JP2606337Y2 - カッター装置のカッターカバー - Google Patents
カッター装置のカッターカバーInfo
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ファクシミリ装置等の
画像記録装置に搭載されるカッター装置のカッターカバ
ーに関するものである。
画像記録装置に搭載されるカッター装置のカッターカバ
ーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】記録紙としてロール紙を内蔵するタイプ
のファクシミリ装置には、装置内の記録紙排出経路を通
して繰り出される印字済の記録紙を、記録紙排出口の近
傍に設けたカッター装置で所定の原稿サイズに切断して
排出するオートカット機能を備えたものが多い。ファク
シミリ装置に搭載されるカッター装置には、安全のた
め、その上を覆ってカッターカバーが取り付けられ、カ
ッター装置の入口側には、カッターカバーとは別に、カ
ッター装置に記録紙を導くための紙パス通路を形成する
ペーパーガイドが上下に取り付けられるのが普通であ
る。
のファクシミリ装置には、装置内の記録紙排出経路を通
して繰り出される印字済の記録紙を、記録紙排出口の近
傍に設けたカッター装置で所定の原稿サイズに切断して
排出するオートカット機能を備えたものが多い。ファク
シミリ装置に搭載されるカッター装置には、安全のた
め、その上を覆ってカッターカバーが取り付けられ、カ
ッター装置の入口側には、カッターカバーとは別に、カ
ッター装置に記録紙を導くための紙パス通路を形成する
ペーパーガイドが上下に取り付けられるのが普通であ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、ファクシミ
リ装置には、カッター装置を記録紙排出口の近傍ではな
く、図5に示すように、装置本体内で記録紙排出口から
離れた記録紙排出経路の中間部に設けるようにしたもの
がある。即ち、このファクシミリ装置では、内蔵ロール
紙Rからプラテンローラ3で繰り出されて該プラテンロ
ーラ3の下面に圧接されたサーマルヘッド4により印字
された記録紙Pが、その直後に設けられたカッターユニ
ット5に導通され、カッターユニット5で切断された印
字・切断済の記録紙Pが装置本体内で上向きにUターン
されてから記録紙排出口8より機外へ排出されるように
なっている。
リ装置には、カッター装置を記録紙排出口の近傍ではな
く、図5に示すように、装置本体内で記録紙排出口から
離れた記録紙排出経路の中間部に設けるようにしたもの
がある。即ち、このファクシミリ装置では、内蔵ロール
紙Rからプラテンローラ3で繰り出されて該プラテンロ
ーラ3の下面に圧接されたサーマルヘッド4により印字
された記録紙Pが、その直後に設けられたカッターユニ
ット5に導通され、カッターユニット5で切断された印
字・切断済の記録紙Pが装置本体内で上向きにUターン
されてから記録紙排出口8より機外へ排出されるように
なっている。
【0004】この場合、カッターユニット5には、その
上を覆ってカッターカバー50を取り付けると共に、カ
ッターカバー50の前後両側で、それぞれ本体側のペー
パーガイド47、12aと対峙させてカッター入口側と
出口側の紙パス通路14、15を形成するペーパーガイ
ド50A、50Bを別個に取り付けるようにしなければ
ならない。
上を覆ってカッターカバー50を取り付けると共に、カ
ッターカバー50の前後両側で、それぞれ本体側のペー
パーガイド47、12aと対峙させてカッター入口側と
出口側の紙パス通路14、15を形成するペーパーガイ
ド50A、50Bを別個に取り付けるようにしなければ
ならない。
【0005】しかるに、カッターユニット5の上に、カ
ッターカバー50と、その前後両側でペーパーガイド5
0A、50Bを個別に取り付けるようにすると、カッタ
ー周りの部品点数が多くなって、取付構造が非常に複雑
なものとなってしまう。
ッターカバー50と、その前後両側でペーパーガイド5
0A、50Bを個別に取り付けるようにすると、カッタ
ー周りの部品点数が多くなって、取付構造が非常に複雑
