JPH08193616A - ヒンジ装置 - Google Patents

ヒンジ装置

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JPH08193616A
JPH08193616A JP1879995A JP1879995A JPH08193616A JP H08193616 A JPH08193616 A JP H08193616A JP 1879995 A JP1879995 A JP 1879995A JP 1879995 A JP1879995 A JP 1879995A JP H08193616 A JPH08193616 A JP H08193616A
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torsion bar
stopper
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Hidenori Sugano
菅野秀則
Ryota Shimura
志村良太
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Fuji Seiki Co Ltd
Fuji Seiki KK
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Fuji Seiki Co Ltd
Fuji Seiki KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 スプリングヒンジ装置のコンパクト化、緩衝
作用の製品毎の安定化及び構成の簡素化を図る。 【構成】 スプリングヒンジ装置1を、筒部2A,3A
と該筒部2A,3A外周面から延設された板部2B,3
Bとを夫々有する複数のヒンジ部材2,3と、前記筒部
2A,3A同士が隣接するように並列される複数のヒン
ジ部材2,3の各筒部2A,3A全てに挿通されるトー
ションバー4と、このトーションバー4の複数の部位
を、各ヒンジ部材2,3の筒部2A,3Aに夫々係合す
るストッパ5,6と、を含んで構成し、ラップトップパ
ソコン、ピアノ、洋式便器等の回転蓋に適用する場合、
第1のヒンジ部材2の板部2Bを、ラップトップパソコ
ン、ピアノ、洋式便器等の本体側に、取付ねじにより固
定し、第2のヒンジ部材3の板部3Bを、ラップトップ
パソコン、ピアノ、洋式便器等の本体側に対して回転さ
れる回転蓋に取付ねじにより固定するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転することにより開
閉動作する回転蓋や回転扉等の、固定部材に対する回転
部材の回転支持部(ヒンジ部)に取り付けられるヒンジ
装置に関し、特に、スプリングの弾性力を利用して回転
蓋や回転扉等の回転部材の開閉時等の衝撃を緩和する緩
衝作用を有するスプリングヒンジ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、左右又は上下に約90度から約1
20度の範囲で回動して、開口部や枠体等を開閉する回
転蓋や回転扉等の、固定部材に対する回転部材の回転支
持部(ヒンジ部)にはヒンジ装置が採用されている。
【0003】一般のヒンジ装置は、軸に回転自由に支承
された一対の板部材を備えて構成され、一方の板部材を
回転蓋や回転扉等に取り付け、他方の板部材を開口部や
枠体等の適宜箇所に固定して用いるようになっている。
【0004】ところで、ラップトップパソコン、ピア
ノ、洋式便器等の回転蓋、或いは玄関ドア、室内ドア等
の回転扉等において、開閉時の衝撃を緩和する必要のあ
る場合には、スプリングの弾性力を利用して回転蓋や回
転扉等の開閉時の衝撃を緩和する緩衝作用を有するスプ
リングヒンジ装置が用いられている。このスプリングヒ
