JP6208099B2 - リール式芝刈機 - Google Patents

リール式芝刈機 Download PDF

Info

Publication number
JP6208099B2
JP6208099B2 JP2014176552A JP2014176552A JP6208099B2 JP 6208099 B2 JP6208099 B2 JP 6208099B2 JP 2014176552 A JP2014176552 A JP 2014176552A JP 2014176552 A JP2014176552 A JP 2014176552A JP 6208099 B2 JP6208099 B2 JP 6208099B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
reel
lawn mower
main arm
fuselage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014176552A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016049058A (ja
Inventor
文高 尾崎
文高 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Shibaura Machinery Corp
Original Assignee
IHI Shibaura Machinery Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Shibaura Machinery Corp filed Critical IHI Shibaura Machinery Corp
Priority to JP2014176552A priority Critical patent/JP6208099B2/ja
Publication of JP2016049058A publication Critical patent/JP2016049058A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6208099B2 publication Critical patent/JP6208099B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明はフロントマウント型のリール式芝刈機に関し、特に、機体の前側の中央および左右に刈取りユニットが搭載されたフロントマウント型のリール式乗用芝刈機に用いるのに適した刈取りユニットの支持機構の改良に関する。
フロントマウント型のリール式乗用芝刈機は、特許文献1、2に記載された構成のものが知られている。特許文献1、2に記載されているリール式乗用芝刈機では、機体の前側の中央および左右に刈取りユニットが搭載されている。芝刈取り作業においては、これら3連の刈取りユニットは、走行面(地表面)から所定の高さ位置において走行面に沿って上下に揺動可能な状態に支持され、設定された刈取り高さで芝の刈取りを行う。
例えば、特許文献1に開示のリール式乗用芝刈機は、センターリールモーア(中央刈取りユニット)と、この後側に、左右一対のサイドリールモーア(左右の刈取りユニット)を備えている。センターリールモーアは、芝刈機の自走機体から前方に延びるセンター支持アーム(メインアーム)の前端部に搭載され、センター支持アームの後端は、自走機体に対して横軸芯を中心として上下に揺動可能な状態で自走機体に取り付けられている。センター支持アームをリフトシリンダ(メインリフトシリンダ)によって上下揺動させることで、センターリールモーアを自走機体に対して昇降させることが可能である。
芝の刈取り作業においては、センター支持アームは上下に揺動可能な状態に保持される。センター支持アームに搭載されているセンターリールモーアは、その刈刃の前後に配置されているローラーが走行面を転動するので、センター支持アームの後端部を中心として、走行面の凹凸に追従して上下に揺動して刈刃の刈取り高さが一定に保持される。
特開平10−14350号公報 特開平06−62635号公報
ここで、従来のフロントマウント型のリール式芝刈機には次のような解決すべき課題がある。図5はリール式芝刈機の支持構造を示す模式図であり、図6(a)および(b)は、リール式芝刈機におけるリール式の中央刈取りユニットの支持機構を示す側面模式図、および芝刈作業において作用する走行抵抗を示すスケルトン図である。図5および図6(a)に示すように、リール式芝刈機100の中央刈取りユニット101は、機体フレーム102から前方に延びるメインアーム103の先端部において、ローリング中心111を中心としてローリング自在の状態で支持され、また、ピッチング中心112を中心としてピッチング自在の状態で支持されている。メインアーム103は支点104を中心として上下に揺動可能である。図6(a)に示すように、中央刈取りユニット101はその刈刃105の前後に配置したローラー106、107を備え、これらが走行面G上を転動する。
