JPH0524244Y2 - - Google Patents

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JPH0524244Y2
JPH0524244Y2 JP1987011670U JP1167087U JPH0524244Y2 JP H0524244 Y2 JPH0524244 Y2 JP H0524244Y2 JP 1987011670 U JP1987011670 U JP 1987011670U JP 1167087 U JP1167087 U JP 1167087U JP H0524244 Y2 JPH0524244 Y2 JP H0524244Y2
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spring
vehicle
work machine
cylinder
wheels
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、前装作業機、例えばモーアを、車輪
形トラクタの前方に装着する装置に関する。
(従来の技術) 左右一対の接地輪を有するモーアを、車輪形ト
ラクタの前方で地面に追従するように装着し、モ
ーア側とトラクタ側とにスプリングを掛張した技
術はUSP特許第4325211号明細書で知られてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) 前述の従来技術は、スプリングにより接地輪の
分担荷重を軽減していることから、接地輪跡がつ
きにくく、操向のとき接地輪の回行が容易となる
し、トラクタの駆動輪にモーアの重量を分担させ
て駆動力(牽引力)をあげるようにしたものであ
る。
しかし、従来技術においては、トラクタ側とモ
ーア側とにわたつて掛張したスプリングはひとつ
であり、かつ、スプリング両端の取付部は固定さ
れていたため、次のような課題があつた。
すなわち、接地輪が大きくくぼみ等に落込む
と、これに伴いモーアが降下するのでスプリング
両端の取付部間隔が大きくなり、スプリングが異
常に引伸ばされてしまうという課題がある。
このため、スプリングの弾性力を大きくすると
これの掛張が困難であるし、かつ接地輪の地面へ
の追従性も悪くなるという課題がある。
そこで、本考案は、トラクタ側(車両側)とモ
ーア側(作業機側)とにわたつて掛張されるスプ
リングの取付部分、すなわち、スプリング受けを
作業機側において前後方向に摺動自在にしてスプ
リングの異常な引伸はスプリング受けの摺動にて
吸収させ、一方、スプリング受けを摺動させたこ
とによるガタ発生等を防止したことを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、左右一対の接地輪16を有する作業
機9を車両1の前方において昇降自在に連結する
連結リンク機構7を設け、前記接地輪16が地表
面に追従すべく前記作業機9を引上げ方向に付勢
するスプリング37を設けるとともに作業機9を
昇降する昇降駆動体35を設けている前装作業機
の装着装置において、前記作業機9の本体上面に
前後方向に筒長が延伸する収納筒41を設け、該
収納筒41内で筒長方向に摺動するスプリング受
け43を設け、該スプリング受け43と車両1側
とにわたつて作業機9を引上げ方向に付勢する第
1スプリング38を掛張するとともに、前記スプ
リング受け43が収納筒41内で車両1側に近づ
く方向に摺動するにつれて圧縮されかつスプリン
グ受け43を前方に付勢する第2スプリング39
を収納筒41内に設けていることを特徴とするも
のである。
(作用) 作業中において、第1図に示す如く連結リンク
機構7と吊下げ機構8とによつて昇降自在に装着
されている作業機本体10はスプリング37によ
つて引上げ方向に弾引されているから、左右一対
の接地輪16の分担荷重F1は軽減され、一方、
車輪2の接地荷重F2は増大している。
従つて、接地輪16は地表面に追従するも、軽
く、接地跡を生じることが少なくしかも旋回に軽
快にでき、車輪2の牽引力は増長される。
接地輪16がくぼみに落込むと、スプリング3
7は引伸ばされるが、このとき、第1スプリング
38と第2スプリング39とにより、次のように
作用する。
第1スプリング38が引伸ばされると、当初、
第2スプリング39によつて固定保持されていた
スプリング受け43が収納筒41内で第4図に示
す如く摺動することにより、第1スプリング38
の両端間の長さが長大となつて該スプリング38
が過度に引伸されるのを防止するとともに、スプ
リング受け43が車両1側に近づく方向に摺動す
るのにつれて第2スプリング39が圧縮される。