ンジ装置としては、従来、特公平6−89773号公報
に示すようなものがある。
【0005】即ち、このスプリングヒンジ装置は、回転
蓋や回転扉等の開閉と共に回転するシャフトの外周ラジ
アル方向にカムを設け、スライダがこのカムのカム面に
外周側から摺接する構造となっている。又、スライダを
カムに押圧するコイルスプリングをスライダと同軸的に
設け、シャフトの回転でカムが回転すると、スライダと
カムとがコイルスプリングの弾性力に抗して摺接するこ
とで開閉時の緩衝を行うようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のス
プリングヒンジ装置は、蓋や扉等の回転支持部(ヒンジ
部)に取り付けて使用するから、比較的小型であること
が必要とされている。しかし、従来のスプリングヒンジ
装置に適用されるコイルスプリングは、例えば捩じりを
利用した棒状のスプリングであるトーションバーと比較
した場合、外径及び長さが同じであるとすると、コイル
スプリングのトルクは小さく、同じトルクを得ようとす
ると、コイルスプリングを用いたスプリングヒンジ装置
は大型化するという問題点がある。
【0007】又、コイルスプリングは、線材を巻回して
形成するため、この巻回の精度が安定し難く、製品間に
おいてトルクのバラツキが大きく、スプリングヒンジ装
置において、緩衝作用が製品毎にバラツクという問題点
がある。更に、このものでは、コイルスプリングの直線
方向の弾性力を回転方向の弾性力に変換するために、ス
ライダやカム等を使用する必要があり、構成が複雑化す
るという問題点もある。
【0008】そこで、本発明は上記に鑑みてなされたも
のであり、スプリングの弾性力を利用して回転蓋や回転
扉等の開閉時等の衝撃を緩和する緩衝作用を有するスプ
リングヒンジ装置において、スプリングとして、コイル
スプリングと比較して、小型でトルクのバラツキの小さ
いトーションバーを適用することにより、コンパクト
化、緩衝作用の製品毎の安定化及び構成の簡素化を図る
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の発明は、固定部材に対する回転部材の回転支持部に取
り付けられるヒンジ装置であって、筒部と該筒部外周面
から延設された板部とを夫々有する複数のヒンジ部材
と、前記筒部同士が隣接するように並列される複数のヒ
ンジ部材の各筒部全てに挿通されるトーションバーと、
前記トーションバーの複数の部位を、各ヒンジ部材の筒
部に夫々係合する係合手段と、を含んで構成され、少な
くとも1つのヒンジ部材の板部が前記固定部材に、他の
ヒンジ部材の板部が前記回転部材に、夫々取り付けられ
る構成とした。
【0010】請求項2記載の発明は、隣接するヒンジ部
材相互を連結する円筒状のジョイントであって、一方の
端部は、一方のヒンジ部材の筒部の円形孔に回転可能に
嵌挿され、他方の端部は、他方のヒンジ部材の筒部の円
形孔に回転可能に嵌挿されたジョイントを備えるように
した。
【0011】請求項3記載の発明は、前記係合手段を、
外周面にスプラインが形成されると共に、中心部に貫通
孔が形成された筒状のストッパにより構成し、該ストッ
パを、ヒンジ部材の筒部の挿通孔内周面に形成されたス
プライン溝に嵌合取付し、中心部の貫通孔をトーション
バー外周部に係合するようにした。
【0012】請求項4記載の発明は、前記トーションバ
ーをヒンジ部材に固定する位置を調整する調整機構を備
え、該調整機構を、略円筒状に形成し、内周面には鋼球
が転動する溝が螺旋状に形成される調整シャフトと、ト
ーションバーをヒンジ部材の筒部に係合する係合手段と
しての筒状のストッパであって、大径部と外周面に前記
鋼球が装着される小径部とからなる筒状のストッパと、
から構成し、前記調整シャフトを、ヒンジ部材の筒部の
挿通孔に回転自由に挿通して、外部から回転操作可能に