図6(b)に示すように、芝刈作業においては、中央刈取りユニット101には走行面Gの側から走行抵抗Aが作用する。走行抵抗Aによって、中央刈取りユニット101は全体として後方に押される。ここで、中央刈取りユニット101を支持しているメインアー
ム103の支点104は、走行抵抗Aが作用する高さ位置、すなわち、中央刈取りユニット101のピッチング中心112よりも上方に位置している。
よって、メインアーム103には、走行抵抗Aによって、支点104を中心として下方に回転しようとするモーメントMが発生する。中央刈取りユニット101には、モーメントMによって、矢印Bで示すように下方向に押さえ付ける力が働く。この結果、中央刈取りユニット101が走行面に食い込み、その刈刃による芝の刈り高さが、設定した刈り高さよりも低くなってしまうという問題が発生する。
特に、図5に示すような中央刈取りユニット101および左右の刈取りユニット113L、113Rを備えた3連リール式の乗用芝刈機の場合には、後側に位置する左右の刈取りユニット113L、113Rは、メインアーム103に取り付けた左右に延びる上下に揺動可能なアーム114L、114Rによって支持されている。したがって、メインアーム103に走行抵抗が作用しても、左右の刈取りユニット113L、113Rには、これらを走行面に押し付ける方向の力は作用しない。よって、左右の刈取りユニット113L、113Rの刈り高さは設定した刈り高さに維持される。この結果、中央刈取りユニット101によって刈り取られた芝面の部分と、左右の刈取りユニット113L、113Rによって刈り取られた芝面の部分との間に段差ができやすいという問題が生じる。
これに加えて、中央刈取りユニット101および左右の刈取りユニット113L、113Rを備えた3連リール式の乗用芝刈機の場合には、左右の刈取りユニット113L、113Rに作用する走行抵抗もメインアーム103に作用する。これらの走行抵抗は、最終的にメインアーム103に支持されている中央刈取りユニット101を走行面に押し付ける力として作用するおそれがある。このために、中央刈取りユニット101による刈取り高さと、左右の刈取りユニット113L、113Rによる刈取り高さとの間に段差ができやすいという問題がある。
本発明の課題は、これらの点に鑑みて、走行抵抗に起因して走行面に食い込むことのないように刈取りユニットを支持したリール式芝刈機を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明のリール式芝刈機は、
機体フレームと、
機体フレームあるいは当該機体フレームに取り付けたメインアームに、揺動機構を介して機体上下方向に揺動可能に支持され、機体前方側に延びるフロントアームと、
フロントアームの機体前方側の部位に支持されたリール式の第1刈取りユニットと、を有し、
揺動機構は、フロントアームが機体後方に押されると、当該フロントアームの前方側の部位が後方側の部位に対して持ち上がる方向に、当該フロントアームを揺動させることを特徴としている。
芝刈作業において、第1刈取りユニットは自重によって走行面から浮き上がることなく当該走行面の凹凸に追従して移動する。揺動機構は、走行抵抗によって機体後方側にフロントアームが押されると、当該フロントアームの機体前方側の部位を持ち上げる方向に当該フロントアームを揺動させようとする。
従来のように、揺動機構によって機体前方側の部位が下がる方向にフロントアームが揺動する場合には、第1刈取りユニットには、揺動機構による下向きの揺動力が作用するので、走行面に食い込みやすい。これに対して、本発明では、揺動力が第1刈取りユニットに対して自重とは逆方向の上向きに作用する。よって、フロントアームにおける機体前方
側の部位に支持されている第1刈取りユニットは走行抵抗が加わっても走行面に食い込むことがない。
また、走行抵抗に起因する上向きの揺動力は自重に比べて小さく、走行抵抗は、第1刈取りユニットが走行面に押し付けられる力が小さくなると、それに応じて小さくなる。走行抵抗が小さくなると上向きの揺動力も小さくなる。よって、第1刈取りユニットは走行面から浮き上がる方向に大きく揺動することがなく、所定の刈り高さの位置に保持される。
本発明において、揺動機構としては4節のリンク機構を用いることができる。この場合には、フロントアームは、機体フレームあるいはメインアームに設けたアーム支持部に対して、機体上下方向の下側に位置するアーム部分を備え、揺動機構は、前記のアーム支持部と前記のアーム部分との間に架け渡されて、アーム部分をアーム支持部から機体前後方向に揺動自在の状態で吊り下げている前側リンクおよび後側リンクを備えていればよい。
