JP2606235B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JP2606235B2
JP2606235B2 JP62253133A JP25313387A JP2606235B2 JP 2606235 B2 JP2606235 B2 JP 2606235B2 JP 62253133 A JP62253133 A JP 62253133A JP 25313387 A JP25313387 A JP 25313387A JP 2606235 B2 JP2606235 B2 JP 2606235B2
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    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/36Accompaniment arrangements
    • G10H1/40Rhythm
    • G10H1/42Rhythm comprising tone forming circuits
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/18Selecting circuits
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、楽音の発生を指示する複数の操作子と、該
複数の操作子の操作に応じて楽音を発生する複数の楽音
発生チャンネルとからなる楽音発生手段とを備えた電子
楽器に関する。
[従来技術] 従来、この種の装置は、複数の操作子のいずれかの操
作に応答して該操作された操作子を複数の楽音発生チャ
ンネルの予め決められた数に等しい一つ若しくは複数の
いずれかに割当てられる割当て制御手段を備えており、
該割当てられた楽音発生チャンネルにおいて前記操作さ
れた操作子に関する楽音を発生するようにしている。
[発明が解決しようとする問題点] しかるに、上記従来の装置にあっては、割合て制御手
段により割当てられる楽音発生チャンネルの数は固定さ
れており、操作子を操作すると例えば一つの楽音のみ又
は二つの楽音が常に発生され、自由な楽音の発生を制御
することができず、自由な楽器演奏を楽しむことができ
なかった。
本発明は前記問題に鑑み案出されたもので、その目的
は操作子毎又は複数の操作子を複数グループに分割した
各グループ毎に発生される楽音の数を自由に設定できる
ようにして、自由な楽器演奏を楽しむことができるよう
にした電子楽器を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記問題を解決して本発明の目的を達成するために、
第1の発明の構成上の特徴は、第1A図に示すように、楽
音の発生を指示する複数の操作子1と、該複数の操作子
1の操作に応じて楽音を発生する楽音発生手段2とを備
えた電子楽器において、所定数の楽音を発生するための
パラメータ群を複数記憶した記憶手段3と、この記憶手
段3に記憶されたパラメータ群を前記複数の操作子1に
任意に割り当てる割当手段4と、前記複数の各操作子1
毎又は前記複数の操作子1を複数グループに分割した各
グループ毎に変更可能であって、前記各操作子1の操作
により発生される楽音の数を指示する楽音数指示手段5
と、前記複数の操作子1のいずれかの操作に応答して、
該操作された操作子1に割当てられたパラメータ群に従
って前記楽音発生手段2で楽音を発生させる制御手段6
であって、前記操作された操作子1に割当てられた前記
パラメータ群に従って発生可能な所定数の楽音のうち、
前記楽音数指示手段5において前記操作された操作子1
について指定された数だけ所定の優先順位に従って選択
される楽音を前記楽音発生手段2で発生させる制御手段
6とを設けたことにある。
また、第2の発明の構成上の特徴は、第1B図に示すよ
うに、楽音の発生を指示する複数の操作子1と、該複数
の操作子1の操作に応じて楽音を発生する楽音発生手段
2とを備えた電子楽器において、所定数の楽音を発生す
るためのパラメータ群を複数記憶した第1の記憶手段
3′と、前記複数の操作子1の各々に対応させて前記パ
ラメータ群を記憶可能な第2の記憶手段7と、前記第1
の記憶手段3′に記憶されたパラメータ群を前記複数の
操作子1に任意に割り当てる割当手段4′であって、前
記各操作子1に割当てられたパラメータ群を各操作子1
に対応させて前記第2の記憶手段7に記憶される割当手
段4′と、前記複数の各操作子1毎又は前記複数の操作
子1を複数グループに分割した各グループ毎に変更可能
であって、前記各操作子1の操作により発生される楽音
の数を指示する楽音数指示手段5と、前記複数の操作子
1のいずれかの操作に応答して、該操作された操作子1
に対応させて前記第2の記憶手段7に記憶されたパラメ
ータ群に従って前記楽音発生手段2で楽音を発生させる
制御手段6′であって、前記操作された操作子1に対応
させて前記第2の記憶手段7に記憶されたパラメータ群
に従って発生可能な所定数の楽音のうち、前記楽音数指
示手段5において前記操作された操作子1について指定
された数だけ所定の優先順位に従って選択される楽音を
前記楽音発生手段2で発生させる制御手段6′と、前記
第2の記憶手段7に記憶されたパラメータ群を変更する
パラメータ変更手段8とを設けたことにある。
[発明の作用] 上記のように構成した第1の発明においては、操作子
1が操作されると、制御手段6は、前記操作された操作
子1に割当てられた前記パラメータ群に従って発生可能
な所定数の楽音のうち、前記楽音数指示手段5において
前記操作された操作子1について指定された数だけ所定
の優先順位に従って選択される楽音を、前記操作された
操作子1に割当てられた前記パラメータ群に従って前記
楽音発生手段2で発生させる。この場合、楽音数指示手
段5により指示される楽音の数は、前記複数の各操作子
1毎又は前記複数の操作子1を複数グループに分割した
各グループ毎に変更可能であるので、楽音発生手段から
は、操作された操作子に割当てられらパラメータ群に従
って特性で、且つ、操作子1に対応して任意に設定され
た数の楽音が発生される。
また、上記のように構成した第2の発明においては、
制御手段6′は、前記操作された操作子1に対応させて
記憶された前記パラメータ群に従って発生可能な所定数
の楽音のうち、前記楽音数指示手段5において前記操作
された操作子1について指定された数だけ所定の優先順
位に従って選択される楽音を、前記操作された操作子1
に対応させて記憶された前記パラメータ群に従って前記
楽音発生手段2で発生させる。この場合、楽音数指示手
段5により指示される楽音の数は、前記複数の各操作子
1毎又は前記複数の操作子1を複数グループに分割して
各グループ毎に変更可能であるとともに、前記パラメー
タ群もパラメータ変更手段8により変更可能であるの
で、楽音発生手段からは、操作子1に対応して任意に設
定された数の楽音であって、それらの特性が任意に設定
された楽音が発生される。
[発明の効果] 上記作用説明からも理解できるように、第1の発明に
よれば、操作子1の操作に応じて楽音発生手段2から発
生される楽音の数を操作子1毎又は複数の操作子1を複
数グループに分割した各グループ毎に自由に設定でき、
自由な楽器演奏を楽しむことができる。加えて、操作さ
れた操作子1に割当てられたパラメータ群に従って発生
可能な所定数の楽音のうち、楽音数指示手段5において
操作された操作子1について指定された数だけ所定の優
先順位に従って楽音を選択するようにしたので、操作子
1の操作に応じて楽音発生手段2から発生される楽音の
数を変更する場合に、その変更が簡易に行える。
また、上記第2の発明によれば、パラメータ変更手段
7により変更されるパラメータ群に基づき操作子1の操
作に応答して楽音発生手段2から発生される所定数の楽
音の特性が適宜変更されるので、上記第1の発明による
効果に加えて、より多彩な楽器演奏を楽しむことができ
る。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明すると、
第2図は本発明をシンバル、バスドラ等の打楽器音を発
生する電子楽器を適用した例を示している。この電子楽
器は演奏者によって操作される操作パネル10と、該操作
パネル10の操作に応じて打楽器音信号を発生する楽音発
生回路20とを備えるとともに、マイクロコンピュータ技
術を利用して前記楽音信号の発生を制御するようになっ
ており、各種回路はバス30にそれぞれ接続されている。
操作パネル10には、第3A図に示すように、次のような
各種操作スイッチと表示器11とが配設されている。
読込みスイッチ12a 後述する外部記憶装置43からパラメータメモリ54への
データの読込みを指示する。
書込みスイッチ12b パラメータメモリ54から外部記憶装置43へのデータの
書込みを指示する。
演奏モードスイッチ13a 当該電子楽器の演奏モードへの変更を指示する。
編集モードスイッチ13b 当該電子楽器の編集モードへの変更を指示する。
テンキー第1モードスイッチ13c 後述するテンキースイッチ群15の第1利用モードへの
変更を指示する。
テンキー第2モードスイッチ13d 後述するテンキースイッチ群15の第2利用モードへの
変更を指示する。
テンキー第3モードスイッチ13e 後述するテンキースイッチ群15の第3利用モードへの
変更を指示する。
効果モードスイッチ13f 効果の付与の有無を指示する。
パッドスイッチ群14 対応した打楽器音の発生を指示する。
テンキースイッチ群15 「0」〜「9」に対応して数を指定する。
登録スイッチ16a テンキースイッチ群15により入力した数を確定する。
クリアスイッチ16b テンキースイッチ群15により指定したデータをクリア
する。
アップスイッチ17a データ値の上昇を指示する。
ダウンスイッチ17b データ値の下降を指示する。
オートリズム用スイッチ群18 オートリズム演奏のスタート/ストップ、オートリズ
ム演奏に必要なリズム種類、テンポ等を指定する複数の
スイッチからなる。
表示器11は数字及び文字を表示するもので、第3B図に
