JP2605776B2 - 光ディスク再生装置のチルトサーボ回路 - Google Patents

光ディスク再生装置のチルトサーボ回路

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JP2605776B2
JP2605776B2 JP63023592A JP2359288A JP2605776B2 JP 2605776 B2 JP2605776 B2 JP 2605776B2 JP 63023592 A JP63023592 A JP 63023592A JP 2359288 A JP2359288 A JP 2359288A JP 2605776 B2 JP2605776 B2 JP 2605776B2
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    • G11B7/0956Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following specially adapted for discs, e.g. for compensation of eccentricity or wobble to compensate for tilt, skew, warp or inclination of the disc, i.e. maintain the optical axis at right angles to the disc

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、LV(レーザビジョンディスク)、CD(コ
ンパクトディスク)等の光ディスク再生装置においてデ
ィスク面に対して光ピックアップの光軸を垂直に制御す
るためのチルトサーボ回路に関し、チルトセンサを専用
に設けることなくディスク面の傾きを検出できるように
したものである。
〔従来の技術〕
LV,CD等の光ディスク再生装置においては、そりのな
い正規のディスク面に対して光ピックアップの光軸が垂
直に当たるように設計されている。ところが、実際には
熱や重力の作用により第2図に示すように正規のディス
ク面10に対し、上そり10′や下そり10″を生じる場合が
ある。下そりのはげしいディスク10″に対して、第3図
に示すように光ピックアップ12の光軸lが真上に向けて
固定的に配されている場合には、光ピックアップ12がデ
ィスク半径方向にスライドするに伴い、やの位置で
はフォーカスサーボによりディスク面の上下方向の変位
を吸収してディスク記録面に光ビーム14を収束させるこ
とができるが、外周に近いの位置では変位量が大きく
なり、フォーカスサーボでは吸収しきれなくなる。この
ため、ディスク記録面にレーザビーム14を収束できなく
なり、信号再生が不可能となる。上そりがはげしいディ
スク10′に対しても同様の問題が生じる。
また、第6図に示すように、光ビーム14がディスク10
に垂直に当たっているときには、光ビーム14の光軸lは
カバーガラス16を直進し、記録面18上に収束する。この
とき、記録面18上での光スポットの強度分布は第7図に
示すようになり、目的トラックT0に隣接する両トラック
T-1,T+1の付近にできる一次干渉リングの強度は小さく
外周側の部分aの強度と内周側の部分bの強度は等し
い。ところが、ディスク10にそれを生じて光軸lに対し
て例えば第8図に示すように傾斜すると光ビーム14がカ
バーガラス16で屈折して収差を持つようになる。このた
め、一次干渉リングは第9図に示すように外周側の部分
aの強度が強くなり、隣接トラックT+1の信号がより多
く漏れ込んでくることがある。
このようなクロストークは、ビデオディスクにおいて
は再生の画像にいわゆるゴースト障害をもたらす。ま
た、コンパクトディスクにおいてはジッタの増加とか、
誤り率の増加とかの障害をもたらす。
ディスク面に垂直な方向に対して光ビームの光軸が傾
く現象は、上述したディスクにそりがある場合のほか、
ターンテーブル自体の傾きや光ピックアップ製造時の光
軸角度誤差等によっても生じる。
このような光ビーム光軸の傾きに対して、光ピックア
ップの角度を制御して常に光ビーム光軸がディスク面に
対して垂直になるように制御するチルト制御が従来から
行なわれていた。このチルト制御は、一般に第4図に示
すように、光ピックアップ12をディスク半径方向にスラ
イドさせるガイドシャフト20を軸22を回動軸としてディ
スク10の中心を通りディスク10の面に垂直な平面内で回
動させる機構や、第5図に示すようにガイドシャフト20
上をスライドするヘッドベース24に光ピックアップ12を
