JPH0730004U - 乗用型作業車両における作業機懸架装置 - Google Patents
乗用型作業車両における作業機懸架装置Info
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- JPH0730004U JPH0730004U JP6234893U JP6234893U JPH0730004U JP H0730004 U JPH0730004 U JP H0730004U JP 6234893 U JP6234893 U JP 6234893U JP 6234893 U JP6234893 U JP 6234893U JP H0730004 U JPH0730004 U JP H0730004U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 運転席の前方左右の視界を妨げることがな
く、保守点検作業等が安全にでき、外観性の向上を図
る。 【構成】 乗用型作業車両1の前部に、装着装置11を
介して草刈機10を昇降自在に装着する。装着装置11
の作業機取付用トップリンク15の乗用型作業車両1側
連結部と作業機取付用ローアリンク16との間に引張り
バネ25,25を介在させて草刈機10を吊り上げる。
く、保守点検作業等が安全にでき、外観性の向上を図
る。 【構成】 乗用型作業車両1の前部に、装着装置11を
介して草刈機10を昇降自在に装着する。装着装置11
の作業機取付用トップリンク15の乗用型作業車両1側
連結部と作業機取付用ローアリンク16との間に引張り
バネ25,25を介在させて草刈機10を吊り上げる。
Description
【0001】
本考案は、乗用型作業車両の前部に草刈機、集草機、除雪機等の各種作業機を 装着して作業を行う乗用型作業車両における作業機懸架装置に関する。
【0002】
従来から、乗用型作業車両(本機)の前部に装着する作業機としては、草刈機 、集草機、除雪機等、種々のものがある。そして、例えば作業機が草刈機である 場合においては、作業中に本機が地面の凹凸によりピッチングを起こしても、草 の刈り高さを一定に維持するため、本機に対して草刈機が所定の範囲内で自由に 上下動し得るように装着されていて、草刈機に備えられたゲージホイールを常に 接地させるようになっている。
【0003】 ところが、ゲージホイールを備えた例えば草刈機においては、ゲージホイール の前方に草刈機の重心が位置するようになるので、作業中、ゲージホイールを中 心にして、その前方が前下がり、後方に本機を持ち上げようとする力が作用し、 ゲージホイールには草刈機の自重以上の荷重がかかる。このため、草刈機側がゲ ージホイールを接地させた重い状態で、かつ本機側はヘッドアップ状態で操舵が 行われるので、操舵が不確実となるだけでなく、操舵しにくく、特に堤防等の傾 斜地で作業を行う場合には機体の転倒をまねき、作業上の安全性が保たれないと いう問題が指摘されている。
【0004】 このような問題点を解消するため、作業機を引張りバネで構成された吊り上げ 装置を介し本機側に懸架することにより、ゲージホイールを常に軽く接地して走 行させることができる乗用型作業車両における作業機懸架装置も、実願平3−6 5533号公報に記載されているように、既に知られている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 しかし、上記乗用型作業車両における作業機懸架装置にあっては、作業機の両 側部を本機の前部の両側上部に引張りバネで吊り上げているので、この引張りバ ネが本機の運転席からみて前方左右の視界を妨げるうえ、本機の前部に引張りバ ネが大きく張り出しているので、機体の保守点検等の作業において引っかけによ る危険を伴うばかりか、外観を損なうものであった。
【0006】 そこで、本考案は、作業機を吊り上げる引張りバネを作業機取付用トップリン クとローアリンクとの間に設けたことにより、本機の運転席の前方左右の視界を 妨げることがなく、保守点検等の作業においても安全であり、しかも、外観性を 良好にすることができる乗用型作業車両における作業機懸架装置を提供すること を目的とする。
【0007】
上記目的を達成するため、本考案に係る乗用型作業車両における作業機懸架装 置は、乗用型作業車両の前部に装着装置を介して作業機を昇降自在に装着する作 業機懸架装置において、装着装置の作業機取付用トップリンクの乗用型作業車両 側連結部と作業機取付用ローアリンクとの間に引張りバネを介在させて作業機を 吊り上げるように構成したものである。
【0008】
本考案に係る乗用型作業車両における作業機懸架装置によれば、作業機が引張 りバネにより乗用型作業車両(本機)に吊り上げられており、作業機のゲージホ イールが常に軽く接地した状態を保持する。このため、作業機は地表面に追随し て所定の間隔を維持して走行し、例えば草刈り高さが適正に保たれる。
【0009】 作業機を吊り上げている引張りバネは、作業機取付用トップリンクの本機側取 付部と作業機取付用ローアリンクとの間に設けられているので、引張りバネは本 機の運転席からの視界に入らず、運転席の前方左右の視界を妨げることはない。 また、引張りバネは作業機を本機に装着する装着装置内におさまるので、保守点 検等の作業にあたって、それに引っかかる虞がなく、安全性が保たれる。さらに 、引張りバネは外部から見えないので、外観性が損なわれない。
【0010】
実施例について図面を参照して説明する。 1は乗用型作業車両(本機)であり、左右一対のクローラ2,2からなる走行 部3を有している。4は運転席であり、運転席4の前方のステップ5には左右一 対の操向レバー6が立設されており、運転席4の後方にはエンジンを内装したエ ンジンルーム7が設けられている。8はロープス防護フレーム、9はルーフであ る。10は作業機の一例である草刈機であり、草刈機10は本機1の前方に装着 装置11を介して装着されている。草刈機10の後方下部にはローラ状のゲージ ホイール12が機軸13に回転自在に軸支されている。上記草刈機10は地表面 に追随して走行するように装着装置11により所定範囲上下動自在であり、ゲー ジホイール12が常に接地して所定の刈り高さを維持するようになっている。1 4は伝動ケースである。
【0011】 前記装着装置11は、作業機取付用トップリンク15と作業機取付用ローアリ ンク16を有しており、トップリンク15は、本機1側のアーム17と草刈機1 9の上部に軸支ピン18,19によって連結されている。ローアリンク16は本 機1側と草刈機10の下部に軸支ピン20,21によって連結されている。22 ,22は油圧シリンダである。トップリンク15は伸縮調節自在である。