示すように、打楽器番号、打楽器名、楽音制御用のパラ
メータ番号、パラメータ名及びパラメータ値をそれぞれ
表示する第1乃至第5表示エリア11a〜11eに分割されて
いる。また、操作パネル10には、演奏モードスイッチ13
a、編集モードスイッチ13b、テンキー第1乃至第3モー
ドスイッチ13c,13d,13e、効果モードスイッチ13fにそれ
ぞれ対応して、該各モードスイッチ13a〜13fにより設定
されるモード状態をそれぞれ表示するための演奏モード
ランプ19a、編集モードランプ19b、テンキー第1乃至第
3モードランプ19c,19d,19e、効果モードランプ19fが配
設されている。
これらの各種操作スイッチの状態はスイッチ状態検知
回路10aにより検出されるようになっており、同検知回
路10aはバス30にスイッチ状態信号を供給する。表示器1
1及び各種ランプ19a〜19fは表示制御回路10bに接続され
ており、同制御回路10bはバス30から供給されるデータ
に応じて前記表示器11及び各ランプ19a〜19fを表示制御
する。
楽音発生回路20は楽音形成回路21、制御レジスタ群22
及び分配回路23を有する。楽音形成回路21は16個の楽音
形成チャンネルからなり、各チャンネルは制御レジスタ
群22からの楽音制御データに応じて波形メモリ読出し方
式、演算方式等の方式により楽音信号を形成して分配回
路22に出力する。なお、波形メモリ読出し方式、演算方
式等の楽音形成に必要な基本的な楽音制御パラメータは
当該電子楽器によって発音可能な楽器種類毎に同楽音形
成回路21内に記憶されている。制御レジスタ群22はバス
30から供給される楽音制御データを記憶して前記各楽音
形成チャンネルに供給する。分配回路23は楽音形成回路
21から楽音信号を制御レジスタ群22からの楽音制御デー
タに応じて2チャンネルに分配出力する。この分配回路
23にはアンプ24a,24bを介してスピーカ25a,25bが接続さ
れている。
バス30にはタイマ用固定発振器41、テンポ発振器42及
び外部記憶装置43が接続されている。タイマ用固定発振
器41は一定の周波数で発振するもので、例えば数ミリ〜
数10ミリ秒毎にタイマインタラプト信号をバス30に出力
する。テンポ発振器42はバス30から供給されるテンポ制
御データに応じた周波数で発振するもので、前記周波数
に対応した周期のテンポクロック信号をバス30に出力す
る。外部記憶装置43は磁気テープ、磁気カード、磁気デ
ィスク、光ディスク等で構成され、各種データを保存用
に記憶する。この外部記憶装置43には外部記憶用インタ
ーフェース44が接続されており、同インターフェース44
は外部記憶装置43とバス30との間のデータの受け渡しを
制御する。
また、バス30にはマイクロコンピュータの主要部を構
成するプログラムメモリ51、中央処理装置52(以下、単
にCPU52という)及びワーキングメモリ53が接続されて
いる。
プログラムメモリ51はROMにより構成され、第6図乃
至第19図のフローチャートに対応するプログラムを記憶
している。CPU52は電源スイッチ(図示しない)の投入
により第6図のフローチャートに対応した「メインプロ
グラム」の実行を開始して同プログラムを実行し続ける
とともに、タイマ用固定発振器41からのタイマインタラ
プト信号及びテンポ発振器42からのテンポクロック信号
の供給により前記「メインプログラム」の実行を中断し
て第18図及び第19図のフローチャートに対応した「タイ
マインタラプトプログラム」及び「テンポクロックイン
タラプトプログラム」をそれぞれ実行する。ワーキング
メモリ53はRAMにより構成されてCPU52による前記プログ
ラムの実行に必要なデータを一時的に記憶するもので、
第4A図乃至第4F図に示すように、モード制御用データエ
リア53a、編集用データエリア53b、発音用バッファエリ
ア53c、割当てテーブルエリア53d、同音割当てテーブル
エリア53e、オートリズム及びその他の制御データエリ
ア53fに分割されている。
モード制御用データエリア53aには次のようなデータ
が記憶されるようになっている。
演奏モードデータPLYMD 当該電子楽器のモードを表すもので“1"にて演奏モー
ドを表しかつ“0"にて編集モードを表す。
テンキーモードデータTKMD テンキースイッチ群15の利用モードを表すもので、
“0"にて同スイッチ群15の第1利用モード(パラメータ
メモリ54内の記憶エリア番号0〜99の指定)を表し、
“1"にて同スイッチ群15の第2利用モード(パッドスイ
ッチ対応メモリ55内の記憶エリア番号0〜9の指定)を
表し、かつ“2"にて同スイッチ群15の第3利用モード
(発音用バッファエリア53c内のパラメータ番号を指
定)を表す。
効果モードデータEFMD 当該電子楽器における効果(副音の発生を行う効果)
の付与の有無を表すもので、“1"にて効果有りを表しか
つ“0"にて効果無しを表す。
編集用モードデータエリア53bには次のようなデータ
が記憶されるようになっている。
第1入力番号データINNO1 パラメータメモリ54又はパッドスイッチ対応スイッチ
55内の記憶エリア番号を指示する。
第2入力番号データINNO2 発音用バッファエリア53c内のパラメータ番号を指示
する。
表示楽器番号データDISVO 最上位ビットMSBにて表示器11による楽器名の表示の
有無(“1"により表示状態かつ“0"により非表示状態)
を表すとともに、下位ビットにて表示器11によって表示
される楽器名に対応した番号を表す。
表示パラメータ番号データDISPAR 最上位ビットMSBにて表示器11によるパラメータ名の
表示の有無(“1"により表示状態かつ“0"により非表示
状態)を表すとともに、下位ビットにて表示器11によっ
て表示されるパラメータ名に対応した番号を表す。
パラメータ値データPARVAL 最上位ビットMSBにて表示器11によるパラメータ値の
表示の有無(“1"により表示状態かつ“0"により非表示
状態)を表すとともに、下位ビットにて表示器11によっ
て表示されるパラメータ値を表す。
発音用バッファエリア53cはパッドスイッチ群14の操
作により発音される一つの楽器に関する各種データを記
憶するもので、同エリア53cはさらに第1乃至第6エリ
ア53c1〜第6エリア53c6に分割されている。
第1エリア53c1は一つの楽器音全般に関する制御パラ
メータを記憶するもので、同エリア53c1には次のような
制御パラメータが記憶されるようになっている。
楽器番号データVOICE 発音される楽器名に対応した番号を表す。
利用チャンネル数データPOLY 楽器番号データVOICEに対応した楽器の発音のために
利用可能なチャンネル数を表す。
発音数データSIMUL パッドスイッチ群14の1回のスイッチ操作によって楽
器番号データVOICEに対応した楽器音の発音される数を
表す。なお、この実施例では、設定可能な発音数を最大
で「4」としており、1個の主音と3個の第1、第2、
第3の副音からなる。この発音数と発音される音との関
係を表で示すと、次の通りである。
遅延データDELAY 前記発音数データSIMULが2以上の場合に発音される
各楽器音の時間間隔を表す。
第2エリア53c2は各楽器の主音に関する楽音制御パラ
メータを記憶するもので、同エリア53c2にはピッチデー
タPITCH(楽器の音高を制御)、レベルデータLEVEL(楽
音の音量を制御)、パンデータPAN(楽音の音像位
置)、アタックデータATTACK(楽音の立上がり時間を制
御)、ディケイデータDECAY(楽音の減衰時間の制
御)、ベンドデータBEND(楽音の立上がり時の周波数偏
移量及び該偏移からの復帰時間を制御)、変調周波数デ
ータMODFRQ(楽音を変調する変調信号の周波数を制
御)、ビブラート深さデータVIBDEP(ビブラート効果に
おけるビブラートの深さを制御)、トレモロ深さデータ
TREDEP(トレモロ効果におけるトレモロの深さを制御)
等の楽音制御用パラメータが記憶されるようになってい
る。
第3乃至第5エリア53c3〜53c5は各楽器の第1乃至第
3の副音に関する楽音制御パラメータをそれぞれ記憶す
るもので、同エリア53c3〜53c5には前記主音に関するピ
ッチデータPITCH、レベルデータLEVEL、パンデータPAN
等を修正するための修正ピッチデータΔPITCH、修正レ
ベルデータΔLEVEL、修正パンデータΔPAN等の楽音制御
パラメータが記憶されるようになっている。
第6エリア53c6は主音及び副音の発音制御に関する制
御パラメータを記憶するもので、同エリア53c6には次の
ような制御データが記憶されるようになっている。
副音信号データSUBTON 発音されるべき副音の番号を表す。
時間データTIME 以前に主音又は副音が発音された時から次の副音が発
音されるべき時までの経過時間を表す。
割当てチャンネル番号データASCH 楽音(主音及び副音)が割当てられる楽音発生チャン
ネルの番号を表す。
割当てテーブルエリア53dは楽音形式回路21の「0」
〜「15」の楽音形成チャンネルに楽音の割当てをするた
めに使用されるもので、同エリア53dには前記各チャン
ネルに対応して既に割当て済みの楽音番号データVCICE
とその割当て優先順位データPRIORとが記憶されるよう
になっている。なお、この割当て優先順位データPRIOR
は「0」〜「15」に渡って変化するもので、数が大きい
ほど割当て優先順位が高いことを示す。
同音割当てテーブルエリア53eは同音(同一パッドス
イッチ14に関する楽器音)が割当てられている楽音形成
チャンネルを探すために利用されるもので、同エリア53
eには同音が割当てられている数を表す同音数データMAN
Yが記憶されるとともに、該割当てチャンネルを表すチ
ャンネル番号データCHNOが記憶されるようになってい
る。なお、このチャンネル番号データCHNOの最上位ビッ
トMSBは“1"にて割当て済みを表し、かつ“0"にて非割
当て済みを表す。データエリア53fにはオートリズムの
制御用データ、操作パネル10のスイッチ群の操作を検出
するためのデータ等が記憶されるようになっている。
さらに、バス30には、マイクロコンピュータのデータ
記憶部としてのパラメータメモリ54、パッドスイッチ対