4節のリンク機構を用いる場合に、フロントアームおよび第1刈取りユニットの機体前後方向への揺動量を少なくするために、前側リンクと後側リンクを平行に配置せずに、それらの間隔が機体下方側に向けて狭くなるように配置することが望ましい。すなわち、前側リンクは、アーム支持部に対して第1節点を中心として機体前後方向に回動自在に連結され、アーム部分に対しては第1節点よりも機体下方側および機体後方側に位置する第2節点を中心として機体前後方向に回動自在に連結されることが望ましい。また、後側リンクは、アーム支持部に対して第1、第2節点よりも機体後方側に位置する第3節点を中心として機体前後方向に回動自在に連結され、アーム部分に対しては第3節点より機体下方側および機体前方側に位置する第4節点を中心として機体前後方向に回動自在に連結されることが望ましい。
この場合には、フロントアームの仮想の揺動中心が、走行面上、あるいは、それよりも僅かに低い位置となるように前側アームおよび後側アームの向きを設定することが望ましい。すなわち、第1、第2節点を通る直線と、第3、第4節点を通る直線との交点が、走行面上あるいは当該走行面よりも低い位置となるように設定することが望ましい。
一般的には、第1刈取りユニットはピッチング自在の状態でフロントアームによって支持されている。この場合には、第1刈取りユニットのピッチング中心が走行抵抗の作用点になる。よって、フロントアームの仮想の揺動中心が、ピッチング中心と同一高さ位置あるいは、これよりも低い高さ位置となるように設定することが望ましい。
次に、第1刈取りユニットを支持しているフロントアームが、揺動機構を介して、機体フレームに取り付けられたメインアームによって支持されている場合には、メインアームを機体フレームに対して機体上下方向に揺動可能に取り付けることができる。この場合には、メインアームを機体上下方向の所定の高さ位置に保持できるように、保持機構が配置される。
保持機構としては、メインアームを支持した状態で走行面上を転動可能な補助ローラーを用いることができる。
この代わりに、保持機構として、メインアームと機体フレームとの間に架け渡され、メインアームを機体上下方向の所定の高さ位置に保持可能な流体圧シリンダを用いることができる。
また、フロントアームを揺動機構を介して支持しているメインアームを、機体フレーム
に対して固定しておくことも可能である。この場合には、フロントアームを、揺動機構を中心として、メインアームに対して昇降可能な昇降機構を配置しておくことが望ましい。
一般的なフロントマウント型のリール式芝刈機、例えばリール式乗用芝刈機では、第1刈取りユニットに対して機体後方側の位置の左右に、リール式の第2、第3刈取りユニットが搭載される。本発明を適用した第1〜第3刈取りユニットを備えたリール式芝刈機においては、第1刈取りユニットが走行抵抗によって走行面に食い込むことが抑制されるので、第1刈取りユニットによる刈り高さが変動して、左右の第2、第3刈取りユニットによる刈取り面との間に段差が生じるという弊害を防止あるいは抑制できる。
ここで、第2、第3刈取りユニットに作用する走行抵抗はメインアームに加わる。上記のように、メインアームを所定の高さ位置に保持している補助ローラー等の保持機構を備えている場合には、メインアームに作用した左右の第2、第3刈取りユニットからの走行抵抗が保持機構によって支えられる。よって、左右の第2、第3刈取りユニットに加わる走行抵抗によって、第1刈取りユニットが走行面に押し付けられることは無い。よって、第1刈取りユニットによる刈取り高さと、左右の第2、第3刈取りユニットによる刈取り高さとの間に段差が生じるという弊害をより確実に防止あるいは抑制できる。
本発明を適用したフロントマウント型のリール式乗用芝刈機を示す概略平面図、概略側面図および概略正面図である。 図1のリール式乗用芝刈機の中央刈取りユニットおよび左右の刈取りユニットの支持機構を示す模式図である。 図1のリール式乗用芝刈機において、左右の刈取りユニットを省略して中央刈取りユニットの支持機構の部分を示す概略側面図、支持機構の動作を示す説明図、および支持機構の揺動機構の動作を示すスケルトン図である。 本発明を適用したリール式乗用芝刈機の支持機構の別の例を示す説明図および当該支持機構の動作を示す説明図である。 一般的なリール式乗用芝刈機の中央刈取りユニットおよび左右の刈取りユニットの支持機構を示す模式図である。 一般的なリール式乗用芝刈機の中央刈取りユニットの支持機構および、その問題点を示すスケルトン図である。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したリール式芝刈機の実施の形態を説明する。以下の実施の形態は、本発明を、中央刈取りユニットおよび左右の刈取りユニットを備えたリール式乗用芝刈機に適用したものである。本発明は乗用芝刈機に限定されるものではない。また、本発明は、単一の刈取りユニットのみを備えたリール式芝刈機にも適用可能である。
(全体構成)
図1(a)は本発明を適用したフロントマウント型のリール式乗用芝刈機を示す概略平面図であり、図1(b)はその左側面を示す概略側面図であり、図1(c)はその概略正面図である。また、図2はリール式乗用芝刈機の中央刈取りユニットおよび左右の刈取りユニットの支持機構を示す模式図である。
