JP2006065910A - 光ディスク装置 - Google Patents

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JP2006065910A JP2004244383A JP2004244383A JP2006065910A JP 2006065910 A JP2006065910 A JP 2006065910A JP 2004244383 A JP2004244383 A JP 2004244383A JP 2004244383 A JP2004244383 A JP 2004244383A JP 2006065910 A JP2006065910 A JP 2006065910A
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Abstract

【課題】 光ディスクの円周方向であるタンジェンシャル方向の光ピックアップの傾きを容易に調整する光ディスク装置を構成する。
【解決手段】 主軸21と副軸22は、光ディスクの径方向に沿って、互いに平行に設置されている。光ピックアップ1は、これら主軸21、副軸22により、光ディスクの円周方向の両端部が軸支されている。光ピックアップ1の副軸22側の端部には、板バネ81が副軸22に当接して設置されており、この副軸22に対して板バネ81と対向する側に軸受け82が副軸22に当接して設置されている。この軸受け82は、光ピックアップ1に形成された雌ネジ付き貫通孔83に螺合し、ネジ部側の先端で軸受け82に接する雄ネジ84により保持されている。この雄ネジ84の締め量を調整することで、副軸22を介して板バネ81に押圧力が作用して板バネ81が変形することで、光ピックアップ1の位置が変化する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、光ピックアップを光ディスクの径方向移動するとともに、所定位置で光ディスクへレーザ光を照射することで光ディスクの記録再生を行う光ディスク装置に関するものである。
光ディスク装置は、スピンドルモータに設置されたターンテーブルに光ディスクを載置して回転させ、光ディスクの記録面に光ピックアップからレーザ光を照射し、反射光を受光することにより、光ディスクに記録されている情報を再生し、光ピックアップに記録する情報を変換してなるレーザ光を照射することにより光ディスクに情報を記録する。
光ピックアップは、光ディスクの径方向に平行に伸びる主軸および副軸により軸支され、主軸の回転により、光ディスクの径方向に、光ディスクの記録面に対して平行に移動(摺動)する。ここで、光ピックアップはレーザ光を光ディスクの記録面に照射するが、この際、レーザ光を光ディスク記録面に対して略垂直にしなければならない。このため、光ピックアップのレーザ光照射面と光ディスクの情報記録面とは平行に保たなければならない。
通常動作時には、光ピックアップに備えられているフォーカシングアクチュエータを動作させることで、微少量の調整は可能であるが、光ピックアップを光ディスク装置に装着する時点で、光ピックアップのレーザ光照射面と、光ディスクがターンテーブルに正常に載置されて生じるであろう光ディスクの面との平行度を可能な限り高精度にしなければならない。
このような、光ピックアップのレーザ照射面と光ディスクの記録面との平行を調整する装置および方法として、光ピックアップを軸支する主軸および副軸の光ディスク装置本体に対する高さ(傾き)を調整するものが各種開示されている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5参照。)。
特開平11−238232号公報 特開2002−100130公報 特開2001−307438公報 特開2000−36118公報 実用新案登録第3091513号公報
ところが、従来の各調整方法では、副軸の端部の高さ調整を行うことにより、光ピックアップのレーザ光照射面の平行を調整するので、光ディスクの径方向への傾きに対しては容易に調整し得るが、光ディスクの記録面に略平行で光ディスクの径方向に略垂直な方向、すなわち、副軸と主軸とに垂直な方向(光ディスクの円周方向、タンジェンシャル方向)に関しては、副軸全体の高さを主軸に対して調整しなければならないので、調整箇所が1カ所に限らず複雑になって、所望の調整量を得ることが難しい。
したがって、この発明の目的は、光ディスクの記録面に略平行で光ディスクの円周方向(タンジェンシャル方向)での光ピックアップの傾きを容易に調整する光ディスク装置を構成することにある。