応メモリ55、遅延発音用メモリ56及びオートリズムパタ
ーンメモリ57が接続されている。
パラメータメモリ54はRAMにより構成され、第5A図に
示すように、多数の楽器音例えば100種類の楽器音に対
応した記憶エリア54−0,54−1…54−99からなり、各記
憶エリア54−0,54−1…54−99は前記発音バッファエリ
ア53cの第1乃至第5エリア53c1〜53c5に記憶される各
種制御パラメータを各楽器音毎にそれぞれ記憶する。パ
ッドスイッチ対応メモリ55はRAMにより構成され、第5B
図に示すように、パッドスイッチ群14の10個の各スイッ
チに対応した記憶エリア55−0,55−1…55−9からな
り、各記憶エリア55−0,55−1…55−9は前記パラメー
タメモリ54の場合と同様な各種制御パラメータを各パッ
ドスイッチ14毎に記憶する。遅延発音用メモリ55はRAM
により構成され、第5C図に示すように、パッドスイッチ
群14の各スイッチに対応した記憶エリア56−0,56−1…
56−9からなり、各記憶エリア56−0,56−1…56−9は
前記パラメータメモリ54の場合と同様な各種制御パラメ
ータを各パッドスイッチ14毎に記憶するとともに、副音
番号データSUBTON及び時間データTIMEを各パッドスイッ
チ14毎に記憶する。オートリズムパターンメモリ57はRO
Mにより構成され、リズム種類毎に打楽器音の発音パタ
ーンデータを記憶する。なお、同メモリ57をRAMにより
構成して前記パターンデータを書き換え可能にしてもよ
い。
次に、上記のように構成した実施例の動作をフローチ
ャートを参照しながら説明する。
電源スイッチ(図示しない)が投入されると、CPU52
は第6図のステップ100にて「メインプログラム」の実
行を開始し、ステップ101にて各種メモリの内容をクリ
アすることにより当該電子楽器を初期設定する。この初
期設定後、CPU52はステップ102,103からなる循環処理を
実行して発音の発生を制御する。かかる場合、操作パネ
ル10上にてオートリズム用スイッチ群18以外のスイッチ
が操作されるとステップ102にて該スイッチの操作に応
じた各種サブプログラムが実行されるとともに、オート
リズム用スイッチ群18が操作されるとステップ103にて
該操作に応じたオートリズム用の制御データがワーキン
グメモリ53内のデータエリア53fに設定される。
以下、当該電子楽器の使用態様毎にその動作を説明す
る。
外部記憶装置43とのデータの授受 外部記憶装置43とパラメータメモリ54とのデータの授
受について説明する。
演奏者が読込みスイッチ12aを操作すると、同スイッ
チ12aの操作が上記ステップ102にて検出され、第7図の
フローチャートに対応した「外部記憶制御プログラム」
が実行される。この場合、「外部記憶制御プログラム」
の実行がステップ110にて開始され、ステップ111にて
「YES」すなわち読込みスイッチ12aが操作されたと判定
され、ステップ112にて外部記憶装置43に記憶されてい
る楽音制御パラメータが外部記憶用インターフェース44
及びバス30を介してパラメータメモリ54の各記憶エリア
54−0,54−1…54−99にそれぞれ記憶される。なお、こ
の記憶された楽音制御パラメータは外部記憶装置43に以
前から記憶されていたデータであって、後述の処理によ
りパラメータメモリ54内のデータを保存しておいたもの
でも、予め他人により用意されたものでもよい。かかる
ステップ112の処理後、ステップ113にてパラメータメモ
リ54の第0乃至第9記憶エリア54−0,54−1…54−9内
の楽音制御パラメータはパッドスイッチ対応メモリ55の
各記憶エリア55−0,55−1…55−9にそれぞれ転送され
るとともに記憶され、ステップ114にて該「外部記憶制
御プログラム」の実行が終了される。この終了後、「メ
インプログラム」の上記ステップ102,103からなる循環
処理が再び実行される。これらのステップ111〜113の処
理により、パラメータメモリ54への楽音制御パラメータ
の格納及びパッドスイッチ対応メモリ55の楽音制御パラ
メータの初期設定がなされる。
また、演奏者が書込みスイッチ12bを操作すると、前
記場合と同様に、同スイッチ12bの操作の検出に応答し
て前記「外部記憶制御プログラム」が実行される。この
場合、「外部記憶制御プログラム」においては、ステッ
プ111にて「NO」すなわち書込みスイッチ12bが操作され
たと判定され、ステップ115にてパラメータメモリ54の
各記憶エリア54−0,54−1…54−99に記憶されている全
ての楽音制御パラメータがバス30及び外部記憶用インタ
ーフェース44を介して外部記憶装置43に転送記憶され
る。これにより、パラメータメモリ54に記憶されている
楽音制御パラメータが外部記憶装置43に保存用データと
して格納される。
モード設定 次に、当該電子楽器の各種動作モードの設定について
説明する。
演奏者が演奏モードスイッチ13a、編集モードスイッ
チ13b、テンキー第1乃至第3モードスイッチ13c,13d,1
3e及び効果モードスイッチ13fからなるモードスイッチ
群のいずれかのスイッチを操作すると、CPU52は、上記
「メインプログラムの循環処理中、ステップ102にて第
8図のフローチャートに対応した「モード制御プログラ
ム」を実行する。
演奏モードスイッチ13aが操作された場合、ステップ2
00にて「モード制御プログラム」の実行が開始され、ス
テップ201の判定処理によりステップ210〜212の処理に
実行され、ステップ270にて該「モード制御プログラ
ム」の実行が終了されて再び「メインプログラム」が実
行される。かかる場合、ステップ210にて演奏モードデ
ータPLYMDが“1"に設定され、ステップ211,212にて演奏
モードランプ19aを点灯されかつ編集モードランプ19bを
消灯させるための制御データがバス30を介して表示制御
回路10bに出力される。その結果、当該電子楽器は演奏
モードに設定されるとともに、同モードが演奏モードラ
ンプ19aにより点灯表示される。
また、編集モードスイッチ13bが操作された場合に
は、ステップ201の判定処理によりステップ220〜222の
処理が実行される。かかる場合には、ステップ220にて
演奏モードデータPLYMDが“0"に設定され、ステップ22
1,222にて編集モードランプ19bを点灯させかつ演奏モー
ドランプ19aが消灯させるための制御データがバス30を
介して表示制御回路10bに出力される。その結果、当該
電子楽器は編集モードに設定されるとともに、同モード
が編集モードランプ19bにより点灯表示される。
また、テンキー第1モードスイッチ13cが操作された
場合には、ステップ201の判定処理によりステップ230〜
232の処理が実行される。かかる場合には、ステップ230
にてテンキーモードデータTKMDが“0"に設定され、ステ
ップ231,232にてテンキー第1モードランプ19cを点灯さ
せかつテンキー第2及び第3モードランプ19d,19eを消
灯させるための制御データがバス30を介して表示制御回
路10bに出力される。その結果、テンキースイッチ群15
は第1利用モードに設定されるとともに、同モードがテ
ンキー第1モードランプ19cにより点灯表示される。
また、テンキー第2モードスイッチ13dが操作された
場合には、ステップ201の判定処理によりステップ240〜
242の処理が実行される。かかる場合には、ステップ240
にてテンキーモードデータTKMDが“1"に設定され、ステ
ップ241,242にてテンキー第2モードランプ19dを点灯さ
せかつテンキー第1及び第3モードランプ19c,19eを消
灯させるための制御データがバス30を介して表示制御回
路10bに出力される。その結果、テンキースイッチ群15
は第2利用モードに設定されるとともに、同モードがテ
ンキー第2モードランプ19dにより点灯表示される。
また、テンキー第3モードスイーチ13eが操作された
場合には、ステップ201の判定処理によりステップ250〜
252の処理が実行される。かかる場合には、ステップ250
にてテンキーモードデータTKMDが“2"が設定され、ステ
ップ251,252にてテンキー第3モードランプ19eを点灯さ
せかつテンキー第1及び第2モードランプ19c,19dを消
灯させるための制御データがバス30を介して表示制御回
路10bに出力される。その結果、テンキースイッチ群15
は第3利用モードに設定されるとともに、同モードがテ
ンキー第3モードランプ19eにより点灯表示される。
さらに、効果モードスイッチ13fが操作された場合に
は、ステップ201の判定処理によりステップ260〜263の
処理が実行される。かかる場合には、ステップ260にて
効果モードデータEFMDが反転され、ステップ261にて該
反転された効果モードデータEFMDが“1"であるか否かが
判定される。今、反転された効果モードデータEFMDが
“1"であれば、前記ステップ261にて「YES」と判定さ
れ、ステップ262にて効果モードランプ19fを点灯させる
ための制御データがバス30を介して表示制御回路10bに
出力される。一方、反転された効果モードデータEFMDが
“0"であれば、前記ステップ261にて「NO」と判定さ
れ、ステップ263にて効果モードランプ19fを消灯させる
ための制御データがバス30を介して表示制御回路10bに
出力される。その結果、効果の付与の有無が効果モード
スイッチ13fにより切換えれるとともに、同有無が効果
モードランプ19fにより表示される。
演奏モード 次に、パッドスイッチ群14の各スイッチの操作に応じ
て楽音を発生する演奏モードについて説明する。この場
合、演奏モードデータPLYMDは上記「モード制御プログ
ラム」の実行により“1"に設定されている。
パッドスイッチ群14のいずれかのスイッチが操作され
ると、CPU52は、上記「メインプログラム」の循環処理
中、ステップ102にて第9図のフローチャートに対応し
た「パッドスイッチプログラム」の実行をステップ300
にて開始し、ステップ301にて“1"に設定されている演
奏モードデータPLYMDに基づき「YES」と判定してプログ
ラムをステップ302に進める。
このステップ302にて、操作されたパッドスイッチ14
