラチェットホイー
ル上に安着され、一つ以上の軸方向カム突起を有する第
1カム部材と、前記第2固定円筒の内部に回転可能に挿
入される一端部に、前記軸方向カム突起と係合される一
つ以上の軸方向カム溝が形成される第2カム部材と、前
記回転軸と一体的に回転できるように、かつ前記第2カ
ム部材と一体的に軸方向に移動できるように、前記第2
カム部材の内部に挿入され、一端部に前記多数の第1軸
方向ラチェットと噛合される多数の第2軸方向ラチェッ
トが形成される第2ラチェットホイールと、前記第1ラ
チェットホイール、第1カム部材、第2カム部材及び第
2ラチェットホイールを貫通して延長される前記回転軸
の他端部に固定されるキャップ部材と、前記第2ラチェ
ットホイールと前記キャップ部材との間で、前記回転軸
に巻取されるコイルスプリングとを備えることを特徴と
する。
【0010】前記第1及び第2支持要素が垂直方向に互
いに平行に配列される一対の垂直方向支持要素である。
前記第2カム部材の他端部には、前記第2固定円筒の一
端部上に安着される第1外向フランジ部が形成され、第
1外向フランジ部の内周面には段差部が形成され、前記
第2ラチェットホイールの他端部には、前記段差部上に
安着される第2外向フランジ部が形成される。前記第1
ラチェットホイール及び第1カム部材が略リング形状を
取り、前記第2カム部材及び第2ラチェットホイールは
略円筒形を取る。
【0011】前記第2ラチェットホイールの内周面には
一つ以上のキーが形成され、前記大径部と他端部との間
において、回転軸の外周面には前記キーが結合される一
つ以上のキー溝が形成され、前記第2固定円筒の内周面
には内向スプラインが形成され、前記第1ラチェットホ
イール及び第1カム部材の外周面には外向スプラインが
形成され、前記カム部材には工具挿入溝が形成される。
前記プラグ部材が前記回転円筒の内部に延長される支持
軸部を有し、支持軸部の自由端部と前記回転軸の一端部
には一対の挿入溝がそれぞれ形成され、前記一対の挿入
溝には棒部材が挿入され、前記一対の挿入溝の底面と前
記棒部材の両端部との間には一対のボールがそれぞれ介
在されて、回転軸の回転を案内し、前記回転円筒の両端
部と前記第1及び第2固定円筒との間には一対のリング
ウォッシャがそれぞれ介在される。前記第1ラチェット
ホイールの多数の第1ラチェット及び前記第2ラチェッ
トホイールの多数の第2ラチェットが通常のギヤ歯部と
同一形状を有する。
【0012】前記第1ラチェットホイールの多数の第1
軸方向ラチェットと第2ラチェットホイールの多数の第
2軸方向ラチェットが互いに噛合されたとき、前記回転
軸は一方向にだけ回転でき、他方向には回転できなく、
前記キャップ部材の工具挿入溝に挿入される工具により
前記回転軸が前記一方向に回転されたとき、前記トーシ
ョンコイルスプリングは巻取方向に力の作用を受けて、
そのねじりモーメントがより増大し、前記コイルスプリ
ングの付勢力を克服しつつ前記第2カム部材の第1外向
フランジ部を持ち上げて、前記第2ラチェットホイール
を一体的に上方に移動させると、第1ラチェットホイー
ルと第2ラチェットホイールの噛合状態が解除され、巻
取されていた前記トーションコイルスプリングが巻解さ
れることにより、そのねじりモーメントが減少する。
【0013】前記回転軸の大径部に円周方向の溝が形成
され、前記円周方向溝には一対の半円形ウォッシャが差
し込まれ、前記一対の半円形ウォッシャは、前記回転円
筒を貫通して延長されるスクリューにより前記円周方向
溝の底面に対して所定の圧着力で圧着される。前記半円
形ウォッシャの内面には、石綿、テフロン(登録商標)
などの耐摩耗性、耐熱性ライニング又はパッドが付着さ
れる。
【0014】前記一方向が時計方向であり、前記他方向
は反時計方向であり、前記トーションコイルスプリング
は左回りに巻取される左回りトーションコイルスプリン
グであり、ドアの開放により前記回転円筒が反時計方向
に回転されたとき、前記トーションコイルスプリングが
巻取方向に力の作用を受けて、そのねじりモーメントが
増大する。
【0015】本発明のほかの一面により、ドアヒンジ装
置が提供され、前記装置は、ドアに固定され、一端部が
閉鎖される回転円筒を有する第1支持要素と、ドア枠に
固定され、前記回転円筒の他端部に整列される固定円筒
を有する第2支持要素と、一端部が前記第2支持要素の
固定円筒を貫通して前記回転円筒の内部に挿入され、前
記回転円筒の閉鎖される一端部により回転可能に支持さ
れ、中間部に大径部が形成される回転軸と、前記回転円
筒の内部において、前記回転軸の周囲に巻取され、一端
部が前記回転円筒の閉鎖される一端部に固定され、他端
部が前記回転軸の大径部に固定されるトーションコイル
スプリングと、前記固定円筒の内部に回転できないよう
に結合され、前記回転軸の大径部上に安着され、半径方
向内側に形成される多数の第1軸方向ラチェットを有す
る第1ラチェットホイールと、前記固定円筒の内部に回
転できないように結合され、前記第1ラチェットホイー
ル上に安着され、一つ以上の軸方向カム突起を有する第
1カム部材と、前記固定円筒の内部に回転可能に挿入さ
れる一端部に、前記軸方向カム突起と係合される一つ以
上の軸方向カム溝が形成される第2カム部材と、前記回
転軸と一体的に回転できるように、かつ前記第2カム部
材と一体的に軸方向に移動できるように、前記第2カム
部材の内部に挿入され、一端部に前記多数の第1軸方向
ラチェットと噛合される多数の第2軸方向ラチェットが
形成される第2ラチェットホイールと、前記第1ラチェ
ットホイール、第1カム部材、第2カム部材及び第2ラ
チェットホイールを貫通して延長される前記回転軸の他
端部に固定されるキャップ部材と、前記第2ラチェット
ホイールと前記キャップ部材との間で、前記回転軸に巻
取されるコイルスプリングとを備えることを特徴とす
る。
【0016】前記第1及び第2支持要素は水平方向に互
いに平行に配列される一対の水平方向支持要素である。
【0017】本発明のさらにほかの一面により、ドアヒ
ンジ装置が提供され、前記装置は、ドアに固定され、中
間部が閉鎖されることにより、二つの作動室に区画され
る回転円筒を有する第1支持要素と、ドア枠に固定さ
れ、前記回転円筒の両端部にそれぞれ整列される一対の
固定円筒を有する第2支持要素と、前記第2支持要素の
第1固定円筒と前記回転円筒の第1作動室に設けられる
第1ドアヒンジ手段と、前記第2支持要素の第2固定円
筒と前記回転円筒の第2作動室に設けられる第2ドアヒ
ンジ手段とを備えることを特徴とする。
【0018】前記各々の第1及び第2ドアヒンジ手段
は、一端部が前記第2支持要素の固定円筒を貫通して前
記回転円筒の作動室の内部に挿入され、前記回転円筒の
閉鎖中間部により回転可能に支持され、中間部に大径部
が形成される回転軸と、前記作動室の内部において、前
記回転軸の周囲に巻取され、一端部が前記回転円筒の閉
鎖中間部に固定され、他端部が前記回転軸の大径部に固
定されるトーションコイルスプリングと、前記固定円筒
の内部に回転できないように結合され、前記回転軸の大
径部上に安着され、半径方向内側に形成される多数の第