取り付け、前記ストッパの大径部を、ヒンジ部材の筒部
の挿通孔に係合されると共にトーションバーに係合し、
小径部外周面を、前記調整シャフト内周面の溝に鋼球を
介して嵌合し、前記調整シャフトの回転により、前記ス
トッパをスライドさせて、該ストッパとトーションバー
との係合位置を調整する構成とした。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明において、例えば、回転蓋
の開放時の衝撃を緩和する緩衝作用を奏させる場合に
は、回転蓋を閉じた状態で、トーションバーには捩じり
が付加されていない状態となるように、ヒンジ部材の筒
部に対するトーションバーの固定位置を予め設定する。
従って、回転蓋の開放時には、ヒンジ部材が回転する
と、トーションバーに捩じりが付加される。
【0014】このようにトーションバーに捩じりが付加
しながら、ヒンジ部材が回転されることにより、該ヒン
ジ部材は緩やかに回転し、回転蓋が緩やかに開放される
ため、回転蓋の開放時の衝撃が緩和される。
【0015】請求項2記載の発明において、隣接するヒ
ンジ部材間にジョイントを設けるようにしたから、ヒン
ジ部材同士を連結することがてきると共に、ヒンジ部材
を2点で支持することができ、ヒンジ部材同士の並列状
態が直線状に保てるので、ヒンジ部材に対してトーショ
ンバーが撓むことがない。
【0016】請求項3記載の発明において、トーション
バーに対するヒンジ部材の周方向の固定位置、即ち、取
付角度を微量ずつ変更することができ、トーションバー
に対するヒンジ部材の周方向の固定位置の初期設定が容
易に調整できる。
【0017】請求項4記載の発明において、トーション
バーをヒンジ部材に固定する位置の調整機構を設けるよ
うにしたから、トーションバーの捩じりトルクを容易に
可変調整することができ、緩衝作用の強弱の調整を容易
に行える。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1において、スプリングヒンジ装置1は、筒部
2A,3Aと該筒部2A,3A外周面から延設された板
部2B,3Bとを夫々有する複数のヒンジ部材2,3
と、前記筒部2A,3A同士が隣接するように並列され
る複数のヒンジ部材2,3の各筒部2A,3A全てに挿
通されるトーションバー4と、このトーションバー4の
複数の部位を、各ヒンジ部材2,3の筒部2A,3Aに
夫々係合する係合手段と、を含んで構成される。
【0019】本実施例において、第1のヒンジ部材2と
第2のヒンジ部材3とが設けられており、夫々アルミの
押し出し成形により形成される。第1のヒンジ部材2の
筒部2Aは円形に形成されており、該筒部2Aには、内
周面が六角形状の六角形孔2aと、内周面が円形状の円
形孔2bとが形成されている。又、第1のヒンジ部材2
の板部2Bは、方形状に形成されており、板部2Bを後
述する固定部材に取り付けるための取付ねじの挿通孔2
cが形成されている。
【0020】第2のヒンジ部材3の筒部3Aは円形に形
成されており、該筒部3Aには、内周面が六角形状の六
角形孔3aと、内周面が円形状の円形孔3bとが形成さ
れている。又、第2のヒンジ部材3の板部3Bは、方形
状に形成されており、板部3Bを後述する回転部材に取
り付けるための取付ねじの挿通孔3cが形成されてい
る。かかる2つのヒンジ部材2,3は、前述したよう
に、筒部2A,3A同士が隣接するように並列される。
【0021】前記トーションバー4は、断面六角形状に
形成されており、上記のように隣接されたヒンジ部材
2,3の各筒部2A,3A全てに挿通される。この場
合、トーションバー4の両端部は、各ヒンジ部材2,3
の端部から若干突出される。
【0022】前記係合手段として、トーションバー4の
一方の端部を第1のヒンジ部材2の筒部2Aに係合する
第1のストッパ5と、トーションバー4の他方の端部を