【0012】 本機1側の前記アーム17には、左右に張り出すブラケット23が左右回動自 在に装着されており、このブラケット23の両端部とローアリンク16間の連結 杆24との間には引張りバネ25,25が介在されていて、草刈機10は引張り バネ25,25により左右が平衡するように吊り上げられている。引張りバネ2 5,25はバネ調節ロッド26,26により草刈機10の吊り上げ力を調整でき るようになっており、この吊り上げ力の調整により草刈機10のゲージホイール 12の接地圧を最適状態に保たせることができる。ゲージホイール12の接地圧 は軽く地表面に接する状態が最適である。
【0013】 草刈作業時においては、草刈機10が引張りバネ25,25により本機1に吊 り上げられており、草刈機10のゲージホイール12は、地表面の起伏や凹凸あ るいは傾斜にかかわらず、常に軽く接地した状態を呈する。このため、草刈機1 0は地表面に追随し、所定の間隔を維持して走行するので、草刈り高さが適正に 保たれることになる。
【0014】 草刈機10を吊り上げている引張りバネ25,25は、作業機取付用トップリ ンク16の本機1側取付部と作業機取付用ローアリンク16との間に設けられて いるので、引張りバネ25,25は本機1の運転席4からの視界に入らず、運転 席4の前方左右の視界を妨げることはない。また、引張りバネ25,25は、草 刈機10を本機1に装着する装着装置11内におさまるので、保守点検等の作業 にあたって、それに引っかかる虞がなく、安全性が保たれる。さらに、引張りバ ネ25,25は、外部から見えないので、外観性が損なわれない。
【0015】
本考案によれば、作業機を吊り上げる引張りバネを作業機取付用トップリンク とローアリンクとの間に設けたことにより、乗用型作業車両の運転席の前方左右 の視界を妨げることがなく、保守点検等の作業においても安全であり、しかも、 外観性を良好にすることができる効果が得られる。
【図1】乗用型作業車両に作業機として草刈機を装着し
た態様を一部破断して示す全体側面図である。
た態様を一部破断して示す全体側面図である。
【図2】乗用型作業車両に作業機として草刈機を装着し
た態様を一部破断して示す全体正面図である。
た態様を一部破断して示す全体正面図である。
【図3】一部の拡大側面図である。
【図4】一部の拡大正面図である。
1 乗用型作業車両(本機) 10 草刈機 11 装着装置 12 ゲージホイール 15 トップリンク 16 ローアリンク 17 アーム 23 ブラケット 24 連結杆 25,25 引張りバネ 26,26 バネ調節ロッド
Claims (1)
- 【請求項1】 乗用型作業車両の前部に装着装置を介し
て作業機を昇降自在に装着する作業機懸架装置におい
て、装着装置の作業機取付用トップリンクの乗用型作業
車両側連結部と作業機取付用ローアリンクとの間に引張
りバネを介在させて作業機を吊り上げるように構成した
ことを特徴とする乗用型作業車両における作業機懸架装
置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993062348U JP2605726Y2 (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | 乗用型作業車両における作業機懸架装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993062348U JP2605726Y2 (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | 乗用型作業車両における作業機懸架装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0730004U true JPH0730004U (ja) | 1995-06-06 |
JP2605726Y2 JP2605726Y2 (ja) | 2000-08-07 |
Family
ID=13197535
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993062348U Expired - Fee Related JP2605726Y2 (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | 乗用型作業車両における作業機懸架装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2605726Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015521487A (ja) * | 2012-06-25 | 2015-07-30 | クーン ソシエテ アノニムKuhn Societe Anonyme | 改良されたカップリング装置と、この装置を有する農業機械 |
JP2016049058A (ja) * | 2014-08-29 | 2016-04-11 | 株式会社Ihiシバウラ | リール式芝刈機 |
JP2017176154A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 株式会社ササキコーポレーション | 草刈機用の刈刃部 |
-
1993
- 1993-11-19 JP JP1993062348U patent/JP2605726Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015521487A (ja) * | 2012-06-25 | 2015-07-30 | クーン ソシエテ アノニムKuhn Societe Anonyme | 改良されたカップリング装置と、この装置を有する農業機械 |
JP2016049058A (ja) * | 2014-08-29 | 2016-04-11 | 株式会社Ihiシバウラ | リール式芝刈機 |
JP2017176154A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 株式会社ササキコーポレーション | 草刈機用の刈刃部 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2605726Y2 (ja) | 2000-08-07 |
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Legal Events
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |