JP2605726Y2 - 乗用型作業車両における作業機懸架装置 - Google Patents

乗用型作業車両における作業機懸架装置

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JP2605726Y2
JP2605726Y2 JP1993062348U JP6234893U JP2605726Y2 JP 2605726 Y2 JP2605726 Y2 JP 2605726Y2 JP 1993062348 U JP1993062348 U JP 1993062348U JP 6234893 U JP6234893 U JP 6234893U JP 2605726 Y2 JP2605726 Y2 JP 2605726Y2
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愛次郎 金子
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KANEKONOKI CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、乗用型作業車両の前部
に草刈機、集草機、除雪機等の各種作業機を装着して作
業を行う乗用型作業車両における作業機懸架装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、乗用型作業車両(本機)の前
部に装着する作業機としては、草刈機、集草機、除雪機
等、種々のものがある。そして、例えば作業機が草刈機
である場合においては、作業中に本機が地面の凹凸によ
りピッチングを起こしても、草の刈り高さを一定に維持
するため、本機に対して草刈機が所定の範囲内で自由に
上下動し得るように装着されていて、草刈機に備えられ
たゲージホイールを常に接地させるようになっている。
【0003】ところが、ゲージホイールを備えた草刈機
においては、ゲージホイールの前方に草刈機の重心が位
置するようになるので、作業中ゲージホイールを中心
にして、その前方が前下がりとなって、後方に本機を持
ち上げようとする力が作用し、ゲージホイールには草刈
機の自重以上の荷重がかかることがあるそして、こ
状態になると、草刈機側がゲージホイールを接地させた
重い状態で、かつ本機側はヘッドアップ状態で操舵が行
われるので、操舵が不確実となるだけでなく、操舵しに
くく、特に堤防等の傾斜地で作業を行う場合には機体の
転倒をまねき、作業上の安全性が保たれないという問題
が指摘されている。
【0004】従来、こののような問題点を解消するた
め、作業機を引張りバネで構成された吊り上げ装置を介
し本機側に懸架することにより、ゲージホイールを常に
軽く接地して走行させることができる乗用型作業車両に
おける作業機懸架装置としては、実願平3−65533
号(実開平5−9206号)のマイクロフィルムに記載
されているものが既に知られている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記乗用型作
業車両における作業機懸架装置にあっては、作業機の両
側部を本機の前部の両側上部に引張りバネで吊り上げて
いるので、この引張りバネが本機の運転席からみて前方
左右の視界を妨げるうえ、本機の前部に引張りバネが大
きく張り出しているので、機体の保守点検等の作業にお
いて引っかけによる危険を伴うばかりか、外観を損なう
ものであった。
【0006】また、本機に対して連結リンク機構を介し
て作業機を昇降自在に装着した構成において、本機側に
対して作業機を引き上げる方向に付勢するスプリングで
吊り上げることも行われているが、本機に対して作業機
を吊り上げるスプリングが斜め方向に懸けられていて、
スプリングには引っ張り方向の荷重に加えて曲げ方向の
荷重も作用するので、スプリングには過大な荷重が加わ
って、スプリングが短期間で材料疲労を起こして損壊し
やすいうえ、作業機の昇降動作に対する追随性が悪く、
凹凸地面における草刈り作業のような場合には機体の転
倒をまねき、作業上の安全性が保たれないという問題が
あった。
【0007】そこで、本考案は、作業機を吊り上げる引
張りバネを作業機取付用トップリンクの乗用型作業車両
側連結部に、左右に張り出すアーム部を有するブラケッ
トを固定状に装着するとともに作業機取付用の左右一
対のロアーリンク間を連結杆で連結し、上記ブラケット
の左右に張り出すアーム部の両端部と左右一対のロー
アリンク間を連結する連結杆との間に左右一対の引張り
バネを間隔をおいて略垂直状に介在させて作業機を略垂
直状の引っ張りバネにより吊り上げるように構成したこ
とにより、乗用型作業車両の運転席の前方左右の視界を
妨げることがなく、保守点検等の作業においても安全で
あり、しかも、外観性を良好にすることができるうえ、
引っ張りバネには略その引っ張り方向の荷重のみが掛か
るようにして、作業機の昇降動作に対する引っ張りバネ
の伸縮追随性を良好にするとともに、引っ張りバネの変
形歪みを少なくしてその材料疲労による損壊を防止し、
長期間にわたって安全な作業を行うことができる乗用型
作業車両における作業機懸架装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案に係る乗用型作業車両における作業機懸架装
置は、乗用型作業車両の前部に装着装置を介して作業機
を昇降自在に装着する作業機懸架装置において、装着装
置の作業機取付用トップリンクの乗用型作業車両側連結
部に左右に張り出すアーム部を有するブラケットを
定状に装着するとともに作業機取付用の左右一対のロ
アーリンク間を連結杆で連結し、上記ブラケットの左右
に張り出すアーム部の両端部と左右一対のローアリン
ク間を連結する連結杆との間に左右一対の引張りバネを
間隔をおいて略垂直状に介在させて作業機を略垂直状の
引っ張りバネにより吊り上げるように構成したものであ
る。
【0009】
【作用】本考案に係る乗用型作業車両における作業機懸
架装置によれば、作業機が引張りバネにより乗用型作業
車両に吊り上げられており、作業機のゲージホイールが
常に軽く接地した状態を保持する。このため、作業機は
地表面に追随して所定の間隔を維持して走行し、例えば
草刈り高さが適正に保たれる。
【0010】作業機を吊り上げている引張りバネは、作
業機取付用トップリンクの乗用型作 業車両側取付部に左
