JPH02130735A - 光ヘッドの傾角調整装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、光学的に情報を記録・再生する光学式記録
再生装置における光ヘッドの傾角間！！装置に関するも
のである。

［従来の技術］ 第５図は例えば特開昭６３−２６８４５号公報に示され
た従来の光ヘッドの傾角調整装置の側面図であり、図に
おいて、１２は情報媒体（例えば、光ディスク）、２１
は情報媒体１２への情報記録・情報媒体１２からの情報
再生を行なう光ヘッド、２２は光ヘッド２１を揺動させ
る時の揺動支点、２３は光ヘッド２１を載置される移送
台で揺動支点２２で光ヘッド２１を支持している。２４
は移送台２３をガイドすべく移送台２３の下面に取り付
けられたガイドローラ、２５はガイドローラ２４のガイ
ド軸で、このガイド軸２５は移送ベース２６に取り付け
られている。２７は移送台２３をガイド軸２５に沿って
情報媒体１２の半径方向へ移動させるための移送駆動部
でありリニアモータにて構成されている。２８は光ヘッ
ド２１に回動自在に設けられ揺動ガイド軸２９によりガ
イドされる揺動ローラであり、揺動ガイド軸２９は、一
端を同軸のガイド軸３１にて移送ベース２６に枢支され
る一方、他端を偏心軸３０にて移送ベース２６に枢支さ
れている。３３は減速ギヤ３２を介して偏心軸３０を軸
として揺動ガイド軸２９を回動させるガイド駆動モータ
である。なお、偏心軸３ｏは情報媒体１２の外周側に設
け、同軸のガイド軸３１は情報媒体１２の内周側に設け
る。

次に動作について説明する。仮に情報媒体１２がソリ等
により外周で下がっている時には、光ヘッド２１の光軸
と情報媒体１２の再生面とを垂直にしなければならない
ため、光ヘッド２１を矢印３４の方向に回動する必要が
ある。そこで、ガイド駆動モータ３３により減速ギヤ３
２を介して揺動ガイド軸２９を矢印３５の方向に回動さ
せ、ガイド面を下げて揺動ローラ２８を下方向に動かす
。

これにより、光ヘッド２１が矢印３４の方向に回動する
ことになる。

また、揺動ガイド軸２９は、一端を同軸のガイド軸３１
として他端を偏心軸３０としているので、情報媒体１２
の外周側に設けた偏心軸３ｏの側でガイド面が上下動す
るが、内周側に設けた同軸のガイド軸３１側では上下動
しない。そのため、光ヘッド２１の傾きは内周側では傾
かず、外周側へ行くに従って傾き量が増加する。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の光ヘッドの傾角調整装置は以上のように構成され
ているので、光ヘッド２１を情報媒体１２の再生面の傾
きに合わせて傾動させる際に、ガイド駆動モータ３３．
揺動ガイド軸２９などを設けなければならず部品点数が
多くなるほか、傾角調整のための各構成部品のサイズが
大きくなるために光学式記録再生装置全体が大型化する
などの課題があった。

この発明は上記のような課題を解消するためになされた
もので、光学式記録再生装置の大型化を招くことのない
、コンパクトで安価な光ヘッドの傾角調整装置を得るこ
とを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る光ヘッドの傾角調整装置は、光ヘッドの
対物レンズを保持するアクチュエータベースを、装置の
箱体に圧電素子を介して取り付け、前記圧電素子に適当
な電圧を印加して同圧電素子を変位させることにより前
記アクチュエータベースを傾動させて前記光ヘッドの傾
角を調整するものである。

［作　　　用］ この発明における光ヘッドの傾角調整装置では、情報媒
体の再生面がソリ等により傾斜した場合には、光ヘッド
が情報媒体の再生面に対して垂直になるように、アクチ
ュエータベースを傾動させる。

つまり、傾動させる角度に応じて、圧電素子に適当な電
圧を印加し、この圧電素子に適当な変位を生じさせるこ
とによって、アクチュエータベースが傾動し、このアク
チュエータベースに保持された光ヘッドの対物レンズも
、情報媒体の再生面に対して傾動することになる。

［発明の実施例］ 以下、この発明の一実施例を図について説明する。

第１〜４図において、１は半導体レーザ（光源）で、こ
の半導体レーザ１は、同半導体レーザ１を駆動する半導
体駆動回路２とともに箱体３に固定されている。４は半
導体レーザ１からの光を集光するは集光レンズ、５は半
導体レーザ１からの光を対物レンズ６へ導くミラーであ
り、集光レンズ４およびミラー５はいずれも箱体３内に
取り付けられている６７は対物レンズ６を取り付けたタ
ーンテーブル、８はターンテーブル７を介して対物レン
ズ６をフォーカス方向へ駆動する磁気回路、９はターン
テーブル７を介して対物レンズ６をトラッキング方向へ
駆動する磁気回路であり、これらの磁気回路８，９はア
クチュエータベース１０に取り付けられ、光ヘッドの対
物レンズ６が磁気回路８，９を介してアクチュエータベ
ース１０に保持されている。