第2のヒンジ部材3の筒部2Aに係合する第2のストッ
パ6とが設けられている。
【0023】第1のストッパ5は、筒状に形成され、外
面が六角形状に形成されると共に、中心部に六角形状の
貫通孔5aが形成される。かかる第1のストッパ5は、
第1のヒンジ部材2の筒部2Aの六角形孔2aに嵌合取
付され、その際、中心部の貫通孔5aをトーションバー
4の端部に嵌合する。
【0024】第2のストッパ6は、筒状に形成され、外
面が六角形状に形成されると共に、中心部に六角形状の
貫通孔6aが形成された大径の筒体6Aと該筒体6Aの
一端面に連設され、円形状の貫通孔6bが形成された小
径の筒体6Bとから構成される。
【0025】かかる第2のストッパ6の大径筒体6A
は、第2のヒンジ部材3の筒部3Aの六角形孔3aの奥
側に嵌合取付され、その際、大径筒体6Aの中心部の貫
通孔6aをトーションバー4の端部から所定長さ部分に
嵌合し、小径筒体6Bの中心部の貫通孔6bをトーショ
ンバー4の前記大径筒部6Aの嵌合部位近傍に挿通す
る。尚、大径筒体6Aとトーションバー4との嵌合状態
は、該大径筒体6Aがトーションバー4外面に沿ってス
ライド可能となるような嵌合状態とする。
【0026】かかる第2のストッパ6のトーションバー
4との嵌合固定位置、即ち、トーションバー4を第2の
ヒンジ部材3に固定する位置は、調整可能であり、これ
によりトーションバー4の捩じりトルクを可変できる構
成となっており、これについては後述する。
【0027】トーションバー4の両端部夫々のストッパ
5,6からの突出端部外周面にはキャップ7が夫々嵌合
され、該キャップ7は夫々ヒンジ部材2,3の筒部2
A,3Aの端面の嵌め込み溝8に嵌め込まれる。そし
て、トーションバー4の両端部夫々のキャップ7からの
突出端部外周面にはEリング9が夫々嵌められる。
【0028】又、第1のヒンジ部材2の筒部2Aの円形
孔2b内側には、圧縮コイルスプリング10が配設さ
れ、該圧縮コイルスプリング10の一端は前記第1のス
トッパ5端面に、他端は第2のストッパ6の小径筒部6
B端面に、夫々係止され、この圧縮コイルスプリング1
0により、第1のストッパ5を内側から押圧して、該ス
トッパ5が内側に移動するのを防止している。
【0029】次に、第2のストッパ5のトーションバー
4との嵌合固定位置、即ち、トーションバー4を第2の
ヒンジ部材3に固定する位置の調整機構について説明す
る。調整機構の構成部材である調整シャフト11は、隣
接するヒンジ部材2,3相互を連結するジョイントとし
ても機能するものであり、円筒状に形成され、その外周
面には、円板形状の鍔部11Aが張り出し形成されてい
る。
【0030】この調整シャフト11の一端側の所定長さ
の部分は、後述するボールねじ(ねじ軸とナットが鋼球
を介して作動する)を構成するナットとして構成され、
その内周面には後述する鋼球が転動する溝11aが螺旋
状に形成されている。又、前記鍔部11Aには、後述す
るホローセット14が嵌合されるねじ孔11bが形成さ
れると共に、周面の複数箇所、例えば3か所には、調整
シャフトを回転させる際の工具等の係合孔(図示せず)
が夫々形成されている。
【0031】以上の構成の調整シャフト11の鍔部11
Aを境にした、一方の端部から所定長さの部分は、第1
のヒンジ部材2の筒部2Aの円形孔2b内周面に回転可
能に嵌挿され、他方の端部から所定長さの部分は、第2
のヒンジ部材3の筒部3Aの円形孔3b内周面に回転可
能に嵌挿され、鍔部11Aは、筒部2Aと筒部3Aとの
間に設けた間隙部に位置され、筒部2Aと筒部3A夫々
の端面により、リング状のスペーサ12を介して挟持支
持される。
【0032】このように調整シャフト11を筒部2,3
にセットした状態において、前記第2のストッパ6の小
径筒部6Bは、調整シャフト11の中心孔11B内側に
挿入される。前記第2のストッパ6の小径筒部6Bの先