なものとなってしまう。
【0006】本考案は、かかる問題点に着目して、カッ
ター周りの構造の簡素化とカッター装置に対する記録紙
先端部のイニシャルセットの便に寄与する改良されたカ
ッター装置のカッターカバーを提供するものである。
ター周りの構造の簡素化とカッター装置に対する記録紙
先端部のイニシャルセットの便に寄与する改良されたカ
ッター装置のカッターカバーを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の目的を
達成するための第1の手段として、カッター装置を覆っ
て取り付けられるカッターカバーに、カッター入口側の
紙パス通路を形成するペーパーガイドと、カッター出口
側の紙パス通路を形成するペーパーガイドとを一体に設
けるようにしている。また、第2の手段として、カッタ
ーカバーに一体に設けられて、カッター出口側の紙パス
通路を形成するペーパーガイドの後端部をプラスチック
フィルムのような透明部材で形成するようにしている。
達成するための第1の手段として、カッター装置を覆っ
て取り付けられるカッターカバーに、カッター入口側の
紙パス通路を形成するペーパーガイドと、カッター出口
側の紙パス通路を形成するペーパーガイドとを一体に設
けるようにしている。また、第2の手段として、カッタ
ーカバーに一体に設けられて、カッター出口側の紙パス
通路を形成するペーパーガイドの後端部をプラスチック
フィルムのような透明部材で形成するようにしている。
【0008】
【作用】上記第1の手段によれば、カッター装置を覆う
カッターカバーと、カッター装置の両側でカッター入口
側と出口側の紙パス通路を形成するペーパーガイドとが
一つの部品で置き換えられる。また、カッターカバーに
両側のペーパーガイドが一体化されていると、記録紙の
イニシャルセット時に、記録紙先端部をカッター装置に
導通する際の作業が行いやすくなる。また、上記第2の
手段によれば、記録紙のイニシャルセット時において、
カッター装置に導通される記録紙先端部がカッター出口
側まで十分に差し込まれたどうかの目視確認が、ペーパ
ーガイドの後端部を形成する透明部材を通して迅速、的
確に行えるものとなる。
カッターカバーと、カッター装置の両側でカッター入口
側と出口側の紙パス通路を形成するペーパーガイドとが
一つの部品で置き換えられる。また、カッターカバーに
両側のペーパーガイドが一体化されていると、記録紙の
イニシャルセット時に、記録紙先端部をカッター装置に
導通する際の作業が行いやすくなる。また、上記第2の
手段によれば、記録紙のイニシャルセット時において、
カッター装置に導通される記録紙先端部がカッター出口
側まで十分に差し込まれたどうかの目視確認が、ペーパ
ーガイドの後端部を形成する透明部材を通して迅速、的
確に行えるものとなる。
【0009】
【実施例】図1と図2は、本考案に係るカッター装置の
適用具体例としてロール紙内蔵タイプのファクシミリ装
置の概要を示し、図3と図4は同ファクシミリ装置に搭
載されるカッター装置とカッターカバーの詳細を図示し
ている。そこで、まず図1と図2を参照して装置全体の
概要について説明する。
適用具体例としてロール紙内蔵タイプのファクシミリ装
置の概要を示し、図3と図4は同ファクシミリ装置に搭
載されるカッター装置とカッターカバーの詳細を図示し
ている。そこで、まず図1と図2を参照して装置全体の
概要について説明する。
【0010】このファクシミリ装置には、装置本体1の
後端部に設けられた記録紙収納ボックス2に、長尺記録
紙(感熱紙)を紙管に捲回したロール紙Rが回転自在に
セットされる。内蔵ロール紙Rからは、その前方に設け
られたプラテンローラ3により記録紙Pが紙パス通路1
3を通して繰り出され、プラテンローラ3の下面に圧接
されたサーマルヘッド4で印字される。続いて、サーマ
ルヘッド4で印字された印字済の記録紙Pは、紙パス通
路14を通して直後のカッターユニット5に導通されて
切断された後、印字・切断済の記録紙Pを、その前方の
ペーパーガイド12a、12bの間に形成された湾曲し
た紙パス通路(Uターン排出経路)15に通して上向き
にUターンさせてから、その出口に設けた排紙ローラ6