この発明は、光ディスクにレーザ光を照射して光ディスクの記録再生を行う光ピックアップと、該光ピックアップを光ディスクの径方向に摺動自在に軸支するとともに、光ピックアップを摺動させる主軸と、該主軸に沿って備えられ、光ピックアップを摺動自在に軸支する副軸とを備えた光ディスク装置において、光ピックアップに、副軸との接続部に、該副軸の軸方向と光ディスクの記録面との両方に略垂直な方向の光ピックアップの位置を調整する位置調整手段を備えたことを特徴としている。
この構成では、光ピックアップの位置調整手段で調整されることにより、光ピックアップの副軸に対して軸方向に垂直で、且つ副軸から主軸に向かう方向に垂直な方向(光ディスクの円周方向でありタンジェンシャル方向)の傾きが変化する。このため、副軸と主軸とに垂直でこれらを結ぶ直線に対して、光ピックアップと主軸とを結ぶ直線との成す方向(以下、タンジェンシャル方向と称す。)の角が変化する。ここで、主軸と副軸、および光ディスクを載置するターンテーブルとは、主軸と副軸とを含む平面が光ディスクの記録面に対して略平行になるように設置されている。この結果、前記タンジェンシャル方向の位置調整(角度調整)を行うことにより、光ディスクの記録面と光ピックアップのレーザ光照射面とのタンジェンシャル方向の成す角が調整される。例えば、主軸と副軸とを含む平面と光ディスクの記録面とが所定の成す角の関係であれば、このタンジェンシャル方向の成す角を、主軸、副軸を含む平面と光ピックアップのレーザ光照射面とが相殺するように調整することで、光ピックアップのレーザ光照射面と光ディスクの情報記録面とが平行になる。
また、この発明は、位置調整手段を、副軸に当接する可撓性部材と、副軸の可撓性部材に対向する側から副軸を圧接して固定する圧接固定手段とを備えて構成することを特徴としている。
この構成では、副軸を可撓性部材と圧接固定部材とで狭持することで、圧接固定部材から副軸に係る圧力と、可撓性部材から副軸に係る反発力とにより、副軸が光ピックアップに対して固定される。この際、加わる力は副軸に対して光ピックアップが摺動可能となる大きさに調整されている。この圧接固定部材の圧力を変化させることにより、副軸と光ピックアップとの位置関係が変化して、光ピックアップのレーザ光照射面と光ディスクの情報記録面とが平行に調整される。
また、この発明は、可撓性部材を光ピックアップに形成された板バネとすることを特徴としている。
この構成では、板バネが撓むことにより副軸に対して反発力が生じて、副軸が光ディスクに対して摺動可能に固定される。このような板バネは構造が簡素であり、成形が容易であるので、可撓性部材の形成が容易となる。
また、この発明は、圧接固定手段を、光ピックアップに形成されたネジ孔と、該ネジ孔に一方端が螺合するとともに他方端が副軸に当接するネジ部材とを備えて構成することを特徴としている。
この構成では、光ピックアップに形成されたネジ孔に螺号されたネジ部材で副軸に圧力を加えるので、ネジ部材のネジ孔への螺号する長さを調節することで、ネジ部材の副軸への押し込み量、すなわち、ネジ部材が副軸に作用する圧力が変化する。このようなネジ構造は構造が簡素であり、成形が容易で且つ調整が容易(ネジを回転させるだけ)であるので、圧接固定部材が簡素な構造で実現される。
この発明によれば、ネジや可撓性の板バネを用いた簡素な構造の位置調整手段により、光ピックアップのタンジェンシャル方向の位置が高精度に調整できる。これにより、光ピックアップのレーザ光照射面を光ディスクの記録面と平行にすることが簡素な構造で容易に実現することができる。この結果、アクチュエータの動作量を抑制し、タンジェンシャル方向のスキュー調整が容易な光ディスク装置を構成することができる。
本発明の実施形態に係る光ディスク装置について図を参照して説明する。
図1は、光ディスク装置の概略構成を示すブロック図である。
また、図2(a)は、光ピックアップの移動機構の概略構成を示す平面図であり、(b)はその側面図であり、(c)はその側面拡大図である。
光ディスク装置は、光ピックアップ1、軸2、ステッピングモータ3、ターンテーブル4、スピンドルモータ5、ドライバ回路6、サーボ回路7、RFアンプ11、データ再生回路12、を備える情報記録再生部と、制御部10と、データ変換部13と、メモリ14と、表示部15と、操作部16とを備えている。