端部は、上記したボールねじを構成するねじ軸として構
成され、その外周面に形成された溝6cには鋼球13が
装着されている。そして、前記ねじ軸は、鋼球13を介
してナットの螺旋溝11aに嵌合される。
【0033】尚、調整シャフト11をセットした状態に
おいて、前記圧縮コイルスプリング10は、調整シャフ
ト11の中心孔11B内に挿入される。かかる構成のス
プリングヒンジ装置1は、例えば、第1のヒンジ部材2
の板部2Bが固定部材に、第2のヒンジ部材3の板部3
Bが固定部材に対する回転部材に、夫々取り付けられる
【0034】例えば、ラップトップパソコン、ピアノ、
洋式便器等の回転蓋に適用するのであれば、第1のヒン
ジ部材2の板部2Bを、ラップトップパソコン、ピア
ノ、洋式便器等の本体側に、取付ねじにより固定し、第
2のヒンジ部材3の板部3Bを、ラップトップパソコ
ン、ピアノ、洋式便器等の本体側に対して回転される回
転蓋に取付ねじにより固定する。
【0035】次に、かかる構成の作用について説明す
る。例えば、回転蓋の開放時の衝撃を緩和する緩衝作用
を奏させる場合には、回転蓋を閉じた状態で、トーショ
ンバー4には捩じりが付加されていない状態となるよう
に、例えば第1のヒンジ部材2の筒部2Aに対するトー
ションバー4の固定位置を予め設定する。
【0036】従って、回転蓋の開放時には、第2のヒン
ジ部材3が回転すると、これの筒部3Aに係合している
第2のストッパ6が回転し、該ストッパ6に係合してい
るトーションバー4に捩じりが付加される。このように
トーションバー4に捩じりが付加しながら、第2のヒン
ジ部材3が回転されることにより、該ヒンジ部材3は緩
やかに回転し、回転蓋が緩やかに開放されるため、回転
蓋の開放時の衝撃が緩和される。
【0037】一方、回転蓋の閉塞時の衝撃を緩和する緩
衝作用を奏させる場合には、回転蓋を開いた状態で、ト
ーションバー4に捩じりが付加されていない状態となる
ように、第1のヒンジ部材2の筒部2Aに対するトーシ
ョンバー4の固定位置を予め設定する。従って、回転蓋
の閉塞時には、第2のヒンジ部材3が回転すると、これ
の筒部3Aに係合している第2のストッパ6が回転し、
該ストッパ6に係合しているトーションバー4に捩じり
が付加される。
【0038】このようにトーションバー4に捩じりが付
加しながら、第2のヒンジ部材3が回転されることによ
り、該ヒンジ部材3は緩やかに回転し、回転蓋が緩やか
に閉塞されるため、回転蓋の閉塞時の衝撃が緩和され
る。
【0039】ここで、第2のストッパ6のトーションバ
ー4との嵌合固定位置、即ち、トーションバー4を第2
のヒンジ部材3の筒部3Aに固定する位置を調整して、
トーションバー4の捩じりトルクを可変する場合には、
次のようにする。
【0040】先ず、ホローセット14を緩めて、該ホロ
ーセット14による第2のストッパ6の係止を解除す
る。次に、調整シャフト11の鍔部11Aの係止孔に工
具等を差し込んで、鍔部11Aを回転させる。鍔部11
Aの回転により調整シャフト11は回転する。この調整
シャフト11の回転により、該調整シャフト11のナッ
ト部と第2のストッパ6のねじ軸との嵌合位置が変化
し、第2のストッパ6がトーションバー4に沿って移動
し、これにより、該トーションバー4と第2のヒンジ部
材3との嵌合位置が変化する。
【0041】第2のストッパ6の大径筒部6Aが図1
(A)の状態から左側に移動すると、第1のストッパ5
と第2のストッパ6によるトーションバー4の支持点間
距離が短くなり、トーションバー4の捩じりトルクが大
きくなる。逆に、第2のストッパ6の大径筒部6Aが図
の状態から右側に移動すると、第1のストッパ5と第2
のストッパ6によるトーションバー4の支持点間距離が
長くなり、トーションバー4の捩じりトルクが小さくな
る。
【0042】かかるトーションバー4の捩じりトルク