とピンチローラ7とにニップさせて、記録紙排出口8よ
り本体上面を蓋封する記録紙カバー9に設けた記録紙排
出部10の上に印字面を上向きにして排出させるように
している。
後端部に設けられた記録紙収納ボックス2に、長尺記録
紙(感熱紙)を紙管に捲回したロール紙Rが回転自在に
セットされる。内蔵ロール紙Rからは、その前方に設け
られたプラテンローラ3により記録紙Pが紙パス通路1
3を通して繰り出され、プラテンローラ3の下面に圧接
されたサーマルヘッド4で印字される。続いて、サーマ
ルヘッド4で印字された印字済の記録紙Pは、紙パス通
路14を通して直後のカッターユニット5に導通されて
切断された後、印字・切断済の記録紙Pを、その前方の
ペーパーガイド12a、12bの間に形成された湾曲し
た紙パス通路(Uターン排出経路)15に通して上向き
にUターンさせてから、その出口に設けた排紙ローラ6
とピンチローラ7とにニップさせて、記録紙排出口8よ
り本体上面を蓋封する記録紙カバー9に設けた記録紙排
出部10の上に印字面を上向きにして排出させるように
している。
【0011】上記のファクシミリ装置において、サーマ
ルヘッド4、カッターユニット5及び紙パス通路13、
14、15の下側に配置されるペーパーガイド12a等
は、装置本体1の側に取り付けられる一方、プラテンロ
ーラ3、排紙ローラ6、ピンチローラ7及び紙パス通路
13、14、15の上側に配置されるペーパーガイド1
2b等は、カッターユニット5と一体に形成されたもの
を除いて、記録紙カバー9の側に取り付けられている
(図2参照)。
ルヘッド4、カッターユニット5及び紙パス通路13、
14、15の下側に配置されるペーパーガイド12a等
は、装置本体1の側に取り付けられる一方、プラテンロ
ーラ3、排紙ローラ6、ピンチローラ7及び紙パス通路
13、14、15の上側に配置されるペーパーガイド1
2b等は、カッターユニット5と一体に形成されたもの
を除いて、記録紙カバー9の側に取り付けられている
(図2参照)。
【0012】また、記録紙カバー9は、図示しないカバ
ーフレームの後端部の両側をヒンジ部11で装置本体1
に枢支して、記録紙収容ボックス2とその前方の記録紙
排出経路を覆って装置本体1の上に開閉自在に取り付け
られており、前端部には後述する送信部に繰り込まれる
送信原稿をセットする原稿マウント部16が設けられる
と共に、原稿マウント部16の内面には記録紙排出口8
からカバー上の記録紙排出部10に排出される記録紙P
を上から押える記録紙押え17が揺動自在に取り付けら
れている。
ーフレームの後端部の両側をヒンジ部11で装置本体1
に枢支して、記録紙収容ボックス2とその前方の記録紙
排出経路を覆って装置本体1の上に開閉自在に取り付け
られており、前端部には後述する送信部に繰り込まれる
送信原稿をセットする原稿マウント部16が設けられる
と共に、原稿マウント部16の内面には記録紙排出口8
からカバー上の記録紙排出部10に排出される記録紙P
を上から押える記録紙押え17が揺動自在に取り付けら
れている。
【0013】その他、図1、図2において、20と21
は、記録紙Pの繰出し、排出経路に設けたペーパーセン
サを示し、22は原稿マウント部16にセットされた送
信原稿を繰り込んで読取部に搬送する装置前端部の送信
部を、23は送信部22の読取部に臨んで本体1内に設
けられる光学読取系を示す。24は装置本体1の後端部
に搭載される電源部を示す。
は、記録紙Pの繰出し、排出経路に設けたペーパーセン
サを示し、22は原稿マウント部16にセットされた送
信原稿を繰り込んで読取部に搬送する装置前端部の送信
部を、23は送信部22の読取部に臨んで本体1内に設
けられる光学読取系を示す。24は装置本体1の後端部
に搭載される電源部を示す。
【0014】次に、図3と図4を参照して、上記のファ
クシミリ装置に紙パス通路14と紙パス通路15との間
に位置して設けられるカッター装置(カッターユニッ
ト)5と、カッター装置5の上に取り付けられるカッタ
ーカバー50とについて説明する。
クシミリ装置に紙パス通路14と紙パス通路15との間
に位置して設けられるカッター装置(カッターユニッ