に対応したパッドスイッチ対応メモリ55の一つの記憶エ
リア内の楽音制御パラメータ(例えば記憶エリア55−3
の全ての楽音制御パラメータ)が発音用バッファエリア
53cの第1乃至第5エリア53c1〜53c5に読込まれ、ステ
ップ303にて同バッファエリア53cの第6エリア53c6内の
副音番号データSUBTONが第1の副音を示す「1」に設定
されるとともに、時間データTIMEが該読込んだ遅延デー
タDELAY値に設定される。
次に、ステップ304にて第10図のフローチャートに対
応した「主音発音プログラム」が読出されて実行され
る。この「主音発音プログラム」はステップ320にてそ
の実行が開始され、ステップ321にて第12図のフローチ
ャートに対応した「割当て処理プログラム」が読出され
て実行される。
この「割当て処理プログラム」はステップ340にてそ
の実行が開始され、ステップ341にて同音割当てテーブ
ルエリア53e内の全てのデータがクリアされる。つぎ
に、CPU52はステップ342にて、割当てテーブルエリア53
dを参照することにより、発音用バッファエリア53c内の
楽器番号データVOICEと同じ楽器番号データVOICEを記憶
する楽音発生チャンネルを抽出し、該抽出したチャンネ
ルを表すチャンネル番号データCHNOを前記同音割当てテ
ーブルエリア53eに記憶させるとともに、抽出した数を
同音数データMANYとして同エリア53eに記憶させてお
く。なお、この場合、該記憶したチャンネル番号データ
CHNOの最上位ビットMSBを“1"に設定しておく。これに
より、パッドスイッチ群14の操作により発生されるべき
楽器音を既に割当て済みである楽音発生チャンネル及び
その数が検出される。このステップ342の処理後、ステ
ップ343〜347の処理により、今回発生すべき楽器音を割
当てるチャンネルが下記条件に基づきサーチされる。
(条件1) 発生すべき楽器音が既に割当てられているチャンネル
数が同楽器音の発音のために利用可能なチャンネル数に
満たない場合、同楽器音が既に割当てられているチャン
ネル以外のチャンネルの中で最も古く楽音の発生を開始
したチャンネル(以下、最古チャンネルという)に新た
な楽器音の発生を割当てる。
(条件2) 発生すべき楽器音が既に割当てられているチャンネル
数が同楽器音の発生のために利用可能なチャンネル数に
達している場合、同楽器音が既に割当てられているチャ
ンネルの中の最古チャンネルに新たな楽器音の発生を割
当てる。
すなわち、同音数データMANY値が利用チャンネル数デ
ータPOLY値より小さければ、ステップ343にて「YES」と
判定されてステップ344〜346の処理が実行される。この
場合、新たに発生されるべき楽器音が未だ楽音発生チャ
ンネルのいずれにも割当てられていなければ、同音数デ
ータMANY値は「0」であって、ステップ344にて「YES」
と判定されるので、CPU52はステップ345にて、割当てテ
ーブルエリア53dを参照することにより、全てのチャン
ネルの中から最も大きい割当て優先順位データPRIORを
記憶するチャンネル割当てチャンネルとして決定し、同
チャンネルを表す値を割当てチャンネル番号データASCH
として設定する。また、新たに発生されるべき楽器音が
既に楽音発生チャンネルのいずれかに割当てられていれ
ば、同音数データMANY値は「0」ではなくて、ステップ
344にて「NO」と判定されるので、CPU52はステップ346
にて、割当てテーブルエリア53dを参照することによ
り、同音割当てテーブルエリア53eに記憶されているチ
ャンネル番号データCHNOが示す値以外のチャンネルの中
から最も大きい割当て優先順位データPRIORを記憶する
チャンネルを割当てチャンネルとして決定し、同チャン
ネルを表す値を割当てチャンネル番号データASCHとして
設定する。
一方、同音数データMANY値が利用チャンネル数データ
POLY値に等しければ、ステップ343にて「NO」と判定さ
れるので、CPU52はステップ347にて、割当てテーブルエ
リア53dを参照することにより、同音割当てテーブルエ
リア53eに記憶されているチャンネル番号データCHNOが
示す値と同じチャンネルの中から最も大きい割当て優先
順位データPRIORを記憶するチャンネルを割当てチャン
ネルとして決定し、同チャンネルを表す値を割当てチャ
ンネル番号データASCHとして設定する。これらのステッ
プ345〜347の処理後、CPU52は割当てチャンネル番号デ
ータASCH値に対応した割当てテーブルエリア53dの記憶
位置に発音用バッファエリア53c内の楽器番号データVOI
CEを書込むと同時に、同記憶位置の割当て優先順位デー
タPRIORを「15」に設定する。次に、ステップ349にて割
当てテーブル53d内の全ての割当て優先順位データPRIOR
に「1」が加算され、ステップ350にて該「割当て処理
プログラム」の実行が終了される。これにより、操作さ
れたパッドスイッチ14に対応した楽器音の割当てチャン
ネルが決定されるとともに、該楽器音の割当てテーブル
53dに対する登録が完了する。
この「割当て処理プログラム」の終了後、CPU52は再
び「主音発音処理プログラム」(第10図)の実行に戻
り、ステップ322にて発音バッファエリア53cの第1エリ
ア53c1に記憶されている楽器番号データVOICE、同発音
バッファエリア53cの第2エリア53c2に記憶されている
ピッチデータPITCH、レベルデータLEVEL、パンデータPA
N、アタックデータATTACK…等の楽音制御パラメータ、
及び同発音バッファエリア53cの第6エリア53c6に記憶
されている割当てチャンネル番号データASCHをバス30を
介して楽音発生回路20に出力して、ステップ323にて該
「主音発音処理プログラム」の実行を終了する。
楽音発生回路20においては、制御レジスタ群22が前記
各データを取込み記憶し、楽音形成回路21内の割当てチ
ャンネル番号データASCHに対応した楽音形成チャンネル
が前記楽器番号データVOICEにより指示された楽器音に
対応した楽音信号を形成して分割回路23に出力する。こ
の場合、該形成された楽音信号は前記ピッチデータPITC
H、レベルデータLEVEL、アタックデータATTACK…等の楽
音制御パラメータによってその音高、音量、アタック時
間…等の楽音要素が制御されたものであるとともに、分
配回路23によって前記パンデータPANにより表された比
率に応じてアンプ24a,24bに分配出力される。この分配
出力された楽音信号はスピーカ25a,25bから楽音として
放音される。これにより、スピーカ25a,25bからは操作
されたパッドスイッチ14に対応した種類の楽器音であっ
て、音高、音量、アタック時間、音像位置…等の楽音要
素が発音用バッファエリア53cの第2エリア53c2に記憶
されている主音用楽音制御パラメータにより決定された
楽音が発音される。
前記「主音発音処理プログラム」の終了後、CPU52は
再び「パッドスイッチプログラム」(第9図)の実行に
戻り、ステップ305,306にて効果モードデータEFMDが
“1"であるか否か、及び発音数データSIMULが「2」以
上であるか否かを判定する。今、効果モードデータEFMD
が“0"又は発音数データSIMULが「2」未満であれば、
ステップ305又はステップ306にて「NO」と判定されてス
テップ312にて該「パッドスイッチプログラム」の実行
が終了される。かかる場合には、操作されたパッドスイ
ッチ14に対応した楽器音は前記主音のみで後述する副音
は発音されない。
一方、効果モードデータEFMDが“1"かつ発音数データ
SIMULが「2」以上であれば、ステップ305及びステップ
306にてそれぞれ「YES」と判定され、ステップ307にて
上記ステップ303の処理により遅延データDELAY値に設定
した時間データTIMEが「0」か否かが判定される。かか
る場合、同データTIMEが「0」であれば、同ステップ30
7にて「YES」と判定され、ステップ308にて第11図のフ
ローチャートに対応した「副音発音処理プログラム」が
実行される。この「副音発音処理プログラム」はステッ
プ330にてその実行が開始され、ステップ331にて上記主
音発音の場合と同様に「割当て処理プログラム」(第12
図)が読出し実行されて、操作されたパッドスイッチ14
に対応した第1の副音の割当てチャンネルが決定される
とともに、該副音の割当てテーブルエリア53dに対する
登録がなされる。このステップ331の処理後、CPU52は発
音用バッファエリア53cの第2エリア53c2内のピッチデ
ータPITCH、レベルデータLEVEL、パンデータPAN…等の
主音用楽音パラメータと、同バッファエリア53cの第3
エリア53c3内の修正ピッチデータΔPITCH1、修正レベル
データΔLEVEL1、修正パンデータΔPAN1…等の副音用パ
ラメータ修正データとを読出し、 PITCH′=PITCH+ΔPITCH LEVEL′=LEVEL+ΔLEVEL PAN′=PAN+ΔPAN 等の演奏の実行により、前記主音用楽音制御パラメータ
を修正して第1の副音用楽音制御パラメータを形成す
る。そして、ステップ333にて、前記修正した副音用楽
音制御パラメータがバス30を介して楽音発生回路20に出
力されるとともに、上記主音の場合と同様、発音バッフ
ァエリア53cの第1エリア53c1に記憶されている楽器番
号データVOICE及び同発音バッファエリア53cの第6エリ
ア53c6に記憶されている割当てチャンネル番号データAS
CHがバス30を介して楽音発生回路20に出力され、ステッ
プ334にて該「副音発音処理プログラム」の実行が終了
される。
楽音発生回路20においては、上記主音の場合と同様
に、楽音形成回路21内の割当てチャンネル番号データAS
CHに対応した楽音形成チャンネルが、制御レジスタ群22
との協働により、前記楽器番号データVOICE及び修正し
た第1の副音用楽音制御パラメータPITCH′,LEVEL′,AT
TACK′…等に基づき第1の副音に対応した楽音信号を形
成して、分配回路23及びアンプ24a,24bを介してスピー
カ25a,25bに出力する。これにより、スピーカ25a,25bか