光ピックアップ1は、レーザダイオード、コリメータレンズ、ビームスプリッタ、対物レンズ、フォトディテクタを備えており、光ディスク100に対してレーザダイオードからレーザ光を照射し、光ディスク100からの反射光をフォトディテクタで電気信号に変換することによって、光ディスク100に記録されている情報を光学的に読み出す。フォトディテクタは、例えば、受光領域がほぼ均等に4分割されており、4つの受光領域からの電気信号をRFアンプ11に出力する。また、光ピックアップ1は、光ディスク100に照射するレーザ光の焦点をその光軸方向に移動させるフォーカシングアクチュエータと、前記レーザ光を光ディスク100の半径方向に移動させるトラッキングアクチュエータとを備えている。そして、フォーカシング制御およびトラッキング制御を行うことで、レーザ光を所望の記録トラックに追随させるとともにこの記録トラックにレーザ光の焦点を合わせる。
また、光ピックアップ1は、光ディスク100の径方向に伸びる主軸21、副軸22からなる軸2により保持されており、ステッピングモータ3の回転が主軸21に伝達された主軸21が回転することにより、前記径方向の所定位置に移動する。この光ピックアップ1と軸2との接続機構については後に詳述する。
軸2は、光ディスク100の径方向に平行に伸びる主軸21と副軸22とからなる。主軸21は円周面に雄ネジが形成されており、表面は摺動性を有する。一方副軸22は表面が平坦(雄ネジが形成されていない)に形成されており、主軸21と同様に表面は摺動性を有する。これら主軸21、副軸22により、光ピックアップ1における長手方向(光ディスク100の円周方向)の両端を軸支している。
ターンテーブル4は光ディスク100を載置して、スピンドルモータ5の回転を光ディスク100に伝達し、光ディスク100を所定回転数で回転させる。
RFアンプ11は、光ピックアップ1が読み出した信号を増幅してデータ再生回路12に出力するとともに、フォーカシングエラー信号とトラッキングエラー信号とを生成してサーボ回路7に出力する。
データ再生回路12は、RFアンプ11から出力される信号に復調処理、誤り検出及び訂正処理などを施すことにより情報を所定形式のディジタルデータに再生する。また、データ再生回路12は、RFアンプ11から出力される信号から光ディスク100の回転数を示す信号を生成してサーボ回路7へ出力する。
サーボ回路7は、RFアンプ11が出力したFE信号、TE信号に基づいて、FE信号の値を0(基準レベル)にするためのフォーカシング駆動信号、TE信号の値を0(基準レベル)にするためのトラッキング駆動信号及びトラバース駆動信号を生成してドライバ回路6に出力する。また、サーボ回路7は、データ再生回路12が出力する光ディスク100の回転数を示す信号に基づいて、光ディスク100の回転数を目標値にするためのスピンドルモータ駆動信号を生成しドライバ回路6に出力する。また、サーボ回路7は、制御部10から入力されるシーク制御信号に基づいて、光ピックアップ100を所定位置に移動させるためのトラバース駆動信号を生成してドライバ回路6に出力する。
ドライバ回路6は、フォーカシング駆動信号に基づいて光ピックアップ1内のフォーカシングアクチュエータを駆動し、トラッキング駆動信号に基づいてトラッキングアクチュエータを駆動する。また、ドライバ回路6は、トラバース駆動信号に基づいて光ピックアップ1を光ディスク100の前記径方向に移動させるステッピングモータ3を駆動し、スピンドルモータ駆動信号に基づいて光ディスク100を載置するターンテーブル4を所定回転数で回転させるスピンドルモータ5を駆動する。
制御部10は、例えばマイクロコンピュータで構成されており、光ディスク装置に対してユーザが入力した命令に応じて光ディスク装置の各構成要素を制御する。また、制御部10は、操作部16からの再生操作命令に従い、光ピックアップ1にデータ読出制御信号を出力するとともに、光ディスク100の記録トラックの所定アドレス位置に光ピックアップ1からのレーザ光が照射するように、光ピックアップ1をシーク駆動させるシーク制御信号をサーボ回路7に出力する。また、制御部10はデータ再生回路12から出力されたディジタルデータをメモリ14に一時記憶し、再度読み出してデータ変換部13に出力する。
データ変換部13は、入力されたディジタルデータを出力端子の仕様に応じた信号に変換して出力する。
表示部15は、光ディスク装置の動作状態を示す情報、再生中のデータに関する情報などを表示する。
操作部16は、ユーザが光ディスク装置に対して各種の命令を入力するためのものである。光ディスク装置に対してユーザが入力した命令は制御部10に出力される。
次に、光ピックアップ1と軸2(主軸21、副軸22)との接続機構について詳述する。
