JP3166347B2 - クロック発生回路 - Google Patents

クロック発生回路

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JP3166347B2 JP29752492A JP29752492A JP3166347B2 JP 3166347 B2 JP3166347 B2 JP 3166347B2 JP 29752492 A JP29752492 A JP 29752492A JP 29752492 A JP29752492 A JP 29752492A JP 3166347 B2 JP3166347 B2 JP 3166347B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクロック発生回路に関
し、特に連続する複数相の各相のクロック間に一定の遅
延時間をもつクロック発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のクロック発生回路は、図4に示す
従来のクロック発生回路のブロック図のように、Q0と
Q1の2相のクロックを発振するクロック発振回路1
と、クロック発振回路1から出力信号Q0を受けクロッ
ク出力のタイミングをコントロールする第1のNAND
2と、クロック発振回路1からの出力信号Q1の出力を
受けクロック出力のタイミングをコントロールする第2
のNAND3と、第1のNAND2および第2のNAN
D3の出力を遅延させ、第2のNAND3に遅延信号を
入力する遅延回路8および第1のNAND2に遅延信号
を入力する遅延回路9と、第1のNAND2からの出力
を受けてΦ0 のクロックをドライブ出力する第1のイン
バータ6と、第2のNAND3からの出力を受けてΦ1
のクロックをドライブ出力する第2のインバータ7から
構成される。
【0003】次に図5に示す初期化後Φ0 がハイレベル
“1”を出力してから2度目にΦ0がハイレベル“1”
を出力するまでの様子のタイミングチャートを用いて動
作を説明する。
【0004】Φn (n=0,1)の2相のクロックは、
クロック発振回路1からの出力信号Qn(n=0,1)
がハイレベルの期間に出力される。Φn (n=0,1)
の2相のクロックの出力される期間、すなわちクロック
発信回路1からの出力信号Qn(n=0,1)がハイレ
ベルの期間をΦn (n=0,1)とする。
【0005】初期化後、Φ0 がQ0の期間に図5のイン
バータ6の出力波形のように出力される。第1のNAN
D2からはΦ0 の反転Φ0 が出力される。
【0006】次に、第1のNAND2からの出力信号反
転Φ0 は、6段のインバータ8によって遅延信号反転Φ
0 となり第2のNAND3へ入力される。すると、ク
ロック発振回路1からの出力信号Q1がハイレベルの期
間で、且つ反転Φ 0 がハイレベルを出力している時に
第2のNAND3はアクティブであるから、Φ1 の出力
は図5のインバータ7の出力波形のようになる。
【0007】次に、Φ1 がハイレベル“1”を出力して
から2度目のΦ0 がハイレベル“1”を出力するまでの
動作も同様に考えられるので、2度目のΦ0 の出力は図
5のインバータ6の出力のようになる。以後同様にして
Φ 0 Φ1 の出力を考えると、Φn (n=0,1)は式
(1),(2)で表される。
【0008】 Φn =Qn ・(反転Φ n ) ……(1) (n=0) Φn =Qn ・(反転Φ n-1 ) ……(2) (n=1) ここで、反転Φ n は反転Φn からインバータ6段分遅
延した信号であり、反転Φ n-1 は反転Φn−1からイ
ンバータ6段分遅延した信号である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この従来のクロック発
生回路において、インバータ6段からなる遅延回路8,
9による遅延時間は、電源電圧に依存し、電源電圧が低
くなった場合に遅延時間は長くなる。この遅延時間は長
すぎると問題がおきる場合がある。
【0010】この遅延時間が長すぎる場合の動作を説明
するためのタイミングチャートを図6に示す。
【0011】図6によれば、初期化後、Φ0 は図5のイ
ンバータ4の出力波形と同様に、その反転Φ0 も図5の
NAND2の出力と同様に出力される。
【0012】ここで、電源電圧が低くなり遅延回路8に
よる遅延時間が長くなると、反転Φ 0 が立ち下がるの
と反転Φ 0 が立ち上がるタイミングが、図5の場合に
比べて遅れる。反転Φ 0 は図6の6段インバータ8の
出力波形のようになる。
【0013】前述した式(2)により、Φ1 は図6のイ
ンバータ7の出力波形のように、その反転Φ1 は図6の
NAND3の出力波形のようになる。ここで、6段イン
