JP2606550B2 - 位相比較回路 - Google Patents

位相比較回路

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JP2606550B2
JP2606550B2 JP5117994A JP11799493A JP2606550B2 JP 2606550 B2 JP2606550 B2 JP 2606550B2 JP 5117994 A JP5117994 A JP 5117994A JP 11799493 A JP11799493 A JP 11799493A JP 2606550 B2 JP2606550 B2 JP 2606550B2
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JP
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flip
flop
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康彰 柴崎
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NEC Corp
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NEC Corp
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  • Manipulation Of Pulses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、位相比較回路に関し、
特に、鋸波位相比較特性を有する位相比較回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の鋸波位相比較を有する位
相比較回路は、例えば特開昭63−234717号公報
に示されたように、フリップフロップを2つ用いて構成
された位相比較回路が知られている。
【0003】図3にその位相比較回路の構成を示す。こ
の位相比較回路は、2つのフリップフロップ11,12
を備えている。図4は動作を示すタイムチャートであ
る。
【0004】フリップフロップ11の初期状態はリセッ
ト後の状態で反転出力/Q11(/は反転を意味する。図
では、アッパーバーを付して示してある。)は“ハイ
(HIGH)”となっている。この状態で入力クロック
9の立ち上がりが入力されるとフリップフロップ11の
反転出力/Q11は“ロー(LOW)”となり、フリップ
フロップ12をセットし、フリップフロップ12の出力
12は“ハイ”となると同時にフリップフロップ12の
反転出力/Q12が“ロー”になることにより、フリップ
フロップ11がリセット状態となり、フリップフロップ
11の反転出力/Q11が“ハイ”となることでフリップ
フロップ12のセット状態が解除される。その後、入力
クロック10の立ち上がりでフリップフロップ12の出
力Q12が反転するため、フリップフロップ12の出力Q
12は“ロー”となり、反転出力/Q12は“ハイ”となっ
てフリップフロップ11のリセット状態を解除する。
【0005】以後、この繰り返しにより、入力クロック
9の立ち上がりでフリップフロップ12の出力Q12
“ハイ”となり、入力クロック10の立ち上がりでフリ
ップフロップ12の出力Q12が“ロー”となるため、入
力クロック9,10の位相差がパルス幅となって出力さ
れることになる。図中、13はこの位相比較出力を示し
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】位相比較回路の出力
は、入力クロック間の位相が180°ずれているときに
デューティ50%のパルスを出力し、位相差がほとんど
無い場合は直流信号を出力しなければならない。
【0007】図3で述べた従来の回路では、図5のタイ
ムチャートに示すように、入力クロック間の位相が非常
に接近した場合、入力クロック9の立ち上がりによっ
て、フリップフロップ12がセット状態となり、その間
に入力クロック10の立ち上がりが入力されることがあ
る。このとき、入力されたクロック10の立ち上がりで
フリップフロップ12の出力Q12は反転せず、フリップ
フロップ12のセット状態が解除された後、次の入力ク
ロック10の立ち上がりが入力されたところでフリップ
フロップ12の出力Q12が反転してしまい、入力クロッ
ク間の位相差がほとんど無いにも拘らず、デューティ5
0%のパルスが出力されてしまうという問題があった。
【0008】本発明の目的は、このような問題を解決
し、入力クロック間の位相が極めて接近した場合でも、
位相比較回路の正常出力が得られる位相比較回路を提供
することにある。
【0009】本発明の他の目的は、論理回路のみで実現
でき、デジタルLSI化が容易な位相比較回路を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、第1DフリップフロップのD端子を直流
電圧源に接続し、第1Dフリップフロップの/Q端子を
第2Dフリップフロップ及び第3Dフリップフロップの
/S端子に接続し、第1Dフリップフロップの/R端子
をORゲートの出力端に接続し、第2Dフリップフロッ
プのD端子をORゲートの一方の入力端及び第2Dフリ
ップフロップの/Q端子に接続し、第3Dフリップフロ
ップのD端子をORゲートの他方の入力端及び第3Dフ
リップフロップの/Q端子に接続し、第1入力クロック
を第1DフリップフロップのC端子及びインバータを介
して第2DフリップフロップのC端子に入力し、第2入
力クロックを第3DフリップフロップのC端子に入力
し、第3DフリップフロップのQ端子から位相比較出力
を出力するようにしたものである。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明する。
【0012】図1は、一実施例である位相比較回路の回
路図である。この位相比較回路は、入力クロック1の立
ち上がりで動作するフリップフロップ3と、このクロッ
クを反転させるインバータ7と、このインバータ7より
出力された反転クロックの立ち上がりで動作し、フリッ
プフロップ3の出力でセットされるフリップフロップ4
と、入力クロック2の立ち上がりで動作し、フリップフ
ロップ3の出力でセットされるフリップフロップ5と、
フリップフロップ4,5の出力でフリップフロップ3に
リセットをかけるためのORゲート6とを有する。
【0013】本実施例の動作を、図2のタイムチャート
をも参照しながら説明する。
【0014】入力クロック1の立ち上がりで、初めに
“ハイ”の状態にあったフリップフロップ3の反転出力
/Q3 が“ロー”となり、フリップフロップ4,5がセ
ット状態となり、フリップフロップ4,5の反転出力/
4 ,/Q5 が“ロー”となり、反転出力/Q4 ,/Q
5 が共に“ロー”となったときにORゲート6の出力が
“ロー”となり、フリップフロップ3がリセット状態と
なり、反転出力/Q3 が“ハイ”となるため、フリップ
フロップ4,5のセット状態が解除される。
【0015】その後、入力クロック2の立ち上がりで、
フリップフロップ5の反転出力/Q5 が反転し、ORゲ
ート6を介してフリップフロップ3のリセット端子に入
力され、フリップフロップ3のリセット状態が解除さ
れ、初期状態に戻る。
【0016】2つの入力クロック1,2の位相が接近
し、フリップフロップ5がセット状態となっている間に
入力クロック2の立ち上がりがきてしまった場合、フリ
ップフロップ5の反転出力/Q5 が反転せず/Q5 出力
は“ロー”のままであり、/Q5 出力によってフリップ
フロップ3のリセット状態を解除することはできない
が、入力クロック1を反転させたインバータ7の出力の
立ち上がり、つまり入力クロック1の立ち下がりのタイ
ミングでフリップフロップ4の反転出力/Q4 が反転し
“ハイ”となり、ORゲート6を介してフリップフロッ
プ3のリセット端子に入力され、フリップフロップ3の
リセット状態が解除され、フリップフロップ3は初期状
態に戻ることができ、このとき、位相比較出力Q5
“ハイ”を継続し、直流信号を出力する。つまり、入力
クロック2の立ち上がり、または入力クロック1の立ち
下がりのどちらかのタイミングでフリップフロップ4,
5のどちらかが必ず反転し、フリップフロップ3のリセ
ットを解除するため、入力クロック1の次の立ち上がり
時には必ずフリップフロップ3のリセット状態は解除さ
れており、位相比較回路の正常なサイクルを継続するこ
とになる。
【0017】以降、このサイクルが継続されることによ
り、2つの入力クロックの位相関係がいかなる場合でも
フリップフロップ5の出力Q5 が、入力クロック1の立
ち上がりで“ハイ”となり、入力クロック2の立ち上が
りで“ロー”となるため、入力クロック1,2間の位相
差がパルス幅となって出力される。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明の位相比較回
路では、入力クロック間の位相が極めて接近した場合で
も、位相比較回路の正常出力が得られるという効果があ
る。また、位相比較回路を構成する要素がフリップフロ
ップ,ORゲート,インバータのみであるため、容易に
デジタルLSIに組み込むことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である位相比較回路のブロッ
ク図である。
【図2】図1の位相比較回路の動作を説明するためのタ
イムチャートである。
【図3】従来の位相比較回路のブロック図である。
【図4】図3の位相比較回路の動作を説明するためのタ
イムチャートである。
【図5】図3の位相比較回路の動作を説明するためのタ
イムチャートである。
【符号の説明】
1,2,9,10 入力クロック 3,4,5,11,12 フリップフロップ 6 ORゲート 7 インバータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1DフリップフロップのD端子を直流電
    圧源に接続し、第1Dフリップフロップの/Q端子を第
    2Dフリップフロップ及び第3Dフリップフロップの/
    S端子に接続し、第1Dフリップフロップの/R端子を
    ORゲートの出力端に接続し、第2Dフリップフロップ
    のD端子をORゲートの一方の入力端及び第2Dフリッ
    プフロップの/Q端子に接続し、第3Dフリップフロッ
    プのD端子をORゲートの他方の入力端及び第3Dフリ
    ップフロップの/Q端子に接続し、第1入力クロックを
    第1DフリップフロップのC端子及びインバータを介し
    て第2DフリップフロップのC端子に入力し、第2入力
    クロックを第3DフリップフロップのC端子に入力し、
    第3DフリップフロップのQ端子から位相比較出力を出
    力するようにしたことを特徴とする位相比較回路。
JP5117994A 1993-05-20 1993-05-20 位相比較回路 Expired - Lifetime JP2606550B2 (ja)

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JP5117994A JP2606550B2 (ja) 1993-05-20 1993-05-20 位相比較回路

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JP5117994A JP2606550B2 (ja) 1993-05-20 1993-05-20 位相比較回路

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JPH06334501A JPH06334501A (ja) 1994-12-02
JP2606550B2 true JP2606550B2 (ja) 1997-05-07

Family

ID=14725407

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JP5117994A Expired - Lifetime JP2606550B2 (ja) 1993-05-20 1993-05-20 位相比較回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS55126263A (en) * 1979-03-23 1980-09-29 Canon Inc Variable magnification optical device

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JPH06334501A (ja) 1994-12-02

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