は、上記のような回転蓋の開閉時に、どの程度の緩衝作
用を奏させるかにより決定すれば良く、捩じりトルクを
大きく設定すれば、大きな緩衝作用を奏させることがで
き、小さく設定すれば、小さな緩衝作用を奏させること
ができのは言うまでもない。
【0043】かかる構成のスプリングヒンジ装置1によ
れば、ラップトップパソコン、ピアノ、洋式便器等の回
転蓋、或いは玄関ドア、室内ドア等の回転扉等の開閉時
の衝撃を、トーションバー4の弾性力を利用して緩和す
ることができる。そして、スプリングとしてトーション
バー4を適用したことにより、次のような利点がある。
【0044】即ち、トーションバー4は、従来のコイル
スプリングと比較した場合、外径及び長さが同じである
とすると、トルクは大きく、同じトルクを得ようとした
場合、スプリングヒンジ装置1の小型化を図ることがで
きる。
【0045】又、トーションバー4は棒状であり、コイ
ルスプリングのように線材を巻回して形成するものでは
ないから、製品間においてトルクのバラツキが小さく、
スプリングヒンジ装置1において、緩衝作用が製品毎に
一定となるという利点がある。更に、従来のコイルスプ
リングを用いたもののように、スライダやカム等を使用
する必要がなく、構成の簡素化を図ることができる。
【0046】特に、上記の実施例によると、次のような
利点がある。 (1)隣接するヒンジ部材2,3間に調整シャフト11
(ジョイント)を設けるようにしたから、ヒンジ部材
2,3同士を連結することがてきると共に、ヒンジ部材
2,3夫々を2点に支持することができ、ヒンジ部材
2,3同士の並列状態が直線状に保てるので、ヒンジ部
材2,3に対してトーションバー4が撓むことがない。
【0047】(2)第2のストッパ6のトーションバー
4との嵌合固定位置、即ち、トーションバー4を第2の
ヒンジ部材3に固定する位置の調整機構を設けるように
したから、トーションバー4の捩じりトルクを容易に可
変調整することができ、緩衝作用の強弱の調整を容易に
行える。
【0048】尚、上記の実施例においては、係合手段と
して設けた第1のストッパ5の外周面を六角形状に形成
して、これを第1のヒンジ部材2の筒部2Aの六角形孔
2aに嵌合するようにしたが、第1のストッパ5外周面
にスプラインを形成して、これを第1のヒンジ部材2の
筒部2Aのスプライン溝に嵌合するようにすれば、第1
のストッパ5に対する第1のヒンジ部材2の筒部2Aの
周方向固定位置、即ち、トーションバー4に対する第1
のヒンジ部材2の周方向の固定位置(取付角度)を微量
ずつ変更することができ、トーションバー4に対する第
1のヒンジ部材2の周方向の固定位置の初期設定が容易
に調整できる。
【0049】又、ヒンジ部材2,3を、上述したよう
に、アルミの押し出し成形により形成して共通化してお
けば、製作性の向上をより図れる。
【0050】次に、本発明の他の実施例を図2に基づい
て説明する。この実施例は、トーションバー4を第2の
ヒンジ部材3に固定する位置の調整機構を、第2のヒン
ジ部材3の端部側に設けるようにしたものであり、基本
構造は図1の実施例と同様であるから、図1の実施例と
の相違点のみ説明する。
【0051】調整機構の構成部材である調整シャフト2
1は、円筒状に形成され、その一端部外周面には、円板
形状の調整ツマミ部21Aが張り出し形成され、該調整
ツマミ部21A外周面には平目ローレット加工21aが
施されている。
【0052】この調整シャフト21は、ボールねじを構
成するナットとして構成され、その内周面には鋼球22
が転動する溝21Bが螺旋状に形成されている。以上の
構成の調整シャフト21は、第2のヒンジ部材3の筒部
3Aの円形孔3a内周面に回転可能に嵌挿され、調整ツ
マミ部21Aは第2のヒンジ部材3端面に係止される。
【0053】尚、トーションバー4の端部は、調整シャ
フト21端面から突出し、トーションバー4端部の突出