1軸方向ラチェットを有する第1ラチェットホイール
と、前記固定円筒の内部に回転できないように結合さ
れ、前記第1ラチェットホイール上に安着され、一つ以
上の軸方向カム突起を有する第1カム部材と、前記固定
円筒の内部に回転可能に挿入される一端部に、前記軸方
向カム突起と係合される一つ以上の軸方向カム溝が形成
される第2カム部材と、前記回転軸と一体的に回転でき
るように、かつ前記第2カム部材と一体的に軸方向に移
動できるように、前記第2カム部材の内部に挿入され、
一端部に前記多数の第1軸方向ラチェットと噛合される
多数の第2軸方向ラチェットが形成される第2ラチェッ
トホイールと、前記第1ラチェットホイール、第1カム
部材、第2カム部材及び第2ラチェットホイールを貫通
して延長される前記回転軸の他端部に固定されるキャッ
プ部材と、前記第2ラチェットホイールと前記キャップ
部材との間で、前記回転軸に巻取されるコイルスプリン
グとを備える。
【0019】前記第1及び第2ドアヒンジ手段は前記回
転円筒の中間部を中心として互いに面対称に配列され、
各々のトーションコイルスプリングのねじりモーメント
がそれぞれ独立的に調節できる。前記第1ドアヒンジ手
段のトーションコイルスプリングと前記第2ドアヒンジ
手段のトーションコイルスプリングが互いに同一方向に
巻取され、ドアの回転により前記回転円筒が一体的に回
転するとき、一トーションコイルスプリングは巻取方向
に力の作用を受け、他トーションコイルスプリングは巻
解方向に力の作用を受け、巻取される方向に力の作用を
受けるトーションコイルスプリングが巻解方向に力の作
用を受ける他トーションコイルスプリングより高いねじ
りモーメントを有することにより、ドアの開閉動作がス
ムースになされる。前記中間部は、回転円筒の内部に結
合され、スクリューにより前記回転円筒に固定される中
間固定体で構成される。前記第1及び第2支持要素が垂
直方向に互いに平行に配列される一対の垂直方向支持要
素である。
【0020】前記各々の第1及び第2ドアヒンジ手段に
おいて、前記第1ラチェットホイールの多数の第1軸方
向ラチェットと第2ラチェットホイールの多数の第2軸
方向ラチェットが互いに噛合されたとき、前記回転軸は
一方向にだけ回転でき、他方向には回転できなく、前記
キャップ部材の工具挿入溝に挿入される工具により前記
回転軸が前記一方向に回転されたとき、前記トーション
コイルスプリングは巻取方向に力の作用を受けて、その
ねじりモーメントがより増大し、前記コイルスプリング
の付勢力を克服しつつ前記第2カム部材の第1外向フラ
ンジ部を持ち上げて、前記第2ラチェットホイールを一
体的に上方に移動させると、第1ラチェットホイールと
第2ラチェットホイールの噛合状態が解除され、巻取さ
れていた前記トーションコイルスプリングが巻解される
ことにより、そのねじりモーメントが減少することとな
る。
【0021】前記一方向が時計方向であり、前記他方向
は反時計方向であり、前記第1ドアヒンジ手段及び第2
ドアヒンジ手段のトーションコイルスプリングは左回り
に巻取される左回りトーションコイルスプリングであ
り、ドアの開放により前記回転円筒が反時計方向に回転
される。
【0022】前記第1ドアヒンジ手段のトーションコイ
ルスプリングと前記第2ドアヒンジ手段のトーションコ
イルスプリングが相違した方向に巻取され、ドアの回転
により前記回転円筒が一体的に回転するとき、両スプリ
ングが共に巻取方向に力の作用を受けることにより、両
スプリングのねじり力が共同にドアを支持及び開閉させ
ることに使用される。
【0023】前記第1及び第2支持要素が水平方向に互
いに平行に配列される一対の水平方向支持要素であり、
前記第2支持要素は第1固定円筒に連結され、前記第1
固定円筒は連結片を介して第2固定円筒に連結される。
【0024】本発明の前記特徴により、トーションコイ
ルスプリングに何のねじりモーメントも作用しない状態
でドアヒンジ装置を設けた後、キャップ部材の工具挿入
溝に工具を挿入し回転軸を回転させるか、第2カム部材
の第1外向フランジ部を持って第2カム部材を回転させ
て、第2ラチェットホイールを持ち上げることで、トー
ションコイルスプリングのねじりモーメントを調節し得
るので、ドアヒンジ装置の設置作業及びドアヒンジ装置
のねじりモーメント、つまり弾性力調節のための作業が
簡単で容易なかつ迅速な方式で遂行され、これにより、
ドアヒンジ装置の商品性が増大し、ドアの弾性力が適宜
調節されなくてドアが速く閉じたりして出入者がけがを
する可能性が全くなくなる。また、一対のドアヒンジ手
段が上下方に配設され、そのトーションコイルスプリン
グが独立的に調節可能な方式に、互いに反対方向に力の
作用を受けるので、ドアの開閉速度を更に細分して調節
することが可能であり、ドアが手軽にスムースに開放さ
れ、適宜の速度で徐々に自動に閉じ、これにより、ドア
ヒンジ装置の商品性が更に増大する。更に、回転軸の回
転速度を別の方式で制御するための手段が回転軸の大径
部に形成されるので、回転軸の回転速度、つまりドアの
開閉速度を更に細密に調節することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
に係る各種実施形態を説明する。ここで、全図にわたっ
て相互同一部には同一符号をつける。
【0026】図1は本発明の第1実施形態におけるドア
ヒンジ装置の全体構造を示す部分破断縦断面図を示し、
図2は図1のドアヒンジ装置を構成する各部品を示す分
解斜視図を示し、図3は図1のドアヒンジ装置の弾性力
を増加させるため、回転軸が時計方向に回転してトーシ
ョンコイルスプリングを巻回して、トーションコイルス
プリングのねじりモーメントを増加させる過程を説明す
るための部分破断断面図を示し、図4は図1のドアヒン
ジ装置の弾性力を減少させるため、円筒形カム部材が時
計方向に回転してトーションコイルスプリングを巻解し
て、トーションコイルスプリングのねじりモーメントを
減少させる過程を説明するための部分破断断面図を示
し、図5は本発明により改造されたリング形ラチェット
ホイールの形状を示す斜視図を示す。
【0027】本発明に係る第1実施形態におけるドアヒ
ンジ装置100は、一対の垂直方向支持要素102、1
03を含む。第1垂直方向支持要素102は、ドアに固
定されてドアと一体的に回転し、第2垂直方向支持要素
103は、ドア枠に固定された状態に維持されている。
第2垂直方向支持要素103に対向する第1垂直方向支
持要素102の幅方向一端部の中間部には、回転円筒1
04が一体的に固定され、第1垂直方向支持要素102
に対向する第2垂直方向支持要素103の幅方向一端部
の長手方向の両端部には、一対の固定円筒106、10
7が一体的に固定されいる。一対の固定円筒106、1
07は、回転円筒104の下端部及び上端部にそれぞれ
整列され、一対の固定円筒106、107と回転円筒1
04との間には、一対のリングウォッシャ158、15
9がそれぞれ介在されている。第1固定円筒106に
は、下方からプラグ部材108が挿入されている。プラ
グ部材108は、その上端部に形成されるネジ部が回転
円筒104の下端部の内面に螺合されることにより、回