ト)5と、カッター装置5の上に取り付けられるカッタ
ーカバー50とについて説明する。
【0015】カッター装置5は、図4に示す如く、記録
紙Pの導通経路を挾んで上下に固定刃31と可動刃32
とを具備し、可動刃32を支軸33の回りに揺動させて
固定刃31と咬合させることにより、両者の間に導通さ
れた記録紙Pを切断するようにしたもので、各々の刃先
面には薄刃34、35が貼着されている。
紙Pの導通経路を挾んで上下に固定刃31と可動刃32
とを具備し、可動刃32を支軸33の回りに揺動させて
固定刃31と咬合させることにより、両者の間に導通さ
れた記録紙Pを切断するようにしたもので、各々の刃先
面には薄刃34、35が貼着されている。
【0016】ここにおいて、下側の固定刃31は、その
基端部31aを図示しない本体ミドルプレートに支持さ
れるカッター取付板36の上に固定して取り付けられて
いる。一方、上側の可動刃32は、その両側から後向き
に突出される支持アーム37、38を、支軸33でカッ
ター取付板36の側板36aと、装置本体1内に設けた
サイドフレーム39とに回転フリーに軸支させて、該支
軸33の回りに揺動自在に取り付けられている。なお、
可動刃32の揺動支軸33は、固定刃31に対して若干
の傾きを有する。
基端部31aを図示しない本体ミドルプレートに支持さ
れるカッター取付板36の上に固定して取り付けられて
いる。一方、上側の可動刃32は、その両側から後向き
に突出される支持アーム37、38を、支軸33でカッ
ター取付板36の側板36aと、装置本体1内に設けた
サイドフレーム39とに回転フリーに軸支させて、該支
軸33の回りに揺動自在に取り付けられている。なお、
可動刃32の揺動支軸33は、固定刃31に対して若干
の傾きを有する。
【0017】可動刃32の駆動機構は、図3と図4に示
すようになっている。即ち、サイドフレーム39には、
カッター駆動モータ40からウオーム41を介して回転
されるピニオン42が回転フリーに軸支43され、この
ピニオン42の内面周縁部に枢支45されたクランク4
4と、可動刃32の片側支持アーム37の後方延出端と
が枢支連結46されている。かくして、カッター駆動モ
ータ40によりピニオン42を一回転させると、可動刃
32が図4に実線で示す待機位置から同図二点鎖線に示
す固定刃31との咬合位置に揺動して切断動作を終える
と、今度は上記と逆動作して元の待機位置に復帰され
る。
すようになっている。即ち、サイドフレーム39には、
カッター駆動モータ40からウオーム41を介して回転
されるピニオン42が回転フリーに軸支43され、この
ピニオン42の内面周縁部に枢支45されたクランク4
4と、可動刃32の片側支持アーム37の後方延出端と
が枢支連結46されている。かくして、カッター駆動モ
ータ40によりピニオン42を一回転させると、可動刃
32が図4に実線で示す待機位置から同図二点鎖線に示
す固定刃31との咬合位置に揺動して切断動作を終える
と、今度は上記と逆動作して元の待機位置に復帰され
る。
【0018】なお、カッター取付板36の前方部には、
カッター装置5に記録紙Pを導く紙パス通路14の下側
ペーパーガイドを形成するガイド部材47が連接固定さ
れている。
カッター装置5に記録紙Pを導く紙パス通路14の下側
ペーパーガイドを形成するガイド部材47が連接固定さ
れている。
【0019】カッター装置5の上には、図3と図4に示
す如く、可動刃32を覆う断面門型のカッターカバー5
0が着脱自在に取り付けられる。このカッターカバー5
0には、カッター入口側とカッター出口側とに設けられ
る紙パス通路14、15の上側のガイド部材をなすペー
パーガイド50a、50bが一体に設けられている。す
なわち、カッターカバー50の前端部からは、ガイド部
材47と対峙されて両者の間にカッター入口側の紙パス
通路14を形成するペーパーガイド50aが一体に突出
され、後端部からはペーパーガイド12aと対峙されて
両者の間にカッター出口側のUターン排出経路をなす紙
パス通路15(図1参照)を形成するペーパーガイド5
0bがそれぞれ一体に突出されている。
す如く、可動刃32を覆う断面門型のカッターカバー5