接地輪16が原状に復帰すると、スプリング受
け43は第2スプリング39の弾性力で元に戻さ
れ第2図に示す如く第1・第2スプリング38,
39によつて弾引状態を保持する。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案の実施例を詳述す
る。
図において、トラクタで示す車両1は、左右一
対の前輪2、後輪3を有する2軸4車輪形であ
り、いずれも駆動輪とされている。
なお、後輪3は操向輪でもある。
車両1にはハンドル4と運転席5とからなる操
縦装置を備えており、前部中央には前方に突出す
るPTO軸6を有している。
車両1の前方に、連結リンク機構7と吊下げ機
構8とによつて作業機9すなわち、その本体10
が装着されている。
本体10はモーアであり、その中央上面には動
力受入軸11を有する伝動ケース12を有し、
PTO軸6と動力受入軸11とを自在接手軸13
で連動連結することによつて、本例では縦軸回り
に回転される刈刃14を有し、この刈刃14は左
右方向に並設されている。
更に、本体10の左右にはそれぞれ前方に突出
されたステー15を有し、このステー15の突出
方向側に、それぞれキヤスタ構造の接地輪16を
有している。
左右一対の接地輪16はゲージ輪であり、刈高
さを調整するものであつて、その支持棒は高さ方
向に調整固定自在である。
本体10の前部中央と、後部両側にはそれぞれ
リミツトゲージ輪16Aを有している。
連結リンク機構7は左右一対の車両側第1リン
ク17と、左右一対の作業機側第2リンク18と
からなり、第1リンク17は車軸ケース19に取
付けたブラケツト20に横軸21によつて上下動
自在に支持され、自由端(前方)には前方開放の
コ形とされた受具22を有している。
第2リンク18はその前端が本体10に立設し
たブラケツト23に横軸24によつて枢支され、
各後端は受具22に挿脱自在に挿嵌されて横方向
から挿脱される固定ピン装置25によつて連結さ
れている。
車両1の前部側には支持枠体26が取付けら
れ、この支持枠体26は横方向に架設された筒軸
27を有し、この筒軸27にロツド28が回動自
在に挿通され、ロツド28の両端にはアーム29
が取付けられている。
左右一対の第1リンク17にはそれぞれ吊上げ
部材30の下端がピン31で枢支され、この吊上
げ部材30には長孔形状の係合部32を有し、こ
の係合部32にアーム29の軸体33が挿嵌され
ている。
アーム29の一方には、別のアーム34を有
し、この別のアーム34と横軸21で下端が枢支
された複動形油圧シリンダ35がピン36で連結
され、ここに、シリンダ35の伸縮でアーム34
及び29が上下動され、軸体33と係合部32に
より、吊上下部材30を介して第1リンク17が
昇降され、ここに、シリンダ35は昇降駆動体を
構成している。
37はスプリングであり、第1スプリング38
と第2スプリング39とからなり、車両1のステ
ツプ部分40と作業機本体10とにわたつて掛張さ
れ、作業機本体10を引上げ方向に付勢してい
る。
該スプリング37は第6図に示す如く伝動ケー
ス12の左右両側に設けられている。
41は収納筒であり、第2図、第3図で示す如
く本体10の上面に筒長を前後方向としてボルト
42等で固着され、この収納筒41に第2スプリ
ング39が収容されている。
43はスプリング受けであり、収納筒41に摺
動自在に嵌入され、収納筒41に形成したガイド
孔41Aより、スプリング受け43の突起43A
が突出されており、この突起43Aに第1スプリ
ング38の一端が掛止され、該スプリング38の
他端はステツプ部分40に、ネジ構造による調整具
44を介して掛止されている。
第1・第2スプリング38,39はいずれもコ
イル型であり、その弾性力は両者がともに同じか
又は第1スプリング38より第2スプリング39
が強くされている。
従つて、スプリング37によつて作業機本体1
0を引上げて接地輪16の荷重F1を軽減する一
方、車輪2の荷重F2を大にしているのである。
作業中に、接地輪16がくぼみに落込むと、横
軸21を中心に作業機本体10は接地輪16とと
もに前下り状となり(第8図参照)、スプリング
37が引伸されることになる。
このとき、作業機本体10の前下りにつれて第
1スプリング38のバネ掛け長は長大になろうと
するも収納筒41内でスプリング受け43が車両
1側に摺動することにより、バネ掛け長の長大化
を吸収する一方、該スプリング受け43が車両1
側に近づく方向に摺動するにつれて第2スプリン
グ39は圧縮されるので、スプリング受け43の
摺動に伴うガタ発生は防止される。
ここに、第1スプリング38と第2スプリング
39とで接地輪16の落込みによる荷重を分担