端部外周面にはキャップ7が嵌合され、該キャップ7は
調整シャフト21端面に当接される。そして、トーショ
ンバー4端部のキャップ7からの突出端部外周面にはE
リング9が嵌められる。このように調整シャフト21を
筒部3Aにセットした状態において、第2のストッパ2
3の小径筒部23Aは、調整シャフト21の中心孔21
C内側に挿入される。
【0054】前記第2のストッパ23の小径筒部23A
の先端部は、上記したボールねじを構成するねじ軸とし
て構成され、その外周面に形成された溝23aには鋼球
22が装着されている。そして、前記ねじ軸は、鋼球2
2を介してナットの螺旋溝21Bに嵌合される。
【0055】第2のヒンジ部材3の筒部3Aには、前記
調整シャフト21を筒部3Aに係止するホローセット1
4が嵌合されるねじ孔3dが形成される。
【0056】尚、この実施例においては、隣接するヒン
ジ部材2,3を連結する円筒状のジョイント24が設け
られており、このジョイント24の端部は、第1のヒン
ジ部材2の筒部2Aの円形孔2bに回転可能に嵌挿さ
れ、他方の端部は、第2のヒンジ部材3の筒部3Aの円
形孔3bに回転可能に嵌挿される。更に、隣接するヒン
ジ部材2,3間には、前記ジョイント24外周面に嵌め
込まれるスペーサ25が介装される。
【0057】ここで、第2のストッパ6のトーションバ
ー4との嵌合固定位置、即ち、トーションバー4を第2
のヒンジ部材3の筒部3Aに固定する位置を調整して、
トーションバー4の捩じりトルクを可変する場合には、
次のようにする。
【0058】先ず、ホローセット14を緩めて、該ホロ
ーセット14による調整シャフト21の係止を解除す
る。次に、調整シャフト21の調整ツマミ部21Aを回
転させる。これにより調整シャフト21は回転する。こ
の調整シャフト21の回転により、該調整シャフト21
のナット部と第2のストッパ6のねじ軸との嵌合位置が
変化し、第2のストッパ6がトーションバー4に沿って
移動し、これにより、該トーションバー4を第2のヒン
ジ部材3の筒部3Aに固定する位置が変化する。
【0059】尚、上記の各実施例においては、2つのヒ
ンジ部材2,3を設けて、これを隣接するように並列さ
せたが、図3に示すように、3つのヒンジ部材30,3
1,32を設けて、これを隣接するように並列させても
良い等、ヒンジ部材は複数設けることが可能である。こ
の場合、係合手段であるストッパ33,34,35(図
において斜線で模式的に示す)は、各ヒンジ部材30,
31,32のそれぞれに設ける。又、図4に示すよう
に、2つのヒンジ部材30,32間に中間のジョイント
33を介在させるようにしても良い。この場合、係合手
段としてのストッパ(図示せず)は、両端のヒンジ部材
30,32のそれぞれに設ける。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、ラップトップパソコン、ピアノ、洋式便器
等の回転蓋、或いは玄関ドア、室内ドア等の回転扉等の
開閉時の衝撃を、トーションバーの弾性力を利用して緩
和することができ、スプリングとしてトーションバーを
適用したことによりスプリングヒンジ装置の小型化を図
ることができると共に、製品間においてトルクのバラツ
キが小さく、スプリングヒンジ装置において、緩衝作用
が製品毎に一定となるという利点がある。又、構成の簡
素化を図ることができる。
【0061】請求項2記載の発明によると、隣接するヒ
ンジ部材間にジョイントを設けるようにしたから、ヒン
ジ部材同士を連結することがてきると共に、ヒンジ部材
を2点で支持することができ、ヒンジ部材に対してトー
ションバーが撓むことがない。
【0062】請求項3記載の発明によると、トーション
バーに対するヒンジ部材の周方向の固定位置、即ち、取
付角度を微量ずつ変更することができ、トーションバー
に対するヒンジ部材の周方向の固定位置の初期設定が容