0が着脱自在に取り付けられる。このカッターカバー5
0には、カッター入口側とカッター出口側とに設けられ
る紙パス通路14、15の上側のガイド部材をなすペー
パーガイド50a、50bが一体に設けられている。す
なわち、カッターカバー50の前端部からは、ガイド部
材47と対峙されて両者の間にカッター入口側の紙パス
通路14を形成するペーパーガイド50aが一体に突出
され、後端部からはペーパーガイド12aと対峙されて
両者の間にカッター出口側のUターン排出経路をなす紙
パス通路15(図1参照)を形成するペーパーガイド5
0bがそれぞれ一体に突出されている。
【0020】また、可動刃32の下端部と、カッターカ
バー50の後端部から一体に突出されるペーパーガイド
50bからは、それぞれ可撓性を有するフィルム製のペ
ーパーガイド51、52が後向きに延出されている。ペ
ーパーガイド51は、可動刃32とカッターカバー50
との間に形成される隙間を塞ぎ、ペーパーガイド52
は、カッターカバー50と一体のペーパーガイド50b
と記録紙カバー9に取り付けられるペーパーガイド12
bとの間に形成される隙間を塞ぐ役目を果たす。但し、
少なくともペーパーガイド50bの後端部を形成するペ
ーパーガイド52については透明部材(透明フィルム)
が用いられる。
バー50の後端部から一体に突出されるペーパーガイド
50bからは、それぞれ可撓性を有するフィルム製のペ
ーパーガイド51、52が後向きに延出されている。ペ
ーパーガイド51は、可動刃32とカッターカバー50
との間に形成される隙間を塞ぎ、ペーパーガイド52
は、カッターカバー50と一体のペーパーガイド50b
と記録紙カバー9に取り付けられるペーパーガイド12
bとの間に形成される隙間を塞ぐ役目を果たす。但し、
少なくともペーパーガイド50bの後端部を形成するペ
ーパーガイド52については透明部材(透明フィルム)
が用いられる。
【0021】カッターカバー50の本体側の取付部材に
対する取付構造は、次のようになっている。カッターカ
バー50には、その前端部から一体に突出されるペーパ
ーガイド50aの両側に突片53a、53bが設けら
れ、その片側の突片53aに係合段部を形成する切欠5
4が、反対側の突片53bに止め穴55が設けられてい
る。一方、本体側には、カバー取付部材として、ペーパ
ーガイド50aと対峙されるガイド部材47の片側から
一体又は別体に設けられたブラケット56が側方へ突設
され、このブラケット56の側端部56Aに係合穴57
が設けられている。また、反対側には、カバー取付部材
として、図示しない本体ミドルプレートから隆起される
ブラケット58が設けられ、このブラケット58にねじ
穴59が設けられている。
対する取付構造は、次のようになっている。カッターカ
バー50には、その前端部から一体に突出されるペーパ
ーガイド50aの両側に突片53a、53bが設けら
れ、その片側の突片53aに係合段部を形成する切欠5
4が、反対側の突片53bに止め穴55が設けられてい
る。一方、本体側には、カバー取付部材として、ペーパ
ーガイド50aと対峙されるガイド部材47の片側から
一体又は別体に設けられたブラケット56が側方へ突設
され、このブラケット56の側端部56Aに係合穴57
が設けられている。また、反対側には、カバー取付部材
として、図示しない本体ミドルプレートから隆起される
ブラケット58が設けられ、このブラケット58にねじ
穴59が設けられている。
【0022】カッターカバー50の取付けに際して、図
3に示す如く、カッターカバー50と一体のペーパーガ
イド50aの片側に設けられた突片53aを下側で対峙
されるガイド部材47の側方に設けた係合穴57に差し
込み、同じくペーパーガイド50aの反対側の突片53
bに設けられた止め穴55を本体ミドルプレートから隆
起させたブラケット58のねじ穴59の上に位置決めし
て、止め穴55を通してねじ穴59に1本のノブ付きね
じ60をねじ込むことにより、カッターカバー50が工
具なしで簡単に取り付けられるようになっている。
3に示す如く、カッターカバー50と一体のペーパーガ
イド50aの片側に設けられた突片53aを下側で対峙