載置したサブベース26を軸28を回動軸としてディスク10
の中心を通りディスク10の面に垂直な平面内で回動させ
る機構等で実現される。
従来においては、チルト制御を行なう場合、例えば第
10図に示すように、ガイドシャフト上をスライドするヘ
ッドベース(図示せず)上の支持部30に軸28を中心に回
動自在にサブベース26を支持し、サブベース26上の光ピ
ックアップ12の近傍にディスク面垂直方向と光ビーム光
軸との傾きを検出するためのチルトセンサ32を配してい
た。
チルトセンサ32は発光素子34と受光素子36,38を具
え、発光素子34から発せられる光線をディスク面に反射
させて受光素子36,38で受光するように構成されてい
る。ディスク面垂直方向に対して光ビーム光軸lに傾き
(チルトエラー)がない場合は反射光は受光素子36,38
に等しく受光され、傾きがある場合は反射光は受光素子
36,38の一方に多く他方に少く受光される。したがっ
て、両受光素子36,38の出力の差電圧をとり、これをチ
ルト制御用のモータ等に印加してサブベース26の回動角
を制御することにより、チルト制御が行なわれ、光ビー
ム光軸lの傾きが修正される。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記従来装置によれば、チルトエラーを検出するため
に専用のチルトセンサ32が必要となり、コスト高となっ
ていた。また、光ピックアップ12の光ビーム光軸lに対
してチルトセンサ32の発光素子34の光軸が平行になるよ
うに発光素子24の取付角度を高精度に調整したり、受光
素子36,38のバラつき等に対するオフセット電圧調整が
必要となり、調整に手間がかかっていた。また、チルト
センサ32による照射位置と光ピックアップ12による照射
位置とは多少ずれているので、ディスク面ミラー部との
境界、ディスク面上でのキズ、ディスク面のそりの程度
等により残留エラーが発生し、これにより不要なチルト
動作をしてディスク再生に支障をきたすことがあった。
この発明は、専用のチルトセンサを不要として、前記
従来装置の欠点を解決したチルトサーボ回路を提供しよ
うとするものである。
〔課題が解決するための手段〕
この発明は、光ピックアップからのRF再生信号に基づ
きディスク記録情報を再生中に当該RF再生信号のエンベ
ロープ信号を検出する検波回路、前記エンベロープ信号
を微分して前記RF再生信号の増減に応じた極性を有する
微係数信号を求める微係数検出回路、前記微係数信号を
積分するとともに一定周期ごとに当該積分された電荷を
リセットして前記微係数信号の区間内平均化信号を求め
る区間内平均化回路、およびこの区間内平均化信号がゼ
ロクロスする毎に出力極性を反転する増減判定回路から
なるRFレベル増減判定手段と、前記光ピックアップのチ
ルト角を変化させるチルト変化手段と、前記RFレベル増
減判定手段がRFレベル増の極性信号を出力しているとき
前記チルト変化手段の駆動方向をそのまま維持し、RFレ
ベル減の極性信号を出力しているとき前記チルト変化手
段の駆動方向を逆転するように前記チルト変化手段を制
御するチルトサーボ制御手段とを具備してなるものであ
る。
〔作 用〕 光ピックアップからのRF再生信号のレベル(RFレベ
ル)は、第11図に示すように、ディスク面垂直方向に対
する光ビームの傾きによって変化する。すなわち、傾き
が0゜のときが最大でそれからずれるに従ってRFレベル
は低下してくれる。したがって、RFレベルを検出して、
これが最大レベルまたは略々最大レベルとなるようにチ
ルト変化手段を制御することにより、光ビーム光軸の傾
きを修正することができる。
これによれば、専用のチルトセンサが不要となるの
で、構成が簡略化されるとともに、光ピックアップの光
ビームとの光軸調整やオフセット電圧調整等の調整動作
が不要となり、また残留エラーの問題も生じなくなる。
特に、この発明によれば、RFレベル増減判定手段でRFレ
ベルの増減を検出して、RFレベルが増加したときはチル
ト変化手段による光ピックアップのチルト角駆動方向を
そのまま維持し、RFレベルが減少したときは光ピックア
ップのチルト角駆動方向を逆転するようにしたので、デ
ィスク再生中にリアルタイムでかつ必要最小限の動きで
(つまり余分な動きをさせることなく)自動的にチルト
角を制御することができ、ディスクにそりが生じてディ
スクの傾斜が外周に行くほどきつくなっているような場
合(第3図参照)でも、ディスク径方向各位置において
光ピックアップ光軸をディスク面に対しほぼ垂直に保っ
て安定な再生を維持することができる。
また、RFレベル増減判定手段は、光ピックアップから
のRF再生信号を検出し、このエンベロープ信号を微分し