これらの図を参照して説明すると、本実施の形態に係るリール式乗用芝刈機1は、走行機体2と、この走行機体2の前側に搭載されているリール式の中央刈取りユニット3(第1刈取りユニット)、左刈取りユニット4Lおよび右刈取りユニット4R(第2、第3刈
取りユニット)とを有している。走行機体2は、機体フレーム5と、その前側に取り付けた左右の駆動輪6L、6Rおよび、その後側に取り付けた左右の操舵輪7L、7Rとを備えている。また、機体フレーム5の前側には座席部8が配置され、その後側にはボンネット9によって機体フレーム5に搭載された不図示の駆動機構、動力伝達機構等が覆い隠されている。座席部8はシート8a、背もたれ8b、安全フレーム8cを備え、その前側にはステアリングホイール8dが配置され、その床面および側方には各種の操作ペダル8e、操作レバー8fが配置されている。
走行機体2の前方に位置する中央刈取りユニット3、左刈取りユニット4Lおよび右刈取りユニット4Rの支持機構10は、メインアーム11およびフロントアーム12を備えている。メインアーム11は、機体フレーム5の前端部における幅方向の中央部から機体前方に向けて水平に延びている。メインアーム11の機体前方側の部位に、後述の揺動機構13(図2参照)を介して、フロントアーム12が取り付けられている。フロントアーム12は機体前方に延びており、その前端部12dには、当該前端部12dをローリング中心としてローリング自在に支持アーム12eが支持され、この支持アーム12eによって、ピッチング中心12fを中心としてピッチング自在の状態で、中央刈取りユニット3が支持されている。
支持機構10は、さらに、メインアーム11における機体前方側の部分から機体幅方向の両側に延びる左リフトアーム14Lおよび油圧式の左リフトシリンダ15Lと、右リフトアーム14Rおよび油圧式の右リフトシリンダ15Rを備えている。左リフトアーム14L、右リフトアーム14Rはそれぞれ、それらの機体幅方向の内側端部を揺動支点16L、16Rを中心として上下に揺動可能である。また、油圧式の左リフトシリンダ15Lおよび右リフトシリンダ15Rによって、これら揺動支点16L、16Rを中心として昇降可能である。
左リフトアーム14L、右リフトアーム14Rの機体幅方向のアーム先端部には、左刈取りユニット4Lおよび右刈取りユニット4Rが支持されている。これら左刈取りユニット4L、右刈取りユニット4Rは、これらアーム先端部をローリング中心17L、17Rとしてローリング可能である。
次に、中央刈取りユニット3は、その機体前側の部位に配置した左右一対のフロントローラー21と、その機体後側の部位に配置した1本のリヤローラー22を備えている。また、これらの間に配置された、回転刃と固定刃からなるリール式の刈刃23を備えている。刈刃23による刈り高さは、例えばフロントローラー21の高さ位置を調整することによって設定される。
左刈取りユニット4Lおよび右刈取りユニット4Rは、中央刈取りユニット3に対して機体後方側の位置の左右に配置されている左右対称な構造のユニットであり、基本構成は中央刈取りユニット3と同様である。すなわち、左刈取りユニット4L、右刈取りユニット4Rは、それぞれ、それらの機体前側の部位に配置した左右一対のフロントローラー25と、それらの機体後側の部位に配置した1本のリヤローラー26を備えている。また、これらの間に配置された、回転刃と固定刃からなるリール式の刈刃27を備えており、刈刃27による刈高さは、例えばフロントローラー25の高さ位置を調整することによって設定される。
(支持機構)
次に、図2および図3を参照して、支持機構10における中央刈取りユニット3を支持している部分を更に詳しく説明する。図3(a)は本例のリール式乗用芝刈機1において、左刈取りユニット4L、右刈取りユニット4Rを省略して中央刈取りユニット3の支持
機構の部分を示す概略側面図であり、図3(b)は支持機構10における中央刈取りユニット3の支持部分の動作を示す説明図であり、図3(c)は支持機構10の揺動機構を示すスケルトン図である。
これらの図を参照して説明すると、支持機構10のメインアーム11の後端部11aは、機体フレーム5の前端部に固定した支持ブラケット31によって、揺動支点32を中心として上下に揺動可能に支持されている。メインアーム11は、当該メインアーム11と機体フレーム5の間に架け渡した油圧式のメインリフトシリンダ33(昇降機構)によって、揺動支点32を中心として昇降可能である。
メインアーム11は全体としてL形状のアームであり、その後端部11aから機体前方に略水平に直線状に延びているアーム部分11b(アーム支持部)と、このアーム部分11bの前端部から下方に直角に折れ曲がって延びる脚部11cとを備えている。脚部11cの下端には、機体幅方向に延びる軸線回りに回転可能な状態で補助ローラー34が取り付けられている。補助ローラー34によってメインアーム11は機体前方に向けて略水平に延びる揺動位置に保持される。すなわち、補助ローラー34は、揺動可能に機体フレーム5に取り付けたメインアーム11を所定の揺動位置に保持する保持機構として機能する。