転円筒104に固定されている。このため、第1固定円
筒106は、プラグ部材108及び回転円筒104に対
して回転可能に取り付けられている。プラグ部材108
の下端部には、ヘッド部110が形成され、プラグ部材
108の上端部には、直径の減少する支持軸部112が
上方に延長形成されている。プラグ部材108が回転円
筒104に螺合されると、ヘッド部110は、第1固定
円筒106の下端部に対して当接される。
【0028】回転円筒104の内部には、上方から回転
軸114が挿入されている。この回転軸114の中間部
には、直径の拡大する大径部116が形成されている。
回転軸114の下端部は、プラグ部材108の支持軸部
112の自由端部上に当接され、回転軸114の下端部
と支持軸部112の自由端部には、一対の挿入溝16
8、169がそれぞれ形成される。一対の挿入溝16
8、169には、棒部材170の両端部がそれぞれ挿入
され、一対の挿入溝168、169の底面と棒部材17
0の両端部との間には一対のボール118、119がそ
れぞれ介在されて、回転軸114の回転を案内する。回
転円筒104の内部において、回転軸114の外周面に
トーションコイルスプリング120が巻付けられてい
る。トーションコイルスプリング120の上端部は、回
転軸114の大径部116の下面に形成されたスプリン
グ固定溝に挿入されて固定され、トーションコイルスプ
リング120の下端部は、プラグ部材108の上端部面
に形成されたスプリング固定溝に挿入されて固定され
る。図1において、トーションコイルスプリング120
は、上方から見た場合、左回りに巻かれる左回りトーシ
ョンコイルスプリングである。したがって、回転軸11
4が時計方向に回転する場合、トーションコイルスプリ
ングは巻付けられている方向に力の作用を受けて、その
ねじりモーメントが増加し、回転軸114が反時計方向
に回転する場合、トーションコイルスプリング120は
巻解される方向に力の作用を受けて、そのねじりモーメ
ントが減少する。大径部116の上部において、回転軸
114の円周面にはキー溝146が形成され、回転軸1
14が回転円筒104の内部に挿入されたとき、大径部
116の略中間部より上方部分が、回転円筒104の上
部に位置するリングウォッシャ159の上部から突出す
る。
【0029】第2垂直方向支持要素103の第2固定円
筒107の内部には、上方からリング形ラチェットホイ
ール122及びリング形カム部材126が装着されてい
る。リング形ラチェットホイール122は、回転軸11
4の大径部116の上面上に取り付けられ、リング形カ
ム部材126は、リング形ラチェットホイール122上
に取り付けられている。第2固定円筒107の内周面に
は、内向スプライン152が形成され、リング形ラチェ
ットホイール122及びリング形カム部材126の外周
面には、外向スプライン154、155がそれぞれ形成
される。第2固定円筒107の内向スプライン152に
は、リング形ラチェットホイール122及びリング形カ
ム部材126の外向スプライン154、155が結合さ
れる。したがって、第2固定円筒107がドア枠に固定
された状態に維持される事実に起因して、リング形ラチ
ェットホイール122及びラング形カム部材126は円
周方向に回転し得なく、ただ軸方向にだけ移動し得るこ
ととなる。リング形ラチェットホイール122上であっ
て、上部に安着されるリング形カム部材126の厚さだ
け半径方向内側に移動された地点には、軸方向上部に突
出する多数の第1軸方向ラチェット124が形成され
る。リング形カム部材126の上面には、二つ以上のカ
ム突起128が軸方向上部に突出するように形成され
る。
【0030】リング形カム部材126の上面には、円筒
形カム部材130が安着され、この円筒形カム部材13
0の下端部面には、リング形カム部材126のカム突起
128が係合される二つ以上のカム溝132が形成され
ている。円筒形カム部材130の上端部には、半径方向
外側に突出されるように第1外向フランジ部134が形
成され、第1外向フランジ部134の内側において、円
筒形カム部材130の円周方向の内周面には、段差部1
36が形成されている。円筒形カム部材130の第1外
向フランジ部134は、固定円筒107の上端部上に安
着される。円筒形カム部材130の内部には、円筒形ラ
チェットホイール138が挿入され、円筒形ラチェット
ホイール138の上端部には、円筒形カム部材130の
段差部136上に安着される第2外向フランジ部142
が形成される。円筒形ラチェットホイール138の下端
部面には、リング形ラチェットホイール122の多数の
第1軸方向ラチェット124と噛合される多数の第2軸
方向ラチェット140が形成される。円筒形ラチェット
ホイール138の内周面には、一つ以上のキー144が
形成される。回転軸114の他端部は、リング形ラチェ
ットホイール122、リング形カム部材126、円筒形
カム部材130及び円筒形ラチェットホイール138を
貫通して上方に延長される。この際に、キー144が回
転軸114のキー溝146に結合されることにより、円
筒形ラチェットホイール138は回転軸114と一体的
に回転し得ることとなる。また、円筒形ラチェットホイ
ール138に形成される第2外向フランジ部142が円
筒形カム部材130に形成される段差部136上に安着
されるので、第2固定円筒107の上端部上に安着され
る円筒形カム部材130の第1外向フランジ部134を
手で持って回転させると、円筒形カム部材130のカム
溝132が形成された部分が、リング形カム部材126
のカム突起128が形成された部分上で滑りながら、円
筒形カム部材130及び円筒形ラチェットホイール13
8と共に、回転軸114に沿って軸方向上方に移動し得
ることとなる。
【0031】各々の第1軸方向ラチェット124及び第
2軸方向ラチェット140には、傾斜面及び直立面が形
成されている。図1に示すように、第1軸方向ラチェッ
ト124と噛合された第2軸方向ラチェット140は、
その傾斜面が第1軸方向ラチェット124の傾斜面上で
滑りながら時計方向には回転し得るが、その直立面と第
1軸方向ラチェット124の直立面との接触に起因し
て、反時計方向には回転し得なくなる。もちろん、本実
施形態においては、リング形ラチェットホイール122
及び円筒形ラチェットホイール138が傾斜面及び直立
面を有する第1軸方向ラチェット124及び第2軸方向
ラチェット140をそれぞれ有するものと説明したが、
図5に示すように、リング形ラチェットホイール122
及び円筒形ラチェットホイール138が一般的なギヤの
歯部の形状とほぼ同一形状を有する第1軸方向ラチェッ
ト125及び第2軸方向ラチェット141をそれぞれ有
することもできることが分かる。
【0032】円筒形ラチェットホイール138を貫通し
て上方に延長される回転軸114の他端部には、キャッ
プ部材148が螺合により固定されている。キャップ部
材148と円筒形ラチェットホイール138との間に
は、コイルスプリング150が介在されることにより、
円筒形ラチェットホイール138を下方に、つまり前記