てRF再生信号の増減に応じた極性を有する微係数信号を
求め、この微係数信号を積分するとともに一定周期ごと
きに当該積分された電荷をリセットして微係数信号の区
間内平均化信号を求め、この区間内平均化信号がゼロク
ロスする毎に出力極性を反転するようにして、区間毎に
RFレベルの増加または減少を判定するようにしたので、
微係数信号中に重畳される交流ノイズ成分による悪影響
(誤動作)を的確に排除して、ディスクを再生しながら
安定なチルト制御を実現することができる。
〔実施例〕
この発明の一実施例を第1図に示す。ディスク10はタ
ーンテーブル13上に載置されてディスクモータ11により
回転駆動される。光ピックアップ12から発せられる光ビ
ーム14はディスク10の記録面に照射され、その反射光が
光ピックアップ12内の受光素子で受光される。この受光
信号に基づき光ピックアップ12のフォーカスサーボおよ
びトラッキングサーボが行なわれる。受光信号はRF再生
信号としてRFアンプ40を介して信号処理系へ送られて、
信号再生処理が行なわれる。
RF再生信号はまた、チルトサーボ回路42に送られる。
このチルトサーボ回路42では一定周期ごとに所定量ずつ
いずれかの方向にチルト駆動している。駆動方向は前回
の駆動方向と、その駆動の結果RFレベルが増大したか減
少したかにより決定する。すなわち、駆動の結果RFレベ
ルが増大した場合はチルトエラーが減少する方向に駆動
されたことになるので、次回も同方向に駆動する。ま
た、駆動の結果RFレベルが減少した場合はチルトエラー
が増大する方向に駆動されたことになるので、次回は逆
方向に駆動する。このようにして、常にRFレベルが最大
になるようにチルト駆動されてチルト制御が行なわれ
る。
チルトサーボ回路42においてRFレベル増減判定回路44
はRFレベルの増加、減少状態を一定周期ごとき判定す
る。CPU46はこの判定がなされるごとにチルト制御の駆
動方向を決定して駆動信号を出力する。この駆動信号
は、チルトモータ駆動回路48を介してチルトモータ50を
駆動し、光ピックアップ12をチルト制御する。
光ピックアップ12のチルト機構は、例えば前記第4図
に示したガイドバー20自体を回動させるものや、前記第
5図に示したサブベース26を回動させるもの等各種形式
を用いることができる。サブベースを回動させる形式の
チルト機構の具体例を第12図(平面図)、第13図(側面
図)に示す。
このチルト機構を構成するベース25は、第12図に平面
状態を示すように、ヘッドベース24とこのヘッドベース
24に設けられるサブベース26からなっており、光ピック
アップ12はサブベース26に支持されるようになってい
る。
そして、ヘッドベース24は、ディスクの径方向に配さ
れたガイドバー(図示せず)に案内されてディスクの半
径方向に移動されるようになっている。
また、このヘッドベース24の一側部には、ラック52が
アウトサート成形等によって一体的に設けられ、フィ−
ドモータにより駆動されるピニオン(図示せず)と噛み
合っており、ディスクの径方向に往復動されるようにな
っている。
このようなヘッドベース24に設けられるサブベース26
は、第12図に示すように、弾性を有する鋼板で形成され
たヘッドベース24の中央部にほぼ矩形の開口部55とこの
開口部55の外側の一定距離のところに形成され且つディ
スク径方向の中心側が開口するコ字状のスリット56をプ
レス加工等で打抜いて残したランド部分で構成されてお
り、ヘッドベース24との2ヶ所の連結部57でディスクと
平行でディスク径方向と直交する仮想線58を軸として弾
性変形の範囲で撓ませることで微回動可能となってい
る。
このヘッドベース24に対するサブベース26の微回動が
光ピックアップ12のチルト範囲になるのである。
そこで、このサブベース26の微回動(チルト)を自動
的に行なうため、第12図および第13図に示すように、ヘ
ッドベース24にウォームホィール59が取付けられたねじ
軸60が回転可能に支持されてねじ部分がヘッドベース24
の下方に突き出すようになっている。
一方、サブベース26のねじ軸60に対応する部分には、
側方に突出するチルトシャーシ62が取付けられ、このチ
ルトシャーシ62に係合穴63が形成されている。
このチルトシャーシ62の係合穴63には、ねじ軸60にね
じ込まれたナットプレート61の両端部が係合穴63内で傾
くことができ、しかもねじ軸60の軸方向への力は伝達で
きるよう係合してある。
そして、ねじ軸60上端部のウォームホイール59と噛み
合うウォーム64がヘッドベース24に取付けられたチルト
モータ50で駆動されるようになっている。
チルトモータ50を駆動すると、ウォーム64およびウォ
ームホイール59を介してねじ軸60が回転され、ナットプ
