JPH077525B2 - 光ビ−ムの傾き補正装置 - Google Patents

光ビ−ムの傾き補正装置

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JPH077525B2
JPH077525B2 JP60202766A JP20276685A JPH077525B2 JP H077525 B2 JPH077525 B2 JP H077525B2 JP 60202766 A JP60202766 A JP 60202766A JP 20276685 A JP20276685 A JP 20276685A JP H077525 B2 JPH077525 B2 JP H077525B2
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JP
Japan
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disc
focus
pickup
signal
light beam
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JP60202766A
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JPS6262439A (ja
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英明 井上
誠三 辻
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光方式のビデオディスクプレーヤ等に利用さ
れる光ビームの傾き補正装置に関するものである。
従来の技術 近年、ディスクに記録された情報信号をレーザ光の反射
光を利用して再生する、いわゆる光方式のビデオディス
クプレーヤが普及している。この光方式のビデオディス
クプレーヤには、ピックアップと呼ばれ、光ビームをデ
ィスクに照射してその反射光を検出する装置が含まれて
いる。さらに、ピックアップから出力される光ビームの
焦点をディスクの記録面上に一致させるためのフォーカ
スサーボ手段や、ビームのスポットをディスクのトラッ
ク上に追従させるためのトラッキングサーボ手段などの
サーボー手段がある。
またディスクには自重による静的及び回転駆動時の動的
なたわみや成形時の固有なたわみなどがあり、特にディ
スクの外周近くではこのたわみが大きくなり、光ビーム
スポットが楕円形になり、隣接トラックとのクロストー
クが大きくなる傾向がある。この様子を示したのが第3
図である。第3図はディスク1の外周付近でのピックア
ップ3とディスク1の関係を表わしたものであり、たわ
みが大きくなると、光ビーム16により形成されるトラッ
ク(b)上のビームスポット15は次第に楕円形になり、
ある所までくると隣接のトラック(a)(c)にかかる
ようになることがこの図からわかる。このため、最近で
は、例えば実開昭60-9018号公報に示されるように、デ
ィスクのたわみに関係なく、光ビームの光軸がディスク
面に常に垂直になるようにピックアップの傾きを制御す
る、光ビームの傾き補正装置がビデオディスクプレーヤ
には搭載されている。
以下、図面を参照しながら、従来の光ビームの傾き補正
装置について説明する。第4図はその簡単な説明図であ
り、ピックアップ3をディスク1の半径方向に傾ける支
点の位置に取りつけた発光ダイオード18から発した光
は、ディスク1面で反射して光ディテクタ(A)(B)
に当たる。そして光ディテクタ(A)(B)からの出力
は差動アンプ17に入り、その出力であり、傾き検出信号
であるチルトの誤差信号は、位相補償回路5と駆動アン
プ6を経て、ピックアップ3の中に含まれている傾き補
正用モータに入っている。
このように従来は、ピックアップ3の中心軸上にある支
点部に発光ダイオード18などを設け、その両側に光ディ
テクタ(A)(B)を置き、光ビームとディスク1面が
垂直でなくなった場合に生じる2個の光ディテクタ
(A)(B)上の光量のアンバランスを検出し、ピック
アップ3をディスク1の半径方向に傾けていた。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、このような従来の光ビームの傾き補正装
置では、発光ダイオード18や光ディテクタ(A)(B)
を取り付ける際に高い位置精度が必要であり、コストも
高くつく。また、何よりも埃に弱く、光ディテクタ上に
埃などが付いた場合は、プレーヤの誤動作にもつながる
という問題点があった。
そこで本発明はこのような問題点を解決し、構成が簡
単、かつ安価で、しかも埃などにも強い光ビームの傾き