多数の第2軸方向ラチェット140を前記多数の第1軸
方向ラチェット124に噛合させる方向に押圧すること
となる。キャップ部材148の上面には、工具挿入溝1
56が形成され、工具挿入溝156にレンチなどの適宜
の工具を入れて回すと、回転軸114が回転される。キ
ャップ部材148の外周面には、保護キャップ160が
螺合されている。この保護キャップ160は、第2固定
円筒107の外側に突出する多数の部品を保護する機能
をする。
【0033】このように構成される本発明に係る第1実
施形態におけるドアヒンジ装置100は、トーションコ
イルスプリング120にねじりモーメントが全く作用し
ない状態で、ドア及びドア枠に装着され、これにより、
ドアヒンジ装置100の装着作業が簡単で容易に遂行で
きる。ドアヒンジ装置100の装着が完了された後、ド
アの使用中に必要であれば、ドアヒンジ装置100、つ
まりトーションコイルスプリング120の弾性力(弾発
力)を調節するための作業が行われる。
【0034】ドアヒンジ装置100の弾性力を増大させ
ようとする場合は、保護キャップ160を除去し、キャ
ップ部材148に形成される工具挿入溝156にレンチ
などの工具を入れ時計方向に回転させる(図3参照)。
キャップ部材148が時計方向に回転されると、キャッ
プ部材148に一体的に固定された回転軸114が時計
方向に回転され、回転軸114のキー溝146に円筒形
円筒形ラチェットホイール138の内周面に形成される
キー144が結合されることにより、円筒形ラチェット
ホイール138にも時計方向に力が加わる。これによ
り、円筒形ラチェットホイール138の第2ラチェット
140の傾斜面がリング形ラチェットホイール122の
第1ラチェット124の傾斜面上で滑りながら時計方向
に回転される。この際に、時計方向に回転される一つの
第2ラチェット140が対応する一つの第1ラチェット
124の上端部を通ることにより、一つの第2ラチェッ
ト140は、コイルスプリング150の付勢力により一
つの第1ラチェット124の直立面に沿って下方に落下
し、落下した第2ラチェット140の反時計方向への回
転は、第2ラチェット140の直立面と第1ラチェット
124の直立面の接触により防止される。これにより、
回転軸114の反時計方向への回転が抑制されるので、
上端部が回転軸114の大径部116に固定され下端部
がプラグ部材108に固定されるトーションコイルスプ
リング120は、回転軸114が時計方向に回転した角
度だけ巻取されることにより、そのねじりモーメントが
増加する。したがって、一つの第2ラチェット140が
スライドしながら通過する第1ラチェット124の数が
多くなるほどに、トーションコイルスプリング120の
ねじりモーメントが増加する。
【0035】ドアヒンジ装置100の弾性力を減少させ
ようとする場合には、第2固定円筒107の上端部に安
着された円筒形カム部材130の第1外向フランジ部1
34を持って時計方向又は反時計方向に回転させる(図
4参照)。第1外向フランジ部134が時計方向又は反
時計方向に回転すると、円筒形カム部材130がリング
形カム部材126のカム突起128の傾斜面に沿って上
方に移動する。円筒形カム部材130が上方に移動する
と、円筒形ラチェットホイール138の第2外向フラン
ジ部142が円筒形カム部材130の段差部136上に
安着されると共に、円筒形ラチェットホイール138の
内周面に形成されるキー144が回転軸114に形成さ
れるキー溝146に結合されることにより、円筒形ラチ
ェットホイール138は回転軸114に沿って軸方向上
方に移動し、これにより、第1ラチェット124と第2
ラチェット140の噛合状態が解除される。したがっ
て、巻取されていたトーションコイルスプリング120
により回転軸114が自由に反時計方向に回転し得るの
で、反時計方向に回転する回転軸114の角度だけトー
ションコイルスプリング120のねじりモーメントが減
少される。
【0036】図1に示すようなドアヒンジ装置100が
提供されるドアは、ドアヒンジ装置100、つまりトー
ションコイルスプリング120の弾性力(弾発力)が調
節された状態で、反時計方向に回転されることにより開
放されるように使用される。すなわち、ドアが反時計方
向に回転すると、ドアに固定される第1垂直方向支持要
素102も一体的に回転し、第1垂直方向支持要素10
2の下端部に固定されるプラグ部材108も反時計方向
に回転する。したがって、トーションコイルスプリング
120の下端部がプラグ部材108に固定されることに
より、トーションコイルスプリング120は巻取方向に
力の作用を受けるので、そのねじりモーメントが更に増
加される。この後、ドアを開いていた手を放すと、ドア
はその開放により増加するトーションコイルスプリング
120のねじりモーメントにより閉鎖位置に自動に時計
方向に回転される。
【0037】本実施形態では、回転軸114の大径部1
16には、円周方向の環状溝162が形成され、円周方
向溝162には一対の半円形ウォッシャ164が結合さ
れ、一対の半円形ウォッシャ164は前記回転円筒10
4を貫通するスクリュー166により、円周方向溝16
2の底面に所定圧着力で圧着されている。したがって、
一対の半円形ウォッシャ164が円周方向溝162の底
面に圧着される程度によって、回転軸114の回転速
度、つまりドアの開閉速度を更に細密に調節し得ること
となる。このような、ドアの開閉速度の更に細密な調節
のため、一対の半円形ウォッシャ164の内面には石
綿、テフロンなどの耐摩耗性、耐熱性ライニング又はパ
ッドが付着される。
【0038】図6は本発明に係る第2実施形態における
ドアヒンジ装置がドアの上端部とドア枠との間に設置さ
れた状態を示す斜視図を示し、図7は図6のドアヒンジ
装置の全体構造を示す部分破断縦断面図を示し、図8は
図6のドアヒンジ装置を構成する各部品を示す分解斜視
図を示す。
【0039】第2実施例におけるドアヒンジ装置200
の構成は、前述した第1実施形態によるドアヒンジ装置
100の構成にほぼ似ているため、以下では第1実施例
のドアヒンジ装置100に比べて相違した部分のみにつ
いて説明し、同一部分には同一符号を使用する。本実施
形態のドアヒンジ装置200は、一対の水平方向支持要
素202、203を含む。第1水平方向支持要素202
は、ドア212に固定されドア212と一体的に回転
し、第2水平方向支持要素203は、ドア枠214に固
定された状態に維持される。第1水平方向支持要素20
2の一端部には回転円筒104の上端部が一体的に固定
され、第2水平方向支持要素203の一端部には、固定
円筒204の下端部が一体的に固定される。固定円筒2
04は、回転円筒104の上端部に配置され、固定円筒
204と回転円筒104との間には、リングウォッシャ
210が介在される。回転円筒104には、下方からプ
ラグ部材206が結合され、このプラグ部材206の上
端部に形成されるネジ部208が回転円筒104の下端
部の内面に螺合されることにより、プラグ部材206は
回転円筒104に固定される。回転軸114の下端部
は、プラグ部材206の自由端部上に当接され、回転軸
114の下端部とプラグ部材206の自由端部には、一