バータ9の出力波形による遅延時間が長いので反転Φ
1 が立ち下がるのと反転Φ 1 が立上がるのが遅れる。
すると、反転Φ 1 が立下がるのが図6の6段インバー
タ9のように2度目のQ0の期間に入ってしまう。
【0014】その結果、前述の式(1)により、Φ0
図6のインバータ4の出力のようになり、本来1相のク
ロックは1種類のパルス波形であるべきにもかかわら
ず、Φ0 は1相のクロックに2種類のパルス波形を生じ
てしまい、所望のクロックが得られないという欠点を有
していた。
【0015】本発明の目的は、上述の欠点を除去するこ
とにより、連続する複数相のクロックを出力するクロッ
ク発生回路で、各相のクロックが前相のクロックによっ
て遅延をうけるときに、期待されたタイミングとは異な
るタイミングでクロックが生成されないようにすること
にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のクロック発生回
は、第1のSRフリップフロップ回路の帰還経路にそ
れぞれ遅延手段を接続し、セット端子に第1のクロック
を、リセット端子に前記第1のクロックよりも位相の遅
れた第2のクロックを入力し、セット側の出力端子から
前記第1のクロックの後縁に同期し前記第1のクロック
よりもパルス幅の狭い第3のクロックを、リセット側の
出力端から前記第2のクロックの後縁に同期し前記第2
のクロックよりもパルス幅の狭い第4のクロックをそれ
ぞれ出力するクロック発生回路において、前記遅延手段
は、前記第3または前記第4のクロックをインバータに
入力し、このインバータの出力端を前記第1のSRフリ
ップフロップのセット端子と複数個従属接続したインバ
ータ群の初段に入力端に接続し、その最終段の出力端を
第2のSRフリップフロップのリセット端子と2入力N
ORの一方の入力端とに接続し、前記2入力NORの他
方の入力端に前記第2のSRフリップフロップの出力端
を接続するとともに、前記第3または前記第4のクロッ
クに対し所定の遅延時間を有する遅延信号を前記2入力
NORの出力端から取り出す構成を有し、前記遅延信号
の前縁と前記第3または前記第4のクロックの前縁との
間の第1の遅延時間を前記インバータの遅延量により決
定し、前記遅延信号の後縁と前記第3または前記第4の
クロックの後縁との間の第2の遅延時間を前記第2のS
Rフリップフロップと前記インバータ群の出力との論理
合成により決定することを特徴とする。
【0017】
【0018】
【実施例】次に本発明について図面を参照しながら説明
する。図1(a)は本発明の一実施例のブロック図であ
る。図1(a)において、従来例と異なる本発明に固有
の部分は遅延回路4,5である。
【0019】他の部分の構成は従来例と同様である。ク
ロック発振回路1からのクロック信号Q0と、遅延回路
5からの遅延信号をうける第1のNAND2は、第1の
インバータ6を介してΦ0 のクロックをドライブ出力
し、クロック発振回路1からのクロック信号Q1と、遅
延回路4からの遅延信号をうける第2のNAND3は、
第2のインバータ7を介してΦ1 のクロックをドライブ
出力する。
【0020】図1(b)に遅延回路の一例を示す。図1
(b)の遅延回路4,5は、入力信号を反転させるイン
バータ41と、インバータ41の出力信号を遅延させる
6段のインバータ42と、インバータ41の出力信号を
セット信号、6段のインバータ42の出力信号をリセッ
ト信号として取込むRSフリップフロップ(RSFF)
43と、RSフリップフロップ43の出力信号Qと6段
のインバータ42の出力信号を受ける2入力NOR44
を備えている。
【0021】図2に、この遅延回路4,5の動作を説明
するためのタイミングチャートを示す。図1(b)のイ
ンバータ41に信号Aを入力する。すると、図1(b)
のインバータ41の出力信号は、信号Aが反転してイン
バータ一段分遅れた信号Bとなる。又、図1(b)の6
段のインバータ42の出力信号は、信号Bよりもインバ
ータ6段分遅れた信号Cとなる。
【0022】ここで、RSフリップフロップ43の動作
について考える。RSフリップフロップ43の出力信号
Qは、セット信号Sの立ち上がりに同期して立ち上が
り、リセット信号Rの立ち上がりに同期して立ち下が
る。
【0023】今、図1(b)において、RSフリップフ
ロップ42のセット信号Sは信号B、リセット信号は信
号Cである。
【0024】その結果、RSフリップフロップ42の出
力Qの信号Dは、信号Bの立ち上がりに同期して立ち上
がり、信号Cの立ち上がりに同期して立ち下がるので、
図2の信号Dのようになる。図(b)の2入力NOR4
4の出力の信号Eは、信号Cと信号DのNORであるか
ら信号Eとなる。
【0025】信号Aと信号Eとを比べると、立ち上がり