補正装置を得るようにすることを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため本発明は、 光方式のディスクに記憶された情報信号を再生するた
め、このディスクの信号記録面に光ビームを照射すると
ともに、その反射光により記録信号を検出するピックア
ップと、 前記ピックアップのディスク半径方向への移動を案内す
るとともに、ディスクの回転中心側の支点のまわりにデ
ィスク面と垂直な方向に揺動可能とされたガイドレール
と、前記光ビームの焦点が前記ディスクの信号記録面に
一致するように、前記ピックアップに装着された対物レ
ンズを駆動制御するフォーカスサーボ手段と、 前記フォーカスサーボ手段に含まれるフォーカスサーボ
回路のフォーカス誤差信号の低周波成分を利用して前記
ガイドレールを揺動駆動することにより、ディスクに照
射する光ビームの光軸を、近似的にディスクの信号記録
面に垂直になるよう制御する傾き制御手段(以下、「チ
ルト制御手段」と称す)と、 を備えたものである。
作用 このような構成によると、ディスクにたわみが存在する
場合には、チルトサーボ手段によってガイドレールを揺
動させることにより、ピックアップをディスクの半径方
向に向けることが可能となる。これにより、ピックアッ
プから照射される光ビームを、ディスク面に対し近似的
に垂直にすることができる。しかも、従来のような発光
ダイオードや光ディテクタを用いる必要がないため、埃
等による影響を取除くことができる。
実施例 第1図は本発明の実施例を表わす図であり、ディスク1
はスピンドルモータ2により回転駆動されている。ピッ
クアップ3は、回動支点9に片側を固定されたガイドレ
ール8上をディスク1の半径方向にスライドしている。
又ピックアップ3に取り付けられているフォーカスサー
ボ用の光ディテクタからの出力は、フォーカスサーボ手
段のフォーカス誤差信号検出回路4を経て、その出力で
あるフォーカス誤差信号は、フォーカスサーボ回路のハ
イパスフィルタ11と、チルトサーポ手段のチルトサーボ
回路のローパスフィルタ10とに印加されている。ハイパ
スフィルタ11の出力は、位相補償回路12及び駆動アンプ
13を経て、光ビームの焦点をデイスク1の信号記録面に
合わせるため対物レンズ14を移動させている駆動コイル
に印加されている。又、チルトサーボ回路のローパスフ
ィルタ10の出力は、対物レンズ14の動き量の低周波成分
に相当し位相補償回路5及び駆動アンプ6を経て、チル
トサーボ用モータ7に印加されており、このモータ7に
より、ガイドレール8は、回動支点9を支点に図中で上
下に揺動を行なうようになっている。
従来のチルトサーボ手段においては、ガイドレール8は
完全に固定の状態で、ピックアップ3自身が対物レンズ
14の中心軸上に支点をもち、ディスク1の半径方向に傾
く構成になっていたのに対し、本実施例では、ガイドレ
ール8に対しピックアップ3が平行にスライドするだけ
であり、ピックアップ3の傾きを、ガイドレール8を図
中で上下に揺動させることによって得ている。つまり、
例えばディスク1が外周付近で図中で下方にたわんでい
た場合に、ガイドレール8が下方に揺動すると、ピック
アップ3もディスク1の外周方向に傾くことになる。こ
の結果、対物レンズ14から照射される光ビームは、近似
的にディスク1面に垂直となる。
さらに、本発明では、従来のチルトサーボで必要であっ
た光ディテクタや発光ダイオードを不要とし、フォーカ
スサーボ手段に使用されているフォーカス誤差信号の低
周波成分を、ローパスフィルタ10を介してチルトサーボ
手段に利用している。これにより、従来はフォーカス方
向の機械的なダイナミックレンジは対物レンズ14の可動
距離だけによって規定されていたのに対し、本発明では
これに加えてガイドレール8の上下方向への可動距離分
が増え、全体としてのフォーカス方向のダイナミックレ
ンジが大きくなっている。
又、第1図中のハイパスフィルタ11は、特許請求の範囲
第2項に該当する要素の実施例であり、このハイパスフ
ィルタ11は第2図(a)の周波数特性をもっている。た
だし、fcはフォーカス誤差信号の基本周波数成分であ
り、ディスクが1800rpmで回転している場合は30Hzとな
る。この第2図(a)に示した周波数特性の進み補償回
路を、フォーカスのサーボループの中に挿入することに
より、フォーカスサーボループの低周波成分のループゲ
インが下がるので、第1図のフォーカス誤差信号検出回
路4の出力には大きな低周波誤差成分が現われる。なお
かつ、チルトサーボループに第2図(b)の周波数特性
をもつようなローパスフィルタ10を挿入すると、さらに
大きなフォーカス誤差信号の低周波成分がチルトサーボ
ループ内に発生し、チルトサーボのループゲインが上が