レート61がねじ軸60に垂直な状態で往復動される一方
で、サブベース26と一体のチルトシャーシ62が傾斜する
ことになるが、第13図中に抽出拡大して示すように、ナ
ットプレート61がチルトシャーシ62の係合穴63内で相対
的に傾くことができるので、円滑にサブベース26を介し
て光軸lの調整ができる。
なお、サブベース26の端部には、ウォームホイール59
の側面と対向する突出部が形成されたストッパ66が取付
けられており、第13図中に抽出拡大して示すように、サ
ブベース26の回動端(チルト端)でウォームホイール59
の側面にストッパ66を当接し、ウォームホイール59の回
転を止めるブレーキとして機能させると同時に、サブベ
ース26のチルト範囲を機械的に規制する。
第1図のRFレベル増減判定回路44の具体例を第14図に
示す。また、第14図の回路に〜で示した各部の波形
を第15図〜にそれぞれ示す。第14図において、RF再
生信号は検波回路70でRFレベルのエンベローブが検
出され、これが微係数検出回路72に入力されて微係数検
出回路72の出力には第15図に示すようにRF再生信号の
増減に応じた極性を有し、かつこれに交流成分が畳重し
てなる信号が得られる。この信号はノイズ分(交流成
分)を多く含むため、区間内平均化回路74でこの交流成
分を除くべく区間内平均処理を行なう。すなわち、微係
数検出回路72の出力は抵抗78を介してコンデンサ80に
充電される。コンデンサ80には並列にトランジスタ82が
接続され、第15図に示す信号V1により一定周期でトラ
ンジスタ82がオンされてコンデンサ80が放電される。こ
れによりコンデンサ80には第15図に示すような鋸歯状
波が得られる。この鋸歯状波の各ピーク値が直前区間に
おける微係数検出回路72の出力の平均値となる。
増減判定回路(ゼロクロスコンパレータ)84は、第15
図に示すコンデンサ80の出力がゼロクロスするごとに
出力極性を反転する。そして、コンパレータ84から信号
V1の周期ごとにRFレベルの増減を判定した結果が第15図
に示すように出力される。
第1図のCPU46による制御フローの一例を第16図に示
す。RF信号レベルの増減判定結果が得られると(P1)、
前回のチルト駆動の方向とそれによるRF信号の増減判定
結果とで今回のチルト駆動の方向を決定する(P2)。す
なわち、前回のチルト駆動の結果、RFレベルが増大した
場合は、チルトエラーが縮小される方向に駆動されたこ
とになるから、さらに同方向に駆動する。また、前回の
チルト駆動の結果RFレベルが縮小した場合は、チルトエ
ラーが拡大される方向に駆動されたことになるから、逆
方向に駆動する。
このような決定に基づいてチルト駆動信号が所定時間
出力されて(P3)、チルトモータ50が駆動されて光ビッ
プアップ12がチルト制御される。
チルト駆動後所定の待ち時間経過後に以上の動作が繰
り返される。これにより、ディスク面に対して光軸lが
常に垂直になるように制御される。
次に、前記RFレベル増減判定回路44を第14図のように
構成した場合の第1図の回路の動作例を第17図に示す。
第17図中(A)〜(C)はそれぞれ第1図に(A)〜
(C)で示した各部の波形である。RFレベル増減判定は
第14図の信号V1の周期で行なわれ、増加の場合“H"を出
力し、減少の場合“L"を出力する。CPU46から出力され
るチルトモータ駆動信号は前回のチルト駆動の方向と今
回のRFレベルの増減判定結果とで極性(すなわち駆動方
向)が決定される。すなわち、第17図(C)のイは前回
(図示せず)一方向に駆動し、その結果RFレベルが減少
(チルトエラーが増大)したとイ′のタイミングで検出
したため、駆動方向を逆転して+方向に駆動したもので
ある。同ロはイの+方向の駆動の結果RFレベルが増大
(チルトエラーが減少)したことがロ′のタイミングで
検出されたため、さらに+方向に駆動したものである。
同ハはロの+方向の駆動の結果RFレベルが減少(チルト
エラー0を通過)したことがハ′のタイミングで検出さ
れたため、駆動方向を逆転して−方向に駆動したもので
ある。同ニはハの一方向の駆動の結果RFレベルが減少
(チルトエラー増大)したことがニ′のタイミングで検
出されたため、駆動方向を逆転して+方向に駆動したも
のである。このような動作により、ディスク面のそり等
に追従して常にチルトエラー0に制御される。
〔変更例〕
前記実施例では第12図、第13図のチルト機構でチルト
駆動する場合について示したが、この発明は各種のチル
ト機構に適用することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したようにこの発明によれば、光ピックアッ