部分ではαの遅延があり、立ち上がり部分ではβの遅延
がある。図2に示すように、遅延βの長さに比べて遅延
αは短い。
【0026】図3に、この遅延回路4,5を使ったクロ
ック発生回路の動作を説明するためのタイミングチャー
トを示す。
【0027】初めに、Q0の期間に第1のインバータ6
からΦ0 が出力される。この時、Φ0 の反転Φ0 が第1
のNAND2から遅延回路4に出力される。遅延回路4
からの出力信号は反転Φ0 に対して、立ち上がるところ
での遅延時間が長いのに対して、立ち下がるところでは
遅延時間が短い。よって、遅延回路4からの出力信号で
ある反転Φ 0 は図3の遅延回路4の出力の波形のよう
になる。
【0028】次に、Φ1 は図3のインバータ7の出力波
形のようになる。この時、Φ1 の反転Φ1 が第2のNA
ND3から遅延回路5に出力される。遅延回路5からの
出力は反転Φ1 に関して、立ち上がるところでの遅延時
間が長いのに対して、立ち下がるところでは遅延時間が
短い。よって、遅延回路5からの出力反転Φ 1 は図3
の遅延回路5の出力波形のようになる。つまり、反転Φ
1 が立ち下がる期間がQ0の期間に入らない。その結
果、式(2)よりΦ1 は、図3のインバータ6の出力波
形のようになる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、複数相
クロック間の遅延時間が、立ち上がりの遅延時間に比べ
て、立ち下がりの遅延時間の方が短くなるようにつくら
れているので、電源電圧が下がって遅延時間が長くなっ
た場合でも、従来のクロック出力回路が期待されたタイ
ミングとは異なるタイミングでクロックを出力していた
のを改善し、期待されたタイミングで出力できるという
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明の一実施例のクロック発
生回路を示すブロック図、(b)は一実施例の遅延回路
4,5の一例を示す回路図である。
【図2】遅延回路4,5の動作を説明するためのタイミ
ングチャートである。
【図3】図1に示した一実施例のΦ0 とΦ1 が出力され
る時のタイミングチャートである。
【図4】従来のクロック発生回路を示すブロック図であ
る。
【図5】従来例のΦ0 とΦ1 が出力される時のタイミン
グチャートである。
【図6】従来例の遅延回路の遅延時間が長すぎたときの
Φ0 とΦ1 が出されるタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 クロック発振回路 2 第1のNAND 3 第2のNAND 4,5 遅延回路 6 第1のインバータ 7 第2のインバータ 8,9,42 6段インバータ 41 インバータ 43 RSフリップフロップ(RSFF) 44 2入力NOR

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のSRフリップフロップ回路の帰還
    経路にそれぞれ遅延手段を接続し、セット端子に第1の
    クロックを、リセット端子に前記第1のクロックよりも
    位相の遅れた第2のクロックを入力し、セット側の出力
    端子から前記第1のクロックの後縁に同期し前記第1の
    クロックよりもパルス幅の狭い第3のクロックを、リセ
    ット側の出力端から前記第2のクロックの後縁に同期し
    前記第2のクロックよりもパルス幅の狭い第4のクロッ
    クをそれぞれ出力するクロック発生回路において、前記
    遅延手段は、前記第3または前記第4のクロックをイン
    バータに入力し、このインバータの出力端を前記第1の
    SRフリップフロップのセット端子と複数個従属接続し
    たインバータ群の初段に入力端に接続し、その最終段の
    出力端を第2のSRフリップフロップのリセット端子と
    2入力NORの一方の入力端とに接続し、前記2入力N
    ORの他方の入力端に前記第2のSRフリップフロップ
    の出力端を接続するとともに、前記第3または前記第4
    のクロックに対し所定の遅延時間を有する遅延信号を前
    記2入力NORの出力端から取り出す構成を有し、前記
    遅延信号の前縁と前記第3または前記第4のクロックの
    前縁との間の第1の遅延時間を前記インバータの遅延量
    により決定し、前記遅延信号の後縁と前記第3または前
    記第4のクロックの後縁との間の第2の遅延時間を前記
    第2のSRフリップフロップと前記インバータ群の出力
    との論理合成により決定することを特徴とするクロック
    発生回路。
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