らは操作されたパッドスイッチ14に対応した第1の副音
が上記主音と同じタイミングで発音される。
前記「副音発音処理プログラム」の終了後、CPU52は
再び「パッドスイッチプログラム」(第9図)の実行に
戻り、ステップ309にて副音番号データSUBTON「1」を
加算することにより同データSUBTONを「2」に更新し、
ステップ310にて該更新した副音番号データSUBTON値が
発音数データSIMUL値以上であるか否かを判定する。こ
の判定において、副音番号データSUBTON値が発音数デー
タSIMUL値以上であれば、同ステップ310にて「YES」と
判定され、ステップ312にて該「パッドスイッチプログ
ラム」の実行が終了される。また、副音番号データSUBT
ON値が発音数データSIMUL値未満であれば、同ステップ3
10にて「NO」と判定され、再びステップ308〜310の処理
が実行される。この場合、副音番号データSUBTONは
「2」であるので、「副音発音処理プログラム」におい
て、発音用バッファエリア53cの第4エリア53C4内の修
正ピッチデータΔPITCH2、修正レベルデータΔLEVEL2、
修正パンデータΔPAN2…等の第2の副音用パラメータ修
正データに基づき、同バッファエリア53cの第2エリア5
3c2内のピッチデータPITCH、レベルデータLEVEL、パン
データPAN…等の主音用楽音パラメータが修正されて楽
音発生回路20に出力され、スピーカ25a,25bからは前記
修正データΔPITCH2,ΔLEVEL2,ΔPAN2…等に応じて修正
された第2の副音が上記主音及び第1の副音と同じタイ
ミングで発音される。
この「副音発音処理プログラム」の終了後、CPU52は
再び「パッドスイッチプログラム」のステップ309の実
行に戻り、副音番号データSUBTON値が発音数データSIMU
L値以上になるまでステップ308〜310からなる上記循環
処理を実行する。これにより、発音数データSIMUL値に
等しい値の楽音(主音、第1の副音、第2の副音…)が
パッドスイッチ14の操作タイミングと同時にスピーカ25
a,25bから発音される。その結果、当該電子楽器によれ
ば、ピッチ、レベル、音像位置、アタック時間…等の楽
音要素が若干ずつ異なる一種類の楽器音に対応する複数
の楽音が複数のスピーカ25a,25bから同時に得られ、ア
ンサンブル効果が実現される。
次に、上記ステップ303により設定された遅延データD
ELAY値が「0」でない場合について説明する。かかる場
合、前記「パッドスイッチプログラム」(第9図)中の
ステップ307にて「NO」と判定され、CPU52はステップ31
1にて発音用バッファエリア53cに記憶されているデータ
を操作されたパッドスイッチ14に対応した遅延発音用メ
モリ56の記憶エリア(例えば記憶エリア56−3)にバス
30を介して転送記憶する。この場合、発音用バッファエ
リア53cに記憶されているデータのうち、割当てチャン
ネル番号データASCH以外の全てのデータが転送される。
このステップ311の処理後、CPU52は「メインプログラ
ム」(第6図)の実行に移り、該プログラムの上記ステ
ップ102,103からなる循環処理を実行し続ける。
かかる状態で、タイマ用固定発振器41からのタイマイ
ンタラプト信号がバス30を介してCPU52に入力される
と、CPU52は第18図のフローチャートに対応した「タイ
マインタラプトプログラム」の実行をステップ400にて
開始する。この「タイマインタラプトプログラム」にお
いては、ステップ401にて変数iが「0」に設定され、
ステップ402にて該「0」に設定された変数iに基づき
遅延発音用メモリ56の記憶エリア56−iに記憶されてい
る全てのデータが発音用バッファエリア53cに読込まれ
て、ステップ403にて該読込んだデータが発音用データ
であるか否かが判定される。なお、この判定において
は、楽音が発音されるべきでない場合、後述のステップ
414の処理により遅延発音用メモリ56の記憶エリア56−
iのデータが全然てクリアされているもので、読込んだ
データの有無を調べることにより行われる。前記ステッ
プ403の判定処理において発音用データがないと判定さ
れると、CPU52はステップ404による変数iの加算処理及
びステップ405によるi>9の判定処理を実行して、前
記発音用データがあるまで前記ステップ402〜405からな
る循環処理を実行し続ける。かかる循環処理により、変
数iが「9」を越えると、ステップ405にてi>9に基
づき「YES」と判定され、ステップ406にて該「タイマイ
ンタラプトプログラム」の実行が終了されて、再び「メ
インプログラム」が実行される。
一方、上記ステップ403にて「YES」すなわち「発音デ
ータ有り」と判定されると、CPU52はステップ407〜414
からなる処理を実行することにより副音の発音を制御す
る。ステップ407にて上記ステップ402の処理により発音
バッファエリア53c内に読込んだ時間データTIME値から
「1」を減算することにより同データTIMEが更新され、
ステップ408にて該更新された時間データTIME「0」で
あるか否かが判定される。この判定において「NO」すな
わち時間データTIMEが未だ「0」に達していないと判定
されると、ステップ409にて発音用バッファエリア53c内
の割合てチャンネル番号データASCH以外の全てのデータ
が遅延発音用メモリ56の記憶エリア56−iに転送記憶さ
れる。なお、この場合における変数iは上記ステップ40
1にて初期設定され、または上記ステップ404にて更新さ
れたものである。このステップ409の処理後、上記のよ
うに、ステップ402〜406の処理により該「タイマインタ
ラプトプログラム」が終了されると、再び「メインプロ
グラム」が実行される。
そして、前記「メインプログラム」の実行中、時間が
経過して、タイマインタラプト信号がCPU52に入力され
る毎に、上述した「タイマインタラプトプログラム」の
各処理が実行される。この処理中、上記ステップ407の
処理により時間データTIMEが「1」ずつ減少し、同デー
タTIMEが「0」になると、ステップ408にて「YES」と判
定され、ステップ410にて上述した「副音発音処理プロ
グラム」(第11図)が実行される。この「副音処理プロ
グラム」の実行により、遅延発音用メモリ56の記憶エリ
ア56−iに記憶されている副音用楽音制御パラメータに
基づく副音(例えば、第1又は第2の副音)がスピーカ
25a,25bから発音される。該ステップ410の処理後、ステ
ップ411にて副音番号データSUBTON値に「1」を加算す
ることにより同データSUBTONが更新され、ステップ412
にて該更新された副音番号データSUBTONが発音数データ
SIMUL未満であるか否かが判定される。
この判定処理において、副音番号データSUBTONが発音
数データSIMUL未満であるば「YES」と判定され、ステッ
プ413にて時間データTIME値が上記ステップ303の処理と
同様にして遅延データDELAYとして初期設定されて、上
記ステップ409にて該初期設定された時間データTIMEを
も含めて発音用バッファエリア53c内の割当てチャンネ
ル番号データASCH以外の全てのデータが遅延発音用メモ
リ56の記憶エリア56−iに転送記憶される。このこと
は、次の副音の発音のための準備、すなわち上記ステッ
プ410における「副音発音処理プログラム」にて第1の
副音の発音が制御されたならば第2の副音の発音のため
の準備、同プログラムにて第2の副音の発音が制御され
たならば第3の副音の発音の準備を意味する。
また、上記ステップ412の判定処理にて「NO」すなわ
ち副音番号データSUBTONが発音数データSIMUL以上であ
ると判定された場合には、ステップ414にて遅延発音用
メモリ56の記憶エリア56−i内の全てのデータがクリア
される。このことは、一つの操作されたパッドスイッチ
14に関し、発音されるべき全ての副音の発音が終了した
ことを意味する。
これらのステップ409,414の処理後、上記のように、
ステップ402〜406の処理により該「タイマインタラプト
プログラム」が終了されると、再び「メインプログラ
ム」が実行される。
このような「タイマインタラプトプログラム」処理に
より、主音、第1の副音、第2の副音…が遅延データDE
LAYにより表された時間ずつ順次ずれてスピーカ25a,25b
から発音される結果、前記遅延データDELAY値が小さけ
れば、ピッチ、レベル、音像位置、アタック時間…等の
楽音要素が若干ずつ異なる上述の効果とも併せてより豊
かなアンサンブル効果が実現される。また、前記遅延デ
ータDELAY値が大きければ、エコー効果も実現される。
さらに、当該電子楽器において、主音、第1の副音、第
2の副音…等の各楽音間のアタックデータATTACK値又は
ディケイデータDECAY値を異ならせるとともにパンデー
タPAN値を異ならせるようにしておけば、楽音の立上が
り又は減衰に渡り徐々に音像が移動していくような効果
も得られる。
さらに、上記「メインプログラム」(第6図)のステ
ップ102,103の循環処理中、テンポ発振器42からのテン
ポクロック信号がバス30を介してCPU52に入力される
と、CPU52は第19図のフローチャートに対応した「テン
ポクロックインタラプトプログラム」の実行をステップ
500にて開始し、ステップ501にて演奏モードデータPLYM
Dが“1"であるか否かを判定する。この場合、演奏モー
ドデータPLYMDは上述のように“1"に設定されているの
で、同ステップ501にて「YES」と判定され、ステップ50
2にてオートリズム音の発音処理がなされれる。このオ
ートリズム音の発音処理については本発明とは直接関係
しないので詳述しないが、CPU52はワーキングメモリ53
内のデータエリア53fに記憶されているリズム種類等の
データ及びオートリズムパターンメモリ57に記憶されて
いるリズムパターンデータに基づき、上述と同様な割当
て処理を実行して楽音発生回路20にリズム音の発生を制
御するデータを出力し、同発生回路20にてリズム音信号
を発生させる。前記ステップ502の処理後、ステップ503