対の挿入溝168、169がそれぞれ形成される。一対
の挿入溝168、169には、棒部材170の両端部が
それぞれ挿入され、一対の挿入溝168、169の底面
と前記棒部材170の両端部との間には、一対のボール
118、119がそれぞれ介在されて、回転軸114の
回転を案内する。
【0040】したがって、本実施形態でも、垂直方向支
持要素102、103を有する第1実施形態のドアヒン
ジ装置100により得られるもとと同一効果を達成し得
ることとなる。
【0041】図9は本発明に係る第3実施形態における
ドアヒンジ装置の全体構造を示す部分破断縦断面図を示
し、図10は図9のドアヒンジ装置の要部を構成する各
部品を示す分解斜視図を示し、図11は本発明の第3実
施形態において、第1トーションコイルスプリング及び
第2トーションコイルスプリングが互いに反対方向に巻
取される場合を示す部分破断縦断面図を示す。
【0042】第3実施形態におけるドアヒンジ装置30
0においても、第1実施形態のドアヒンジ装置100に
比べて同一部分には同一符号を使用する。本実施形態に
おけるドアヒンジ装置300は、一対の垂直方向支持要
素324、325を含む。第1垂直方向支持要素324
は、ドアに固定されてドアと一体的に回転し、第2垂直
方向支持要素325は、ドア枠に固定された状態に維持
される。第2垂直方向支持要素325に対向する第1垂
直方向支持要素324の幅方向一端部の中間部には、回
転円筒104が一体的に固定され、第1垂直方向支持要
素324に代行する第2垂直方向支持要素325の幅方
向一端部の長手方向両端部には、一対の固定円筒10
6、107が一体的に固定される。一対の固定円筒10
6、107は、回転円筒104の下端部及び上端部にそ
れぞれ配置され、一対の固定円筒106、107と回転
円筒104との間には、一対のリングウォッシャ15
8、159がそれぞれ介在される。
【0043】回転円筒104の中間部には、中間固定体
302が内挿され、中間固定体302がスクリュー30
4により回転円筒104に固定されることにより、回転
円筒104の内部空間は、中間固定体302の上部に備
えられる第1作動室310と、中間固定体302の下部
に備えられる第2作動室312とに区画される。回転円
筒104の第1作動室310と第2固定円筒107に
は、第1ドアヒンジ手段306が設けられ、回転円筒1
04の第2作動室312と第1固定円筒106には、第
2ドアヒンジ手段308が設けられる。第1ドアヒンジ
手段306及び第2ドアヒンジ手段308は、中間固定
体302を中心として互いに大略面対称に配列される。
第1ドアヒンジ手段306及び第2ドアヒンジ手段30
8は、回転軸114の一端部が中間固定体302の上下
面に形成される溝にそれぞれ挿入され回転可能に支持さ
れる点を除き、第1実施形態のドアヒンジ装置100の
構成とほぼ似ているため、以下ではその各構成について
の説明は省略し、特に言及すべき事項のみについて詳述
する。
【0044】本実施形態において、第1ドアヒンジ手段
306に備えられる第1トーションコイルスプリング3
14と、第1ドアヒンジ手段308に備えられる第2ト
ーションコイルスプリング316とのねじりモーメント
がそれぞれ独立的に調節できる。図9に示すように、第
1トーションコイルスプリング314と第2トーション
コイルスプリング316は、同一に左回りに巻取される
左回りトーションコイルスプリングである。これによ
り、ドアに固定された第1垂直方向支持要素324、つ
まり回転円筒104が反時計方向に回転すると、上部に
配設される第1トーションコイルスプリング314は巻
取方向に力の作用を受けて、そのねじりモーメントが増
大し、下部に配設される第2トーションコイルスプリン
グ316は巻解方向に力の作用を受けて、そのねじりモ
ーメントが減少する。したがって、全体ドアには相互逆
方向の力が作用し、ドアを開くときには第1トーション
コイルスプリング314のねじりモーメントが増大する
反面、第2トーションコイルスプリング316のねじり
モーメントは減少するので、ドアがよりスムースに開
き、ドアを閉じるときには第1トーションコイルスプリ
ング314のねじりモーメントが減少する反面、第2ト
ーションコイルスプリング316のねじりモーメントは
増大するので、ドアが徐々に閉じる。もちろん、ドアが
開く前の最初状態で、第2トーションコイルスプリング
316のねじりモーメントは第1トーションコイルスプ
リング314のねじりモーメントより低くなるように設
定される場合にだけ、ドアが閉じた状態に維持できるこ
とが分かる。
【0045】もちろん、第1トーションコイルスプリン
グ314及び第2トーションコイルスプリング316と
して右回りトーションコイルスプリングも使用できるこ
とが分かる。ただし、この場合には、回転軸114又は
回転円筒104が時計方向に回転したとき、上部に配設
される第1トーションコイルスプリング314は巻取方
向に力の作用を受け、下部に配設される第2トーション
コイルスプリング316はm、巻解方向に力の作用を受
けるように、リング形ラチェットホイール122の第1
軸方向ラチェット124及び円筒形ラチェットホイール
138の第2軸方向ラチェット140が反対方向に形成
されるべきである。もちろん、このときにも、ドアが開
く前の最初状態で第1トーションコイルスプリング31
4のねじりモーメントが第2トーションコイルスプリン
グ316のねじりモーメントより高くなるように設定さ
れることにより、ドアが閉じた状態に維持できることが
分かる。
【0046】また、図11に示すように、第1ドアヒン
ジ手段306及び第2ドアヒンジ手段308に備えられ
る第1トーションコイルスプリング314及び第2トー
ションコイルスプリング316は互いに反対方向に巻取
されることもできる。図11に示すように、第1トーシ
ョンコイルスプリング314は左回りコイルスプリング
であり、第2トーションコイルスプリング316は右回
りトーションコイルスプリングである。このように、第
1トーションコイルスプリング314及び第2トーショ
ンコイルスプリング316が互いに反対方向に巻取され
る場合は、回転円筒104が反時計方向に回転すると
き、両スプリング314、316が共に巻取される方向
に力の作用を受けて、両スプリング314、316のね
じり力がともにドアを支持及び開閉させることに使用さ
れるので、本発明によるドアヒンジ装置の荷重支持能力
が改善できる。
【0047】図12は本発明に係る第4実施形態におけ
るドアヒンジ装置の外観を示す斜視図を示し、図13は
図12のドアヒンジ装置の全体構造を示す部分破断縦断
面図を示す。
【0048】第4実施形態におけるドアヒンジ装置40
の構成は、前述した第3実施形態におけるドアヒンジ装
置300の構成にほぼ似ているため、以下では第3実施
形態のドアヒンジ装置300に比べて相違した部分のみ
について説明し、同一部分には同一符号を使用する。本
実施形態のドアヒンジ装置400は、一対の水平方向支
持要素402、403を含む。第1水平方向支持要素4
02は、ドアに固定されてドアと一体的に回転し、第2