光ピックアップ1は、長手方向(光ディスク100の円周方向)の両端で主軸21および副軸22により軸支されており、主軸21に対しては短手方向(光ディスク100の径方向)の両端の2点で軸支されいる。この主軸21との接続部には、内面に雌ネジが形成された貫通孔が形成されており、この貫通孔に主軸21が貫通し、主軸21の雄ネジと貫通孔内面の雌ネジとが螺合している。また、光ピックアップ1は副軸22に対しては短手方向の略中心の1点で軸支されており、この副軸22との接続部は、位置調整手段8により副軸21と摺動可能に軸支されている。このように光ピックアップ1が主軸21および副軸22に軸支されることにより、ステッピングモータ3が回転して、この回転が主軸21に伝達される。主軸21が回転することにより、螺号した主軸21の雄ネジと光ピックアップ1の貫通孔の雌ネジとにより主軸21から回転力が伝達される。ここで、光ピックアップ1はこの主軸21とともに、主軸21に平行に伸びる副軸22に接しているので、前記回転力により、主軸21、副軸22の伸びる方向、すなわち、光ディスク100の径方向に移動する。
位置調整手段8は、光ピックアップ1の光ディスク100側の面に略一致する平面を有する光ピックアップ接続部と、該光ピックアップ接続部から副軸方向22に折れ曲がって伸び、その一つの折れ曲がり部の内側で副軸22の当接する副軸保持部とからなる板バネ81を備える。この板バネ81は可撓性と摺動性とを有する。また、位置調整手段8は、副軸22を挟んで板バネ81と対向する側に設置された皿状の軸受け82を備え、軸受け82は、光ピックアップ1の本体から突出して形成された軸受け保持部により保持されている。軸受け82の副軸22側表面は摺動性を有する。前記軸受け保持部には、雌ネジが形成された貫通孔83が形成されており、この貫通孔83に軸受け82と対向する側にヘッド側が突出する雄ネジ84が螺合している。
このように板バネ81と軸受け82とにより副軸22を狭持する場合、軸受け82から副軸22に作用する力と、板バネ81の歪みによる反発力とが平衡するので、光ピックアップ1が副軸22により軸支されることとなる。そして、板バネ81と軸受け82とが摺動性を有するので、光ピックアップ1は副軸82に対して摺動性を有し、軸方向に移動が可能となる。
この際、この雄ネジ84の締め具合、すなわち、貫通孔83を貫通して、軸受け82側に突出する量を変化させることにより、副軸22と光ピックアップ1との位置関係が変化する。
なお、ここで、光ピックアップ1の突起部の貫通孔83が本発明の「ネジ孔」に相当し、雄ネジ84が本発明の「ネジ部材」に相当し、これら貫通孔83、雄ネジ84と軸受け82とからなる部分が本発明の「圧接固定手段」に相当する。
次に、雄ネジ84の締め量による光ピックアップ1と副軸22との位置関係の変化について、図3を参照してさらに具体的に説明する。
図3は光ピックアップ1と副軸22との接続部の拡大側面図であり、(a)は雄ネジ84の締め量が大きい場合を示し、(b)は雄ネジ84の締め量が小さい場合を示す。
(1)雄ネジ84の締め量、すなわち、軸受け82側に突出する量を増加していく場合
雄ネジ84の締め量、すなわち、貫通孔83に挿入する長さであり、軸受け82側に突出する量を増加させると、突出量に応じて軸受け82と光ピックアップ1の突出部(貫通孔83形成部)との間隔が広くなる。このため、雄ネジ84および軸受け82が副軸22を押し込むように作用する量(力)が増加する。ここで、副軸22は光ディスク装置の筐体に固定されているので、前記押し込む力が作用してもその位置は変化しない。
副軸22に対して軸受け82と対向する側には、可撓性を有する板バネ81が配置されており、副軸22に当接しているので、副軸22に対する前記押し込む力が作用すると、この力を受けて板バネ81の副軸保持部が光ピックアップ接続部側に歪み、副軸22に対する前記押し込む力が増加することで、板バネ81の副軸保持部が光ピックアップ接続部側に撓む量が増加する(図3(a)参照)。このように板バネ81が撓むことにより、光ピックアップ1のレーザ光照射面側の端面が副軸22に近づき、光ピックアップ1の副軸22側端部が副軸22に対して相対的に低くなる。これは、タンジェンシャル方向において、光ピックアップ1が元の位置に対して負方向に所定の傾きを有する状態に変化することを示す。ここで、主軸21および副軸22は光ディスク100の情報記録面に対して平行に設置されているので、光ピックアップ1は光ディスク100の情報記録面に対して、元の位置関係からタンジェンシャル方向に負の角を成すように傾く。
(2)雄ネジ84の締め量、すなわち、軸受け82側に突出する量を減少させていく場合
雄ネジ84の締め量、すなわち、貫通孔83に挿入する長さであり、軸受け82側に突出する量を減少させると、突出量に応じて軸受け82と光ピックアップ1の突出部(貫通孔83形成部)との間隔が狭くなる。このため、雄ネジ84および軸受け82が副軸22を押し込むように作用する量(力)が減少する。ここで、副軸22は光ディスク装置の筐体に固定されているので、前記押し込む力が減少してもその位置は変化しない。