にて該「テンポクロックインタラプトプログラム」の実
行が終了されて、再び「メインプログラム」が実行され
る。これにより、自動リズム演奏に加えて、上記パッド
スイッチ群14の操作による楽音の発生を楽しむことがで
きる。なお、オートリズム用スイッチ群18内のリズムス
タート/ストップスイッチの操作によりオートリズム演
奏が停止されていれば、ステップ502にてリズム音信号
の発生は制御されないので、上記パッドスイッチ群14の
操作による楽音の発生を単独で楽しむことができる。
編集モード 次に、テンキースイッチ群15、登録スイッチ16a、ク
リアスイッチ16b、アップスイッチ17a及びダウンスイッ
チ17bからなる編集用スイッチ群とパッドスイッチ群14
との各操作に応じて楽音制御パラメータを変更する編集
モードについて説明する。この場合、演奏モードデータ
PLYMDは上記「モード制御プログラム」により“0"に設
定されている。
前記編集用スイッチ群のいずれかのスイッチが操作さ
れると、CPU52は、上記「メインプログラム」の循環処
理中、ステップ102にて第13図のフローチャートに対応
した「編集スイッチプログラム」の実行をステップ600
にて開始し、ステップ601〜607の処理後、ステップ608
にて該「編集スイッチプログラム」の実行を終了して再
び「メインプログラム」の実行に戻る。
以下、クリアスイッチ16b、テンキースイッチ群15、
登録スイッチ16a、アップスイッチ17a及びダウンスイッ
チ17bが操作された場合について順に説明する。
クリアスイッチ16bが操作されると、「編集スイッチ
プログラム」のステップ601にて「YES」と判定され、ス
テップ604にて第14図のフローチャートに対応した「ク
リアスイッチ処理プログラム」が実行される。この「ク
リアスイッチ処理プログラム」においては、ステップ70
0にてその実行が開始され、ステップ701にてテンキーモ
ードデータTKMD値が“2"であるか否かが判定される。か
かる場合、上記「モード制御プログラム」(第8図)に
てテンキーモードデータTKMDが“0"又は“1"に設定され
ていれば、すなわちテンキースイッチ群15がパラメータ
メモリ54又はパッドスイッチ対応メモリ55の記憶エリア
番号を指定する第1又は第2利用モードに設定されてい
れば、ステップ701にて「NO」と判定され、ステップ702
にて第1及び第2入力番号データINNO1,INNO2が「0」
に設定されるとともに表示楽器番号データDISVO、表示
パラメータ番号データDISPAR及び表示パラメータ値デー
タPARVALの各最上位ビットMSBが“0"に設定される。こ
のステップ702の処理後、ステップ703にて前記各データ
INNO1,INNO2,DISVO,DISPAR,PARVALは表示制御回路10bに
バス30を介して出力され、同制御回路10bが該供給され
た各データに基づき表示器11を表示制御するので、表示
器11の第1及び第3表示エリア11a,11c(第3B図)に第
1及び第2入力番号データINNO1,INNO2値すなわち
「0」が表示される。ただし、表示楽器番号データDISV
O、表示パラメータ番号データDISPAR及び表示パラメー
タ値データPARVALの各最上位ビットMSBは“0"に設定さ
れているので、表示器11の第2、第4及び第5表示エリ
ア11b,11d,11e(第3B図)には楽器名、パラメータ名及
びパラメータ値は表示されない。その結果、各データIN
NO1,INNO2,DISVO,DISPAR,PARVALがクリアされるととも
に該クリア状態が表示器11にて表示される。
また、上記「モード制御プログラム」(第8図)にて
テンキーモードデータTKMDが“2"に設定されていれば、
すなわちテンキースイッチ群15がパラメータ番号を指定
する第3利用モードに設定されていれば、ステップ701
にて「YES」と判定され、ステップ704にて第2入力番号
データINNO2が「0」に設定されるとともに表示パラメ
ータ番号データDISPAR及び表示パラメータ値データPARV
ALの各最上位ビットMSBが“0"に設定される。このステ
ップ704の処理後、ステップ705にて前記各データINNO2,
DISPAR,PARVALは表示制御回路10bにバス30を介して出力
され、同制御回路10bが該供給された各データに基づき
表示器11を表示制御するので、表示器11の第3表示エリ
ア11cに第2入力番号データINNO2値すなわち「0」が表
示される。ただし、表示器11の表示エリア11a,11bの楽
器番号及び楽器名は以前の表示状態に維持されるが、表
示パラメータ番号データDISPAR及び表示パラメータ値デ
ータPARVALの各最上位ビットMSBは“0"に設定されてい
るので、表示器11の第4及び第5表示エリア11d,11eに
はパラメータ名及びパラメータ値は表示されない。その
結果、各データINNO1,DISPAR及びその表示状態は以前の
状態に維持され、かつ各データDISVO,INNO2,PARVALがク
リアされるとともに該クリア状態が表示器11にて表示さ
れる。
これらのステップ704,705の処理後、CPU52はステップ
706にて該「クリアスイッチ処理プログラム」の実行を
終了して、「編集スイッチプログラム」(第13図)の実
行を介して「メインプログラム」(第6図)の実行に戻
る。
次に、テンキースイッチ群15が操作された場合につい
て説明する。テンキースイッチ群15のいずれかが操作さ
れると、「編集スイッチプログラム」(第13図)のステ
ップ601,602にてそれぞれ「NO」,「YES」と判定され、
ステップ605にて第15図のフローチャートに対応した
「テンキー処理プログラム」が実行される。この「テン
キー処理プログラム」においては、ステップ710にてそ
の実行が開始され、ステップ711にて上記ステップ701と
同様にテンキーモードデータTKMD値が“2"であるか否か
が判定される。かかる場合、テンキーモードデータTKMD
が“0"又は“1"に設定されていれば、ステップ711にて
「NO」と判定され、ステップ712にてテンキースイッチ
群15の操作されたスイッチに対応した数が第1入力番号
データINNO1としてシフト(桁上げ)設定される。次
に、ステップ713にて第2入力番号データINNO2が「0」
に設定されるとともに表示楽器番号データDISVO、表示
パラメータ番号データDISPAR及び表示パラメータ値デー
タPARVALの各最上位ビットMSBが“0"に設定される。こ
のステップ713の処理後、ステップ714にて前記各データ
INNO1,INNO2,DISVO,DISPAR,PARVALは表示制御回路10bに
バス30を介して出力され、同制御回路10bが該供給され
た各データに基づき表示器11を表示制御するので、表示
器11の第1表示エリア11a(第3B図)にはテンキースイ
ッチ15により前記入力した第1入力番号データINNO1が
表示され、第3表示エリア11c(第3B図)には第2入力
番号データINNO2値すなわち「0」が表示される。ただ
し、表示楽器番号データDISVO、表示パラメータ番号デ
ータDISPAR及び表示パラメータ値データPARVALの各最上
位ビットMSBは“0"に設定されているので、表示器11の
第2、第4及び第5表示エリア11b,11d,11e(第3B図)
には楽器名、パラメータ名及びパラメータ値は表示され
ない。その結果、第1入力番号データINNO1が入力され
るとともに表示器11にて表示され、かつ他の各データIN
NO2,DISVO,DISPAR,PARVALがクリアされるとともに、該
クリア状態が表示器11にて表示される。
また、上記「モード制御プログラム」(第8図)にて
テンキーモードデータTKMDが“2"に設定されていれば、
ステップ711にて「YES」と判定され、ステップ715にて
テンキースイッチ群15の操作されたスイッチに対応した
数が第2入力番号データINNO2としてシフト(桁上げ)
設定される。次に、ステップ716にて表示パラメータ番
号データDISPAR及び表示パラメータ値データPARVALの各
最上位ビットMSBが“0"に設定される。このステップ716
の処理後、ステップ717にて前記各データINNO2,DISPAR,
PARVALは表示制御回路10bにバス30を介して出力され、
同制御回路10bが該供給された各データに基づき表示器1
1を表示制御するので、表示器11の第3表示エリア11c
(第3B図)にはテンキースイッチ15により前記入力した
第2入力番号データINNO2が表示される。また表示パラ
メータ番号データDISPAR及び表示パラメータ値データPA
RVALの各最上位ビットMSBは“0"に設定されているの
で、表示器11の第4及び第5表示エリア11d,11e(第3B
図)にはパラメータ名及びパラメータ値は表示されな
い。なお、この場合、表示器11の第1及び第2表示エリ
ア11a,11bには以前に設定された第1入力番号データINN
O1に対応した数及び表示楽器番号データDISVOに対応し
た楽器名が表示されていて、該表示状態に変更されな
い。その結果、第2入力番号データINNO2が入力される
とともに表示器11にて表示され、かつ各データDISPAR,P
ARVALがクリアされるとともに該クリア状態が表示器11
にて表示される。
これらのステップ714,717の処理後、CPU52はステップ
718にて該「テンキー処理プログラム」の実行を終了し
て、「編集スイッチプログラム」(第13図)の実行を介
して「メインプログラム」(第6図)の実行に戻る。
かかる状態で、登録スイッチ16aが操作されると、
「編集スイッチプログラム」(第13図)のステップ601,
602,603にてそれぞれ「NO」,「NO」,「YES」と判定さ
れ、ステップ606にて第16図のフローチャートに対応し
た「登録スイッチ処理プログラム」が実行される。この
「登録スイッチ処理プログラム」においては、ステップ
720にてその実行が開始され、ステップ721、722にてテ
ンキーモードデータTKMDが“0"、“1"又は“2"であるか
が判定される。今、テンキースイッチ群15の利用モード
がパラメータメモリ54の記憶エリア54−0,54−1…54−