右に張り出すアーム部を有するブラケットを固定状に
着するとともに作業機取付用の左右一対のロアーリン
ク間を連結杆で連結し、上記ブラケットの左右に張り出
すアーム部の両端部と左右一対のローアリンク間を連
結する連結杆との間に左右一対の引張りバネを間隔をお
いて略垂直状に介在させて作業機を略垂直状の引っ張り
バネにより吊り上げるように構成したので、引張りバネ
乗用型作業車両の運転席からの視界に入らず、運転席
の前方左右の視界を妨げることはない。
【0011】また、引張りバネは作業機を乗用型作業車
に装着する装着装置内におさまるので、保守点検等の
作業にあたって、それに引っかかる虞がなく、安全性が
保たれる。さらに、引張りバネは外部から見えないの
で、外観性が損なわれない。そのうえ、引っ張りバネに
は略その引っ張り方向の荷重のみが掛かるので、作業機
の昇降動作に対する引っ張りバネの伸縮追随性が良好で
あり、また引っ張りバネの変形を少なくしてその材料疲
労による損壊を防止することができる。
【0012】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。
1は乗用型作業車両に作業機として草刈機を装着した態
様を一部破断して示す全体側面図、図2は乗用型作業車
両に作業機として草刈機を装着した態様を一部破断して
示す全体正面図、図3は一部の拡大側面図、図4は一部
の拡大正面図である。
【0013】1は乗用型作業車両(本機)であり、左右
一対のクローラ2,2からなる走行部3を有している。
4は運転席であり、運転席4の前方のステップ5には左
右一対の操向レバー6が立設されており、運転席4の後
方にはエンジンを内装したエンジンルーム7が設けられ
ている。8はロープス防護フレーム、9はルーフであ
る。10は作業機の一例である草刈機であり、草刈機1
0は本機1の前方に装着装置11を介して装着されてい
る。草刈機10の後方下部にはローラ状のゲージホイー
ル12が機軸13に回転自在に軸支されている。上記草
刈機10は地表面に追随して走行するように装着装置1
1により所定範囲上下動自在であり、ゲージホイール1
2が常に接地して所定の刈り高さを維持するようになっ
ている。14は伝動ケースである。
【0014】前記装着装置11は、作業機取付用トップ
リンク15と作業機取付用ローアリンク16を有してお
り、トップリンク15は、本機1側のアーム17と草刈
機1の上部に軸支ピン18,19によって連結されて
いる。ローアリンク16は本機1側と草刈機10の下部
に軸支ピン20,21によって連結されている。22,
22は油圧シリンダである。トップリンク15は伸縮調
節自在である。
【0015】本機1側の前記アーム17には、左右に張
り出すアーム部23aを先端に有するブラケット23が
固定状に装着されており、このブラケット23の左右に
張り出すアーム部23aの両端部とローアリンク16
間の連結24との間には引張りバネ25,25が略垂直
状をなすように介在されていて、草刈機10は引張りバ
ネ25,25により左右が平衡するように吊り上げられ
ている。引張りバネ25,25はバネ調節ロッド26,
26により草刈機10の吊り上げ力を調整できるように
なっており、この吊り上げ力の調整により草刈機10の
ゲージホイール12の接地圧を最適状態に保たせること
ができる。ゲージホイール12の接地圧は軽く地表面に
接する状態が最適である。
【0016】草刈作業時においては、草刈機10が引張
りバネ25,25により本機1に吊り上げられており、
草刈機10のゲージホイール12は、地表面の起伏や凹
凸あるいは傾斜にかかわらず、常に軽く接地した状態を
呈する。このため、草刈機10は地表面に追随し、所定
の間隔を維持して走行するので、草刈り高さが適正に保
たれることになる。
【0017】草刈機10を吊り上げている引張りバネ2
5,25は、作業機取付用トップリンク16の本機1側
取付部と作業機取付用ローアリンク16との間に設けら
れているので、引張りバネ25,25は本機1の運転席
4からの視界に入らず、運転席4の前方左右の視界を妨
げることはない。また、引張りバネ25,25は、草刈
機10を本機1に装着する装着装置11内におさまるの
で、保守点検等の作業にあたって、それに引っかかる虞
がなく、安全性が保たれる。さらに、引張りバネ25,
25は、外部から見えないので、外観性が損なわれな
い。そのうえ、引っ張りバネ25,25には略その引っ
張り方向の荷重のみが掛かるので、草刈機10の昇降動
作に対する引っ張りバネ25,25の伸縮追随性が良好
であり、また引っ張りバネ25,25の変形歪みを少な
くしてその材料疲労による損壊を防止することができ
る。
【0018】
【考案の効果】本考案によれば、作業機を吊り上げる引
張りバネを作業機取付用トップリンクの乗用型作業車両
側連結部に、左右に張り出すアーム部を有するブラケッ
トを固定状に装着するとともに作業機取付用の左右一
対のロアーリンク間を連結杆で連結し、上記ブラケット
の左右に張り出すアーム部の両端部と左右一対のロー
アリンク間を連結する連結杆との間に左右一対の引張り
バネを間隔をおいて略垂直状に介在させて作業機を略垂
直状の引っ張りバネにより吊り上げるように構成したこ
とにより、乗用型作業車両の運転席の前方左右の視界を
妨げることがなく、保守点検等の作業においても安全で
あり、しかも、外観性を良好にすることができるうえ、
引っ張りバネには略その引っ張り方向の荷重のみが掛か
るようにして、作業機の昇降動作に対する引っ張りバネ
の伸縮追随性を良好にするとともに、引っ張りバネの変
形歪みを少なくしてその材料疲労による損壊を防止し、
長期間にわたって安全な作業を行うことができる乗用型
作業車両における作業機懸架装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型作業車両に作業機として草刈機を装着し
た態様を一部破断して示す全体側面図である。
【図2】乗用型作業車両に作業機として草刈機を装着し
た態様を一部破断して示す全体正面図である。
【図3】一部の拡大側面図である。
【図4】一部の拡大正面図である。
【符号の説明】
1 乗用型作業車両(本機) 10 草刈機 11 装着装置 12 ゲージホイール 15 トップリンク 16 ローアリンク 17 アーム 23 ブラケット23a 左右に張り出すアーム部 24 連結杆 25,25 引張りバネ 26,26 バネ調節ロッド