し、地面への追従性を確保する。
接地輪16が平坦地に戻ると、第2図の状態と
なつて、スプリング37は機能する。
(考案の効果) 本考案は、接地輪16の分担荷重F1の軽減に
伴う旋回性の向上と駆動輪2への荷重F2付加に
伴う牽引力の増大を図れるという基本的効果に加
えて下記の特有の作用効果がある。すなわち、車
両1側と作業機9側とにわたつて掛張した第1ス
プリング38によつて作業機9を地面に追従させ
ることができながら、該作業機9が前下り状とな
つて第1スプリング38の掛張長さが長大になる
のは、収納筒41内でスプリング受け43が車両
1側に近づく方向に摺動することにより吸収し、
一方、該スプリング受け43が車両1側に近づく
につれて圧縮されかつ該受け43を前方に付勢す
る第2スプリング39を設けることによつてガタ
付きもなくなる。
従つて、スプリング37の早期疲れもなく耐久
性に富むものとできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は側面図、第2図は要部の側面断面図、
第3図は同じく平面図、第4図は作動状態の側面
断面図、第5図はリンク機構の要部側面図、第6
図は全体の平面図、第7図は同じく側面図、第8
図は作業中の一例を示す全体側面図である。 1……車両、7……連結リンク機構、9……作
業機、16……接地輪、37……スプリング、3
8,39……第1・第2スプリング、41……収
納筒、43……スプリング受け。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 左右一対の接地輪16を有する作業機9を車両
    1の前方において昇降自在に連結する連結リンク
    機構7を設け、前記接地輪16が地表面に追従す
    べく前記作業機9を引上げ方向に付勢するスプリ
    ング37を設けるとともに作業機9を昇降する昇
    降駆動体35を設けている前装作業機の装着装置
    において、前記作業機9の本体上面に前後方向に
    筒長が延伸する収納筒41を設け、該収納筒41
    内で筒長方向に摺動するスプリング受け43を設
    け、該スプリング受け43と車両1側とにわたつ
    て作業機9を引上げ方向に付勢する第1スプリン
    グ38を掛張するとともに、前記スプリング受け
    43が収納筒41内で車両1側に近づく方向に摺
    動するにつれて圧縮されかつスプリング受け43
    を前方に付勢する第2スプリング39を収納筒4
    1内に設けていることを特徴とする前装作業機の
    装着装置。
JP1987011670U 1987-01-28 1987-01-28 Expired - Lifetime JPH0524244Y2 (ja)

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JP1987011670U JPH0524244Y2 (ja) 1987-01-28 1987-01-28

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JP1987011670U JPH0524244Y2 (ja) 1987-01-28 1987-01-28

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Publication Number Publication Date
JPS63119304U JPS63119304U (ja) 1988-08-02
JPH0524244Y2 true JPH0524244Y2 (ja) 1993-06-21

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4325211A (en) * 1980-09-02 1982-04-20 The Toro Company Floating deck for rider mower

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4325211A (en) * 1980-09-02 1982-04-20 The Toro Company Floating deck for rider mower
US4325211B1 (ja) * 1980-09-02 1988-11-29

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JPS63119304U (ja) 1988-08-02

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