99を指定するための第1モードに設定されていれば、ス
テップ721にて「YES」すなわちテンキーモードデータTK
MDが“0"であると判定され、ステップ723にて第1入力
番号データINNO1値(表示エリア11aに表示されている
数)に対応したパラメータメモリ54の記憶エリア(例え
ば記憶エリア54−13等)内の全てのデータが発音用バッ
ファエリア53cに取込まれる。次に、ステップ724にて表
示楽器番号データDISVOの最上位のビットMSBが“1"に設
定されるとともにその下位ビットが前記取込んで発音バ
ッファメモリ53内の楽器番号データVOICEに設定され、
プログラムがステップ726に進められる。また、テンキ
ースイッチ群15の利用モードがパッドスイッチ対応メモ
リ55の記憶エリア55−0,55−1…55−9を指定するため
の第2モードに設定されていれば、ステップ721,722に
て「NO」,「YES」すなわちテンキーモードデータTKMD
が“1"であると判定され、ステップ725にて第1入力番
号データINNO1値(表示エリア11aに表示されている数)
に対応したパッドスイッチ対応メモリ55の記憶エリア
(例えば記憶エリア54−3等)内の全てのデータが発音
用バッファエリア53cに取込まれる。次に、前記と同
様、ステップ724にて表示楽器番号データDISVOの最上位
ビットMSBが“1"に設定されるとともにその下位ビット
が前記取込んだ発音バッファメモリ53c内の楽器番号デ
ータVOICEに設定され、プログラムがステップ726に進め
られる。これらのステップ723,725の処理により、変更
されるべき楽器音に関する楽音制御パラメータが発音用
バッファエリア53Cに取込まれたことになる。
一方、テンキースイッチ群15の利用モードが発音用バ
ッファエリア53c内のパラメータ番号を指定するための
第3モードに設定されていれば、ステップ721,722にて
「NO」,「NO」と判定されて、プログラムは直接ステッ
プ726に進められる。
ステップ726にて表示パラメータ番号データDISPARの
最上位ビットMSBが“1"に設定されるとともに、その下
位ビットが楽音制御パラメータを指定するために設定し
た第2入力番号データINNO2に設定される。次に、ステ
ップ727にて表示パラメータ値データPARVALの最上位ビ
ットMSBが“1"に設定されるとともに、その下位ビット
が前記取込んだ発音バッファメモリ53c内の第2入力番
号データINNO2(表示エリア11cに表示されている)に対
応したパラメータ値データPARVALに設定され、ステップ
728にて前記ステップ724,726,727の処理により設定した
表示楽器番号データDISVO、表示パラメータ番号データD
ISPAR及び表示パラメータ値データPARVALがバス30を介
して表示制御回路10bに出力される。この場合、各デー
タDISVO,DISPAR,PARVALの最上位ビットMSBは“1"に設定
されているので、表示器11の第2、第4及び第5表示エ
リア11b,11d,11eには各データDISVO,DISPAR,PARVALに対
応した楽器名、パラメータ名及びパラメータ値が表示さ
れる。このステップ728の処理後、CPU52はステップ729
にて該「登録スイッチ処理プログラム」の実行を終了し
て、「編集スイッチプログラム」(第13図)の実行を介
して「メインプログラム」(第6図)の実行に戻る。
かかる「登録スイッチ処理プログラム」の実行によ
り、テンキースイッチ群14により各テンキーモードに応
じて入力された第1入力番号データINNO1又は第2入力
番号データINNO2が確定され、編集されるべき楽音制御
パラメータが発音バッファエリア53cに取込まれるとと
もに、楽編集されるべき楽音制御パラメータに関する内
容が表示器11にて表示される。
かかる状態で、演奏者がパッドスイッチ群14のいずれ
かを操作すると、CPU52は上記「メインプログラム」の
循環処理中、ステップ102にて第9図のフローチャート
に対応した「パッドスイッチプログラム」の実行をステ
ップ300にて開始して、ステップ301にて演奏モードデー
タPLYMDが“1"であるか否かを判定する。この場合、当
該電子楽器は編集モードに設定されていて演奏モードデ
ータPLYMDは“0"であるので、ステップ301にて「NO」と
判定され、ステップ313にて発音用バッファエリア53cに
記憶されている楽音制御パラメータが操作されたパッド
スイッチ14に対応したパッドスイッチ対応メモリ55の一
つの記憶エリア(例えば記憶エリア55−3等)の設定記
憶される。これにより、パラメータメモリ54の任意の記
憶エリア54−0,54−1…54−99又はパッドスイッチ対応
メモリ55の任意の記憶エリア55−0,55−1…55−9内の
楽音制御パラメータが操作されたパッドスイッチ14に対
応したパッドスイッチ対応メモリ55の記憶エリアに割当
て記憶される。
このステップ313の処理後、ステップ303以降の上述し
た処理が実行され、発音用バッファエリア53cに記憶さ
れている制御パラメータに基づく主音及び副音がスピー
カ25a,25bから発音される。なお、この状態で、タイマ
用固定発振器41からのタイマインタラプト信号がCPU52
に入力された場合には「タイマインタラプトプログラ
ム」(第18図)が実行されて遅延された副音も発音され
るが、テンポ発振器42からのテンポクロック信号が同CP
U52に入力されて「テンポクロックインタラプトプログ
ラム」(第19図)が実行されても、ステップ501にて「N
O」すなわち演奏モードデータPLYMDが“0"であると判定
されてリズム音を発音させるためのステップ502の処理
が実行されないので、オートリズム音は発音されない。
このような主音及び副音の発音により、演奏者はパッド
スイッチ14に割当てた楽器音を確認できる。
次に、楽音制御パラメータ値を変更する場合について
説明する。この場合、上記登録スイッチ16aの操作後又
は同スイッチ16aを操作しない状態において、演奏者は
アップスイッチ17a又はダウンスイッチ17bを操作する。
かかる操作により、「編集スイッチプログラム」(第13
図)のステップ601,602,603にてそれぞれ「NO」,「N
O」,「NO」と判定され、ステップ607にて第17図のフロ
ーチャートに対応した「アップダウンスイッチ処理プロ
グラム」が実行される。この「アップダウンスイッチ処
理プログラム」においては、ステップ730にてその実行
が開始され、上記「登録スイッチ処理プログラム」のス
テップ721〜727と同様のステップ731〜737の処理が実行
されて、テンキースイッチ群15により各テンキーモード
に応じて入力された第1入力番号データINNO1又は第2
入力番号データINNO2が確定されるとともに、編集され
るべき楽音制御パラメータが発音バッファエリア53cに
取込まれる。これらのステップ731〜737からなる処理は
登録スイッチ16aが操作された後に、アップスイッチ17a
又はダウンスイッチ17bが操作された場合には不要であ
るが、登録スイッチ16aが操作されずにアップスイッチ1
7a又はダウンスイッチ17bが操作された場合に、編集さ
れるべき楽音制御パラメータを発音バッファエリア53c
に取込んでおくため必要である。
このステップ737の処理後、ステップ738にて前記操作
されたスイッチがアップスイッチ17aであるか、または
ダウンスイッチ17bであるかが判定される。該操作スイ
ッチ17aがアップスイッチ17aであれば、前記ステップ73
8にて「YES」と判定され、ステップ739にて上述のよう
にテンキースイッチ群15により指定されたパラメータに
関するパラメータ値データPARVAL(表示器11にて表示さ
れている)が加算処理「PARVAL+1」により更新され
る。また、該操作スイッチ17aがダウンスイッチ17bであ
れば、前記ステップ738にて「NO」と判定され、ステッ
プ740にてパラメータ値データPARVALが減算処理「PARVA
L−1」により更新される。これらのステップ739,740の
処理後、ステップ741にて該パラメータ値データPARVAL
の最上位ビットMSB以外のデータは、発音用バッファエ
リア53c内の第2入力番号データINNO2値に対応した楽音
制御パラメータとして更新記憶される。これにより、テ
ンキースイッチ群15により指定された制御パラメータと
しての楽器番号データVOICE、利用チャンネル数データP
OLY、発音数データSIMUL、遅延データDELAY、ピッチデ
ータPITCH、レベルデータLEVEL、パンデータPAN、アタ
ックデータATTACK、ディケイデータDECAY、修正ピッチ
データΔPITCH1,ΔPITCH2,ΔPITCH3、修正レベルデータ
ΔLEVEL1,ΔLEVEL2,ΔLEVEL2、修正パンデータΔPAN1,
ΔPAN2,ΔPAN2等がアップスイッチ17a又はダウンスイッ
チ17bの操作に応じて任意に変更される。
このステップ741の処理後、ステップ742にて、上記ス
テップ728の処理と同様な処理により、表示楽器番号デ
ータDISVO、表示パラメータ番号データDISPAR及び表示
パラメータ値データPARVALがバス30を介して表示制御回
路10bに出力され、表示器11にて各データDISVO,DISPAR,
PARVALに対応した前記設定の楽器名、パラメータ名及び
今回更新したパラメータ値が表示される。このステップ
742の処理後、CPU52はステップ743にて該「アップダウ
ンスイッチ処理プログラム」の実行を終了して、「編集
スイッチプログラム」(第13図)の実行を介して「メイ
ンプログラム」(第6図)の実行に戻る。
また、かかる状態で、演奏者がパッドスイッチ群14の
いずれかを操作すると、上述した「パッドスイッチプロ
グラム」が実行されて、パラメータメモリ54の任意の記
憶エリア54−0,54−1…54−99又はパッドスイッチ対応
メモリ55の任意の記憶エリア55−0,55−1…55−9内の
楽音制御パラメータが操作されたパッドスイッチ14に対
応したパッドスイッチ対応メモリ55の記憶エリアに割当
て記憶されるとともに、割当て音の確認のために変更さ
れた制御パラメータに基づく主音及び副音スピーカ25a,