また、１１は対物レンズ６、磁気回路８，９およびアク
チュエータベース１ｏを覆うアクチュエータカバー、１
２は情報媒体（例えば、光ディスク）、１３はフォーカ
ス方向光検知器、１４はトラッキング方向光検知器、１
５　ａ、１５　ｂ、１５　ｃ、１５ｄは例えばバイモル
フ型の圧電素子、１６ａ。

１６ｂ、１６ｃ、１６ｄは圧電素子１５　ａ　〜１５　
ｄの一端を箱体３に固定するネジ、１７　ａ、１７　ｂ
。

１７ｃ、１７ｄは圧電素子１５　ａ　〜１５　ｄの他端
をアクチュエータペース１０に固定するネジであり、ア
クチュエータペース１０が、箱体３に圧電素子１５ａ〜
１５ｄを介して取り付けられている。

さらに、１８は箱体３に取り付けられたベアリングでガ
イド軸１−９に沿って移動できるようになっている。２
０は情報媒体１２を回転駆動するディスクモータである
。

次に、本実施例の装置の動作について説明する。

半導体レーザ１からの光は、集光レンズ４により平行光
にされてミラー５により対物レンズ６へ導かれる。対物
レンズ６に導かれた光は、この対物レンズ６により集光
されて情報媒体１２上に焦点を結ぶ。情報媒体１２上に
焦点を結んだ光は、反射して再び対物レンズ６、ミラー
５を通過して、フォーカス方向光検知器１３およびトラ
ッキング方向光検知器１４へと厚かれ、対物レンズ６の
フォーカス方向およびトラッキング方向の制御信号が得
られる。

そして、第４図に示すように、情報媒体１２の再生面が
半径方向に角度θだけ傾いているとき、対物レンズ６も
角度θだけ傾動させないと良好なＣ／Ｎが得られない。

対物レンズ６を角度θだけ傾動させるためには、アクチ
ュエータペース１゜を角度θだけ傾動させればよい。そ
のために、圧電素子１５ａ、１５ｂに変位がｈｌになる
ように電圧を印加するとともに、圧電素子１５ｃ、１５
ｄに変位がｈ２（＜ｈ工）になるように電圧を印加する
。なお、ｈｌ、ｈ、はアクチュエータペース１０の傾き
がθになるように設定される。

このように、本実施例の装置によれば、圧電素子１５ａ
〜１５ｄを介してアクチュエータペース１０を取り付け
ることで、これらの圧電素子１５８〜１５ｄに印加する
電圧を調整して適当な変位量を得ることにより、アクチ
ュエータペース１゜を介して光ヘッドの対物レンズ６の
傾角が調整されるので、構成部品のサイズが小さくコン
パクトであり、光学式記録再生装置全体を小さくできる
とともに、安価で再生信号のＣ／Ｎが高い光学式記録再
生装置が得られるのである。

［発明の効果コ 以上のように、この発明によれば、光ヘッドの対物レン
ズを保持するアクチュエータペースを、装置の箱体に圧
電素子を介して取り付け、前記圧電素子に適当な電圧を
印加して同圧電素子を変位させることにより前記光ヘッ
ドの傾角を調整するように構成したので、構成部品のサ
イズが小さくコンパクトであり、光学式記録再生装置全
体を小さくできるとともに、安価で再生信号のＣ／Ｎが
高い光学式記録再生装置が得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による光ヘッドの傾角調整
装置を示す平面図、第２図は第１図の■−■矢視断面図
、第３図は第１図のｍ−ｍ矢視断面図、第４図は上記実
施例装置の動作を説明するための側面図、第５図は従来
の光ヘッドの傾角調整装置の側面図である。 図において、１−・−半導体レーザ（光源）、３−箱体
、６一対物レンズ、１０・−アクチュエータペース、１
２−情報媒体、１５ａ、１５ｂ、１５ｃ。 １５ｄ−圧電素子。 なお、図中、同一の符号は同一、又は相当部分を示して
いる。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　光源からの光束を情報媒体上に集光し同情報媒体から
   の反射光束を光検出器にて受光して情報の記録・再生を
   行なう光ヘッドの前記情報媒体に対する傾角を調整する
   光ヘッドの傾角調整装置において、前記光ヘッドの対物
   レンズを保持するアクチュエータベースが、前記傾角調
   整装置の箱体に圧電素子を介して取り付けられ、前記圧
   電素子に適当な電圧を印加して同圧電素子を変位させる
   ことにより前記アクチュエータベースを傾動させ前記光
   ヘッドの傾角を調整することを特徴とする光ヘッドの傾
   角調整装置。