メインアーム11のアーム部分11bには、4節のリンク機構からなる揺動機構13を介して、下側に位置するフロントアーム12のアーム部分12aが連結されている。揺動機構13は、アーム部分11bとアーム部分12aとの間に架け渡した直線状の部材からなる前側リンク35および同じく直線状の部材からなる後側リンク36を備えている。これら前側リンク35、後側リンク36によって、フロントアーム12のアーム部分12aは、機体前後方向に揺動可能な状態で、メインアーム11のアーム部分11bから吊り下げられた状態となっている。
ここで、前側リンク35の上端部は、アーム部分11bに対して第1節点35aを中心として機体前後方向に回動自在に連結され、その下端部はアーム部分12aに対して第1節点35aよりも機体下方側かつ機体後方側に位置する第2節点35bを中心として機体前後方向に回動自在に連結されている。これに対して、後側リンク36は、アーム部分11bに対して第1、第2節点35a、35bよりも機体後方側に位置する第3節点36aを中心として機体前後方向に回動自在に連結され、その下端部はアーム部分12aに対して第3節点36aより機体下方側かつ機体前方側に位置する第4節点36bを中心として機体前後方向に回動自在に連結されている。
したがって、前側リンク35は下方に向かって機体後方側に傾斜する方向に延び、後側リンク36は逆に下方に向かって機体前方側に傾斜する方向に延びている。本例では、図3(a)に示すように、第1、第2節点35a、35bを通る直線と、第3、第4節点36a、36bを通る直線との交点Pが走行面Gよりも僅かに低い位置に設定されている。
揺動機構13を介して支持されているフロントアーム12は、メインアーム11のアーム部分11bの下側の位置において機体前後方向に略水平に直線状に延びるアーム部分12aと、このアーム部分12aの前端部から上方および前方に向かって折れ曲がって延びる折れ曲がり部分12bと、この折れ曲がり部分12bの前端から前方に略水平に直線状に延びる前側アーム部分12cとを備えている。前側アーム部分12cは、メインアーム11のアーム部分11bとほぼ同一高さ位置にあり、その前端部12dの中央刈取りユニット3のローリング支点は、後方の左刈取りユニット4L、右刈取りユニット4Rのローリング中心17L、17Rとほぼ同一高さに設定されている(図1(c)参照)。
(揺動機構の動作)
この構成の支持機構10を備えたリール式乗用芝刈機1においては、芝刈り動作中において中央刈取りユニット3に走行抵抗が作用した場合に、当該中央刈取りユニット3が走行面Gに食い込む方向に押し付けられることが回避される。図3(c)から分かるように、支持機構10の揺動機構13は、前側リンク35の第1、第2節点35a、35bを通る直線と、後側リンク36の第3、第4節点36a、36bを通る直線との交点Pを、仮想の揺動中心として、フロントアーム12を揺動させる。
芝刈作業においては、メインリフトシリンダ33はフローティング状態に保持されるので、メインアーム11は揺動支点32を中心として上下に揺動可能である。また、メインアーム11の前端部12dは補助ローラー34によって走行面Gから所定の高さ位置に保持される。よって、メインアーム11は、走行面Gに対して一定の高さ位置に保持されるので、揺動機構13における前側リンク35、後側リンク36の上側の第1、第3節点35a、36aは走行面Gから一定の高さ位置にある固定点とされる。
中央刈取りユニット3に作用する走行抵抗Aは、当該中央刈取りユニット3のピッチング中心12fに作用する。走行抵抗Aが作用すると、揺動機構13によって、フロントアーム12は仮想の揺動中心Pを中心として、揺動しようとする。仮想の揺動中心Pは、走行抵抗Aの作用点であるピッチング中心12fよりも低い高さ位置にあるので、前側の第2節点35bが固定側の第1節点35aを中心として後方および上方に旋回しようとするのに対して、後側の第4節点36bは固定側の第3節点36aを中心として後方および下方に旋回しようとする。
この結果、前後の第2、第4節点35b、36bによって支持されているフロントアーム12は、揺動中心Pを中心として前方が上方に持ち上がる方向に揺動しようとする。よって、中央刈取りユニット3には、上方へ向かう力bが作用する。
図3(b)には理解を容易にするために、仮に、中央刈取りユニット3の自重よりも大きい上向きの力bが作用したと想定した場合における揺動機構13の動きを示してある。この場合には、フロントアーム12の前端側が持ち上がり、中央刈取りユニット3が走行面Gから浮き上がった状態になる。実際には、中央刈取りユニット3が走行面から離れて浮き上がることはない。