水平方向支持要素403は、ドア枠に固定された状態に
維持される。第1水平方向支持要素402の一端部に
は、回転円筒104の上端部が一体的に固定され、第2
水平方向支持要素403の一端部には、第2固定円筒1
07の下端部が一体的に固定される。前記回転円筒10
4の下端部には第1固定円筒106が設けられ、第1固
定円筒106は、連結片404を介して第2固定円筒1
07に一体的に連結される。一対の固定円筒106、1
07は、回転円筒104の下端部及び上端部にそれぞれ
配置される。
【0049】したがって、本実施形態でも、垂直方向支
持要素324、325を有する第3実施形態のドアヒン
ジ装置300により得られるものと同一効果を達成する
ことができる。
【0050】以上、本発明の特定に好ましい実施形態に
ついて説明したが、本発明がこれに限定されるものでは
なく、前記特許請求の範囲により規定される本発明の精
神又は分野を離脱しない範囲内で多様に改造及び変化で
きることが当業界の通常の知識を持つ者であれば容易に
分かる。
【0051】
【発明の効果】以上説明した本発明の構成により、トー
ションコイルスプリングに何のねじりモーメントも作用
しない状態でドアヒンジ装置を設けた後、キャップ部材
の工具挿入溝に工具を挿入し回転軸を回転させるか、円
筒形カム部材の第1外向フランジ部を持って円筒形カム
部材を回転させて、円筒形ラチェットホイールを持ち上
げることで、トーションコイルスプリングのねじりモー
メントを調節し得るので、ドアヒンジ装置の設置作業及
びドアヒンジ装置のねじりモーメント、つまり弾性力調
節のための作業が簡単で容易なかつ迅速な方式で遂行さ
れ、これにより、ドアヒンジ装置の商品性が増大し、ド
アの弾性力が適宜調節されなくてドアが速く閉じたりし
て出入者がけがをする可能性が全くなくなる。
【0052】また、一対のドアヒンジ手段が上下方に配
設され、そのトーションコイルスプリングが独立的に調
節可能な方式に、互いに反対方向に力の作用を受けるの
で、ドアの開閉速度を更に細分して調節することが可能
であり、ドアが手軽にスムースに開放され、適宜の速度
で徐々に自動に閉じ、これにより、ドアヒンジ装置の商
品性が更に増大する。
【0053】また、回転軸の回転速度を別の方式で制御
するための手段が回転軸の大径部に形成されるので、回
転軸の回転速度、つまりドアの開閉速度を更に細密に調
節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態におけるドアヒンジ
装置の全体構造を示す部分破断縦断面図である。
【図2】本発明に係る第1実施形態におけるドアヒンジ
装置を構成する各部品を示す分解斜視図である。
【図3】本発明に係る第1実施形態におけるドアヒンジ
装置の弾性力を増加させるため、回転軸が時計方向に回
転してトーションコイルスプリングを巻回して、トーシ
ョンコイルスプリングのねじりモーメントを増加させる
過程を説明するための部分破断断面図である。
【図4】本発明に係る第1実施形態におけるドアヒンジ
装置の弾性力を減少させるため、円筒形カム部材が時計
方向に回転してトーションコイルスプリングを巻解し
て、トーションコイルスプリングのねじりモーメントを
減少させる過程を説明するための部分破断面断面図であ
る。
【図5】本発明に係る第1実施形態における、改造され
たリング形ラチェットホイールの形状を示す斜視図であ
る。
【図6】本発明に係る第2実施形態におけるドアヒンジ
装置がドアの上端部とドア枠との間に設置された状態を
示す斜視図である。
【図7】本発明に係る第2実施形態におけるドアヒンジ
装置の全体構造を示す部分破断縦断面図である。
【図8】本発明に係る第2実施形態におけるドアヒンジ
装置を構成する各部品を示す分解斜視図である。
【図9】本発明に係る第3実施形態におけるドアヒンジ
装置の全体構造を示す部分破断縦断面図である。
【図10】本発明に係る第3実施形態におけるアヒンジ
装置の要部を構成する各部品を示す分解斜視図である。
【図11】本発明に係る第3実施形態において、第1ト
ーションコイルスプリング及び第2トーションコイルス
プリングが互いに反対方向に巻取される場合を示す部分
破断縦断面図である。
【図12】本発明に係る第4実施形態におけるドアヒン
ジ装置の外観を示す斜視図である。
【図13】本発明に係る第4実施形態におけるドアヒン
ジ装置の全体構造を示す部分破断縦断面図を示す。
【符号の説明】
100 ドアヒンジ装置 102、103 垂直方向支持要素 104 回転円筒 106、107 固定円筒 108 プラグ部材 110 支持軸部 114 回転軸 116 大径部 118、119 ボール 120 トーションコイルスプリング 122 リング形ラチェットホイール 124、125 第1軸方向ラチェット 126 リング形カム部材 128 カム突起 130 円筒形カム部材 132 カム溝 134 第1外向フランジ部 136 段差部 138 円筒形カム部材 140、141 第2軸方向ラチェット 142 第2外向フランジ部 144 キー 146 キー溝 148 キャップ部材 150 コイルスプリング 152 内向スプライン 154、155 外向スプライン 156 工具挿入溝 158、159 リングウォッシャ 160 保護キャップ 164 半円形ウォッシャ 166 スクリュー 168、169 挿入溝 170 棒部材 200 ドアヒンジ装置 202、203 水平方向支持要素 204 固定円筒 206 プラグ部材 208 ネジ部 210 リングウォッシャ 212 ドア 214 ドア枠 300 ドアヒンジ装置 302 中間固定体 304 スクリュー 306 第1ドアヒンジ手段 308 第2ドアヒンジ手段 310 第1作動室 312 第2作動室 314 第1トーションコイルスプリング 316 第2トーションコイルスプリング 324、325 垂直方向支持要素 400 ドアヒンジ装置 402、403 水平方向支持要素 404 連結片

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアヒンジ装置において、 ドアに固定され、回転円筒を有する第1支持要素と、 ドア枠に固定され、前記回転円筒の両端部にそれぞれ配
    置される一対の固定円筒を有する第2支持要素と、 前記第2支持要素の第1固定円筒に結合され、前記回転
    円筒の一端部に固定されるプラグ部材と、 一端部が前記第2支持要素の第2固定円筒を貫通して前
    記回転円筒の内部に挿入され、前記プラグ部材により回
    転可能に支持され、中間部に大径部が形成される回転軸
    と、 前記回転円筒の内部において、前記回転軸の周囲に巻取
    され、一端部が前記プラグ部材に固定され、他端部が前
    記回転軸の大径部に固定されるトーションコイルスプリ
    ングと、 前記第2固定円筒の内部に回転できないように結合さ
    れ、前記回転軸の大径部上に安着され、半径方向内側に
    形成される多数の第1軸方向ラチェットを有する第1ラ
    チェットホイールと、 前記第2固定円筒の内部に回転できないように結合さ