易に調整できる。
【0063】請求項4記載の発明によると、ストッパの
トーションバーとの嵌合固定位置、即ち、トーションバ
ーをヒンジ部材に固定する位置の調整機構を設けるよう
にしたから、トーションバーの捩じりトルクを容易に可
変調整することができ、緩衝作用の強弱の調整を容易に
行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1,2及び4記載の発明の一実施例を
示す図で、(A)は平面断面図、(B)は(A)中A−
A矢視断面図
【図2】 他の実施例を示す図で、(A)は平面断面
図、(B)は(A)中A−A矢視断面図
【図3】 ヒンジ装置の使用例を示す斜視図
【図4】 ヒンジ装置の使用例を示す斜視図
【符号の説明】
1 スプリングヒンジ装置 2A,3A 筒部 2B,3B 板部 2,3 ヒンジ部材 4 トーションバー 5 第1のストッパ 6 第2のストッパ 11 調整シャフト 6c 螺旋溝 13 鋼球 21 調整シャフト 22 鋼球 21B 螺旋溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定部材に対する回転部材の回転支持部に
    取り付けられるヒンジ装置であって、 筒部と該筒部外周面から延設された板部とを夫々有する
    複数のヒンジ部材と、 前記筒部同士が隣接するように並列される複数のヒンジ
    部材の各筒部全てに挿通されるトーションバーと、 前記トーションバーの複数の部位を、各ヒンジ部材の筒
    部に夫々係合する係合手段と、 を含んで構成され、 少なくとも1つのヒンジ部材の板部が前記固定部材に、
    他のヒンジ部材の板部が前記回転部材に、夫々取り付け
    られることを特徴とするヒンジ装置。
  2. 【請求項2】隣接するヒンジ部材相互を連結する円筒状
    のジョイントであって、一方の端部は、一方のヒンジ部
    材の筒部の円形孔に回転可能に嵌挿され、他方の端部
    は、他方のヒンジ部材の筒部の円形孔に回転可能に嵌挿
    されたジョイントを備えたことを特徴とする請求項1記
    載のヒンジ装置。
  3. 【請求項3】前記係合手段は、外周面にスプラインが形
    成されると共に、中心部に貫通孔が形成された筒状のス
    トッパにより構成され、該ストッパは、ヒンジ部材の筒
    部の挿通孔内周面に形成されたスプライン溝に嵌合取付
    され、中心部の貫通孔はトーションバー外周部に係合さ
    れることを特徴とする請求項1又は2記載のヒンジ装
    置。
  4. 【請求項4】前記トーションバーをヒンジ部材に固定す
    る位置を調整する調整機構を備え、 該調整機構は、略円筒状に形成され、内周面には鋼球が
    転動する溝が螺旋状に形成される調整シャフトと、トー
    ションバーをヒンジ部材の筒部に係合する係合手段とし
    ての筒状のストッパであって、大径部と外周面に前記鋼
    球が装着される小径部とからなる筒状のストッパと、か
    ら構成され、 前記調整シャフトは、ヒンジ部材の筒部の挿通孔に回転
    自由に挿通されて、外部から回転操作可能に取り付けら
    れ、 前記ストッパの大径部は、ヒンジ部材の筒部の挿通孔に
    係合されると共にトーションバーに係合され、小径部外
    周面は、前記調整シャフト内周面の溝に鋼球を介して嵌
    合され、 前記調整シャフトの回転により、前記ストッパをスライ
    ドさせて、該ストッパとトーションバーとの係合位置を
    調整することを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか
    1つに記載のヒンジ装置。
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