このように、揺動機構13によって、走行抵抗Aに起因して中央刈取りユニット3が走行面Gに食い込む方向に押し付けられることが回避される。よって、中央刈取りユニット3は所定の刈り高さで芝の刈取り動作を行うことができ、後側の左刈取りユニット4L、右刈取りユニット4Rの刈取り面との間に段差が生じてしまうことを抑制することができる。
また、本例では、左刈取りユニット4L、右刈取りユニット4Rを支持しているメインアーム11は、補助ローラー34によって支持されている。よって、メインアーム11に作用する左刈取りユニット4L、右刈取りユニット4Rからの走行抵抗が補助ローラー34によって支えられる。これらの走行抵抗によって、中央刈取りユニット3が走行面Gに押し付けられることは無い。したがって、中央刈取りユニット3による刈取り高さと、左刈取りユニット4L、右刈取りユニット4Rによる刈取り高さとの間に段差が生じてしまうことをより確実に抑制できる。
ここで、揺動機構13は、走行抵抗Aが作用すると、フロントアーム12の前側の部位を後側の部位に比べて上方に持ち上げる方向の揺動が発生するものであればよい。このためには、第1、第2節点35a、35bを通る直線と第3、第4節点36a、36bを通
る直線との交点P(仮想の揺動中心)が、第2、第4節点35b、36bよりも下側に位置するように、前側リンク35、後側リンク36を配置すればよい。
また、本例では、揺動機構13の仮想の揺動中心Pを走行面Gよりも僅かに低い高さ位置に設定している。揺動中心Pは、中央刈取りユニット3における走行抵抗の作用点であるピッチング中心12fと同一高さ位置、あるいはそれよりも低い高さ位置とすればよい。これにより、中央刈取りユニット3に作用する走行抵抗Aによって、当該中央刈取りユニット3が走行面Gに押し付けられることを回避できる。
(保持機構の別の例)
本例のリール式乗用芝刈機1では、芝刈り動作においてメインアーム11を走行面Gから一定の高さ位置に保持するために、補助ローラー34を配置している。補助ローラー34を省略して、芝刈り動作中において、メインリフトシリンダ33によってメインアーム11を機体フレーム5に対して定まった高さ位置に保持することも可能である。
(支持機構の別の例)
図4(a)は、リール式乗用芝刈機1の支持機構10の代わりに用いることのできる別の支持機構の例を示す説明図であり、図4(b)は当該支持機構の動作を示す説明図である。本例の支持機構40は、上記の支持機構10とは、メインアーム11の後端部11aが機体フレーム5に固定されて補助ローラー34が省略されている点と、メインリフトシリンダ33の代わりに、メインアーム11とフロントアーム12の間に油圧式のフロントリフトシリンダ41が架け渡されている点て相違している。これら以外の点は支持機構10と同一であるので対応する部位には同一の符号を付し、それらの説明は省略する。
芝刈動作においては、フロントリフトシリンダ41がフローティング状態に保持され、フロントアーム12は、走行面Gの凹凸に追従して上下する中央刈取りユニット3と一体となって、揺動機構13による揺動中心を中心として上下に揺動する。中央刈取りユニット3に走行抵抗が作用すると、揺動機構13はフロントアーム12をその前方側の部位が後方側の部位よりも上方に揺動する方向に当該フロントアーム12を揺動させようとする。したがって、走行抵抗に起因して中央刈取りユニット3が走行面に食い込む方向に押し付けられることがない。よって、支持機構10の場合と同様に、刈取り高さを一定に維持することができる。
作業終了後の移動時等においては、図4(b)に示すように、フロントリフトシリンダ41を縮小させて揺動機構13を中心として中央刈取りユニット3を持ち上げる。この状態で移動する。
なお、本例では、メインアーム11を機体フレーム5に固定している。これは、見方を変えると、機体フレーム5の一部を機体前方に突出させてアーム支持部を設け、ここに、揺動機構13を介してフロントアーム12を支持しているともいえる。すなわち、中央刈取りユニット3と左刈取りユニット4L、右刈取りユニット4Rを支持する支持機構として、単一のアームを備え、当該アームを揺動機構13を介して直接に機体フレーム5の側に支持する機構を採用することも可能である。この場合には、フロントアーム12あるいは機体フレーム5に設けたアーム支持部に、左右に張り出す上下に揺動可能な揺動アームを取り付け、これらによって、左刈取りユニットおよび右刈取りユニットを支持すればよい。
1 リール式乗用芝刈機、2 走行機体、3 中央刈取りユニット、
4L 左刈取りユニット、4R 右刈取りユニット、5 機体フレーム、
6L,6R 駆動輪、7L,7R 操舵輪、8 座席部、
8a シート、8b 背もたれ、8c 安全フレーム、8d ステアリングホイール、
8e 操作ペダル、8f 操作レバー、9 ボンネット、
10 支持機構、11 メインアーム、11a 後端部、11b アーム部分、
11c 脚部、12 フロントアーム、12a アーム部分、
12b 折れ曲がり部分、12c 前側アーム部分、12d 前端部、
12e 支持アーム、12f ピッチング中心、