    れ、前記第1ラチェットホイール上に安着され、一つ以
    上の軸方向カム突起を有する第1カム部材と、 前記第2固定円筒の内部に回転可能に挿入される一端部
    に、前記軸方向カム突起と係合される一つ以上の軸方向
    カム溝が形成される第2カム部材と、 前記回転軸と一体的に回転できるように、かつ前記第2
    カム部材と一体的に軸方向に移動できるように、前記第
    2カム部材の内部に挿入され、一端部に前記多数の第1
    軸方向ラチェットと噛合される多数の第2軸方向ラチェ
    ットが形成される第2ラチェットホイールと、 前記第1ラチェットホイール、第1カム部材、第2カム
    部材及び第2ラチェットホイールを貫通して延長される
    前記回転軸の他端部に固定されるキャップ部材と、 前記第2ラチェットホイールと前記キャップ部材との間
    で、前記回転軸に巻取されるコイルスプリングとを備え
    ることを特徴とするドアヒンジ装置。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2支持要素が垂直方向に
    互いに平行に配列される一対の垂直方向支持要素である
    ことを特徴とする請求項1記載のドアヒンジ装置。
  3. 【請求項3】 前記第2カム部材の他端部には、前記第
    2固定円筒の一端部上に安着される第1外向フランジ部
    が形成され、第1外向フランジ部の内周面には段差部が
    形成され、前記第2ラチェットホイールの他端部には、
    前記段差部上に安着される第2外向フランジ部が形成さ
    れることを特徴とする請求項1記載のドアヒンジ装置。
  4. 【請求項4】 前記第1ラチェットホイール及び第1カ
    ム部材が略リング形状を取り、前記第2カム部材及び第
    2ラチェットホイールは略円筒形を取ることを特徴とす
    る請求項1記載のドアヒンジ装置。
  5. 【請求項5】 前記第2ラチェットホイールの内周面に
    は一つ以上のキーが形成され、前記大径部と他端部との
    間において、回転軸の外周面には前記キーが結合される
    一つ以上のキー溝が形成され、前記第2固定円筒の内周
    面には内向スプラインが形成され、前記第1ラチェット
    ホイール及び第1カム部材の外周面には外向スプライン
    が形成され、前記カム部材には工具挿入溝が形成される
    ことを特徴とする請求項1記載のドアヒンジ装置。
  6. 【請求項6】 前記プラグ部材が前記回転円筒の内部に
    延長される支持軸部を有し、支持軸部の自由端部と前記
    回転軸の一端部には一対の挿入溝がそれぞれ形成され、
    前記一対の挿入溝には棒部材が挿入され、前記一対の挿
    入溝の底面と前記棒部材の両端部との間には一対のボー
    ルがそれぞれ介在されて、回転軸の回転を案内し、前記
    回転円筒の両端部と前記第1及び第2固定円筒との間に
    は一対のリングウォッシャがそれぞれ介在されることを
    特徴とする請求項1記載のドアヒンジ装置。
  7. 【請求項7】 前記第1ラチェットホイールの多数の第
    1ラチェット及び前記第2ラチェットホイールの多数の
    第2ラチェットが通常のギヤ歯部と同一形状を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載のドアヒンジ装置。
  8. 【請求項8】 前記第1ラチェットホイールの多数の第
    1軸方向ラチェットと第2ラチェットホイールの多数の
    第2軸方向ラチェットが互いに噛合されたとき、前記回
    転軸は一方向にだけ回転でき、他方向には回転できな
    く、前記キャップ部材の工具挿入溝に挿入される工具に
    より前記回転軸が前記一方向に回転されたとき、前記ト
    ーションコイルスプリングは巻取方向に力の作用を受け
    て、そのねじりモーメントがより増大し、前記コイルス
    プリングの付勢力を克服しつつ前記第2カム部材の第1
    外向フランジ部を持ち上げて、前記第2ラチェットホイ
    ールを一体的に上方に移動させると、第1ラチェットホ
    イールと第2ラチェットホイールの噛合状態が解除さ
    れ、巻取されていた前記トーションコイルスプリングが
    巻解されることにより、そのねじりモーメントが減少す
    ることを特徴とする請求項1記載のドアヒンジ装置。
  9. 【請求項9】 前記回転軸の大径部に円周方向の溝が形
    成され、前記円周方向溝には一対の半円形ウォッシャが
    差し込まれ、前記一対の半円形ウォッシャは、前記回転
    円筒を貫通して延長されるスクリューにより前記円周方
    向溝の底面に対して所定の圧着力で圧着されることを特
    徴とする請求項1記載のドアヒンジ装置。
  10. 【請求項10】 前記半円形ウォッシャの内面には、石
    綿、テフロンなどの耐摩耗性、耐熱性ライニング又はパ
    ッドが付着されることを特徴とする請求項9記載のドア
    ヒンジ装置。
  11. 【請求項11】 前記一方向が時計方向であり、前記他
    方向は反時計方向であり、前記トーションコイルスプリ
    ングは左回りに巻取される左回りトーションコイルスプ
    リングであり、ドアの開放により前記回転円筒が反時計
    方向に回転されたとき、前記トーションコイルスプリン
    グが巻取方向に力の作用を受けて、そのねじりモーメン
    トが増大することを特徴とする請求項1又は8記載のド
    アヒンジ装置。
  12. 【請求項12】 ドアヒンジ装置において、 ドアに固定され、一端部が閉鎖される回転円筒を有する
    第1支持要素と、 ドア枠に固定され、前記回転円筒の他端部に整列される
    固定円筒を有する第2支持要素と、 一端部が前記第2支持要素の固定円筒を貫通して前記回
    転円筒の内部に挿入され、前記回転円筒の閉鎖される一
    端部により回転可能に支持され、中間部に大径部が形成
    される回転軸と、 前記回転円筒の内部において、前記回転軸の周囲に巻取
    され、一端部が前記回転円筒の閉鎖される一端部に固定
    され、他端部が前記回転軸の大径部に固定されるトーシ
    ョンコイルスプリングと、 前記固定円筒の内部に回転できないように結合され、前
    記回転軸の大径部上に安着され、半径方向内側に形成さ
    れる多数の第1軸方向ラチェットを有する第1ラチェッ
    トホイールと、 前記固定円筒の内部に回転できないように結合され、前
    記第1ラチェットホイール上に安着され、一つ以上の軸
    方向カム突起を有する第1カム部材と、 前記固定円筒の内部に回転可能に挿入される一端部に、
    前記軸方向カム突起と係合される一つ以上の軸方向カム
    溝が形成される第2カム部材と、 前記回転軸と一体的に回転できるように、かつ前記第2
    カム部材と一体的に軸方向に移動できるように、前記第
    2カム部材の内部に挿入され、一端部に前記多数の第1
    軸方向ラチェットと噛合される多数の第2軸方向ラチェ