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗用型作業車両の前部に装着装置を介し
    て作業機を昇降自在に装着する作業機懸架装置におい
    て、装着装置の作業機取付用トップリンクの乗用型作業
    車両側連結部に左右に張り出すアーム部を有するブラ
    ケットを固定状に装着するとともに作業機取付用の左
    右一対のロアーリンク間を連結杆で連結し、上記ブラケ
    ットの左右に張り出すアーム部の両端部と左右一対の
    ローアリンク間を連結する連結杆との間に左右一対の引
    張りバネを間隔をおいて略垂直状に介在させて作業機を
    略垂直状の引っ張りバネにより吊り上げるように構成し
    たことを特徴とする乗用型作業車両における作業機懸架
    装置。
JP1993062348U 1993-11-19 1993-11-19 乗用型作業車両における作業機懸架装置 Expired - Fee Related JP2605726Y2 (ja)

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FR2992143B1 (fr) * 2012-06-25 2014-06-13 Kuhn Sa Dispositif d'accouplement perfectionne et machine agricole comportant un tel dispositif
JP6208099B2 (ja) * 2014-08-29 2017-10-04 株式会社Ihiシバウラ リール式芝刈機
JP6699021B2 (ja) * 2016-03-31 2020-05-27 株式会社ササキコーポレーション 草刈機用の刈刃部

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