されるガイド部材47の側方に設けた係合穴57に差し
込み、同じくペーパーガイド50aの反対側の突片53
bに設けられた止め穴55を本体ミドルプレートから隆
起させたブラケット58のねじ穴59の上に位置決めし
て、止め穴55を通してねじ穴59に1本のノブ付きね
じ60をねじ込むことにより、カッターカバー50が工
具なしで簡単に取り付けられるようになっている。
【0023】その他、図3において、61は前記ペーパ
ーセンサ21に対応してカッターカバー50のペーパー
ガイド50aに開口される透光部を、62は透光部61
に対応してガイド部材47の表面に設けられる反射防止
面を示す。
ーセンサ21に対応してカッターカバー50のペーパー
ガイド50aに開口される透光部を、62は透光部61
に対応してガイド部材47の表面に設けられる反射防止
面を示す。
【0024】かくして、カッターカバー50に、カッタ
ー入口側の紙パス通路14を形成するペーパーガイド5
0aと、カッター出口側の紙パス通路15を形成するペ
ーパーガイド50bとを一体に設けるようにすれば、そ
れらを別々に設ける場合(図5)に比較すると、三つの
部品が一つの部品で置き換えられることになるため、カ
ッター周りに取り付けられる部品点数を少なくし、かつ
それらの取付構造を非常に簡単なものにすることができ
る。
ー入口側の紙パス通路14を形成するペーパーガイド5
0aと、カッター出口側の紙パス通路15を形成するペ
ーパーガイド50bとを一体に設けるようにすれば、そ
れらを別々に設ける場合(図5)に比較すると、三つの
部品が一つの部品で置き換えられることになるため、カ
ッター周りに取り付けられる部品点数を少なくし、かつ
それらの取付構造を非常に簡単なものにすることができ
る。
【0025】また、カッターカバー50に両側のペーパ
ーガイド50a、50bが一体化されていると、図2に
示すように、記録紙カバー9を開いたときでもペーパー
ガイド50a、50bが記録紙カバー9と共に開離され
ることがなく、カッター入口側の紙パス通路14と出口
側の紙パス通路15の一部とがそのまま残置されること
になる。そのため、記録紙Pのイニシャルセット時にお
いて、同図二点鎖線で示すように記録紙先端部をカッタ
ー装置5に導通する際の作業が行いやすくなる。そし
て、この際、カッター出口側の紙パス通路15を形成す
るペーパーガイド50bの後端部が透明部材で形成され
ていれば、カッター装置5に導通される記録紙先端部が
カッター出口側まで十分に差し込まれたどうかの目視確
認が、該透明部材を通して迅速、的確に行えるものとな
る。言い換えるなら、記録紙Pのイニシャルセット時に
おいて、カッター装置5に対する記録紙先端部の差込み
長に過不足を生じることがない。
ーガイド50a、50bが一体化されていると、図2に
示すように、記録紙カバー9を開いたときでもペーパー
ガイド50a、50bが記録紙カバー9と共に開離され
ることがなく、カッター入口側の紙パス通路14と出口
側の紙パス通路15の一部とがそのまま残置されること
になる。そのため、記録紙Pのイニシャルセット時にお
いて、同図二点鎖線で示すように記録紙先端部をカッタ
ー装置5に導通する際の作業が行いやすくなる。そし
て、この際、カッター出口側の紙パス通路15を形成す
るペーパーガイド50bの後端部が透明部材で形成され
ていれば、カッター装置5に導通される記録紙先端部が
カッター出口側まで十分に差し込まれたどうかの目視確
認が、該透明部材を通して迅速、的確に行えるものとな
る。言い換えるなら、記録紙Pのイニシャルセット時に
おいて、カッター装置5に対する記録紙先端部の差込み
長に過不足を生じることがない。
【0026】その他、実施例の場合、カッターカバー5
0と一体のペーパーガイド50bの後端部を可撓性を有
するフィルムで形成することに伴い、次のような改善効
果も得られるものとなる。ペーパーガイド50bと隣接
位置で記録紙カバー9に取り付けられるペーパーガイド
12bとは、カバー閉止状態で両者を隙間なく接続させ
るようにしなければならないが、ペーパーガイド50b
の後端部をフィルムで形成すれば、カバー閉止時におけ