    ットが形成される第2ラチェットホイールと、 前記第1ラチェットホイール、第1カム部材、第2カム
    部材及び第2ラチェットホイールを貫通して延長される
    前記回転軸の他端部に固定されるキャップ部材と、 前記第2ラチェットホイールと前記キャップ部材との間
    で、前記回転軸に巻取されるコイルスプリングとを備え
    ることを特徴とするドアヒンジ装置。
  13. 【請求項13】 前記第1及び第2支持要素が水平方向
    に互いに平行に配列される一対の水平方向支持要素であ
    ることを特徴とする請求項12記載のドアヒンジ装置。
  14. 【請求項14】 ドアヒンジ装置において、 ドアに固定され、中間部が閉鎖されることにより、二つ
    の作動室に区画される回転円筒を有する第1支持要素
    と、 ドア枠に固定され、前記回転円筒の両端部にそれぞれ整
    列される一対の固定円筒を有する第2支持要素と、 前記第2支持要素の第1固定円筒と前記回転円筒の第1
    作動室に設けられる第1ドアヒンジ手段と、 前記第2支持要素の第2固定円筒と前記回転円筒の第2
    作動室に設けられる第2ドアヒンジ手段とを備えること
    を特徴とするドアヒンジ装置。
  15. 【請求項15】 前記各々の第1及び第2ドアヒンジ手
    段は、 一端部が前記第2支持要素の固定円筒を貫通して前記回
    転円筒の作動室の内部に挿入され、前記回転円筒の閉鎖
    中間部により回転可能に支持され、中間部に大径部が形
    成される回転軸と、 前記作動室の内部において、前記回転軸の周囲に巻取さ
    れ、一端部が前記回転円筒の閉鎖中間部に固定され、他
    端部が前記回転軸の大径部に固定されるトーションコイ
    ルスプリングと、 前記固定円筒の内部に回転できないように結合され、前
    記回転軸の大径部上に安着され、半径方向内側に形成さ
    れる多数の第1軸方向ラチェットを有する第1ラチェッ
    トホイールと、 前記固定円筒の内部に回転できないように結合され、前
    記第1ラチェットホイール上に安着され、一つ以上の軸
    方向カム突起を有する第1カム部材と、 前記固定円筒の内部に回転可能に挿入される一端部に、
    前記軸方向カム突起と係合される一つ以上の軸方向カム
    溝が形成される第2カム部材と、 前記回転軸と一体的に回転できるように、かつ前記第2
    カム部材と一体的に軸方向に移動できるように、前記第
    2カム部材の内部に挿入され、一端部に前記多数の第1
    軸方向ラチェットと噛合される多数の第2軸方向ラチェ
    ットが形成される第2ラチェットホイールと、 前記第1ラチェットホイール、第1カム部材、第2カム
    部材及び第2ラチェットホイールを貫通して延長される
    前記回転軸の他端部に固定されるキャップ部材と、 前記第2ラチェットホイールと前記キャップ部材との間
    で、前記回転軸に巻取されるコイルスプリングとを備え
    ることを特徴とする請求項14記載のドアヒンジ装置。
  16. 【請求項16】 前記第1及び第2ドアヒンジ手段が前
    記回転円筒の中間部を中心として互いに面対称に配列さ
    れ、各々のトーションコイルスプリングのねじりモーメ
    ントがそれぞれ独立的に調節できることを特徴とする請
    求項14記載のドアヒンジ装置。
  17. 【請求項17】 前記第1ドアヒンジ手段のトーション
    コイルスプリングと前記第2ドアヒンジ手段のトーショ
    ンコイルスプリングが互いに同一方向に巻取され、ドア
    の回転により前記回転円筒が一体的に回転するとき、一
    トーションコイルスプリングは巻取方向に力の作用を受
    け、他トーションコイルスプリングは巻解方向に力の作
    用を受け、巻取される方向に力の作用を受けるトーショ
    ンコイルスプリングが巻解方向に力の作用を受ける他ト
    ーションコイルスプリングより高いねじりモーメントを
    有することにより、ドアの開閉動作がスムースになされ
    ることを特徴とする請求項14記載のドアヒンジ装置。
  18. 【請求項18】 前記中間部は、回転円筒の内部に結合
    され、スクリューにより前記回転円筒に固定される中間
    固定体で構成されることを特徴とする請求項14記載の
    ドアヒンジ装置。
  19. 【請求項19】 前記第1及び第2支持要素が垂直方向
    に互いに平行に配列される一対の垂直方向支持要素であ
    ることを特徴とする請求項14記載のドアヒンジ装置。
  20. 【請求項20】 前記各々の第1及び第2ドアヒンジ手
    段において、前記第1ラチェットホイールの多数の第1
    軸方向ラチェットと第2ラチェットホイールの多数の第
    2軸方向ラチェットが互いに噛合されたとき、前記回転
    軸は一方向にだけ回転でき、他方向には回転できなく、
    前記キャップ部材の工具挿入溝に挿入される工具により
    前記回転軸が前記一方向に回転されたとき、前記トーシ
    ョンコイルスプリングは巻取方向に力の作用を受けて、
    そのねじりモーメントがより増大し、前記コイルスプリ
    ングの付勢力を克服しつつ前記第2カム部材の第1外向
    フランジ部を持ち上げて、前記第2ラチェットホイール
    を一体的に上方に移動させると、第1ラチェットホイー
    ルと第2ラチェットホイールの噛合状態が解除され、巻
    取されていた前記トーションコイルスプリングが巻解さ
    れることにより、そのねじりモーメントが減少すること
    を特徴とする請求項14記載のドアヒンジ装置。
  21. 【請求項21】 前記一方向が時計方向であり、前記他
    方向は反時計方向であり、前記第1ドアヒンジ手段及び
    第2ドアヒンジ手段のトーションコイルスプリングは左
    回りに巻取される左回りトーションコイルスプリングで
    あり、ドアの開放により前記回転円筒が反時計方向に回
    転されることを特徴とする請求項17又は20記載のド
    アヒンジ装置。
  22. 【請求項22】 前記第1ドアヒンジ手段のトーション
    コイルスプリングと前記第2ドアヒンジ手段のトーショ
    ンコイルスプリングが相違した方向に巻取され、ドアの
    回転により前記回転円筒が一体的に回転するとき、両ス
    プリングが共に巻取方向に力の作用を受けることによ
    り、両スプリングのねじり力が共同にドアを支持及び開
    閉させることに使用されることを特徴とする請求項17
    又は20記載のドアヒンジ装置。
  23. 【請求項23】 前記第1及び第2支持要素が水平方向
    に互いに平行に配列される一対の水平方向支持要素であ
    り、前記第2支持要素は第1固定円筒に連結され、前記
    第1固定円筒は連結片を介して第2固定円筒に連結され
    ることを特徴とする請求項14記載のドアヒンジ装置。
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