13 揺動機構、14L 左リフトアーム、14R 右リフトアーム、
15L 左リフトシリンダ、15R 右リフトシリンダ、16L,16R 揺動支点、
17L,17R ローリング中心、
21 フロントローラー、22 リヤローラー、23 刈刃、25 フロントローラー、26 リヤローラー、27 刈刃、
31 支持ブラケット、32 揺動支点、33 メインリフトシリンダ、
34 補助ローラー、35 前側リンク、35a 第1節点、35b 第2節点、
36 後側リンク、36a 第3節点、36b 第4節点、
40 支持機構、41 フロントリフトシリンダ、
P 交点、G 走行面

Claims (10)

  1. 機体フレームと、
    前記機体フレームあるいは当該機体フレームに取り付けたメインアームに、揺動機構を介して機体上下方向に揺動可能に支持され、機体前方側に延びるフロントアームと、
    前記フロントアームの機体前方側の部位に支持されたリール式の第1刈取りユニットと、を有し、
    前記揺動機構は、前記フロントアームが機体後方側に押されると、当該フロントアームの前方側の部位が後方側の部位に対して持ち上がる方向に、当該フロントアームを揺動させることを特徴とするリール式芝刈機。
  2. 前記フロントアームは、前記機体フレームあるいは前記メインアームに設けたアーム支持部に対して、機体上下方向の下側に位置するアーム部分を備え、
    前記揺動機構は、前記アーム支持部と前記アーム部分との間に架け渡されて、前記アーム部分を前記アーム支持部から機体前後方向に揺動可能な状態で吊り下げている前側リンクおよび後側リンクを備えている請求項1に記載のリール式芝刈機。
  3. 前記前側リンクは、前記アーム支持部に対して第1節点を中心として機体前後方向に回動自在に連結され、前記アーム部分に対しては前記第1節点よりも機体下方側および機体後方側に位置する第2節点を中心として機体前後方向に回動自在に連結され、
    前記後側リンクは、前記アーム支持部に対して前記第1、第2節点よりも機体後方側に位置する第3節点を中心として機体前後方向に回動自在に連結され、前記アーム部分に対しては前記第3節点より機体下方側および機体前方側に位置する第4節点を中心として機体前後方向に回動自在に連結されている請求項2に記載のリール式芝刈機。
  4. 前記第1、第2節点を通る直線と、前記第3、第4節点を通る直線との交点は、走行面と同一の高さ位置、あるいは、当該走行面よりも低い高さ位置にある請求項3に記載のリール式芝刈機。
  5. 前記第1刈取りユニットは前記フロントアームによってピッチング自在に支持されており、
    前記第1、第2節点を通る直線と、前記第3、第4節点を通る直線との交点は、前記第1刈取りユニットのピッチング中心と同一高さ位置、あるいは当該ピッチング中心よりも低い高さ位置にある請求項3に記載のリール式芝刈機。
  6. 前記機体フレームに取り付けた前記メインアームと、
    前記メインアームを機体上下方向の所定の高さ位置に保持可能な保持機構と、
    を有している請求項1ないし5のうちのいずれか一つの項に記載のリール式芝刈機。
  7. 前記メインアームは前記機体フレームに対して機体上下方向に揺動可能に取り付けられ、
    前記保持機構は、前記メインアームを支持した状態で走行面上を転動可能な補助ローラーを備えている請求項6に記載のリール式芝刈機。
  8. 前記メインアームは前記機体フレームに対して機体上下方向に揺動可能に取り付けられ、
    前記保持機構は、前記メインアームと前記機体フレームとの間に架け渡され、前記メインアームを機体上下方向の所定の高さ位置に保持可能な流体圧シリンダを備えている請求項6に記載のリール式芝刈機。
  9. 前記メインアームは、前記機体フレームに固定されており、
    前記フロントアームを、前記揺動機構を中心として、前記メインアームに対して昇降可能な昇降機構を有している請求項6に記載のリール式芝刈機。
  10. 前記第1刈取りユニットよりも機体後方側の位置において左右に配置されたリール式の第2刈取りユニットおよびリール式の第3刈取りユニットを有し、
    前記第2、第3刈取りユニットは、前記メインアームあるいは前記フロントアームに取り付けた上下方向に揺動可能な揺動アームによって支持されている請求項1ないし9のうちのいずれか一つの項に記載のリール式芝刈機。
JP2014176552A 2014-08-29 2014-08-29 リール式芝刈機 Active JP6208099B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014176552A JP6208099B2 (ja) 2014-08-29 2014-08-29 リール式芝刈機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014176552A JP6208099B2 (ja) 2014-08-29 2014-08-29 リール式芝刈機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016049058A JP2016049058A (ja) 2016-04-11