るペーパーガイド12bとの衝突干渉問題をフィルムの
撓みを利用して回避することができる。また、ペーパー
ガイド50bの後端部が可撓性を有するフィルムで形成
されていれば、カッター装置5を通過した記録紙Pの先
端を本体側のペーパーガイド12aに向けて押し付ける
作用が得られ、記録紙Pを紙パス通路15の上昇通路に
スムーズに誘導することができるものとなる。
0と一体のペーパーガイド50bの後端部を可撓性を有
するフィルムで形成することに伴い、次のような改善効
果も得られるものとなる。ペーパーガイド50bと隣接
位置で記録紙カバー9に取り付けられるペーパーガイド
12bとは、カバー閉止状態で両者を隙間なく接続させ
るようにしなければならないが、ペーパーガイド50b
の後端部をフィルムで形成すれば、カバー閉止時におけ
るペーパーガイド12bとの衝突干渉問題をフィルムの
撓みを利用して回避することができる。また、ペーパー
ガイド50bの後端部が可撓性を有するフィルムで形成
されていれば、カッター装置5を通過した記録紙Pの先
端を本体側のペーパーガイド12aに向けて押し付ける
作用が得られ、記録紙Pを紙パス通路15の上昇通路に
スムーズに誘導することができるものとなる。
【0027】本考案に係るカッターカバーは、上述した
記録紙Uターン排出方式のファクシミリ装置に搭載され
るカッター装置に適用した場合において特に利用価値の
高いものと言えるが、カッター装置を搭載する画像記録
装置には一般的に適用可能である。
記録紙Uターン排出方式のファクシミリ装置に搭載され
るカッター装置に適用した場合において特に利用価値の
高いものと言えるが、カッター装置を搭載する画像記録
装置には一般的に適用可能である。
【0028】
【考案の効果】本考案によれば、カッター装置を覆って
取り付けられるカッターカバーに、カッター入口側の紙
パス通路を形成するペーパーガイドと、カッター出口側
の紙パス通路を形成するペーパーガイドとを一体に設け
る第1の手段を採用することにより、カッターカバー
と、カッター装置の両側でカッター入口側と出口側の紙
パス通路を形成するペーパーガイドとが一つの部品で置
き換えられて、カッター周りの部品取付構造を簡素なも
のにすることができ、同時にカッター装置に対する記録
紙先端部のイニシャルセットの便も改善される。
取り付けられるカッターカバーに、カッター入口側の紙
パス通路を形成するペーパーガイドと、カッター出口側
の紙パス通路を形成するペーパーガイドとを一体に設け
る第1の手段を採用することにより、カッターカバー
と、カッター装置の両側でカッター入口側と出口側の紙
パス通路を形成するペーパーガイドとが一つの部品で置
き換えられて、カッター周りの部品取付構造を簡素なも
のにすることができ、同時にカッター装置に対する記録
紙先端部のイニシャルセットの便も改善される。
【0029】また、カッター出口側の紙パス通路を形成
するペーパーガイドの後端部を透明部材で形成する第2
の手段を採用すれば、カッター装置に導通される記録紙
先端部がカッター出口側まで十分に差し込まれたかどう
かの目視確認が、該透明部材を通して迅速、的確に行
え、カッター装置に対する記録紙先端部のイニシャルセ
ットの便がより一層改善されるものとなる。しかも、透
明部材が可撓性であるから、カバー閉止時におけるペー
パーガイドとの衝突干渉問題を回避することができる。
また、記録紙の先端を紙パス通路の上昇通路にスムーズ
に誘導することができるものとなる。
するペーパーガイドの後端部を透明部材で形成する第2
の手段を採用すれば、カッター装置に導通される記録紙
先端部がカッター出口側まで十分に差し込まれたかどう
かの目視確認が、該透明部材を通して迅速、的確に行
え、カッター装置に対する記録紙先端部のイニシャルセ
ットの便がより一層改善されるものとなる。しかも、透
明部材が可撓性であるから、カバー閉止時におけるペー
パーガイドとの衝突干渉問題を回避することができる。
また、記録紙の先端を紙パス通路の上昇通路にスムーズ
に誘導することができるものとなる。
【図1】本考案に係るカッター装置の適用例を示すファ
クシミリ装置の断面概要図である。