副軸22に対して軸受け82と対向する側には、可撓性を有する板バネ81が配置されており、副軸22に当接しているので、副軸22に対する前記押し込む力が減少すると、板バネ81の副軸保持部が光ピックアップ接続部側に撓む量が減少する(図3(b)参照)。このように板バネ81が撓む量が減少することにより、光ピックアップ1のレーザ光照射面側の端面が副軸22から遠ざかり、光ピックアップ1の副軸22側端部が副軸22に対して相対的に高くなる。これは、タンジェンシャル方向において、光ピックアップ1が元の位置に対して正方向に所定の傾きを有する状態に変化することを示す。ここで、主軸21および副軸22は光ディスク100の情報記録面に対して平行に設置されているので、光ピックアップ1は光ディスク100の情報記録面に対して、元の位置関係からタンジェンシャル方向に正の角を成すように傾く。
このような構造とすることで、光ディスク装置の製造時に、光ディスクが載置されて形成される光ディスクの情報記録面に対して、光ピックアップ1のレーザ光照射面がタンジェンシャル方向に所定角を有していても、前記位置調整手段の雄ネジ84の締め量を調整することにより、光ピックアップ1を前記タンジェンシャル方向の所定角に傾けることで、光ディスクの情報記録面と光ピックアップ1のレーザ光照射面とを平行に調整することができる。これにより、アクチュエータによるタンジェンシャル方向の角度調整を抑制することができる。
以上のように、前述の構成を用いることで、光ディスクの情報記録面と光ピックアップ1のレーザ光照射面との平行を高精度且つ容易に実現する光ディスク装置を簡素な構造で構成することができる。
光ディスク装置の概略構成を示すブロック図 光ピックアップの移動機構の概略構成を示す平面図、側面図、および側面拡大図 光ピックアップ1と副軸22との接続部の拡大側面図
符号の説明
1−光ピックアップ
2−軸
21−主軸
22−副軸
3−ステッピングモータ
4−ターンテーブル
5−スピンドルモータ
6−ドライバ回路
7−サーボ回路
8−位置調整手段
81−板バネ
82−軸受け
83−貫通孔
84−雄ネジ
10−制御部
11−RFアンプ
12−データ再生回路
13−データ変換回路
14−メモリ
15−表示部
16−操作部

Claims (5)

  1. 光ディスクにレーザ光を照射して光ディスクの記録再生を行う光ピックアップと、
    該光ピックアップを光ディスクの径方向に摺動自在に軸支するとともに、前記光ピックアップを摺動させる主軸と、
    該主軸に沿って備えられ、前記光ピックアップを摺動自在に軸支する副軸とを備えた光ディスク装置において、
    前記光ピックアップは、前記副軸に当接する可撓性部材である板バネと、前記副軸の前記板バネに対向する側から前記副軸を圧接して固定する、前記光ピックアップ形成されたネジ孔と、該ネジ孔に一方端が螺合するとともに他方端が前記副軸側に突出可能となるネジ部材とを含む圧接固定手段と、を備え、前記副軸との接続部に、該副軸の軸方向と前記光ディスクの記録面との両方に略垂直な方向の前記光ピックアップの位置を調整する位置調整手段を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 光ディスクにレーザ光を照射して光ディスクの記録再生を行う光ピックアップと、
    該光ピックアップを光ディスクの径方向に摺動自在に軸支するとともに、前記光ピックアップを摺動させる主軸と、
    該主軸に沿って備えられ、前記光ピックアップを摺動自在に軸支する副軸とを備えた光ディスク装置において、
    前記光ピックアップは、前記副軸との接続部に、該副軸の軸方向と前記光ディスクの記録面との両方に略垂直な方向の前記光ピックアップの位置を調整する位置調整手段を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 前記位置調整手段は、前記副軸に当接する可撓性部材と、前記副軸の前記可撓性部材に対向する側から前記副軸を圧接して固定する圧接固定手段とを備えた請求項2に記載の光ディスク装置。
  4. 前記可撓性部材は、前記光ピックアップに形成された板バネである請求項3に記載の光ディスク装置。
  5. 前記圧接固定手段は、前記光ピックアップ形成されたネジ孔と、該ネジ孔に一方端が螺合するとともに他方端が前記副軸に突出可能となるネジ部材とを備える請求項3または請求項4に記載の光ディスク装置。
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