JP6208099B2 true JP6208099B2 (ja) 2017-10-04

Family

ID=55657107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014176552A Active JP6208099B2 (ja) 2014-08-29 2014-08-29 リール式芝刈機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6208099B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102346542B1 (ko) * 2021-05-07 2021-12-31 이은미 차량부착식 공간자유형 다목적 작업대

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0353626Y2 (ja) * 1985-10-24 1991-11-25
JPH02102925U (ja) * 1989-01-31 1990-08-16
JPH0662635A (ja) * 1992-08-19 1994-03-08 Kubota Corp 芝刈機
JP2605726Y2 (ja) * 1993-11-19 2000-08-07 金子農機株式会社 乗用型作業車両における作業機懸架装置
US5628169A (en) * 1995-01-20 1997-05-13 Stiller; Daniel G. Method and apparatus for supporting a turf mower cutting unit
JP3151406B2 (ja) * 1996-07-09 2001-04-03 株式会社クボタ 乗用芝刈機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102346542B1 (ko) * 2021-05-07 2021-12-31 이은미 차량부착식 공간자유형 다목적 작업대

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016049058A (ja) 2016-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6208099B2 (ja) リール式芝刈機
CN205769915U (zh) 三轮车
JP2010070164A (ja) 作業機
JP5457309B2 (ja) 走行車両における後輪用クローラ走行装置
JP5220478B2 (ja) 姿勢維持装置を備えた自転車
JPH0628386Y2 (ja) クロ−ラ走行式移動農機
JP2004276671A (ja) 作業機
JP5806585B2 (ja) 作業車両
JP2020089336A (ja) 乗用芝刈機
JP5826589B2 (ja) 作業車両
JP2848210B2 (ja) 作業機の走行装置
JPH0144025Y2 (ja)
JP2688059B2 (ja) 履帯式走行車両における履帯式走行装置の昇降装置
JP4420771B2 (ja) クローラ走行装置
JP2719731B2 (ja) クローラ走行車輌
JP5490593B2 (ja) 乗用リールモアのリアモアユニット支持機構
JP4664831B2 (ja) クローラ走行装置
JP2020069837A (ja) 不整地走行車両
JPS5925143Y2 (ja) コンバインにおける搭乗形操縦装置
JP2536340B2 (ja) 作業機の走行装置
JP3257652B2 (ja) 車高変更付きコンバインの刈取部下降限界設定装置
JP2001260957A (ja) クローラ走行装置およびそのクローラ走行装置を用いた作業車両
JPH07277233A (ja) コンバインの走行装置
JP2014198560A (ja) 作業車両
JP2005053421A (ja) 車両用セミクローラ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170731

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170829

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170906

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6208099

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250