るので、非常に容易にチルトサーボ手段が実現できるこ
とがわかる。
発明の効果 このように本発明は、光ビームの記録媒体面に対する傾
きを検出するための特別なセンサーなどを用いることな
く、フォーカス誤差検出器1つでフォーカスと傾きとの
両制御系を安定に動作させることができ、また記録未記
録で反射率の異なる記録材料を用いた記録再生装置にお
いても何等素子を追加すること無く光ビームの傾きを補
正することができ、特別な鏡面などの記録媒体の形態の
いかんにかかわらず安定な傾き制御動作を実現でき、か
つフォーカス誤差信号の光検出器は密封構造にできるた
めセンサーの清掃などのメンテナンスが不要になると共
に、対物レンズの位置が常にほぼ設計値の中心に位置で
きるためダイナミックレンジが最大に確保され、高速の
ピックアップ移動時でもフォーカスサーボ系を安定にで
き、特にリニアーモータ等を用いて高速に再生位置を変
更できる装置においては、理想的な傾き検出よりも対物
レンズと記録媒体の衝突を避けることに役立ち、本発明
の効果は非常に大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す図、第2図は進み及び
遅れ補償回路の周波数特性を示す図、第3図はディスク
のたわみと光ビームとの関係の説明図、第4図は従来例
を示す図である。 1……ディスク、3……ピックアップ、7……チルトサ
ーボ用モータ、8……ガイドレール、10……ローパスフ
ィルタ、11……ハイパスフィルタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光方式のディスクに記録された情報信号を
    再生するため、このディスクの信号記録面に光ビームを
    照射するとともに、その反射光により記録信号を検出す
    るピックアップと、前記ピックアップのディスク半径方
    向への移動を案内するとともに、ディスクの回転中心側
    の支点のまわりにディスク面と垂直な方向に揺動可能と
    されたガイドレールと、前記光ビームの焦点が前記ディ
    スクの信号記録面に一致するように、前記ピックアップ
    に装着された対物レンズを駆動制御するフォーカスサー
    ボ手段と、前記フォーカスサーボ手段に含まれるフォー
    カスサーボ回路のフォーカス誤差信号の低周波成分を利
    用して前記ガイドレールを揺動駆動することにより、デ
    ィスクに照射する光ビームの光軸を、近似的にディスク
    の信号記録面に垂直になるよう制御するチルトサーボ手
    段とを備えたことを特徴とする光ビームの傾き補正装
    置。
  2. 【請求項2】フォーカスサーボ手段のフォーカスサーボ
    回路は、フォーカス誤差信号の基本周波数成分以下の周
    波数成分を所定の条件において除去可能な進み補償回路
    を備えていることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の光ビームの傾き補正装置。
JP60202766A 1985-09-12 1985-09-12 光ビ−ムの傾き補正装置 Expired - Lifetime JPH077525B2 (ja)

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JPS6262439A JPS6262439A (ja) 1987-03-19
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01307030A (ja) * 1988-06-02 1989-12-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ディスク装置
JPH0335433A (ja) * 1989-06-30 1991-02-15 Ricoh Co Ltd 光ディスク装置
JP2006134415A (ja) * 2004-11-04 2006-05-25 Funai Electric Co Ltd 光ディスク装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6019569B2 (ja) * 1978-03-24 1985-05-16 ティアック株式会社 光学式再生装置
JPS57199904A (en) * 1981-06-03 1982-12-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd Inclination controller

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