クシミリ装置の断面概要図である。
【図2】図1の記録紙カバーを開放した状態を示す断面
概要図である
概要図である
【図3】実施例を示すカッター装置とカッターカバーと
の分解斜視図である。
の分解斜視図である。
【図4】カッターカバーの取付状態を示す記録紙排出方
向に沿ったカッター装置の断面図である。
向に沿ったカッター装置の断面図である。
【図5】ファクシミリ装置におけるカッター装置の配置
例を示す説明図である。
例を示す説明図である。
1 装置本体 2 記録紙収納ボックス 3 プラテンローラ 4 サーマルヘッド 5 カッター装置(カッターユニット) 6 排紙ローラ 8 記録紙排出口 9 記録紙カバー 10 記録紙排出部 11 ヒンジ部 12a、12b ペーパーガイド 13 紙パス通路 14 紙パス通路 15 紙パス通路(Uターン排出経路) 31 固定刃 32 可動刃 33 支軸 47 ガイド部材 50 カッターカバー 50a、50b ペーパーガイド 52 透明部材(フィルム) R ロール紙 P 記録紙
Claims (2)
- 【請求項1】 カッター装置を覆って着脱自在
に取り付けられるカッターカバーに、カッター入口側の
紙パス通路を形成するペーパーガイドと、カッター出口
側の紙パス通路を形成するペーパーガイドとを一体に設
け、上記出口側ペーパーガイドの後端部を可撓性の透明
部材で形成したことを特徴とするカッターカバー。 - 【請求項2】 カッター装置を覆って着脱自在
に取り付けられるカッターカバーに、カッター出口側の
紙パス通路を形成するペーパーガイドを一体に設け、こ
の出口側ペーパーガイドの後端部を可撓性の透明部材で
形成したことを特徴とするカッターカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993013268U JP2606337Y2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | カッター装置のカッターカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993013268U JP2606337Y2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | カッター装置のカッターカバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0670360U JPH0670360U (ja) | 1994-09-30 |
JP2606337Y2 true JP2606337Y2 (ja) | 2000-10-23 |
Family
ID=11828477
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993013268U Expired - Lifetime JP2606337Y2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | カッター装置のカッターカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2606337Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-02-26 JP JP1993013268U patent/JP2606337Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0670360U (ja) | 1994-09-30 |
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R250 | Receipt of annual fees |
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EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
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