25bから発音される。
上記作用説明からも理解できるように、上記実施例に
よれば、編集モードにおいて操作パネル10上の編集用ス
イッチ群の操作に応じた「編集スイッチプログラム」の
実行により各種楽音制御パラメータが任意に設定される
とともに、パッドスイッチ群14の操作に応じた「パッド
スイッチプログラム」の実行により同パッドスイッチ群
14の各スイッチに任意の楽器音が割当てられる。そし
て、演奏モードにおいては、パッドスイッチ群14の操作
に応じた「パッドスイッチプログラム」の実行により、
同パッドスイッチ14に対応するとともに前記設定された
楽音制御パラメータに応じた楽器音が発音される。その
結果、演奏に自由度が増し、幅広い楽器音演奏を楽しむ
ことができる。また、この場合、例えば発音数データSI
MULを変更することにより、1つのパッドスイッチ14の
操作に基づいて発生される楽器音の数を任意に設定でき
るので、従来にない楽器演奏が可能になる。
変形例 次に、上記実施例の変形例について説明する。
(1)上記実施例においては、演奏者が操作する操作子
としてパッドスイッチ群14を用い、該パッドスイッチ群
14の操作に応じて打楽器音を発音するようにしたが、本
発明はピアノ、フルート等の打楽器音以外の楽音を発音
する電子楽器にも適用できる。この場合、前記パッドス
イッチ群14に代えて複数の鍵からなる鍵盤を利用して該
鍵に対応した音高の楽音を発音するようにするととも
に、各鍵毎又は鍵域毎例えば1オクターブ毎に一回の鍵
操作に応じて発音される楽音数を制御するようにすると
よい。また、複数段の鍵盤例えば上鍵盤、下鍵盤、ペダ
ル鍵盤を有する電子楽器においては、各鍵盤毎に一回の
鍵操作に応じて発音される楽音数を制御するようにする
とよい。
(2)上記実施例においては、パッドスイッチ群14の各
スイッチの一回の操作によって発音される楽音数を楽音
制御パラメータとしての発音数データSIMULにより制御
するとともに、同データSIMULを編集用スイッチ群の操
作に応じて変更するようにしたが、操作パネル10上に前
記各パッドスイッチ14に対応して発音数設定用の複数の
スイッチを設け、該スイッチにより前記楽音数を直接的
に制御するようにしてもよい。また、他の楽音制御パラ
メータを操作パネル10上に別途設けた複数のスイッチに
より直接的に制御するようにしてもよい。
(3)上記実施例においては、各楽器音毎すなわち各パ
ッドスイッチ14の操作によって発音される楽器音毎に発
音数データSIMULを変更できるようにしたが、パッドス
イッチ群14を複数のグループに分割し、各グループ毎に
そのグループに属するパッドスイッチ14に対応した楽器
音に関する発音数データSIMULを変更するようにしても
よい。そして、この場合も、上記(2)のように、発音
数データSIMULを用いず、操作パネル10上に各グループ
毎に別途設けた複数のスイッチにより直接的にパネルス
イッチ群14の一操作により発生される楽音数を制御する
ようにしてもよい。
(4)上記実施例においては、二つのスピーカ25a,25b
を用いて楽音を発音するようにしたが、さらに多くのス
ピーカを用いて楽音を発音するようにしてもよい。この
場合、各楽器音毎にスピーカの数に等しい数のパンデー
タPANを用意するようにして、該各パンデータPANに応じ
て各スピーカから発音される楽音の音量を制御するよう
にするとよい。これによれば、上記実施例によるものに
比べ、さらに立体感の豊かな楽音の発生が可能となる。
(5)上記実施例においては、遅延データDELAYを各楽
器音毎に一つのみ用意するようにして主音と第1の副音
との間の遅延時間、第1の副音と第2の副音との間の遅
延時間…を一定とするようにしたが、主音と第1の副音
との間の遅延時間、第1の副音と第2の副音との間の遅
延時間…をそれぞれ異なるようにしてもよい。この場
合、複数の遅延データDELAYを用意するようにするとと
もに、各遅延データDELAYをそれぞれ独立に変更制御で
きるようにすればよい。
(6)上記実施例においては、主音と第1の副音との間
の遅延時間、第1の副音と第2の副音との間の遅延時間
…はオートリズムのテンポとは独立に決定されるように
したが、前記各遅延時間をオートリズムのテンポに同期
させるようにしてもよい。この場合、テンポ発振器42か
らのテンポクロック信号のCPU52への到来に応じて第9
図の「タイマインタラプトプログラム」が実行されるよ
うにするか、または同テンポクロック信号の周波数に比
例するとともに同周波数より高い周波数の信号をタイマ
インタクラプト信号として利用するようにするとよい。
(7)上記実施例においては、アップスイッチ17aが操
作されるとパラメータ値データPARVALが該操作毎に
「1」ずつ増加し、ダウンスイッチ17bが操作されると
同データPARVALが該操作毎に「1」ずつ減少するように
したが、アップスイッチ17a又はダウンスイッチ17bが単
発的に操作された場合には前記のようにパラメータ値デ
ータPARVALを「1」ずつ増加させ又は減少させるように
するとともに、該スイッチ17a,17bが操作され続けた場
合には、該操作中所定の時間間隔をもって前記データPA
RVALが「1」ずつ連続的に増加し又は減少するようにし
てもよい。また、このパラメータ値データPARVALをテン
キースイッチ群15を利用して設定変更できるようにして
もよい。また、上記実施例においては、パラメータメモ
リ54の各記憶エリア54−0,54−1…54−99、パッドスイ
ッチ対応メモリ55の各記憶エリア55−0,55−1…55−9
及び発音用バッファエリア53c内の各楽音制御パラメー
タをテンキースイッチ群15の操作により指定するように
したが、アップスイッチ17a及びダウンスイッチ17bを利
用して指定するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1A図及び第1B図は特許請求の範囲に記載の発明の構成
に対応する図、第2図は本発明の一実施例を表す電子楽
器の全体ブロック図、第3A図は第2図の操作パネル10の
詳細を示す平面図、第3B図は第3A図の表示器の表示状態
の一例を示す状態図、第4A図乃至第4F図は第2図のワー
キングメモリの詳細を示すメモリマップ、第5図は第2
図のパラメータメモリの詳細を示すメモリマップ、第5B
図は第2図のパッドスイッチ対応メモリの詳細を示すメ
モリマップ、第5C図は第2図の遅延発音用メモリの詳細
を示すメモリマップ、第6図乃至第19図は第2図のプロ
グラムメモリに記憶されているプログラムの一例に対応
したフローチャートである。 符号の説明 10……操作パネル、11……表示器、14……パッドスイッ
チ群、15……テンキースイッチ群、17a……アップスイ
ッチ、17b……ダウンスイッチ、20……発音発生回路、2
1……楽音形成回路、25a,25b……スピーカ、30……バ
ス、41……タイマ用固定発振器、42……テンポ発振器、
43……外部記憶装置、51……プログラムメモリ、52……
CPU、53……ワーキングメモリ、54……パラメータメモ
リ、55……パッドスイッチ対応メモリ、56……遅延発音
用メモリ、57……オートリズムパターンメモリ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】楽音の発生を指示する複数の操作子と、該
    複数の操作子の操作に応じて楽音を発生する楽音発生手
    段とを備えた電子楽器において、 所定数の楽音を発生するためのパラメータ群を複数記憶
    した記憶手段と、 この記憶手段に記憶されたパラメータ群を前記複数の操
    作子に任意に割り当てる割当手段と、 前記複数の各操作子毎又は前記複数の操作子を複数グル
    ープに分割した各グループ毎に変更可能であって、前記
    各操作子の操作により発生させる楽音の数を指示する楽
    音数指示手段と、 前記複数の操作子のいずれかの操作に応答して、該操作
    された操作子に割当てられたパラメータ群に従って前記
    楽音発生手段で楽音を発生させる制御手段であって、前
    記操作された操作子に割当てられた前記パラメータ群に
    従って発生可能な所定数の楽音のうち、前記楽音数指示
    手段において前記操作された操作子について指定された
    数だけ所定の優先順位に従って選択される楽音を前記楽
    音発生手段で発生させる制御手段と を設けたことを特徴とする電子楽器。
  2. 【請求項2】楽音の発生を指示する複数の操作子と、該
    複数の操作子の操作に応じて楽音を発生する楽音発生手
    段とを備えた電子楽器において、 所定数の楽音を発生するためのパラメータ群を複数記憶
    した第1の記憶手段と、 前記複数の操作子の各々に対応させて前記パラメータ群
    を記憶可能な第2の記憶手段と、 前記第1の記憶手段に記憶されたパラメータ群を前記複
    数の操作子に任意に割り当てる割当手段であって、前記
    各操作子に割当てられたパラメータ群を各操作子に対応
    させて前記第2の記憶手段に記憶させる割当手段と、 前記複数の各操作子毎又は前記複数の操作子を複数グル
    ープに分割した各グループ毎に変更可能であって、前記
    各操作子の操作により発生させる楽音の数を指示する楽
    音数指示手段と、 前記複数の操作子のいずれかの操作に応答して、該操作
    された操作子に対応させて前記第2の記憶手段に記憶さ
    れたパラメータ群に従つて前記楽音発生手段で楽音を発
    生させる制御手段であって、前記操作された操作子に対
    応させて前記第2の記憶手段に記憶されたパラメータ群
    に従って発生可能な所定数の楽音のうち、前記楽音数指
    示手段において前記操作された操作子について指定され
    た数だけ所定の優先順位に従って選択される楽音を前記
    楽音発生手段で発生させる制御手段と、 前記第2の記憶手段に記憶されたパラメータ群を変更す
    るパラメータ変更手段と を設けたことを特徴とする電子楽器。
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