プからのRF再生信号のレベルがディスク面垂直方向に対
する光ビームの傾きによって変化することに着目し、RF
レベルを検出して、これが最大レベルまたは略々最大レ
ベルとなるようにチルト変化手段を制御するようにした
ので、光ビーム光軸の傾きを修正することができる。
これによれば、専用のチルトセンサが不要となるの
で、構成が簡略化されるとともに、光ピックアップの光
ビームとの光軸調整やオフセット電圧調整等の調整動作
が不要となり、また残留エラーの問題も生じなくなる。
特に、この発明によれば、RFレベル増減判定手段でRFレ
ベルの増減を検出して、RFレベルが増加したときはチル
ト変化手段による光ピックアップのチルト角駆動方向を
そのまま維持し、RFレベルが減少したときは光ピックア
ップのチルト角駆動方向を逆転するようにしたので、デ
ィスク再生中にリアルタイムでかつ必要最小限の動きで
自動的にチルト角を制御することができ、ディスクにそ
りが生じてディスクの傾斜が外周に行くほどきつくなっ
ているような場合でも、ディスク径方向各位置において
光ピックアップ光軸をディスク面に対しほぼ垂直に保っ
て安定な再生を維持することができる。
また、RFレベル増減判定手段は、光ピックアップから
のRF再生信号を検出し、このエンベロープ信号を微分し
てRF再生信号の増減に応じた極性を有する微係数信号を
求め、この微係数信号を積分するとともに一定周期ごと
に当該積分された電荷をリセットして微係数信号の区間
内平均化信号を求め、この区間内平均化信号がゼロクロ
スする毎に出力極性を反転するようにして、区間毎にRF
レベルの増加または減少を判定するようにしたので、微
係数信号中に重畳される交流ノイズ成分による悪影響を
的確に排除して、ディスクを再生しながら安定なチルト
制御を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例を示すブロック図であ
る。 第2図は、ディスクのそり状態を示す側面図である。 第3図は、そりを生じたディスクに対し光ピックアップ
をスライドさせた状態を示す側面図である。 第4図、第5図は、それぞれチルト制御を示す側面図で
ある。 第6図は、ディスク面に光ビームが垂直に照射された状
態を示す図である。 第7図は、第6図の状態における照射ビームのエネルギ
分布図である。 第8図は、ディスク面が傾斜した場合の光ビームの照射
状態を示す図である。 第9図は、第8図の状態における照射ビームのエネルギ
分布図である。 第10図は、従来用いられていたチルトセンサを示す斜視
図である。 第11図は、光ビーム光軸の傾きに対するRFレベルの変化
を示す特性図である。 第12図、第13図は、第1図の光ピックアップ12に適用さ
れるチルト機構の一例を示す平面図および側面図であ
る。 第14図は、第1図のRFレベル増減判定回路の具体例を示
す回路図である。 第15図は、第14図回路の動作波形図である。 第16図は、第1図のCPUの制御フローを示す図である。 第17図は、第1図の回路の動作波形図である。 10……ディスク、12……光ピックアップ、14……光ビー
ム、40……RFアンプ、44……RFレベル増減判定回路(RF
レベル増減判定手段)、50……チルトモータ、70……検
波回路、72……微係数検出回路、74……区間内平均化回
路、84……増減判定回路、l……光ビーム光軸。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ピックアップからのRF再生信号に基づき
    ディスク記録情報を再生中に当該RF再生信号のエンベロ
    ープ信号を検出する検波回路、前記エンベロープ信号を
    微分して前記RF再生信号の増減に応じた極性を有する微
    係数信号を求める微係数検出回路、前記微係数信号を積
    分するとともに一定周期ごとに当該積分された電荷をリ
    セットして前記微係数信号の区間内平均化信号を求める
    区間内平均化回路、およびこの区間内平均化信号がゼロ
    クロスする毎に出力極性を反転する増減判定回路からな
    るRFレベル増減判定手段と、 前記光ピックアップのチルト角を変化させるチルト変化
    手段と、 前記RFレベル増減判定手段がRFレベル増の極性信号を出
    力しているとき前記チルト変化手段の駆動方向をそのま
    ま維持し、RFレベル減の極性信号を出力しているとき前
    記チルト変化手段の駆動方向を逆転するように前記チル
    ト変化手段を制御するチルトサーボ制御手段と を具備する光ディスク再生装置のチルトサーボ回路。
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